JP2006244615A - ハードディスクドライブ装置及び回動型アクチュエーター - Google Patents
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Abstract
【課題】 組立作業における作業性の向上を図る。
【解決手段】 回動型アクチュエーター5に、先端部にヘッド12、12を保持するアーム11、11と、駆動用コイル19を保持するコイル保持部14とアームを保持するアーム保持部13を有する保持体10と、駆動用コイルへの接続用のコイル用導線部24a、24aとヘッドへの接続用のヘッド用導線部24b、24b、・・・とを有すると共に一端部が回路基板23に接続され他端部にそれぞれコイル用導線部の接続端を有する第1の接続部25とヘッド用導線部の接続端を有する第2の接続部26とが設けられたフレキシブルプリント配線板24とを設け、保持体にフレキシブルプリント配線板を取り付ける取付溝16aを形成し、フレキシブルプリント配線板の上記他端部を取付溝にスライドさせるように挿入して第1の接続部と第2の接続部を保持体に取り付けるようにした。
【選択図】図7
【解決手段】 回動型アクチュエーター5に、先端部にヘッド12、12を保持するアーム11、11と、駆動用コイル19を保持するコイル保持部14とアームを保持するアーム保持部13を有する保持体10と、駆動用コイルへの接続用のコイル用導線部24a、24aとヘッドへの接続用のヘッド用導線部24b、24b、・・・とを有すると共に一端部が回路基板23に接続され他端部にそれぞれコイル用導線部の接続端を有する第1の接続部25とヘッド用導線部の接続端を有する第2の接続部26とが設けられたフレキシブルプリント配線板24とを設け、保持体にフレキシブルプリント配線板を取り付ける取付溝16aを形成し、フレキシブルプリント配線板の上記他端部を取付溝にスライドさせるように挿入して第1の接続部と第2の接続部を保持体に取り付けるようにした。
【選択図】図7
Description
本発明はハードディスクドライブ装置及び回動型アクチュエーターについての技術分野に関する。詳しくは、フレキシブルプリント配線板をスライドさせるように取り付けて組立作業における作業性の向上を図る技術分野に関する。
ハードディスクドライブ装置は、一端にヘッドを保持すると共に駆動用マグネットと駆動用コイルとによって発生する駆動力により回動される回動型アクチュエーターを備えている(例えば、特許文献1参照)。駆動用コイルに通電が行われると、その向きに応じた方向へ回動型アクチュエーターの回動部が回動されヘッドがハードディスクの記録トラックに追従し、ハードディスクに対する情報信号の記録又は再生が行われる。
以下に、従来のハードディスクドライブ装置に設けられた回動型アクチュエーターの一例を示す(図9参照)。
回動型アクチュエーターaは回動部bを備え、該回動部bは保持体cと該保持体cに保持された一対のアームd、d(図9には上側のアームのみ示す。)及び駆動用コイルeとを有している。
保持体cはアーム保持部fとコイル保持部gとを有し、アーム保持部fが回動支点となるピボットhに支持されている。
アームd、dの先端部にはヘッドi、iが取り付けられ、アームd、dの他端部が保持体cのアーム保持部fの上下両面にそれぞれ取り付けられている。アームd、dの互いに対向する面にはそれぞれ導電用配線板j、jが貼着され、該導電用配線板j、jの一端部k、kがそれぞれヘッドi、iに接続されている。導電用配線板j、jの他端部l、lには図示しない複数の接続端子が形成され、他端部l、lはアームd、dから側方へ突出されている。
保持体cのコイル保持部gには駆動用コイルeが保持され、該駆動用コイルeはその上方に配置された駆動用マグネットmと対向して位置されている。
保持体cの側面にはヘッドi、iと駆動用コイルeとの電気的な導通を図るためのフレキシブルプリント配線板nが取り付けられている。フレキシブルプリント配線板nには、図10及び図11に示すように、駆動用コイルeへの接続用の図示しないコイル用導線部とヘッドi、iへの接続用の図示しないヘッド用導線部とが形成されている。
フレキシブルプリント配線板nは一端部が図示しない制御回路基板に接続され、図10に示すように、他端部が二股状に形成されてそれぞれ駆動用コイルeに接続される第1の接続部oとヘッドi、iに接続される第2の接続部pとして設けられている。フレキシブルプリント配線板nの他端部以外の部分はコイル用導線部とヘッド用導線部とが形成された共用接続部qとして設けられ、第1の接続部oにはコイル用導線部のみが形成され、第2の接続部pにはヘッド用導線部のみが形成されている。
第1の接続部oには駆動用コイルeの両端部にそれぞれ半田付けによって接続されるランドr、rが設けられている。第2の接続部pには導電用配線板j、jの各接続端子に半田付けによって接続されるランドs、s、・・・が設けられている。従って、第2の接続部pは導電用配線板j、jを介して各ヘッドi、iに接続される。
フレキシブルプリント配線板nが保持体cに取り付けられるときには、図11に示すように、第1の接続部oと第2の接続部pの境界部分Xで両者が折り重ねられるように折り返され、第1の接続部oと第2の接続部pの各裏面、即ち、ランドr、r、s、s、・・・が形成されていない側の面にそれぞれ補強板t、uが取り付けられる。
補強板t、uはそれぞれ所定の形状に折り曲げられ、第1の接続部oと第2の接続部pは補強板t、uの形状に沿うように屈曲される。補強板t、uは、その一端部が重ね合わされて結合され、各他端部がそれぞれ保持体cの側面に取り付けられる。
補強板t、uを所定の形状に折り曲げて保持体cに取り付けることにより、保持体cからの第1の接続部oと第2の接続部pの引出角度が設定される。
ところが、従来の回動型アクチュエーターaにあっては、フレキシブルプリント配線板nを境界部分Xで折り返し、さらに、第1の接続部oと第2の接続部pにそれぞれ取り付けられた補強板t、uを所定の形状に折り曲げる必要があるため、組立工程が複雑であり、組立時間の短縮化を阻害するという問題がある。
また、第1の接続部oと第2の接続部pにそれぞれ設けられたランドr、r、s、s、・・・を半田付けにより保持体cの所定の部分に取り付ける必要があるが、第1の接続部oと第2の接続部pが大きく離隔した位置にあるため別々の位置で半田付け作業を行う必要があり、また、半田付けを行う際に第2の接続部pの外側に共用接続部qが位置されてしまうため、共用接続部qが邪魔となって第2の接続部pのランドs、s、・・・に対する半田付けを行い難いという問題もある。
そこで、本発明ハードディスクドライブ装置及び回動型アクチュエーターは、上記した問題点を克服し、組立作業における作業性の向上を図ることを課題とする。
本発明ハードディスクドライブ装置は、上記した課題を解決するために、回動型アクチュエーターに、先端部にヘッドを保持するアームと、駆動用コイルを保持するコイル保持部とアームを保持するアーム保持部を有する保持体と、駆動用コイルへの接続用のコイル用導線部とヘッドへの接続用のヘッド用導線部とを有すると共に一端部が所定の回路基板に接続され他端部にそれぞれコイル用導線部の接続端を有する第1の接続部とヘッド用導線部の接続端を有する第2の接続部とが設けられたフレキシブルプリント配線板とを設け、上記保持体にフレキシブルプリント配線板を取り付ける取付溝を形成し、フレキシブルプリント配線板の上記他端部を取付溝にスライドさせるように挿入して第1の接続部と第2の接続部を保持体に取り付けるようにしたものである。
本発明回動型アクチュエーターは、上記した課題を解決するために、先端部にヘッドを保持するアームと、駆動用コイルを保持するコイル保持部とアームを保持するアーム保持部を有する保持体と、駆動用コイルへの接続用のコイル用導線部とヘッドへの接続用のヘッド用導線部とを有すると共に一端部が所定の回路基板に接続され他端部にそれぞれコイル用導線部の接続端を有する第1の接続部とヘッド用導線部の接続端を有する第2の接続部とが設けられたフレキシブルプリント配線板とを設け、上記保持体にフレキシブルプリント配線板を取り付ける取付溝を形成し、フレキシブルプリント配線板の上記他端部を取付溝にスライドさせるように挿入して第1の接続部と第2の接続部を保持体に取り付けるようにしたものである。
従って、本発明ハードディスクドライブ装置及び回動型アクチュエーターにあっては、コイル用導線部を有する第1の接続部とヘッド用導線部を有する第2の接続部とがスライドされて保持体に取り付けられる。
本発明ハードディスクドライブ装置は、駆動用マグネットと該駆動用マグネットに対向して位置された駆動用コイルとによって発生する駆動力により回動される回動型アクチュエーターを備えたハードディスクドライブ装置であって、回動型アクチュエーターは、先端部にヘッドを保持するアームと、駆動用コイルを保持するコイル保持部とアームを保持するアーム保持部を有する保持体と、駆動用コイルへの接続用のコイル用導線部とヘッドへの接続用のヘッド用導線部とを有すると共に一端部が所定の回路基板に接続され他端部にそれぞれコイル用導線部の接続端を有する第1の接続部とヘッド用導線部の接続端を有する第2の接続部とが設けられたフレキシブルプリント配線板とを備え、上記保持体にフレキシブルプリント配線板を取り付ける取付溝を形成し、フレキシブルプリント配線板の上記他端部を取付溝にスライドさせるように挿入して第1の接続部と第2の接続部を保持体に取り付けるようにしたことを特徴とする。
従って、フレキシブルプリント配線板の保持体に対する取付作業が簡単であり、取付作業における作業時間の短縮化を図ることができる。
請求項2に記載した発明にあっては、上記フレキシブルプリント配線板の他端部を二股状に形成し、二股状に形成した部分の一方を上記第1の接続部として設け他方を第2の接続部として設けたので、フレキシブルプリント配線板の構成を簡素化できると共にフレキシブルプリント配線板を容易に形成することができる。
請求項3に記載した発明にあっては、上記保持体に、フレキシブルプリント配線板の保持体からの突出方向を定める設定溝又は設定孔を形成したので、フレキシブルプリント配線板の保持体からの突出方向を容易に定めることができると共に突出方向の精度が高くなりフレキシブルプリント配線板のテンションによる回動動作に対する影響を低減することができる。
請求項4に記載した発明にあっては、上記フレキシブルプリント配線板の第1の接続部と第2の接続部の同じ方向を向く面に、それぞれ接続用のランドを設けたので、第1の接続部と第2の接続部に対する接続作業における良好な作業性を確保することができる。
請求項5に記載した発明にあっては、上記フレキシブルプリント配線板の他端部に補強板を貼り付けたので、フレキシブルプリント配線板の取付溝への挿入を容易に行うことができる。
請求項6に記載した発明にあっては、上記フレキシブルプリント配線板の他端部に係止孔を形成し、上記保持体に上記係止孔に係止される係止突部を設けたので、別に、保持体にフレキシブルプリント配線板を固定するために接着等の作業が必要なく、保持体へのフレキシブルプリント配線板の取付作業の簡略化を図ることができる。
請求項7に記載した発明にあっては、上記保持体に、フレキシブルプリント配線板が取り付けられた状態でフレキシブルプリント配線板の一部を押さえる押さえ部を設けたので、フレキシブルプリント配線板の保持体に対する取付状態におけるガタ付きを防止することができる。
本発明回動型アクチュエーターは、駆動用マグネットと該駆動用マグネットに対向して位置された駆動用コイルとによって発生する駆動力により回動される回動型アクチュエーターであって、先端部にヘッドを保持するアームと、駆動用コイルを保持するコイル保持部とアームを保持するアーム保持部を有する保持体と、駆動用コイルへの接続用のコイル用導線部とヘッドへの接続用のヘッド用導線部とを有すると共に一端部が所定の回路基板に接続され他端部にそれぞれコイル用導線部の接続端を有する第1の接続部とヘッド用導線部の接続端を有する第2の接続部とが設けられたフレキシブルプリント配線板とを備え、上記保持体にフレキシブルプリント配線板を取り付ける取付溝を形成し、フレキシブルプリント配線板の上記他端部を取付溝にスライドさせるように挿入して第1の接続部と第2の接続部を保持体に取り付けるようにしたことを特徴とする。
従って、フレキシブルプリント配線板の保持体に対する取付作業が簡単であり、取付作業における作業時間の短縮化を図ることができる。
以下に、本発明ハードディスクドライブ装置及び回動型アクチュエーターを実施するための最良の形態を添付図面に従って説明する。
ハードディスクドライブ装置1は、図1に示すように、ケース体2内に所要の各機構が配置されて成り、該ケース体2は基台2aとトップカバー2bによって形成されて成る。
基台2aには図示しないスピンドルモータによって回転されるスピンドル3が設けられ、該スピンドル3に装着されたハードディスク4がスピンドル3の回転に伴って回転されるようになっている。
基台2aには回動型アクチュエーター5が配置されている。回動型アクチュエーター5は回動部6、ピボット7、駆動用マグネット8及びヨーク9を備え、回動部6は保持体10とアーム11、11とヘッド12、12とを有している。
保持体10は樹脂材料によって各部が一体に形成されて成り、アーム保持部13とコイル保持部14とを有している。
アーム保持部13には、図2に示すように、上下に貫通された取付孔13aが形成されている。アーム保持部13の一方の側面は、基板取付部15として形成されている。
基板取付部15には、回動部6の回動軸S(図2参照)に直交する方向、即ち、図2及び図3に示すX1−X2方向に離隔して、それぞれ側方へ突出された第1の突部16と第2の突部17が設けられている。
第1の突部16には第2の突部17側に開口された取付溝16aが形成されている(図3参照)。取付溝16aの開口縁には、第2の突部17に近付くに従って外方へ変位するように傾斜された案内縁16bが形成されている。
第2の突部17にはX1−X2方向に貫通された設定溝17aが形成されている。設定溝17aのX1側の開口縁には、第1の突部16から離隔するに従って外方へ変位するように傾斜された案内縁17bが形成されている。第2の突部17の外面には、上下に離隔して位置決め溝17c、17cが形成されている(図2参照)。
基板取付部15には、取付溝16aと設定溝17aの間の位置に、外方へ突出された係止突部18が設けられている(図2及び図3参照)。係止突部18は取付溝16aに近付くに従って外方へ変位するように緩やかに傾斜する傾斜面18aと該傾斜面18aに連続し取付溝16a側を向く係止面18bとを有している。
コイル保持部14はアーム保持部13に対して一段低い位置に設けられ、環状に形成された駆動用コイル19を保持している。駆動用コイル19の両端部は、保持体10に形成された図示しない導通孔を介して基板取付部15まで引き出される。
アーム11、11は、図2に示すように、それぞれ取付板金20、20と該取付板金20、20の一端部に取り付けられたサスペンション21、21とから成る。
取付板金20、20にはそれぞれ上下に貫通された挿入孔20a、20aが形成されている。取付板金20、20はそれぞれ保持体10のアーム保持部13、13の上下両面に取り付けられている。
サスペンション21、21は、その一端部が取付板金20、20に取り付けられ、該取付板金20、20からX1方向へ突出されている。サスペンション21、21は上下で対向した状態とされ、サスペンション21、21の各先端部にヘッド12、12が取り付けられている。ヘッド12、12はそれぞれ上側に位置するサスペンション21の下面と下側に位置するサスペンション21の上面に取り付けられている。サスペンション21、21はヘッド12、12を所定の荷重でハードディスク4に押し付けるバネとしての機能を有している。
上側に位置するアーム11の下面と下側に位置するアーム11の上面とには、それぞれ導電用配線板22、22が貼着されている。導電用配線板22、22は、各一端部がそれぞれヘッド12、12に接続され、各他端部が取付板金20、20の挿入孔20a、20aの側方に位置されている。導電用配線板22、22の他端部は、それぞれ他の部分より幅広の接続面部22a、22aとして設けられている。接続面部22a、22aの互いに対向する面には、それぞれ長手方向に並ぶ端子部22b、22b、・・・が設けられている。
導電用配線板22、22の接続面部22a、22a及びこれに連続する部分22c、22cは、それぞれ取付板金20、20から側方へ突出した状態とされている。
アーム11、11が保持体10に取り付けられた状態においては、保持体10の取付孔13aにそれぞれ取付板金20、20の挿入孔20a、20aが重なって位置され、導電用配線板22、22の接続面部22a、22aが基板取付部15に対応して位置される。このときアーム11、11に取り付けられている導電用配線板22、22は、接続面部22a、22aに連続する部分22c、22cの一部がそれぞれ保持体10の第2の突部17に形成された位置決め溝17c、17cに挿入され、保持体10に対する導電用配線板22、22の位置決めが行われる。
ピボット7は中心部が支持軸7aとして設けられ、その周囲の部分である回転部7bが支持軸7aに対して回転可能とされる。支持軸7aは基台2aに固定される。回転部7bの上端部は外方へ張り出されたフランジ部7cとして設けられている。
ピボット7はアーム11、11の挿入孔20a、20a及び保持体10の取付孔13aに挿入され、回転部7bが保持体10に固定される。従って、保持体10やアーム11、11等から成る回動部6は、ピボット7の回転部7bと一体となって回動される。
駆動用マグネット8はヨーク9の内面に取り付けられ、保持体10に保持された駆動用コイル19と対向した状態で位置される。
基台2a上には回動型アクチュエーター5の動作の制御を行うための回路基板23が配置されている。回路基板23にフレキシブルプリント配線板24が接続されている。
フレキシブルプリント配線板24は駆動用コイル19への接続用のコイル用導線部24a、24aとヘッド12、12への接続用のヘッド用導線部24b、24b、・・・とを有し、一端部が回路基板23に接続され他端部が保持体10の基板取付部15に取り付けられて接続される。
フレキシブルプリント配線板24の他端部は二股状に形成され、下側の部分がコイル用導線部24a、24aの一部が形成された第1の接続部25として設けられ、上側の部分がヘッド用導線部24b、24b、・・・の一部が形成された第2の接続部26として設けられている。
第1の接続部25には、その先端寄りの位置に、上下に離隔して接続用のランド25a、25aが形成されている(図4参照)。第2の接続部26には、その上下両端部にそれぞれ長手方向に離隔して接続用のランド26a、26a、・・・が形成されている。第2の接続部26には、その先端寄りの位置に、係止孔26bが形成されている。
フレキシブルプリント配線板24の他端部には、ランド25a、25a、26a、26a、・・・が形成されていない側の面に、例えば、金属材料によって形成された補強板27が取り付けられている。補強板27には、第2の接続部26に形成された係止孔26bに対応する位置に取付孔27aが形成されている。
回路基板23には、図1及び図2に示すように、接続用基板28の一端部が接続され、該接続用基板28はケース体4から外部へ導出され、例えば、パーソナルコンピューター等の各種の電子機器の図示しないメイン基板(マザーボード)等に接続される。
以下に、保持体10に対するフレキシブルプリント配線板24の取付手順について説明する(図5乃至図7参照)。
先ず、フレキシブルプリント配線板24の他端部を第2の突部17に形成された設定溝17aに挿入する(図5参照)。このときフレキシブルプリント配線板24の先端が案内縁17bに案内されて設定溝17aに対するフレキシブルプリント配線板24の挿入が円滑に行われる。
引き続き、フレキシブルプリント配線板24を第1の突部16側へスライドさせる。フレキシブルプリント配線板24を第1の突部16側へスライドさせると、先端部が係止突部18の傾斜面18a上を乗り上げる(図5参照)。
さらに、フレキシブルプリント配線板24を第1の突部16側へスライドさせると、先端部が第1の突部16の案内縁16b上を摺動され、フレキシブルプリント配線板24が取付溝16a内に挿入されていく(図6参照)。
さらにフレキシブルプリント配線板24をスライドさせると、係止孔26b及び補強板27の取付孔27aに係止突部18が対応して位置され、係止孔26b及び取付孔27aの開口縁に係止突部18の係止面18bが係止され(図7参照)、保持体10に対するフレキシブルプリント配線板24の取付を完了する。
上記した取付作業においては、フレキシブルプリント配線板24の他端部に補強板27が取り付けられているため、フレキシブルプリント配線板24の設定溝17a及び取付溝16aへの挿入を容易に行うことができる。
また、保持体10に設けられた係止突部18が第2の接続部26の係止孔26b及び補強板27の取付孔27aに係止されることにより、フレキシブルプリント配線板24が保持体10に取り付けられて保持されるため、別に、保持体10にフレキシブルプリント配線板24を固定するために接着等の作業が必要なく、保持体10へのフレキシブルプリント配線板24の取付作業の簡略化を図ることができる。
保持体10に対するフレキシブルプリント配線板24の取付が完了した状態においては、フレキシブルプリント配線板24の一部がそれぞれ第1の突部16及び第2の突部17によって押さえられる。
従って、第1の突部16及び第2の突部17はフレキシブルプリント配線板24を押さえる押さえ部としても機能し、フレキシブルプリント配線板24が第1の突部16及び第2の突部17によって押さえられることにより、フレキシブルプリント配線板24の保持体10に対する取付状態におけるガタ付きを防止することができる。
保持体10に対するフレキシブルプリント配線板24の取付が完了した状態においては、図8に示すように、フレキシブルプリント配線板24の第1の接続部25に形成されたランド25a、25aが第1の突部16と第2の突部17の間において第1の突部16側に寄って位置され、フレキシブルプリント配線板24の第2の接続部26に形成されたランド26a、26a、・・・がそれぞれ導電用配線板22、22、・・・に形成された端子部22b、22b、・・・と直交する状態で対応して位置される。
第1の接続部25のランド25a、25aは、図8に示すように、それぞれ駆動用コイル19の両端部と半田29、29によって接続され、第2の接続部26のランド26a、26a、・・・はそれぞれ端子部22b、22b、・・・と半田30、30、・・・によって接続される。この半田付け作業においては、第1の接続部25と第2の接続部26の同じ方向を向く面に、それぞれ接続用のランド25a、25a、26a、26a、・・・が形成されているため、良好な作業性を確保することができる。
駆動用コイル19への通電は回路基板23及びフレキシブルプリント配線板24のコイル用導線部24a、24aを介して行われ、ヘッド12、12への通電は回路基板23、フレキシブルプリント配線板24のヘッド用導線部24b、24b、・・・及び導電用配線板22、22を介して行われる。
駆動用コイル19に対して通電が行われると、駆動用マグネット8、8との間に発生する推力によって、駆動用コイル19への通電方向に応じた方向へ回動部6が回動され、ヘッド12、12がハードディスク4の記録トラックに追従される。
ヘッド12、12に対して通電が行われると、ハードディスク4に対する情報信号の書込又はハードディスク4に書き込まれた情報信号の読取が行われる。
以上に記載した通り、ハードディスクドライブ装置1にあっては、フレキシブルプリント配線板24をスライドさせて取付溝16aに挿入して第1の接続部25と第2の接続部26を保持体10に取り付けるようにしているため、フレキシブルプリント配線板24の保持体10に対する取付作業が簡単であり、取付作業における作業時間の短縮化を図ることができる。
また、第1の接続部25と第2の接続部26が保持体10の同じ部位(基板取付部15)に位置されるため、ランド25a、25a、26a、26a、・・・に対する半田付けを同じ位置で行うことができ、半田付け作業の容易化を図ることができる。
さらに、フレキシブルプリント配線板24の他端部を二股状に形成し、二股状に形成した部分の一方を第1の接続部25として設け他方を第2の接続部26として設けているため、フレキシブルプリント配線板24の構成を簡素化できると共にフレキシブルプリント配線板24を容易に形成することができる。
さらにまた、フレキシブルプリント配線板24が保持体10に取り付けられた状態においては、フレキシブルプリント配線板24の可動部6からの突出方向が第2の突部17に形成された設定溝17aによって設定される。従って、フレキシブルプリント配線板24の可動部6からの突出方向を容易に定めることができると共に突出方向の精度が高くなりフレキシブルプリント配線板24のテンションによる回動部6の回動動作に対する影響を低減することができる。
尚、上記に示した上下の方向は説明の便宜上のものであり、これらの方向に限定されることはない。
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
1…ハードディスクドライブ装置、5…回動型アクチュエーター、8…駆動用マグネット、10…保持体、11…アーム、12…ヘッド、13…アーム保持部、14…コイル保持部、16…第1の突部(押さえ部)、16a…取付溝、17…第2の突部(押さえ部)、17a…設定溝、18…係止突部、19…駆動用コイル、23…回路基板、24…フレキシブルプリント配線板、24a…コイル用導線部、24b…ヘッド用導線部、25…第1の接続部、25a…ランド、26…第2の接続部、26a…ランド、26b…係止孔、27…補強板
Claims (8)
- 駆動用マグネットと該駆動用マグネットに対向して位置された駆動用コイルとによって発生する駆動力により回動される回動型アクチュエーターを備えたハードディスクドライブ装置であって、
回動型アクチュエーターは、
先端部にヘッドを保持するアームと、
駆動用コイルを保持するコイル保持部とアームを保持するアーム保持部を有する保持体と、
駆動用コイルへの接続用のコイル用導線部とヘッドへの接続用のヘッド用導線部とを有すると共に一端部が所定の回路基板に接続され他端部にそれぞれコイル用導線部の接続端を有する第1の接続部とヘッド用導線部の接続端を有する第2の接続部とが設けられたフレキシブルプリント配線板とを備え、
上記保持体にフレキシブルプリント配線板を取り付ける取付溝を形成し、
フレキシブルプリント配線板の上記他端部を取付溝にスライドさせるように挿入して第1の接続部と第2の接続部を保持体に取り付けるようにした
ことを特徴とするハードディスクドライブ装置。 - 上記フレキシブルプリント配線板の他端部を二股状に形成し、
二股状に形成した部分の一方を上記第1の接続部として設け他方を第2の接続部として設けた
ことを特徴とする請求項1に記載のハードディスクドライブ装置。 - 上記保持体に、フレキシブルプリント配線板の保持体からの突出方向を定める設定溝又は設定孔を形成した
ことを特徴とする請求項1に記載のハードディスクドライブ装置。 - 上記フレキシブルプリント配線板の第1の接続部と第2の接続部の同じ方向を向く面に、それぞれ接続用のランドを設けた
ことを特徴とする請求項1に記載のハードディスクドライブ装置。 - 上記フレキシブルプリント配線板の他端部に補強板を貼り付けた
ことを特徴とする請求項1に記載のハードディスクドライブ装置。 - 上記フレキシブルプリント配線板の他端部に係止孔を形成し、
上記保持体に上記係止孔に係止される係止突部を設けた
ことを特徴とする請求項1に記載のハードディスクドライブ装置。 - 上記保持体に、フレキシブルプリント配線板が取り付けられた状態でフレキシブルプリント配線板の一部を押さえる押さえ部を設けた
ことを特徴とする請求項1に記載のハードディスクドライブ装置。 - 駆動用マグネットと該駆動用マグネットに対向して位置された駆動用コイルとによって発生する駆動力により回動される回動型アクチュエーターであって、
先端部にヘッドを保持するアームと、
駆動用コイルを保持するコイル保持部とアームを保持するアーム保持部を有する保持体と、
駆動用コイルへの接続用のコイル用導線部とヘッドへの接続用のヘッド用導線部とを有すると共に一端部が所定の回路基板に接続され他端部にそれぞれコイル用導線部の接続端を有する第1の接続部とヘッド用導線部の接続端を有する第2の接続部とが設けられたフレキシブルプリント配線板とを備え、
上記保持体にフレキシブルプリント配線板を取り付ける取付溝を形成し、
フレキシブルプリント配線板の上記他端部を取付溝にスライドさせるように挿入して第1の接続部と第2の接続部を保持体に取り付けるようにした
ことを特徴とする回動型アクチュエーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005059050A JP2006244615A (ja) | 2005-03-03 | 2005-03-03 | ハードディスクドライブ装置及び回動型アクチュエーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005059050A JP2006244615A (ja) | 2005-03-03 | 2005-03-03 | ハードディスクドライブ装置及び回動型アクチュエーター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006244615A true JP2006244615A (ja) | 2006-09-14 |
Family
ID=37050871
Family Applications (1)
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JP2005059050A Pending JP2006244615A (ja) | 2005-03-03 | 2005-03-03 | ハードディスクドライブ装置及び回動型アクチュエーター |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006244615A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020047315A (ja) * | 2018-09-14 | 2020-03-26 | 株式会社東芝 | ディスク装置のアクチュエータアッセンブリおよびこれを備えるディスク装置 |
-
2005
- 2005-03-03 JP JP2005059050A patent/JP2006244615A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020047315A (ja) * | 2018-09-14 | 2020-03-26 | 株式会社東芝 | ディスク装置のアクチュエータアッセンブリおよびこれを備えるディスク装置 |
JP7039428B2 (ja) | 2018-09-14 | 2022-03-22 | 株式会社東芝 | ディスク装置のアクチュエータアッセンブリおよびこれを備えるディスク装置 |
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