JP2006244382A - マイクロプロセッサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 内蔵アクセラレータの処理実行中におけるプロセッサコアの無駄な消費電力を削減する。
【解決手段】 プロセッサコアCOREは、パイプライン処理方式を採用して構成され、インターロック機構ILMを有する。内蔵アクセラレータBA0、BA1は、プロセッサコアに代わって特定の処理を実行する。インターロック機構は、パイプライン処理の処理結果の正当性を保証するために動作するうえに、内蔵アクセラレータにより処理が実行されかつプロセッサコアにより実行されるべき処理がない場合、内蔵アクセラレータの処理実行開始および処理実行完了にそれぞれ応答してパイプライン処理を停止および再開させる。インターロック機構を流用して内蔵アクセラレータに対する処理実行完了待ち機構を実現しているため、内蔵アクセラレータの処理実行中におけるプロセッサコアの無駄な消費電力を容易に削減できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マイクロプロセッサに関し、特に、ハードアクセラレータ(内蔵アクセラレータ)を有するパイプライン処理方式のマイクロプロセッサに関する。
近時、電子機器の性能向上は著しく、電子機器の制御系統を担うマイクロプロセッサには、より高い処理能力が要求される。一方では、小型携帯機器の稼働時間や環境問題等の面から、マイクロプロセッサには低消費電力も要求される。マイクロプロセッサの開発において、これらの相反する要求を如何にバランスよく実現させるかが重要である。
ハイエンドのマイクロプロセッサでは、プロセッサコア(CPU)の限られた処理能力を効率的に使用するために、従来ソフトウェアで実現していた機能をハードウェアで実現したハードアクセラレータ(コプロセッサを含む)が内蔵されている。このようなマイクロプロセッサでは、ハードアクセラレータで実行可能な特定の処理に限って、ハードアクセラレータを起動することによりプロセッサコアを動作させることなくハードウェアでその処理を高速に実施できる。プロセッサコアは、ハードアクセラレータの処理実行中に別の処理を実行することが可能である。
また、特許文献1では、チャネルコマンドワード方式のシステムにおいて、チャネル装置がデータを受信した場合に発生させる割り込みに対する主中央処理装置の割り込み処理の効率を向上する技術が開示されている。具体的には、チャネル装置の割り込みステータスレジスタにレシーブコマンド実行完了ビットを設ける。主中央処理装置は、チャネル装置からのチャネルコマンドワード実行完了割り込みが発生したときにレシーブコマンド実行完了ビットをチェックし、レシーブコマンド実行完了ビットがセットされていることで、チャネル装置のデータ受信を指示するレシーブコマンドの実行完了を認識する。
特開昭60−553号公報
ハードアクセラレータにより特定の処理が実行される場合、プロセッサコアは、ハードアクセラレータによる処理実行が完了したか否かを認識する必要がある。このため、プロセッサコアは、ハードアクセラレータに対して定期的にポーリングを実施する、あるいはハードアクセラレータの処理実行完了を示す割り込みの発生を待つ必要がある。従って、ハードアクセラレータの処理実行中、プロセッサコアは、実行すべき処理がない場合であっても、ハードアクセラレータの処理実行完了を認識するためだけに常に動作している必要があり、無駄に電力を消費してしまうという問題がある。
この問題の解決を目的としてハードアクセラレータの処理実行完了待ち機構を構築する場合、最も安易な手段として、ハードアクセラレータに対する処理実行完了待ち動作を実施するための専用回路を設けることが挙げられる。仮に、このような専用回路をマイクロプロセッサに搭載する場合、プロセッサコアとは独立してハードアクセラレータの処理実行状況を判断するような回路の検討が必要になる。この回路には、ハードアクセラレータの処理実行完了後に、低消費電力モードに移行しているプロセッサコアを起動するための機構が搭載されている必要がある。従って、そのような専用回路を搭載したマイクロプロセッサを設計・開発する際に、プロセッサコアの低消費電力モード中に発生する割り込みの扱い方や、専用回路の搭載によりマイクロプロセッサの本来の動作に問題が生じないかを入念に検討しなければならない。また、マイクロプロセッサの設計完了後に、多項目にわたる新たな動作検証も必要となる。さらに、専用回路の搭載に伴いマイクロプロセッサの回路規模の増大も懸念される。
本発明の目的は、ハードアクセラレータの処理実行中におけるプロセッサコアの無駄な消費電力を容易に削減することにある。
本発明のマイクロプロセッサの一形態では、プロセッサコアは、パイプライン処理方式を採用して構成され、インターロック機構を有する。インターロック機構は、パイプライン処理の処理結果の正当性を保証するために、処理データに応じてパイプライン処理を停止および再開させる。補助回路は、プロセッサコアに代わって特定の処理を実行する。インターロック機構は、パイプライン処理の処理結果の正当性を保証するために動作するうえに、補助回路により処理が実行されかつプロセッサコアにより実行されるべき処理がない場合、補助回路の処理実行開始および処理実行完了にそれぞれ応答してパイプライン処理を停止および再開させる。
本発明では、インターロック機構を有するマイクロプロセッサに対して、インターロック機構によるパイプライン処理の停止要因に”補助回路の処理実行開始”を追加するとともに、インターロック機構によるパイプライン処理の再開要因に”補助回路の処理実行完了”を追加するだけで、補助回路に対する処理実行完了待ち機構を実現できる。一般に、パイプライン処理方式のプロセッサコアは、インターロック機構を有している。従って、既存のマイクロプロセッサに対して、前述のようにインターロック機構を流用して補助回路に対する処理実行完了待ち機構を実現することで、補助回路の処理実行中におけるプロセッサコアの無駄な消費電力を簡易な回路構成で削減できるうえに、マイクロプロセッサの設計完了後の検証工数が大幅に増加することも回避できる。
本発明のマイクロプロセッサの前記一形態における好ましい例では、プロセッサコアは、通常モードおよび低消費電力モードを有する。プロセッサコアは、通常モード中に、補助回路により処理が実行されかつ自身が実行すべき処理がない場合、インターロック機構が補助回路の完了待ちによるパイプライン処理の停止に応答して低消費電力モードに移行する。このため、プロセッサコアを通常モードから低消費電力モード(例えば、プロセッサコア内のクロックが停止するモード)に高速に移行させることができ、無駄な消費電力を更に削減できる。
本発明のマイクロプロセッサの前記一形態における好ましい例では、プロセッサコアは、低消費電力モード中、インターロック機構が補助回路の完了待ちによるパイプライン処理の再開に応答して通常モードに復帰する。このため、プロセッサコアを低消費電力モードから通常モードに高速に復帰させることができる。
本発明のマイクロプロセッサの前記一形態における好ましい例では、インターロック機構は、パイプライン処理を停止させているときに割り込みの発生に応答してパイプライン処理を再開させる。これにより、プロセッサコアは、低消費電力モードから通常モードに復帰する。そして、インターロック機構は、プロセッサコアによる割り込み処理の実行完了後にパイプライン処理を再び停止させる。これにより、プロセッサコアは、低消費電力モードに再び移行する。従って、プロセッサコアが低消費電力モード中である場合にも、割り込みを受け付けることができる。通常、インターロック機構を有するマイクロプロセッサは、インターロック機構の動作中(インターロック機構によるパイプライン処理の停止中)に発生する割り込みを受け付ける機能を有している。このため、マイクロプロセッサの設計完了後に、プロセッサコアの低消費電力モード中に発生する割り込みに関する動作検証を新たに実施する必要はない。
本発明のマイクロプロセッサの前記一形態における好ましい例では、プロセッサコアの検知回路は、補助回路の処理実行開始および処理実行完了をそれぞれ検知する。インターロック機構は、補助回路の処理実行中にプロセッサコアにより実行されるべき処理がない場合、検知回路による補助回路の処理実行開始の検知および処理実行完了の検知にそれぞれ応答してパイプライン処理を停止および再開させる。検知回路を設けることで、インターロック機構によるパイプライン処理の停止タイミングおよび再開タイミングを容易に規定できる。
本発明のマイクロプロセッサの前記一形態における好ましい例では、プロセッサコアの第1レジスタは、補助回路の処理実行開始に伴ってアクセスされる。検知回路は、第1レジスタへのアクセスの発生により補助回路の処理実行開始を検知する。これにより、検知回路による補助回路の処理実行開始の検知を容易に実現できる。
本発明のマイクロプロセッサの前記一形態における好ましい例では、プロセッサコアの第2レジスタは、補助回路の処理実行完了に応答してセットされる。検知回路は、第2レジスタのセットにより補助回路の処理実行完了を検知する。これにより、検知回路による補助回路の処理実行完了の検知を容易に実現できる。
本発明のマイクロプロセッサの前記一形態における好ましい例では、プロセッサコアの第3レジスタは、検知回路の検知動作の許可/禁止を示す。検知回路は、第3レジスタが許可を示すときにのみ、検知動作を実施する。第3レジスタを設けることで、補助回路に対する処理実行完了待ち動作の有効・無効を容易に設定できる。
本発明のマイクロプロセッサの前記一形態における好ましい例では、プロセッサコアの第4レジスタは、補助回路の処理実行中にセットされる。第4レジスタを参照することで、補助回路の処理実行状況を容易に認識できる。
本発明のマイクロプロセッサの前記一形態における好ましい例では、マイクロプロセッサは、複数の補助回路を有する。プロセッサコアの複数の検知回路は、複数の補助回路に対応してそれぞれ設けられる。各検知回路は、対応する補助回路の処理実行開始および処理実行完了を検知する。プロセッサコアの第1レジスタは、複数の補助回路の処理実行開始に伴ってアクセスされる。プロセッサコアの第2レジスタは、複数の補助回路にそれぞれ対応する複数のビットを有する。第2レジスタの各ビットは、対応する補助回路の処理実行完了に応答してセットされる。プロセッサコアの第3レジスタは、複数の検知回路にそれぞれ対応するビットを有する。第3レジスタの各ビットは、対応する検知回路の検知動作の許可/禁止を示す。各検知回路は、第3レジスタにおける対応するビットが許可を示すときにのみ、第1レジスタへのアクセスの発生により対応する補助回路の処理実行開始を検知するとともに、第2レジスタにおける対応するビットのセットにより対応する補助回路の処理実行完了を検知する。インターロック機構は、複数の補助回路により処理が実行されかつプロセッサコアにより実行されるべき処理がない場合、第3レジスタにおける許可を示すビットに対応する検知回路が対応する補助回路の処理実行開始を検知したときにパイプライン処理を停止させ、第3レジスタにおける許可を示すビットに対応する検知回路が対応する補助回路の処理実行完了を検知したときにパイプライン処理を再開させる。これにより、補助回路毎に処理実行完了待ち動作の有効・無効を設定でき、複数の補助回路を有する場合にも本発明を適用できる。
本発明のマイクロプロセッサでは、インターロック機構を流用して補助回路(ハードアクセラレータ)に対する処理実行完了待ち機構を実現することで、補助回路の処理実行中におけるプロセッサコアの無駄な消費電力を容易に削減できる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1〜図3は、本発明のマイクロプロセッサの一実施形態を示している。図1は、本発明のマイクロプロセッサの概要を示している。マイクロプロセッサMPは、パイプライン処理方式のプロセッサコアCORE、プロセッサコアCOREに代わって特定の処理を実行する内蔵アクセラレータBA0、BA1(補助回路)を有している。なお、図示を省略するが、マイクロプロセッサMPは、例えば、ROMやRAM等のメモリ回路、タイマ機能や通信インタフェース機能等を具現する周辺回路も有している。
プロセッサコアCOREは、インターロック機構ILM、内蔵アクセラレータBA0、BA1にそれぞれ対応する実行完了待ち制御回路C0、C1(検知回路)、実行完了待ち実行レジスタBCWR(第1レジスタ)、実行完了ステータスレジスタBCSR(第2レジスタ)、実行完了待ちイネーブルレジスタBCWER(第3レジスタ)、実行ステータスレジスタBASR(第4レジスタ)を有している。プロセッサコアCOREは、ROMに格納されているプログラムに従ってパイプライン処理を実行する。プロセッサコアCOREは、内蔵アクセラレータBA0(BA1)により実行可能な処理については内蔵アクセラレータBA0(BA1)に実行させる。この際、プロセッサコアCOREは、内蔵アクセラレータBA0(BA1)への処理実行開始要求S0(S1)を出力するとともに、データバスDB0(DB1)を介して内蔵アクセラレータBA0(BA1)に処理入力データを出力する。
実行完了待ち制御回路C0は、内蔵アクセラレータBA0の処理実行状況およびプロセッサコアCOREへの割り込みの発生状況に応じて、インターロック機構ILMへのインターロック要求信号ILR0を活性化させる。同様に、実行完了待ち制御回路C1は、内蔵アクセラレータBA1の処理実行状況およびプロセッサコアCOREへの割り込みの発生状況に応じて、インターロック機構ILMへのインターロック要求信号ILR1を活性化させる。実行完了待ち制御回路C0、C1の詳細については、図2で説明する。
インターロック機構ILMは、プロセッサコアCOREのパイプライン処理実行中における処理データの依存関係を調べて、処理結果の正当性を保証するために必要に応じてパイプライン処理を停止させる。また、インターロック機構ILMは、内蔵アクセラレータBA0の処理実行完了までプロセッサコアCOREにより実行されるべき処理がない場合、実行完了待ち制御回路C0からのインターロック要求信号ILR0の活性化に応答してインターロック動作を開始する(パイプライン処理を停止させる)。インターロック機構ILMは、インターロック要求信号ILR0の非活性化に応答してインターロック動作を終了する(パイプライン処理を再開させる)。
同様に、インターロック機構ILMは、内蔵アクセラレータBA1の処理実行完了までプロセッサコアCOREにより実行されるべき処理がない場合、実行完了待ち制御回路C1からのインターロック要求信号ILR1の活性化に応答してインターロック動作を開始する。インターロック機構ILMは、インターロック要求信号ILR1の非活性化に応答してインターロック動作を終了する。また、インターロック機構ILMは、インターロック動作中、周辺回路等からの割り込みが発生すると、プロセッサコアCOREによる割り込み処理実行のためにインターロック動作を終了する。
インターロック機構ILMのインターロック動作中、プロセッサコアCOREは、通常モードから低消費電力モード(例えば、プロセッサコアCORE内のクロックが停止するモード)へ移行する。また、プロセッサコアCOREは、低消費電力モード中に、周辺回路等からの割り込みが発生すると、低消費電力モードから通常モードに復帰して、発生した割り込みに対応する割り込み処理を実行した後、後述するように低消費電力モードに再び移行する。
内蔵アクセラレータBA0は、プロセッサコアCOREからの処理実行開始要求S0に応答して、プロセッサコアCOREからデータバスDB0を介して出力される処理入力データを用いて特定の処理を実行する。内蔵アクセラレータBA0は、処理実行が完了したときに、処理実行完了通知E0を出力するとともに、データバスDB0を介して処理結果データをプロセッサコアCOREに出力する。同様に、内蔵アクセラレータBA1は、プロセッサコアCOREからの処理実行開始要求S1に応答して、プロセッサコアCOREからデータバスDB1を介して出力される処理入力データを用いて特定の処理を実行する。内蔵アクセラレータBA1は、処理実行が完了したときに、処理実行完了通知E1を出力するとともに、データバスDB1を介して処理結果データをプロセッサコアCOREに出力する。
実行完了待ち実行レジスタBCWRは、内蔵アクセラレータBA0、BA1の処理実行開始に伴ってプロセッサコアCOREによりアクセスされる。実行完了ステータスレジスタBCSRは、内蔵アクセラレータBA0、BA1にそれぞれ対応するビットBCSR0、BCSR1を有している。ビットBCSR0(BCSR1)は、内蔵アクセラレータBA0(BA1)からの処理実行完了通知E0(E1)に応答して”1”にセットされる。実行完了ステータスレジスタBCSRのビットBCSR0(BCSR1)は、プロセッサコアCOREがデータ”0”をライトすることで、”0”にリセットされる。
実行完了待ちイネーブルレジスタBCWERは、実行完了待ち制御回路C0、C1(すなわち、内蔵アクセラレータBA0、BA1)にそれぞれ対応するビットBCWER0、BCWER1を有している。ビットBCWER0(BCWER1)は、実行完了待ち制御回路C0(C1)の動作(内蔵アクセラレータBA0(BA1)に対する処理実行完了待ち動作)の許可/禁止を示す。実行ステータスレジスタBASRは、内蔵アクセラレータBA0、BA1にそれぞれ対応するビットBASR0、BASR1を有している。ビットBASR0(BASR1)は、プロセッサコアCOREから内蔵アクセラレータBA0(BA1)への処理実行開始要求S0(S1)に応答して”1”にセットされ、内蔵アクセラレータBA0(BA1)からプロセッサコアCOREへの処理実行完了通知E0(E1)に応答して”0”にリセットされる。従って、プロセッサコアCOREは、実行ステータスレジスタBASRをリードすることで、内蔵アクセラレータBA0、BA1が処理実行中であるか否かを認識できる。
図2は、図1のプロセッサコアCOREの要部を示している。実行完了待ち制御回路C0は、デコーダDEC、ゲート回路G0、G1を有している。デコーダDECは、アクセス先のアドレスADDが実行完了待ち実行レジスタBCWRを示すときに出力信号を”1”に活性化させる。従って、デコーダDECの出力信号は、実行完了待ち実行レジスタBCWRへのアクセスが発生したとき(すなわち、内蔵アクセラレータBA0、BA1の少なくともいずれかが処理実行を開始したとき)に、”1”に活性化される。
ゲート回路G0は、デコーダDECの出力信号および実行完了待ちイネーブルレジスタBCWERのビットBCWER0が共に”1”であるときに、出力信号を”1”に活性化させる。すなわち、ゲート回路G0の出力信号は、内蔵アクセラレータBA0に対する処理実行完了待ち動作が許可された状態で、実行完了待ち実行レジスタBCWRへのアクセスが発生したときに、”1”に活性化される。
ゲート回路G1は、ゲート回路G0の出力信号が”1”であり、かつ実行完了ステータスレジスタBCSRのビットBCSR0が”0”であるときに、インターロック要求信号ILR0を”1”に活性化させる。すなわち、ゲート回路G1の出力信号は、内蔵アクセラレータBA0に対する処理実行完了待ち動作が許可され、かつ内蔵アクセラレータBA0による処理実行が完了していない状態で、実行完了待ち実行レジスタBCWRへのアクセスが発生したときに、”1”に活性化される。なお、実行完了待ち制御回路C1の構成および動作は、内蔵アクセラレータBA1に対応するビットBCWER1、BCSR1を参照することを除いて、実行完了待ち制御回路C0と同様であるため、説明を省略する。
インターロック機構ILMは、内蔵アクセラレータBA0(BA1)の処理実行完了までプロセッサコアCOREにより実行されるべき処理がない場合、インターロック要求信号ILR0(ILR1)の活性化(”0”から”1”への変化)に応答してインターロック動作を開始し、インターロック要求信号ILR0(ILR1)の非活性化(”1”から”0”への変化)に応答してインターロック動作を終了する。
図3は、図1のプロセッサコアCOREの動作例を示している。例えば、プロセッサコアCOREは、内蔵アクセラレータBA0のみに特定の処理を実行させる場合、以下のように動作する。また、プロセッサCOREは、内蔵アクセラレータBA0の処理実行完了まで実行すべき処理がない場合について説明する。なお、実行完了ステータスレジスタBCSRのビットBCSR0、BCSR1は、予め”0”にリセットされている。
(ステップS10)プロセッサCOREは、実行ステータスレジスタBASRをリードすることで、内蔵アクセラレータBA0が処理実行中ではないことを確認する。この後、プロセッサコアCOREの動作は、ステップS20に移行する。
(ステップS20)プロセッサコアCOREは、内蔵アクセラレータBA0に対する処理実行完了待ち動作を許可するために、実行完了待ちイネーブルレジスタBCWERのビットBCWER0にデータ”1”をライトする。この後、プロセッサコアCOREの動作は、ステップS30に移行する。
(ステップS30)プロセッサコアCOREは、内蔵アクセラレータBA0への処理実行開始要求S0を出力することで、内蔵アクセラレータBA0に処理実行を開始させる。この後、プロセッサコアCOREの動作は、ステップS40に移行する。
(ステップS40)プロセッサコアCOREは、実行完了待ち実行レジスタBCWRにアクセスする。これにより、デコーダDECの出力信号および実行完了待ちイネーブルレジスタBCWERのビットBCWER1が共に”1”になるため、ゲート回路G0の出力信号も”1”に活性化する。このとき、実行完了ステータスレジスタBCSRのビットBCSR0は”0”であるため、インターロック要求信号ILR0(ゲート回路G2の出力信号)も”1”に活性化される。内蔵アクセラレータBA0の処理実行完了までプロセッサCOREにより実行されるべき処理がないため、インターロック機構ILMは、インターロック要求信号ILR0の活性化に応答してインターロック動作を開始する。すなわち、プロセッサコアCOREは、内蔵アクセラレータBA0に対する処理実行完了待ち動作を開始する。これに伴って、プロセッサコアCOREは、通常モードから低消費電力モードに移行する。この後、プロセッサコアCOREの動作は、ステップS50に移行する。
(ステップS50、S60)プロセッサコアCOREは、内蔵アクセラレータBA0からの処理実行完了通知E0あるいは周辺回路等からの割り込みのいずれかが発生するまで、低消費電力モードのまま待機する。内蔵アクセラレータBA0からの処理実行完了通知E0が発生すると、プロセッサコアCOREの動作は、ステップS80に移行する。一方、割り込みが発生すると、プロセッサコアCOREの動作は、ステップS70に移行する。
(ステップS70)プロセッサコアCOREは、割り込みが発生すると、低消費電力モードから通常モードに復帰する。この際、インターロック機構ILMは、割り込みの発生に応答してインターロック動作を終了する。そして、プロセッサコアCOREは、発生した割り込みに対応する割り込み処理を実施する。この後、プロセッサコアCOREの動作は、ステップS40に移行する。これにより、インターロック機構ILMは、インターロック動作を再開し、プロセッサコアCOREは、低消費電力モードに再び移行する。
(ステップS80)内蔵アクセラレータBA0からの処理実行完了通知E0が発生すると、実行完了ステータスレジスタBCSRのビットBCSR0が”1”にセットされる。従って、インターロック要求信号ILR0が”0”に非活性化される。このため、インターロック機構ILMは、インターロック要求信号ILR0の非活性化に応答してインターロック動作を終了する。すなわち、プロセッサコアCOREは、内蔵アクセラレータBA0に対する処理実行完了待ち動作を終了する。これに伴って、プロセッサコアCOREは、低消費電力モードから通常モードに復帰し、後続の処理を実行する。
以上のような構成のマイクロプロセッサMPでは、内蔵アクセラレータBA0、BA1の処理実行状況を認識するための動的なポーリングや処理実行完了を示す割り込みの発生を待つことを不要にできるため、内蔵アクセラレータBA0、BA1の処理実行中におけるプロセッサコアCOREの動作率を低下させることができ、無駄な消費電力を削減できる。
図4は、本発明の比較例を示している。マイクロプロセッサMPaは、パイプライン処理方式のプロセッサコアCOREa、プロセッサコアCOREaに代わって特定の処理を実行する内蔵アクセラレータBA0a、BA1aを有している。プロセッサコアCOREaは、パイプライン処理の処理結果の正当性を保証するためのインターロック機構ILMaを有している。プロセッサコアCOREaは、内蔵アクセラレータBA0a(BA1a)により実行可能な処理については内蔵アクセラレータBA0a(BA1a)に実行させる。この際、プロセッサコアCOREaは、内蔵アクセラレータBA0a(BA1a)への処理実行開始要求S0(S1)を出力するとともに、データバスDB0(DB1)を介して内蔵アクセラレータBA0a(BA1a)に処理入力データを出力する。
内蔵アクセラレータBA0aは、プロセッサコアCOREaからの処理実行開始要求S0に応答して、プロセッサコアCOREaからデータバスDB0を介して出力される処理入力データを用いて特定の処理を実行する。内蔵アクセラレータBA0aは、処理実行が完了したときに、処理実行完了通知E0を出力するとともに、データバスDB0を介して処理結果データをプロセッサコアCOREaに出力する。プロセッサコアCOREaは、内蔵アクセラレータBA0aからの処理実行完了通知E0を割り込みとして受け、その割り込みの発生により、内蔵アクセラレータBA0aの処理実行完了を認識する。
内蔵アクセラレータBA1aは、プロセッサコアCOREaからの処理実行開始要求S1に応答して、プロセッサコアCOREaからデータバスDB1を介して出力される処理入力データを用いて特定の処理を実行する。内蔵アクセラレータBA1aは、処理実行が完了したときにのみ、プロセッサコアCOREaからの通知要求REQ1に応答して処理実行完了通知ACK1を出力するとともに、データバスDB1を介して処理結果データをプロセッサコアCOREaに出力する。
このような構成のマイクロプロセッサMPaでは、プロセッサコアCOREaは、内蔵アクセラレータBA0aの処理実行状況を確認するために処理実行完了通知E0に対応する割り込みを待つ必要がある。また、プロセッサコアCOREaは、内蔵アクセラレータBA1aの処理実行状況を確認するために定期的にポーリングする必要がある。このため、プロセッサコアCOREaは、内蔵アクセラレータBA0a、BA1aの処理実行完了まで実行すべき処理がない場合でも常に動作している必要がある。この結果、内蔵アクセラレータBA0a、BA1aの処理実行中におけるプロセッサコアCOREa(マイクロプロセッサMPa)の消費電力が無駄に増大してしまう。
以上、本実施形態では、プロセッサコアCOREは、内蔵アクセラレータBA0、BA1の処理実行状況を認識するための動的なポーリングや処理実行完了を示す割り込みの発生を待つための制御が必要なく、内蔵アクセラレータBA0、BA1の処理実行中における無駄な消費電力を削減できる。また、通常、パイプライン処理方式のマイクロプロセッサはインターロック機構を搭載しており、このインターロック機構を流用して処理実行完了待ち機構を実現しているため、既存のマイクロプロセッサに対して大幅な回路修正を加えることなく容易に実現できる。
インターロック機構を流用して内蔵アクセラレータBA0、BA1の処理実行完了待ち機構を実現しているため、プロセッサコアCOREは、通常モードおよび低消費電力モード間を高速(1命令サイクル)に移行できる。また、インターロック機構を流用して内蔵アクセラレータBA0、BA1の実行完了待ち機構を実現することで、プロセッサコアCOREは、低消費電力モード中に発生した割り込みを受け付け可能であり、割り込みに関する新たな動作検証も不要にできる。さらに、2個の内蔵アクセラレータBA0、BA1にそれぞれ対応して実行完了ステータスレジスタBCSR、実行完了待ちイネーブルレジスタBCWER、実行ステータスレジスタBASRのビットを設けることで、どちらか一方あるいは双方に対する処理実行完了待ち動作の有効・無効を一括して切り替えることができ、2個の内蔵アクセラレータBA0、BA1を有する場合でも本発明を容易に適用できる。
なお、前述の実施形態では、内蔵アクセラレータを2個備えたマイクロプロセッサに本発明を適用した例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、内蔵アクセラレータを1個のみ備えたマイクロプロセッサ、あるいは内蔵アクセラレータを3個以上備えたマイクロプロセッサに本発明を適用してもよい。
以上の実施形態において説明した発明を整理して、付記として開示する。
(付記1)
パイプライン処理方式を採用し、パイプライン処理の処理結果の正当性を保証するために処理データに応じてパイプライン処理を停止および再開させるインターロック機構を有するプロセッサコアと、
前記プロセッサコアに代わって特定の処理を実行する補助回路とを備え、
前記インターロック機構は、パイプライン処理の処理結果の正当性を保証するために動作するうえに、前記補助回路により処理が実行されかつ前記プロセッサコアにより実行されるべき処理がない場合、前記補助回路の処理実行開始および処理実行完了にそれぞれ応答してパイプライン処理を停止および再開させることを特徴とするマイクロプロセッサ。
(付記2)
付記1記載のマイクロプロセッサにおいて、
前記プロセッサコアは、通常モードおよび低消費電力モードを備え、
前記プロセッサコアは、通常モード中に、前記補助回路により処理が実行されかつ自身により実行されるべき処理がない場合、前記インターロック機構が前記補助回路の完了待ちによるパイプライン処理の停止に応答して低消費電力モードに移行することを特徴とするマイクロプロセッサ。
(付記3)
付記2記載のマイクロプロセッサにおいて、
前記プロセッサコアは、低消費電力モード中、前記インターロック機構が前記補助回路の完了待ちによるパイプライン処理の再開に応答して通常モードに復帰することを特徴とするマイクロプロセッサ。
(付記4)
付記1記載のマイクロプロセッサにおいて、
前記インターロック機構は、パイプライン処理を停止させているときに割り込みの発生に応答してパイプライン処理を再開させ、前記プロセッサコアによる割り込み処理の実行完了後にパイプライン処理を再び停止させることを特徴とするマイクロプロセッサ。
(付記5)
付記1記載のマイクロプロセッサにおいて、
前記プロセッサコアは、前記補助回路の処理実行開始および処理実行完了をそれぞれ検知する検知回路を備え、
前記インターロック機構は、前記補助回路の処理実行中に前記プロセッサコアにより実行されるべき処理がない場合、前記検知回路による前記補助回路の処理実行開始の検知および処理実行完了の検知にそれぞれ応答してパイプライン処理を停止および再開させることを特徴とするマイクロプロセッサ。
(付記6)
付記5記載のマイクロプロセッサにおいて、
前記プロセッサコアは、前記補助回路の処理実行開始に伴ってアクセスされる第1レジスタを備え、
前記検知回路は、前記第1レジスタへのアクセスの発生により前記補助回路の処理実行開始を検知することを特徴とするマイクロプロセッサ。
(付記7)
付記5記載のマイクロプロセッサにおいて、
前記プロセッサコアは、前記補助回路の処理実行完了に応答してセットされる第2レジスタを備え、
前記検知回路は、前記第2レジスタのセットにより前記補助回路の処理実行完了を検知することを特徴とするマイクロプロセッサ。
(付記8)
付記5記載のマイクロプロセッサにおいて、
前記プロセッサコアは、前記検知回路の検知動作の許可/禁止を示す第3レジスタを備え、
前記検知回路は、前記第3レジスタが許可を示すときにのみ、検知動作を実施することを特徴とするマイクロプロセッサ。
(付記9)
付記5記載のマイクロプロセッサにおいて、
前記プロセッサコアは、前記補助回路の処理実行中にセットされる第4レジスタを備えていることを特徴とするマイクロプロセッサ。
(付記10)
付記1記載のマイクロプロセッサにおいて、
複数の前記補助回路を備え、
前記プロセッサコアは、
前記複数の補助回路に対応してそれぞれ設けられ、対応する補助回路の処理実行開始および処理実行完了を検知する複数の検知回路と、
前記複数の補助回路の処理実行開始に伴ってアクセスされる第1レジスタと、
前記複数の補助回路にそれぞれ対応し、対応する補助回路の処理実行完了に応答してセットされる複数のビットを有する第2レジスタと、
前記複数の検知回路にそれぞれ対応し、対応する検知回路の検知動作の許可/禁止を示す複数のビットを有する第3レジスタとを備え、
前記各検知回路は、前記第3レジスタにおける対応するビットが許可を示すときにのみ、前記第1レジスタへのアクセスの発生により対応する補助回路の処理実行開始を検知するとともに、前記第2レジスタにおける対応するビットのセットにより対応する補助回路の処理実行完了を検知し、
前記インターロック機構は、前記複数の補助回路により処理が実行されかつ前記プロセッサコアにより実行されるべき処理がない場合、前記第3レジスタにおける許可を示すビットに対応する検知回路が対応する補助回路の処理実行開始を検知したときにパイプライン処理を停止させ、前記第3レジスタにおける許可を示すビットに対応する検知回路が対応する補助回路の処理実行完了を検知したときにパイプライン処理を再開させることを特徴とするマイクロプロセッサ。
(付記11)
付記10記載のマイクロプロセッサにおいて、
前記プロセッサコアは、前記複数の補助回路にそれぞれ対応し、対応する補助回路の処理実行中にセットされる複数のビットを有する第4レジスタを備えていることを特徴とするマイクロプロセッサ。
以上、本発明について詳細に説明してきたが、前述の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
本発明のマイクロプロセッサの一実施形態を示すブロック図である。 図1のプロセッサコアの要部を示すブロック図である。 図1のプロセッサコアの動作例を示すフローチャートである。 本発明の比較例を示すブロック図である。
符号の説明
BA0、BA1 内蔵アクセラレータ
BASR 実行ステータスレジスタ
BCSR 実行完了ステータスレジスタ
BCWER 実行完了待ちイネーブルレジスタ
BCWR 実行完了待ち実行レジスタ
C0、C1 実行完了待ち制御回路
CORE プロセッサコア
DB0、DB1 データバス
DEC デコーダ
E0、E1 処理実行完了通知
G0、G1 ゲート回路
ILM インターロック機構
ILR0、ILR1 インターロック要求信号
MP マイクロプロセッサ
S0、S1 処理実行開始要求

Claims (10)

  1. パイプライン処理方式を採用し、パイプライン処理の処理結果の正当性を保証するために処理データに応じてパイプライン処理を停止および再開させるインターロック機構を有するプロセッサコアと、
    前記プロセッサコアに代わって特定の処理を実行する補助回路とを備え、
    前記インターロック機構は、パイプライン処理の処理結果の正当性を保証するために動作するうえに、前記補助回路により処理が実行されかつ前記プロセッサコアにより実行されるべき処理がない場合、前記補助回路の処理実行開始および処理実行完了にそれぞれ応答してパイプライン処理を停止および再開させることを特徴とするマイクロプロセッサ。
  2. 請求項1記載のマイクロプロセッサにおいて、
    前記プロセッサコアは、通常モードおよび低消費電力モードを備え、
    前記プロセッサコアは、通常モード中に、前記補助回路により処理が実行されかつ自身により実行されるべき処理がない場合、前記インターロック機構が前記補助回路の完了待ちによるパイプライン処理の停止に応答して低消費電力モードに移行することを特徴とするマイクロプロセッサ。
  3. 請求項2記載のマイクロプロセッサにおいて、
    前記プロセッサコアは、低消費電力モード中、前記インターロック機構が前記補助回路の完了待ちによるパイプライン処理の再開に応答して通常モードに復帰することを特徴とするマイクロプロセッサ。
  4. 請求項1記載のマイクロプロセッサにおいて、
    前記インターロック機構は、パイプライン処理を停止させているときに割り込みの発生に応答してパイプライン処理を再開させ、前記プロセッサコアによる割り込み処理の実行完了後にパイプライン処理を再び停止させることを特徴とするマイクロプロセッサ。
  5. 請求項1記載のマイクロプロセッサにおいて、
    前記プロセッサコアは、前記補助回路の処理実行開始および処理実行完了をそれぞれ検知する検知回路を備え、
    前記インターロック機構は、前記補助回路の処理実行中に前記プロセッサコアにより実行されるべき処理がない場合、前記検知回路による前記補助回路の処理実行開始の検知および処理実行完了の検知にそれぞれ応答してパイプライン処理を停止および再開させることを特徴とするマイクロプロセッサ。
  6. 請求項5記載のマイクロプロセッサにおいて、
    前記プロセッサコアは、前記補助回路の処理実行開始に伴ってアクセスされる第1レジスタを備え、
    前記検知回路は、前記第1レジスタへのアクセスの発生により前記補助回路の処理実行開始を検知することを特徴とするマイクロプロセッサ。
  7. 請求項5記載のマイクロプロセッサにおいて、
    前記プロセッサコアは、前記補助回路の処理実行完了に応答してセットされる第2レジスタを備え、
    前記検知回路は、前記第2レジスタのセットにより前記補助回路の処理実行完了を検知することを特徴とするマイクロプロセッサ。
  8. 請求項5記載のマイクロプロセッサにおいて、
    前記プロセッサコアは、前記検知回路の検知動作の許可/禁止を示す第3レジスタを備え、
    前記検知回路は、前記第3レジスタが許可を示すときにのみ、検知動作を実施することを特徴とするマイクロプロセッサ。
  9. 請求項5記載のマイクロプロセッサにおいて、
    前記プロセッサコアは、前記補助回路の処理実行中にセットされる第4レジスタを備えていることを特徴とするマイクロプロセッサ。
  10. 請求項1記載のマイクロプロセッサにおいて、
    複数の前記補助回路を備え、
    前記プロセッサコアは、
    前記複数の補助回路に対応してそれぞれ設けられ、対応する補助回路の処理実行開始および処理実行完了を検知する複数の検知回路と、
    前記複数の補助回路の処理実行開始に伴ってアクセスされる第1レジスタと、
    前記複数の補助回路にそれぞれ対応し、対応する補助回路の処理実行完了に応答してセットされる複数のビットを有する第2レジスタと、
    前記複数の検知回路にそれぞれ対応し、対応する検知回路の検知動作の許可/禁止を示す複数のビットを有する第3レジスタとを備え、
    前記各検知回路は、前記第3レジスタにおける対応するビットが許可を示すときにのみ、前記第1レジスタへのアクセスの発生により対応する補助回路の処理実行開始を検知するとともに、前記第2レジスタにおける対応するビットのセットにより対応する補助回路の処理実行完了を検知し、
    前記インターロック機構は、前記複数の補助回路により処理が実行されかつ前記プロセッサコアにより実行されるべき処理がない場合、前記第3レジスタにおける許可を示すビットに対応する検知回路が対応する補助回路の処理実行開始を検知したときにパイプライン処理を停止させ、前記第3レジスタにおける許可を示すビットに対応する検知回路が対応する補助回路の処理実行完了を検知したときにパイプライン処理を再開させることを特徴とするマイクロプロセッサ。
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