JP5012562B2 - マイクロコンピュータ - Google Patents

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本発明は、CPUと、このCPUに対してマスク不能割込みを発生させる割込み発生回路とを備えて構成されるマイクロコンピュータに関する。
CPUのプログラム制御において、特定の命令が実行されるタイミングを一定に維持することで、周期的な処理を時間精度良く実現したいというニーズがある。そこで、例えば特許文献1では、プログラム中で行う条件判定の結果、それ以降に配置されている複数の命令を無効化するスキップ処理を実行することで、条件が成立した場合と不成立の場合とでプログラムの実行周期を一定にするCPU(プロセッサ)が開示されている。
特開2006−309454号公報
ここで、特許文献1に開示されているCPUを用いた製品開発を行う場合に、ICE(In Circuit Emulator)を使用するため、量産品として構成されるCPUに、ICE対応のインターフェイス機能(ICE対応機能部)を持たせたチップ(エバチップ)を構成することを想定する。ICEを用いてプログラム等のデバッグを行う場合は、特定のタイミングでプログラムの実行を停止させるブレーク機能が使用されるが、その際には、ICEよりICE対応機能部を介しCPUにマスク不能割込み(NMI)を発生させるようになっている。
そして、一般にブレーク機能は、有効な命令単位でユーザプログラムを停止させるため、CPUがスキップ処理の実行中にICEよりブレーク命令が発行されると、スキップ処理が終了した時点でその割込みを受け付けることになる。すると、ブレーク条件が発生した時点から、ユーザプログラムが停止するまでの間に時間差が生じることになり、CPUの周辺回路(I/O)等の回路動作が先に進んでしまい、正確な動作解析ができなくなるという問題がある。
また、特許文献1では、スキップ処理を実行している間は、メモリアクセスを無視する(データの書込みを禁止する)ため、単純にCPUがスキップ処理を実行している途中に割込みを受け付けるようにすると、割込みベクタに分岐してもデータの書き込みが禁止された状態になっているため、割込み処理が適切に実行されなくなってしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、スキップ処理が実行可能に構成されている場合でも、CPUに対してマスク不能割込み要求が発生すると、その割込みを発生した時点で適切に処理できるマイクロコンピュータを提供することにある。
請求項1記載のマイクロコンピュータによれば、CPUは、スキップ命令の実行を開始する場合にはスキップ状態フラグをフラグ格納領域にセットし、その間はデータの書き込みが禁止される。そして、スキップ命令の実行中にマスク不能割込みが発生すると、スキップ状態フラグを退避領域に退避させると共に、フラグ格納領域のフラグをリセットしてから前記割込みの処理を開始し、当該割込み処理が終了すると退避領域よりスキップ状態フラグを読み出し、フラグ格納領域に復帰させてからスキップ命令の実行を継続する。
したがって、スキップ命令の実行中にマスク不能割込みが発生した場合には、その割込みの処理が優先的に実行されるので、割込み処理が遅延することなく適切なタイミングで実行される。そして、割込み処理が開始される前に、フラグ格納領域のスキップ状態フラグはリセットされるので、割込み処理中にデータ書込みが禁止されることは回避される。更に、割込み処理が終了すれば、スキップ状態フラグがフラグ格納領域にセットされて、スキップ命令の実行も確実に継続される。
また、CPUは、スキップ状態フラグと共にスキップ先アドレスも退避領域に退避させて、割込み処理が終了すると退避領域よりスキップ先アドレスも読み出して所定の領域にセットする。したがって、割込み処理の前後におけるスキップ先アドレスの処置もCPU側が自動的に行うので、処理の切り替えをより簡単に行うことができる。
更に、CPUは、受付け許可設定回路においてマスク不能割込みの受付けが許可されていなければ、スキップ命令の実行中は割込みの受付けを遅延させる。したがって、例えばマイクロコンピュータが組み込まれている製品のデバッグを行う際に、スキップ命令の実行中は割り込みを受付けないように設定して動作させることができる。
請求項記載のマイクロコンピュータによれば、割込み発生回路を、CPUとICEとの通信を行うと共にCPUとICEとの間のインターフェイス機能をなすICE対応機能部とする。すなわち、マイクロコンピュータがICEに対応したエバチップとして構成される場合に、CPUは、ICEにおいて発行されたコマンドに応じてICE対応機能部が発生したマスク不能割込みを受け付けて処理することができる。したがって、ICEを用いたデバッグ作業中に、上記コマンドが発行されたタイミングで割込み処理を実行することができる。
請求項3記載のマイクロコンピュータによれば、受付け許可設定回路をICE対応機能部内に用意するので、製品としてのマイクロコンピュータチップに受付け許可設定回路を設ける必要がなく、上記チップのリソースを有効に活用できる。
請求項記載のマイクロコンピュータによれば、退避領域もICE対応機能部内に用意するので、製品としてのマイクロコンピュータチップに退避領域を設ける必要がなく、上記チップのリソースを有効に活用できる。
請求項記載のマイクロコンピュータによれば、複数のCPU間においてマスク不能割込みの発生とその受付とを行うように構成されている場合に、割込み発生回路を割込み発生側のCPUとする。したがって、割込み受け付け側のCPUがスキップ命令を実行している途中でも、他のCPUが発生させたマスク不能割込みを処理させることが可能となり、マルチCPU構成のマイクロコンピュータに本願発明を適用することができる。
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例について図1乃至図3を参照して説明する。図1は、ICE対応のエバチップ(評価用チップ)の構成を、CPU(プロセッサ)の内部構成を中心に示すブロック図である。図1において、エバチップ1は、製品としてのCPU10と、ICE本体2との通信を行うインターフェイス機能を備えたICE対応機能回路(ICE対応機能部)3と、命令メモリ4と、その他の周辺I/O5,6(例えばタイマやPWM信号出力回路)などを備えて構成されている。
CPU10は、命令デコーダ21,スキップ処理制御回路22,データパス30,NMI判定回路7などで構成されている。データパス30は、命令メモリ4等から命令やデータを取り込むとともに、取り込んだデータの格納や、算術・論理演算を実行する。命令デコーダ21は、命令メモリ4より取り込んだ命令を格納し、取り込んだ命令を解読する。スキップ処理制御回路22は、条件分岐における条件判定の際、条件が成立した場合に、それ以降の一ないし連続する複数の命令を無効化するスキップ処理を行う。スキップ処理制御回路22は、命令デコーダ21より出力されるスキップ処理開始信号とスキップ処理終了信号から、CPU10がスキップ処理を実行中か否かを判断し、CPU10の内外部に対するデータの書き込みを制御する。
データパス30は、ロードストア回路31,命令実行回路32,レジスタファイル33,プログラム状態制御部34,プログラムカウンタ35で構成されている。ロードストア回路31は、CPU10の外部からのデータの読込みや外部へのデータ書込みを制御する。命令実行回路32は、命令デコーダ21で解読された命令に従い出力される制御信号に応じて、所定の算術・論理演算を実行する。レジスタファイル33は、命令実行回路32により命令が実行された結果のデータ、若しくはCPU10の外部のメモリ等より取り込まれたデータを格納する。プログラム状態制御部34は、CPU10の処理状態を保持する。プログラムカウンタ35はフェッチする命令のアドレスを示す。
ここで、CPU10と、CPU10の外部の命令メモリ4や周辺回路5,6等を接続するバスは、アドレスバス40とデータバス41の2種類のバスで構成されており、CPU10のバスアーキテクチャはノイマンバス構成となっている。また、データバス41は、リードデータバス41Rとライトデータバス41Wとで構成されており、リードデータバス41Rとロードストア回路31との間には、データ切替回路8が配置されている。
そして、CPU10は、特許文献1の図2に示すように、5種類のステージ:IF(命令フェッチ)ステージ,DEC(デコード)ステージ,EXE(実行)ステージ,MA(メモリアクセス)ステージ,WB(ライトバック)ステージからなるパイプライン処理により、プログラムを実行する。尚、パイプライン処理や、スキップ処理については、基本的には特許文献1に開示されている構成と同様に実行される。
ここで、CPU10によるスキップ処理の手順を概略的に説明する。フェッチした命令がスキップ処理命令の場合は、命令デコーダ21よりスキップ処理制御回路22に対しスキップ処理開始信号が出力される。スキップ処理制御回路22は、スキップ状態か通常状態かを示すスキップ状態フラグ(の格納領域)22aを備えており、スキップ状態フラグ22aは、スキップ処理開始信号を受けてスキップ状態にセットされ、スキップ処理が終了すると通常状態にリセットされる。また、スキップ処理命令のオペランドとしてスキップ先アドレスが配置されており、当該アドレスはレジスタ(所定の領域)22bに格納される。以下では、説明の都合上、22aをスキップ状態フラグ,22bをスキップ先アドレスと称する。
スキップ状態フラグ22aがセットされスキップ処理の実行中を示している場合には、命令デコーダ21から出力される書き込み制御信号の状態に関わらず、メモリを含む周辺回路へのデータ書込みや、レジスタファイル33など内部レジスタへのデータ書込みが禁止される。したがって、スキップ処理によりそれ以降の命令を無効とする場合には、命令のシーケンス制御は継続して実行されるが、データの書き込みは禁止される。
図3に示す命令C(ストア命令)を例に説明すると、MAステージではデータの書き込みが禁止されるためストア命令は実質的に無効となるが、消費サイクルは命令有効時と同じ2サイクルとなる。従って、スキップ処理区間である命令A〜命令Dに係るサイクル数(実行サイクル数)は命令有効時と同じ「5」となり、命令の実行サイクルは、命令の有効無効に関わらず一定となり、命令A〜Dの命令群をスキップした場合としない場合とで処理に要するサイクル数が同じになる(詳細については、特許文献1を参照)。
ICE対応機能回路3は、ICE間通信回路51,ブレークポイント設定・検出回路52、NMI発生回路53、(スキップ処理中の)NMI許可回路(受け付許可設定回路)54,フラグ及びアドレス退避回路(退避領域)55等で構成されている。ICE間通信回路51は、ICE2との間で通信を行う機能部分であり、ブレークポイント設定・検出回路52は、ICE2より設定されたブレークポイントとなる特定の命令がデータ切替回路8に格納されたことを検出すると、その命令を未定義オペコードに置き換えることで、命令デコーダ21にNMI割込みを発生させるように機能する。
NMI発生回路53は、マイコン1の外部において発生するその他の割込み要因に基づいて、CPU10のNMI判定回路7にNMI割込みを発生させる。NMI許可回路54は、スキップ処理中に発生したNMI割込みの受付をCPU10に対して許可させるか否かを、ICE2より設定するための回路である。フラグ及びアドレス退避回路55は、CPU10が、上述のスキップ処理中に発生したNMI割込みを受付ける場合に、スキップ処理制御回路22におけるスキップ状態フラグ22a,スキップ先アドレス22bを退避させるためのレジスタ或いはメモリである。
次に、本実施例の作用について図2も参照して説明する。図2は、NMI要因が発生した場合に、CPU10のNMI判定回路7,プログラム状態制御34と、ICE2によって行われる処理の内容を示すフローチャートである。命令デコーダ21が未定義オペコードを検出するか、又はNMI発生回路53がNMI要因を発生させると(ステップS1)、NMI判定回路7は、NMI許可回路54の設定状態を参照する(ステップS2)。ここで、スキップ処理中のNMI受付が許可されていなければ(NO)、従来と同様の処理になる。すなわち、プログラム状態制御部34は、スキップ状態フラグがセットされているか否かを判定し(ステップS3)、当該フラグがセットされていれば(YES)、スキップ先アドレス22bの間に配置されている命令の実行サイクル分だけウェイトを行う(ステップS4)。
ステップS4におけるウェイト期間が経過してスキップ状態フラグ22aがリセットされると(ステップS3:NO)、CPU10のNMI判定回路7がNMIを検出(割込み受付け)する(ステップS5)。すなわち、スキップ処理が終了した後にNMIを受け付けることになる。そして、プログラム状態制御部34がステップS8においてNMI割込み処理を行うと、ICE2により前記割込み処理からの復帰命令が発行されて(ステップS10)、CPU10は、NMI割込み処理から復帰する(ステップS11)。
一方、ステップS2において、スキップ処理中のNMI受付けが許可されている場合(YES)、ステップS5でNMIを検出すると、プログラム状態制御部34は、スキップ状態フラグ22aの状態(セット,リセット)とスキップ先アドレス22bとを、退避回路55に転送して退避させる(ステップS6)。尚、これらの処理は、スキップ状態フラグ22aがセットされている,いないにかかわらず実行される。
それから、格納領域22aのスキップ状態フラグをリセットすると(ステップS7)、ステップS8に移行してNMI割込み処理を開始する。当該割込み処理が終了すると、プログラム状態制御部34は、退避回路55に退避させたスキップ状態フラグの状態とスキップ先アドレスとを読み出して、スキップ処理回路22の格納領域22a,レジスタ22bに書き込む(ステップS9)。そして、ステップS10,S11を実行するが、格納領域22aにおいてスキップ状態フラグがセットされていれば、その後にスキップ処理が継続されることになる。
以上のように本実施例によれば、エバチップ1のCPU10は、スキップ命令の実行を開始する場合にはスキップ状態フラグを格納領域22aにセットし、その間はデータの書き込みが禁止され、スキップ命令の実行中にNMIが発生すると、スキップ状態フラグを退避回路55に退避させると共に、格納領域22aのスキップ状態フラグをリセットしてからNMI処理を開始し、当該割込み処理が終了すると、退避回路55より読み出したスキップ状態フラグを格納領域22aに転送してスキップ命令の実行を継続する。
したがって、スキップ命令の実行中にNMIが発生した場合はその割込み処理が優先的に実行されるので、割込み処理が遅延することなく適切なタイミングで実行される。そして、割込み処理が開始される前にフラグ格納領域22aのスキップ状態フラグはリセットされるので、割込み処理中にデータ書込みが禁止されることは回避される。更に、割込み処理が終了すれば、スキップ状態フラグが格納領域22aにセットされて、スキップ命令の実行も確実に継続される。
また、CPU10は、スキップ状態フラグと共にスキップ先アドレスも退避回路55に退避させて、割込み処理が終了すると退避回路55よりスキップ先アドレスも読み出してレジスタ22bにセットするので、割込み処理の前後におけるスキップ先アドレスの処置もCPU10側が自動的に行うため、処理の切り替えをより簡単に行うことができる。
また、CPU10は、NMI許可回路54おいてNMIの受付け許可が設定されている場合に、スキップ命令の実行の有無に依らずNMI割込み処理を実行するので、例えばCPU10を中心に構成されるマイクロコンピュータが組み込まれる製品のデバッグを行う際に、そのデバッグ内容に応じて(ハードウエア,ソフトウエアなど)、スキップ命令の実行中は割込みを受付けないように設定して動作させることができる。
そして、本実施例では、ICE2との通信を行うと共にCPU10とICE2との間のインターフェイス機能をなすICE対応機能部3がCPU10に割込みを発生させるので、ICE2に対応したエバチップ1を構成する場合に、CPU10は、ICE2において発行されたコマンドに応じてICE対応機能部3が発生したNMIを受付けて処理することができる。したがって、ICE2を用いたデバッグ作業中に、上記コマンドが発行されたタイミングでNMI割込み処理を実行することができる。
更に、NMI許可回路54及び退避回路55をICE対応機能部3内に用意するので、製品としてのマイクロコンピュータチップにこれらを設ける必要がなく、上記チップのリソースを有効に活用でき、製品のチップサイズを小型化することができる。
(第2実施例)
図4は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第2実施例のマイクロコンピュータ61は、第1実施例のエバチップ1とは異なり、2つのCPU10A,10Bが搭載されている。この場合、2つのCPU10A,10Bが同一の機能であっても良いし、例えば前者がメインCPU,後者がサブCPUとして設定されていても良い。その場合、メインCPU側がサブCPU側に実行させるタスクを指示するような構成でも良い。
CPU10A,10Bは、内部にNMI判定回路7(A,B)とNMI発生回路53(A,B)とを備えている。例えばCPU10A側のNMI判定回路7Aは、CPU10AがNMI発生回路53Aにより内部的に発生させるNMI要因と、CPU10Aの外部において発生するNMI要因とを受付けるようになっている。尚、外部のNMI要因 は、ORゲート62Aを介して与えられている、そのORゲート62Aの一方の入力端子には、CPU10B側のNMI発生回路53Bが発生させたNMI要因が入力される。そして、CPU10B側はCPU10Aと対称に構成されている。
また、各CPU10A,10Bが使用するNMI許可回路54(A,B)及び退避回路55(A,B)は、この場合、スキップ処理拡張回路63上に用意されており、各CPU10A,10Bは、スキップ処理拡張回路63にアクセスすることでフラグやアドレスの退避や読み出し、並びに各状態の参照を行うようになっている。
次に、第2実施例の作用について説明する。例えばCPU10Aがスキップ処理を実行している途中に、CPU10BのNMI発生回路53BがNMIを発生させると、その割込みは、CPU10Aに対してORゲート62Aを介して与えられる。すると、CPU10A側では、(NMI許可回路54Aにおいて受付が許可されていれば)第1実施例と同様にスキップ処理を中断してNMIの割込み処理を優先して実行し、当該割込み処理が終了すると、スキップ処理を継続する。したがって、CPU10B,10A間において、NMI割込みの処理タイミングを同期させることができる。逆に、CPU10Bがスキップ処理を実行している途中に、CPU10AのNMI発生回路53AがNMIを発生させた場合も同様に処理が行われる。
以上のように第2実施例によれば、2つのCPU10A,10B間においてNMI割込みの発生とその受付とを行うように構成した場合に、割込み受け付け側のCPU10がスキップ命令を実行している途中でも、他のCPU10が発生させたNMIを処理させることが可能となり、マルチCPU構成のマイクロコンピュータ61に本願発明を適用することができる。
本発明は上記し且つ図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形または拡張が可能である。
NMI許可回路54や退避回路55は、必ずしもICE対応機能部3の内部に配置する必要はなく、マイコン1の内部に独立したレジスタとして配置しても良いし、CPU10の内部に配置しても良い。
退避回路55に退避させる内容は、少なくともスキップ状態フラグのみとしても良く、スキップ先アドレスの処理については全てICE2側で行うようにしても良い。
マイクロコンピュータは、ICE対応機能部3を備えたエバチップとして構成されるものに限らず、CPUに対してマスク不能な割込みを発生させる回路を備えたものであれば良い。
2実施例を、3個以上のCPUが搭載されている場合に適用しても良い。
本発明の第1実施例であり、ICE対応のエバチップの構成をCPUの内部を中心に示すブロック図 NMI要因が発生した場合の処理内容を示すフローチャート パイプライン処理を説明する図 本発明の第2実施例であり、マイクロコンピュータの構成を示す図
符号の説明
図面中、1はエバチップ(マイクロコンピュータ)、2はICE、3はICE対応機能回路(ICE対応機能部)、10はCPU、22はスキップ処理制御回路、54NMI許可回路(受付け許可設定回路)、55はフラグ及びアドレス退避回路(退避領域)、61はマイクロコンピュータを示す。

Claims (5)

  1. CPUと、このCPUに対してマスク不能割込みを発生させる割込み発生回路とを備えて構成されるマイクロコンピュータにおいて
    記CPUは、
    プログラムにおいて、現時点のアドレスから設定されたスキップ先アドレスまでの間に配置される1つ以上の命令を、無効命令として処理するスキップ命令が実行可能であり、
    前記CPUが前記スキップ命令を実行している期間に、前記マスク不能割込みの受付けを遅延させる設定が可能な受付け許可設定回路を備え、
    前記スキップ命令の実行を開始する場合にはスキップ状態フラグをフラグ格納領域にセットし、当該フラグがセットされている間はデータの書き込みが禁止されるように構成され、
    前記スキップ命令の実行中に前記マスク不能割込みが発生すると、前記スキップ状態フラグと前記スキップ先アドレスとを退避領域に退避させると共に、前記フラグ格納領域のスキップ状態フラグをリセットしてから前記割込みの処理を開始し、
    当該割込み処理が終了すると、前記退避領域より前記スキップ状態フラグ及び前記スキップ先アドレスを読み出して前記フラグ格納領域にセットし、前記スキップ命令の実行を継続し、
    前記受付け許可設定回路において前記マスク不能割込みの受付けが許可されていなければ、前記スキップ命令の実行中は前記割込みの受付けを遅延させ、前記スキップ命令の実行後に前記割込みを受付けることを特徴とするマイクロコンピュータ。
  2. 前記割込み発生回路は、前記CPUと、ICE(In Circuit Emulator)との通信を行うと共に、前記CPUと前記ICEとの間のインターフェイス機能をなすICE対応機能部であることを特徴とする請求項1記載のマイクロコンピュータ。
  3. 前記受付け許可設定回路は、前記ICE対応機能部内に用意されていることを特徴とする請求項2記載のマイクロコンピュータ。
  4. 前記退避領域は、前記ICE対応機能部内に用意されていることを特徴とする請求項2又は3記載のマイクロコンピュータ。
  5. 前記CPUが複数搭載されており、それらの間においてマスク不能割込みの発生とその受付とを行うように構成されている場合、
    前記割込み発生回路は、割込み発生側のCPUであることを特徴とする請求項記載のマイクロコンピュータ。
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