JP2006244354A - 半導体集積回路の最適化方法および最適化プログラム - Google Patents

半導体集積回路の最適化方法および最適化プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】半導体集積回路の所定パラメータの最適化(例えば、遅延最適化)を短時間で行うことができる半導体集積回路の最適化方法を提供する。
【解決手段】1.2V時セル遅延ライブラリ修正版114を作成し、半導体集積回路の遅延最適化前デザイン103について、1.2V時遅延仕様104と1.2V時セル遅延ライブラリ修正版114を使用して電源電圧1.2Vの条件で遅延最適化を行う。1.2V時セル遅延ライブラリ修正版114には、遅延最適化前デザイン103について、電源電圧1.2Vの条件で遅延最適化を行うと、電源電圧1.0V時の遅延仕様を満たさない内部回路を構成するセルについては、電源電圧1.2V時の遅延時間を仮に大きくした遅延時間を記述し、電源電圧1.0V時の遅延仕様を満たす内部回路を構成するセルについては、1.2V時セル遅延ライブラリ105に記述された遅延時間を記述する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源電圧が1.2Vと1.0Vの両場合において遅延仕様を満たすことが要求される等、異なる動作条件値において所定パラメータが仕様を満たすことが要求される半導体集積回路の最適化方法および最適化プログラムに関する。
半導体集積回路の設計工程では、セルと呼ばれる基本機能ごとの回路を組み合わせて全体回路の設計を行うことが多い。この場合、セルの遅延を記述したセル遅延ライブラリが使用され、全体回路が目標クロックサイクルで動作するように遅延最適化が行われる。
近年、半導体集積回路の中には、低消費電力化のため、電源電圧を可変とし、高電圧での高速動作と、低電圧での低速動作が要求されるものがある。このような半導体集積回路においては、高電圧時においても、低電圧時においても、遅延仕様を満たす遅延最適化が要求される。
図13は後述する従来の半導体集積回路の最適化方法および本発明の半導体集積回路の最適化方法の第1実施形態〜第4実施形態の説明に使用する図である。図13中、100は設計対象の半導体集積回路であり、この半導体集積回路100は、電源電圧が1.2Vと1.0Vの両場合で遅延仕様を満たすことが要求されているものである。101、102は半導体集積回路100の内部回路の一部を示しており、101はセルAからなる内部回路、102はセルBからなる内部回路である。
図14は第1従来例の半導体集積回路の最適化方法を示す流れ図である。図14中、103は半導体集積回路100の遅延最適化前デザイン、104は内部回路101、102等の内部回路について、電源電圧1.2V時の遅延仕様を記述した1.2V時遅延仕様、105はセルA、セルB等の各種セルについて、電源電圧1.2V時の実際の遅延時間を記述した1.2V時セル遅延ライブラリである。
第1従来例の半導体集積回路の最適化方法は、半導体集積回路100の遅延最適化前デザイン103について、1.2V時遅延仕様104と、1.2V時セル遅延ライブラリ105を使用して遅延最適化を行い(ステップP1)、半導体集積回路100の遅延最適化デザイン106を得るというものである。
図15は第1従来例の半導体集積回路の最適化方法が有する問題点を説明するための図である。図15中、107は電源電圧1.2Vの条件で遅延を最適化した後の内部回路101の遅延時間の電源電圧依存性を示す曲線、108は電源電圧1.2Vの条件で遅延を最適化した後の内部回路102の遅延時間の電源電圧依存性を示す曲線、Tsは電源電圧1.2V時に内部回路101、102に要求される遅延時間、1.4Tsは電源電圧1.0V時に内部回路101、102に要求される遅延時間である。
第1従来例の半導体集積回路の最適化方法によれば、図15に示すように、電源電圧1.2V時の内部回路101、102の遅延時間を共に遅延仕様であるTsにすることは可能である。
しかしながら、セルの遅延時間の電源電圧依存性はセルの種類により異なるため、内部回路101、102を電源電圧1.0Vの下で動作させたとき、内部回路101の遅延時間は遅延仕様で要求されている1.4Tsを満足するが、内部回路102の遅延時間が遅延仕様で要求されている1.4Tsよりも大きくなってしまう場合がある。この状態は、半導体集積回路100を電源電圧1.0Vで動作させる場合に回路誤動作の原因となる。
この例のように、第1従来例の半導体集積回路の最適化方法では、クロックサイクルの電源電圧依存性よりも大きな電源電圧依存性を持つ内部回路が存在すると、その内部回路については、電源電圧1.2Vの条件で遅延最適化しても、電源電圧1.0V時にクロックサイクルを満たさなくなるという場合が発生し、電源電圧が1.2Vと1.0Vの両場合で遅延仕様を満足させることができないという問題点があった。
そこで、セル遅延ライブラリに複数の電源電圧に対する遅延時間を記述することにより、複数の電源電圧で遅延検証を行う方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この方法によれば、1.2Vと1.0Vの2つの電源電圧で遅延検証を行うことにより、電源電圧1.0V時の回路誤動作をなくすことが可能となる。
図16は第2従来例の半導体集積回路の最適化方法を示す流れ図である。第2従来例の半導体集積回路の最適化方法は、特許文献1に記載の技術を利用したものであり、図16中、103は前述した半導体集積回路100の遅延最適化前デザイン、104は前述した1.2V時遅延仕様、105は前述した1.2V時セル遅延ライブラリである。
また、109は内部回路101、102等の内部回路について、電源電圧1.0V時の遅延仕様を記述した1.0V時遅延仕様、110はセルA、セルB等の各種セルについて、電源電圧1.0V時の実際の遅延時間を記述した1.0V時セル遅延ライブラリである。
第2従来例の半導体集積回路の最適化方法は、半導体集積回路100の遅延最適化前デザイン103について、1.2V時遅延仕様104と、1.2V時セル遅延ライブラリ105と、1.0V時遅延仕様109と、1.0V時セル遅延ライブラリ110を使用して遅延最適化を行い(ステップQ1)、半導体集積回路100の遅延最適化デザイン111を得るというものである。
図17は第2従来例の半導体集積回路の最適化方法で実行される遅延最適化(ステップQ1)の手順を示す流れ図である。第2従来例の半導体集積回路の最適化方法における遅延最適化では、まず、半導体集積回路100の遅延最適化前デザイン103について、電源電圧1.2Vの条件で遅延最適化が行われる(ステップS1)。
次に、電源電圧1.0V時の遅延仕様に違反するか否かが判断され(ステップS2)、違反しなければ、遅延最適化を終了し、違反する場合には、電源電圧1.0Vの条件で遅延最適化が行われる(ステップS3)。
次に、電源電圧1.2V時の遅延仕様に違反するか否かが判断され(ステップS4)、違反しなければ、遅延最適化を終了し、違反する場合には、ステップS1に戻り、1.0V時遅延仕様109と1.2V時遅延仕様104を満足するまで、電源電圧1.2Vの条件での遅延最適化(ステップS1)と電源電圧1.0Vの条件での遅延最適化(ステップS3)が繰り返される。
特開2004−78717号公報 特開2003−271696号公報
図18は第2従来例の半導体集積回路の最適化方法が有する問題点を説明するための図である。第2従来例の半導体集積回路の最適化方法によれば、電源電圧1.2V時の内部回路101、102の遅延仕様が共にTsである場合、第1従来例の半導体集積回路の最適化方法の場合と同様に、図18に示すように、電源電圧1.2V時の内部回路101、102の遅延時間を共にTsにすることは可能である。
そして、電源電圧1.2Vの条件での遅延最適化(ステップS1)により、曲線108で示すように、電源電圧1.0V時の内部回路102の遅延時間が遅延仕様で要求されている1.4Tsよりも大きくなってしまった場合でも、電源電圧1.0Vの条件での遅延最適化(ステップS3)により、曲線112(電源電圧1.0Vの条件での遅延最適化後の内部回路102の遅延時間の電源電圧依存性を示している)で示すように、内部回路102の遅延時間を1.0V時遅延仕様109が要求する1.4Tsにすることは可能である。
しかし、電源電圧1.0Vの条件での遅延最適化(ステップS3)により、曲線113(電源電圧1.0Vの条件での遅延最適化後の内部回路101の遅延時間の電源電圧依存性を示している)で示すように、遅延時間に余裕がある内部回路101の電源電圧1.2V時の遅延時間が1.2V時遅延仕様104が要求する遅延時間Tsよりも大きくなってしまう場合がある。この場合には、更に、電源電圧が1.2Vの条件で遅延最適化を実行する必要がある。
このように、第2従来例の半導体集積回路の最適化方法では、場合によっては、電源電圧が1.2Vと1.0Vの両場合での遅延最適化を交互に行う必要があり、設計時間が長くなってしまうという問題点があった。また、場合によっては、両電源電圧での遅延最適化を図ることができない場合も発生するという問題点もあった。このような問題点は、半導体集積回路100について消費電力の最適化を図る場合についても発生する。
本発明は、かかる点に鑑み、半導体集積回路の設計工程において、半導体集積回路の所定パラメータの最適化を短時間で行うことができるようにした半導体集積回路の最適化方法および最適化プログラムを提供することを目的とする。
本発明の半導体集積回路の最適化方法は、第1動作条件値と第2動作条件値で所定パラメータが仕様を満たすことが要求される半導体集積回路の前記所定パラメータの最適化をコンピュータを使用して行う半導体集積回路の最適化方法であって、前記コンピュータをセルライブラリ修正版作成手段として機能させ、セルの前記所定パラメータを記述したセルライブラリを使用して前記第1動作条件値で前記半導体集積回路の前記所定パラメータの最適化を行うと、前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路については、該内部回路を構成するセルの前記第1動作条件値での前記所定パラメータの値を修正したセルライブラリ修正版を作成する工程と、前記コンピュータを前記半導体集積回路の前記所定パラメータの最適化手段として機能させ、前記セルライブラリ修正版を使用して前記第1動作条件値で前記半導体集積回路の前記所定パラメータを最適化する工程を含むものである。
本発明の半導体集積回路の最適化プログラムは、第1動作条件値と第2動作条件値で所定パラメータが仕様を満たすことが要求される半導体集積回路の前記所定パラメータの最適化をコンピュータに実行させる半導体集積回路の最適化プログラムであって、セルの前記所定パラメータを記述したセルライブラリを使用して前記第1動作条件値で前記半導体集積回路の前記所定パラメータの最適化を行うと、前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路については、該内部回路を構成するセルの前記第1動作条件値での前記所定パラメータの値を修正したセルライブラリ修正版を作成する工程と、前記セルライブラリ修正版を使用して前記第1動作条件値で前記半導体集積回路の前記所定パラメータを最適化する工程を前記コンピュータに実行させるものである。
本発明によれば、セルの前記所定パラメータを記述したセルライブラリを使用して前記第1動作条件値で前記半導体集積回路の前記所定パラメータの最適化を行うと、前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路については、該内部回路を構成するセルの前記第1動作条件値での前記所定パラメータの値を修正したセルライブラリ修正版が作成され、該セルライブラリ修正版を使用して前記第1動作条件値で前記半導体集積回路の前記所定パラメータの最適化が行われる。したがって、前記半導体集積回路の前記所定パラメータの最適化を1回の最適化処理で達成することができ、前記半導体集積回路の所定パラメータの最適化を短時間で行うことができる。
(第1実施形態)
図1は本発明の半導体集積回路の最適化方法の第1実施形態を示す流れ図である。本発明の半導体集積回路の最適化方法の第1実施形態は、電源電圧が1.2Vと1.0Vの両場合において遅延仕様を満たすことが要求される半導体集積回路の遅延最適化方法であり、図13に示す半導体集積回路100の遅延最適化を行う場合を例にするものである。
図1中、103は前述した半導体集積回路100の遅延最適化前デザイン、104は前述した1.2V時遅延仕様、105は前述した1.2V時セル遅延ライブラリ、109は前述した1.0V時遅延仕様、110は前述した1.0V時セル遅延ライブラリである。
本発明の半導体集積回路の最適化方法の第1実施形態においては、まず、1.2V時遅延仕様104と、1.2V時セル遅延ライブラリ105と、1.0V時遅延仕様109と、1.0V時セル遅延ライブラリ110を使用して1.2V時セル遅延ライブラリ修正版114を作成する(ステップN1−1)。
1.2V時セル遅延ライブラリ修正版114は、半導体集積回路100の遅延最適化前デザイン103について、電源電圧1.2Vの条件で遅延最適化を行うと、電源電圧1.0V時の遅延仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルについては、電源電圧1.2V時の遅延時間を仮に大きくした遅延時間を記述し、電源電圧1.0V時の遅延仕様を満たす内部回路を構成するセルについては、1.2V時セル遅延ライブラリ105に記述された遅延時間を記述したものとする。
この場合、電源電圧1.0V時の遅延仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの修正後の遅延時間は、{(電源電圧1.0V時の遅延仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの1.0V時セル遅延ライブラリ110による遅延時間÷電源電圧1.0V時の遅延仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの1.2V時セル遅延ライブラリ105による遅延時間)÷(電源電圧1.0V時の遅延仕様を満たさなくなる内部回路の1.0V時遅延仕様109による遅延時間÷電源電圧1.0V時の遅延仕様を満たさなくなる内部回路の1.2V時遅延仕様104による遅延時間)×電源電圧1.0V時の遅延仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの1.2V時セル遅延ライブラリ105による遅延時間}となるようにする。
ここで、例えば、電源電圧1.2V時のセルBの遅延時間がTd、電源電圧1.0V時のセルBの遅延時間が1.6Td、電源電圧1.2V時の内部回路101、102の遅延仕様がTs、電源電圧1.0V時の内部回路101、102の遅延仕様が1.4Tsであり、かつ、電源電圧1.2Vの条件で遅延最適化を行い、内部回路101、102の遅延時間がTsになるようにすると、電源電圧1.0Vの条件では、内部回路101の遅延時間が1.2Ts、内部回路102の遅延時間が1.6Tsになるとする。
この場合には、電源電圧1.2Vの条件で遅延最適化を行うと、電源電圧1.0V時の遅延仕様を満たさなくなる内部回路は、内部回路102であるから、1.2V時セル遅延ライブラリ修正版114には、内部回路102を構成するセルBについては、電源電圧1.2V時の遅延時間を仮に大きくした値を記述し、セルBについては、1.2V時セル遅延ライブラリ105に記述された値を記述する。
具体的には、セルBの修正後の遅延時間=(電源電圧1.0V時のセルBの遅延時間÷電源電圧1.2V時のセルBの遅延時間)÷(電源電圧1.0V時の内部回路102の遅延仕様÷電源電圧1.2V時の内部回路102の遅延仕様)×電源電圧1.2V時のセルBの遅延時間=(1.6Td÷Td)÷(1.4Ts÷Ts)×Td=1.14Tdとする。
次に、半導体集積回路100の遅延最適化前デザイン103について、1.2V時遅延仕様104と1.2V時セル遅延ライブラリ修正版114を使用して、電源電圧が1.2Vの条件で遅延最適化を行い(ステップN1−2)、半導体集積回路100の遅延最適化デザイン115を得るようにする。
図2は本発明の半導体集積回路の最適化方法の第1実施形態の効果を説明するための図である。図2中、107は電源電圧1.2Vの条件で遅延を最適化した後の内部回路101の遅延時間の電源電圧依存性を示す曲線、116はセルBの遅延時間として1.2V時セル遅延ライブラリ修正版114に記述されている1.14Tdを使用して電源電圧が1.2Vの条件で遅延を最適化した後の内部回路102の遅延時間の電源電圧依存性を示す曲線である。
なお、108はセルBの遅延時間として1.2V時セル遅延ライブラリ105に記述されているTdを使用して電源電圧1.2Vの条件で遅延を最適化した後の内部回路102の遅延時間の電源電圧依存性を示す曲線である。
このように、電源電圧1.0V時のセルBの遅延時間1.6Tdが電源電圧1.2V時のセルBの遅延時間Tdの1.6倍であり、かつ、電源電圧1.0V時の内部回路102の遅延仕様1.4Tsが電源電圧1.2V時の内部回路102の遅延仕様Tsの1.4倍の場合において、電源電圧1.2V時のセルBの遅延時間を1.6/1.4=1.14倍としているので、電源電圧1.2Vの条件で遅延最適化を実行した場合、内部回路102の遅延時間は、電源電圧1.0V時の遅延仕様を満たすことになる。
図3は本発明の半導体集積回路の最適化方法の第1実施形態を実施するためのコンピュータの概念図である。図3中、117はCPU(中央処理装置)、118はCPU117が使用するDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)、119は入力手段、120は表示手段、121はHDD(ハードディスク装置)である。
HDD121には、半導体集積回路100の遅延最適化前デザイン103、1.2V時遅延仕様104、1.0V時遅延仕様109、1.2V時セル遅延ライブラリ105、1.0V時セル遅延ライブラリ110、1.2V時セル遅延ライブラリ修正版作成プログラム122、従来周知の遅延最適化プログラム123等が格納される。
1.2V時セル遅延ライブラリ修正版作成プログラム122は、半導体集積回路100の遅延最適化前デザイン103について、電源電圧1.2Vの条件で遅延最適化を行うと、電源電圧1.0V時の遅延仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルについては、電源電圧1.2V時の遅延時間を仮に大きくした遅延時間を記述し、電源電圧1.0V時の遅延仕様を満たす内部回路を構成するセルについては、1.2V時セル遅延ライブラリ105に記述された遅延時間を記述した1.2V時セル遅延ライブラリ修正版114を作成するためのものであり、この1.2V時セル遅延ライブラリ修正版作成プログラム122を使用して、CPU117を1.2V時セル遅延ライブラリ修正版作成手段として機能させることにより、ステップN1−1を実行することができる。
また、遅延最適化プログラム123は、半導体集積回路100の遅延最適化前デザイン103について、1.2V時遅延仕様104と1.2V時セル遅延ライブラリ修正版114を使用して、電源電圧1.2Vの条件で遅延最適化を行い、半導体集積回路100の遅延最適化デザイン115を得るためのものであり、この遅延最適化プログラム123を使用して、CPU117を遅延最適化手段として機能させることにより、ステップN1−2を実行することができる。
以上のように、本発明の半導体集積回路の最適化方法の第1実施形態によれば、1.2V時セル遅延ライブラリ修正版作成プログラム122を使用して、1.2V時セル遅延ライブラリ修正版114を作成し(ステップN1−1)、半導体集積回路100の遅延最適化前デザイン103について、1.2V時遅延仕様104と1.2V時セル遅延ライブラリ修正版114を使用して、電源電圧1.2Vの条件で遅延最適化を行い(ステップN1−2)、半導体集積回路100の遅延最適化デザインを得るとしているので、半導体集積回路100の遅延最適化を1回の遅延最適化処理で達成することができ、半導体集積回路100の遅延最適化を短時間で行うことができる。
(第2実施形態)
図4は本発明の半導体集積回路の最適化方法の第2実施形態を示す流れ図である。本発明の半導体集積回路の最適化方法の第2実施形態は、素子温度が125℃と−50℃の両場合において遅延仕様を満たすことが要求される半導体集積回路の遅延最適化方法であり、図13に示す半導体集積回路100の遅延最適化を行う場合を例にするものである。
図4中、103は前述した半導体集積回路100の遅延最適化前デザイン、124は内部回路101、102等の内部回路について、素子温度125℃時の遅延仕様を記述した125℃時遅延仕様、125はセルA、セルB等の各種セルについて、素子温度125℃時の実際の遅延時間を記述した125℃時セル遅延ライブラリである。
また、126は内部回路101、102等の内部回路について、素子温度−50℃時の遅延仕様を記述した−50℃時遅延仕様、127はセルA、セルB等の各種セルについて、素子温度−50℃時の遅延時間を記述した−50℃時セル遅延ライブラリである。
本発明の半導体集積回路の最適化方法の第2実施形態においては、まず、125℃時遅延仕様124と、125℃時セル遅延ライブラリ125と、−50℃時遅延仕様126と、−50℃時セル遅延ライブラリ127を使用して125℃時セル遅延ライブラリ修正版128を作成する(ステップN2−1)。
125℃時セル遅延ライブラリ修正版128は、半導体集積回路100の遅延最適化前デザイン103について、素子温度125℃の条件で遅延最適化を行うと、素子温度−50℃時の遅延仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルについては、素子温度125℃時の遅延時間を仮に大きくした遅延時間を記述し、素子温度−50℃時の遅延仕様を満たす内部回路を構成するセルについては、125℃時セル遅延ライブラリ125に記述された遅延時間を記述したものとする。
この場合、素子温度−50℃時の遅延仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの修正後の遅延時間は、{(素子温度−50℃時の遅延仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの−50℃時セル遅延ライブラリ127による遅延時間÷素子温度−50℃時の遅延仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの125℃時セル遅延ライブラリ125による遅延時間)÷(素子温度−50℃時の遅延仕様を満たさなくなる内部回路の−50℃時遅延仕様126による遅延時間÷素子温度−50℃時の遅延仕様を満たさなくなる内部回路の125℃時遅延仕様124による遅延時間)×素子温度−50℃時の遅延仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの125℃時セル遅延ライブラリ125による遅延時間}となるようにする。
ここで、例えば、素子温度125℃時のセルBの遅延時間がTd、素子温度−50℃時のセルBの遅延時間が1.2Td、素子温度125℃時の内部回路101、102の遅延仕様がTs、素子温度−50℃時の内部回路101、102の遅延仕様がTsであり、かつ、素子温度125℃の条件で遅延最適化を行い、内部回路101、102の遅延時間がTsになるようにすると、素子温度−50℃の条件では、内部回路101の遅延時間が0.8Ts、内部回路102の遅延時間が1.2Tsになるとする。
この場合には、素子温度125℃の条件で遅延最適化を行うと、素子温度−50℃時の遅延仕様を満たさなくなる内部回路は、内部回路102であるから、125℃時セル遅延ライブラリ修正版128には、内部回路102を構成するセルBについては、素子温度125℃時の遅延時間を仮に大きくした値を記述し、セルBについては、125℃時セル遅延ライブラリ125に記述された値を記述する。
具体的には、セルBの修正後の遅延時間=(素子温度−50℃時のセルBの遅延時間÷素子温度125℃時のセルBの遅延時間)÷(素子温度−50℃時の内部回路102の遅延仕様÷素子温度125℃時の内部回路102の遅延仕様)×素子温度125℃時のセルBの遅延時間=(1.2Td÷Td)÷(Ts÷Ts)×Td=1.2Tdとする。
次に、半導体集積回路100の遅延最適化前デザイン103について、125℃時遅延仕様124と125℃時セル遅延ライブラリ修正版128を使用して、素子温度125℃の条件で遅延最適化を行い(ステップN2−2)、半導体集積回路100の遅延最適化デザイン129を得るようにする。
図5は本発明の半導体集積回路の最適化方法の第2実施形態の効果を説明するための図である。図5中、130は素子温度125℃の条件で遅延を最適化した後の内部回路101の遅延時間の素子温度依存性を示す直線、131はセルBの遅延時間として125℃時セル遅延ライブラリ修正版128に記述されている1.2Tdを使用して素子温度125℃の条件で遅延を最適化した後の内部回路102の遅延時間の素子温度依存性を示す直線である。
なお、132はセルBの遅延時間として125℃時セル遅延ライブラリ125に記述されているTdを使用して素子温度125℃の条件で遅延を最適化した後の内部回路102の遅延時間の素子温度依存性を示す直線である。
このように、素子温度−50℃時のセルBの遅延時間1.2Tdが素子温度125℃時のセルBの遅延時間Tdの1.2倍であり、かつ、素子温度−50℃時の内部回路102の遅延仕様Tsが素子温度125℃時の内部回路102の遅延仕様Tsの1.0倍の場合において、素子温度125℃時のセルBの遅延時間を1.2/1.0=1.2倍としているので、素子温度125℃の条件で遅延最適化を実行した場合、内部回路102の遅延時間は、素子温度−50℃時の遅延仕様を満たすようになる。
図6は本発明の半導体集積回路の最適化方法の第2実施形態を実施するためのコンピュータの概念図である。本発明の半導体集積回路の最適化方法の第2実施形態を実施するためのコンピュータは、CPU117、DRAM118、入力手段119、表示手段120、HDD121等を有している。
HDD121には、半導体集積回路100の遅延最適化前デザイン103、125℃時遅延仕様124、125℃時セル遅延ライブラリ125、−50℃時遅延仕様126、−50℃時セル遅延ライブラリ127、125℃時セル遅延ライブラリ修正版作成プログラム133、従来周知の遅延最適化プログラム134等が格納される。
125℃時セル遅延ライブラリ修正版作成プログラム133は、半導体集積回路100の遅延最適化前デザイン103について、素子温度125℃の条件で遅延最適化を行うと、素子温度−50℃時の遅延仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルについては、素子温度125℃時の遅延時間を仮に大きくした遅延時間を記述し、素子温度−50℃時の遅延仕様を満たす内部回路を構成するセルについては、125℃時セル遅延ライブラリ125に記述された遅延時間を記述した125℃時セル遅延ライブラリ修正版128を作成するためのものであり、この125℃時セル遅延ライブラリ修正版作成プログラム133を用いて、CPU117を125℃時セル遅延ライブラリ修正版作成手段として機能させることにより、ステップN2−1を実行することができる。
また、遅延最適化プログラム134は、半導体集積回路100の遅延最適化前デザイン103について、125℃時遅延仕様124と125℃時セル遅延ライブラリ修正版128を使用して、素子温度125℃の条件で遅延最適化を行い、半導体集積回路100の遅延最適化デザイン129を取得するためのものであり、この遅延最適化プログラム134を使用して、CPU117を遅延最適化手段として機能させることにより、ステップN2−2を実行することができる。
以上のように、本発明の半導体集積回路の最適化方法の第2実施形態によれば、125℃時セル遅延ライブラリ修正版作成プログラム133を使用して、125℃時セル遅延ライブラリ修正版128を作成し(ステップN2−1)、半導体集積回路100の遅延最適化前デザイン103について、125℃時遅延仕様124と125℃時セル遅延ライブラリ修正版128を使用して、素子温度125℃の条件で遅延最適化を行い(ステップN2−2)、半導体集積回路100の遅延最適化デザイン129を得るとしているので、半導体集積回路100の遅延最適化を1回の遅延最適化処理で達成することができ、半導体集積回路100の遅延最適化を短時間で行うことができる。
(第3実施形態)
図7は本発明の半導体集積回路の最適化方法の第3実施形態を示す流れ図である。本発明の半導体集積回路の最適化方法の第3実施形態は、電源電圧が1.2Vと1.0Vの両場合において消費電力仕様を満たすことが要求される半導体集積回路の消費電力最適化方法であり、図13に示す半導体集積回路100の消費電力最適化を行う場合を例にするものである。
図7中、135は半導体集積回路100の消費電力最適化前デザイン、136は内部回路101、102等の内部回路について、電源電圧1.2V時の消費電力仕様を記述した1.2V時消費電力仕様、137はセルA、セルB等の各種セルについて、電源電圧1.2V時の実際の消費電力を記述した1.2V時セル消費電力ライブラリである。
また、138は内部回路101、102等の内部回路について、電源電圧1.0V時の消費電力仕様を記述した1.0V時消費電力仕様、139はセルA、セルB等の各種セルについて、電源電圧1.0V時の実際の消費電力を記述した1.0V時セル消費電力ライブラリである。
本発明の半導体集積回路の最適化方法の第3実施形態においては、まず、1.2V時消費電力仕様136と、1.2V時セル消費電力ライブラリ137と、1.0V時消費電力仕様138と、1.0V時セル消費電力ライブラリ139を使用して1.2V時セル消費電力ライブラリ修正版140を作成する(ステップN3−1)。
1.2V時セル消費電力ライブラリ修正版140は、半導体集積回路100の消費電力最適化前デザイン135について、電源電圧1.2Vの条件で消費電力最適化を行うと、電源電圧1.0V時の消費電力仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルについては、電源電圧1.2V時の消費電力を仮に大きくした消費電力を記述し、電源電圧1.0V時の消費電力仕様を満たす内部回路を構成するセルについては、1.2V時セル消費電力ライブラリ137に記述された消費電力を記述したものとする。
この場合、電源電圧1.0V時の消費電力仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの修正後の消費電力は、{(電源電圧1.0V時の消費電力仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの1.0V時セル消費電力ライブラリ139による消費電力÷電源電圧1.0V時の消費電力仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの1.2V時セル消費電力ライブラリ137による消費電力)÷(電源電圧1.0V時の消費電力仕様を満たさなくなる内部回路の1.0V時消費電力仕様138による消費電力÷電源電圧1.0V時の消費電力仕様を満たさなくなる内部回路の1.2V時消費電力仕様136による消費電力)×電源電圧1.0V時の消費電力仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの1.2V時セル消費電力ライブラリ137による消費電力}となるようにする。
ここで、例えば、電源電圧1.2V時のセルBの消費電力がP、電源電圧1.0V時のセルBの消費電力が0.8P、電源電圧1.2V時の内部回路101、102の消費電力仕様がPs、電源電圧1.0V時の内部回路101、102の消費電力仕様が0.75Psであり、かつ、電源電圧1.2Vの条件で消費電力最適化を行い、内部回路101、102の消費電力がPsになるようにすると、電源電圧1.0Vの条件では、内部回路101の消費電力が0.6Ps、内部回路102の消費電力が0.8Psになるとする。
この場合には、電源電圧1.2Vの条件で消費電力最適化を行うと、電源電圧1.0V時の消費電力仕様を満たさなくなる内部回路は、内部回路102であるから、1.2V時セル消費電力ライブラリ修正版140には、内部回路102を構成するセルBについては、電源電圧1.2V時の消費電力を仮に大きくした値を記述し、セルBについては、1.2V時セル消費電力ライブラリ137に記述された値を記述する。
具体的には、セルBの修正後の消費電力=(電源電圧1.0V時のセルBの消費電力÷セルBの電源電圧1.2V時のセルBの消費電力)÷(電源電圧1.0V時の内部回路102の消費電力仕様÷電源電圧1.2V時の内部回路102の消費電力仕様)×電源電圧1.2V時のセルBの消費電力=(0.8P÷P)÷(0.75Ps÷Ps)×P=1.07Pとする。
次に、半導体集積回路100の消費電力最適化前デザイン135について、1.2V時消費電力仕様136と1.2V時セル消費電力ライブラリ修正版140を使用して、電源電圧が1.2Vの条件で消費電力最適化を行い(ステップN3−2)、半導体集積回路100の消費電力最適化デザイン141を得るようにする。
図8は本発明の半導体集積回路の最適化方法の第3実施形態の効果を説明するための図である。図8中、142は電源電圧1.2Vの条件で消費電力を最適化した後の内部回路101の消費電力の電源電圧依存性を示す曲線、143はセルBの消費電力として1.2V時セル消費電力ライブラリ修正版140に記述されている1.07Pを使用して電源電圧1.2Vの条件で消費電力を最適化した後の内部回路102の消費電力の電源電圧依存性を示す曲線である。
なお、144はセルBの消費電力として1.2V時セル消費電力ライブラリ137に記述されているPを使用して電源電圧1.2Vの条件で消費電力を最適化した後の内部回路102の消費電力の電源電圧依存性を示す曲線である。
このように、電源電圧1.0V時のセルBの消費電力0.8Pが電源電圧1.2V時のセルBの消費電力Pの0.8倍であり、かつ、電源電圧1.0V時の内部回路102の消費電力仕様0.75Psが電源電圧1.2V時の内部回路102の消費電力仕様Psの0.75倍の場合において、電源電圧1.2V時のセルBの消費電力を0.8/0.75=1.07倍としているので、電源電圧が1.2Vの条件で消費電力最適化を実行した場合、内部回路102の消費電力は、電源電圧1.0V時の消費電力仕様を満たすようになる。
図9は本発明の半導体集積回路の最適化方法の第3実施形態を実施するためのコンピュータの概念図である。本発明の半導体集積回路の最適化方法の第3実施形態を実施するためのコンピュータは、CPU117、DRAM118、入力手段119、表示手段120、HDD121等を有している。
HDD121には、半導体集積回路100の消費電力最適化前デザイン135、1.2V時消費電力仕様136、1.2V時セル消費電力ライブラリ137、1.0V時消費電力仕様138、1.0V時セル消費電力ライブラリ139、1.2V時セル消費電力ライブラリ修正版作成プログラム145、消費電力最適化プログラム146等が格納される。
1.2V時セル消費電力ライブラリ修正版作成プログラム145は、半導体集積回路100の消費電力最適化前デザイン135について、電源電圧1.2Vの条件で消費電力最適化を行うと、電源電圧1.0V時の消費電力仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルについては、電源電圧1.2V時の消費電力を仮に大きくした消費電力を記述し、電源電圧1.0V時の消費電力仕様を満たす内部回路を構成するセルについては、1.2V時セル消費電力ライブラリ137に記述された消費電力を記述したセル消費電力ライブラリ修正版140を作成するためのものであり、この1.2V時セル消費電力ライブラリ修正版作成プログラム145を用いて、CPU117を1.2V時セル消費電力ライブラリ修正版作成手段として機能させることにより、ステップN3−1を実行することができる。
また、消費電力最適化プログラム146は、半導体集積回路100の消費電力最適化前デザイン135について、1.2V時消費電力仕様136と1.2V時セル消費電力ライブラリ修正版140を使用して、電源電圧1.2Vの条件で消費電力最適化を行い、半導体集積回路100の消費電力最適化デザイン141を得るためのものであり、この消費電力最適化プログラム146を使用して、CPU117を消費電力最適化手段として機能させることにより、ステップN3−2を実行することができる。
以上のように、本発明の半導体集積回路の最適化方法の第3実施形態によれば、1.2V時セル消費電力ライブラリ修正版作成プログラム145を使用して、1.2V時セル消費電力ライブラリ修正版140を作成し(ステップN3−1)、半導体集積回路100の消費電力最適化前デザイン135について、1.2V時消費電力仕様136と1.2V時セル消費電力ライブラリ修正版140を使用して、電源電圧1.2Vの条件で消費電力最適化を行い(ステップN3−2)、半導体集積回路100の消費電力最適化デザイン141を得るとしているので、半導体集積回路100の消費電力最適化を1回の消費電力最適化処理で達成することができ、半導体集積回路100の消費電力最適化を短時間で行うことができる。
(第4実施形態)
図10は本発明の半導体集積回路の最適化方法の第4実施形態を示す流れ図である。本発明の半導体集積回路の最適化方法の第4実施形態は、素子温度が125℃と−50℃の両場合において消費電力仕様を満たすことが要求される半導体集積回路の消費電力最適化方法であり、図13に示す半導体集積回路100の消費電力最適化を行う場合を例にするものである。
図10中、135は前述した半導体集積回路100の消費電力最適化前デザイン、147は内部回路101、102等の内部回路について、素子温度125℃時の消費電力仕様を記述した125℃時消費電力仕様、148はセルA、セルB等の各種セルについて、素子温度125℃時の実際の消費電力を記述した125℃時セル消費電力ライブラリである。
また、149は内部回路101、102等の内部回路について、素子温度−50℃時の消費電力仕様を記述した−50℃時消費電力仕様、150はセルA、セルB等の各種セルについて、素子温度−50℃時の実際の消費電力を記述した−50℃時セル消費電力ライブラリである。
本発明の半導体集積回路の最適化方法の第4実施形態においては、まず、125℃時消費電力仕様147と、125℃時セル消費電力ライブラリ148と、−50℃時消費電力仕様149と、−50℃時セル消費電力ライブラリ150を使用して125℃時セル消費電力ライブラリ修正版151を作成する(ステップN4−1)。
125℃時セル消費電力ライブラリ修正版151は、半導体集積回路100の消費電力最適化前デザイン135について、素子温度125℃の条件で消費電力最適化を行うと、素子温度−50℃時の消費電力仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルについては、素子温度125℃時の消費電力を仮に大きくした消費電力を記述し、素子温度−50℃時の消費電力仕様を満たす内部回路を構成するセルについては、125℃時セル消費電力ライブラリ148に記述された消費電力を記述したものとする。
素子温度−50℃時の消費電力仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの修正後の消費電力は、{(素子温度−50℃時の消費電力仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの−50℃時セル消費電力ライブラリ150による消費電力÷素子温度−50℃時の消費電力仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの125℃時セル消費電力ライブラリ148による消費電力)÷(素子温度−50℃時の消費電力仕様を満たさなくなる内部回路の−50℃時消費電力仕様149による消費電力÷素子温度−50℃時の消費電力仕様を満たさなくなる内部回路の125℃時消費電力仕様147による消費電力)×素子温度−50℃時の消費電力仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの125℃時セル消費電力ライブラリ148による消費電力}となるようにする。
ここで、例えば、素子温度125℃時のセルBの消費電力がP、素子温度−50℃時のセルBの消費電力が0.8P、素子温度125℃時の内部回路101、102の消費電力仕様がPs、素子温度−50℃時の内部回路101、102の消費電力仕様が0.5Psであり、かつ、素子温度125℃の条件で消費電力最適化を行い、内部回路101、102の消費電力がPsになるようにすると、素子温度−50℃の条件では、内部回路101の消費電力が0.4Ps、内部回路102の消費電力が0.8Psになるとする。
この場合には、素子温度125℃の条件で消費電力最適化を行うと、素子温度−50℃時の消費電力仕様を満たさなくなる内部回路は、内部回路102であるから、125℃時セル消費電力ライブラリ修正版151には、内部回路102を構成するセルBについては、素子温度125℃時の消費電力を仮に大きくした値を記述し、セルBについては、125℃時セル消費電力ライブラリ148に記述された値を記述する。
具体的には、セルBの修正後の消費電力=(素子温度−50℃時のセルBの消費電力÷素子温度125℃時のセルBの消費電力)÷(素子温度−50℃時の内部回路102の消費電力仕様÷素子温度125℃時の内部回路102の消費電力仕様)×素子温度125℃時のセルBの消費電力=(0.8P÷P)÷(0.5Ps÷Ps)×P=1.6Pとする。
次に、半導体集積回路100の消費電力最適化前デザイン135について、125℃時消費電力仕様147とセル消費電力ライブラリ修正版151を使用して、素子温度125℃の条件で消費電力最適化を行い(ステップN4−2)、半導体集積回路100の消費電力最適化デザイン152を得るようにする。
図11は本発明の半導体集積回路の最適化方法の第4実施形態の効果を説明するための図である。図11中、153は素子温度125℃の条件で消費電力を最適化した後の内部回路101の消費電力の素子温度依存性を示す曲線、154はセルBの消費電力として125℃時セル消費電力ライブラリ修正版151に記述されている1.6Pを使用して素子温度125℃の条件で消費電力を最適化した後の内部回路102の消費電力の素子温度依存性を示す曲線である。
なお、155はセルBの消費電力として125℃時セル消費電力ライブラリ148に記述されているPを使用して素子温度125℃の条件で消費電力を最適化した後の内部回路102の消費電力の素子温度依存性を示す曲線である。
このように、素子温度−50℃時のセルBの消費電力0.8Pが素子温度125℃時のセルBの消費電力Pの0.8倍であり、かつ、素子温度−50℃時の内部回路102の消費電力仕様0.5Psが素子温度125℃時の内部回路102の消費電力仕様Psの0.5倍の場合において、素子温度125℃時のセルBの消費電力を0.8/0.5=1.6倍としているので、素子温度125℃の条件で消費電力最適化を実行した場合、内部回路102の消費電力は、素子温度−50℃時の消費電力仕様を満たすようになる。
図12は本発明の半導体集積回路の最適化方法の第4実施形態を実施するためのコンピュータの概念図である。本発明の半導体集積回路の最適化方法の第4実施形態を実施するためのコンピュータは、CPU117、DRAM118、入力手段119、表示手段120、HDD121等を有している。
HDD121には、半導体集積回路100の消費電力最適化前デザイン135、125℃時消費電力仕様147、125℃時セル消費電力ライブラリ148、−50℃時消費電力仕様149、−50℃時セル消費電力ライブラリ150、125℃時セル消費電力ライブラリ修正版作成プログラム156、消費電力最適化プログラム157等が格納される。
125℃時セル消費電力ライブラリ修正版作成プログラム156は、半導体集積回路100の消費電力最適化前デザイン135について、素子温度125℃の条件で消費電力最適化を行うと、素子温度−50℃での消費電力仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルについては、素子温度125℃での消費電力を仮に大きくした消費電力を記述し、素子温度−50℃での消費電力仕様を満たす内部回路を構成するセルについては、125℃時セル消費電力ライブラリ148に記述された消費電力を記述した125℃時セル消費電力ライブラリ修正版151を作成するためのものであり、この125℃時セル消費電力ライブラリ修正版作成プログラム156を用いて、CPU117を125℃時セル消費電力ライブラリ修正版作成手段として機能させることにより、ステップN4−1を実行することができる。
また、消費電力最適化プログラム157は、半導体集積回路100の消費電力最適化前デザイン135について、125℃時消費電力仕様147と125℃時セル消費電力ライブラリ修正版151を使用して、素子温度125℃の条件で消費電力最適化を行い、半導体集積回路100の消費電力最適化デザイン152を得るためのものであり、この消費電力最適化プログラム157を使用して、CPU117を消費電力最適化手段として機能させることにより、ステップN4−2を実行することができる。
以上のように、本発明の半導体集積回路の最適化方法の第4実施形態によれば、125℃時セル消費電力ライブラリ修正版作成プログラム156を使用して、125℃時セル消費電力ライブラリ修正版151を作成し(ステップN4−1)、半導体集積回路100の消費電力最適化前デザイン135について、125℃時消費電力仕様147と125℃時セル消費電力ライブラリ修正版151を使用して、素子温度125℃の条件で消費電力最適化を行い(ステップN4−2)、半導体集積回路100の消費電力最適化デザイン152を得るとしているので、半導体集積回路100の消費電力最適化を1回の消費電力最適化処理で達成することができ、半導体集積回路100の消費電力最適化を短時間で行うことができる。
なお、本発明の半導体集積回路の最適化方法の第1実施形態〜第4実施形態で記述したセルには、メモリマクロやアナログマクロ等のマクロも含まれる。
ここで、本発明を整理すると、本発明には、少なくとも、以下の半導体集積回路の最適化方法及び最適化プログラムが含まれる。
(付記1)第1動作条件値と第2動作条件値で所定パラメータが仕様を満たすことが要求される半導体集積回路の前記所定パラメータの最適化をコンピュータを使用して行う半導体集積回路の最適化方法であって、前記コンピュータをセルライブラリ修正版作成手段として機能させ、セルの前記所定パラメータを記述したセルライブラリを使用して前記第1動作条件値で前記半導体集積回路の前記所定パラメータの最適化を行うと、前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路については、該内部回路を構成するセルの前記第1動作条件値での前記所定パラメータの値を修正したセルライブラリ修正版を作成する工程と、前記コンピュータを前記半導体集積回路の前記所定パラメータの最適化手段として機能させ、前記セルライブラリ修正版を使用して前記第1動作条件値で前記半導体集積回路の前記所定パラメータを最適化する工程を含むことを特徴とする半導体集積回路の最適化方法。
(付記2)前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの修正後の前記所定パラメータの値は、{(前記第2動作条件値での前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの前記第2動作条件値での前記所定パラメータの前記セルライブラリによる値÷前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの前記第1動作条件値での前記所定パラメータの前記セルライブラリによる値)÷(前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路の前記第2動作条件値でのパラメータの仕様値÷前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路の前記第1動作条件値での前記所定パラメータの仕様値)×前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの前記第1動作条件値での前記所定パラメータの前記セルライブラリによる値}となるようにすることを特徴とする付記1記載の半導体集積回路の最適化方法。
(付記3)前記第1動作条件値および前記第2動作条件値は電源電圧又は素子温度の値、前記所定パラメータは遅延時間又は消費電力であることを特徴とする付記1又は2記載の半導体集積回路の最適化方法。
(付記4)第1動作条件値と第2動作条件値で所定パラメータが仕様を満たすことが要求される半導体集積回路の前記所定パラメータの最適化をコンピュータに実行させる半導体集積回路の最適化プログラムであって、セルの前記所定パラメータを記述したセルライブラリを使用して前記第1動作条件値で前記半導体集積回路の前記所定パラメータの最適化を行うと、前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路については、該内部回路を構成するセルの前記第1動作条件値での前記所定パラメータの値を修正したセルライブラリ修正版を作成する工程と、前記セルライブラリ修正版を使用して前記第1動作条件値で前記半導体集積回路の前記所定パラメータを最適化する工程を前記コンピュータに実行させることを特徴とする半導体集積回路の最適化プログラム。
(付記5)前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの修正後の前記所定パラメータの値は、{(前記第2動作条件値での前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの前記第2動作条件値での前記所定パラメータの前記セルライブラリによる値÷前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの前記第1動作条件値での前記所定パラメータの前記セルライブラリによる値)÷(前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路の前記第2動作条件値での前記所定パラメータの仕様値÷前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路の前記第1動作条件値での前記所定パラメータの仕様値)×前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの前記第1動作条件値での前記所定パラメータの前記セルライブラリによる値}となるようにすることを特徴とする付記4記載の半導体集積回路の最適化プログラム。
(付記6)前記第1動作条件値および前記第2動作条件値は電源電圧又は素子温度の値、前記所定パラメータは遅延時間又は消費電力であることを特徴とする付記4又は5記載の半導体集積回路の最適化プログラム。
本発明の半導体集積回路の最適化方法の第1実施形態を示す流れ図である。 本発明の半導体集積回路の最適化方法の第1実施形態の効果を説明するための図である。 本発明の半導体集積回路の最適化方法の第1実施形態を実施するためのコンピュータの概念図である。 本発明の半導体集積回路の最適化方法の第2実施形態を示す流れ図である。 本発明の半導体集積回路の最適化方法の第2実施形態の効果を説明するための図である。 本発明の半導体集積回路の最適化方法の第2実施形態を実施するためのコンピュータの概念図である。 本発明の半導体集積回路の最適化方法の第3実施形態を示す流れ図である。 本発明の半導体集積回路の最適化方法の第3実施形態の効果を説明するための図である。 本発明の半導体集積回路の最適化方法の第3実施形態を実施するためのコンピュータの概念図である。 本発明の半導体集積回路の最適化方法の第4実施形態を示す流れ図である。 本発明の半導体集積回路の最適化方法の第4実施形態の効果を説明するための図である。 本発明の半導体集積回路の最適化方法の第4実施形態を実施するためのコンピュータの概念図である。 従来の半導体集積回路の最適化方法および本発明の半導体集積回路の最適化方法の第1実施形態〜第4実施形態の説明に使用する図である。 第1従来例の半導体集積回路の最適化方法を示す流れ図である。 第1従来例の半導体集積回路の最適化方法が有する問題点を説明するための図である。 第2従来例の半導体集積回路の最適化方法を示す流れ図である。 第2従来例の半導体集積回路の最適化方法で実行される遅延最適化の手順を示す流れ図である。 第2従来例の半導体集積回路の最適化方法が有する問題点を説明するための図である。
符号の説明
100…半導体集積回路
101、102…内部回路
103…遅延最適化前デザイン
104…1.2V時遅延仕様
105…1.2V時セル遅延ライブラリ
106…遅延最適化デザイン
109…1.0V時遅延仕様
110…1.0V時セル遅延ライブラリ
111…遅延最適化デザイン
114…1.2V時セル遅延ライブラリ修正版
115…遅延最適化デザイン
117…CPU(中央処理装置)
118…DRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)
119…入力手段
120…出力手段
121…HDD(ハードディスク装置)
122…1.2V時セル遅延ライブラリ修正版作成プログラム
123…遅延最適化プログラム
124…125℃時遅延仕様
125…125℃時セル遅延ライブラリ
126…−50℃時遅延仕様
127…−50℃時セル遅延ライブラリ
128…125℃時セル遅延ライブラリ修正版
129…遅延最適化デザイン
133…125℃時セル遅延ライブラリ修正版作成プログラム
134…遅延最適化プログラム
135…消費電力最適化前デザイン
136…1.2V時消費電力仕様
137…1.2V時セル消費電力ライブラリ
138…1.0V時消費電力仕様
139…1.0V時セル消費電力ライブラリ
140…1.2V時セル消費電力ライブラリ修正版
141…消費電力最適化デザイン
145…1.2V時セル消費電力ライブラリ修正版作成プログラム
146…消費電力最適化プログラム
147…125℃時消費電力仕様
148…125℃時セル消費電力ライブラリ
149…−50℃時消費電力仕様
150…−50℃時セル消費電力ライブラリ
151…125℃時セル消費電力ライブラリ修正版
152…消費電力最適化デザイン
156…125℃時セル消費電力ライブラリ修正版作成プログラム
157…消費電力最適化プログラム

Claims (5)

  1. 第1動作条件値と第2動作条件値で所定パラメータが仕様を満たすことが要求される半導体集積回路の前記所定パラメータの最適化をコンピュータを使用して行う半導体集積回路の最適化方法であって、
    前記コンピュータをセルライブラリ修正版作成手段として機能させ、セルの前記所定パラメータを記述したセルライブラリを使用して前記第1動作条件値で前記半導体集積回路の前記所定パラメータの最適化を行うと、前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路については、該内部回路を構成するセルの前記第1動作条件値での前記所定パラメータの値を修正したセルライブラリ修正版を作成する工程と、
    前記コンピュータを前記半導体集積回路の前記所定パラメータの最適化手段として機能させ、前記セルライブラリ修正版を使用して前記第1動作条件値で前記半導体集積回路の前記所定パラメータを最適化する工程を
    含むことを特徴とする半導体集積回路の最適化方法。
  2. 前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの修正後の前記所定パラメータの値は、{(前記第2動作条件値での前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの前記第2動作条件値での前記所定パラメータの前記セルライブラリによる値÷前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの前記第1動作条件値での前記所定パラメータの前記セルライブラリによる値)÷(前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路の前記第2動作条件値での前記所定パラメータの仕様値÷前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路の前記第1動作条件値での前記所定パラメータの仕様値)×前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの前記第1動作条件値での前記所定パラメータの前記セルライブラリによる値}となるようにする
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路の最適化方法。
  3. 前記第1動作条件値および前記第2動作条件値は電源電圧又は素子温度の値、前記所定パラメータは遅延時間又は消費電力である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体集積回路の最適化方法。
  4. 第1動作条件値と第2動作条件値で所定パラメータが仕様を満たすことが要求される半導体集積回路の前記所定パラメータの最適化をコンピュータに実行させる半導体集積回路の最適化プログラムであって、
    セルの前記所定パラメータを記述したセルライブラリを使用して前記第1動作条件値で前記半導体集積回路の前記所定パラメータの最適化を行うと、前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路については、該内部回路を構成するセルの前記第1動作条件値での前記所定パラメータの値を修正したセルライブラリ修正版を作成する工程と、
    前記セルライブラリ修正版を使用して前記第1動作条件値で前記半導体集積回路の前記所定パラメータを最適化する工程を
    前記コンピュータに実行させることを特徴とする半導体集積回路の最適化プログラム。
  5. 前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの修正後の前記所定パラメータの値は、{(前記第2動作条件値での前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの前記第2動作条件値での前記所定パラメータの前記セルライブラリによる値÷前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの前記第1動作条件値での前記所定パラメータの前記セルライブラリによる値)÷(前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路の前記第2動作条件値での前記所定パラメータの仕様値÷前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路の前記第1動作条件値での前記所定パラメータの仕様値)×前記第2動作条件値で前記所定パラメータの仕様を満たさなくなる内部回路を構成するセルの前記第1動作条件値での前記所定パラメータの前記セルライブラリによる値}となるようにする
    ことを特徴とする請求項4記載の半導体集積回路の最適化プログラム。

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008186229A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Renesas Technology Corp 半導体集積回路の設計装置
JP2009157909A (ja) * 2007-12-05 2009-07-16 Fujitsu Ltd 消費電力見積プログラム、該プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体、消費電力見積装置、および消費電力見積方法
JP2009237972A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Fujitsu Microelectronics Ltd 半導体装置、その設計方法及び設計装置

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