JP2009237972A - 半導体装置、その設計方法及び設計装置 - Google Patents

半導体装置、その設計方法及び設計装置 Download PDF

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Abstract

【課題】低電源電圧化により消費電力を削減することができる半導体装置の設計方法を提供することを課題とする。
【解決手段】第1の電源電圧の半導体装置の設計データを前記第1の電源電圧より低い第2の電源電圧の半導体装置の設計データに変更する電源電圧変更ステップと、前記第2の電源電圧の半導体装置の設計データを基に前記第2の電源電圧の半導体装置の遅延時間を計算する第1の遅延計算ステップと、前記第2の電源電圧の半導体装置の遅延時間を基に静的タイミング解析処理を行うことによりタイミングエラーを検出する第1の静的タイミング解析ステップと、前記タイミングエラーが検出されたパス上のセルが含まれるセルブロックの電源電圧線に前記第1の電源電圧を供給し、それ以外の前記セルブロックの電源電圧線に前記第2の電源電圧を供給するように設計データを生成する電源電圧供給ステップとを有する半導体装置の設計方法が提供される。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体装置、その設計方法及び設計装置に関する。
最近は、多くの製品(主にモバイル関係)でLSIの低消費電力化が求められている。現在ある半導体チップを低消費電力化する場合、電源電圧を下げる(低電圧化)ことがもっとも簡単な方法である。しかし、高電圧で設計した半導体チップを低電圧化すると、動作電流が小さくなり、動作速度が遅くなる。これにより、タイミングエラーが発生し、低電圧化ができないことがある。したがって、タイミングを考慮した低電圧化する手法が望まれている。
図10(A)及び(B)は、半導体チップ1001のタイミング制約を説明するための図である。図10(A)において、半導体チップ1001は、セルA1〜A4及びB1〜B4を有する。4個のセルA1〜A4は、直列に接続され、1.2Vの電源電圧が供給され、入力信号INAを入力して出力信号OUTAを出力する第1のパスを構成する。セルA1〜A4の各々の遅延時間は例えば100psである。この場合、出力信号OUTAは、入力信号INAに対して400psの遅延時間を有する。第1のパスの設計タイミング制約が500psであるとすると、400psの遅延時間は設計制約を満たす。
また、4個のセルB1〜B4は、直列に接続され、1.2Vの電源電圧が供給され、入力信号INBを入力して出力信号OUTBを出力する第2のパスを構成する。セルB1〜B4の各々の遅延時間は例えば100psである。この場合、出力信号OUTBは、入力信号INBに対して400psの遅延時間を有する。第2のパスの設計タイミング制約が1200psであるとすると、400psの遅延時間は設計制約を満たす。
以上のように、1.2Vの電源電圧の場合には、第1のパス及び第2のパスの遅延時間は設計制約を満たす。
図10(B)は、図10(A)の半導体チップ1001の電源電圧を1.2Vから1.0Vに低電圧化したときの遅延時間を示す図である。電源電圧を低くすると、セルA1〜A4及びB1〜B4の遅延時間は長くなる。
4個のセルA1〜A4に1.0Vの電源電圧が供給されると、セルA1〜A4の各々の遅延時間は例えば150psになる。この場合、出力信号OUTAは、入力信号INAに対して600psの遅延時間を有する。第1のパスの設計タイミング制約が500psであるとすると、600psの遅延時間は設計制約を満たさず、タイミングエラーが発生する。
これに対し、4個のセルB1〜B4に1.0Vの電源電圧が供給されると、セルB1〜B4の各々の遅延時間は例えば150psになる。この場合、出力信号OUTBは、入力信号INBに対して600psの遅延時間を有する。第2のパスの設計タイミング制約が1200psであるとすると、600psの遅延時間は設計制約を満たす。
高電源電圧で設計した半導体チップを低消費電力対策として低電源電圧に変更した場合、パス遅延時間の増大によってタイミングの厳しい第1のパスはタイミングエラーとなり、低電源電圧で動作しないことがある。
図11(A)及び(B)は、半導体チップ1001の電源電圧の低電圧化により発生するタイミングエラーを防止する方法を示す図である。図11(A)に示すように、セルB1〜B4を含む第2のパスは、電源電圧を1.0Vの低電圧にしても、タイミングエラーは発生しなかったので、セルB1〜B4には1.0Vの低電源電圧を供給する。これに対し、セルA1〜A4を含む第1のパスは、電源電圧が1.0Vの低電圧ではタイミングエラーが発生したが、電源電圧が1.2Vの高電圧ではタイミングエラーが発生しなかったので、セルA1〜A4には1.2Vの高電源電圧を供給する。以上のように、セルA1〜A4の電源電圧を1.2Vの高電圧にし、セルB1〜B4の電源電圧を1.0Vの低電圧にすれば、タイミングエラーがなくなる。
図11(B)は、図11(A)の半導体チップ1001の実際のレイアウトを示す図である。実際のレイアウトでは、セルA1〜A4の領域とセルB1〜B4の領域が分離されておらず、セルA1〜A4の領域及びセルB1〜B4の領域が分散している。そのため、セルA1〜A4の高電源電圧領域とセルB1〜B4の低電源電圧領域とを電源分離することが困難である。また、電源分離ができたとしても、半導体チップ1001のレイアウト修正に多大な工数が必要になる。
図12は、半導体チップの設計方法を示すフローチャートである。ネットリスト1201は、半導体チップの回路設計データであり、図10(A)のようにすべてのセルの電源電圧が1.2Vの高電圧の場合にはタイミングエラーが発生しないことが検証されている。その後、電源電圧を1.2Vから1.0Vに低電圧化するニーズが発生したとする。以下、半導体チップを低電源電圧化する方法を説明する。
まず、ネットリスト1201に対して、すべてのセルの電源電圧を1.2Vから1.0Vに変更する。次に、ステップ1202では、ネットリスト1201を基にレイアウト設計処理(フロアプラン)を行う。次に、ステップ1203では、配置及び配線処理を行う。次に、ステップ1204では、RC(抵抗及び容量値)抽出及び遅延計算処理を行い、遅延時間を出力する。遅延時間は、上記のように、電源電圧が高いときには短くなり、電源電圧が低いときには長くなる。次に、ステップ1205では、静的タイミング解析処理(STA)を行う。
次に、ステップ1206では、上記の計算された遅延時間と設計タイミング制約とを比較し、タイミング検証に合格したか否かをチェックする。合格であればステップ1208へ進み、不合格であればステップ1207へ進む。ステップ1208では、設計処理を終了する。
図10(B)に示したように、低電源電圧化すると、遅延時間が増加し、例えばセルA1〜A4を有する第1のパスで、タイミングエラーが発生し、タイミング検証が不合格になることがある。その場合は、ステップ1207へ進む。ステップ1207では、バッファ挿入等のタイミング修正処理を行い、ステップ1203に戻る。その後、上記の処理を繰り返す。
以上のように、低電源電圧化を行うときは電源電圧を高電圧から低電圧に変更して、再度ステップ1205の静的タイミング解析処理を実行し、タイミングエラーがある箇所に対して、ステップ1207においてタイミング修正処理を実行する。
この場合、電源電圧を高電圧から低電圧に変更したとき、何回かステップ1207のタイミング修正処理を実行しても、タイミング検証に合格しないことがある。また、低電源電圧における動作周波数や制約条件の変更が必要となり、仕様見直しになることがある。これらの場合、工数が大幅に増大してしまう。
また、下記の特許文献1には、タイミング検証手段によるタイミング検証結果をもとにタイミング違反が発生しているかどうかを判定し、タイミング違反が検出された場合に、電圧条件管理データを参照し、より高電圧の動作電源電圧条件での遅延計算の可否を判断する半導体集積回路の遅延計算方法が記載されている。
また、下記の特許文献2には、途中に一個以上のトランジスタを有する複数の配線経路をもつ半導体集積回路の設計方法において、 所定の閾値以上のトランジスタを用いて回路設計した後、各々の配線経路の遅延時間を算出し、所定の遅延時間を超える配線経路について、その中のトランジスタの閾値を下げるように補正することを特徴とする半導体回路の設計方法が記載されている。
特開2001−325320号公報 特開平9−319775号公報
本発明の目的は、低電源電圧化により消費電力を削減すると共に、タイミングエラーを防止し、タイミングエラーによるレイアウト設計のやり直しを防止することができる半導体装置、その設計方法及び設計装置を提供することである。
本発明の半導体装置の設計方法は、複数のセルブロックに分割されタイミングエラーがない第1の電源電圧の半導体装置の設計データを入力し、前記第1の電源電圧の半導体装置の設計データを前記第1の電源電圧より低い第2の電源電圧の半導体装置の設計データに変更する電源電圧変更ステップと、前記第2の電源電圧の半導体装置の設計データを基に前記第2の電源電圧の半導体装置の遅延時間を計算する第1の遅延計算ステップと、前記第2の電源電圧の半導体装置の遅延時間を基に静的タイミング解析処理を行うことによりタイミングエラーを検出する第1の静的タイミング解析ステップと、前記タイミングエラーが検出されたパス上のセルが含まれる前記セルブロックの電源電圧線に前記第1の電源電圧を供給し、それ以外の前記セルブロックの電源電圧線に前記第2の電源電圧を供給するように設計データを生成する電源電圧供給ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明の半導体装置は、相互に分離された電源電圧線を有する複数のセルブロックと、相互に異なる電源電圧が供給される複数の電源電圧供給線とを有し、前記複数のセルブロックの電源電圧線は、前記セルブロック毎に前記複数の電源電圧供給線の中のいずれか1つに接続されることを特徴とする。
低電源電圧化により消費電力を削減すると共に、タイミングエラーを防止し、タイミングエラーによるレイアウト設計のやり直しを防止することができる。
図9は、本発明の実施形態による半導体装置の設計装置を構成するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。このコンピュータは、CAD(computer-aided design)により、ネットリスト設計データを生成し、低電源電圧化した設計データの静的タイミング解析を行うことができる。
バス901には、中央処理装置(CPU)902、ROM903、RAM904、ネットワークインタフェース905、入力装置906、出力装置907及び外部記憶装置908が接続されている。
CPU902は、データの処理及び演算を行うと共に、バス901を介して接続された上記の構成ユニットを制御するものである。ROM903には、予めブートプログラムが記憶されており、このブートプログラムをCPU902が実行することにより、コンピュータが起動する。外部記憶装置908にコンピュータプログラムが記憶されており、そのコンピュータプログラムがRAM904にコピーされ、CPU902により実行される。このコンピュータは、コンピュータプログラムを実行することにより、後述する図6〜図8の設計処理等を行うことができる。
外部記憶装置908は、例えばハードディスク記憶装置等であり、電源を切っても記憶内容が消えない。外部記憶装置908は、コンピュータプログラム、ネットリスト設計データ等を記録媒体に記録したり、記録媒体からコンピュータプログラム等を読み出すことができる。
ネットワークインタフェース905は、ネットワークに対してコンピュータプログラム及びネットリスト設計データ等を入出力することができる。入力装置906は、例えばキーボード及びポインティングデバイス(マウス)等であり、各種指定又は入力等を行うことができる。出力装置907は、ディスプレイ及びプリンタ等であり、表示又は印刷することができる。
本実施形態は、コンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体又はかかるプログラムを伝送するインターネット等の伝送媒体も本発明の実施形態として適用することができる。また、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等のコンピュータプログラムプロダクトも本発明の実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体及びコンピュータプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
図1は、本実施形態の設計装置により設計される半導体チップ(半導体装置)101を示す図である。半導体チップ101は、点線で示される2次元の複数のセルブロックBLに分割される。半導体チップ101は、セルA1〜A4及びB1〜B4を有する。4個のセルA1〜A4は、直列に接続され、入力信号INAを入力して出力信号OUTAを出力する第1のパスを構成する。また、4個のセルB1〜B4は、直列に接続され、入力信号INBを入力して出力信号OUTBを出力する第2のパスを構成する。
まず、将来の低電源電圧化を予想しつつ、現状のニーズにより高電源電圧(例えば1.2V)の半導体チップ101を設計する。セルA1〜A4及びB1〜B4には、高電源電圧(例えば1.2V)が供給される。
図10(A)と同様に、セルA1〜A4の各々の遅延時間は例えば100psである。この場合、出力信号OUTAは、入力信号INAに対して400psの遅延時間を有する。第1のパスの設計タイミング制約が500psであるとすると、400psの遅延時間は設計制約を満たす。
また、セルB1〜B4の各々の遅延時間は例えば100psである。この場合、出力信号OUTBは、入力信号INBに対して400psの遅延時間を有する。第2のパスの設計タイミング制約が1200psであるとすると、400psの遅延時間は設計制約を満たす。
以上のように、1.2Vの高電源電圧の場合には、第1のパス及び第2のパスの遅延時間は設計制約を満たし、タイミング検証に合格し、製品化される。
次に、その後のニーズにより、上記の高電源電圧(例えば1.2V)の半導体チップ101を低電源電圧化したものを設計する。半導体チップ101内のセルA1〜A4及びB1〜B4には、低電源電圧(例えば1.0V)が供給される。電源電圧を低くすると、動作電流が小さくなるので、セルA1〜A4及びB1〜B4の遅延時間は長くなる。
図10(B)と同様に、4個のセルA1〜A4に1.0Vの電源電圧が供給されると、セルA1〜A4の各々の遅延時間は例えば150psになる。この場合、出力信号OUTAは、入力信号INAに対して600psの遅延時間を有する。第1のパスの設計タイミング制約が500psであるとすると、600psの遅延時間は設計制約を満たさず、タイミングエラーが発生する。
これに対し、4個のセルB1〜B4に1.0Vの電源電圧が供給されると、セルB1〜B4の各々の遅延時間は例えば150psになる。この場合、出力信号OUTBは、入力信号INBに対して600psの遅延時間を有する。第2のパスの設計タイミング制約が1200psであるとすると、600psの遅延時間は設計制約を満たす。
高電源電圧で設計した半導体チップ101を低消費電力対策として低電圧に変更した場合、パス遅延時間の増大によってタイミングの厳しい第1のパスはタイミングエラーとなり、低電圧で動作しない。
次に、タイミングエラーを解消するための処理を行う。本実施形態では、半導体チップ101を複数のセルブロックBLに分割し、そのセルブロックBLを半導体チップ101上に碁盤状に配置する。内部電源電圧は、セルブロックBL毎に高電圧及び低電圧の2電源を選択可能とする。
セルA1〜A4を含む第1のパスは、低電源電圧(例えば1.0V)ではタイミングエラーが発生するが、高電源電圧(例えば1.2V)ではタイミングエラーが発生しないので、セルA1〜A4が含まれるセルブロックBLには高電源電圧(1.2V)を供給する。
これに対し、セルB1〜B4を含む第2のパスは、低電源電圧(例えば1.0V)でタイミングエラーが発生しなかったので、セルB1〜B4が含まれるセルブロックBLには低電源電圧(1.0V)を供給する。
以上のように、半導体チップ101の低電源電圧化を行い、タイミング検証を行う。この際、半導体チップ101内のすべてのセルブロックBLには低電源電圧が供給される。タイミング検証によりタイミングエラーが発生した場合には、低電源電圧でタイミングエラーが発生するパスに含まれるセルのセルブロックには高電源電圧が供給されるように、修正を行う。セルブロック毎に供給する2種類の電源電圧の選択を変更するだけであるので、レイアウト設計のやり直しをせずに、短時間の修正処理でタイミングエラーを解消することができる。
これにより、セルA1〜A4を含む第1のパスには、高電源電圧(例えば1.2V)が供給され、タイミングエラーが発生しない。また、セルB1〜B4を含む第2のパスには、低電源電圧(例えば1.0V)が供給され、タイミングエラーが発生しない。第1及び第2のパスを含む半導体チップ101は、少なくとも一部のセルブロックで低電圧化ができるので、消費電力を削減することができる。すなわち、低電源電圧で動作するセル数に比例して消費電力を削減することができる。
図2は、図1の半導体チップ101内の電源電圧線VDD及び基準電位線VSSの配線方法を示す図である。半導体チップ101は、複数のセルブロックBLに分割される。各セルブロックBLには、複数の電源電圧線VDD及び基準電位線(グランド電位線)VSSが配線される。各セルブロックBL内の電源電圧線VDDは、高電源電圧と低電源電圧の2電源のいずれかに接続可能であり、分離領域201においてセルブロックBL毎に分離されている。これに対し、すべてのセルブロックBL内の基準電位線VSSは、相互に接続され、共通の基準電位線に接続可能である。
図3は、半導体チップ101内の高電源電圧供給線VDD1、低電源電圧供給線VDD2及び共通基準電位供給線VSS1の配線方法を示す図である。高電源電圧供給線VDD1、低電源電圧供給線VDD2及び共通基準電位供給線VSS1の配線工程は、図2の電源電圧線VDD及び基準電位線VSSの配線工程の後に行われる。半導体チップ101は、例えば9個のセルブロックBL1〜BL9を有する。セルブロックBL1〜BL9は、図1及び図2のセルブロックBLに対応する。
各セルブロックBL1〜BL9内の電源電圧線VDDには、ビアホール内のビア接続部VAの選択により高電源電圧供給線VDD1又は低電源電圧供給線VDD2のいずれかに接続される。図3では、ビア接続部VAが高電源電圧供給線VDD1及び低電源電圧供給線VDD2の両方を電源電圧線VDDに接続しているが、実際には高電源電圧供給線VDD1のビア接続部VA又は低電源電圧供給線VDD2のビア接続部VAのいずれかが選択される。詳しくは、図4を参照しながら説明する。共通基準電位供給線VSS1は、ビアホール内のビア接続部VAを介して各セルブロックBL1〜BL9の基準電位線VSSに接続される。
図4は、半導体チップ101の全セルブロックBL1〜BL9内の電源電圧線VDDを低電源電圧供給線VDD2に接続した図である。高電源電圧の半導体チップ101を低電圧化するため、全セルブロックBL1〜BL9内の電源電圧線VDDをビア接続部VAを介して低電源電圧供給線VDD2に接続する。その状態で、低電源電圧の半導体チップ101の静的タイミング解析処理を行う。その結果、3個のセルCL1、CL5及びCL7においてタイミングエラーが発生した場合を例に説明する。セルCL1は、セルブロックBL1内のセルである。セルCL5は、セルブロックBL5内のセルである。セルCL7は、セルブロックBL7内のセルである。ここで、高電源電圧の半導体チップ101では、すべてのセルにおいてタイミングエラーが発生しないことが検証されている。したがって、セルCL1、CL5及びCL7は、タイミングマージンが小さいパスのセルであり、高電源電圧ではタイミングエラーが発生せず、低電源電圧ではタイミングエラーが発生する。これに対して、6個のセルブロックBL2、BL3、BL4、BL6、BL8及びBL9は、高電源電圧でも低電源電圧でもタイミングエラーが発生しない。上記の静的タイミング解析処理の結果、6個のセルブロックBL2、BL3、BL4、BL6、BL8及びBL9は低電源電圧化でき、3個のセルCL1、CL5及びCL7を含むセルブロックBL1、BL5及びBL7は低電源電圧化できないことが判明する。
図5は、タイミングエラーが発生したセルブロック内の電源電圧線VDDを高電源電圧供給線VDD1に接続した図である。上記の低電源電圧の半導体チップの静的タイミング解析処理の結果、6個のセルブロックBL2、BL3、BL4、BL6、BL8及びBL9はタイミングエラーが発生しないので、電源電圧線VDDをビア接続部VAを介して低電源電圧供給線VDD2に接続する。これに対し、3個のセルブロックBL1、BL5及びBL7はタイミングエラーが発生したので、電源電圧線VDDをビア接続部VAを介して高電源電圧供給線VDD1に接続する。
図6〜図8は、本実施形態の設計装置の設計方法を示すフローチャートである。図6は高電源電圧(例えば1.2V)の半導体チップ101の設計方法を示すフローチャートであり、図7及び図8は高電源電圧(例えば1.2V)の半導体チップ101を低電源電圧化する設計方法を示すフローチャートである。
まず、図6を参照しながら、高電源電圧(例えば1.2V)の半導体チップ101の設計方法を示す。設計装置は、高電源電圧(例えば1.2V)の半導体チップ101のネットリスト設計データ601を生成する。半導体チップ101は、すべてのセルが高電源電圧(例えば1.2V)の供給を受ける。
次に、ステップ602では、設計装置は、ネットリスト設計データ601を基にレイアウト設計処理(フロアプラン)を行う。次に、ステップ603では、設計装置は、配置及び配線処理を行う。
次に、ステップ604では、将来の低電源電圧化に備えて、設計装置は、半導体チップ101内のセルをセルブロック毎にグループ化し、セルリスト611を生成する。例えば、セルリスト611では、セルブロックCGroup0001はセルCell1、Cell2及びCell3を有し、セルブロックCGroup0002はセルCell18及びCell19を有する。セルブロックCGroup0001及びCGroup0002は、図5のセルブロックBL1〜BL9に対応する。セルリスト611は、後述する図7のステップ706で使用される。
次に、ステップ605では、設計装置は、RC(抵抗及び容量値)抽出及び遅延計算処理を行い、遅延時間を計算する。遅延時間は、抵抗値及び容量値を基に計算される。次に、ステップ606では、設計装置は、遅延時間を基に静的タイミング解析処理(STA)を行う。
次に、ステップ607では、設計装置は、上記の計算された遅延時間と設計タイミング制約とを比較し、タイミング検証に合格したか否かをチェックする。合格であれば設計処理を終了し、不合格であればステップ608へ進む。ステップ608では、設計装置は、セル間へのバッファ挿入等のタイミング修正処理を行い、ステップ603に戻る。その後、上記の処理を繰り返す。
以上のように、高電源電圧の半導体チップ101は、タイミング検証に合格するまで上記の処理を繰り返し、製品化される。
次に、その後のニーズにより、上記の高電源電圧(例えば1.2V)の半導体チップ101を低電源電圧化したものを設計する。その設計方法を図7及び図8を参照しながら説明する。
図7及び図8は高電源電圧(例えば1.2V)の半導体チップ101を低電源電圧化する設計方法を示すフローチャートである。
ステップ701では、設計装置は、図6の高電源電圧の半導体チップ101を低電源電圧化するために、図6の処理で生成された高電源電圧の半導体チップ101の設計データを修正する。具体的には、図4に示したように、半導体チップ101の電源電圧を高電源電圧A[V]から低電源電圧B[V]に変更する。この修正により、低電源電圧の半導体チップ101の設計データが生成される。その半導体チップ101内のセルには、低電源電圧(例えば1.0V)が供給される。電源電圧を低くすると、動作電流が小さくなるので、セルの遅延時間は長くなる。
次に、ステップ702では、設計装置は、RC(抵抗及び容量値)抽出及び遅延計算処理を行い、遅延時間を計算する。遅延時間は、抵抗値及び容量値を基に計算され、上記のように、電源電圧が高いときには短くなり、電源電圧が低いときには長くなる。
次に、ステップ703では、設計装置は、遅延時間を基に静的タイミング解析処理(STA)を行う。次に、設計装置は、上記の計算された遅延時間と設計タイミング制約とを比較し、タイミング検証に合格したか否かをチェックする。そして、設計装置は、タイミングエラーが発生してタイミング検証が不合格になったパスのリストをタイミングエラーリスト704として生成する。
次に、ステップ705では、設計装置は、タイミングエラーリスト704を基に、タイミングエラーとなったパス上の全セルを抽出する。例えば、図4のセルCL1、CL5及びCL7が抽出される。
次に、ステップ706では、設計装置は、図6で生成されたセルリスト611を基に、ステップ705で抽出されたセルと同じセルブロックにある全セルの電源電圧を低電源電圧B[V]から高電源電圧A[V]に変更する。すなわち、タイミングエラーになったパス上のセルは、電源電圧を低電源電圧B[V]から高電源電圧A[V]に戻すことにより、タイミングエラーの発生を防止する。このとき、タイミングエラーになったパス上のセルと同じセルブロック内のセルの電源電圧も高電源電圧A[V]に戻す。この処理により、図4の半導体チップ101の設計データから図5の半導体チップ101の設計データに修正される。
次に、図8のステップ801では、設計装置は、ステップ706の変更処理を基に、電源情報811を生成する。電源情報811は、各セルブロックの電源電圧が高電源電圧A[V]又は低電源電圧B[V]のいずれであるかを示す情報である。例えば、セルブロックCGroup0001は高電源電圧A[V]であり、セルブロックCGroup0002は低電源電圧B[V]である。
次に、ステップ812では、設計装置は、電源情報811をCAD用電源情報813に変換する。
次に、ステップ802では、設計装置は、RC(抵抗及び容量値)抽出及び遅延計算処理を行い、遅延時間を計算する。遅延時間は、抵抗値及び容量値を基に計算される。次に、ステップ803では、設計装置は、遅延時間を基に静的タイミング解析処理(STA)を行う。静的タイミング解析処理は、セルブロック毎に電源電圧が高電源電圧A[V]又は低電源電圧B[V]に設定された状態で処理が行われる。
次に、ステップ804では、設計装置は、上記の計算された遅延時間と設計タイミング制約とを比較し、タイミング検証に合格したか否かをチェックする。合格であればステップ805へ進み、不合格であれば、設計装置は、タイミングエラーが発生してタイミング検証が不合格になったパスのリストをタイミングエラーリスト704として生成し、図7のステップ705に戻る。その後、上記の処理を繰り返す。
ステップ805では、設計装置は、セルブロック毎のCAD用電源情報813を基に、電源レイアウトを修正し、設計データを生成する。具体的には、図5に示すように、ビア接続部VAの位置を修正する。高電源電圧のセルブロックの電源電圧線VDDは高電源電圧供給線VDD1に接続し、低電源電圧のセルブロックの電源電圧線VDDは低電源電圧供給線VDD2に接続するように、ビア接続部VAを設ける。その後、ステップ806へ進み、設計処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、高電源電圧の半導体チップ101を低電源電圧化する際に、低電源電圧ではタイミングエラーが発生するセルを含むセルブロックには高電源電圧を供給することにより、タイミングエラーの発生を防止することができる。
また、セルブロック毎に供給する2種類の電源電圧を選択するためのビア接続部VAの位置を修正するだけであるので、レイアウト設計のやり直しをせずに、短時間の修正処理でタイミングエラーを解消することができる。
また、低電源電圧が供給されるセルブロックは、高電源電圧の場合に比べ、消費電力を削減することができる。低電源電圧のセルブロックが多いほど、消費電力を小さくすることができる。
なお、上記では、電源電圧が高電源電圧及び低電源電圧の2種類の場合を例に説明したが、3種類以上の異なる電源電圧の中からセルブロック毎に電源電圧を選択するようにしてもよい。
本実施形態の半導体装置の設計方法の図7において、ステップ701は、複数のセルブロックに分割されタイミングエラーがない第1の電源電圧の半導体装置の設計データを入力し、前記第1の電源電圧の半導体装置の設計データを前記第1の電源電圧より低い第2の電源電圧(低電源電圧)の半導体装置の設計データに変更する電源電圧変更ステップである。ステップ702は、前記第2の電源電圧の半導体装置の設計データを基に前記第2の電源電圧の半導体装置の遅延時間を計算する第1の遅延計算ステップである。ステップ703は、前記第2の電源電圧の半導体装置の遅延時間を基に静的タイミング解析処理を行うことによりタイミングエラーを検出する第1の静的タイミング解析ステップである。ステップ706は、前記タイミングエラーが検出されたパス上のセルが含まれる前記セルブロックの電源電圧線に前記第1の電源電圧を供給し、それ以外の前記セルブロックの電源電圧線に前記第2の電源電圧を供給するように設計データを生成する電源電圧供給ステップである。
図2に示すように、前記複数のセルブロックの電源電圧線は、前記セルブロック毎に分離されている。また、前記複数のセルブロックの基準電位線は、相互に接続されている。
また、図6において、ステップ602は、第1の電源電圧(高電源電圧)の半導体装置のレイアウト設計処理を行うレイアウト設計ステップである。ステップ603は、前記第1の電源電圧の半導体装置の配置及び配線処理を設計データ上で行う配置及び配線ステップである。ステップ604は、前記第1の電源電圧の半導体装置を複数のセルブロックに分割するセルブロック分割ステップである。ステップ605は、前記第1の電源電圧の半導体装置の設計データを基に前記第1の電源電圧の半導体装置の遅延時間を計算する第2の遅延計算ステップである。ステップ606は、前記第1の電源電圧の半導体装置の遅延時間を基に静的タイミング解析処理を行うことによりタイミングエラーを検出する第2の静的タイミング解析ステップである。ステップ608は、前記タイミングエラーが検出されたときには設計データ上でタイミング修正処理を行うタイミング修正ステップである。図7のステップ701は、前記タイミングエラーがない前記第1の電源電圧の半導体装置の設計データを入力する。
また、図8において、ステップ802は、図7のステップの後、前記第2の電源電圧の半導体装置の設計データを基に前記第2の電源電圧の半導体装置の遅延時間を計算する第3の遅延計算ステップである。ステップ803は、前記第2の電源電圧の半導体装置の遅延時間を基に静的タイミング解析処理を行うことによりタイミングエラーを検出し、前記タイミングエラーが検出されると前記電源電圧供給ステップに戻る第3の静的タイミング解析ステップである。ステップ805は、前記タイミングエラーが検出されないときには、前記電源電圧供給ステップにおいて前記第1の電源電圧が供給されるセルブロックの電源電圧線を前記第1の電源電圧の供給線に接続し、前記電源電圧供給ステップにおいて前記第2の電源電圧が供給されるセルブロックの電源電圧線を前記第2の電源電圧の供給線に接続するようにレイアウト設計データを修正するレイアウト設計修正ステップである。
また、半導体装置(半導体チップ)101は、相互に分離された電源電圧線VDDを有する複数のセルブロックBLと、相互に異なる電源電圧が供給される複数の電源電圧供給線VDD1,VDD2とを有する。前記複数のセルブロックBLの電源電圧線VDDは、前記セルブロックBL毎に前記複数の電源電圧供給線VDD1,VDD2の中のいずれか1つに接続される。前記複数のセルブロックBLの基準電位線VSSは、相互に接続されている。
本実施形態によれば、低電源電圧化により消費電力を削減すると共に、タイミングエラーを防止し、タイミングエラーによるレイアウト設計のやり直しを防止することができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の実施形態の設計装置により設計される半導体チップを示す図である。 図1の半導体チップ内の電源電圧線及び基準電位線の配線方法を示す図である。 半導体チップ内の高電源電圧供給線、低電源電圧供給線及び共通基準電位供給線の配線方法を示す図である。 半導体チップの全セルブロック内の電源電圧線を低電源電圧供給線に接続した図である。 タイミングエラーが発生したセルブロック内の電源電圧線を高電源電圧供給線に接続した図である。 高電源電圧の半導体チップの設計方法を示すフローチャートである。 高電源電圧の半導体チップを低電源電圧化する設計方法を示すフローチャートである。 高電源電圧の半導体チップを低電源電圧化する設計方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態による半導体装置の設計装置を構成するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。 図10(A)及び(B)は半導体チップのタイミング制約を説明するための図である。 図11(A)及び(B)は半導体チップの電源電圧の低電圧化により発生するタイミングエラーを防止する方法を示す図である。 半導体チップの設計方法を示すフローチャートである。
符号の説明
101 半導体チップ
901 バス
902 CPU
903 ROM
904 RAM
905 ネットワークインタフェース
906 入力装置
907 出力装置
908 外部記憶装置

Claims (8)

  1. 複数のセルブロックに分割されタイミングエラーがない第1の電源電圧の半導体装置の設計データを入力し、前記第1の電源電圧の半導体装置の設計データを前記第1の電源電圧より低い第2の電源電圧の半導体装置の設計データに変更する電源電圧変更ステップと、
    前記第2の電源電圧の半導体装置の設計データを基に前記第2の電源電圧の半導体装置の遅延時間を計算する第1の遅延計算ステップと、
    前記第2の電源電圧の半導体装置の遅延時間を基に静的タイミング解析処理を行うことによりタイミングエラーを検出する第1の静的タイミング解析ステップと、
    前記タイミングエラーが検出されたパス上のセルが含まれる前記セルブロックの電源電圧線に前記第1の電源電圧を供給し、それ以外の前記セルブロックの電源電圧線に前記第2の電源電圧を供給するように設計データを生成する電源電圧供給ステップと
    を有することを特徴とする半導体装置の設計方法。
  2. 前記複数のセルブロックの電源電圧線は、前記セルブロック毎に分離されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の設計方法。
  3. 前記複数のセルブロックの基準電位線は、相互に接続されていることを特徴とする請求項2記載の半導体装置の設計方法。
  4. さらに、前記第1の電源電圧の半導体装置のレイアウト設計処理を行うレイアウト設計ステップと、
    前記第1の電源電圧の半導体装置の配置及び配線処理を設計データ上で行う配置及び配線ステップと、
    前記第1の電源電圧の半導体装置を複数のセルブロックに分割するセルブロック分割ステップと、
    前記第1の電源電圧の半導体装置の設計データを基に前記第1の電源電圧の半導体装置の遅延時間を計算する第2の遅延計算ステップと、
    前記第1の電源電圧の半導体装置の遅延時間を基に静的タイミング解析処理を行うことによりタイミングエラーを検出する第2の静的タイミング解析ステップと、
    前記タイミングエラーが検出されたときには設計データ上でタイミング修正処理を行うタイミング修正ステップとを有し、
    前記電源電圧変更ステップは、前記タイミングエラーがない前記第1の電源電圧の半導体装置の設計データを入力することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の設計方法。
  5. さらに、前記電源電圧供給ステップの後、前記第2の電源電圧の半導体装置の設計データを基に前記第2の電源電圧の半導体装置の遅延時間を計算する第3の遅延計算ステップと、
    前記第2の電源電圧の半導体装置の遅延時間を基に静的タイミング解析処理を行うことによりタイミングエラーを検出し、前記タイミングエラーが検出されると前記電源電圧供給ステップに戻る第3の静的タイミング解析ステップと、
    前記タイミングエラーが検出されないときには、前記電源電圧供給ステップにおいて前記第1の電源電圧が供給されるセルブロックの電源電圧線を前記第1の電源電圧の供給線に接続し、前記電源電圧供給ステップにおいて前記第2の電源電圧が供給されるセルブロックの電源電圧線を前記第2の電源電圧の供給線に接続するようにレイアウト設計データを修正するレイアウト設計修正ステップと
    を有することを特徴とする請求項4記載の半導体装置の設計方法。
  6. 複数のセルブロックに分割されタイミングエラーがない第1の電源電圧の半導体装置の設計データを入力し、前記第1の電源電圧の半導体装置の設計データを前記第1の電源電圧より低い第2の電源電圧の半導体装置の設計データに変更する電源電圧変更手段と、
    前記第2の電源電圧の半導体装置の設計データを基に前記第2の電源電圧の半導体装置の遅延時間を計算する第1の遅延計算手段と、
    前記第2の電源電圧の半導体装置の遅延時間を基に静的タイミング解析処理を行うことによりタイミングエラーを検出する第1の静的タイミング解析手段と、
    前記タイミングエラーが検出されたパス上のセルが含まれる前記セルブロックの電源電圧線に前記第1の電源電圧を供給し、それ以外の前記セルブロックの電源電圧線に前記第2の電源電圧を供給するように設計データを生成する電源電圧供給手段と
    を有することを特徴とする半導体装置の設計装置。
  7. 相互に分離された電源電圧線を有する複数のセルブロックと、
    相互に異なる電源電圧が供給される複数の電源電圧供給線とを有し、
    前記複数のセルブロックの電源電圧線は、前記セルブロック毎に前記複数の電源電圧供給線の中のいずれか1つに接続されることを特徴とする半導体装置。
  8. 前記複数のセルブロックの基準電位線は、相互に接続されていることを特徴とする請求項7記載の半導体装置。
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