JP2008186229A - 半導体集積回路の設計装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の電源系統を有する半導体集積回路の設計において、現実の回路構成に即した検証が実施可能な半導体集積回路の設計装置を提供する。
【解決手段】ネットリスト生成・変換装置2では、ネットリストD2および電源仕様ファイルD3に基づいてネットリストの生成および変換を行い、レイアウト用のネットリストとして電源ネット名付きネットリストD4および電源ネット生成コマンドD5を出力する。電源ネット名付きネットリストD4および電源ネット生成コマンドD5は自動配置配線装置3に与えられ、自動配置配線が実行される。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体集積回路の設計装置に関し、特に、複数の電源系統を有する半導体集積回路の設計装置に関する。
昨今の半導体集積回路の設計においては、低消費電力化の要求が増大しているが、低消費電力化を実現する手法としては、複数の電源系統を用いて半導体集積回路を構成し、電力供給が不要部分には、当該部分への電力供給を遮断してリーク電流を削減したり、電源の電圧値を下げて動作させたり、回路の活性率を下げて充放電電力を低減するなどの技術が開発されている。
半導体集積回路の論理接続情報(ネットリスト)の作成において、大規模で複雑な半導体集積回路(LSI)の設計では、ゲートレベルでの論理接続情報を作成するのは論理合成ツールであり、各電源系統は、0か1の論理値を表現するために使用されているだけで、電源を区別するという概念は有していない。
例えば、特許文献1には、多電源回路のシミュレーション方法として、各論理階層内に擬似電源セルと呼ばれるセルを埋め込んでおき、電源の遮断あるいは供給状態を判別して、遮断された論理階層には入力パタン伝播を抑制し、電源が供給されている論理階層に限って論理シミュレーションを実行して、論理シミュレーション時間の短縮を図る技術が開示されている。
複数の電源系統を有する大規模で複雑な半導体集積回路の設計において、レイアウト検証、消費電力解析、電圧降下解析およびタイミング解析を実施するには、電源系統を区別して各電源系統ごとに電位情報を与えるなどの電源接続情報が必要となる。
例えば、レイアウト検証では、複数系統の電源を擬似的に単一電源として扱って回路接続情報を作成して、レイアウトデータから抽出した回路接続情報と比較を行うことで検証を実施している。しかし、多電源系統であることの検証は実施できていないため、電気的接続検証(Electrical Rule Checker:ERC)手法などを使って、電気的に分離されているかどうかの検証を実施する。
また、物理レイアウトでは、論理階層ごとに電源系統が分離されないことが多く、タイミング解析時に実行する遅延計算においても、各論理階層またはインスタンスごとにどのような電源が供給されるかを設定することは難しいため、電源系統の異なるモジュールごとに遅延計算を実施している。
消費電力解析においても同様であり、各論理階層またはインスタンスごとにどのような電源が供給されるかを設定することは難しいため、電源系統の異なるモジュールごとに消費電力計算を実施していた。
従って、複数の電源系統を有するSOC(System On a Chip)の設計においては、複数の電源系統を有していても、それらを擬似的に単一電源系統として取り扱い、複数電源であるという情報をレイアウト検証、消費電力解析、電圧降下解析およびタイミング解析等に反映させるためには、設計者がその都度、それらの設計工程ごとにデータを加工したり、設定ファイルを人手で準備しなければならなかった。
また、複数の電源系統を有するという情報は、従来のように論理接続情報を論理回路図データとして扱う場合は、論理階層ごとに与えることしかできなかったり、中間階層で閉じる電源を表現できない上に、大規模で複雑な半導体集積回路に対しては、作業が煩雑であり正確な電源系統の定義を行うことは困難であった。
特開2002−259487号公報
以上説明したように、複数の電源系統を有する半導体集積回路の設計においては、電源系統を分離して各電源系統ごとに電位情報を与えることが難しく、従来は、電源系統の異なるモジュールごとに検証等を行っており、現実の回路構成に即した検証が実施できないという問題を有していた。
本発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、複数の電源系統を有する半導体集積回路の設計において、現実の回路構成に即した検証が実施可能な半導体集積回路の設計装置を提供することを目的とする。
本発明に係る1の実施の形態においては、以下の半導体集積回路の設計装置が開示されている。すなわち、ネットリスト生成・変換装置には、論理合成装置から出力されるネットリストと、電源仕様ファイル記憶部から読み出される電源仕様ファイルとが与えられる。電源仕様ファイルは、設計仕様に基づいて予め設定されたファイルであり、複数の電源系統の接続情報などが定義されている。
ネットリスト生成・変換装置では、ネットリストおよび電源仕様ファイルに基づいてネットリストの生成および変換を行い、レイアウト用のネットリストとして電源ネット名付きネットリストおよび電源ネット生成コマンドを出力する。
電源ネット名付きネットリストおよび電源ネット生成コマンドは自動配置配線装置に与えられ、自動配置配線が実行される。
上記実施の形態によれば、論理階層に限らず物理階層に対しても、電源接続情報を自動的に定義することが可能となり、これまでの人手作業によるミスの発生を防止し、これまで困難であった大規模で複雑な半導体集積回路に対する電源接続の定義が可能となる。
<A.実施の形態1>
本発明に係る実施の形態1について、図1に示す半導体集積回路の設計装置100の構成を参照しつつ、図2に示すフローチャートを用いて半導体集積回路の設計装置100の動作について説明する。
図1に示すように、半導体集積回路の設計装置100は、論理合成装置1、ネットリスト生成・変換装置2、自動配置配線装置3、電源仕様ファイル記憶部4およびHDLデータ記憶部5を備えている。
論理合成装置1には、ハードウエア記述言語(HDL)で、回路をフリップフロップと組み合わせ論理回路で表現したレベル(RTL:Register Transfer Level)の設計データD1がHDLデータ記憶部5から読み出され、当該設計データD1に基づいて論理合成(ステップS101)を行って、論理接続情報(ネットリスト)D2を作成する。
また、ネットリスト生成・変換装置2には、論理合成装置1から出力されるネットリストD2と、電源仕様ファイル記憶部4から読み出される電源仕様ファイルD3とが与えられる。電源仕様ファイルD3は、設計仕様に基づいて予め設定されたファイルであり、複数の電源系統の接続情報などが定義されている。
ネットリスト生成・変換装置2では、ネットリストD2および電源仕様ファイルD3に基づいてネットリストの生成および変換を行い(ステップS102)、レイアウト用のネットリストとして電源ネット名付きネットリストD4および電源ネット生成コマンドD5を出力する。
電源ネット名付きネットリストD4および電源ネット生成コマンドD5は自動配置配線装置3に与えられ、自動配置配線が実行される(ステップS103)。
ネットリストD2には、個々のセルに関する電源情報は含まれておらず、従来は操作者が電源仕様に基づいて、電源情報を自動配置配線装置で読み取り可能な形式に変更してネットリストとともに、自動配置配線装置に与えていたが、本発明においては、電源接続情報を自動的に定義することが可能となる。
ここで、電源仕様ファイルD3で定義される内容の一例について図3を用いて説明する。図3に示すように、電源仕様ファイルD3は、電源領域定義部、電源接続仕様定義部および追加セル情報定義部を備えている。
電源領域定義部では、半導体集積回路のレイアウト上の電源領域を定義し、各電源領域に属するモジュール名またはインスタンス名を定義する。ここで、モジュールとは所定の機能を示すブロックであり、モジュールは複数の基本単位(セル)によって構成され、各セルには識別のための固有の名称が付けられ、それをインスタンス名と称している。
図3の例では、X4、X5等がモジュール名を表し、SW*はSWで始まるインスタンス名を持つインスタンスを表しており、モジュールX4およびX5は、それぞれ電源領域Area1および2に配設され、SWで始まるインスタンス名を持つインスタンスは電源領域Area3に配設されるように定義されている。
電源接続仕様定義部では、電源領域定義部で定義した各電源領域に対して、当該領域内の電源端子名およびグランド端子名、およびそれらに接続させる電源ネット名、グランドネット名、それらに割り付けられる電圧値およびその他の制御情報などの接続情報を定義する。また、追加セル情報定義部では、例えば、電源遮断時などに必要となる電源遮断用スイッチセルなどの電源制御用セルを定義する。
ネットリスト生成・変換装置2では、電源仕様ファイルD3の情報に基づき、複数のセルのうち、入力論理レベルが常に「0」または常に「1」が与えられる端子を有するものが、何れの電源ネットに接続されるかを定義した電源ネット名付ネットリストD4を作成するとともに、各セルの電源端子およびグランド端子が、何れの電源ネットに接続されるかを定義する電源ネット生成コマンドD5を作成する。
以上説明したように、実施の形態1に係る半導体集積回路の設計装置100においては、複数の電源系統の接続情報が定義された電源仕様ファイルD3を用いることで、ネットリストに基づいて、電源ネット名付きネットリストD4および電源ネット生成コマンドD5を自動的に取得することができる。従って、論理階層に限らず物理階層に対しても、電源接続情報を自動的に定義することが可能となり、これまでの人手作業によるミスの発生を防止し、これまで困難であった大規模で複雑な半導体集積回路に対する電源接続の定義が可能となる。
<変形例>
次に、実施の形態1の変形例について、図4に示す半導体集積回路の設計装置100Aの構成を参照しつつ、図5に示すフローチャートを用いて半導体集積回路の設計装置100Aの動作について説明する。なお、図1および図2を用いて説明した実施の形態1と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図4に示すように、半導体集積回路の設計装置100Aでは、必要に応じて追加するセルのユニークなインスタンス名を電源仕様ファイルD3において予め定義し、ネットリスト生成・変換装置2では、ネットリストD2および電源仕様ファイルD3に基づいてネットリストの生成および変換を行い(ステップS102)、電源ネット名付ネットリストD4、電源ネット生成コマンドD5および追加セル挿入用コマンドD6を出力する。
電源ネット名付ネットリストD4、電源ネット生成コマンドD5および追加セル挿入用コマンドD6は自動配置配線装置3に与えられ、自動配置配線が実行される(ステップS103)。
なお、ユーザーが追加するセルのユニークなインスタンス名の一例は、図3を用いて説明した電源仕様ファイルD3の追加セル情報定義部において示されており、ネットリスト生成・変換装置2では、その情報に基づいて、追加セルが何れの電源領域に配置され、何れの電源ネットに接続されるかを定義した追加セル挿入用コマンドD6を生成する。
ここで、ユニークなインスタンス名としているのは、同一デザイン内ではインスタンス名が重複することは許されないので、他と重ならない名称を付与する必要があるからである。図3に示す例では、追加セル情報定義部におけるSW1が該当する。
ユニークなインスタンス名を持つ追加セル情報は、どの電源領域にセルを追加するかという情報を含み、図3に示す例では、インスタンス名SW1を付与されたセルPSWを電源領域Area3に追加することになる。なお、セルPSWはモジュールX7を構成するセルである。
ネットリスト(論理接続情報)D2には電源情報を含まないため、ネットリスト生成・変換装置2では、電源仕様ファイルD3で定義された仕様に従って、自動配置配線装置3が認識可能な電源ネット生成コマンドD5や追加セル挿入用コマンドD6を生成する。
自動配置配線装置3では、電源ネット生成コマンドD5に従って電源接続情報(電源ネット)を生成し、また、追加セル挿入用コマンドD6に従ってセルを追加する。
なお、ここで想定している追加セルは、論理接続情報を変化させず、電源接続情報のみを変化させることになる。
以上説明したように、実施の形態1の変形例に係る半導体集積回路の設計装置100Aにおいては、ネットリスト生成・変換装置2において追加セル挿入用コマンドD6を生成して自動配置配線装置3に与えるので、自動配置配線装置3において、特定の電源領域に仕様通りに必要なセルを追加配置することが可能となる。
なお、電源仕様ファイルD3の追加セル情報定義部で定義されるセルは電源制御用セルに限定されるものではなく、電源配線に発生するノイズを低減させることを目的として隙間領域に配置される容量セルや設計ルールを満たすために隙間領域に配置される隙間セルなどを定義しても良い。
これらは初期のネットリストには含まれておらず、自動配置配線などのレイアウト工程で必要に応じて追加されるセルである。これら追加セルのインスタンス名を電源仕様ファイルD3で予め定義しておくことで、ネットリスト生成・変換装置2において、指定した電源領域に指定したセルを追加する追加セル挿入用コマンドD6を生成し、自動配置配線装置3で電源仕様通りに配置することが可能となる。
<B.実施の形態2>
本発明に係る実施の形態2について、図6に示す半導体集積回路の設計装置200の構成を参照しつつ、図7に示すフローチャートを用いて半導体集積回路の設計装置200の動作について説明する。
図6に示すように、半導体集積回路の設計装置200は、論理合成装置1、ネットリスト生成・変換装置2、電源仕様ファイル記憶部4、HDLデータ記憶部5、論理シミュレーション装置6、テストパタン記憶部7およびセルライブラリ記憶部8を備えている。なお、図1および図2を用いて説明した実施の形態1と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
ネットリスト生成・変換装置2では、ネットリストD2および電源仕様ファイルD3に基づいてネットリストの生成および変換を行い(ステップS102)、レイアウト用のネットリストとして電源ネット名付ネットリストD4を出力する。
電源ネット名付ネットリストD4は、電源情報付セルライブラリ記憶部8から読み出された電源遮断状時および電源供給時における各論理セルの振舞いを定義した電源情報付セルライブラリD8とともに論理シミュレーション装置6に与えられ、論理シミュレーション装置6において電源遮断状態での論理シミュレーションが実行される(ステップS104)。なお、論理シミュレーションに際しては、テストパタン記憶部7から読み出されるテストパタンD7が使用される。
論理シミュレーション装置6における論理シミュレーションは、通常は電源供給状態における論理回路の動作を確認するために行うものであり、回路設計において必要な工程である。本実施の形態では、電源遮断時などで、本来あるべきはずの電源が切断された場合でも、論理回路が誤動作を生じずに、きちんと制御されているかどうかをシミュレーションするために、電源情報付セルライブラリD8に含まれる電源遮断状時の各論理セルの振舞い情報を使用する。
なお、電源情報付セルライブラリD8は、通常使用されるライブラリと同じく、必要に応じて予め準備されるものであり、電源情報付とは、電源供給状態であるか、または電源遮断状態であるかの電源情報を有していることを意味している。
以上説明したように、実施の形態2に係る半導体集積回路の設計装置200においては、ネットリスト生成・変換装置2から出力される電源ネット名付ネットリストD4および電源情報付セルライブラリ記憶部8から読み出された電源情報付セルライブラリD8に基づいて論理シミュレーションを行うことで、各電源領域に属する論理セルが電源遮断時にどのように振舞うかを検証することが可能となる。
<C.実施の形態3>
本発明に係る実施の形態3について、図8に示す半導体集積回路の設計装置300の構成を参照しつつ、図9に示すフローチャートを用いて半導体集積回路の設計装置300の動作について説明する。
図8に示すように、半導体集積回路の設計装置300は、ネットリスト生成・変換装置2、自動配置配線装置3、電源仕様ファイル記憶部4およびレイアウト検証装置9を備えている。なお、図1および図2を用いて説明した実施の形態1と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図8に示す半導体集積回路の設計装置300は、自動配置配線装置3で作成された半導体集積回路のレイアウトが、回路接続情報通りに作成されているかどうかを検証するLVS(Layout vs Schematic)検証を行う設計装置である。
ネットリスト生成・変換装置2は、自動配置配線装置3から自動配置配線(ステップS201)後に出力されるレイアウト後のネットリストD11および電源仕様ファイル記憶部4から読み出した電源仕様ファイルD3を受けてネットリストの生成および変換を行い(ステップS202)、電源仕様通りに電源接続情報を含めた電源情報付ネットリストD13を生成する。
自動配置配線装置3ではネットリストに基づいてレイアウトを行うが、自動配置配線装置3での処理によって論理が変更されている場合があり、レイアウト後のネットリストD11には上述した論理の変更を含んでおり、当該レイアウト後のネットリストD11と電源仕様ファイルD3とに基づいて作成した電源情報付ネットリストD13は、変更された論理接続情報に電源接続情報を付加した形式になっている。
電源情報付ネットリストD13はレイアウト検証装置9に与えられ、レイアウト検証装置9では、自動配置配線装置3から読み出したレイアウト後物理情報D12と併せてレイアウト検証(ステップS203)に使用する。
レイアウト検証装置9では、電源情報付ネットリストD13とレイアウト後物理情報D12と用いて論理の接続状態を検証する。
従来、複数の電源系統を有する半導体集積回路のLVS検証を実施する際には、単一の電源系統として扱い、電源を区別せずに検証を実施していたため、複数の電源系統を有するか否かについて、ERC法などの別の検証手段で検証していた。
しかし、半導体集積回路の設計装置300では、レイアウト検証装置9において電源情報付ネットリストD13の情報を利用するので、複数の電源系統を有する半導体集積回路において、それぞれの電源を別信号として扱うことで、電源を区別した検証が可能となる。
また、図3を用いて説明したように、電源仕様ファイルD3に、例えば、電源制御用セルを定義する追加セル情報定義部を設定することで、ネットリスト生成・変換装置2において、電源の遮断および供給を制御するための電源遮断用スイッチセルを電源仕様通りに設定した、電源情報付ネットリストD13を作成することが可能となる。
次に、図10および図11を用いて、レイアウト検証装置9において検証対象となるレイアウト後の回路接続の一例を説明する。
図10は、電源仕様ファイルD3に基づいて作成される各モジュールの配置図であり、電源系統の割付け前の状態を表している。図10に示すように、電源領域Area1に属するモジュールX4、電源領域Area2に属するモジュールX5、電源領域Area3に属するモジュールX7がそれぞれ独立して配置されている。
モジュールX5はセル110を含み、モジュールX4はセル120を含み、モジュールX7はスイッチセル130を含んでいる。また、モジュールX5には、外部端子109にも電気的に接続される構成となっている。
図11においては、各モジュールに対して電源系統を割付けた状態を表しており、モジュールX5においては、セル110のVCCQ端子、VDD端子、VSSQ端子およびVSS端子に、それぞれVCC外部端子21、VDD2外部端子22、VSSC外部端子23およびVSS2外部端子24が接続されるように配線されている。
また、セル110のE端子、RE端子およびCDN端子はVDD端子に共通に接続されるとともに外部端子109にも接続され、SE端子はVCC外部端子21に接続される構成となっている。
モジュールX4においては、セル120のVBP端子、VDD端子およびVBN端子が、それぞれVBP外部端子31、VDD1外部端子32およびVBN外部端子33に接続されるように配線されている。また、セル120のVSS端子は、スイッチセル130のVSSM端子に接続され、スイッチセル130のVSS端子は、VSS外部端子34に接続されている。なお、スイッチセル130のctl端子は、電源ネットnet1を介してモジュールX7のXXX端子に接続されている。
このように、ネットリスト生成・変換装置2において作成した、電源情報付ネットリストD13を用いることで、初期のネットリストには存在していない電源遮断用スイッチセルを、レイアウト後の回路接続情報に電源仕様通りに設定することができる。なお、電源遮断用スイッチセルの情報は電源接続情報に含まれるので、電源情報を含まないネットリストには、元々存在していない。
以上説明したように、実施の形態3に係る半導体集積回路の設計装置300においては、レイアウト検証装置9において電源情報付ネットリストD13の情報を利用するので、複数の電源系統を有する半導体集積回路において、それぞれの電源を別信号として扱うことで、電源系統を区別した検証が可能となる。
また、レイアウト作成工程とは別個に作成される電源仕様ファイルD3の電源接続情報を用いるため、検証結果の正当性も保証されることになる。
<D.実施の形態4>
本発明に係る実施の形態4について、図12に示す半導体集積回路の設計装置400の構成を参照しつつ、図13に示すフローチャートを用いて半導体集積回路の設計装置400の動作について説明する。
図12に示すように、半導体集積回路の設計装置400は、ネットリスト生成・変換装置2、自動配置配線装置3、電源仕様ファイル記憶部4、レイアウトパラメータ抽出装置10、遅延ライブラリ記憶部11、遅延計算装置12および静的タイミング検証装置13を備えている。なお、図1および図2を用いて説明した実施の形態1と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図12に示す半導体集積回路の設計装置400は、タイミング解析で必要となる情報を自動生成することが可能な設計装置である。
ネットリスト生成・変換装置2は、自動配置配線装置3から自動配置配線(ステップS201)後に出力されるレイアウト後のネットリストD11および電源仕様ファイル記憶部4から読み出した電源仕様ファイルD3を受けてネットリストの生成および変換を行い(ステップS202)、電源仕様ファイルD3で定義される、電源ネット名や電圧値を、各電源領域に属するセルごとに規定する供給電位情報D14を生成する。供給電位情報D14において、セルごとに電位を規定することで、異なる電位間の接続を認識することが可能となる。
また、レイアウトパラメータ抽出装置10では、自動配置配線装置3から読み出したレイアウト後物理情報D12から抵抗値(R)および容量値(C)に関するレイアウトパラメータを抽出し(ステップS204)、RC情報(抵抗・容量情報)D15として出力する。
すなわち、レイアウト後物理情報D12には、自動配置配線装置3等のレイアウトツールで作成されたレイヤごとの図形情報(すなわちマスクパタン)が含まれており、この情報に基づいて、レイアウトパラメータ抽出装置10では、配線間の寄生容量値や寄生抵抗値などを計算する。
供給電位情報D14は遅延計算装置12に与えられ、遅延計算装置12では、レイアウトパラメータ抽出装置10から出力されるRC情報D15と併せて遅延計算(ステップS205)に使用する。
遅延計算装置12では、遅延ライブラリ記憶部11から読み出した電源電圧可変対応遅延ライブラリD16、RC情報D15および供給電位情報D14を用いて、信号線の持つ寄生容量値および抵抗値に基づいて、セル内およびセル間を信号が伝播するのに必要な時間を算出する遅延計算を実行する(ステップS205)。
電源電圧可変対応遅延ライブラリD16では、セルに供給される電圧値に応じた遅延値が定義されており、電圧値によって遅延値が変化する情報を含めることが可能である。例えば、基準となるポイントで定義された遅延値に所定の係数を掛けることで、任意の電圧値における遅延値を求めて電圧値ごとに遅延値を定義すれば良い。つまり、セルに供給される電圧値が判れば、その電圧値に応じた各セルでの遅延値を計算することができる。
遅延計算を実行した後は、遅延計算装置12で生成される遅延値情報(セル内およびセル間を信号が伝播するのに必要な時間)を静的タイミング検証装置13に入力する。
静的タイミング検証装置13では、遅延ライブラリ記憶部11から読み出した電源電圧可変対応遅延ライブラリD16と遅延値情報とに基づいて、回路内で正しく信号が伝播するか、また、想定している仕様通りのタイミング性能を満たしているかを検証する静的タイミング検証(ステップS206)を実行する。
実施の形態4に係る半導体集積回路の設計装置400においては、ネットリスト生成・変換装置2が、電源ネット名や電圧値を、各電源領域に属するセルごとに規定する供給電位情報D14を生成し、遅延計算装置12では、供給電位情報D14、RC情報D15および電源電圧可変対応遅延ライブラリD16を用いて遅延計算を行うので、遅延計算およびタイミング解析を半導体集積回路上の全ての電源領域で一括して実施することが可能となる。
<E.実施の形態5>
本発明に係る実施の形態5について、図14に示す半導体集積回路の設計装置500の構成を参照しつつ、図15に示すフローチャートを用いて半導体集積回路の設計装置500の動作について説明する。
図14に示すように、半導体集積回路の設計装置500は、ネットリスト生成・変換装置2、自動配置配線装置3、電源仕様ファイル記憶部4、レイアウトパラメータ抽出装置10、消費電力値ライブラリ記憶部14、消費電力解析装置15および電圧降下解析装置16を備えている。なお、図12および図13を用いて説明した実施の形態4と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図14に示す半導体集積回路の設計装置500は、消費電力解析および電圧降下解析で必要となる情報を自動生成することが可能な設計装置である。
ネットリスト生成・変換装置2は、自動配置配線装置3から自動配置配線(ステップS201)後に出力されるレイアウト後のネットリストD11および電源仕様ファイル記憶部4から読み出した電源仕様ファイルD3を受けてネットリストの生成および変換を行い(ステップS202)、電源仕様ファイルD3で定義される、電源ネット名や電圧値を、各電源領域に属するセルごとに規定する供給電位情報D14を生成する。
また、レイアウトパラメータ抽出装置10では、自動配置配線装置3から読み出したレイアウト後物理情報D12から抵抗値(R)および容量値(C)に関するレイアウトパラメータを抽出し(ステップS204)、RC情報D15として出力する。
供給電位情報D14は消費電力解析装置15に与えられ、消費電力解析装置15では、レイアウトパラメータ抽出装置10から出力されるRC情報D15と併せて半導体集積回路の消費電力の解析(ステップS207)に使用する。
消費電力解析装置15では、消費電力値ライブラリ記憶部14から読み出した消費電力値ライブラリD17と、RC情報D15および供給電位情報D14を用いて、セルに供給される電源電圧値と、そのセルが駆動する(すなわち充放電する)信号線の容量値および動作周波数に基づいて、セルが駆動する際に、すなわち信号線を充放電する際に必要となる電力値を計算する。
消費電力値ライブラリD17には、セルで消費される電力が定義されており、消費電力解析装置15では、求めた充放電電力とセルで消費される電力(貫通電力および漏れ電力)を足し合わせることでインスタンスごとの消費電力を求め、消費電力情報D18として出力する。なお、インスタンスごとの消費電力から、それぞれのインスタンスが消費する電流値を求めることができ、各インスタンスが消費する電流値が判れば、電源配線上を流れる電流値を求めることができる。
インスタンスごとの消費電力情報D18は電圧降下解析装置16に与えられ、電圧降下解析装置16では、RC情報D15と併せて、各インスタンスに供給される電圧値が、理想的な電圧値からどの程度の電圧降下を発生しているかを計算する(ステップS208)。
実施の形態5に係る半導体集積回路の設計装置500においては、ネットリスト生成・変換装置2が、電源ネット名や電圧値を、各電源領域に属するセルごとに規定する供給電位情報D14を生成し、消費電力解析装置15では、供給電位情報D14、RC情報D15および消費電力値ライブラリD17を用いて、消費電力解析を行うので、消費電力解析および電圧降下解析を半導体集積回路上の全ての電源領域で一括して実施することが可能となる。
以上説明した、実施の形態1〜5の半導体集積回路の設計装置100〜500の実現にあたっては、コンピュータシステムを利用すれば良い。
すなわち、論理合成装置1、ネットリスト生成・変換装置2、自動配置配線装置3、論理シミュレーション装置6、レイアウト検証装置9、レイアウトパラメータ抽出装置10、遅延計算装置12および静的タイミング検証装置13、消費電力解析装置15および電圧降下解析装置16の機能は、コンピュータプログラム(レイアウト生成プログラム)をコンピュータ上で実行することにより実現することができ、その場合は当該プログラムは磁気記録媒体あるいは光ディスク等の記録媒体によって供給される。また、当該プログラムは信号の形態で通信回線を通じて供給し、また、さらに記録媒体にダウンロードさせることができる。
また、電源仕様ファイル記憶部4、HDLデータ記憶部5、テストパタン記憶部7、セルライブラリ記憶部8、遅延ライブラリ記憶部11および消費電力値ライブラリ記憶部14は、コンピュータシステムの記憶装置を使用して実現することができ、記憶装置に記憶させる各種データは、記録媒体あるいは通信回線を通じて入力することができる。
本発明に係る実施の形態1の半導体集積回路の設計装置の構成を説明する図である。 本発明に係る実施の形態1の半導体集積回路の設計装置の動作を説明するフローチャートである。 電源仕様ファイルの一例を示す図である。 本発明に係る実施の形態1の半導体集積回路の設計装置の変形例の構成を説明する図である。 本発明に係る実施の形態1の半導体集積回路の設計装置の変形例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る実施の形態2の半導体集積回路の設計装置の構成を説明する図である。 本発明に係る実施の形態2の半導体集積回路の設計装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る実施の形態3の半導体集積回路の設計装置の構成を説明する図である。 本発明に係る実施の形態3の半導体集積回路の設計装置の動作を説明するフローチャートである。 電源系統の割付け前の各モジュールの配置を示す図である。 電源系統の割付け後の各モジュールの配置を示す図である。 本発明に係る実施の形態4の半導体集積回路の設計装置の構成を説明する図である。 本発明に係る実施の形態4の半導体集積回路の設計装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る実施の形態5の半導体集積回路の設計装置の構成を説明する図である。 本発明に係る実施の形態5の半導体集積回路の設計装置の動作を説明するフローチャートである。

Claims (7)

  1. 複数の電源系統を有する半導体集積回路の設計装置であって、
    前記半導体集積回路のレイアウト上の複数の電源領域について、それぞれに属するモジュール名またはインスタンス名が定義された電源領域定義部と、前記複数の電源領域のそれぞれに対して、各領域内の電源端子名およびグランド端子名、およびそれらに接続させる電源ネット名、グランドネット名、およびそれらに割り付けられる電圧値を少なくとも含む電源接続情報が定義された電源接続仕様定義部と、を有した電源仕様ファイルと、
    論理接続情報を示すネットリストとを受けて、前記半導体集積回路を構成する基本単位である複数のセルのうち、入力論理レベルが常に「0」または常に「1」が与えられる端子を有するものが、何れの電源ネットに接続されるかを定義した電源ネット名付ネットリストを作成するとともに、前記セルの電源端子およびグランド端子が、何れの前記電源ネットに接続されるかを定義する電源ネット生成コマンドを作成するネットリスト生成・変換装置と、
    前記電源ネット名付ネットリストおよび前記電源ネット生成コマンドを受けて自動配置配線を行う、自動配置配線装置とを備える、半導体集積回路の設計装置。
  2. 前記電源仕様ファイルは、
    ユニークなインスタンス名を付与された電源制御用セルが、前記複数の電源領域の何れに属するかを定義した追加セル情報定義部を含み、
    前記ネットリスト生成・変換装置は、電源制御用のセルが何れの電源ネットに接続されるかを定義した追加セル挿入用コマンドも併せて生成して前記自動配置配線装置に与える、請求項1記載の半導体集積回路の設計装置。
  3. 複数の電源系統を有する半導体集積回路の設計装置であって、
    前記半導体集積回路のレイアウト上の複数の電源領域について、それぞれに属するモジュール名またはインスタンス名が定義された電源領域定義部と、前記複数の電源領域のそれぞれに対して、各領域内の電源端子名およびグランド端子名、およびそれらに接続させる電源ネット名、グランドネット名、およびそれらに割り付けられる電圧値を少なくとも含む電源接続情報が定義された電源接続仕様定義部と、を有した電源仕様ファイルと、
    論理接続情報を示すネットリストとを受けて、前記半導体集積回路を構成する基本単位である複数のセルのうち、入力論理レベルが常に「0」または常に「1」が与えられる端子を有するものが、何れの電源ネットに接続されるかを定義した電源ネット名付ネットリストを作成するネットリスト生成・変換装置と、
    電源遮断状時および電源供給時における論理セルの振舞いを定義した電源情報付セルライブラリおよび前記電源ネット名付ネットリストを受けて、論理シミュレーションを行う、論理シミュレーション装置と、を備える半導体集積回路の設計装置。
  4. 複数の電源系統を有する半導体集積回路の設計装置であって、
    自動配置配線装置と、
    前記半導体集積回路のレイアウト上の複数の電源領域について、それぞれに属するモジュール名またはインスタンス名が定義された電源領域定義部と、前記複数の電源領域のそれぞれに対して、各領域内の電源端子名およびグランド端子名、およびそれらに接続させる電源ネット名、グランドネット名、およびそれらに割り付けられる電圧値を少なくとも含む電源接続情報が定義された電源接続仕様定義部と、を有した電源仕様ファイルと、
    前記自動配置配線装置から出力されるレイアウト後の論理接続情報を示すレイアウト後ネットリストとを受けて、前記レイアウト後の論理接続情報に前記電源接続情報を付加した電源情報付ネットリストを作成するネットリスト生成・変換装置と、
    前記自動配置配線装置から出力されるレイアウト後物理情報および前記電源情報付ネットリストを受けてレイアウト検証を行う、レイアウト検証装置と、を備える半導体集積回路の設計装置。
  5. 前記電源仕様ファイルは、
    電源の遮断および供給を制御するための電源遮断用スイッチセルが、前記複数の電源領域の何れに属するかを定義した追加セル情報定義部を含み、
    前記ネットリスト生成・変換装置は、前記電源情報付ネットリストに前記電源遮断用スイッチセルの情報を付加する、請求項4記載の半導体集積回路の設計装置。
  6. 複数の電源系統を有する半導体集積回路の設計装置であって、
    自動配置配線装置と、
    前記半導体集積回路のレイアウト上の複数の電源領域について、それぞれに属するモジュール名またはインスタンス名が定義された電源領域定義部と、前記複数の電源領域のそれぞれに対して、各領域内の電源端子名およびグランド端子名、およびそれらに接続させる電源ネット名、グランドネット名、およびそれらに割り付けられる電圧値を少なくとも含む電源接続情報が定義された電源接続仕様定義部と、を有した電源仕様ファイルと、
    前記自動配置配線装置から出力されるレイアウト後の論理接続情報を示すレイアウト後ネットリストとを受けて、前記電源仕様ファイルで定義される、前記電源ネット名および前記電圧値を、前記半導体集積回路を構成する基本単位であるセルごとに規定する供給電位情報を生成するネットリスト生成・変換装置と、
    前記自動配置配線装置から出力されるレイアウト後物理情報を受け、抵抗値および容量値に関するレイアウトパラメータを抽出して配線間の寄生容量値および寄生抵抗値を計算して抵抗・容量情報として出力するレイアウトパラメータ抽出装置と、
    前記セルに供給される電圧値に応じた遅延値を定義した電源電圧可変対応遅延ライブラリ、前記供給電位情報および前記抵抗・容量情報を受けて、前記寄生容量値および前記抵抗値に基づいて、前記セル内および前記セル間を信号が伝播するのに必要な時間を算出する遅延計算を実行する遅延計算装置と、を備える半導体集積回路の設計装置。
  7. 複数の電源系統を有する半導体集積回路の設計装置であって、
    自動配置配線装置と、
    前記半導体集積回路のレイアウト上の複数の電源領域について、それぞれに属するモジュール名またはインスタンス名が定義された電源領域定義部と、前記複数の電源領域のそれぞれに対して、各領域内の電源端子名およびグランド端子名、およびそれらに接続させる電源ネット名、グランドネット名、およびそれらに割り付けられる電圧値を少なくとも含む電源接続情報が定義された電源接続仕様定義部と、を有した電源仕様ファイルと、
    前記自動配置配線装置から出力されるレイアウト後の論理接続情報を示すレイアウト後ネットリストとを受けて、前記電源仕様ファイルで定義される、前記電源ネット名および前記電圧値を、前記半導体集積回路を構成する基本単位であるセルごとに規定する供給電位情報を生成するネットリスト生成・変換装置と、
    前記自動配置配線装置から出力されるレイアウト後物理情報を受け、抵抗値および容量値に関するレイアウトパラメータを抽出して配線間の寄生容量値および寄生抵抗値を計算して抵抗・容量情報として出力するレイアウトパラメータ抽出装置と、
    前記セルで消費される電力が定義された消費電力値ライブラリと、前記供給電位情報および前記抵抗・容量情報を受けて、前記セルに供給される電源電圧値と、前記セルが駆動する信号線の容量値および動作周波数に基づいて、前記セルが駆動する際に必要となる電力値を算出する消費電力解析装置と、を備える、半導体集積回路の設計装置。
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