JP2006243780A - メモリコントローラ、フラッシュメモリシステム及びフラッシュメモリの制御方法 - Google Patents

メモリコントローラ、フラッシュメモリシステム及びフラッシュメモリの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 フラッシュメモリに記憶させた起動プログラムの更新処理が正常に終了しなかったときに、ホストシステムが正常に動作できなくなる危険性を減じる。
【解決手段】 フラッシュメモリ1の記憶空間の第1の領域1b又は第2の領域1cに起動プログラムを書込むと共に、起動プログラムを書込んだ第1の領域1b又は第2の領域1cを示す領域指示情報をフラッシュメモリ1に書込む。ホストシステムを起動するときには、領域指示情報に基づいて起動プログラムを読出してホストシステムに与える。新たな起動プログラムを書込む場合には、領域指示情報で示されていない第1の領域1b又は第2の領域1cに新たな起動プログラムを書込み、書込みが終了したときに領域指示情報を更新する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、メモリコントローラ、そのメモリコントローラを備えるフラッシュメモリシステム、及びフラッシュメモリの制御方法に関する。
近年、メモリーカードやシリコンディスクといったメモリシステムにて使用される半導体メモリに、フラッシュメモリが広く採用されている。フラッシュメモリは、不揮発性メモリの一種である。フラッシュメモリに格納されたデータは、電力が供給されていないときでも保持されていることが要求される。
NAND型フラッシュメモリは、上記のメモリシステムで特に多く用いられるフラッシュメモリの一種である。NAND型フラッシュメモリに含まれている複数のメモリセルのそれぞれは、他のメモリセルとは独立して、論理値“1”を示すデータが格納されている消去状態から、論理値“0”を示すデータが格納されている書込状態へと変化することができる。これとは対照的に、書込状態から消去状態へと変化するときには、各メモリセルは他のメモリセルと独立して変化することができない。このときには、ブロックと称される予め定められた数のメモリセルが、全て同時に消去状態になる。この一括消去動作は、一般的に、“ブロック消去”と称されている。
NAND型フラッシュメモリに対する書込処理若しくは読出処理は、ページと称される予め定められた数のメモリセル単位で処理が行なわれる。消去処理の単位であるブロックは複数のページで構成されている。
NAND型フラッシュメモリは、上記のような特徴を有するため、CPU(Central Processing Unit)を備えたシステムでは、起動時に実行されるBIOS(Basic Input Output System)等のプログラムを保存する場合には、通常、任意のアドレスを指定した読出しが可能なNOR型フラッシュメモリに保存していた。しかし、NOR型フラッシュメモリは、NAND型フラッシュメモリに比べて価格が高いため、価格を考慮すればNAND型フラッシュメモリを用いることが好ましかった。
この課題を解決するため、下記特許文献1では、起動時に実行されるBIOS等のプログラムをNAND型フラッシュメモリに保存し、そのプログラムをRAM(Random Access Memory)にロードして実行する提案がなされている。
フラッシュメモリにBIOS等のプログラムを保存した場合、そのプログラムを更新することができる。しかし、プログラムの書替え中に不測の停電等で処理が中断した場合、そのプログラムによって起動していたシステムは正常に動作することができなくなる。
この課題を解決するため、下記特許文献2では、更新可能領域と更新不可能領域を設け、更新可能領域に記憶されているプログラムの更新処理が正常に終了しなかった場合、更新不可能領域に記憶されているプログラムによってシステムが動作するようにしている。
特表2003−519870号公報 特開2002−259152号公報
特許文献2に示されたプログラムの更新処理を、NAND型フラッシュメモリに適用した場合、更新不可能領域内のブロックが不良ブロック化することがあるため、更新処理が正常に終了しなかったときに、更新不可能領域に記憶されているプログラムによって動作できないこともある。
そこで、本発明は、NAND型フラッシュメモリに好適なプログラムの更新処理を実行することができるメモリコントローラ、フラッシュメモリシステム及びフラッシュメモリの制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係るメモリコントローラは、
消去はブロック単位で書込みと読出しはページ単位で行われるフラッシュメモリに対するアクセスをホストシステム側から与えられる指示に基いて制御するメモリコントローラであって、
前記フラッシュメモリ内の第1の領域又は第2の領域に起動プログラムを書込むプログラム書込み手段と、
前記フラッシュメモリに前記起動プログラムを書込んだ第1の領域又は第2の領域を示す領域指示情報を書込む領域指示情報書込み手段と、
前記フラッシュメモリに書込まれている前記領域指示情報を読出す領域指示情報読出し手段とを備え、
前記プログラム書込み手段は、新たな起動プログラムを書込むときに前記領域指示情報によって指示されていない第1の領域または第2の領域に該新たな起動プログラムを書込み、
前記領域指示情報書込み手段は、前記新たな起動プログラムの書込みが正常に終了した後に前記領域指示情報を該新たな起動プログラムが書込まれた第1の領域又は第2の領域を示す情報に変更する構成であることを特徴とする。
このような構成を採用したことにより、有効な起動プログラムが書込まれている領域については、領域指示情報に示される。新たな起動プログラムを書込む場合には、領域指示情報に示されない側の領域が選択されて新たな起動プログラムが書込まれる。
尚、前記フラッシュメモリ内の第1の領域又は第2の領域から起動プログラムをページ単位で読出すプログラム読出し手段と、
前記プログラム読出し手段によって読出された起動プログラムを前記ホストシステム側に転送する転送手段とを備え、
前記プログラム読出し手段は、前記領域指示情報によって指示されている第1の領域又は第2の領域から起動プログラムを読出す構成であってもよい。
また、前記プログラム読出し手段が、前記起動プログラムに記述されているコマンドの実行順序に従って前記起動プログラムを読出してもよい。
また、起動時に、フラッシュメモリに記憶されている補助プログラムを読出す補助読出し手段と、
前記ホストシステム側からランダムアクセスが可能で、前記補助読出し手段によって読出された前記補助プログラムを保持するデータ保持手段を備え、
前記データ保持手段が、前記補助プログラムを保持した後に、前記プログラム読出し手段が動作可能になる構成であってもよい。
また、前記補助プログラムは、該補助プログラムを読込んだ前記ホストシステムに前記起動プログラムの読出し指示を発生させるコマンドが記載されてもよい。
また、前記転送手段が、前記補助プログラムに基づいて前記起動プログラムの転送処理を実行してもよい。
また、前記第1の領域又は第2の領域には、前記ホストシステム側から与えられる論理アドレスが割当てられていなくてもよい。
また、前記領域指示情報が記憶されている領域には、前記ホストシステム側から与えられる論理アドレスが割当てられていなくてもよい。
また、前記補助プログラムが記憶されている領域には、前記ホストシステム側から与えられる論理アドレスが割当てられていなくてもよい。
また、前記転送手段が、ATAインターフェースを介して前記起動プログラムを前記ホストシステム側に転送してもよい。
上記目的を達成するために、本発明の第2の観点に係るフラッシュメモリシステムは、本発明の第1の観点に係るメモリコントローラとフラッシュメモリを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の第3の観点に係るフラッシュメモリの制御方法は、
消去はブロック単位で書込みと読出しはページ単位で行われるフラッシュメモリに対するアクセスをホストシステム側から与えられる指示に基いて制御するフラッシュメモリの制御方法であって、
前記フラッシュメモリに書込まれている該フラッシュメモリ内の第1の領域又は第2の領域を示す領域指示情報を読出す指示情報読出し処理と、
前記フラッシュメモリから読出された前記領域指示情報に基づいて前記フラッシュメモリ内の第1の領域又は第2の領域に起動プログラムを書込む書込み処理と、
前記起動プログラムの書込み終了後に、前記領域指示情報を変更する指示情報変更処理とを含み、
前記書込み処理では、前記領域指示情報によって指示されていない第1の領域又は第2の領域に新たな起動プログラムを書込み、
前記指示情報変更処理では、前記領域指示情報を新たな起動プログラムが書込まれた第1の領域又は第2の領域を示す情報に変更することを特徴とする。
尚、前記フラッシュメモリに書込まれている該フラッシュメモリ内の第1の領域又は第2の領域を示す領域指示情報を読出す指示情報読出し処理と、
前記フラッシュメモリから読出された前記領域指示情報に基づいて前記フラッシュメモリ内の第1の領域又は第2の領域に書込まれている起動プログラムを読出す読出し処理と、
前記読出し処理で読出された起動プログラムを前記ホストシステム側に転送する転送処理とを含み、
前記読出し処理では、前記領域指示情報によって指示されている第1の領域又第2の領域から前記起動プログラムを読出してもよい。
また、前記読出し処理では、前記起動プログラムに記述されているコマンドの実行順序に従って前記起動プログラムを読出してもよい。
また、起動時に、フラッシュメモリに記憶されている補助プログラムを読出す補助読出し処理と、
前記補助読出し処理によって読出された補助プログラムを前記ホストシステム側からの要求に応じて該ホストシステム側に供給する供給処理とを含み、
前記供給処理により前記補助プログラムが前記ホストシステム側に供給された後に、前記読出し処理と前記転送処理とが開始されてもよい。
また、前記補助プログラムは、該補助プログラムを読み込んだ前記ホストシステムに前記起動プログラムの読出し指示を発生させるコマンドが記載されていてもよい。
また、前記転送処理が、前記補助プログラムに基づいて実行されてもよい。
また、前記第1の領域又は第2の領域には、前記ホストシステム側から与えられる論理アドレスが割当てられていなくてもよい。
また、前記領域指示情報が記憶されている領域には、前記ホストシステム側から与えられる論理アドレスが割当てられていなくてもよい。
また、前記補助プログラムが記憶されている領域には、前記ホストシステム側から与えられる論理アドレスが割当てられていなくてもよい。
また、前記転送処理が、ATAインターフェースを介して前記起動プログラムを前記ホストシステム側に転送する処理であってもよい。
本発明によれば、フラッシュメモリ内の第1の領域と第2の領域に対して新たな起動プログラムが交互に書込まれるので、プログラムの更新処理が正常に終了しなかったときには、その更新処理を開始する直前に使用されていたプログラムによってシステムを起動させることができる。従って、本発明に係るフラッシュメモリシステムを組込んだシステムで、プログラムの更新処理が正常に終了しなかったときに、システムが正常に動作できなくなる危険性を、減じることができる。
本発明の実施の形態に係るフラッシュメモリシステムの詳細を説明する前に、本発明のフラッシュメモリシステムの特徴を説明する。
図1(a),(b)は、起動時の特徴を示す説明図である。
図2(a),(b)は、起動プログラムの更新の処理の特徴を示す説明図である。
本発明に係るフラッシュメモリシステムは、NAND型のフラッシュメモリ1とメモリコントローラ2とを備え、BIOS(Basic Input Output System)等の起動時に使用されるプログラムをフラッシュメモリ1に記憶させる場合に好適なプログラムの更新処理を提供する。
本発明に係るフラッシュメモリシステムが組み込まれるホストシステムは、RAM(Random Access Memory)3及びCPU(Central Processing Unit)4等で構成されている。
BIOS等の起動時に使用されるプログラムは、起動時にフラッシュメモリ1からランダムアクセスが可能なRAM3に転送される。CPU4は、RAM3に保持されているプログラムを読込み、そのプログラムに基づいた処理を実行する。尚、起動時にプログラムをフラッシュメモリ1からRAM3に転送する処理については特に限定されないが、転送処理の例については後述する。
本発明に係るフラッシュメモリシステムでは、図1に示したようにフラッシュメモリ1上に、指示情報領域1a、第1の領域1b及び第2の領域1cを設けている。第1の領域1b及び第2の領域1cは、BIOS等の起動時に使用されるプログラムを記憶するために割当てられた領域であり、指示情報領域1aは、第1の領域1bと第2の領域1cのいずれかの領域を指示する情報(以下、領域指示情報と言う)を記憶するために割当てられた領域である。
起動時には、領域指示情報に基づいて第1の領域1b又は第2の領域1cに記憶されているプログラムがRAM3に転送される。例えば、領域指示情報が第1の領域1cを指示する情報の場合には、第1の領域1bに記憶されているプログラムがRAM3に転送される(図1(a))。領域指示情報が第2の領域1bを指示する情報の場合には、第2の領域1cに記憶されているプログラムがRAM3に転送される(図1(b))。
尚、RAM3に転送されるプログラムは、メモリコントローラ2内のFIFO(First In First Out)バッファに読出された後、RAM3に転送される。
第1の領域1b又は第2の領域1cに記憶されているプログラムを読出すときは、そのプログラムに記述されているコマンドの実行順序に従ってプログラムを読出す。例えば、プログラムが記述されているブロックの冗長領域に、コマンドの実行順序に従って付けた連番(以下、実行順序連番)を書込み、この実行順序連番を参照してプログラムを実行順序に従って読出す。尚、ブロック内の各ページについてはページ順にプログラムを記述し、ページ順にプログラムを読出す。
プログラムを更新するときは、領域指示情報によって指示されていない方の領域に新たなプログラムを書込む。つまり、領域指示情報が第1の領域1bを指示している場合には、第2の領域1cに新たなプログラムを書込み、領域指示情報が第2の領域1cを指示している場合には、第1の領域1bに新たなプログラムを書込む。
例えば図2(a)に示したように、領域指示情報が第1の領域1bを指示している場合には、ホストシステム側から与えられる新たなプログラムは第2の領域1cに書込む。この際、新たなプログラムを書込んだブロックの冗長領域には実行順序連番を書込む。第2の領域1cに対する書込み処理が終了した後に、図2(b)に示したように、指示情報領域1aに書込まれている領域指示情報を、第1の領域1bを指示する情報から第2の領域1cを指示する情報に書替える。
尚、領域指示情報の書替えは、ベリファイ(書込んだプログラムを読出し、書込みが正しく行なわれているかチェックする処理)を実行した後に行なうことが好ましい。
領域指示情報を設定する場合には、例えば、指示情報領域1aに含まれる特定のブロックに領域指示情報を書込み、そのブロックの冗長領域に領域指示情報が書込まれていることを示す情報を書込む。領域指示情報を読出す場合には、冗長領域に書込まれている情報に基づいて領域指示情報が書込まれているブロックを検索して、見つけ出されたブロックから領域指示情報を読出す。
このような特徴を有するフラッシュメモリシステムでは、第1の領域1bと第2の領域1cに対して新たな起動プログラムが交互に書込まれるので、プログラムの更新処理が正常に終了しなかったときには、その更新処理を開始する直前に使用されていたプログラムによってシステムを起動させることができる。従って、プログラムの更新処理が正常に終了しなかったときに、システムが正常に動作できなくなる危険性を減じることができる。
以上のような特徴を有するフラッシュメモリシステムの実施形態を説明する。
図3は、本発明の実施形態に係るフラッシュメモリシステム10を示すブロック図である。
図3に示したように、フラッシュメモリシステム10は、フラッシュメモリ11と、それを制御するメモリコントローラ20とで構成されている。このフラッシュメモリシステム10は、通常、文字、音声、あるいは画像情報等の種々の情報を処理するパーソナルコンピュータやデジタルスチルカメラをはじめとするホストシステムである各種情報処理装置に内蔵される。フラッシュメモリ11は、図1及び図2のフラッシュメモリ1に対応し、メモリコントローラ20がメモリコントローラ2に対応する。
以下に、フラッシュメモリ11及びメモリコントローラ20の詳細と、フラッシュメモリシステム10の動作とを説明する。
[フラッシュメモリ11の説明]
このフラッシュメモリシステム10において、データが記憶されるフラッシュメモリ11は、NAND型フラッシュメモリで構成されている。NAND型フラッシュメモリは、ストレージデバイスへの用途として(ハードディスクの代わりになるものとして)開発された不揮発性メモリである。このNAND型フラッシュメモリは、ランダムアクセスを行なうことができず、書込みと読出しはページ単位で、消去はブロック単位で行なわれる。又、データの上書きができないので、データを書込むときは、消去されている領域にデータの書込みが行なわれる。
NAND型フラッシュメモリは、このような特徴を有するため、通常、データの書替えを行なう場合には、ブロック消去されている消去済ブロックに新たなデータ(書替え後のデータ)を書込み、古いデータ(書替え前のデータ)が書込まれていたブロックを消去するという処理を行なっている。
このようなデータの書替を行なった場合、書替後のデータは、書替前と異なるブロックに書込まれるため、ホストシステム側から与えられる論理アドレスと、フラッシュメモリ11内での物理アドレスとの対応関係は、データを書替える毎に動的に変化する。従って、フラッシュメモリ11にアクセスするときには、通常、論理アドレスと物理アドレスとの対応関係を示したアドレス変換テーブルが作成され、このアドレス変換テーブルを用いて、フラッシュメモリ11に対するアクセスが行なわれる。
図4は、ブロックとページの関係を示す説明図である。
上記ブロックとページの構成は、フラッシュメモリ11の仕様によって異なるが、一般的なフラッシュメモリでは、図4(a)に示したように、1ブロックが32ページ(P0〜P31)で構成され、各ページが512バイトのユーザー領域と16バイトの冗長領域で構成されている。又、記憶容量の増加に伴い、図4(b)に示したように、1ブロックが64ページ(P0〜P63)で構成され、各ページが2048バイトのユーザー領域と64バイトの冗長領域で構成されているものも提供されている。
ここで、ユーザー領域は、主に、ホストシステムから供給されるデ―タが記憶される領域であり、冗長領域は、誤り訂正符号、対応論理アドレス情報及びブロックステータス等の付加データが記憶される領域である。誤り訂正符号は、ユーザー領域に記憶されているデータに含まれる誤りを検出、訂正するための付加データであり、後述するECCブロックによって生成される。
対応論理アドレス情報は、物理ブロックにデータが記憶されている場合に書込まれ、その物理ブロックに記憶されているデータの論理アドレスに関する情報を示している。尚、物理ブロックにデータが記憶されていない場合は、対応論理アドレス情報が書込まれないので、対応論理アドレス情報が書込まれているか否かで、そのブロックが消去済ブロックであるか否かを判断することができる。つまり、対応論理ブロックアドレスが書込まれていない場合は、消去済ブロックであると判断される。
ブロックステータスは、その物理ブロックが不良ブロック(正常にデータの書込み等を行なうことができない物理ブロック)であるか否かを示すフラグであり、その物理ブロックが不良ブロックであると判断された場合には、不良ブロックであることを示すフラグが設定される。
次に、フラッシュメモリ11の回路構成について説明する。
一般的なNAND型フラッシュメモリは、書込みデータ若しくは読出しデータを保持するためのレジスタと、データを記憶するメモリセルアレイによって構成されている。メモリセルアレイは、複数のメモリセルが直列に接続されたメモリセル群を複数備えており、ワード線によって、メモリセル群の特定のメモリセルが選択される。このワード線によって選択されたメモリセルとレジスタの間で、データの複写(レジスタからメモリセルへの複写、若しくはメモリセルからレジスタへの複写)が行なわれる。
メモリセルアレイを構成するメモリセルは、2つのゲートを備えたMOSトランジスタで構成されている。ここで、上側のゲートはコントロールゲートと、下側のゲートはフローティングゲートと呼ばれており、フローティングゲートに電荷(電子)を注入したり、フローティングゲートから電荷(電子)を排出したりすることによって、データの書込みや消去を行っている。
フローティングゲートは、周囲を絶縁体で囲まれているので、注入された電子は長期間にわたって保持される。フローティングゲートに電子を注入するときは、コントロールゲートが高電位側となる高電圧を印加して電子を注入し、フローティングゲートから電子を排出するときは、コントロールゲートが低電位側となる高電圧を印加して電子を排出する。フローティングゲートに電子が注入されている状態(書込状態)が、論理値"0"のデータに対応し、フローティングゲートから電子が排出されている状態(消去状態)が、論理値"1"のデータに対応する。
[メモリコントローラ20の説明]
メモリコントローラ20は、ホストインターフェースブロック21と、マイクロプロセッサ22と、フラッシュメモリインターフェースブロック23と、ECC(エラー・コレクション・コード)ブロック24と、バッファ25と、FIFO(First In First Out)バッファ26とから構成される。これら機能ブロックによって構成されるメモリコントローラ20は、一つの半導体チップ上に集積されている。以下に、各機能ブロックの機能を説明する。
マイクロプロセッサ22は、メモリコントローラ20を構成する各機能ブロック全体の、動作を制御する機能ブロックである。又、論理アドレス(フラッシュメモリシステム10に対して与えられるアドレス)と物理アドレス(フラッシュメモリ11内のアドレス)の対応関係を示す変換テーブルは、マイクロプロセッサ22の制御の下、SRAM(Static Random Access Memory)で構成された作業領域(図示せず)に作成される。
ホストインターフェースブロック21は、コンパニオンチップ(Companion Chip)30とバッファ25、又はコンパニオンチップ30とFIFOバッファ26との間で行われるデータの授受を制御する機能ブロックである。
ここで、コンパニオンチップ30は、SRAM用インターフェース31とATA(AT Attachment)インターフェース32を提供するチップである。
バッファ25は、コンパニオンチップ30によって提供されるSRAM用インターフェース31を介して、ホストシステム内の回路と接続され、FIFOバッファ26は、コンパニオンチップ30によって提供されるATAインターフェース32を介して、ホストシステム内の回路と接続される。
ホストインターフェースブロック21は、SRAM用インターフェース31を介して供給される制御信号やアドレス信号に基づいて、バッファ25の動作を制御する。バッファ25は、SRAMで構成されており、SRAM用インターフェース31側からのランダムアクセス(アドレスを指定した読み書き)が可能な構成になっている。
更に、ホストインターフェースブロック21は、ATAインターフェース32から供給される論理アドレス、セクタ数及び外部コマンド等を保持するレジスタや、エラーが発生した場合にセットされるエラーレジスタ(図示せず)を有している。ホストインターフェースブロック21は、ATAインターフェース32から供給される論理アドレス、セクタ数及び外部コマンド等の情報や制御信号に基づいて、FIFOバッファ26の動作を制御する。FIFOバッファ26は、ホストインターフェースブロック21の制御の下、ATAインターフェース32側に対してページ単位でデータを送受信する。
フラッシュメモリインターフェースブロック23は、フラッシュメモリ11に対するアクセスを制御する機能ブロックであり、フラッシュメモリ11とバッファ25間、及びフラッシュメモリ11とFIFOバッファ26間のデータの送受信は、フラッシュメモリインターフェースブロック23の制御の下に行われる。
フラッシュメモリインターフェースブロック23は、複数のレジスタ(図示せず)を備え、この複数のレジスタに内部コマンドを実行する際に必要な情報が設定される。この複数のレジスタに、内部コマンドを実行する際に必要な情報(アドレス情報、アクセスするページ数等)が設定され、その情報に基づいて処理が実行される。ここで、「内部コマンド」とは、メモリコントローラ20からフラッシュメモリ11に与えられるコマンドである。一方、ATAインターフェース32側から与えられるコマンドは「外部コマンド」と言う。
ECCブロック24は、フラッシュメモリ11に書込まれるデータに付加されるエラーコレクションコードを生成するブロックである。このエラーコレクションコードは、通常、フラッシュメモリの冗長領域に書込まれる。フラッシュメモリ11からデータを読出すときは、データと共に読出されるエラーコレクションコードに基づいて、読出したデータに含まれる誤りの検出と訂正が、ECCブロック24によって行われる。
[フラッシュメモリシステム10の動作説明]
図5は、フラッシュメモリシステム10の動作を説明するための図であり、フラッシュメモリシステム10を組み込んだホストシステム40の要部の構成を示している。
このホストシステム40は、種々の情報を処理する情報処理装置であり、プログラム等によって与えられるコマンドを実行するCPU41を中心に回路が構成されている。図5には、フラッシュメモリシステム10の動作を説明するために必要な、CPU41、コンパニオンチップ30及びDRAM(Dynamic Random Access Memory)42を図示している。CPU41は、図1(a)及び図1(b)のCPU4に相当し、DRAM42は、図1(a)及び図1(b)のRAM3に相当する。図5においては、フラッシュメモリシステム10についても、バッファ25、FIFOバッファ26、及びフラッシュメモリ11だけを簡略化して図示している。
CPU41とコンパニオンチップ30とは、バス43を介して接続されている。DRAM42は、コンパニオンチップ30のDRAM用インターフェース44に接続されている。CPU41は、コンパニオンチップ30を介してフラッシュメモリシステム10やDRAM42にアクセスする。
図6は、フラッシュメモリ11に記憶されている情報を示す説明図である。
フラッシュメモリ11の記憶領域は、属性情報等のシステム情報が記憶されているSYS領域(SYS)11aと、起動プログラムであるBIOSをDRAM42にロードするためのプログラムであるイニシャルバイオスローダーが記憶されているIBL領域(IBL)11bと、BIOSが記憶されているBIOS領域(BIOS)11cと、OS(Operating System)等のプログラムや各種データが記憶されるデータ領域(DATA)11dに区分されている。
ホストシステム40の起動時に、イニシャルバイオスローダーは、バッファ25にロードされ、BIOSは、FIFOバッファ26を介してDRAM42にロードされる。
ここで、BIOSが記憶されているBIOS領域(BIOS)11cは、図1に示したように指示情報領域1aと第1の領域1bと第2の領域1cとで構成されている。FIFOバッファ26を介してDRAM42にロードされるBIOSは、上述のように指示情報領域1aに記述されている領域指示情報に基づいて第1の領域1b又は第2の領域1cから読出される。
つぎに、BIOS領域(BIOS)11cから領域指示情報に基づいて第1の領域又は第2の領域からBIOSを読出す起動時の処理について図7を参照して説明する。
図7は、起動時の処理を示すフローチャートである。
まず、ホストシステム40が起動するときに、メモリコントローラ20がリセットされる(ステップ1)。メモリコントローラ20がリセットされると、マイクロプロセッサ22がメモリコントローラ20内の初期化等の第1の起動処理を開始する。この第1の起動処理では、更に、フラッシュメモリ11に記憶されているイニシャルバイオスローダー(IBL)が、バッファ25にロードされる(ステップ2)。
イニシャルバイオスローダーが、全てバッファ25にロードされると、CPU41に対するリセットが解除される(ステップ3)。つまり、CPU41は、ホストシステム40の起動開始からイニシャルバイオスローダーのロードが終了するまで、リセット状態になっている。
CPU41に対するリセットが解除されると、CPU41はホストシステム40内の初期化等の第2の起動処理を開始する。この第2の起動処理では、CPU41がバッファ25に対するアクセスを開始し、イニシャルバイオスローダーに記述されているコマンドを実行する。このコマンドでは、CPU41が、DRAM42とFIFOバッファ26にアクセスすることができるようにするために、DRAM用インターフェース44とATAインターフェース32の初期化が行われる(ステップ4)。
続いて、CPU41は、イニシャルバイオスローダーに記述されているコマンドに従って、フラッシュメモリ11内のBIOSを読出すためのコマンド(以下、このBIOSを読出すためのコマンドを、バイオスロードコマンドと言う)を、ホストインターフェースブロック21内のレジスタに設定する。つまり、バイオスロードコマンドが、ATAインターフェース32を介してフラッシュメモリシステム10(フラッシュメモリシステム10内のメモリコントローラ20)に与えられる。
このバイオスロードコマンドが与えられると、マイクロプロセッサ22は、フラッシュメモリインターフェースブロック23内のレジスタに、内部読出しコマンド、アドレス等を設定する。この際、マイクロプロセッサ22は、BIOS領域(BIOS)11c内の指示情報領域1aに記述されている領域指示情報に基づいて、第1の領域1b又は第2の領域1cに記憶されているBIOSのアドレスをフラッシュメモリインターフェースブロック23内のレジスタに設定する。
この設定に従って、フラッシュメモリ11に対する読出し処理が開始されると、フラッシュメモリ11内のBIOSが、その実行順序に従ってFIFOバッファ26に読出される。つまり、マイクロプロセッサ22は、フラッシュメモリ11内のBIOSが、コマンドを実行する際の順序で読出されるように、読出し先のアドレス(フラッシュメモリ11内の物理アドレス)を設定する。FIFOバッファ26に読出されたBIOSは、CPU41の制御の下、FIFOバッファ26からDRAM42に転送される。つまり、FIFOバッファ26からATAインターフェース32側に出力されたデータが、DRAM42に書込まれる(ステップ5)。
尚、上記のようにコマンドを実行する際の順序でBIOSを読出すため、BIOSの読出し処理を開始する前に、領域指示情報を読出すと共に、領域指示情報で指示されている領域(第1の領域1b又は第2の領域1c)の冗長領域に書込まれている実行順序連番を読出し、読出した実行順序連番に従って読出し先のアドレス(フラッシュメモリ11内の物理アドレス)を設定する。
又、読出す順序を記述したロード管理情報を、フラッシュメモリ11内に書込んでおき、このロード管理情報に基づいて、読出し先のアドレス(フラッシュメモリ11内の物理アドレス)を設定してもよい。読出す順序を物理ブロック単位で管理する場合(各物理ブロックについては、先頭ページから順番にプログラムが書込まれている場合)、ロード管理情報には、読出す物理ブロックの物理アドレスを、読出す順番で記述すればよい。
又、BIOS領域11c内の良品の物理ブロック(不良ブロックを除いた物理ブロック)に、物理アドレスの順番でBIOSを書込み、物理アドレスの順番とコマンドを実行する順序が一致するようにすれば、上記ロード管理情報を用いることなくコマンドを実行する順序でBIOSを読出すことができる。この場合、物理アドレスの順番でBIOSを読出せば、コマンドを実行する順序でBIOSが読出される。この際、不良ブロックの物理アドレスとBIOSのプログラム容量(例えば、BIOSが書込まれている物理ブロックのブロック数等)をフラッシュメモリ11内に書込んでおくことが好ましい。又、BIOSが書込まれている先頭の物理ブロックに先頭であることを示す情報を書込み、最後の物理ブロックに最後であることを示す情報を書込んでもよい。
BIOSが記憶されているBIOS領域11cは、ATAインターフェース32を介してフラッシュメモリシステム10(フラッシュメモリシステム10内のメモリコントローラ20)に与えられる読出しコマンド及び書込みコマンドでは、アクセスできないようにしておくことが好ましい。
例えば、上記のようなバイオスロードコマンドを設定し、バイオスロードコマンド以外のコマンドでは、BIOSが記憶されているBIOS領域11cにアクセスできないように設定する。つまり、読出しコマンド及び書込みコマンドと共に与えられる論理アドレスが、BIOSが記憶されているBIOS領域11cに割当てられないように、論理アドレスと物理アドレスの対応関係を設定することが望ましい。
フラッシュメモリ11内に記憶されているBIOSが、全てDRAM42にロードされると、ジャンプコマンドが実行される(ステップ6)。ジャンプコマンドのジャンプ先は、DRAM42にロードされているBIOSの先頭アドレスに対応する。尚、ジャンプコマンドにより、イニシャルバイオスローダーに記述されているコマンドの処理は終了する。
ジャンプコマンドの実行後、CPU41は、DRAM42にロードされているBIOSの先頭アドレスから順番にコマンドの処理を続行する。BIOSに記述されているコマンドを実行することにより、ホストシステム40を構成する周辺デバイスの診断や初期化が行われる(ステップ7)。つまり、イニシャルバイオスローダーでは、フラッシュメモリ11内に記憶されているBIOSをDRAM42にロードするために必要な初期化だけが行われ、イニシャルバイオスローダーで初期化されていなかった周辺デバイスは、BIOSに記述されているコマンドの実行により、初期化される。
周辺デバイスの初期化が終了すると、イニシャルプログラムローダー(Initial Program Loader)が起動し、マスターブートレコード(Master Boot Record:MBR)に記憶されているパーティション情報やプログラムが読出される(ステップ8)。
ここで、マスターブートレコードがフラッシュメモリ11のデータ領域11d内のページに割当てられている場合、そのページ書込まれているパーティション情報やプログラムは、FIFOバッファ26を介してDRAM42に読出される。続いて、パーティション情報に記述されている情報に基づいて起動するOSに対応するブートセクタ(Boot Sector)が、DRAM42に読出される。ブートセクタに記述されているプログラムに基づいて、OSの起動が開始される(ステップ9)。
ブートセクタがフラッシュメモリ11のデータ領域11d内のページに割当てられている場合、そのページ書込まれているプログラムは、FIFOバッファ26を介してDRAM42に読出される。
上記処理で、マイクロプロセッサ22は、SRAM用インターフェース31を介してバッファ25にアクセスする場合と、ATAインターフェース32を介してFIFOバッファ26にアクセスする場合とがある。従って、メモリコントローラ20又はメモリコントローラ20を含むフラッシュメモリシステム10は、バッファ25を活性化状態にする第1のチップイネーブル信号とFIFOバッファ26を活性化状態にする第2のチップイネーブル信号を受け取るための入力端子(制御信号の入力端子)とを、備えていることが好ましい。
第1のチップイネーブル信号と第2のチップイネーブル信号受け取るための入力端子を設けることにより、フラッシュメモリシステム10は、CPU41から、SRAMとIOデバイス(例えば、ATAインターフェース32に接続されたハードディスクのようなデバイス)として認識される。
起動時にCPU41がNOR型フラッシュメモリに記憶されているBIOSを読出す構成のホストシステムで、NOR型フラッシュメモリの代わりに上記フラッシュメモリシステム10を組み込む場合には、NOR型フラッシュメモリを活性化状態にするためのチップイネーブル信号を、上記第1のチップイネーブル信号に割当てることにより、上記フラッシュメモリシステム10への置き換えを容易に実現することができる。
上記OSの起動が終了した後、ホストシステム40に組み込まれたフラッシュメモリシステム10は、ATAインターフェース32に接続された記憶デバイスとして使用される。ATAインターフェース32に接続された記憶デバイスとして使用されるときには、ホストインターフェースブロック21内のレジスタに論理アドレス、セクタ数、及びコマンド等を書込むことにより、フラッシュメモリ11のデータ領域11dに対して、データの書込みや読出しを行うことができる。このデータの書込みや読出しでは、ATAインターフェース32に接続された一般的な記憶デバイスと同様に、LBA(Logical Block Address)等で論理アドレスが指定される。
論理アドレスを物理アドレスに割当てる場合、例えば、データ領域11d内の複数の物理ブロックでゾーンを形成し、ゾーン毎に予め設定された論理アドレスの領域を割当てる。ゾーン毎に論理アドレスの領域を割当てることにより、論理アドレスを物理アドレスの対応関係を示す変換テーブルを、ゾーン毎に作成することができる。
図8は、ゾーンの説明図である。
図8に示した例では、1024個の物理ブロックで1つのゾーンが形成され、このゾーンに対して1000ブロック分(物理ブロック1000個分)の論理アドレスの領域が割当てられている。論理アドレス空間は、セクタ単位で付けた連番であるLBAで示されている。
1セクタの容量がフラッシュメモリ11の1ページの容量と等しく、各物理ブロックが32個のページで構成されている場合、ゾーン内の各物理ブロックは、論理アドレス空間の32セクタ分の領域に割当てられる。
従って、論理アドレス空間の32セクタ分の領域を1個の論理ブロックとすれば、1個の物理ブロックに対して1個の論理ブロックが割当てられる。
尚、論理ブロック内の各セクタと物理ブロック内の各ページの対応関係については、アドレスの管理が煩雑になることを避けるために、それぞれ先頭から順番に論理ブロック内のセクタが物理ブロック内のページに割当てられる。
1つのゾーンに割当てられる3200セクタ分の領域(LBA0〜LBA31999)を、32セクタ毎に区切った論理ブロックに、連番(LBN0〜LBN999)を付け(以下、論理ブロックに付けた連番を論理ブロック連番という)、ゾーンを構成する1024個の物理ブロックに連番(#0〜#1023)を付けた場合(以下、物理ブロックに付けた連番を物理ブロック連番という)、論理ブロック連番と物理ブロック連番の対応関係を管理することにより、論理アドレスと物理アドレスの対応関係を管理することができる。
図8に示した例では、LBA0〜LBA31に対応する論理ブロック連番LBN0の論理ブロックが、物理ブロック連番#3の物理ブロックに割当てられ、LBA32〜LBA63に対応する論理ブロック連番LBN1の論理ブロックが、物理ブロック連番#1の物理ブロックに割当てられている。LBA64〜LBA95に対応する論理ブロック連番LBN2の論理ブロックが、物理ブロック連番#5の物理ブロックに割当てられ、LBA96〜LBA127に対応する論理ブロック連番LBN3の論理ブロックが、物理ブロック連番#7の物理ブロックに割当てられている。
フラッシュメモリ11にアクセスするときは、論理ブロックと物理ブロックの対応関係を示した変換テーブルを作成し、この変換テーブルを用いて、アクセスするページのアドレスを求める。変換テーブルは、各物理ブロックの冗長領域に書込まれている論理ブロックに関する情報(その物理ブロックに書込まれているユーザーデータに対応する論理ブロックを示す情報)に基づいて作成される。
例えば、物理ブロックにユーザーデータを書込んだときに、そのユーザーデータに対応する論理ブロックの論理ブロック連番を、その物理ブロックの冗長領域に書込めば、この論理ブロック連番を順次読出すことにより、変換テーブルを作成することができる。
この変換テーブルは、1つゾーンに割当てられている論理アドレス空間の論理ブロック連番と、これ対応する物理ブロックの物理ブロック連番との対応関係を示している。従って、ホストシステムから与えられるLBAが属する論理ブロックの論理ブロック連番を変換テーブル上で検索することにより、それに対応する物理ブロックの物理ブロック連番を求めることができる。
起動時の特徴を示す説明図である。 起動プログラムの更新の処理の特徴を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るフラッシュメモリシステムを示すブロック図である。 ブロックとページの関係を示す説明図である フラッシュメモリシステムの動作を説明するための図である。 フラッシュメモリに記憶されている情報を示す説明図である。 起動時の処理を示すフローチャートである。 ゾーンの説明図である。
符号の説明
1 フラッシュメモリ
1a 指示情報領域
1b 第1の領域
1c 第2の領域
2 メモリコントローラ
3 RAM
4 CPU
10 フラッシュメモリシステム
11 フラッシュメモリ
20 メモリコントローラ
21 ホストインターフェースブロック
22 マイクロプロセッサ
23 フラッシュメモリインターフェースブロック
24 ECCブロック
25 バッファ
26 FIFOバッファ
30 コンパニオンチップ
31 SRAM用インターフェース
32 ATAインターフェース
40 ホストシステム
41 CPU
42 DRAM

Claims (21)

  1. 消去はブロック単位で書込みと読出しはページ単位で行われるフラッシュメモリに対するアクセスをホストシステム側から与えられる指示に基いて制御するメモリコントローラであって、
    前記フラッシュメモリ内の第1の領域又は第2の領域に起動プログラムを書込むプログラム書込み手段と、
    前記フラッシュメモリに前記起動プログラムを書込んだ第1の領域又は第2の領域を示す領域指示情報を書込む領域指示情報書込み手段と、
    前記フラッシュメモリに書込まれている前記領域指示情報を読出す領域指示情報読出し手段とを備え、
    前記プログラム書込み手段は、新たな起動プログラムを書込むときに前記領域指示情報によって指示されていない第1の領域または第2の領域に該新たな起動プログラムを書込み、
    前記領域指示情報書込み手段は、前記新たな起動プログラムの書込みが正常に終了した後に前記領域指示情報を該新たな起動プログラムが書込まれた第1の領域又は第2の領域を示す情報に変更する構成であることを特徴とするメモリコントローラ。
  2. 前記フラッシュメモリ内の第1の領域又は第2の領域から起動プログラムをページ単位で読出すプログラム読出し手段と、
    前記プログラム読出し手段によって読出された起動プログラムを前記ホストシステム側に転送する転送手段とを備え、
    前記プログラム読出し手段は、前記領域指示情報によって指示されている第1の領域又は第2の領域から起動プログラムを読出す構成であることを特徴とする請求項1に記載のメモリコントローラ。
  3. 前記プログラム読出し手段が、前記起動プログラムに記述されているコマンドの実行順序に従って前記起動プログラムを読出すことを特徴とする請求項2に記載のメモリコントローラ。
  4. 起動時に、フラッシュメモリに記憶されている補助プログラムを読出す補助読出し手段と、
    前記ホストシステム側からランダムアクセスが可能で、前記補助読出し手段によって読出された前記補助プログラムを保持するデータ保持手段を備え、
    前記データ保持手段が、前記補助プログラムを保持した後に、前記プログラム読出し手段が動作可能になる構成であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のメモリコントローラ。
  5. 前記補助プログラムは、該補助プログラムを読込んだ前記ホストシステムに前記起動プログラムの読出し指示を発生させるコマンドが記載されていることを特徴とする請求項4に記載のメモリコントローラ。
  6. 前記転送手段が、前記補助プログラムに基づいて前記起動プログラムの転送処理を実行することを特徴とする請求項4又は5に記載のメモリコントローラ。
  7. 前記第1の領域又は第2の領域には、前記ホストシステム側から与えられる論理アドレスが割当てられていないことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のメモリコントローラ。
  8. 前記領域指示情報が記憶されている領域には、前記ホストシステム側から与えられる論理アドレスが割当てられていないことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のメモリコントローラ。
  9. 前記補助プログラムが記憶されている領域には、前記ホストシステム側から与えられる論理アドレスが割当てられていないことを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載のメモリコントローラ。
  10. 前記転送手段が、ATAインターフェースを介して前記起動プログラムを前記ホストシステム側に転送することを特徴とする請求項2乃至9のいずれか1項に記載のメモリコントローラ。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のメモリコントローラとフラッシュメモリを備えることを特徴とするフラッシュメモリシステム。
  12. 消去はブロック単位で書込みと読出しはページ単位で行われるフラッシュメモリに対するアクセスをホストシステム側から与えられる指示に基いて制御するフラッシュメモリの制御方法であって、
    前記フラッシュメモリに書込まれている該フラッシュメモリ内の第1の領域又は第2の領域を示す領域指示情報を読出す指示情報読出し処理と、
    前記フラッシュメモリから読出された前記領域指示情報に基づいて前記フラッシュメモリ内の第1の領域又は第2の領域に起動プログラムを書込む書込み処理と、
    前記起動プログラムの書込み終了後に、前記領域指示情報を変更する指示情報変更処理とを含み、
    前記書込み処理では、前記領域指示情報によって指示されていない第1の領域又は第2の領域に新たな起動プログラムを書込み、
    前記指示情報変更処理では、前記領域指示情報を新たな起動プログラムが書込まれた第1の領域又は第2の領域を示す情報に変更することを特徴とするフラッシュメモリの制御方法。
  13. 前記フラッシュメモリに書込まれている該フラッシュメモリ内の第1の領域又は第2の領域を示す領域指示情報を読出す指示情報読出し処理と、
    前記フラッシュメモリから読出された前記領域指示情報に基づいて前記フラッシュメモリ内の第1の領域又は第2の領域に書込まれている起動プログラムを読出す読出し処理と、
    前記読出し処理で読出された起動プログラムを前記ホストシステム側に転送する転送処理とを含み、
    前記読出し処理では、前記領域指示情報によって指示されている第1の領域又第2の領域から前記起動プログラムを読出すことを特徴とする請求項12に記載のフラッシュメモリの制御方法。
  14. 前記読出し処理では、前記起動プログラムに記述されているコマンドの実行順序に従って前記起動プログラムを読出すことを特徴とする請求項13項に記載のフラッシュメモリの制御方法。
  15. 起動時に、フラッシュメモリに記憶されている補助プログラムを読出す補助読出し処理と、
    前記補助読出し処理によって読出された補助プログラムを前記ホストシステム側からの要求に応じて該ホストシステム側に供給する供給処理とを含み、
    前記供給処理により前記補助プログラムが前記ホストシステム側に供給された後に、前記読出し処理と前記転送処理とが開始されることを特徴とする請求項13又は14に記載のフラッシュメモリの制御方法。
  16. 前記補助プログラムは、該補助プログラムを読み込んだ前記ホストシステムに前記起動プログラムの読出し指示を発生させるコマンドが記載されていることを特徴とする請求項15に記載のフラッシュメモリの制御方法。
  17. 前記転送処理が、前記補助プログラムに基づいて実行されることを特徴とする請求項15又は16に記載のフラッシュメモリの制御方法。
  18. 前記第1の領域又は第2の領域には、前記ホストシステム側から与えられる論理アドレスが割当てられていないことを特徴とする請求項12乃至17のいずれか1項に記載のフラッシュメモリの制御方法。
  19. 前記領域指示情報が記憶されている領域には、前記ホストシステム側から与えられる論理アドレスが割当てられていないことを特徴とする請求項12乃至18のいずれか1項に記載のフラッシュメモリの制御方法。
  20. 前記補助プログラムが記憶されている領域には、前記ホストシステム側から与えられる論理アドレスが割当てられていないことを特徴とする請求項15乃至19のいずれか1項に記載のフラッシュメモリの制御方法。
  21. 前記転送処理が、ATAインターフェースを介して前記起動プログラムを前記ホストシステム側に転送する処理であることを特徴とする請求項13乃至20のいずれか1項に記載のフラッシュメモリの制御方法。
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