JP2006242311A - 自動変速機用油圧アクチュエータの密封装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動変速機用油圧アクチュエータの密封装置において、シールリップの耐圧性と、低摩擦による自動変速機の応答性の両立を図る。
【解決手段】環状シリンダ1内に、油圧が導入される加圧室7を画成する環状ピストン2が軸方向往復動可能に配置され、その内周に、環状シリンダ1に固定されると共に平衡油室8を画成する環状のキャンセルプレート3が配置され、環状ピストン2の内周部及び外周部に前記環状シリンダ1に軸方向摺動可能に密接されたシールリップ21,22が設けられ、キャンセルプレート3の外周部に環状ピストン2の内面と軸方向摺動可能に密接されたシールリップ32が設けられ、シールリップ22,32の内周側に、回転により外周側へのポンプ力を発生する螺旋状の凹凸25,33,34が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の自動変速機のクラッチ装置を作動させる油圧アクチュエータにおいて、ピストンとその外周側又は外周側との間を密封するための密封装置に関する。
図3は、従来の技術による自動変速機用油圧アクチュエータの密封装置を、油圧アクチュエータの一部と共に、軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図である。この図3に示されるように、車両の自動変速機のクラッチ装置を作動させる油圧アクチュエータは、不図示の駆動軸に取り付けられて断面形状が略コ字形を呈する環状シリンダ101と、この環状シリンダ101内に軸方向移動可能に配置された環状ピストン102と、この環状ピストン102と軸方向に対向配置されると共に止め輪104を介して環状シリンダ101の内周筒部101aに固定されたキャンセルプレート103と、環状ピストン102とキャンセルプレート103の間に適宜圧縮状態に介装されたリターンスプリング105とを備える。
環状ピストン102は、その内外周に、環状シリンダ101の内周筒部101a及び外周筒部101bと摺動可能に密接されたゴム状弾性材料からなるシールリップ106,107を一体に有し、キャンセルプレート103は、その外周縁に、環状ピストン102の外周筒部102bの内周面と摺動可能に密接されたゴム状弾性材料からなるシールリップ108を一体に有する。また、環状シリンダ101の内周筒部101aには、環状シリンダ101と環状ピストン102の間に画成された加圧室Aに油圧を導入するための油通路101cと、環状ピストン102とキャンセルプレート103の間に画成された平衡油室Bに臨む油通路101dが開設されている。
一方、クラッチ109は、環状シリンダ101に軸方向移動可能な状態で円周方向に係止された複数のドライブプレート109aと、不図示の従動軸側に設けられたクラッチハブ110に軸方向移動可能な状態で円周方向に係止された複数のドリブンプレート109bが軸方向交互に配置された構造を有する。そして、環状ピストン102の外周部における加圧室Aと反対側を向いた端部が、クラッチ109と軸方向に対向されている。
すなわち、この自動変速機用油圧アクチュエータは、油通路101cを介して加圧室AにATF(オートマチックトランスミッションフルード:自動変速機用潤滑油)による油圧を印加することによって、環状ピストン102がリターンスプリング105を圧縮する方向(平衡油室Bの容積を縮小する方向)へ環状シリンダ101内を軸方向変位し、クラッチ109におけるドライブプレート109aとドリブンプレート109bとを押し付けて摩擦係合させるので、クラッチ109が接続状態となり、駆動軸側の環状シリンダ101からクラッチ109及びクラッチハブ110を介して従動軸へ動力が伝達される。
また、この接続状態から、加圧室Aの油圧を開放すると、環状ピストン102は、圧縮されたリターンスプリング105の付勢力によって、加圧室Aの容積を縮小させる方向(平衡油室Bの容積を拡大する方向)へ環状シリンダ101内を軸方向変位して、クラッチ109におけるドライブプレート109aとドリブンプレート109bの摩擦係合状態を解除し、これによって、駆動軸から従動軸への動力伝達を遮断する。
なお、加圧室A内のATFに遠心力によって生じる遠心油圧は、リターンスプリング105による環状ピストン102の復帰動作を阻害するように作用するが、この種の油圧アクチュエータでは、キャンセルプレート103によって平衡油室Bを設けているので、この平衡油室B内のATFに、加圧室A内の遠心油圧とほぼ均衡する遠心油圧を生じさせて、環状ピストン102の動作の円滑化を図っている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−254438号公報
ここで、この種の自動変速機用油圧アクチュエータでは、加圧室Aの油圧や、平衡油室Bの遠心油圧を保持するために、環状ピストン102に設けられたシールリップ106,107や、キャンセルプレート103に設けられたシールリップ108の耐圧性を十分に大きくする必要がある。ところがこの場合、シールリップ106〜108の摩擦力が大きくなってしまい、その結果、変速機の応答性が悪化してしまう問題が指摘される。
通常、シールリップ106〜108の摩擦力を低減するには、これらシールリップ106〜108の薄肉化によってその剛性を低くするか、あるいは締め代を小さくすることが有効であるが、この場合は、耐圧性が低下してしまうので、好ましくない。
また、上記従来の技術による自動変速機用油圧アクチュエータの密封装置によれば、特に始動直後の低回転時において、外周側のシールリップ106,107に潤滑不足による摩耗が発生しやすくなる問題があった。すなわち、自動変速機の停止時は、加圧室A及び平衡油室B内は、ATFが流出して枯渇状態となるので、環状ピストン102及びキャンセルプレート103の外周に位置するシールリップ107,108はドライ状態となりやすく、したがって、自動変速機の始動直後の低回転状態では、特に、ATFの粘度が高くなる低温時は、シールリップ107,108の摺動部に、十分なATFが直ちに供給されにくく、その結果、シールリップ107,108の潤滑不足による摩耗が発生していた。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題とするところは、自動変速機用油圧アクチュエータの密封装置において、シールリップの耐圧性と、低摩擦による自動変速機の応答性の両立を図ることにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、本発明は、環状シリンダ内に、油圧が導入される加圧室を画成する環状ピストンが軸方向に往復動可能に配置され、この環状ピストンの内周に、前記環状シリンダに固定されると共に平衡油室を画成する環状のキャンセルプレートが配置され、前記環状ピストンの内周部及び外周部に前記環状シリンダに軸方向摺動可能に密接されたシールリップが設けられ、前記キャンセルプレートの外周部に前記環状ピストンの内面と軸方向摺動可能に密接されたシールリップが設けられてなる自動変速機用油圧アクチュエータの密封装置において、前記環状ピストンの外周部に設けられたシールリップ又は前記キャンセルプレートの外周部に設けられたシールリップの内周側に、回転により外周側へのポンプ力を発生する螺旋状の凹凸が形成されたことを特徴とする。
本発明に係る自動変速機用油圧アクチュエータの密封装置によれば、自動変速機の停止時に外周のシールリップがドライ状態になっていても、始動時に、前記シールリップの内周側に形成された螺旋状の凹凸が、回転により外周側へのポンプ力を発生して、低温時であっても油を直ちにシールリップの摺動部に供給して潤滑するので、シールリップの潤滑不足による摩耗を防止することができ、しかも潤滑性の向上によって、低摩擦による自動変速機の応答性の向上を図ることができる。また、低摩擦化を図るためにシールリップの剛性を低下させる必要がなくなるので、所要の耐圧性を確保することができる。
以下、本発明に係る自動変速機用油圧アクチュエータの密封装置の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る密封装置を、自動変速機用油圧アクチュエータと共に、軸心を通る平面で切断して示す半断面図、図2は、図1におけるII方向の環状ピストンの矢視図である。
図1に示される油圧アクチュエータは、先に説明した図3と基本的には同様のものであって、すなわち参照符号1は、不図示の駆動軸に取り付けられて断面形状が略コ字形に形成された環状シリンダ、参照符号2は、環状シリンダ1内に軸方向移動可能に配置されて、この環状シリンダ1との間に加圧室7を画成する環状ピストン、参照符号3は、この環状ピストン2の内周に配置されると共にスナップリング31を介して環状シリンダ1の内周筒部1aに支持されたキャンセルプレート、参照符号4は、環状ピストン2とキャンセルプレート3の間に画成された平衡油室8に適宜軸方向圧縮状態に介装されたリターンスプリングである。また、参照符号5は、この油圧アクチュエータによって動作されるクラッチである。
環状ピストン2は、鋼板などの金属板の打ち抜きプレス成形等によって製作されたものであって、内周鍔部2aと、その外周から加圧室7側へ延びる内筒部2bと、その加圧室7側の端部から径方向へ展開した受圧盤部2cと、この受圧盤部2cの外周から加圧室7と反対側へ延びる外筒部2dと、この外筒部2dの先端に屈曲形成されたクラッチ押圧部2eからなる。
環状ピストン2の内周鍔部2aには、内周端部が環状シリンダ1の内周筒部1aの外周面と軸方向摺動可能に密接されたゴム状弾性材料からなる内周シールリップ21が一体に設けられ、環状ピストン2の受圧盤部2cの外周部には、環状シリンダ1の外周筒部1bの内周面と軸方向摺動可能に密接されたゴム状弾性材料からなる外周シールリップ22が一体に設けられている。
内周シールリップ21及び外周シールリップ22は、環状ピストン2における主に加圧室7側の面に加硫接着されたゴム状弾性材料からなる被覆層23に形成されたものであって、共に加圧室7側を向いて突出している。また、前記被覆層23には、環状シリンダ1の内端面1cと当接されることにより、リターンスプリング4の付勢力による復帰動作時の環状ピストン2の上死点位置を規定する複数の弾性ストッパ24が、円周方向所定の間隔で形成されている。
キャンセルプレート3は、鋼板などの金属板の打ち抜きプレス成形等によって製作されたものであって、その外周部に、環状ピストン2の外筒部2dの内周面と摺動可能に密接されたゴム状弾性材料からなる外周シールリップ32が一体に加硫接着され、平衡油室8側へ向けて突出している。
環状シリンダ1の内周筒部1aには、加圧室7に油圧を導入するための油通路11と、平衡油室8に臨む油通路12が開設されている。
クラッチ5は、環状シリンダ1の外周部に軸方向移動可能な状態で円周方向に係止された複数のドライブプレート51と、不図示の従動軸側に設けられたクラッチハブ6に軸方向移動可能な状態で円周方向に係止された複数のドリブンプレート52が軸方向交互に配置された構造を有する。そして、環状ピストン2の外周部におけるクラッチ押圧部2eが、クラッチ5と軸方向に対向されている。
環状ピストン2の受圧盤部2cを覆っている被覆層23の外周部には、外周シールリップ22の内周側に位置して、螺旋突条25が形成されている。この螺旋突条25は、請求項1に記載された「螺旋状の凹凸」に相当するものであって、図2に示されるように、環状ピストン2が環状シリンダ1と共に図2における反時計方向へ回転することによって、見かけ上の位置が外周側へ移動するように形成され、すなわち外周側へのポンプ力を発生する方向へ延びている。
キャンセルプレート3の外周部に設けられた外周シールリップ32の平衡油室8側の基部32aには、この外周シールリップ32の内周側に位置して、螺旋突条33が形成され、同様に、平衡油室8と反対側へ延びる基部32bにも、螺旋突条34が形成されている。この螺旋突条33,34も、請求項1に記載された「螺旋状の凹凸」に相当するものであって、すなわち環状ピストン2の螺旋突条25と同様、キャンセルプレート3が環状シリンダ1と共に回転することによって、見かけ上の位置が外周側へ移動するように形成され、すなわち外周側へのポンプ力を発生する方向へ延びている。
なお、螺旋突条25,33,34は、顕著なポンプ力を発生させるために、例えば突出高さを1mm以上とすることが望ましい。
以上の構成を備える油圧アクチュエータは、先に説明した図3と同様、加圧室7へのATF(オートマチックトランスミッションフルード:自動変速機用潤滑油)による油圧の印加及びこの油圧の開放によって、環状ピストン2が環状シリンダ1内を軸方向変位して、クラッチ5を接続動作あるいは遮断動作させるものである。
詳しくは、油通路11を介して供給されるATFの油圧で加圧室7が加圧されると、環状ピストン2がリターンスプリング4を圧縮しながら図中下方へ変位し、この環状ピストン2のクラッチ押圧部2eが、ドライブプレート51を押圧してドリブンプレート52と摩擦係合させる。このため、クラッチ5が接続状態となって、駆動軸の駆動トルクが、環状シリンダ1、クラッチ5のドライブプレート51及びドリブンプレート52、クラッチハブ6を介して、不図示の従動軸へ伝達される。
また、この接続状態から、加圧室7の油圧を開放すれば、圧縮されたリターンスプリング4の反発によって、環状ピストン2が加圧室7の容積を縮小させるように図中上方へ変位し、クラッチ5への押圧を解除するので、このクラッチ5のドライブプレート51とドリブンプレート52の摩擦係合が解除され、駆動軸から従動軸への駆動トルクの伝達が遮断される。
ここで、環状シリンダ1、環状ピストン2及びキャンセルプレート3は、駆動軸と共に回転しているので、加圧室7内に導入されたATFは遠心力によって外周側へ押し付けられる。したがって加圧室7内には、遠心油圧が発生し、この遠心油圧は、リターンスプリング4による環状ピストン2の復帰動作を妨げるように作用する。しかし、環状ピストン2とキャンセルプレート3の間の平衡油室8に、油通路12を介して導入されたATFにも同様に遠心油圧が発生しており、加圧室7内の遠心油圧とほぼ均衡するので、加圧室7への油圧の印加を開放したときに、リターンスプリング4による環状ピストン2の復帰動作(クラッチの切断)が円滑に行われる。
この種の自動変速機は、停止時には、加圧室7及び平衡油室8内は、ATFが流出して枯渇し、外周シールリップ22,32の摺動部がドライ状態になるが、始動によって環状ピストン2及びキャンセルプレート3が回転すると、環状ピストン2の螺旋突条25及びキャンセルプレート3の螺旋突条33,34に、外周側へのポンプ力を発生するため、始動直後の低回転状態であっても、あるいは低温によりATFが高粘度であっても、加圧室7内あるいは平衡油室8内のATFが、外周シールリップ22,32の摺動部へ速やかに供給される。したがって、外周シールリップ22,32の摺動部の潤滑不足による摩耗が防止される。
また、外周シールリップ22,32の摺動部の潤滑が促されることによって、環状シリンダ1の外周筒部1bの内周面及び環状ピストン2の外筒部2dの内周面に対する摩擦力が低減される。したがって、加圧室7への油圧の印加及び開放による自動変速機の応答性を向上することができる。しかも摩擦力低減のために、外周シールリップ22,32を薄肉にしてその剛性を低下させる必要がなくなり、外周シールリップ22,32の所要の耐圧性を確保することができる。
なお、螺旋突条25,33,34に代えて、図2のように延びる螺旋溝を形成しても、上述のようなポンプ力を発生させることができる。
本発明に係る密封装置を、自動変速機用油圧アクチュエータと共に、軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図である。 図1におけるII方向の環状ピストンの矢視図である。 従来の技術による自動変速機用油圧アクチュエータの密封装置を、油圧アクチュエータの一部と共に軸心Oを通る平面で切断して示す半断面図である。
符号の説明
1 環状シリンダ
1a 内周筒部
1b 外周筒部
1c 内端面
11,12 油通路
2 環状ピストン
2a 内周鍔部
2b 内筒部
2c 受圧盤部
2d 外筒部
2e クラッチ押圧部
21 内周シールリップ
22,32 外周シールリップ
23 被覆層
24 弾性ストッパ
25,33,34 螺旋突条(螺旋状の凹凸)
3 キャンセルプレート
31 スナップリング
4 リターンスプリング
5 クラッチ
51 ドライブプレート
52 ドリブンプレート
6 クラッチハブ
7 加圧室
8 平衡油室

Claims (1)

  1. 環状シリンダ(1)内に、油圧が導入される加圧室(7)を画成する環状ピストン(2)が軸方向往復動可能に配置され、この環状ピストン(2)の内周に、前記環状シリンダ(1)に固定されると共に平衡油室(8)を画成する環状のキャンセルプレート(3)が配置され、前記環状ピストン(2)の内周部及び外周部に前記環状シリンダ(1)に軸方向摺動可能に密接されたシールリップ(21,22)が設けられ、前記キャンセルプレート(3)の外周部に前記環状ピストン(2)の内面と軸方向摺動可能に密接されたシールリップ(32)が設けられてなる自動変速機用油圧アクチュエータの密封装置において、前記環状ピストン(2)の外周部に設けられたシールリップ(22)又は前記キャンセルプレート(3)の外周部に設けられたシールリップ(32)の内周側に、回転により外周側へのポンプ力を発生する螺旋状の凹凸(25,33,34)が形成されたことを特徴とする自動変速機用油圧アクチュエータの密封装置。
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