JP7349232B2 - 密封装置 - Google Patents
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Description
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。ここでは、説明の便宜上、図1乃至図3において、密封装置1の径方向を矢印ab方向とする。外周側とは、密封装置1の外周側すなわち矢印a方向とし、内周側とは、密封装置1の内周側すなわち矢印b方向とする。また、筐体側とは、密封装置1の径方向(矢印ab方向)とは直交する矢印c方向とする。多板クラッチ側とは、密封装置1の径方向(矢印ab方向)とは直交する矢印d方向とする。なお、軸線xは、駆動軸(図示せず)やハウジング2の回転中心である。
なお、上述した実施の形態においては、リップ腰部36の肉厚tk1を、円筒面(基準面)36aとリップ先端部37の第1円錐状面37aとの境界となる交点P1を始点として仮想線CL1が第2円錐状面37bと交差する交点P2を終点としたときの始点および終点間の距離として規定するようにした場合について述べた。
2 ハウジング
2a 内周面
2b ポート
3 ピストンシール
4 キャンセラシール
5 スナップリング
6 リターンスプリング(付勢部材)
8 多板クラッチ(クラッチ部材)
31 内周側円筒部
31a 内周側突部
32 内周側フランジ部
33 外周側円筒部
33a 内周面
34 外周側フランジ部
35 内周側ピストンリップ(ピストンリップ)
36 リップ腰部(ピストン側リップ腰部)
36a 円筒面
36b 上方円盤面
36c 下方円盤面
37 リップ先端部(ピストン側リップ先端部)
37a 第1円錐状面
37b 第2円錐状面
37c 接触面
37s 先端曲面部分
38 ピストン油圧室
39 外周側ピストンリップ(ピストンリップ)
41 内周側フランジ部
42 円筒部
43 外周側フランジ部
44 キャンセラリップ
48 キャンセラ油圧室
51 リップ腰部
52 リップ先端部
60 ピストンシール
60a 先端部
tk1~tk6、tk11、tk12 肉厚
CL1、CL2 仮想線
P1~P4、Q1、Q2 交点
x 軸線
Claims (5)
- ハウジングの内部においてクラッチ部材と対向したまま軸線に沿って往復動可能に配置され、当該ハウジングの前記軸線に沿った内周面と密封摺動する弾性体からなる環状のピストンリップを有し、前記ハウジングと共にピストン油圧室を形成する環状のピストンシールと、
前記ピストンシールを前記ピストン油圧室の側へ付勢する付勢部材と
を備え、
前記ピストンリップは、前記ピストンシールと一体化されて当該ピストンシールを覆うリップ腰部と、当該リップ腰部から前記ハウジングの前記内周面に向かって延び、当該内周面と密封摺動するリップ先端部とを有し、
前記リップ腰部は、前記軸線と平行な前記ハウジングの内周面の部分と対向した環状かつ平坦な円筒面、前記軸線と垂直な前記ハウジングの内周面の部分と対向して前記ピストン油圧室の油圧を受ける環状かつ平坦な円盤状の上方円盤面、前記円筒面の前記クラッチ部材の側の端部から外周側へ延び前記上方円盤面と平行かつ平坦な環状の下方円盤面を有し、
前記リップ先端部は、前記円筒面に対して当該円筒面から前記軸線の方向に向かって離間するように傾斜した第1円錐状面と、前記上方円盤面から前記軸線と垂直な前記ハウジングの内周面の部分に向かって離間するように傾斜した第2円錐状面と、前記第1円錐状面と前記第2円錐状面とを繋ぎ、前記ハウジングの内周面と摺動する環状の接触面と、前記第2円錐状面と前記接触面とを接続する平坦な天井面と、を有し、
前記リップ腰部の肉厚は、当該リップ腰部の前記円筒面の延長線と前記リップ先端部の前記第1円錐状面の延長線との交点を始点として、前記リップ腰部の前記円筒面の延長線に対して外周側へ45度の角度で傾斜した第1仮想線が前記リップ先端部の前記第2円錐状面と交差する交点を終点としたときの前記始点および前記終点の間の距離であり、
前記リップ先端部の肉厚は、当該リップ先端部の前記第1円錐状面と前記接触面との交点を始点として、前記第1仮想線と平行な第2仮想線が前記第2円錐状面と交差する交点を終点としたときの前記始点および前記終点の間の距離であり、
前記リップ腰部の肉厚と前記リップ先端部の肉厚との比率が1:0.5~1:0.7である
ことを特徴とする密封装置。 - 前記リップ先端部は、前記リップ腰部から離れるに連れて次第に先細形状になるように形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の密封装置。 - 前記ピストンシールの前記軸線に沿った内周面と密封摺動する弾性体からなる環状のキャンセラリップを有し、前記ハウジングに固定され、前記ピストンシールと共にキャンセラ油圧室を形成する環状のキャンセラシールと、
を更に備え、
前記付勢部材は、前記ピストンシールと前記キャンセラシールとの間のキャンセラ油圧室に設けられ、前記ピストンシールを前記キャンセラシールから離れるように前記ピストン油圧室の側へ付勢し、
前記キャンセラリップは、前記キャンセラシールと一体化されたキャンセラ側リップ腰部と、当該キャンセラ側リップ腰部から前記ピストンシールの内周面に向かって延び、当該内周面と密封摺動するキャンセラ側リップ先端部とを有し、
前記キャンセラ側リップ腰部および前記キャンセラ側リップ先端部は、前記ピストンリップの前記リップ腰部および前記リップ先端部と同一形状からなり、
前記キャンセラ側リップ腰部の肉厚は、当該キャンセラ側リップ腰部の円筒面の延長線と前記キャンセラ側リップ先端部の第1円錐状面の延長線との交点を始点として、前記キャンセラ側リップ腰部の前記円筒面の延長線に対して内周側へ45度の角度で傾斜した第1仮想線が前記キャンセラ側リップ先端部の第2円錐状面と交差する交点を終点としたときの前記始点および前記終点の間の距離であり、
前記キャンセラ側リップ先端部の肉厚は、当該キャンセラ側リップ先端部の前記第1円錐状面と前記第2円錐状面とを、前記ピストンシールの内周面と摺動する環状の接触面、および、前記第2円錐状面と前記接触面とを接続する平坦な天井面により繋いだ状態において、前記第1円錐状面と前記接触面との交点を始点として前記第1仮想線と平行な第2仮想線が前記第2円錐状面と交差する交点を終点としたときの前記始点および前記終点の間の距離で規定され、
前記キャンセラ側リップ腰部の肉厚と前記キャンセラ側リップ先端部の肉厚との比率が1:0.5~1:0.7である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の密封装置。 - 前記ピストンリップにおける前記リップ腰部の肉厚と前記リップ先端部の肉厚との比率が1:0.5であり、
前記キャンセラリップにおける前記キャンセラ側リップ腰部の肉厚と前記キャンセラ側リップ先端部の肉厚との比率が1:0.7である
ことを特徴とする請求項3に記載の密封装置。 - ハウジングの内部においてクラッチ部材と対向したまま軸線に沿って往復動可能に配置され、当該ハウジングの前記軸線に沿った内周面と密封摺動する弾性体からなる環状のピストンリップを有し、前記ハウジングと共にピストン油圧室を形成する環状のピストンシールと、
前記ピストンシールを前記ピストン油圧室の側へ付勢する付勢部材と
を備え、
前記ピストンリップは、前記ピストンシールと一体化されて当該ピストンシールを覆うリップ腰部と、当該リップ腰部から前記ハウジングの前記内周面に向かって延び、当該内周面と密封摺動するリップ先端部とを有し、
前記リップ腰部は、前記軸線と平行な前記ハウジングの内周面の部分と対向した環状かつ平坦な円筒面、前記軸線と垂直な前記ハウジングの内周面の部分と対向して前記ピストン油圧室の油圧を受ける環状かつ平坦な円盤状の上方円盤面、前記円筒面の前記クラッチ部材の側の端部から外周側へ延び前記上方円盤面と平行かつ平坦な環状の下方円盤面を有し、
前記リップ先端部は、前記円筒面に対して当該円筒面から前記軸線の方向に向かって離間するように傾斜した第1円錐状面と、前記上方円盤面から前記軸線と垂直な前記ハウジングの内周面の部分に向かって離間するように傾斜した第2円錐状面と、前記第1円錐状面と前記第2円錐状面とを繋ぎ、前記ハウジングの内周面と摺動する環状の接触面と、前記第2円錐状面と前記接触面とを接続する平坦な天井面と、を有し、
前記リップ腰部の肉厚は、当該リップ腰部の前記円筒面の延長線と前記リップ先端部の前記第1円錐状面の延長線との交点と、前記リップ腰部の前記上方円盤面の延長線と前記リップ先端部の前記第2円錐状面の延長線との交点との間の距離であり、
前記リップ先端部の肉厚は、当該リップ先端部の前記第1円錐状面と前記接触面との交点と、前記リップ先端部の前記天井面と前記第2円錐状面との交点との間の距離であり、
前記リップ腰部の肉厚と前記リップ先端部の肉厚との比率が1:0.5~1:0.7である
ことを特徴とする密封装置。
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