JP2006242276A - 等配置装置及びそれを用いたベアリング製造装置 - Google Patents

等配置装置及びそれを用いたベアリング製造装置 Download PDF

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Hiroaki Nishikunihara
宏秋 西国原
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Abstract

【課題】 ボールベアリングのボールを内輪と外輪との間に簡単に等配置できるポータブル式の等配置装置及びそれを用いたベアリング製造装置を提供すること。
【解決手段】 ボールベアリング50の内輪51と外輪52との間に入れた規定数のボール53を等配置する等配置装置において、持ち運び可能なプレート2と、プレート2に立設され、ボール53を入れた内輪51と外輪52を保持する保持部を備える支持台4と、支持台4に被せられる等配置金具15を備え、該等配置金具15がボール53と同数のポケット20を円周方向に等間隔で下端面から軸方向に長く形成されて櫛状をなし、1本の櫛19aを基点にして下端面を斜めにされている櫛状治具5とを設け、櫛状治具5の中で最長の櫛19aを、規定数のボール53を二分してその間に形成した位置決め空間S2に挿入するようにする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ボールベアリングの内輪と外輪との間に入れた規定数のボールを等配置する等配置装置及びそれを用いたベアリング製造装置に関する。
従来より、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の事務用機械では、固定部材を固定部に対して回転自在に軸支するためにボールベアリングが多く使用されている。構造が簡単でコストが安価だからである。ボールベアリング50は、例えば図16の分解斜視図に示すように、内輪51と外輪52に形成した溝51a,52aの間に規定数のボール53を入れ、それらのボール53を円周方向に等配置し、内輪51と外輪52との間にリテーナ54を装着してボール53を位置決め保持する。ボールベアリング50は、ベアリング自動製造装置によって機械的に生産されている。
ベアリング自動製造装置は、図17に示すように、ボール53を移動させるのに都合の良いように先端部を斜めとした面を持つ櫛101と、ボール53の位置を確保するポケット102とを備える櫛状治具100を備え、エアシリンダを用いて櫛状治具100を図中上下方向に往復直線運動させる。ベアリング自動製造装置は、内輪51と外輪52との間に入れたボール53を隣同士くっつけて一列に列べると、エアシリンダを駆動し、櫛状治具100を図中下方へ移動させる。
櫛状治具100は、1個のポケット102aを基点にして下端面を斜めにされ、規定数のボール53のうち真ん中のボール53aにポケット102aを位置合わせされる。櫛状治具100は、先ず最初に、最長の櫛101a,101aがボール53aとその両側にあるボール53b,53bとの間にそれぞれ挿入され、ボール53aをポケット102aに収納する。櫛101a,101aは、ボール53b,53bをボール53aと反対側にそれぞれ押し出し、さらに、櫛101a,101aの隣にある短い櫛101b,101bがボール53b,53bとその隣にあるボール53c,53cとの間に挿入され、ボール53b,53bをポケット102b,102bに収納する。その後、櫛101b,101bは、ボール53c,53cをボール53aと反対側に押し出す。このように、櫛状治具100が、長い櫛101a側から短い櫛101b側へとボール53を順次押し出して各ポケット102にボール53を1個ずつ収納するので、エアシリンダを駆動して櫛状治具100を内輪51と外輪52との間から抜き出したときには、規定数のボール53が内輪51と外輪52との間に等配置される。ベアリング自動製造装置は、内輪51と外輪52との間にリテーナ54を押し込み、ボール53を位置決め保持する(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−54827号公報 特開平11−153139号公報
しかしながら、ボールベアリング50は、各種機器に使用されるため、サイズが多岐にわたる。ベアリング自動製造装置は、櫛状治具100を駆動するエアシリンダ等を備え、大型かつ高価であるため、ボールベアリング50の型番別に工場に設置することができなかった。この点、ボールベアリング50の型番変更時に、櫛状治具100を交換すればよいとも考えられる。しかし、生産量の少ないボールベアリング50のために櫛状治具100を交換すると、生産量の多いボールベアリング50の生産が遅延する恐れがある。そのため、生産量の少ないボールベアリング50は、一般的に組立ライン以外の不特定位置において手作業で製造されていた。組立ライン以外の不特定位置において手作業でボールベアリング50を製造する場合に難しいのは、ボール53の等配置であり、ボール53の等配置を簡易化する方策が必要とされていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、ボールベアリングのボールを内輪と外輪との間に簡単に等配置できるポータブル式の等配置装置及びそれを用いたベアリング製造装置を提供することを目的とする。
本発明に係る等配置装置及びベアリング製造装置は、上記課題を解決するために次のような構成を有している。
(1)ボールベアリングの内輪と外輪との間に入れた規定数のボールを等配置する等配置装置において、持ち運び可能なプレートと、プレートに立設され、ボールを入れた内輪と外輪を保持する保持部を備える支持台と、支持台に被せられる円筒部を備え、該円筒部がボールと同数のポケットを円周方向に等間隔で下端面から軸方向に長く形成されて櫛状をなし、1本の櫛を基点にして下端面を斜めにされている櫛状治具とを有し、櫛状治具の中で最長の櫛を、規定数のボールを二分してその間に形成した位置決め空間に挿入するものであることを特徴とする。
(2)(1)に記載の発明において、支持台にガイド孔を軸方向に形成し、櫛状治具が、ガイド孔に挿入自在なガイドピンを有することを特徴とする。
(3)(2)に記載の発明において、ガイドピンの外周面に係合凹部を形成し、ガイド孔に突出又は退避するように支持台に保持され、係合凹部に係合可能な係合部材と、プレートに固定され、係合部材に連結して駆動力を付与する駆動手段と、櫛状治具の全てのポケットにボールを収納したか否かを検出するボール数検出手段と、ボール数検出手段が櫛状治具の全てのポケットにボールを収納していないと判断したときには、係合部材をガイド孔に突出させるように駆動手段の駆動を制御する一方、ボール数検出手段が櫛状治具の全てのポケットにボールを収納したと判断したときには、ガイド孔から係合部材を退避させるように駆動手段の駆動を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
(4)(1)乃至(3)の何れか1つに記載の発明において、保持部は、内輪と外輪をセットされる端面に凹部が形成されていることと、凹部に挿入されて固定される押圧部材と、弾性材料を環状に成形したものであって、凹部の開口端面と押圧部材との間に配設されて押し潰され、内輪を保持する弾性部材とからなることを特徴とする。
(5)(1)乃至(4)の何れか1つに記載の発明を用いたことを特徴とするベアリング製造装置。
上記構成を有する等配置装置の作用効果について説明する。
本発明の等配置装置によれは、支持台及び櫛状治具をプレートごと持ち運ぶことができるポータブル式であるため、ボールベアリングを手作業で組立ライン以外の不特定位置においても製造することができる。作業者は、規定数のボールを入れた内輪と外輪を支持台の保持部に保持し、ボールを二分して位置決め空間を形成した後、櫛状治具を手に持って最長の櫛を位置決め空間に位置合わせし、櫛状治具を支持台に被せると、櫛状治具の下端面が斜めにされているため、ボールが1個ずつポケットに収納される。櫛状治具のポケットは円周方向に等間隔に設けられているので、作業者が櫛状治具を支持台から取り外すと、規定数のボールが内輪と外輪との間に等配置される。
従って、本発明の等配置装置によれば、ポータブル式であり、櫛状治具を支持台に被せるだけでボールを内輪と外輪との間に簡単に等配置することができる。
また、本発明の等配置装置は、櫛状治具のガイドピンを支持台のガイド孔に挿入して、櫛状治具を支持台に着脱するので、櫛状治具の櫛が支持台等に接触して変形するのを防止できる。
ここで、ボールベアリングは、型番ごとにボール数が決められており、ボール数が少ないものは不良品として取り扱われる。作業者がベアリング製造作業中にボールの数を目で確認するのは、負担が大きく、作業効率が低下する。これに対して、本発明の等配置装置は、ボール数検出手段が全てのポケットにボールを収納していないことを検出したときには、制御手段が駆動手段を用いて係合部材を係合凹部に係合させるため、作業者は、櫛状治具を支持台から取り外せないことにより、ボールを数えなくても、ボール数が不足することを認識できる。一方、本発明の等配置装置は、ボール数検出手段が全てのポケットにボールを収納したことを検出したときには、制御手段がボール数が正しいと判断し、駆動手段を用いて係合部材と係合凹部との係合を解除するため、作業者は、櫛状治具5を支持台4から取り外せたことにより、ボール数を数えなくても、ボール数が適正であることを認識できる。
よって、本発明の等配置装置によれば、支持台に被せた櫛状治具を取り外せるか否かによってボール数が適切であるか否かを確認することができるので、ボール数を確認する作業者の負担を軽減して作業効率を向上させることができる。
ところで、櫛状治具は、規定数のボールを等配置するために、ボールベアリングの型番ごとに設ける必要があるが、支持台は、内輪さえ保持できればよい。本発明の等配置装置は、支持台の端面に形成した凹部に環状の弾性部材を介して押圧部材をはめ込んで、弾性部材を押し潰し、弾性部材を押圧部材からはみ出させている。作業者は、弾性部材のはみ出し部分に内輪をはめ合わせて保持する。弾性部材の潰し量は、押圧部材の挿入量によって決定される。よって、押圧部材の挿入量を調整すれば、型番の異なる内輪を保持することが可能であり、複数の型番に支持台を共有することができる。
さらに、本発明のベアリング製造装置は、ボールベアリングを手作業で製造する際に、上記等配置装置を用いて作業者の負担になるボールの等配置を簡単に行うので、ボールベアリングの製造効率を向上させることができる。
次に、本発明に係る等配置装置及びベアリング製造装置の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、ベアリング製造装置1の上面図である。
ベアリング製造装置1は、ポータブル式であって、手作業でボールベアリング50を製造するために使用される。ベアリング製造装置1は、プレート2、セット台3、支持台4、櫛状治具5、抜け止め機構6、リテーナ押さえ7、操作棒8を備える。操作棒8は、一端を先細りにした金属棒であり、各ベアリング製造装置1ごとに備えてもよいし、他のベアリング製造装置1と共用してもよい。なお、プレート2、支持台4及び櫛状治具5によって等配置装置48が構成されている。
プレート2は、剛性を確保するために鉄等の金属を材質し、持ち運び可能なものである。プレート2は、セット台3と支持台4の他、リテーナ押さえ5を保持するリテーナホルダ9と、櫛状治具5を(図4参照)を入れておく治具ホルダ10が底面側から締結されるネジで固定されている。
セット台3は、軽量化を図るために樹脂を円柱状に成形したものである。上端面には、三日月部材11がインサート成形されている。三日月部材11は、上面が平らにされており、セット台3の上端面から突き出している。三日月部材11の突き出し量は、セット台3に内輪51と外輪52とを載せて三日月状の挿入空間S1を形成し、その挿入空間S1にボール53を入れたときに、内輪51の外周面と外輪52の内周面に形成された溝51a,52a(図16参照。)の高さにボール53を位置合わせするように、設定されている。
図2は、図1のA−A断面図である。
支持台4は、櫛状治具5を用いて規定数のボール53を内輪51と外輪52との間に等配置する際の基台になるものである。支持台4は、軽量化を図るために樹脂を略円柱状に射出成形したものである。支持台4は、上端面にボール53を収納した内輪51と外輪52をセットされ、櫛状治具5を被せられるようになっている。支持台4は、凹部12が上端面から円柱状に穿設され、その凹部12に略円柱状の押圧部材13が挿入されてネジ止めされている。支持台4と押圧部材13との間には、フッ素ゴムやパーフロロエラストマー等の弾性材料からなるOリング(特許請求の範囲の「弾性部材」に相当するもの。)14が配設されている。Oリング14は、押圧部材13と支持台4との間で押し潰されて、押圧部材13の外径方向にはみ出し、内輪51を装着される。支持台4と押圧部材13との間には、段差が設けられ、ボール53を収納した内輪51と外輪52を支持台4にセットしたときに、ボール53を中空位置に配置するようにしている。なお、支持台4は、凹部12、押圧部材13、Oリング14により特許請求の範囲の「保持部」を構成している。
櫛状治具5は、金属製の等配置金具15にグリップ部16を取り付けたものであり、等配置金具(特許請求の範囲の「円筒部」に相当するもの。)15を内輪51と外輪52との間から挿入して支持台4に所定の隙間を空けて被せられるようになっている。つまり、櫛状治具5は、ボールベアリング50の型番ごとに設けられる。グリップ部16には、ボール数検出機構(特許請求の範囲の「ボール数検出手段」に相当するもの。)17が内蔵され、内輪51と外輪52との間に入れたボール53の数が適正であるか否かを検出している。
図3は、等配置金具15の外観斜視図である。
等配置金具15は、ボール53より剛性の高い材質からなる。等配置金具15は、グリップ部16に固定される円柱状の固定部18に対して複数本の櫛19が垂設されており、一端を閉鎖された略円筒状に形成されている。櫛19は、内輪51と外輪52との間に挿入できる肉厚にされている。等配置金具15は、支持台4より大きめに形成され、櫛状治具5を支持台4に被せるときに、櫛19が支持台4に接触して変形するのを防止している。等配置金具15は、ボールベアリング50に挿入すべきボール53の規定数と同数のポケット20を備え、それらのポケット20が円周方向に等間隔に設けられている。各ポケット20は同じ幅で設けられ、その幅は、ボール53との間に生じる摩擦抵抗を小さくするために、ボール53より少し大きめにされている。従って、各櫛19は同幅で形成されている。各ポケット20は、ボール係止部21が上端面から所定量離れた水平位置にそろえられ、櫛状治具5を支持台4に被せたときに、規定数のボール53がほぼ同時にボール係止位置21に係止されるようになっている。等配置金具15は、1本の櫛19aの中心を基準に下端面22を斜めにされている。そのため、等配置金具15には、最長の櫛19aが1本だけ存在し、最長の櫛19aの下端面22がV字型をなす一方、その他の櫛19の下端面が最長の櫛19aと180度反対側に向かって次第に短くなるなっている。
図2に戻って、等配置金具15は、固定部18がグリップ部16の中間部材23に圧入固定されている。金属製のガイドピン24は、グリップ部16の中間部材23から等配置金具15の固定部18へと貫き通され、ガイドピン24の頭部にボール数検出機構17が取り付けられている。
ボール数検出機構17は、固定板25、リミットスイッチ26、ピン27から構成されている。固定板25は、ガイドピン24の頭部に固設され、複数のリミットスイッチ26が図中下向きに取り付けられている。リミットスイッチ26は、ベアリング50に収納すべきボール53の規定数と同数備えられ、ガイドピン24の周りに等配置されている。ピン27は、内輪51と外輪52との間にに挿入可能な太さを有しており、リミットスイッチ26に対応する数だけ備えられている。ピン27は、中間部材23と固定部18との間に摺動可能に保持されている。具体的には、グリップ部16の中間部材23には、ピン27と同数の貫通孔がガイドピン24の周りに等間隔に設けられている。また、等配置金具15は、固定部18の外周面に長溝28が各ポケット18と同軸上に設けられている。ピン27は、中間部材23の貫通孔から等配置金具24の長溝28を介してポケット20へと貫き通され、下端部がポケット20に突き出している。ピン27は上端部がリミットスイッチ26に固定され、上昇時にリミットスイッチ26をONし、下降時にリミットスイッチ26をOFFするようになっている。
ところで、櫛状治具5は、ガイドピン24が支持台4に形成されたガイド孔29に挿入され、抜け止め機構6によって支持台4からの着脱を制限されるようになっている。抜け止め機構6は、電磁弁(特許請求の範囲の「駆動手段」に相当するもの。)34によって係止部材33をガイド孔29に突出又は退避させ、ガイドピン24の係合凹部31に係合又は係合解除を行うようにされている。
図4は、櫛状治具5の外観斜視図である。
ガイドピン24は、先端部に先細りとなるテーパ30を設けられ、テーパ30から所定量離れた位置に係合凹部31が設けられている。係合凹部31は、ガイドピン24の外周面の一部を斜めに削り取って設けられ、先端部に向かって小径となるテーパを備える。そのため、係合凹部31は、先端側とガイドピン24の外周面との間に段差が設けられる一方、後端側とガイドピン24の外周面とがなだらかに接続されている。
図2に戻って、支持台4には、ポケット20にボール53を1個ずつ収納するように櫛状治具5を支持台4に被せたときに、係合凹部31に対向する位置に挿通孔32が設けられている。挿通孔32は、支持台4の外周面からガイド孔29に連通するように水平に穿設されている。挿通孔32には、係合部材33が摺動可能に挿通され、電磁弁34によって推力を与えられる。
電磁弁34は、可動鉄心35が連結部材36を介して係合部材33に連結している。電磁弁34は、可動鉄心35を係合部材33の高さで水平方向へ往復運動させるように取付位置を調整され、取付板37を介してプレート2に固定されている。可動鉄心35は、復帰バネ38によってソレノイド部から突出する方向に常時付勢されている。従って、電磁弁34を非通電にすれば、復帰バネ38の弾圧力で可動鉄心35を介して係合部材33をガイド孔29内に突出させることができ、電磁弁34に通電すれば、復帰バネ38の弾圧力に抗して可動鉄心35を吸引し、係合部材33をガイド孔29から退避させることができる。なお、係合部材33は、先端部の断面積が小さくされ、ガイドピン24との接触面積を小さくして摩擦抵抗を小さくしている。
図5は、リテーナ押さえ7の中央縦断面図である。
リテーナ押さえ7は、内輪51と外輪52との間にリテーナ54を押し込む道具である。リテーナ押さえ7は、一端を閉鎖された円筒状をなし、開口端面が内輪51と外輪52との間に挿入される。リテーナ押さえ7の内周面には、4個のリミットスイッチ39が円周方向に等間隔に配置され、内輪51の端面に当接してONされるように取付位置を調整してネジ止めされている。4個のリミットスイッチ39は、内輪51と外輪52との間にリテーナ54を水平にはめ込んできっちり装着したことを検出するために、リテーナ押さえ7の開口端面から所定量ずつ入った位置に設けられている。
ベアリング製造装置1は、制御装置40によってセンサやスイッチ類が制御されている。図6は、制御装置40の概略構成図である。
制御装置(特許請求の範囲の「制御手段」に相当するもの。)40は、電源スイッチ44、赤ランプ41、緑ランプ42、発鈴部43を備え、コンセント(図示せず)を通じて電力を供給される。制御装置40には、リミットスイッチ26,39がそれぞれ直列に接続し、信号を入力するようになっている。また、制御装置40には、電磁弁34が接続し、リミットスイッチ26の検出信号に基づいて電磁弁34の駆動を制御している。
続いて、上記構成を有するベアリング製造装置1の動作について説明する。
ベアリング製造装置1は、プレート2ごと持ち運び可能であり、例えば、内職等によって外部者にボールベアリング50の製造を依頼するときには貸し出される。外部者は、ベアリング製造装置1を持ち帰って収納棚等に保管しておく。ボールベアリング50を製造するときには、ベアリング製造装置1を収納棚等から持ち出して机上に置き、リミットスイッチ26,39や電磁弁34を制御装置40に接続するとともに、制御装置40をコンセントに接続する。そして、制御装置40の電源スイッチ44をONして、制御装置40を起動する。この時点では、制御装置40は、赤ランプ41を点灯するとともに、電磁弁34に通電しない。この状態を初期状態とする。
作業者は、仕掛かり時に、図7に示すチェッカ45を用いてボール数検出機構17の動作チェックを行う。チェッカ45は、櫛状治具5のポケット20に挿入される歯46が外向きに突き出している。歯46は、ボール53に代替するものであり、1カ所だけ欠けらせて隙間47を設けている。支持台4にチェッカ45を載置し、ガイドピン24をチェッカ45からガイド孔29へと貫き通して櫛状治具5を支持台4に被せると、リミットスイッチ26が1個だけONしないため、赤ランプ41が点灯したままである。作業者は、隙間47に対応するポケット20に突き出すピン27を操作棒8等で押し上げたときに、赤ランプ41が消灯して緑ランプ42が点灯するか否かを確認する。
また、作業者はリテーナ押さえ7の動作チェックも行う。即ち、作業者は、支持台4の押圧部材13にリテーナ治具(図示せず)を装着し、リテーナ治具(図示せず)をリテーナ押さえ7の下端部で押さえたときに、ブザーが鳴るか否かを確認する。
このようにリミットスイッチ26,39が正常に作動することを確認することにより、作業者が目で確認しにくいボール数やリテーナ54の装着状態を的確に検出可能か否かを確認することができ、作業者の負担を軽減するとともに、ボールベアリング50の歩留まり率を向上させることが可能になる。
ベアリング製造装置1の動作チェックが完了したら、作業者はボールベアリング50を実際に製造する。図8〜図15は、ボールベアリング50の製造工程を示す概念図である。なお、図8〜図15は、製造工程を説明するために用いるため、各部材の形状等を簡略化している。
先ず、作業者は、図8に示すように、内輪51の外周面と外輪52の内周面との間で三日月部材11を挟むように内輪51と外輪52をセット台3に載せ、内輪51を外輪52に対して偏心させて三日月状の挿入空間S1を形成する。作業者は、ボール53を収納箱からスプーン等で掬いだし、規定数(本実施の形態では21個)だけ挿入空間S1に入れる。そして、作業者は、リテーナ押さえ7をリテーナホルダ8から取り出し、図9に示すように、リテーナ押さえ7の下端面でボール53を上方から押さえ、ボール53を一層に列べたら、リテーナ押さえ7をリテーナホルダ8に戻す。作業者が手動でリテーナ押さえ7を押さえるため、過剰な押しつけを回避できる。
それから、作業者は、図10に示すように、一列に並べられたボール53の端にあるボール53aを操作棒8で三日月部材11と180度反対側に移動させる。ボール53aは、内輪51と外輪52との間の楔部分を押し分けて移動するため、内輪51が外輪52の中心に向かって押し出される。三日月部材11側のボール53は、内輪51の移動に伴って外輪52の内周面に押しつけられ、隣同士くっついて円周方向に一列に並べられる。ボール53aと三日月部材11側のボール53は、反対側に配置されてバランスし、内輪51と外輪52を一体化する。
作業者は、ボール53を収納した内輪51と外輪52をセット台3から取り出し、図11に示すように、内輪51をOリング14にはめ込むことにより、ボール53を収納した内輪51と内輪52を支持台4にセットする。そして、作業者は、図12に示すように、一列に並べたボール53を操作棒8で10個ずつに二等分し、移動されたボール53aと180度反対側に位置決め空間S2を形成する。尚、このとき、移動されたボール53aを位置合わせする目印M1と、位置決め空間S2を形成する位置を示す目印M2、さらに、ボール53を10個ずつ左右対称に配置したときのボール53の最後尾位置を示す目印M3を押圧部材13につけておけば、ボール53を簡単に位置調整できる。
それから、作業者は、櫛状治具5を治具ホルダ10から取り出し、図13に示すように、櫛状治具5のガイドピン24を支持台4のガイド孔29に挿入し、櫛状治具5の等配置金具15を内輪51と外輪52との間に挿入する。即ち、位置決め空間S2に櫛状治具5の最長の櫛19aを位置合わせし、櫛状治具5をガイド孔29に沿って下降させる。等配置金具15の下端面22が斜めにされているため、最長の櫛19aが位置決め空間S2に最初に挿入された後、最長の櫛19aの両側にある櫛19b,19bが、ボール53b,53bとボール53c,53cとの間にそれぞれ挿入され、最長の櫛19aの両側にあるポケット20a,20aにボール53b,53bを収納する。櫛19b,19bは、ボール53c,53cを位置決め隙間S2と反対側に押し出し、さらに、櫛19b,19bの隣にある短い櫛19c,19cがボール53c,53cとボール53d,53dとの間に挿入され、ボール53c,53cをポケット20b,20bに挿入した後、ボール53d,53dを位置決め空間S2と反対側へ押し出す。従って、櫛状治具5は、長い櫛19a(19b)側から短い櫛19b(19c)側へとボール53を順次押し出して移動させ、各ポケット20にボール53を一個ずつ収納していく。
ポケット20が円周方向に等間隔に設けられているため、作業者が櫛状治具5を支持台4から取り外すと、図14に示すように、規定数のボール53が所定の間隔S3で等配置される。作業者は、ボール53が等配置されていることを確認したら、図15に示すように、リテーナ54を内輪51と外輪52との間に載置し、ブザーが鳴るまでリテーナ押さえ7でリテーナ54を内輪51と外輪52との間に押し込む。以上の作業で、ボールベアリング50が手作業で1個完成する。
ところで、ベアリング製造装置1は、初期状態では電磁弁34が非通電であり、係合部材33がガイド孔29に突出している。櫛状治具5は、ガイドピン24の先端部にテーパ30を設けているため、ガイドピン24が復帰バネ38の弾圧力に抗して係合部材33を押し戻しながらスムーズに下降する。係合凹部31が係合部材33まで到達すると、係合部材33が復帰バネ38の弾圧力でガイド孔29内に突出し、係合凹部31に係合する。係合凹部31は先端側に段差を備えるため、櫛状治具5を上方へ引っ張りあげても、係合部材33が係合凹部31にひっかかり、櫛状治具5が抜け止めされる。
ボール53がボール係止部21に到達してピン27を押し上げると、リミットスイッチ26がONされて制御装置40にON信号を送信する。制御装置40は、全てのリミットスイッチ26がONされていないときには、全てのポケット20にボールを収納していないと判断し、赤ランプ41を点灯するとともに、電磁弁34に通電しない。この時点では、作業者は櫛状治具5を支持台4から取り外すことができない。
しかし、制御装置40は、全てのリミットスイッチ26がONされたときには、全てのポケット20にボール53を1個ずつ収納したと判断し、赤ランプ41を消灯して緑ランプ42を点灯し、電磁弁34に通電する。電磁弁34は、復帰バネ30に抗して可動鉄心28を吸引し、係合部材33をガイド孔29から退避させる。これにより、係合部材33と係合凹部31との係合が解除され、作業者が櫛状治具5を支持台4から取り外すことができるようになる。櫛状治具5を取り外すと、ピン27がポケット20に再度突き出し、リミットスイッチ26をOFFにする。そのため、制御装置40は、緑ランプ42を消灯して赤ランプ41を点灯するとともに、電磁弁34を非通電にして、初期状態に復帰する。つまり、制御装置40は、ボール数検出機構17のリミットスイッチ26が全てONされ、全てのポケット20にボール53を収納したことを検出した場合にのみ、電磁弁34に通電し、櫛状治具5を支持台4から取り外せるようにしている。
作業者は、ボールベアリング50の製造が終了したら、電源等を切り、ベアリング製造装置1を収納棚に戻す。そのため、ベアリング製造装置1は、机を専有せず、作業スペースを狭小化することができる。
従って、本実施の形態の等配置装置48によれば、支持台4及び櫛状治具5をプレート2ごと持ち運ぶことができるポータブル式であるため、ボールベアリング50を手作業で組立ライン以外の不特定位置においても製造することができる。作業者は、規定数のボール53を入れた内輪51と外輪52を支持台4のOリング14に装着して保持し、ボール53を二分して位置決め空間S2を形成した後、櫛状治具5を手に持って最長の櫛19aを位置決め空間S2に位置合わせし、櫛状治具5を支持台4に被せると。櫛状治具5の下端面22が斜めにされているため、ボール53が1個ずつポケット20に収納される。櫛状治具5のポケット20は円周方向に等間隔に設けられているので、作業者が櫛状治具5を支持台4から取り外すと、規定数のボール53が内輪51と外輪52との間に等配置される。
従って、本発明の等配置装置48によれば、ポータブル式であり、櫛状治具5を支持台4に被せるだけでボール53を内輪51と外輪52との間に簡単に等配置することができる。特に、図17に示す従来技術のように、一列に並んだボール53から中央のボール53aを見極め、ボール53aの両側に2本の櫛101a,101aを挿入することは作業者に負担を強いるが、図13に示す本実施の形態のように、1個の位置決め空間S2に1本の櫛19aを位置合わせして挿入するのであれば、作業者の負担が少なくて済み、作業性がよい。
また、本実施の形態の等配置装置48によれば、櫛状治具5のガイドピン24を支持台4のガイド孔29に挿入して、櫛状治具5を支持台4に着脱するので、櫛状治具5の櫛19が支持台4等に接触して変形するのを防止できる。特に、ベアリング製造装置1では、櫛状治具5がボール53を等配置する精密部品であり、櫛19の変形を防止する必要性が高いため、有益である。
ここで、ボールベアリング50は、型番ごとにボール数が決められており、ボール数が少ないものは不良品として取り扱われる。作業者がベアリング製造作業中にボール53の数を目で確認するのは、負担が大きく、作業効率が低下する。これに対して、本実施の形態の等配置装置48は、ボール数検出機構17が全てのポケット20にボール53を収納していないことを検出したときには、制御装置40が電磁弁34を用いて係合部材33を係合凹部31に係合させるため、作業者は、櫛状治具5を支持台4から取り外せないことにより、ボール53を数えなくても、ボール数が不足することを認識できる。一方、本実施の形態の等配置装置48は、ボール数検出機構17が全てのポケット20にボール53を収納したことを検出したときには、制御装置40が電磁弁34を用いて係合部材33と係合凹部31との係合を解除するため、作業者は、櫛状治具5を支持台4から取り外せたことにより、ボール数を数えなくても、ボール数が適正であることを認識できる。
よって、本実施の形態の等配置装置48によれば、支持台4に被せた櫛状治具5を取り外せるか否かによってボール数が適切であるか否かを確認することができる
なお、ボール53が不足する際には、櫛状治具5を回転させて係合凹部31を係合部材33からずらすと、櫛状治具5を支持台4から取り外すことができる。そして、ボール53の数を是正して櫛状治具5を支持台4に被せれば、規定数のボール53を等配置できる。よって、作業者はエラー時の是正作業も簡単に行うことができる。
一方、ボール53が規定数より多い場合には、櫛状治具5を支持台4に適切に被せられないため、ボール数をボール数検出機構17で検出するまでもなく、作業者はボール数が多いことを認識できる。
ところで、櫛状治具5は、規定数のボール53を等配置するために、ボールベアリング50の型番ごとに設ける必要があるが、支持台4は、内輪51さえ保持できればよい。本実施の形態の等配置装置48は、支持台4の端面に形成した凹部12にOリング14を介して押圧部材13をはめ込んで、Oリング14を押し潰し、Oリング14を押圧部材13からはみ出させている。作業者は、Oリング14のはみ出し部分に内輪51をはめ合わせて保持する。Oリング14の潰し量は、押圧部材13の挿入量によって決定される。よって、押圧部材13の挿入量を調整すれば、型番の異なる内輪51を保持することが可能であり、複数の型番に支持台4を共有することができる。
さらに、本実施の形態のベアリング製造装置1は、ボールベアリング50を手作業で製造する際に、上記等配置装置48を用いて作業者の負担になるボール53の等配置を簡単に行うので、ボールベアリング50の製造効率を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
(1)例えば、上記実施の形態では、プレート2を金属板としたが、金属板を樹脂でコーティングしたものを使用してもよい。この場合には、ボールベアリング50や操作棒8を置く際の騒音を防止できる。
(2)例えば、上記実施の形態では、セット台3、支持台4に樹脂成形品を使用したが、金属を材質として剛性を確保してもよいし、金属を樹脂でコーティングして剛性と静音効果を確保してもよい。
(3)例えば、上記実施の形態では、内輪51と外輪52の片側からリテーナ54を装着するボールベアリング50の製造方法について説明したが、ボールベアリング50の種類はこれに限定されず、ボール53を等配置するものであれば適用可能である。例えば、内輪51と外輪52の両側に一対のリテーナを装着するボールベアリングの製造に用いてもよいし、内輪51がリテーナを兼ね備えるボールベアリングの製造に用いてもよい。
(4)例えば、上記実施の形態では、係合凹部30をガイドピン24の外周面の一部に設けたが、係合凹部30を環状に設けても良い。
(5)例えば、上記実施の形態では、全てのポケット20にボール53を収納したか否かを赤ランプ41と緑ランプ42で視覚的に作業者に認識させるようにしたが、たとえば、ブザーを鳴らすなどして、聴覚的に作業者に認識させるようにしてもよい。
(6)例えば、上記実施の形態では、リテーナ54の装着状態が正常であるか否かをブザーで聴覚的に作業者に認識させるようにしたが、ランプで視覚的に作業者に認識させるようにしてもよい。
(7)例えば、上記実施の形態のリミットスイッチ26,39を近接スイッチや圧電スイッチに変えても良い。
(8)例えば、上記実施の形態では、奇数のボール53を等配置する場合について説明したが、偶数(例えば、22個)のボール53を等配置する場合に使用してもよい。この場合、図12に相当する作業を行うときには、端のボール53aを反対側に移動させるため、手前側の一列に並んだボール53が21個の奇数になるが、例えば、10個と11個に二分して隙間S2を設ければよい。
本発明の実施の形態に係り、ベアリング製造装置の上面図である。 同じく、図1のA−A断面図である。 同じく、等配置金具の外観斜視図である。 同じく、櫛状治具の外観斜視図である。 同じく、リテーナ押さえの中央縦断面図である。 同じく、制御装置の概略構成図である。 同じく、チェッカの平面図である。 同じく、ボールベアリングの製造工程を示す概念図である。 同じく、ボールベアリングの製造工程を示す概念図である。 同じく、ボールベアリングの製造工程を示す概念図である。 同じく、ボールベアリングの製造工程を示す概念図である。 同じく、ボールベアリングの製造工程を示す概念図である。 同じく、ボールベアリングの製造工程を示す概念図である。 同じく、ボールベアリングの製造工程を示す概念図である。 同じく、ボールベアリングの製造工程を示す概念図である。 ボールベアリングの分解斜視図である。 従来の櫛状治具を示す概念図である。
符号の説明
1 ベアリング製造装置
4 支持台
5 櫛状治具
6 抜け止め機構
12 凹部
13 押圧部材
14 Oリング
17 ボール数検出機構
19 櫛
20 ポケット
24 ガイドピン
29 ガイド孔
31 係合凹部
33 係合部材
34 電磁弁
36 可動鉄心
38 復帰バネ
48 等配置装置

Claims (5)

  1. ボールベアリングの内輪と外輪との間に入れた規定数のボールを等配置する等配置装置において、
    持ち運び可能なプレートと、
    前記プレートに立設され、前記ボールを収納する内輪と外輪を保持する保持部を備える支持台と、
    前記支持台に被せられる円筒部を備え、該円筒部が前記ボールと同数のポケットを円周方向に等間隔で下端面から軸方向に長く形成されて櫛状をなし、1本の櫛を基点にして下端面を斜めにされている櫛状治具とを有し、
    前記櫛状治具の中で最長の櫛を、前記規定数のボールを二分してその間に形成した位置決め空間に挿入するものであることを特徴とする等配置装置。
  2. 請求項1に記載する等配置装置において、
    前記支持台にガイド孔を軸方向に形成し、
    前記櫛状治具が、前記ガイド孔に挿入自在なガイドピンを有することを特徴とする等配置装置。
  3. 請求項2に記載する等配置装置において、
    前記ガイドピンの外周面に係合凹部を形成し、
    前記ガイド孔に突出又は退避するように前記支持台に保持され、前記係合凹部に係合可能な係合部材と、
    前記プレートに固定され、前記係合部材に連結して駆動力を付与する駆動手段と、
    前記櫛状治具の全てのポケットにボールを収納したか否かを検出するボール数検出手段と、
    前記ボール数検出手段が前記櫛状治具の全てのポケットにボールを収納していないと判断したときには、前記係合部材を前記ガイド孔に突出させるように前記駆動手段の駆動を制御する一方、前記ボール数検出手段が前記櫛状治具の全てのポケットにボールを収納したと判断したときには、前記ガイド孔から前記係合部材を退避させるように前記駆動手段の駆動を制御する制御手段とを有することを特徴とする等配置装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載する等配置装置において、
    前記保持部は、
    前記内輪と前記外輪をセットされる端面に凹部が形成されていることと、
    前記凹部に挿入されて固定される押圧部材と、
    弾性材料を環状に成形したものであって、前記凹部の開口端面と前記押圧部材との間に配設されて押し潰され、前記内輪を保持する弾性部材とからなることを特徴とする等配置装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載する等配置装置を用いたことを特徴とするベアリング製造装置。
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