JP2006241680A - 梁開口部補強構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】梁の開口部を不必要に大きく形成する必要がなく、溶接作業が簡単容易に行え、生産性を良くして施工費を低く抑えられる梁開口部補強構造を提供する。
【解決手段】梁1のウエブ1aに設けられた開口部2と同一形状、同一径の内周を有するリング状本体4に貫通溝5が非溝部6を残して周方向に連続的に形成されてなる梁補強リング3を、リング状本体4の内周縁4aと梁開口部2の内周縁2aとが合致するようにウエブ1aの片面又は両面に当接させて、この梁補強リング3を貫通溝5のところからウエブ1aに溶接して固定した梁開口部補強構造であって、リング状本体4は、その外周部が梁のウエブ1aとフランジ1bとの間のフィレットFに当たらないように、フィレットFに隣接する部分のリング幅が他の部分より狭くなっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築構造物を構成する梁に形成された開口部を補強する梁開口部補強構造に関するものである。
建築構造物の梁としては、H形鋼又はI形鋼が使用されている。このような建築構造物においては、その内部に設けられている配管や配線を通過させるために、梁のウエブ部に開口部を形成することがある。この場合、開口部による梁の強度低下を防止する目的で、開口部の周辺に補強プレートを取り付けて、その開口部を補強することが行われている。従来の梁開口部補強手段としては、図9の(a) ,(b) に示すように、H形鋼からなる梁1のウエブ1aに形成された開口部2に補強用のスリーブ21を挿入して、ウエブ1aの両側面とスリーブ21の外周面とのコーナー部を隅肉溶接して補強する方法、あるいは図10の(a) ,(b) に示すように、リング状に形成したプレート31をウエブ1aの開口部2周辺に当接して、このリング状にプレート31の内周縁部と外周縁部とを夫々ウエブ1aに溶接して補強する方法がある。尚、図9の(a) ,(b) 及び図10(a) ,(b) において、Wは溶接部を示す。
図9に示すようにウエブ1aの開口部2内にスリーブ21を挿入して補強する場合は、スリーブ21の内径が配管や配線に必要な開口径となるから、必要な内径を確保するには、ウエブ1aに形成する開口部2の径を、スリーブ21を挿入できるように大きくする必要があると共に、内径の大きいスリーブ21を使用する必要があり、また下水用配管等を通すための開口部2の場合には、水勾配がとれるようにスリーブ21を開口部2内で傾斜させて取り付けるために、開口部2の径を一層大きくする必要があって、より大きな内径のスリーブ21が必要となり、しかしてスリーブ21の長さは図9の(b) から分かるように梁1のフランジ1bの幅と殆ど同じ程度と長いから、開口部2の径が大きく、スリーブ21の径が大きくなれば、スリーブ21の外周縁部を溶接する時に、スリーブ21の上下両側部では梁1のフランジ1bと干渉して、溶接できないことがある。またスリーブ21の場合は、必ずウエブ1aの両面側から溶接する必要があるため、施工費が非常に高くつく。
図10に示すようにリング状プレート31をウエブ1aの開口部周辺に溶接する場合には、リング状プレート31の内周縁部及び外周縁部を溶接しないと補強効果を充分に発揮する力の伝達ができないため、溶接長が長くなって、溶接作業に手間がかかり、また外周縁部を溶接する時に、スリーブ21の上下両側部では梁1のフランジ1bと干渉し易く、溶接が非常に困難となり、また溶接できないこともある。
本発明は、上記の課題に鑑み、溶接作業が簡単容易に行え、生産性を良くして施工費を低く抑えることができ、特に、ウエブの幅に対し梁開口部の径が可なり大きく従ってフランジと梁開口部との間のウエブ部分の幅が狭い場合に有効な梁開口部補強構造を提供することも目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、H形鋼又はI形鋼からなる梁1のウエブ1aに設けられた開口部2と実質的に同一形状、同一径の内周を有するリング状本体4に溶接用の貫通溝5が少なくとも1箇所の非溝部6を残して周方向に連続的に形成されてなる梁補強リング3,23を、リング状本体4の内周縁4aと梁開口部2の内周縁2aとが実質的に合致するようにウエブ1aの片面又は両面に当接させて、この梁補強リング3,23を貫通溝5のところからウエブ1aに溶接して固定してなる梁開口部補強構造であって、梁補強リング3,23のリング状本体4は、その外周部が梁のウエブ1aとフランジ1bとの間のフィレットFに当たらないように、フィレットFに隣接する部分のリング幅を他の部分より狭くしてなることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、H形鋼又はI形鋼からなる梁1のウエブ1aに設けられた開口部2と実質的に同一形状、同一径の内周を有するリング状本体4に溶接用の貫通溝5が少なくとも1箇所の非溝部6を残して周方向に連続的に形成されてなる梁補強リング13,33を、リング状本体4の内周縁4aと梁開口部2の内周縁2aとが実質的に合致するようにウエブ1aの片面又は両面に当接させて、この梁補強リング13,33貫通溝5のところからウエブ1aに溶接して固定してなる梁開口部補強構造であって、梁補強リング13,33リング状本体4は、その外周部が梁1のウエブ1aとフランジ1bとの間のフィレットFに当たらないように、少なくともフィレットFに対面する外周部の内側面部が斜面状又はアール面状に形成されていることを特徴とする。
尚、請求項1,2において、「リング状本体4の内周が梁1の開口部2と実質的に同一形状、同一径」とは、リング状本体4の内周は、梁開口部2の形状及びその径と夫々完全に同一ではなく、それらと多少異なっていてもよい、と言うことを意味する。また、「リング状本体4の内周縁4aと開口部2の内周縁2aとが実質的に合致するように」とは、リング状本体4の内周縁4aと開口部2の内周縁2aとが完全に合致しなくても、両者がほぼ一致すればよいことを意味する。但し、リング状本体4の内周縁4aが開口部2の内周縁2aから内方へはみ出ないようにする必要がある。また、リング状本体4の外周部が梁のウエブ1aとフランジ1bとの間のフィレットFに当たらないようにするのは、リング状本体4の外周部がフィレットFに当接すると、リング状本体4が浮き上がって、ウエブ1aとの間に隙間が形成され、梁補強リング3,13,23,33を梁1のウエブ1aに適正に取り付けることができなくなるからである。
請求項3は、請求項1に記載の梁開口部補強構造において、梁補強リング3,23は、リング本体4のリング幅が狭くなった部位に非溝部6が設けられていることを特徴とする。
請求項4は、請求項2に記載の梁開口部補強構造において、梁補強リング13,33は、リング本体4外周部の内側面部が斜面状又はアール面状に形成されている部位に非溝部6が設けられていることを特徴とする。
請求項5は、請求項1〜4の何れかに記載の梁開口部補強構造において、梁補強リング3〜33は、溶接構造用鋳鋼品からなるか、鋼板で形成されるか、又は鍛造によって形成されることを特徴とする。
請求項6は、請求項1〜5の何れかに記載の梁開口部補強構造において、梁補強リング3〜33のリング状本体4に形成された貫通溝5は、その内側面部が斜面状又はアール面状に形成されていることを特徴とする。
請求項7は、請求項1〜6の何れかに記載の梁開口部補強構造において、梁補強リング3〜33のリング状本体4に形成された非溝部6は、ウエブ1aに当接される側と反対側の面が周方向中間部からその両端にかけて夫々下り傾斜状となるような断面山形に形成されていることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、梁1の開口部2,12と実質的に同一形状、同一径の内周を有するリング状本体4に溶接用貫通溝5が非溝部6を残して周方向に連続的に形成されてなる梁補強リング3,23を、リング状本体4の内周縁4aと梁開口部2,12の内周縁2aとが実質的に合致するようにウエブ1aの片面側又は両面側に当接させて、梁補強リング3,23を貫通溝5のところから梁1に溶接してなる構造であって、この梁補強リング3,23をウエブ1aに溶接するのに、貫通溝5に沿って溶接を行えばよいから、従来の梁開口部補強構造のように梁1のフランジ1b近辺を溶接する際にフランジ1bと干渉するようなことがなく、開口部2の周辺部をほぼ完全に溶接でき、梁補強リング3,23による十分な補強効果を得ることができ、それによって従来の梁開口部補強構造と同一又はそれ以上の性能を発揮することができながら、溶接作業が容易で、ロボットによる自動溶接の適用も容易となって、溶接作業の能率向上を図ることができる。
またこの発明では、梁補強リング3のリング状本体4は、その外周部が梁のウエブ1aとフランジ1bとの間のフィレットFに当たらないように、フィレットFに隣接する部分のリング幅を他の部分より狭くしているから、梁補強リング3,23の製作にあたって、リング状本体4を全体的に幅広く形成でき、それによりウエブ1aの幅に対して梁開口部2,12が可なり大きく形成されている場合でも、ウエブ1aに対する梁補強リング3の接触面積を広くとることができて補強強度を高めることかできると共に、貫通溝5の幅を十分に広くとることができ、溶接の容易さと溶接部の品質を確保することができる。
因みに、リング状本体4のリング幅が周方向に亘って一様なリング構造であれば、ウエブ1aの幅に対し梁開口部の径が可なり大きい場合にはフランジ1bと梁開口部との間のウエブ部分の幅が狭くなり、しかもリング状本体4の周辺部がフィレットと干渉しないようにする必要があることから、リング状本体4のリング幅の寸法を小さくせざるを得ず、そうなるとウエブ1aに対する梁補強リング3の接触面積は必然的に狭くなって、貫通溝5の幅も十分にとれなくなり、溶接作業が困難になると共に、十分な補強効果が得られなくなる。
また梁補強リング3,23は、ウエブ1aの片面又は両面に取り付けられるが、ウエブ1aの片面のみに取り付ける場合には、リング状本体4の板厚が厚すぎると、梁1の剪断中心位置がウエブ1aの片面側(リング取付面側)に偏心するため、梁1への鉛直荷重に対して偶力が生じて好ましくない。従って、梁補強リング3,23をウエブ1aの片面のみに取り付ける場合は、リング状本体4の板厚を可能な範囲で薄くする必要がある。この場合、梁補強リング3,23は、フィレットFに隣接する部分を除いてリング状本体4を全体的に幅広く形成できることから、リング状本体4の板厚を薄くしても、そのリング幅を広く形成することによって、ウエブ1aに対する梁補強リング3の接触面積を広くとることができ、補強強度を十分高めることかできる。また、梁補強リング3,23をウエブ1aの片面のみに取り付ける場合は、梁1を、ウエブ1aの当該片面側が上を向くように倒して、下向き溶接を行うようにすれば、溶接作業が容易となり、熟練技術者でなくても、十分良好な溶接が可能になると共に、その梁1を引っ繰り返す必要がないため、作業が簡単容易となる。
請求項2に係る発明によれば、上述した請求項1に係る発明と共通の効果に加え、梁補強リング13,33のリング状本体4の外周部が梁1のウエブ1aとフランジ1bとの間のフィレットFに当たらないように、少なくともフィレットFに対面する外周部の内側面部を斜面状又はアール面状に形成することによって、リング状本体4のリング幅を全体的に広くとることができ、それにより溶接がし易くなって、溶接部の品質が確保される。また、梁補強リング13,33をウエブ1aの片面のみに取り付ける場合も、リング状本体4の板厚を極力薄くすることができながら、補強強度を十分高めることかできる。
請求項3に係る発明によれば、リング本体4のリング幅が狭くなった部位に非溝部6を設けることによって、リング幅が狭くなったリング部分の強度低下を十分に補うことができる。
請求項4に係る発明によれば、リング本体4外周部の内側面部が斜面状又はアール面状に形成されている部位に非溝部6を設けることによって、内側面部が斜面状又はアール面状に形成されたリング部分の強度低下を十分に補うことができる。
請求項5に係る発明によれば、梁補強リング3〜33は、溶接構造用鋳鋼品からなるものでもよいし、あるいは鋼板によって形成してもよく、あるいは又鍛造によって形成することもできる。
請求項6に係る発明のように、貫通溝5を、その内側面部をアール状又はテーパ状に形成すれば、貫通溝5の内側面部をアール状又はテーパ状に形成しない場合に比べ、狭い貫通溝5での溶接性の改善が図られ、品質確保に効果を増すことができる。
請求項7に係る発明のように、梁補強リング3の非溝部6を、梁1に当接される側と反対側の面が周方向中間部からその両端にかけて夫々下り傾斜状となる断面山形に形成すれば、梁補強リング3を梁に溶接した後に、防錆処理の電着塗装やドブ漬けメッキをする時に貫通溝5に塗液の湯溜まりの発生を防止することができる。
以下に本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明すると、図1の(a) は本発明に係る梁開口部補強構造を示す正面図、(b) は(a) のX−X線断面図であり、図2の(a) は梁1に形成された開口部を示す正面図、(b) は(a) のY−Y線断面図であり、図3の(a) は梁補強リングを示す正面図、(b) は(a) のV−V線断面図、(c) は(a) のW−W線拡大断面図である。これらの図において、1は鉄骨梁としてのH形鋼で、ウエブ1aと上下フランジ1b,1bとからなり、そのウエブ1aには図2の(a) ,(b) に示すように直径Dの円形状開口部2が形成され、そしてウエブとフランジとの間にはアール面状のフィレットFが形成されている。3は梁補強リングである。
梁補強リング3は、梁1のウエブ1aに形成された円形状開口部2と同じ円形状で且つその開口部2と同じ径の内周を有するリング状本体4からなる溶接構造用鋳鋼品であり、そのリング状本体4には、図3の(a) ,(b) に示すように、溶接用貫通溝5が、直径方向両端部にある2箇所の非溝部6,6を残して周方向に連続的に形成されている。尚、溶接構造用鋳鋼品の種類としては、SCW410、SCW450、SCW480、SCW550、SCW620があり、これらのうち例えばSCW480は、Cが0.22%以下、Siが0.60%以下、Mnが1.50%以下、Pが0.04%以下、Sが0.04%以下、Niが0.50%以下、Cr0.50%以下、また炭素当量は0.45%以下となっている。
図1に示すように、この梁補強リング3のリング状本体4は、その外周部が梁1のウエブ1aとフランジ1bとの間のフィレットFに当たらないようにするために(リング状本体4がフィレットFに当たると、リング状本体4とウエブ1aとの間に隙間を形成して、梁補強リング3をウエブ1aに適正に取り付けることができなくなる)、フィレットFに隣接する部分4oのリング幅が他の部分より狭く形成され、この部分4o以外は一様なリング幅に形成されている。つまり、この場合、リング状本体4は、全周に亘って一様なリング幅に形成されたものから、フィレットFに隣接する外周部分4oがフィレットFに当たらないように幅狭に切除したような形状としたものである。
この場合、リング幅が狭くなったフィレットFに隣接する部分4oは、図5に示すように、上側フィレットFの付け根部hよりも若干下側に位置するように形成される。尚、図示はしないが、下側のフィレットFに対しては、その付け根部よりも若干上側に、リング幅が狭くなった部分4oが位置するように形成される。
溶接用貫通溝5は、好ましくは図5の(a) に示すように、その内側面部を斜面状に形成するのがよく、その斜面状部を5tで示す。このように内側面部を斜面状に形成してもよいし、あるいは図5の(b) に示すように、内側面部の開口端部側をアール状に形成してもよく、そのアール状部を5rで示す。このように貫通溝5の内側面部を斜面状又はアール状に形成すれば、斜面状又はアール状に形成しない場合に比べて、貫通溝5における溶接が容易となる。そして、梁補強リング3が溶接構造用鋳鋼品からなる場合は、貫通溝5の内側面部に斜面状部5t又はアール状部5rを形成するのがきわめて簡単容易である。
この梁補強リング3のリング状本体4に形成された非溝部6は、図3の(a) 及び(d) から分かるように、梁1のウエブ1aに当接される側と反対側の面が周方向中間部からその両端にかけて夫々下り傾斜状となるような断面山形(図3の(d) 参照)に形成されている。このように非溝部6を断面山形に形成することによって、梁補強リング3を梁1に溶接した後に、防錆処理の電着塗装やドブ漬けメッキをする時に貫通溝5に塗液の湯溜まりの発生を防止することができる。
また非溝部6は、図3の(a) に実線で図示しているように、リング状本体4のリング幅が狭くなった部分4oから周方向に略90°隔たった位置に形成されているが、好ましくは、この図3の(a) の仮想線図示のように、リング本体4のリング幅が狭くなった部位に非溝部6を設けるのがよく、そうすることによってリング幅が狭くなったリング部分の強度低下を十分に補うことができる。
上記のような梁補強リング3を使用して梁1のウエブ1aの開口部2を補強するには、図1の(a) 及び(b) に示すように、梁補強リング3を、そのリング状本体4の内周縁4aとウエブ1aの開口部2の内周縁2aとが合致するように、ウエブ1aの両面側に夫々当接させて、各梁補強リング3を貫通溝5のところからウエブ1aに溶接することにより、梁補強リング3をウエブ1aに固定して、図示のような梁開口部補強構造を形成する。
この場合の溶接は、例えば半分自動又は自動溶接により、貫通溝5の一端部から、溝長手方向に対し交差する左右方向に動かし、即ちウィービングしながら、この貫通溝5に沿って他端部まで肉盛溶接し、しかして図1の(b) に示すように貫通溝5が溶接ビードWbで埋まるようにする。
このようにリング状本体4の貫通溝5が溶接ビードWbで埋まるように、梁補強リング3を梁1のウエブ1aに溶接することにより、梁補強リング3の貫通溝5が無くなった状態となって、溶接ビードWbとリング状本体4とが連続した盛り上がり又はほぼ一様断面となるため、梁開口部2の補強効果が向上することになる。
また、この梁補強リング3の溶接に際しては、梁1であるH形鋼を、ウエブ1aの側面が上下を向くように倒して、ウエブ1aの片面側ずつ下向き溶接を行うようにすれば、溶接作業が容易となり、熟練技術者でなくても、十分良好な溶接が可能となる。特に、この溶接は、リング状本体4の周方向に連続的に形成した貫通溝5に沿って行えばよいから、H形鋼やI形鋼からなる梁1のフランジ1b近辺を溶接する際にフランジ1bに干渉されるようなことがなく、開口部2の周辺部を完全に溶接できて、梁補強リング3による十分な補強効果を得ることができ、それによって図10に示す従来のリング状プレートによる梁開口部補強構造と同一又はそれ以上の性能を発揮することができながら、溶接作業が非常に容易で、ロボットによる自動溶接の適用も容易に可能となって、梁補強リング3の溶接作業の著しい能率向上を図ることができる。また、梁補強リング3が溶接構造用鋳鋼品である場合は、その製造コストは、鋼板製の梁補強リングに比べると、格段に安くなり、これがために梁開口部補強構造の施工費の大幅な低減化を図ることが可能となる。
また、この梁補強リング3のリング状本体4は、その外周部が梁のウエブ1aとフランジ1bとの間のフィレットFに当たらないように、フィレットFに隣接する部分4oのリング幅が他の部分より狭くなっているから、梁補強リング3の製作にあたって、リング状本体4を全体的に幅広く形成でき、それによりウエブ1aの幅に対して梁開口部2が可なり大きく形成されている場合でも、ウエブ1aに対する梁補強リング3の接触面積を広くとることができて補強強度を高めることかできると共に、貫通溝5の幅を広くとることができて、溶接がし易くなり、溶接部の強度が十分に確保される。
尚、図1に示す実施形態の梁開口部補強構造のように、梁補強リング3を梁1の両面側に夫々当接させて溶接する場合は、梁1の片面側のみに溶接する場合と比べて、梁補強リング3の厚さを薄くすることができ、それにより梁補強リング3と梁1との溶接が少なくて済む上に、両梁補強リング3,3が梁開口部2の両面側でバランスをとるため、梁1の剪断中心位置がずれることがなく、梁1への鉛直荷重に対して偶力を生じることがなく、梁開口部2周辺が歪んだり、変形するような不都合がない。また梁補強リング3を、ウエブ1aの片面のみに取り付ける場合は、リング状本体4の板厚が厚すぎると、梁1の剪断中心位置がウエブ1aの片面側(リング取付面側)に偏心するため、梁1への鉛直荷重に対して偶力が生じ、従って梁補強リング3をウエブ1aの片面のみに取り付ける場合は、リング状本体4の板厚を可能な範囲で薄くする必要がある。この場合、梁補強リング3は、フィレットFに隣接する部分を除いてリング状本体4を全体的に幅広く形成できることから、リング状本体4の板厚を薄くしても、そのリング幅を広く形成することによって、ウエブ1aに対する梁補強リング3の接触面積を広くとることができ、補強強度を十分高めることかできる。
また図1に示す実施形態の梁開口部補強構造では、梁1の円形状開口部2を補強する梁補強リング3として、リング状本体4に貫通溝5が直径方向両端部にある2箇所の非溝部6,6を残して周方向に連続的に形成されたものを使用しているが、リング状本体4に貫通溝5が1箇所の非溝部6を残して連続的に形成されたものを使用してもよいし、あるいはリング状本体4に貫通溝5が2箇所以上の非溝部6を残して形成されたものを使用してもよい。
但し、梁補強リング3の精度、品質等の点からは、梁補強リング3の製造時に捩じれ等の変形を生じ難いため、リング状本体4に貫通溝5が少なくとも2箇所の非溝部6を残して形成されるものの方が好ましく、また補強効果、溶接効率、自動化等の点から云えば、溶接部はできるだけ長く、しかも連続する方がよいから、貫通溝5が1箇所もしくは2箇所の非溝部6を残してリング状本体4に周方向に連続的に形成されるのが好ましい。
図4の(a) は本発明に係る他の梁開口部補強構造を示す正面図、(b) は(a) のZ −Z線断面図である。即ち、図1の(a) ,(b) により説明した梁開口部補強構造は、梁補強リング13のリング状本体4の外周部が梁1のフィレットFに当たらないように、フィレットFに隣接する外周部分4oを切除して、フィレットFに隣接する部分のリング幅を他の部分より狭くしたものであるが、この図4の梁開口部補強構造では、リング状本体4の外周部の内側面が梁1のフィレットFに当たらないように、フィレットFに対面するリング状本体4外周部の内側面部4sを斜面状又はアール状に形成したものである。また非溝部6は、図4の(a) の実線図示のように、リング状本体4外周部の内側面部4sが斜面状又はアール状に形成された部分4sから周方向に略90°隔たった位置に形成されているが、好ましくは、この図4の(a) の仮想線図示のように、リング本体4外周部の内側面部が斜面状又はアール面状に形成されている部位に非溝部6を設けるのがよく、そうすることで内側面部が斜面状又はアール面状に形成されたリング部分の強度低下を十分に補うことができる。
図6の(a) は、梁1のフィレットFに対面するリング状本体4外周部の内側面部を斜面状に形成した(その斜面状部を4sで示す)構造部分を拡大したもので、リング状本体4外周部の斜面状部4sは、フィレットFとの間に空隙を有し、この斜面状部4sの内端縁は上側のフィレットFの付け根部hよりも若干下側に位置するように形成される。尚、図示はしないが、下側のフィレットFに対しては、その付け根部よりも若干上側に、斜面状部4sの内端縁が位置するように形成される。
図4に示す実施形態においては、フィレットFに対面するリング状本体4の外周部の内側面部4sを斜面状に形成しているが、その内側面部4sをアール状に形成してもよい。アール状に形成する場合には、フィレットFの曲率より小さい曲率のアール状面とする。また、この図4の実施形態では、(a) に示すように、フィレットFに対面する外周部の内側面部のみを斜面状(又はアール状)に形成しているが、リング状本体4外周部の内側面部をリング状本体4の全周に亘って斜面状(又はアール状)に形成してもよい。
このように、梁補強リング3のリング状本体4の外周部の内側面が梁1のフィレットFに当たらないように、少なくともフィレットFに対面するリング状本体4の外周部の内側面部を斜面状又はアール面状に形成することにより、梁補強リング3の製作にあたって、リング状本体4を全周に亘ってに幅広く形成でき、それによりウエブ1aの幅に対して梁開口部2が可なり大きく形成されている場合でも、ウエブ1aに対する梁補強リング3の接触面積を極力広くとることができて補強強度を高めることかできると共に、貫通溝5の幅を十分にとることができて、溶接がし易くなり、溶接部の強度が十分に確保される。
尚、図5の(a) に仮想線で示すように、貫通溝5の内側面下部に溶接用の開先Kを形成しておくことにより、溶接の溶け込みが大きくなって、溶接強度が一層良好となる。
図5の(b) 及び図6の(b) は更に他の実施形態を示すもので、例えば大型のH形鋼からなる梁1の円形状開口部2を補強する梁補強リング3,13の貫通溝5の溝幅が広く、溝深さが深く形成されているような場合には、図5の(a) や図6の(a) に示すように貫通溝5を溶接ビードWbで埋めることなく、図5の(b) や図6の(b) に示すように梁補強リング3,13の貫通溝5の内周縁に沿って溶接することにより、溶接をより効率良く行うことができながら、補強効果も十分に確保することができる。
図7の(a) は更に他の実施形態による梁開口部補強構造を示し、(a) は正面図、(b) は(a) のQ−Q線断面図である。この梁開口部補強構造における梁補強リング23のリング状本体4は、その内周形状が真円形、外周形状が楕円形で、フィレットFに隣接する部分のリング幅が最も狭くなって、楕円形の短径をなし、しかしてこの短径部から楕円形の長径部へと漸次リング幅が広くなって、その長径部のリング幅が最も広くなるように形成されている。この梁補強リング23は、溶接構造用鋳鋼による鋳造によって、簡単容易に製造できるものである。
また、この梁補強リング23のリング状本体4には、図7の(a) から分かるように、非溝部6がフィレットFに隣接する側に位置するように楕円形の短径部に形成され、そして貫通溝5は楕円形の長径部で最も溝幅が広くなり、その両端部の短径部で最も幅狭とるなように形成されている。この梁補強リング23の貫通溝5での溶接方法については、図1や図4に示される梁補強リング3,13の場合と同様である。
このような梁補強リング23を使用した梁開口部補強構造によれば、図1の梁開口部補強構造と同様に、ウエブ1aの幅に対して梁開口部2が可なり大きく形成されている場合でも、ウエブ1aに対する梁補強リング3の接触面積を広くとることができて補強強度を十分に高めることかできると共に、貫通溝5を全体として十分幅広くとることができて、溶接がし易くなり、溶接部の強度を十分に確保することができる。
また、この梁開口部補強構造では、リング状本体4の非溝部6をリング幅が狭くなった部分に設けて、この非溝部6がフィレットFに隣接する側に位置するように梁補強リング23をウエブ1aに溶接して固定してなるもので、幅狭部分には貫通溝5が介在しないから、幅狭部分の強度低下を十分に補うことができる。尚、この梁補強リング23の貫通溝5も、図5の(a) ,(b) 及び図6の(a) ,(b) に示すように、内側面部を斜面状又はアール面状に形成することが望ましい。
図8は梁1に形成された開口部2が四角形の場合の梁開口部補強構造を示したもので、(a) は正面図、(b) は(a) のR−R線断面図である。この梁開口部補強構造に使用される梁補強リング33は、H形鋼からなる梁1のウエブ1aに形成された四角形状開口部12と同じ形状で、その四角形開口部12と同一径の内周を有する鋼板製の四角形リング状本体4からなるもので、この四角形リング状本体4には、(a) に示すように、上下左右の各辺毎に溶接用貫通溝5が直線状に連続して形成されていて、上下横方向の貫通溝5,5と左右縦方向の貫通溝5,5との互いに隣合う端部どうし間に非溝部6が形成され、そしてリング状本体4は、その外周部が梁1のフィレットFに当たらないように、フィレットFに対面する外周部の上下辺部の夫々内側面部が斜面状(又はアール面状)に形成されており、その斜面状部を4sで示している。この斜面状部を4s(又はアール面状部)は外周部の上下辺部だけでなく、左右辺部にも形成することができる。また、各非溝部6はフィレットFに隣接する側に位置している。
この梁補強リング33の貫通溝5も、図5の(a) ,(b) 及び図6の(a) ,(b) に示すように、内側面部を斜面状又はアール面状に形成することが望ましい。
以上説明した実施形態の梁開口部補強構造は、梁1のウエブ1aに当接させた梁補強リング3,13,23,33を貫通溝5内部のみの溶接によってウエブ1aに固定しているが、この貫通溝5内部のみの溶接では不足する場合には、貫通溝5内部の溶接と共に、リング状本体4の外周縁沿いに隅肉溶接を行うことができる。このようにリング状本体4の外周縁に沿った溶接を付加することによって、梁補強リング3,13,23,33による梁開口部2の補強効果を高めることができる。
また、以上の実施形態では、梁補強リング3〜33は、溶接構造用鋳鋼による鋳鋼品からなるものとしたが、このような鋳鋼品に限るものではなく、鋼板によって形成してもよいし、あるいは鍛造によって形成することもできる。但し、溶接構造用鋳鋼による鋳鋼品として製造すれば、材料のロスも少なく、大量生産が可能で、その製造コストを格段に安くできると共に、品質が良好となる。
(a) は本発明に係る梁開口部補強構造を示す正面図、(b) は(a) のX−X線断面図である。 (a) は梁に形成された開口部を示す正面図、(b) は(a) のY−Y線断面図である。 (a) は梁補強リングを示す正面図、(b) は(a) のZ−Z線断面図、また(c)は(a) のU−U線拡大断面図である。 (a) は本発明に係る他の梁開口部補強構造を示す正面図、(b) は(a) のZ −Z線断面図である。 (a) 及び(b) は更に他の梁開口部補強構造を示す拡大断面図である。 (a) 及び(b) は更に他の梁開口部補強構造を示す拡大断面図である。 更に他の実施形態による梁開口部補強構造を示したもので、(a) は正面図、 (b)は(a) のQ−Q線断面図である。 (a) は梁の開口部が四角形の場合の梁開口部補強構造を示す正面図、(b) は (a)のR−R線断面図である。 (a) は従来の梁開口部補強構造を示す正面図、(b) は(a) のイ−イ線断面図である。 (a) は他の従来の梁開口部補強構造を示す正面図、(b) は(a) のロ−ロ線断面図である。
符号の説明
1 梁
1a 梁のウエブ
1b 梁のフランジ
F 梁のフィレット
2 梁の開口部
3 梁補強リング
4 リング状本体
5 貫通溝
6 非溝部
Wb 溶接ビード
13 梁補強リング
23 梁補強リング
33 梁補強リング

Claims (7)

  1. H形鋼又はI形鋼からなる梁のウエブに設けられた開口部と実質的に同一形状、同一径の内周を有するリング状本体に溶接用の貫通溝が少なくとも1箇所の非溝部を残して周方向に連続的に形成されてなる梁補強リングを、リング状本体の内周縁と梁開口部の内周縁とが実質的に合致するようにウエブの片面又は両面に当接させて、この梁補強リングを貫通溝のところからウエブに溶接して固定してなる梁開口部補強構造であって、梁補強リングのリング状本体は、その外周部が梁のウエブとフランジとの間のフィレットに当たらないように、フィレットに隣接する部分のリング幅を他の部分より狭くしてなる梁開口部補強構造。
  2. H形鋼又はI形鋼からなる梁のウエブに設けられた開口部と実質的に同一形状、同一径の内周を有するリング状本体に溶接用の貫通溝が少なくとも1箇所の非溝部を残して周方向に連続的に形成されてなる梁補強リングを、リング状本体の内周縁と梁開口部の内周縁とが実質的に合致するようにウエブの片面又は両面に当接させて、この梁補強リングを貫通溝のところからウエブに溶接して固定してなる梁開口部補強構造であって、梁補強リングのリング状本体は、その外周部が梁のウエブとフランジとの間のフィレットに当たらないように、少なくともフィレットに対面する外周部の内側面部が斜面状又はアール面状に形成されてなる梁開口部補強構造。
  3. 梁補強リングは、リング本体のリング幅が狭くなった部位に非溝部が設けられている請求項1に記載の梁開口部補強構造。
  4. 梁補強リングは、リング本体外周部の内側面部が斜面状又はアール面状に形成されている部位に非溝部が設けられている請求項2に記載の梁開口部補強構造。
  5. 梁補強リングは、溶接構造用鋳鋼品からなるか、鋼板で形成されるか、又は鍛造によって形成される請求項1〜4の何れかに記載の梁開口部補強構造。
  6. 梁補強リングのリング状本体に形成される貫通溝は、その内側面部が斜面状又はアール面状に形成されている請求項1〜5の何れかに記載の梁開口部補強構造。
  7. 梁補強リングのリング状本体に形成される非溝部は、ウエブに当接される側と反対側の面が周方向中間部からその両端にかけて夫々下り傾斜状となるような断面山形に形成されている請求項1〜6の何れかに記載の梁開口部補強構造。
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