JP2006239120A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 演出画像の表示期間が長くなるに伴い、大当たりになったときに持ち球がなくなることを防ぐ。
【解決手段】 遊技盤に設けた始動入賞口に遊技球が入賞すると、CPU30は、入賞抽選、演出画像抽選などを行うとともに、遅延部42に払出信号を送る。払出遅延部42は、LCD17の表示状態が変動表示中である場合、その払出信号を払出制御部41に送出する処理を遅延し、払出信号を遅延するごとに遅延カウント部45でカウントしておく。LCD17での演出画像の表示が停止表示後に表示状態判定部44から払出タイミング信号が入力される。これに応答して払出遅延部42は、遅延カウント部のカウント値を参照し、その値が「1」以上の値である場合には払出制御部41へ払出信号を送出する。これにより、図柄変動表示に活かされた入賞球に対する払出が図柄の停止表示後に行われる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、パチンコ球を用いて遊技を行うパチンコ機などの弾球遊技機に関するものである。
従来、パチンコ機には、例えばデジタル式権利物、又はデジパチと呼ばれるものが知られている。このようなパチンコ機には、数字、マーク、及び絵柄などの図柄を可変表示させる画像表示装置、例えば、液晶ディスプレイや3つのリールからなるリール装置などが組み込まれ、画像表示装置の停止図柄が所定の図柄の組み合わせになると、所定の価値が遊技者に付与される。例えば、遊技盤に設けた始動入賞口に、球発射装置から打ち出した遊技球が入ると、乱数を利用した電子抽選による入賞抽選が行われるとともに、始動入賞口への入賞(始動入賞)に対する賞球の払い出しが直ぐに行われる。画像表示装置には、入賞抽選に基づいて選択された演出画像が表示される。この演出画像の表示は、数字やマークなどの図柄を変動表示し、その後に、入賞抽選によって当たりが決定されているときには、独特の演出表示(リーチ表示)が行われた後に図柄の変動表示を時系列的に停止し、例えば、「777」などの当たり図柄画像を停止表示する。
当たり図柄を停止表示してから一定時間経過後に、遊技盤に組み込まれた開閉板(アタッカ)が開放して通常では塞がれている大入賞口が現れ、遊技盤を流下する遊技球の大半が入賞しやすい特別遊技状態に移行する。この特別遊技状態は、アタッカが開放して大入賞口に一定個数の遊技球が入るか、又は開放してから一定時間経過した後かの早く達成したタイミングでアタッカを一旦閉止して終了する(第一ラウンドの終了)。ただし、アタッカが開放している間に、大入賞口の内部に設けられた継続入賞口に遊技球が一個でも入っていたときには、一旦閉止されたアタッカが再び開放され特別遊技状態の第二ラウンドへと移行する。第二ラウンド以降もアタッカは同様に開閉制御され、特別遊技状態は、例えば十五ラウンドまで連続して繰り返すことができるのが通常となっている。
このように特別遊技状態に移行されると、通常遊技状態よりも遊技球を獲得しやすくなるため、遊技者は遊技球を獲得するうえで通常遊技状態よりも有利になり、遊技者は特別遊技状態に移行されることへの期待を抱きながら遊技を行うことが殆どである。しかしながら、図柄の変動表示から停止表示までの待ち時間が長く、さらに、当たりが決定している場合には停止表示の前にリーチ画像が表示されるため、待ち時間がさらに長くなる。このため、図柄の変動表示が行われてから停止表示するまでの間で、遊技球が無くなり打ち出しができないと、アタッカなどの特定の入賞口の開放が継続されずに特別遊技状態が終了してしまう。すなわち、始動入賞口に入賞することで所定数の賞球が払い出されるが、これらの賞球の払出しが入賞した直後であるため、特別遊技状態に移行するまでの間で賞球を消化してしまうおそれがあった。そこで、図柄変動中に当たりを予告報知し、当たりの予告を報知してから特別遊技状態に移行するまでの間で、遊技球の供給を行わせるようにした遊技機が知られている(特許文献1)。
特開平8−243224号公報
しかしながら、前述した遊技機では、当たりの予告を分かりやすく報知すると趣向性が低下し、また、分かり難く報知するとその報知に気付かないおそれがある。このため、当たりの予告を報知するのは、実用的ではなかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、始動口に入賞させてから特別遊技状態に移行するまでの間で賞球受皿に残る遊技球がなるべく消化されないように工夫した弾球遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の弾球遊技機は、遊技領域を流下する遊技球が始動入賞することに関連して払出手段の始動入賞時の賞球の払出し動作を遅延する払出遅延手段と、可変表示装置で移行抽選の結果に係る停止表示をすることに応答して、前記払出遅延手段によって遅延された賞球の払出し動作を実行させる払出し実行手段と、を備えたものである。
ところで、図柄の変動表示中に連続の始動入賞球がある場合には、必ずしも全ての入賞球について移行抽選が行われず、保留球として移行抽選に活かすことができる入賞球の個数が制限されている。すなわち、入賞球のうちの移行抽選として活かすことができない制限越球に対しては、賞球の払い出しのみとなる。この制限越球に対する払出しについては、始動入賞時にすぐに払い出すようにしてもよい。この場合には、可変表示装置で移行抽選の結果を変動表示してから停止表示をするまでの間で、前記始動入賞したことによってえられる抽選権利の数を上限個数までカウントするカウント手段と、前記払出遅延手段の払出し動作のうち、前記カウント手段の上限値を超えて前記始動入賞する賞球に対する払出し動作の遅延を無効にする遅延無効手段と、を備えるのが望ましい。
なお、払出遅延手段としては、タイマ回路を設け、図柄の停止表示を行ってから一定時間経過後に、払い出すようにしてもよい。また、移行抽選の結果が特別遊技状態に移行する結果である場合のみ、払出遅延手段を有効化にするように構成してもよい。この場合には、移行抽選で特別遊技状態に移行することが決定しているか否かを判別する判別手段を備えればよい。
本発明の弾球遊技機によれば、払出遅延手段を備えたから、入賞球に対する賞球の払い出しを始動入賞時ではなく停止表示時まで遅らせることができる。このため、特別遊技状態に移行するまでに打ち出し用の遊技球が無くなっても、その後に遅延された賞球が得られる可能性が高く、よって特別遊技状態で使用する打ち出し用の遊技球を出来るだけ確保することができ、特別遊技状態での賞球の損失を防ぐことができる。
本発明を用いた遊技機の一形態であるパチンコ機10には、図1に示すように、遊技盤11が組み込まれ、その前面はガラス扉12で開閉自在に覆われている。遊技盤11は、遊技領域13と、その遊技領域13に遊技球を発射するための打ち出し通路14とにガイドレール15により分れている。
遊技領域13には、遊技球が入り込まないように隔離した島部16に、図柄の変動及び停止表示並びに演出画像の表示を行う画像表示装置としてLCD(液晶ディスプレイ)17が設けられている。遊技領域13には、さらに始動入賞口18、複数の通常入賞口19、複数のスルーチャッカ20、及びアウト口21などが設けられる他、開閉扉状のアタッカ22が組み込まれている。図示の状態ではアタッカ22が閉じ位置にあるが、これが開いたときには大入賞口23が遊技領域13に臨出し、遊技領域13を流下する遊技球は開き位置にあるアタッカ22の内面でガイドされ、大入賞口23に簡単に入るようになる。
始動入賞口18は一対の可動翼片を有し、盤面を流下する遊技球がスルーチャッカ20を通過したことが検知され、その検知に基づいた抽選で当選をすると、始動入賞口18の翼片が予め決めた一定時間、例えば0.2秒間程度開放され、その瞬間には始動入賞口18に遊技球が入りやすくなる。始動入賞口18に遊技球が入ると、その入賞を契機に入賞抽選が行われ、当たり又はハズレの決定が行われる。この入賞抽選が通常遊技状態よりも入賞が得やすくなる特別遊技状態へと移行させるか否かの移行抽選となっている。そして、入賞抽選の結果、当たりが決定されると当たり用の演出抽選が行われ、複数設定された当たり用の演出画像のいずれかが選択される。同様に、ハズレが決定されると、ハズレ用の演出抽選が行われ、複数設定されたハズレ用の演出画像のうちのいずれかが選択される。
LCD17には、始動入賞口18に遊技球が入ることで決まる演出画像が表示され、例えば「1〜9」の数字で表される図柄を横3列に並べて各列の図柄が縦に回転するように図柄が変動して表示される。そして、図柄の変動表示が停止し、ハズレであるときには次の入賞抽選の待機状態になるか、又はすでに始動入賞口18に遊技球が入っていることが記憶されているときには引き続き演出画像の表示が開始される。
図柄の変動表示が停止して、例えば「777」の当り図柄が表示されると、通常遊技モード(通常遊技状態)から当たり遊技モード(特別遊技状態)に移行し、停止表示をしてから一定時間経過後にアタッカ22が開放される。当たり遊技モードでは、遊技領域13を流下する遊技球の大半がアタッカ22の内面で案内されて大入賞口23に入賞して通常遊技モードよりも多くの賞球が得やすくなり、かつ遊技者が有利な状態になる。この当たり遊技モードは、アタッカ22が開放して大入賞口23に所定個数、例えば10個の遊技球が入賞するタイミング、あるいは予め決めた上限時間、例えば30秒を経過するタイミングとのうちの早く達成する方のタイミングでアタッカ22を一旦閉じて終了する。ただし、大入賞口23の内部に設けられた継続入賞口23aに一個でも遊技球が入っていた場合には再びアタッカ22が開放され、当たり遊技モードの第2ラウンドに移行する。そして、全く同様の制御が予め決めた回数、例えば15ラウンドまで繰り返される。
変動表示は、キャラクターなどの演出やリーチなどの表示が含まれる。このため、LCD17に入賞抽選の結果が停止表示されるまでの表示期間が長くなりやすい。この表示期間中に連続して始動入賞口に入った総個数は、抽選権利の数、すなわち変動表示を行う回数とは必ずしも一致してなく、上限値が決められている。すなわち、表示期間中に始動入賞口18にN個の遊技球が入ったとすると、始動入賞個数(N)が上限値(W)を越えた場合(W<Nの場合)、上限値(W)までは保留球として入賞抽選に活かされ、その個数がLCD17の上方に設けられた複数のLED24の点灯個数によって表示されるが、残り(N−W)の個数に対しては制限越球として単に賞球の払出しが行われるだけとなる。
ガラス扉12の下には、賞球が払い出される賞球受皿25が、また賞球受皿25の右下には、賞球受皿25から供給される遊技球を遊技領域13に打ち出すための操作部であるハンドル26が設けられている。ハンドル26にはノブ27が設けられている。ノブ27は、回転操作することで遊技球の打撃を開始するスイッチの作用と、回転量に応じて打撃の強さを調節する作用とを備えている。
上記パチンコ機の電気的構成を概略的に示す図2において、始動入賞口センサ29は始動入賞口18に入る遊技球、すなわち始動入賞を検知して、その検知信号をCPU30に入力する。
CPU30は、始動入賞口センサ29から得られる検知信号を受けることに応答して入賞抽選部31で入賞抽選を行わせるコマンドを送る。入賞抽選部31は、CPU30からのコマンドを受けて乱数を利用した電子的な入賞抽選を行い、特別遊技状態に移行するか否かを決定する。この入賞抽選は、始動入賞を契機に行われる。この入賞抽選を行った結果は、ワーキングメモリ32に書き込まれる。
演出抽選部33は、入賞抽選の結果、すなわち当たり又はハズレの結果に応じて演出抽選を行い、抽選結果に基づいて演出画像メモリ34に予め記憶した複数種類の演出画像(変動パターン)のうち、いずれを演出表示に用いるかを抽選により選択する。
このような演出画像メモリ34には、複数種類の演出画像がアドレスごとに格納され、演出抽選部33はそのアドレスを電子的な抽選によって選択する。そして、演出表示を実行するときには、演出抽選部33で指定されたアドレスを先頭にした画像データが画像表示制御部35に転送され、LCD17によってその演出画像の表示が行われる。なお、こうして選択された演出画像のアドレスはワーキングメモリ32に一時的に保存されるようになっている。また、画像表示制御部35は、上記図柄表示用の演出画像だけでなく、CPU30からのコマンドに応じてキャラクターなどの特別な演出画像を同時に表示するように制御する。
演出画像は、変動表示から停止表示までの一連の動画で構成されており、種類ごとに表示時間が異なっている。CPU30は、LCD17に演出画像の変動表示を行ってから停止表示をするまでの表示期間中に、始動入賞口センサ29から得られる検知信号を監視している。そして、表示期間中に始動入賞の検知信号を得ると、その始動入賞を契機に当たり又はハズレの入賞抽選を行い、その抽選結果がワーキングメモリ32に書き込まれる。このように表示期間中に始動入賞することによって得られる抽選した権利の数は、保留値カウント部36で保留値としてカウントされる。なお、前述したように保留球の上限値は決まっている。したがって、CPU30は、始動入賞の検知信号が入賞抽選に利用できるものであるか否かを保留値カウント部36の保留値に基づき判定する。よって、保留値カウント部36では、上限値までしかカウントされない。
保留値カウント部36の保留値は、入賞抽選が消化されるごとに1ずつ減算される。そして、保留値カウント部36の保留値が、上限値未満、例えば「3」以下で、かつ図柄の変動表示中であるときには、始動入賞口センサ29からの検知信号が入力されるごとに、「1」ずつ加算される。
大入賞口23にも大入賞口センサ37と継続入賞口センサ38とが設けられ、大入賞口センサ37は、大入賞口23に入った遊技球を検知してその検知信号をCPU30に入力し、また継続入賞口センサ38も遊技球が入ったか否かの情報をCPU30に入力する。これらの情報は、CPU30によって適宜にワーキングメモリ32に書き込まれるとともに、それぞれ所定のタイミングでCPU30によって読み取られ、アタッカ制御装置46を介してアタッカ22の開閉制御のために用いられる。また、CPU30にはアタッカ開放用タイマ39が接続されており、アタッカ開放用タイマ39はアタッカ22の開放時間を計時する。また、通常入賞口19にも通常入賞口センサ40が設けられ、通常入賞口センサ40は通常入賞口19に遊技球が入ったときにCPU30に検知信号を入力する。
また、CPU30には、払出制御部41、払出遅延部42、遅延無効部43、及び、表示状態判定部44が接続されている。払出遅延部42には、始動入賞を契機として始動入賞に対する払出しを指示する始動入賞用の払出信号がCPU30から送出される。また、始動入賞以外の入賞に対しては、CPU30から払出制御部41に払出信号が送出される。つまり、CPU30は、各入賞口センサ29,37,38,40を監視しており、始動入賞口センサ29から得た検知信号を受け取った場合には払出信号を払出遅延部42に送り、その他の入賞口センサ37,38,40から検知信号を受けた場合には払出信号を払出制御部41に送る。
払出遅延部42は、払出信号を受けると、その始動入賞に対する抽選結果がLCD17に停止表示されるまで払出制御部41への送出を遅延し、停止表示になったときに送出する遅延処理を行う。このため、払出遅延部42には表示状態判定部44と遅延カウント部45とが各々接続されている。表示状態判定部44は、CPU30を介してLCD17での表示状態を監視しており、LCD17で図柄の変動表示が停止表示になったときに払出タイミング信号を払出遅延部42に送る。また、遅延する払出信号の個数は、遅延カウント部45でカウントされる。すなわち、払出遅延部42は、始動入賞に対する払出信号を受け取るごとに遅延カウント部45のカウント値を「1」ずつインクリメントし、また、停止表示後に行う払出信号の再送出処理が消化されるごとに遅延カウント部45の値を1ずつデクリメントする。この遅延カウント部45の値は、図柄の変動表示中の場合、保留値カウント部の値よりも常に「1」多い値となる。
遅延無効部43は、始動入賞の検知信号が入賞抽選に利用できない制限越球に対する払出しであるか否かを判定しており、制限越球に対する払出しである場合に、遅延処理を無効にする信号を払出遅延部42に送る。これにより、払出遅延部42は、始動入賞を契機に制限越球に対しての払出信号を遅延させずに払出制御部41に直ぐに送出する。
払出制御部41は、払出信号を受けることで、所定数の賞球を賞球受皿25に払い出すよう制御するための払出制御信号を球払出機構47に送る。これにより、球払出機構47は、払出し通路48を介して賞球受皿25に所定個数の賞球の払い出しを行う。なお、入賞口に応じて払い出す賞球の個数が異なっている。このため、払出信号及び払出制御信号には払い出す賞球の個数の情報が含まれており、球払出機構47は入賞口に応じた個数分だけ賞球の払出しを行う。なお、前述した払出制御部41及び球払出機構47が本発明の払出手段を構成する。
払出し通路48には、払出口センサ49が設けられている。払出口センサ49は払出し通路48を通過する賞球の数を検知し、その検知信号をCPU30にフィードバックする。CPU30は、始動入賞口センサ29、大入賞口センサ37、通常入賞口センサ40などからの検知信号に応じて決まる賞球の払出し個数と、払出口センサ49から得られる賞球検知信号とを対照し、賞球が過不足なく払い出されているか否かを監視し、球詰まりなどによる賞球の未払いや不正行為による賞球の払出しが行われたときには、例えばパチンコ機10の外部に設けたランプを制御するランプ制御装置50やスピーカを制御する音声制御装置51に信号を送り、エラー表示を行うようにしている。
次に、上記のように構成されたパチンコ機10の作用について図3を参照しながら説明する。パチンコ機10は、最初はアタッカ22を閉じた通常遊技モードで遊技で行われる。遊技は、賞球受皿25に遊技球をセットし、ハンドル26のノブ27を回転操作して遊技球を、ガイドレール15を乗り越える強さで遊技領域13に向けて発射することで開始される。これにより、打ち出された遊技球は、始動入賞口18、通常入賞口19などの入賞口のいずれかに入賞するか、これらに入賞しないでアウト口21に入る。
通常入賞口19に遊技球が入ると、通常入賞口センサ40がCPU30に検知信号を送る。CPU30は、検知信号を受け取ることで払出制御部41に払出信号を送る。払出制御部41は、払出信号を受け取ることで払出し個数に応じた賞球を払い出すよう球払出機構47を制御する。これにより、通常入賞口19への入賞に対する払出しはその入賞を契機に行われる。
遊技球が始動入賞口18に入ると、この入賞を始動入賞口センサ29が検知し、始動入賞口センサ29は入賞ごとにCPU30に検知信号を送る。CPU30は、始動入賞用の検知信号を受けることに応答して入賞抽選部31を制御して入賞抽選を行う。入賞抽選の結果、「当たり」の場合には、演出抽選部33で「当たり」の演出抽選が行われ、演出画像メモリ34から当たり用の演出画像のいずれかが選択される。また「ハズレ」の場合には、演出抽選部33で「ハズレ」の演出抽選が行われ、演出画像メモリ34からハズレ用の演出画像のいずれかが選択される。
当たり又はハズレの抽選結果と、抽選結果に応じた演出画像などが予め決められた後にCPU30は、画像表示制御部35を制御して先に決定した演出画像をLCD17で表示するように制御する。例えば「当たり」が抽選結果で決まった場合、LCD17に、図柄の変動表示を経てリーチ表示やキャラクター表示などの演出画像の表示を行った後に、当たりの図柄が停止して表示される。この図柄の停止表示を行ってから所定時間経過後にアタッカ22を開放する。また例えば「ハズレ」が抽選結果で決まった場合、LCD17に、図柄の変動表示を経てキャラクター表示などの演出画像の表示を行った後に、ハズレの図柄が停止して表示される。なお、ハズレの演出画像にもリーチ表示を含む画像がある。このように、LCD17での演出画像の表示期間が長くなると、この間に遊技球を打ち出しているため、賞球受皿25の遊技球の数が少なくなる。
そこで、始動入賞に対する払出しを停止表示後に行っている。CPU30は、始動入賞を契機にして払出遅延部42に始動入賞用の払出信号を送る。このとき、払出遅延部42には、表示状態判定部44からLCD17の表示状態が変動表示中である旨の情報が入力されている。このため、払出遅延部42は、その払出信号の払出制御部41への送出を遅延し、代わりに払出信号を遅延する個数として遅延カウント部45で「1」カウントする。
表示状態判定部44は、LCD17での演出画像の表示時間を監視しており、演出画像の表示が終了したとき、つまり停止表示になったときに、払出タイミング信号を払出遅延部42に送る。払出遅延部42は、払出タイミング信号を受け取ることに応答して払出制御部41に払出信号を送るとともに、遅延カウント部45のカウントを1つ減算する。これにより、始動入賞に対する賞球の払出は、その始動入賞に対する抽選結果がLCD17に表示されてから行われる。
変動表示中に始動入賞があると、CPU30は、保留値カウント部36の保留値が上限値に達していない場合に、入賞抽選、演出画像抽選などを行ってその結果をワーキングメモリ32に記憶しておくとともに、入賞抽選を行った数、すなわち変動表示を行う数を保留値として保留値カウント部36でカウントし、かつ払出遅延部42に払出信号を送る。払出遅延部42には、LCD17の表示状態が変動表示中である旨の情報が表示状態判定部44から入力されているため、払出遅延部42は、その払出信号を払出制御部41に送出する処理を遅延し、払出信号を遅延するごとに遅延カウント部45でカウントする。
LCD17での表示が停止表示になると、表示状態判定部44から払出タイミング信号が払出遅延部42に入力される。払出遅延部42は、遅延カウント部のカウント値を参照し、その値が「1」以上の値である場合には払出タイミング信号を受信するとこに応答して払出制御部41へ払出信号を送出し、その送出処理に応答して遅延カウント部45のカウント値を「1」減算する。これにより、図柄変動表示に活かされた入賞球に対する払出が図柄の停止表示後に行われる。その後、保留値カウント部36の保留値も停止表示を契機に「1」減算される。
このように、保留値が上限値に達していないときの変動表示中に始動入賞があると、保留値カウント部を「1」加算し、またその入賞時に対する払出しを、停止表示をするまで遅延する。
また、保留値が上限値に達していた場合には、上限値に応じた個数までは保留球として変動表示の数に活かされ、その数がLCD17の上方に設けられた複数のLED24の点灯個数によって表示されるが、上限値を越える個数の始動入賞に対しては、制限越球として単に賞球の払出しが行われるだけとなる。このとき、払出遅延部42は、制限越球に対する払出しの旨の情報を遅延無効部43から得ているため、遅延処理を無効化し、直ぐに払出信号を払出制御部41に送る。これにより、制限越球に対する払出しは入賞を契機に行われる。
停止表示の結果、「当たり」が表示されると、当たり遊技モードに移行して停止表示から所定時間経過後にアタッカ22が開放され、大入賞口23に入賞して多くの賞球が得られる。大入賞口23への入賞に対する払出は、入賞を契機に行われる。また、アタッカ22を開放してからアタッカ開放用タイマ39を作動させ、アタッカ22の開放時間を計時する。
その後は、大入賞口23に所定個の遊技球が入賞するか、あるいはアタッカ開放用タイマ39の値が予め決めた値に達するかの早く達成する方のタイミングでアタッカ22が一旦閉じる。そして、継続入賞口23aに一個でも遊技球が入っていた場合には再びアタッカ22が開放され、当たり遊技モードの第2ラウンドに移行する。そして、継続入賞口23aへの入賞が無い場合、又は当たり遊技モードへの移行が所定回数に達した場合には、通常遊技モードに戻される。
当たり遊技モード中、すなわちアタッカ22が開放されているときでも始動入賞することで、入賞抽選が行われ、かつ保留値として保留値カウント部36でカウントする。そして、当たり遊技モード中の始動入賞に対する賞球の払出しも、保留値が上限値に達していない場合には停止表示が行われた後に、また保留値が上限値に達している場合には入賞を契機に行われる。
なお、当たり遊技モード中に始動入賞をした場合には、保留値に関わりなく、入賞を契機に直ぐに払い出しを行うようにしてもよい。この場合には当たり遊技モードか通常遊技モードかを判定するモード判定部を設け、払出遅延部42がモード判定部の判定を参照して払出信号を遅延するか否かを決めるように構成すればよい。
また、上記実施形態では、入賞抽選の結果に関わらず始動入賞に対する賞球の払出しを、始動入賞時から停止表示まで遅延するようにしているが、入賞抽選の結果が「当たり」の場合のときだけ始動入賞に対する賞球の払出しを遅延させるようにしてもよい。この場合には、停止表示後に払出してもよいし、また停止表示に行われるアタッカ22の開放が行われたときに払出しを行うようにしてもよい。また、当たり又はハズレに関係なく、リーチ画像を含む演出画像が選ばれたときに、その始動入賞に対する賞球の払出しを遅延させ、リーチ表示のタイミングでその払出しを行うようにしてもよい。ただし、この場合、遅延されたら当たりであることが事前に把握することができるため、期待度の高い演出報知が実行された際のハズレの場合にも遅延させて当否が分からなくなるようにバランスをとるようにするのが好適である。この場合、遅延後の払出タイミングとしては停止表示のタイミングに限らず、例えば演出画像の表示開始、すなわち変動表示からリーチ表示までの時間が演出画像ごとに予め分かっているから、タイマ回路を設けてそのタイマ回路で表示開始から計時してリーチ表示のタイミングで払出しを行うように構成してもよい。
また、上記実施形態では、CPU30が停止表示となったときに払出タイミング信号を払出遅延部42に送信しているが、CPU30が停止表示となる少し前から払出タイミング信号を払出遅延部42に送信し、停止表示となる略同一タイミングで賞球の払出しを完了させるようにしてもよい。これによって、遊技のスムーズな打出し操作(遊技の継続実行)が行えるようになる。
さらに、上記各実施形態では、演出画像を表示する可変表示装置の表示部としてLCD17を用いているが、代わりにモニタなどの表示部を用いても良い。また、表示部としては複数設けた構成にしてもよい。
さらにまた、上記実施形態では、始動入賞に応答して画像表示部に可変表示される図柄の停止表示が特定の図柄の組み合わせになると、当たり遊技モードになってアタッカ22を開いて遊技者が有利な状態になる、デジパチと称するパチンコ機として説明しているが、始動入賞に応答して画像表示部に可変表示される図柄の停止表示が特定の図柄の組み合わせになると開放する所定の電動役物への入賞があると、当たり遊技モードになってアタッカなどが開いて遊技者が有利な状態になる、例えばデジタル式権利物と称するパチンコ機にも本発明を適用することができる。
本発明を用いたパチンコ機の外観図である。 パチンコ機の電気的構成の概略を示すブロック図である。 始動入賞による払出遅延処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 パチンコ機
18 始動入賞口
17 LCD
27 ノブ
31 入賞抽選部
36 保留値カウント部
41 払出制御部
42 払出遅延部
43 遅延無効部
44 表示状態判定部

Claims (2)

  1. 遊技領域を流下する遊技球が始動入賞することに関連して払出手段が始動入賞に対する賞球の払出しを行うとともに、入賞抽選手段が通常遊技状態よりも入賞が得やすくなる特別遊技状態へと移行させるか否かの移行抽選を行い、移行抽選の結果に係る報知を可変表示装置の表示部で変動表示させた後に停止表示する弾球遊技機において、
    前記払出手段の始動入賞時の賞球の払出し動作を遅延する払出遅延手段と、
    前記可変表示装置で移行抽選の結果に係る停止表示をすることに応答して、前記払出遅延手段によって遅延された賞球の払出し動作を実行させる払出し実行手段と、を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記可変表示装置で移行抽選の結果を表示するまでの間で、前記始動入賞した事によって得られる抽選権利の数を上限個数までカウントするカウント手段と、
    前記払出遅延手段の払出し動作のうち、前記カウント手段の上限値を超えて前記始動入賞する賞球に対する払出し動作の遅延を無効にする遅延無効手段と、を備えていることを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
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