JP2005218550A - 弾球遊技機 - Google Patents

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谷口  誠
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雄一 中村
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仁幸 渋谷
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Abstract

【課題】 遊技を中断させることを可能にする。
【解決手段】 当たりモードに移行されると遊技中断ボタンの操作が有効化される。当たりモード中に遊技者が遊技を中断する場合、遊技者は遊技中断ボタンを押下する。遊技中断ボタンが押下されると、中断ボタンセンサからCPUに中断信号が送信される。これに応答して、図柄表示制御装置は、液晶パネルに表示されている画像を停止させる。また、CPUは、入賞球を検知する各センサから入賞信号を受信した場合にもこれを無効にし、入賞が発生した場合の処理を実行しない。これにより、当たりモードでの遊技制御処理が中断され、当たりモードで遊技を行うことが不可能になる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、パチンコ球を用いて遊技を行うパチンコ機などの弾球遊技機に関するものである。
本明細書中では弾球遊技機としてパチンコ機を例に挙げて説明しているため、遊技球としてパチンコ球を用いて説明し、遊技盤の遊技盤面に設けられた入賞口にパチンコ球が入ることを入賞として説明する。
パチンコ店などの遊技場で使用されるパチンコ機は、パチンコ球が打ち出される遊技領域を有する遊技盤に入賞口が設けられ、遊技盤の前面側には遊技領域を視認可能にするガラス扉によって覆われている。ガラス扉は開き位置と閉じ位置とで回動自在に取り付けられており、閉じ位置ではロックされる。これにより、不正にガラス扉が開放されることを防止している。一般に、パチンコ球には一定の価値が与えられ、遊技を行って獲得したパチンコ球を種々の景品に交換することができる。このため、遊技者はパチンコ球を大量に獲得するということを主な目的とし、短期間のうちに大量のパチンコ球を獲得できる当たりモードでの遊技を行うことが楽しみの一つとなっている。
パチンコ機の一種としてデジパチタイプと呼ばれるパチンコ機が知られている。デジパチタイプのパチンコ機では、始動入賞口にパチンコ球が入賞すると当たりか否かを抽選により決定する当たり決定抽選が行われ、さらに、図柄表示装置で図柄の変動表示及び停止表示が行われて当たり決定抽選の結果が表示される。
デジパチタイプのパチンコ機の1つとして、通常モード及び当たりモードでの遊技が行われるものが知られている。当たりモードは、当たり決定抽選で当たりに当選したことを契機に移行される。当たりモードでは、アタッカと呼ばれる扉が、アタッカの奥に設けられた特定の入賞口を開放する位置と閉じる位置との間で回動される。特定の入賞口は1回の開放につき、例えば30秒開放されるか又はパチンコ球が10個入賞するまで開放され続ける。このようなパチンコ機の殆どは、特定の入賞口が、パチンコ球が入賞すると賞球の払い出しのみが行われる非継続入賞口と、パチンコ球が入賞すると次回も特定の入賞口を開放する権利が得られる継続入賞口とに区画されている。当たりモードは、特定の入賞口が開放されるたびに継続入賞口にパチンコ球が少なくとも1個入賞したことを条件に、例えば15回開放されると終了する。当たりモードに移行されると通常モードよりもパチンコ球を獲得しやすくなるため、遊技者はパチンコ球を獲得するうえで通常モードよりも有利になり、遊技者は当たりモードに移行されることへの期待を抱きながら遊技を行うことが殆どである。
しかしながら、当たりモードでは、継続入賞口にパチンコ球を入賞させないと特定の入賞口の開放が継続されずに当たりモードが終了してしまうため、遊技者が必要に迫られて当たりモード中に遊技を中断すると、遊技者は大量のパチンコ球を損失してしまうことがあった。このことは、遊技者が遊技を中止する(遊技をやめてしまう)理由の1つとなっているため、これにより、パチンコ機の稼働率が下がってしまい、遊技場の利益の損失につながっていた。また、正規の方法とは異なる方法でガラス扉を開放してもパチンコ機での遊技は可能であるため、遊技者によっては、正規の方法とは異なる方法でガラス扉を開放して入賞口にパチンコ球を入賞させることによって不正にパチンコ球を獲得する行為が行われることがあり、このことも、遊技場の利益の損失につながっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、遊技を中断させることができるようにした弾球遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の弾球遊技機は、遊技を行うことを可能にするための処理を実行する遊技制御手段と、前記遊技制御手段による処理を中断させることを指示する入力を行うための遊技中断入力手段と、前記遊技中断入力手段による入力が行われたことに応答して、前記遊技制御手段による処理を中断させることを示す中断信号を前記遊技制御手段に送信する中断信号送信手段とを設け、前記遊技制御手段は、前記中断信号送信手段からの中断信号を受信して、遊技を行うことを可能にするための処理を中断するものである。
なお、中断する処理としては、例えば、遊技者に遊技上の特典(当たりモードに移行されるなど)が付与される当たり又はハズレを抽選により決定する当たり決定抽選を実行するための処理、入賞口に遊技球が入賞したことを検知したときに賞球を払い出すための処理、遊技球を遊技盤の遊技領域に打ち出すための処理、図柄の変動表示及び停止表示を行うことによって当たり決定抽選での結果を遊技者に表示するための処理などがある。
また、前記遊技制御手段は、通常モードと、特定の入賞口が予め設定された回数を上限に開放されて通常モードよりも遊技者が有利になる当たりモードとで遊技を行うことを可能にするための処理を実行するとともに、当たりモード中に前記中断信号送信手段からの中断信号を受信した場合に、当たりモードで遊技を行うことを可能にするための処理を中断することが好ましい。
また、前記遊技中断入力手段は、遊技者が任意に押下することが可能な位置に設けられた遊技中断ボタンであることが好ましい。
また、前記遊技中断入力手段は、前記中断信号送信手段が中断信号を送信することを許可するための許可情報を記憶したカード及び前記カードの許可情報を読み取るカードリーダーであってもよい。
また、前記弾球遊技機は、開き位置と閉じ位置との間で回動自在で、かつ前記閉じ位置でのロックが解除されると開き位置に回動可能となる扉を備え、前記遊技中断入力手段は、前記扉が開き位置に回動されたときに押下可能となる位置に設けられた遊技中断ボタンであってもよい。
なお、前記遊技制御手段による処理を中断した時間を計時するタイマーと、前記タイマーが計時した時間が予め設定された一定時間に達したか否かを判定する中断時間判定手段とを設け、前記遊技制御手段は、前記中断時間判定手段によって前記タイマーが計時した時間が予め設定された一定時間に達したことが判定された場合に、中断していた処理を再び実行することが好ましい。
本発明によれば、遊技制御手段は、中断信号送信手段からの中断信号を受信して、遊技を行うことを可能にするための処理を中断するので、例えばパチンコ機のガラス扉を正規の方法とは異なる方法で開放したときに処理を中断するようにすれば、正規の方法とは異なる方法でガラス扉を開放して入賞口にパチンコ球を入賞させることなどの不正行為を防止でき、これにより、遊技場の利益の損失を防止できる。
また、遊技制御手段は、当たりモード中に中断信号送信手段からの中断信号を受信した場合に、当たりモードで遊技を行うことを可能にするための処理を中断するので、当たりモード中に遊技を中断することが可能になり、当たりモード中に遊技を中断してもパチンコ球の獲得個数に損失が生じることを防止できる。これにより、遊技者が遊技を中止する(遊技をやめてしまう)ことを防止して、遊技場の利益が損失することを防止できる。
また、遊技中断入力手段は、遊技者が任意に押下することが可能な位置に設けられた遊技中断ボタンであるので、遊技を可能にするための処理を行うか否かに遊技者の意志を反映することが可能になり、遊技者が任意に遊技を中断することがことができる。
また、遊技中断入力手段は、前記中断信号送信手段が中断信号を送信することを許可するための許可情報を記憶したカード及び前記カードの許可情報を読み取るカードリーダーであるので、カードを所有する特定の者のみが遊技を中断させることが可能になり、例えばカードを遊技場の従業員が所有すれば、不要なときに遊技が中断されてパチンコ機の稼働率が低下することを防止できる。
また、 前記弾球遊技機は、開き位置と閉じ位置との間で回動自在で、かつ前記閉じ位置でのロックが解除されると開き位置に回動可能となる扉を備え、前記遊技中断入力手段は、前記扉が開き位置に回動されたときに押下可能となる位置に設けられた遊技中断ボタンであるので、扉を開放する鍵を所有するもののみが遊技を中断させることが可能になり、例えば鍵を遊技場の従業員が所有すれば、不要なときに遊技が中断されてパチンコ機の稼働率が低下することを防止できる。
また、遊技制御手段は、中断時間判定手段によってタイマーが計時した時間が予め設定された一定時間に達したことが判定された場合に、中断していた処理を再び実行するので、長時間遊技を中断することを防止することが可能になり、パチンコ機の稼働率が低下することを防止できる。
図1にパチンコ機10の外観を示し、先ず、パチンコ機10の遊技の流れの概略を説明する。パチンコ機10では、通常モード及び当たりモードの2つの遊技モードが設けられている。始動入賞口13にパチンコ球が入賞すると、当たり又はハズレのいずれかを抽選により決定する当たり決定抽選が行われ、当たり決定抽選で当たりに当選すると通常モードから当たりモードに移行される。当たりモードでは、通常モードで閉じられた状態となっている大入賞口(特定の入賞口)17が開放される。1回の当たりモードでは大入賞口17が15回を上限に開放され、大入賞口17の1回の開放につき例えば30秒経過するまで又はパチンコ球が10個入賞するまで開放され続けるように設定されている。詳しくは図示しないが、大入賞口17は非継続入賞口と継続入賞口とに区画されており、大入賞口17が開放された回数が14回目までは、継続入賞口にパチンコ球が入賞すると、次回も大入賞口17が開放される。
次に、パチンコ機10の構成を説明する。パチンコ機10の遊技盤11の遊技盤面11aには図柄表示装置12が組み込まれている。また、遊技盤面11aには、始動入賞口13、通常入賞口14、通過入賞口14a、アタッカ15、アウト口16が設けられ、さらに図示は省略してあるが、障害釘や風車などが設けられている。
また、パチンコ機10には発射ハンドル10aが設けられており、発射ハンドル10aが操作されると、パチンコ球は発射制御装置によって一個ずつ遊技盤面11a上の遊技領域に打ち出され、始動入賞口13又は通常入賞口14又は通過入賞口14aのいずれかに入賞するか、あるいは、ハズレ扱いとなるアウト口16に入る。
アタッカ15の奥には大入賞口17が設けられており、アタッカ15は大入賞口17を開放する開放位置と大入賞口17を閉じる閉じ位置との間で回動自在に取り付けられている。通常モードでは、アタッカ15は閉じ位置に位置しており、当たりモードに移行されると、アタッカ15が開放位置に回動して大入賞口17が開放される。
図柄表示装置12には液晶パネル18が組み込まれている。液晶パネル18には3個の図柄が表示されている。始動入賞口13にパチンコ球が入賞すると液晶パネル18に表示されている各図柄が変動表示される。液晶パネル18上では、3個の図柄を組み合わせた入賞有効ラインが設定されており、変動表示されている図柄が停止表示されたときの入賞有効ライン上の図柄の組み合わせによって当たり決定抽選の結果が表示される。入賞有効ライン上に特定図柄が揃うと当たりとなって通常モードから当たりモードに移行される。当たりモードでは、大入賞口17にパチンコ球が入賞した個数や大入賞口17が開放された回数などが遊技の状況に応じて変化するように表示される。なお、変動表示を行う図柄の数、図柄の種類は適宜数にしてよい。
図柄表示装置12の上方には保留ランプ19が設けられている。保留ランプ19は、4つの表示窓とそれぞれの表示窓の奥に組み込まれたランプとから構成されている。液晶パネル18での図柄の変動表示中にパチンコ球が始動入賞口13に入賞すると、始動入賞口13へ入賞したパチンコ球が、始動入賞口13への入賞の権利を示す保留球として記憶されて持ち越される。保留ランプ19は、保留球が記憶された場合に点灯して保留球が記憶されていることを表示する。
始動入賞口13、通常入賞口14、大入賞口17にパチンコ球が入賞すると、入賞した入賞口ごとに割り当てられた個数のパチンコ球が払い出し口20から受け皿21に払い出される。
図2に示すように、パチンコ機10の前面側には、遊技領域11aを視認可能にするガラス窓を有するガラス扉22が遊技盤11の前面側に位置するように設けられている。ガラス扉22は、遊技領域11aを外部に露呈する開き位置(図2に示す位置)と、遊技領域11aを覆う閉じ位置(図1に示す位置)との間で回動自在に取り付けられている。ガラス扉22が閉じ位置に位置するときには、ガラス扉22の内周面と対面するように設けられた一対のフック23がガラス扉22に係止してガラス扉22が回動不能にロックされる。また、パチンコ機10には、ガラス扉22の軸側と反対側の端部に位置するように、シリンダ24が設けられている。シリンダ24に鍵25を差し込んで回転させると、フック23がスライドしてフック23とガラス扉22との係止が解除され、ガラス扉22を開き位置に回動させることが可能になる。
ガラス扉22の前面下部で軸側の端部には、遊技を中断することを指示する入力を行うにあたって押下される遊技中断ボタン(遊技中断入力手段)26が設けられている(図1参照)。遊技中断ボタン26は、ガラス扉22の前面に配置して設けられているため、遊技者が任意に押下することができる。遊技中断ボタン26は当たりモード中にのみ操作が有効化される。遊技中断ボタン26を押下すると、図柄表示装置12の駆動が中断され、表示されている画像が停止されるとともに、各入賞口でのパチンコ球の検知が中止されるなどの遊技を行うことが可能になる処理(以下、「遊技制御処理」と称する)が中断される。なお、中断されている遊技制御処理は、再度遊技中断ボタン26が押下されるか、又は、遊技制御処理が中断されてから一定時間が経過すると、再び実行が開始される。
次に図3を用いてパチンコ機10の電気的構成について説明する。パチンコ機10は主制御部30と副制御部31とから構成されている。主制御部30には主制御装置32が設けられている。パチンコ機10は主制御装置32に設けられたCPU(遊技制御手段)33によって管制される。
主制御装置32には、CPU33の他、メモリ34、当たり決定部35、タイマー36、中断時間判定部(中断時間判定手段)37が設けられている。CPU33は、メモリ34のROM領域に格納されたプログラムにしたがって、パチンコ機10の動作を制御して遊技を行うことを可能にするための処理を実行する。当たり決定部35、タイマー36、中断時間判定部37もCPU33によってその動作が制御される。
当たり決定部35は乱数発生器、乱数サンプリング回路、当たりか否かを決定するための当たり決定テーブルを備えている。当たり決定部35は、始動入賞口13で入賞が発生したことを契機に作動される。当たり決定部35が作動されて、乱数サンプリング回路で乱数値のサンプリングが行われると、サンプリングされた乱数値が当たり決定テーブルと照合される。これにより、当たりモードに移行させるか否かが抽選により決定される。
タイマー36は遊技中断ボタン26が操作されると作動され、当たりモード中に遊技制御処理が中断された時間を計時する。タイマー36の作動中は、タイマー36で計時された時間が中断時間判定部37によって常時監視される。中断時間判定部37は、タイマー36で計時された時間と予め設定された時間とを比較し、タイマー36が計時した時間が予め設定された一定時間に達したか否かを判定する。タイマー36で計時された時間が一定時間に達した場合は、中断時間判定部37は、中断していた処理を再び実行することを示す処理再開信号をCPU33に送信する。
CPU33には、中断ボタンセンサ(中断信号送信手段)38、始動口センサ39、大入賞口センサ40、通常入賞口センサ41、払出口センサ42が接続されており、各センサ38〜42からの信号が入力される。また、CPU33には、図柄表示制御装置43、ランプ制御装置44、音声制御装置45、払出制御装置46、可動物制御装置47が接続されており、CPU33は遊技の状況に応じて、副制御部31の各制御装置43〜45及び主制御部30の各制御装置46〜47を作動する。さらに、主制御部30内には発射制御装置48が設けられている。
中断ボタンセンサ38は、遊技中断ボタン26が操作されたことを検知し、遊技制御処理を中断させることを示す中断信号をCPU33に送信する。CPU33は、当たりモード中にのみ送信された信号に応答して、遊技制御処理を中断する。遊技制御処理を中断している間に中断信号が入力されると、CPU33は中断している遊技制御処理を再び開始する。なお、当たりモード中以外のときに中断信号が送信された場合は、CPU33は中断信号に応答せずに、引き続き遊技制御処理を実行する。
始動口センサ39は始動入賞口13、大入賞口センサ40は大入賞口17、通常入賞口センサ41は通常入賞口14にパチンコ球が入賞したか否かを検知する。払出口センサ42は払い出し口20からパチンコ球が払い出されたか否かを検知する。これらのセンサ39〜41は入賞したパチンコ球(入賞球)を検知すると、CPU33に入賞信号を送信する。
図柄表示制御装置43はCPU及びメモリを備えており、このCPUによって図柄表示装置12の駆動が制御される。メモリには、図柄表示装置12で図柄を表示するための表示データが格納されている。CPUはメモリから表示データを読み出して図柄を液晶パネル18から表示させる。そして、CPUは、液晶パネル18で表示される図柄ごとに割り当てられた先頭アドレスを監視することにより、どの図柄が液晶パネル18から表示されているかを識別して図柄の変動表示及び停止表示を行う。また、表示データには当たりモードで表示する画像のデータも含まれており、当たりモード中にも遊技の状況に応じた画像が液晶パネル18から表示される。
ランプ制御装置44では、遊技盤面上のランプやパチンコ機10の枠に設けられたランプ、保留ランプ19など、パチンコ機10に設けられた各種ランプの点灯制御が行われる。
音声制御装置45はサウンドメモリを備えており、図柄の変動表示を行っているときや当たりモードへ移行したときなどに、音楽や音声をプログラム化したサウンドプログラムをサウンドメモリから読み出し、サウンドプロセッサを介してスピーカーから音楽や音声などを出力させる。
払出制御装置46は、始動口センサ39、大入賞口センサ40、通常入賞口センサ41のいずれかのセンサによってパチンコ球が入賞したことが検出されると作動される。払出制御装置46はメモリを備えており、このメモリは各入賞口ごとのパチンコ球1個の入賞に対する配当球の個数を記憶している。いずれかの入賞口で入賞が発生すると払出制御装置46は払い出し用のパチンコ球が貯留されている貯留装置を駆動し、入賞口の種類に応じた個数のパチンコ球の払い出しを行わせる。
可動物制御装置47はアタッカ15に連結されており、CPU33によって作動されると、アタッカ15を大入賞口17を開放する位置と大入賞口17を閉じる位置との間で回動させる。また、可動物制御装置47は、遊技盤11の遊技盤面11a上に設けられた可動物の可動を制御する。
発射制御装置48は発射ハンドル10aに連結されており、発射ハンドル10aが操作されると、発射ハンドル10aで調節されたパチンコ球の打ち出しの強さに応じて、パチンコ球を一定時間ごとに発射する。
次に、上記のように構成されたパチンコ機の作用について図4のフローチャートを用いて説明する。パチンコ機10では先ず通常モードでの遊技が行われる。遊技者が発射ハンドル10aを操作し、遊技盤11の遊技盤面11a上にパチンコ球が打ち出されると、打ち出されたパチンコ球は、始動入賞口13又は通常入賞口14又は通過入賞口14aのいずれかに入賞するか、アウト口16に入る。
始動入賞口13にパチンコ球が入賞すると、始動口センサ39でパチンコ球が検出されたことを示す信号がCPU33に入力され、これに応答してCPU33は当たり決定部35を作動する。当たり決定部35は、当たり決定抽選を行って当たりか否かを決定する。
当たり決定部35で抽選が行われると、CPU33は入賞有効ライン上に停止表示させる図柄の組み合わせを決定し、この組み合わせを示す信号を図柄表示制御装置43に入力する。これに応答して、図柄表示制御装置43のCPUはメモリから図柄の表示データを読み出して液晶パネル18での図柄の変動表示を開始させる。
当たり決定部35で当たりが決定された場合、図柄表示制御装置43によって、特定図柄が入賞有効ライン上に揃うように図柄の停止表示が行われて当たりが表示され、通常モードから当たりモードに移行される。
当たりモードでは、CPU33は可動物制御装置47を作動する。可動物制御装置47は、アタッカ15を閉じ位置と開放位置との間で可動する。アタッカ15が開放位置に位置するときは、大入賞口17が開放されるので、大入賞口17にパチンコ球を入賞させることが可能になる。当たりモードでは、大入賞口17の継続入賞口にパチンコ球が入賞したことを条件に、大入賞口17が15回を上限に開放される。大入賞口17は、1回の開放につき例えば30秒経過するまで又はパチンコ球が10個入賞するまで開放され続ける。また、当たりモードに移行されると、図柄表示制御装置43は当たりモードで遊技の状況に応じた画像を液晶パネル18に表示させる。
当たりモードに移行されると遊技中断ボタン26の操作が有効化される。当たりモード中に遊技者が遊技を中断する場合、遊技者は遊技中断ボタン26を押下する。遊技中断ボタン26が押下されると、中断ボタンセンサ38からCPU33に中断信号が送信される。これに応答して、CPU33は、タイマー36及び中断時間判定部37を作動させ、図柄表示制御装置43に中断信号を送信する。タイマー36は遊技制御が中断された時間の計時を開始する。図柄表示制御装置43は、液晶パネル18に表示されている画像を停止させる。また、CPU33は、入賞球を検知する各センサ39〜41から入賞信号を受信した場合にもこれを無効にし、入賞が発生した場合の処理を実行しない。これにより、当たりモードでの遊技制御処理が中断され、当たりモードで遊技を行うことが不可能になる。なお、中断ボタンセンサ38の中断信号を発射制御装置49に入力し、中断信号が送信された場合に発射制御装置49は操作ハンドル10aが操作されても、パチンコ球を発射しないようにしてもよい。
中断時間判定部37が、タイマー36が計時した時間が予め設定された一定時間に達したことを判定した場合又は遊技中断ボタン26が再び押下された場合、CPU33は、図柄表示制御装置43に処理再開信号を送信して、停止させていた画像の表示を引き続き行わせる。また、各センサ39〜41から入賞信号を受信した場合にもこれを有効とし、賞球の払い出しの処理を行う。これにより、中断していた遊技制御処理が再び開始される。
当たりモードが終了すると再び通常モードに移行され、以上の処理が繰り返し行われる。
上記実施形態では、ガラス扉22の前面に遊技中断ボタン26を設けたが、遊技中断ボタン26を設ける位置は遊技者が任意に押下できる位置であれば適宜の位置に設けてよい。
また、遊技中断ボタンは必ずしも遊技者が任意に押下できる位置に設けなくてもよく、例えば、開き位置と閉じ位置との間で回動自在で、かつ閉じ位置でのロックが解除されると開き位置に回動可能となる扉が開き位置に回動されたときに押下可能となる位置に設けてもよい。この場合、例えば図2の二点鎖線で示すように、遊技中断ボタン26と同様の機能を有する遊技中断ボタン60を遊技盤11の遊技盤面上で遊技領域11a以外の部分に設けることにより実現可能となる。遊技中断ボタン60は、ガラス扉22が閉じ位置に位置するときにはガラス扉22で覆われて押下することが不能となる。遊技中断ボタン60を押下する場合には、鍵25による操作によってガラス扉22のロックを解除してガラス扉22を開き位置に回動させる。これにより、例えば鍵25を遊技場の従業員が所有するようにすれば、遊技者が任意に遊技制御処理を中断することで、不要なときに遊技が中断されてパチンコ機10の稼働率が低下することを防止できる。このことは、遊技場の利益を損なうことを防止できることになる。
上記実施形態では、遊技中断入力手段として遊技中断ボタン26を設けたが、遊技中断入力手段としては、例えば図5に示すような、中断信号を送信することを許可するための許可情報を記憶したカード61及びカード61の許可情報を読み取るカードリーダー62を用いてもよい。カードリーダー62にはカード61を挿入するための挿入口62aが形成されている。カードリーダー62には、中断信号を送信する中断信号送信部(中断信号送信手段)63が接続されている。挿入口62aにカード61が挿入されると、カードリーダー62がカード61の許可情報を読み取って中断信号送信部63を作動する。中断信号送信部63はCPU33に中断信号を送信し、これに応答して、CPU33は遊技制御処理を中断する。この場合、上記実施形態と同様に、一定時間が経過するか、又は、カードリーダー62に再びカード61を読み取らせたときに、遊技制御処理を再び実行する。なお、中断信号送信部63はカードリーダー62と一体にしてもよいし、カードリーダー62と別個に設けてもよい。
遊技中断入力手段としてカード61及びカードリーダー62を用いた場合、カード61に記憶させる許可情報を、例えば複数のパチンコ機10のそれぞれに1対1に対応しているカード61であることを示す情報とすれば、遊技を行う遊技者がそのカード61を所有すれば、遊技制御処理を中断して遊技者がパチンコ機10を離れた場合に、他のパチンコ機10に対応したカード61によって遊技者の意志に反して遊技制御処理が再び実行されてしまうことを防止でき、カード61を遊技場の従業員が所有すれば、他のパチンコ機10に対応したカード61が挿入されて、不要なときに遊技が中断されてパチンコ機の稼働率が低下することを防止できる。
また、カード61に記憶させる許可情報を、例えば遊技制御処理を中断するための専用のカード61であることを示す情報とすれば、異なる種類のカードが挿入されて、遊技者の意志に反して遊技制御処理が再び実行されてしまうことを防止でき、カード61を遊技場の従業員が所有すれば、異なる種類のカードが挿入されて、不要なときに遊技が中断されてパチンコ機の稼働率が低下することを防止できる。
また、カード61に記憶させる許可情報を、例えば遊技場の従業員や遊技者のそれぞれに割り当てられたIDとすれば、例えば遊技を行う遊技者がそのカード61を所有すれば、遊技制御処理を中断して遊技者がパチンコ機10を離れた場合に、他の遊技者が所有するカード61によって遊技者の意志に反して遊技制御処理が再び実行されてしまうことを防止でき、カード61を遊技場の従業員が所有すれば、遊技者に不要なときに遊技が中断されてパチンコ機の稼働率が低下することを防止できる。
上記実施形態では、一定時間が経過したときに中断していた遊技制御処理を再び実行したが、遊技制御処理を中断する時間を設定できるようにしてもよい。この場合、遊技場の従業員のみが設定できるようにしてもよいし、遊技者も設定できるようにしてもよい。また、遊技制御処理を中断した時間を計時せずに、遊技中断ボタン26の押下のみで遊技制御処理の中断する、あるいは、遊技制御処理を再び実行してもよい。また、遊技中断ボタンとは別個に遊技制御処理を再び実行させるための専用のボタンを設けてもよい。
上記実施形態では、当たりモードでのみ遊技制御処理が中断されるようにしたが、当たりモード中に限らず通常モードでも遊技制御処理を中断できるようにしてもよい。通常モードで遊技制御処理を中断できるようにする場合は、鍵25を用いた場合以外のときに、ガラス扉22が閉じ位置から回動された場合に中断信号が送信されるようにしておくことが好ましい。これにより、正規な方法とは異なる方法で、ガラス扉22を開放して入賞口にパチンコ球を入賞させることなどの行為を防止して、遊技場の利益の損失を防止できる。
ガラス扉が閉じ位置に位置する状態のパチンコ機の斜視図である。 ガラス扉が開き位置に位置する状態のパチンコ機の斜視図である。 パチンコ機の電気的構成の要部を示す機能ブロック図である。 遊技の流れを示すフローチャートである。 カードリーダーを設けたパチンコ機の斜視図である。
符号の説明
10 パチンコ機
22 ガラス扉
26,60 遊技中断ボタン(遊技中断入力手段)
33 CPU(遊技制御手段)
34 メモリ
38 中断ボタンセンサ(中断信号送信手段)
61 カード
62 カードリーダー
63 中断信号送信部(中断信号送信手段)

Claims (6)

  1. 遊技を行うことを可能にするための処理を実行する遊技制御手段と、
    前記遊技制御手段による処理を中断させることを指示する入力を行うための遊技中断入力手段と、
    前記遊技中断入力手段による入力が行われたことに応答して、前記遊技制御手段による処理を中断させることを示す中断信号を前記遊技制御手段に送信する中断信号送信手段とを設け、
    前記遊技制御手段は、前記中断信号送信手段からの中断信号を受信して、遊技を行うことを可能にするための処理を中断することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記遊技制御手段は、通常モードと、特定の入賞口が予め設定された回数を上限に開放されて通常モードよりも遊技者が有利になる当たりモードとで遊技を行うことを可能にするための処理を実行するとともに、当たりモード中に前記中断信号送信手段からの中断信号を受信した場合に、当たりモードで遊技を行うことを可能にするための処理を中断することを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 前記遊技中断入力手段は、遊技者が任意に押下することが可能な位置に設けられた遊技中断ボタンであることを特徴とする請求項1又は2記載の弾球遊技機。
  4. 前記遊技中断入力手段は、前記中断信号送信手段が中断信号を送信することを許可するための許可情報を記憶したカード及び前記カードの許可情報を読み取るカードリーダーであることを特徴とする請求項1又は2記載の弾球遊技機。
  5. 前記弾球遊技機は、開き位置と閉じ位置との間で回動自在で、かつ前記閉じ位置でのロックが解除されると開き位置に回動可能となる扉を備え、
    前記遊技中断入力手段は、前記扉が開き位置に回動されたときに押下可能となる位置に設けられた遊技中断ボタンであることを特徴とする請求項1又は2記載の弾球遊技機。
  6. 前記遊技制御手段による処理を中断した時間を計時するタイマーと、前記タイマーが計時した時間が予め設定された一定時間に達したか否かを判定する中断時間判定手段とを設け、前記遊技制御手段は、前記中断時間判定手段によって前記タイマーが計時した時間が予め設定された一定時間に達したことが判定された場合に、中断していた処理を再び実行することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の弾球遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007097602A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Sankyo Kk 遊技機
JP2012010927A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2015100363A (ja) * 2013-11-20 2015-06-04 株式会社大一商会 遊技機

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