JP2006238980A - ワイヤー連結体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 座席等のクッション部材を支えるためのワイヤー連結体であって、使用時における異音の発生を的確に防止することができるワイヤー連結体を提供する。
【解決手段】 クッション部材を支える複数のワイヤーが組み合わされており、更に特定の荷重がかかる個所には補強用ワイヤー3が配置されているワイヤー連結体において、前記補強用ワイヤー3は枠本体1の荷重がかかる方向に対して縦に並べて固定されているとともに、縦方向の相隣る固定部間では荷重方向に対して横方向に互いにずらし、かつ枠本体1と同一平面内に位置するよう配置されているものとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、座席等のクッション部材を支えるためのワイヤー連結体であって、使用時における異音の発生を的確に防止することができるワイヤー連結体に関するものである。
従来から、例えば車両用シートや各種椅子やベッド等として、ウレタン発泡体からなるクッション部材と、それを支えるための複数のワイヤーが組み合わされたワイヤー連結体からなるものが知られている。また、このワイヤー連結体には腰部や臀部などの大きな荷重がかかる個所や、ランバーサポート機構により押圧される特定個所に補強用ワイヤーを配置することも行われている。この補強用ワイヤーの取り付け方法としては、特許文献1や特許文献2に示されるように、ワイヤー連結体を構成する枠本体と補強用ワイヤーとをクリップで束ねるように固定する方法が普通である。
しかしながら、図8に示されるように、ワイヤー連結体に大きな荷重がかかった場合は、クリップ23で固定した個所の枠本体21と補強用ワイヤー22の曲率半径(R1<R2)の違いから円周差が生じ、クリップ23のカシメ部において応力が生じることとなる。そして、この応力が長期にわたって作用すると、やがてはクリップ23のカシメ部にズレが発生し、摩擦異音が発生するという問題点があった。
なお、枠本体21と補強用ワイヤー22を荷重方向に対して平行に並べ同一平面内となるようにカシメれば円周差の問題はなくなるが、現状ではクリップ23のカシメ装置が枠本体21の面に対して垂直方向からしか操作できない構造である。それは、2つのワイヤーを平行に並べて同一平面内となるようにカシめられるよう装置を変更すると、ワイヤー連結体内に装置が入らない部位が生じてしまうからである。
一方、応力対策としてワイヤー表面に樹脂コーティングすることも行われているが、コーティング膜の耐久性から耐荷重性には限度があるという問題点があり、また長期間にわたって使用しているとコーティング膜が摩耗消滅してしまい、いずれは異音を発生させることになるという懸念もあった。
実開平6−50545号公報 実開平1−97756号公報
本発明は上記のような問題点を解決して、使用時における異音の発生を的確に防止することができ、また現状のカシメ装置を用いて2つ以上のワイヤーを簡単に連結できるワイヤー連結体を提供することを目的として完成されたものである。
上記課題を解決するためになされた本発明のワイヤー連結体は、クッション部材を支える複数のワイヤーが組み合わされており、更に特定の荷重がかかる個所には補強用ワイヤーが配置されているワイヤー連結体において、前記補強用ワイヤーは枠本体の荷重がかかる方向に対して縦に並べて固定されているとともに、縦方向の相隣る固定部間では荷重方向に対して横方向に互いにずらし、かつ枠本体と同一平面内に位置するよう配置されていることを特徴とするものである。
請求項1のワイヤー連結体では、特定の荷重がかかる個所に設ける補強用ワイヤーは枠本体の荷重がかかる方向に対して縦に並べて固定されているとともに、縦方向の相隣る固定部間では荷重方向に対して横方向に互いにずらし、かつ枠本体の同一平面内に位置するよう配置されているものとすることにより、荷重がかかった際における2つのワイヤーの円周差をなくし、カシメ部におけるズレの発生を防止して、摩擦異音の発生を防止することとなる。
また請求項2に係る発明では、自動車用のシートのように、荷重のかかりやすいものにおいても異音の発生を防止することとなる。
また請求項3に係る発明では、荷重が顕著にかかるランバーサポート機構においても的確に異音の発生を防止することとなる。
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい形態を示す。
図面は、本発明を一例として自動車用シートのシートバックに用いられているワイヤー連結体に適用した場合を示すものである。図1は、ワイヤー連結体の全体斜視図であり、図中1は枠本体、2はこの枠本体1に張設される複数本のスプリング線(Sバネであってもよい)、3は補強用ワイヤー、4は該補強用ワイヤー3を枠本体1に固定するクリップである。
またシートバックには、ランバーサポート機構(図示せず)が取り付けられており、枠本体1の腰部に相当する部分が押圧されると前方側へ屈曲変形する構造であり、この荷重がかかる個所に補強用ワイヤー3が縦に2本固定されたものとなっている。
この補強用ワイヤー3は、両端部をクリップ4により固定されている点は従来と同じであるが、本発明では縦方向の相隣る固定部間では荷重方向に対して横方向に互いにずらし、かつ枠本体1と同一平面内に位置するよう配置されている。
即ち、図2および図5に示されるように、補強用ワイヤー3の端部は荷重方向と同一方向となるように枠本体1と縦並びにクリップ4で固定されており、この固定部よりも中央部側は屈曲部3aで折り曲げられて枠本体1と同一平面内に水平に位置するよう配置されている。つまり、屈曲部3aは先ず水平方向に折り曲げられ、次いで枠本体1の直径分だけ垂直方向に折り曲げられてL字状に形成されたものであり、枠本体1と補強用ワイヤー3はA−A部では荷重方向と同一方向(図3参照)に、B−B部では横方向に互いにずれ、かつ同一平面内(図4参照)に位置するものとなっている。
この結果、ランバーサポート機構の作動により、枠本体1の腰部に相当する部分が押圧されて前方側へ屈曲変形した場合、枠本体1は補強用ワイヤー3の補強により局部的に屈曲することなく、しかも適度な剛性でもって快適に腰部を支えることとなる。しかも、補強用ワイヤー3は固定部を除いて枠本体1と同一平面内にあるため、荷重がかかった際における2つのワイヤーの円周差がなくなり、カシメ部におけるズレの発生がなく摩擦異音の発生を確実に防止することとなる。
なお、前記の補強用ワイヤー3としては、図6に示されるように、水平方向への折り曲げ部分を長くすることもできる。これにより、枠本体1の形状等に対応して任意に形状をかえ、組み付け作業性の向上を図ることができる。ただし、垂直方向への折り曲げ量は枠本体1の直径分と等しくして、補強用ワイヤー3を枠本体1と同一平面内に位置させる必要がある。
また、補強用ワイヤー3としては、図7に示されるように、四角枠状に形成したものや、その他の任意の形状にすることができ、補強用ワイヤー3の生産性の向上や、組み付け作業性の向上を図ることができる。
以上の説明からも明らかなように、本発明は特定の荷重がかかる個所に配置された補強用ワイヤー3は、枠本体1の荷重がかかる方向に対して縦に並べて固定されているとともに、縦方向の相隣る固定部間では荷重方向に対して横方向に互いにずらし、かつ枠本体1と同一平面内に位置するよう配置されている構造とすることにとり、荷重がかかった際における2つのワイヤーの円周差をなくし、カシメ部におけるズレの発生を防止して、摩擦異音の発生を防止できることとなる。また、現状のカシメ装置を用いて2つ以上のワイヤーを簡単に連結でき優れた組立作業性を発揮することができることとなる。更には、ワイヤーの樹脂コーティングも最小限のものとして生産コストの低減化も図れるという利点も有するものである。
なお、以上の説明は自動車用シートのシートバックに用いられているワイヤー連結体に適用した場合について行ったが、その他、各種椅子やベッド等にも同様に適用できることは勿論である。
本発明の実施の形態を示す斜視図である。 腰部を示す斜視図である。 図2のA−A部における切欠斜視図である。 図2のB−B部における切欠斜視図である。 補強用ワイヤーを示す斜視図である。 その他の補強用ワイヤーを示す斜視図である。 その他の例を示す斜視図である。 従来例において荷重が作用した場合を示す説明図である。
符号の説明
1 枠本体
2 スプリング線
3 補強用ワイヤー
3a 屈曲部
4 クリップ

Claims (3)

  1. クッション部材を支える複数のワイヤーが組み合わされており、更に特定の荷重がかかる個所には補強用ワイヤーが配置されているワイヤー連結体において、前記補強用ワイヤーは枠本体の荷重がかかる方向に対して縦に並べて固定されているとともに、縦方向の相隣る固定部間では荷重方向に対して横方向に互いにずらし、かつ枠本体と同一平面内に位置するよう配置されていることを特徴とするワイヤー連結体。
  2. 車両用シートのシートバックに使用されるバックフレームワイヤである請求項1に記載のワイヤー連結体。
  3. 特定の荷重が、ランバーサポート機構により発生するものである請求項2に記載のワイヤー連結体。
JP2005055382A 2005-03-01 2005-03-01 ワイヤー連結体 Withdrawn JP2006238980A (ja)

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