JP2006238349A - ネットワーク・コントロール・ユニットおよびその制御方法,ネットワーク・コントロール・ユニットを制御するプログラム - Google Patents

ネットワーク・コントロール・ユニットおよびその制御方法,ネットワーク・コントロール・ユニットを制御するプログラム Download PDF

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Abstract

【目的】 所定回数の呼出信号の着信前に電話機等においてオフフックが行われた場合であっても,電話機等によるオフフックによって接続された回線を開放することなく(回線接続状態を保持したまま),センタとの間でデータ通信を行うことができるようにする。
【構成】 NCU13の後位に電話機14が接続されている。NCU13の通信制御回路13および電話機14の両方において,ループ閉成/開放を行うことができる。センタ・サーバからの所定回数のリンギング信号の到達前に,電話機14でオフフック(ループ閉成)が行われると,通信制御回路13においてもループ閉成が行われる。その後,電話機14が通信路から遮断される。
【選択図】 図2

Description

この発明は,ガス,水道,電気等の遠隔自動検針システムに用いられるネットワーク・コントロール・ユニットおよびその制御方法,ならびにネットワーク・コントロール・ユニットの制御プログラムに関する。
LPガス,都市ガス,水道,電気等の遠隔自動検針システムは,そのほとんどが電話回線を使用したノーリンギング方式を採用する。ノーリンギング方式では,電話機の呼出し音を鳴らさないノーリンギング信号が,遠隔自動検針システムの管理センタから(より正確には,電気通信事業者の交換局から),顧客(LPガス等の使用者)の住居等に設置されたネットワーク・コントロール・ユニット(Network Control Unit)(網制御装置)(以下,NCUという)に送信される。NCUは,顧客の住居等において電話回線と電話機等の間の通信経路上に設けられ,かつガス・メータ,水道メータ等とデータ線(信号線)によって接続されている。管理センタからのノーリンギング信号を受信したNCUは,受信した信号がノーリンギング信号であること(逆に言えば,通常の通話やファクシミリ通信に用いられるリンギング信号でないこと)を検知すると,LPガス・メータ,都市ガス・メータ,水道メータ等からメータ値を読出し,読出したメータ値を電話回線を通じてセンタに向けて送信する。
近年,ノーリンギング方式の通信サービスを提供している電気通信事業者以外の電気通信事業者(一般に,新電電と呼ばれる)が,固定電話サービス(直収固定電話サービス)の提供を始めている。新電電にはノーリンギング方式の通信サービスを提供していないものがある。このため,自動遠隔検針システムを利用しているLPガス等の使用者が,固定電話サービスの事業者を新電電に切換えてしまうと,ノーリンギング信号の使用を前提として設計されているNCUが動作せず,自動検針が不可能になってしまう。
特許文献1には,リンギング信号を利用した自動遠隔検針システムが記載されている。この自動遠隔検針システムでは,センターから検針先の端末網制御装置に向けて発信(ダイヤル)が行われる。所定の呼出回数に至る前に端末網制御装置の後方接続機器(下流側接続機器)(留守番電話機等)がループ(オフフック)した場合,端末網制御装置はセンターからのID信号を待ち,ID信号の受信に応じて回線開放する。その後,端末網制御装置からセンターに向けて端末発信(端末網制御装置によるダイヤル)が行われる。なお,センターからの呼出が所定の呼出回数に至れば,端末網制御装置がループする。
特許文献1に記載の自動遠隔検針システムもリンギング信号によって自動検針が可能である。しかしながら,センター側からの発信(ダイヤル)の後,所定の呼出回数に至る前に端末網制御装置の後方接続機器(下流側接続機器)(留守番電話機等)がループ(オフフック)した場合,一旦回線接続状態を終了し(回線開放),その後に端末網制御装置側からセンタに向けて発信(ダイヤル)して再び回線接続を行っている。すなわち,2回の発信処理(回線接続処理)が必要とされる。
特開2004−201157号公報
この発明は,所定回数の呼出信号(リンギング信号)の着信前に電話機等においてオフフックが行われた場合であっても,電話機等によるオフフックによって接続された回線を開放することなく(接続状態を保持したまま),センタとの間でデータ通信を行うことができるようにすることを目的とする。
この発明によるネットワーク・コントロール・ユニットは,敷設された電話回線と後位通信機器と間の通信経路上に設けられ,上記電話回線に接続された信号線を二つに分岐して一の信号線を上記後位通信機器との接続に,他の信号線を検針メータとの接続に用いるネットワーク・コントロール・ユニットである。このネットワーク・コントロール・ユニットは,センタ・サーバからのダイヤル(発信)に基づいて交換局から所定時間間隔で送出されるリンギング信号の着信回数をカウントするカウンタ,上記後位通信機器において上記一の信号線に対するループ閉成が行われたことを検知する後位通信機器ループ閉成検知手段,上記カウンタによる所定回数のリンギング信号のカウントの前に,上記後位通信機器ループ閉成検知手段によって後位通信機器におけるループ閉成が行われたことが検知された場合に,上記センタ・サーバから送信される特殊信号の受信に応答して上記他の信号線に対するループ閉成を行うループ閉成手段,上記ループ閉成手段による他の信号線に対するループ閉成処理の完了後に,上記後位通信機器との接続に用いられる上記一の信号線を遮断するスイッチング手段,上記センタ・サーバから送信される上記検針メータに対する制御信号を受信する制御信号受信手段,および上記制御信号受信手段によって受信された制御信号に基づいて,上記検針メータを制御する検針メータ制御手段を備えている。
この発明によるネットワーク・コントロール・ユニットの制御方法は,敷設された電話回線と後位通信機器と間の通信経路上に設けられ,上記電話回線に接続された信号線を二つに分岐して一の信号線を上記後位通信機器との接続に,他の信号線を検針メータとの接続に用いるネットワーク・コントロール・ユニットを制御する方法である。センタ・サーバからのダイヤル信号(発信)に基づいて交換局から所定時間間隔で送出されるリンギング信号の着信回数をカウントし,所定回数のリンギング信号のカウントの前に,後位通信機器におけるループ閉成が行われたことが検知された場合に上記センタ・サーバから送信される特殊信号の受信に応答して,上記他の信号線に対するループ閉成を行い,上記他の信号線に対するループ閉成処理の完了後に,上記後位通信機器との接続に用いられる上記一の信号線を遮断し,回線接続された上記センタ・サーバから送信される上記検針メータに対する制御信号を受信し,受信された制御信号に基づいて,上記検針メータを制御することを特徴とする。
この発明はまた,上記ネットワーク・コントロール・ユニットを制御するためのプログラムも提供している。ネットワーク・コントロール・ユニットを制御するプログラムは,ネットワーク・コントロール・ユニットに設けられたメモリに記憶される。
敷設された電話回線にネットワーク・コントロール・ユニットが接続され,このネットワーク・コントロール・ユニットに電話機,ファクシミリ機等の通信機器が接続される。電話回線からみて,電話機等の通信機器はネットワーク・コントロール・ユニットの後位に位置するので,この発明において電話機等の通信機器を後位通信機器と呼ぶ。
ネットワーク・コントロール・ユニットにおいて,電話回線(電話回線と接続された信号線)は二つに分岐される。分岐先の一つ(一の信号線)が電話機等の後位通信機器との接続に用いられ,他の一つ(他の信号線)がガス,電気,水道等の検針メータとの接続に用いられる。
センタ・サーバにおいてダイヤル(パルス・ダイヤルおよびトーン・ダイヤルのいずれをも含む)が行われると,交換局は,電話回線を通して所定時間間隔で(断続的に)リンギング信号(呼出信号)を送出する。断続的なリンギング信号の数が,ネットワーク・コントロール・ユニットに備えられたカウンタによってカウントされる。また,上述した分岐によって,後位通信機器にもリンギング信号が与えられる。
上記カウンタによる所定回数(たとえば,20回)のリンギング信号のカウントの前に,後位通信機器におけるループが閉成されると(たとえば,電話機のハンドセットが持ち上げられると,電話機においてループが閉成される),センタ・サーバと電話機との間の回線ループが確立する。回線確立の後,上記センタ・サーバから特殊信号が送信される。
特殊信号が受信されると,ネットワーク・コントロール・ユニットでは,検針メータとの接続に用いられる上記他の信号線に対するループ閉成が行われる。すなわち,後位通信機器およびネットワーク・コントロール・ユニットの両方において,二重にループ閉成が行われている状態になる。
ネットワーク・コントロール・ユニットにおける上記他の信号線に対するループ閉成処理の完了後に,上記後位通信機器との接続に用いられる上記一の信号線が遮断(接続オフ)される(後位通信機器の切離処理)。これにより,後位通信機器におけるループ閉成が解除される。ネットワーク・コントロール・ユニットにおいてもループ閉成が行われているので,発信側(センタ・サーバ)と着信側(ネットワーク・コントロール・ユニット)の間では,回線ループは確立されたままである。
その後,上記センタ・サーバから上記検針メータに対する制御信号が送信される。制御信号を受信したネットワーク・コントロール・ユニットによって,制御信号に基づいて,上記検針メータが制御される(メータ値読出し,ガス供給菅の強制遮断等)。もちろん,センタ・サーバが必要とする情報(読出されたメータ値など)は,センタ・サーバに電話回線を通じて送信される。
好ましくは,上記検針メータの制御の後に,上記スイッチング手段によって上記一の信号線が再び接続される。
この発明によると,所定回数のリンギング信号のカウント前に,後位通信機器におけるループ閉成が行われた場合であっても,センタ・サーバとの間の回線リンクを継続して保持したまま,センタ・サーバとネットワーク・コントロール・ユニット(検針メータ)とをデータ通信可能に接続することができる。ネットワーク・コントロール・ユニットからあらためてセンタ・サーバに向けて発信(ダイヤル)する必要がなく,効率のよいデータ通信を行うことができる。
また,ネットワーク・コントロール・ユニットにおけるループ閉成処理および後位通信機器の切離処理は,センタ・サーバから送信される特殊信号の受信を待って行われるので,一般的な通話のための電話通信等(たとえば,発呼先(相手方)の電話機と,ネットワーク・コントロール・ユニットに接続されている電話機等との回線接続)が,ネットワーク・コントロール・ユニットによって遮断されることもない。
図1は遠隔自動ガス検針システムの全体的な構成を示すものである。
顧客(ガス使用者)の住居(以下,顧客宅という)に設置されているガス器具10に,ガス・ボンベ11からガス管を通してガスが供給される。ガス器具10の使用によって消費されるガスの消費量(使用量)は,顧客宅に設置されているガス・メータ12によって検知(記録)される。遠隔自動ガス検針システムは,ガス会社等の従業員等が定期的(たとえば,1カ月ごと)に顧客宅を訪問してガス・メータ12のメータ値を記録すること(マニュアル検針)に代えて,ガス・メータのメータ値を電話回線(公衆回線)を通じて定期的にガス管理会社のセンタ・サーバ30に送信するシステムである(遠隔自動検針)。
遠隔自動ガス検針システムでは,顧客宅に設置されるNCU(Network Control Unit:網制御装置)13が用いられる。NCU13は,顧客宅においてガス・メータ12および電話機14に信号線によって接続される。NCU13は,電話回線と電話機14との間の信号経路上に設けられる。
遠隔自動ガス検針システムは,敷設されている電話回線をガス・メータ12の検針にも利用するものであるから,顧客宅に設置されたNCU13とガス管理会社のセンタ・サーバ30との間の通信経路上には,電気通信事業者の交換局20が存在する。交換局20は2つ以上存在することもある。
図2は,NCU13の電気的構成を示すブロック図である。
NCU13は,メモリ42を含むCPU41によってその動作が全体的に制御される。メモリ42には,NCU13の動作を制御するための制御プログラム(ファーム・ウエア)が記憶されており,この制御プログラムにしたがってCPU41はNCU13を動作させる。制御プログラムは,メモリ42の取替え,ネットワークを通じたダウンロード等によって書換え可能である。
CPU41には,ループ閉成/開放のためのスイッチ素子43aを含む通信制御回路43,極性反転を検知しかつ呼出信号を検知する極性反転/呼出信号検知回路44,電話機14においてループ閉成(オフフック)が行われたことを検知する後位通信機器オフフック検知回路45,電話機14と電話回線(NCU13)との通信線の切離/接続を行うスイッチ回路46の動作を制御するスイッチ駆動回路47,およびインターフェース48が接続されている。インターフェース48を介して,NCU13にガス・メータ12が接続される。
顧客宅に敷設された電話回線(電話回線に接続されるNCU13内の信号線)は,NCU13内において二つに分岐し,その一方はNCU13内の通信制御回路43に接続され,他方はスイッチ回路46を介して電話機14に接続されている。通信制御回路43および電話機14のいずれにもループ閉成/開放のためのスイッチ素子(一般には電子スイッチ)43a,14aが設けられている。電話回線のループ閉成/開放を,NCU13(通信制御回路43)と電話機14の両方で行うことができる。
NCU13のスイッチ回路46は,同期して動作する2つのスイッチ素子46a,46b(電子スイッチであっても,リレースイッチ等の機械的なスイッチでもよい)を含む。初期状態(定常状態)では,スイッチ素子46a,46bによって電話機14と電話回線の接続はオンとされている。後述するように,CPU41から切断命令(遮断命令)がスイッチ駆動回路47に与えられると,スイッチ駆動回路47によってスイッチ回路46(スイッチ素子46a,46b)が制御され,電話機14と電話回線と接続がオフにされる(電話機14が電話回線(またはNCU13)から切離される)。
図3および図4,ならびに図5は,ガス・メータの検針処理におけるセンタ・サーバ30,交換局20,NCU13および電話機14のそれぞれの処理の流れを示すフローチャートである。図3〜図5において,センタ・サーバ30に設けられている通信装置(センタ・サーバ30側のNCU)の処理は,センタ・サーバ30による処理として図示されている。
NCU13は,呼出信号が所定回数に至る前に電話機14においてオフフックが行われた場合と,所定回数の呼出信号を受信した場合とで異なる処理を行う。図3および図4は呼出信号が所定回数に至る前に電話機14においてオフフックが行われた場合を,図5はNCU13が所定回数の呼出信号を受信した場合(呼出信号が所定回数に至る前に,電話機14においてオフフックが行われなかった)をそれぞれ示している。
(1)呼出信号が所定回数に至る前に電話機14においてオフフックが行われた場合(図3および図4)
この実施例の遠隔自動ガス検針システムは,ノーリンギング方式ではなくリンギング方式を使用する。また,上述したように,電話回線は(電話回線に接続されるNCU13内の信号線)は,NCU13内において二つに分岐し,その一方はNCU13内の通信制御回路43に接続され,他方はスイッチ回路46を介して電話機14に接続されている。このため,センタ・サーバ30と顧客宅に設置されたNCU13との間のリンク確立(回線確立,回線接続)のためにセンタ・サーバ30が顧客宅の電話番号をダイヤルすると,顧客宅に設置されている電話機14から呼出ベルが発生する(呼出ベルが,センタ・サーバ30からのダイヤルによるものであるのか,一般的な加入電話機等からのダイヤルによるものであるのかは,呼出ベルでは解らない)。このため,センタ・サーバ30とNCU13との間のリンク確立よりも前に,顧客が電話機14のハンドセットを持上げることもある。また,留守番機能付電話機であれば,所定回数の呼出信号の受信に応答して自動応答(自動オフフック)する。図3および図4に示す処理は,このような状況(呼出信号が所定回数に至る前に電話機14においてオフフックが行われた場合)のときの処理である。
センタ・サーバ30(センタ・サーバ30に設けられたNCU)においてオフ・フック(ループ閉成)が行われると,電話回線に回線電流が流れ,交換局20はセンタ・サーバ30においてオフフックが行われたことを検知する。交換局30はセンタ・サーバ30に発信音(トーン信号)を送信する。センタ・サーバ30は,ガス検針すべき顧客宅の電話番号をダイヤルする(ダイヤル信号の送信)。
ダイヤル信号を受信した交換局20は,交換局20と顧客宅との間の電話回線の極性を反転させる。
電話回線の極性反転はNCU13の極性反転/呼出信号検知回路44で検知される。電話機14も極性反転/呼出信号検知回路を含むので(図示略),電話機14においても電話回線の極性反転が検知される。
交換局20は,NCU13に断続的に(所定時間間隔で)呼出信号を送出し,かつセンタ・サーバ30に断続的に呼出音を送出する。
交換局20からNCU13に送出された呼出信号は,NCU13の極性反転/呼出信号検知回路44で検知され,かつ電話機14の極性反転/呼出信号検知回路で検知される。
断続的な呼出信号に応じて,電話機14からは断続的に呼出ベルが鳴る。
NCU13の極性反転/呼出信号検知回路44は,断続的な呼出信号に応じたパルス信号をCPU41に入力する。CPU41において,極性反転/呼出信号検知回路44から与えられるパルス信号の数(呼出信号の到達回数)がカウントされる。
所定回数(たとえば,20回)の呼出信号の受信よりも前に,電話機14のハンドセットが持ち上げられたとする。ハンドセットが持上げられることにより,電話機14内においてスイッチ素子14aがオンされ,電話機14内において電話回線のループ(以下,電話機内ループという)が閉成される。
電話機14において電話機内ループが閉成されると,電話機14と交換局20との間に回線電流が流れる。これにより,交換局20はループ閉成されたことを検知する(電話機14におけるループ閉成であるか,後述するNCU13におけるループ閉成であるかについては,交換局20において検知されない)。
電話機14において電話機内ループが閉成されたことは,NCU13の後位通信機器オフフック検知回路45においても検知される。後位通信機器オフフック検知回路45は,電話機14において電話機内ループが閉成された(オフフックが行われた)旨を表すデータをCPU41に与える。これにより,CPU41は,次に説明するセンタ・サーバ30から送信されるNCU起動信号のスタンバイ状態に入る。
ループ閉成を検知した交換局20は,発呼元のセンタ・サーバ30と交換局20との間の電話回線の極性を反転させ,かつセンタ・サーバ30への呼出音の送出を停止する。交換局20と電話機14との間の電話回線の極性反転と,交換局20とセンタ・サーバ30との間の電話回線の極性反転とによって,センタ・サーバ30と電話機14との間の回線リンクが確立する(通信可能な状態になる)。
回線リンクが確立すると,センタ・サーバ30はNCU起動信号をNCU13に送出する。NCU起動信号には,たとえばPB(Push Button)信号が用いられる。
NCU起動信号は,NCU13の通信制御回路43と電話機14とのそれぞれにおいて受信される。
電話機14では,NCU起動信号が受信されることによって短い音として受話器から聞こえることがある。NCU起動信号に基づく特段の処理は,電話機14では行われない。
他方,NCU13では,NCU起動信号が受信されると,通信制御回路43中に設けられたスイッチ素子43aがオンされる。NCU13内において電話回線のループ(以下NCUループという)が閉成される。
NCUループが閉成されたことがCPU41によって検知される。NCUループの閉成を検知したCPU41は,スイッチ駆動回路47に回線切断信号を出力する。
回線切断信号が与えられたスイッチ駆動回路47は,スイッチ回路46に含まれるスイッチ素子46a,46bをオフする。これにより,電話機14が電話回線から切離され,電話機ループが解除される。また,電話回線からの印加電圧がゼロになるので電話機14では電話機ループが開放される(スイッチ素子14aがオフされる)。
上述したように,NCU13の通信制御回路43においてNCUループが閉成されているので,電話機14が電話回線から切離されても(電話機ループが解除(開放)されても),センタ・サーバ30とNCU13との間の回線リンクの確立された状態は,維持される。
NCU13の通信制御回路43は,応答信号をセンタ・サーバ30に送信する。NCU13からの応答信号を受信したセンタ・サーバ30は,NCU13にメータ読出信号を送信する。メータ読出信号を受信したNCU13では,CPU41からメータ値読出し命令が出力される。メータ値読出し命令は,インターフェース48を介してガス・メータ12に与えられる。メータ値読出し命令に応じてガス・メータ12からメータ値が読み出される。メータ値はインタフェース48,CPU41および通信制御回路43を介して,センタ・サーバ30に送信される。
メータ値を受信したセンタ・サーバ30は,通信終了信号をNCU13に送信する。通信終了信号を受信したNCU13の通信制御回路43は,通信終了応答信号をセンタ・サーバ30に送信する。
NCU13からの通信終了応答信号を受信したセンタ・サーバ30はオンフック(ループ開放)を行う。センタ・サーバ30においてオンフックが行われたことを検知した交換局20は,交換局20とセンタ・サーバ30との間の電話回線の極性を反転(復極)させ,かつ交換局20とNCU13との間の電話回線の極性を反転(復極)させる。NCU13の通信制御回路43は,極性の復極を検知すると,通信制御回路43内のスイッチ素子43aをオフし,NCUループを開放する。
NCUループの開放が行われたことが,CPU41によって検知される。CPU41は,スイッチ駆動回路47に回線接続信号を出力する。スイッチ駆動回路47は,回線接続信号が与えられると,スイッチ回路46のスイッチ素子46a,46bをオンする。電話機14と電話回線とが再び接続される(初期状態に戻る)。
(2)呼出信号が所定回数に至るまでの間に,電話機14においてオフフックが行われなかった場合
次に,呼出信号が所定回数に至るまでの間に電話機14においてオフフックが行われず,NCU13に所定回数の呼出信号が受信された場合について,図5を参照して説明する。図3に示す処理と同一の処理についての説明は省略する。
上述したように,センタ・サーバ30によるダイヤルに基づく呼出信号の数が,NCU13のCPU41においてカウントされる。
所定回数(たとえば,20回)の呼出信号の数のカウントに応答して,CPU41は,通信制御回路43に回線接続命令を出力する。これにより,通信制御回路43中に設けられたスイッチ素子43aがオンされる。NCU13内において電話回線のループ(NCUループ)が閉成される。電話機14における電話機ループは開放されたままの状態である。
センタ・サーバ30からNCU起動信号が送出され,NCU13において受信される。応答信号がNCU13からセンタ・サーバ30に送信される(NCU起動信号に基づくNCUループ閉成処理および電話機切離処理は行われない)。
センタ・サーバ30とNCU13との間のその後のデータ通信処理は,上述した通りである(図4)。なお,電話機切離処理が行われないのであるから,電話機接続処理も行われない。
このようにして,リンギング方式によっても自動遠隔ガス検針が実現される。現在普及している(顧客宅に設置されている)ノーリンギング方式に対応するNCU13は,上述した図2に示す電気的構成を備えている。このため,既に顧客宅に設置されているNCU13のメモリ42に記録されている制御プログラム(ファームウエア)を,上述した処理を行う制御プログラム(ファームウエア)に書換えることによって,顧客が,ノーリンギング方式を提供する電気通信事業者の固定電話サービスから,ノーリンギング方式を提供していずリンギング方式のみを提供する電気通信事業者(新電電)の固定電話サービスに切換えたとしても,引き続き遠隔自動ガス検針システムを利用することができる。固定電話サービスの切り換えによって,遠隔自動ガス検針システムを利用することができない状況となってしまうのを回避することできる。また,NCU13自体は従前のものをそのまま利用することができるので,顧客の経済的負担を少なくすることもできる。
NCU13を,従来のリンギング方式による自動遠隔ガス検針と上述したノーリンギング方式による自動遠隔ガス検針の両方に対応させることができるのは言うまでもない。
上述した実施例では,電話回線が一般公衆回線(アナログ回線)であることを前提としているが,電話回線はディジタル回線であってもよい。
遠隔自動ガス検針システムの全体的な構成を示すブロック図である。 NCUの電気的構成を示すブロック図である。 センタ・サーバ,交換局,NCUおよび電話機間のガス検針時における処理の流れを示すフローチャートである。 センタ・サーバ,交換局およびNCU間のガス検針時における処理の流れを示すフローチャートである。 センタ・サーバ,交換局,NCUおよび電話機間のガス検針時における処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 ガス器具
11 ガス・ボンベ
12 ガス・メータ
13 NCU
14 電話機
20 交換局
30 センタ・サーバ

Claims (4)

  1. 敷設された電話回線と後位通信機器と間の通信経路上に設けられ,上記電話回線に接続された信号線を二つに分岐して一の信号線を上記後位通信機器との接続に,他の信号線を検針メータとの接続に用いるネットワーク・コントロール・ユニットであって,
    センタ・サーバからのダイヤルに基づいて交換局から所定時間間隔で送出されるリンギング信号の着信回数をカウントするカウンタ,
    上記後位通信機器において上記一の信号線に対するループ閉成が行われたことを検知する後位通信機器ループ閉成検知手段,
    上記カウンタによる所定回数のリンギング信号のカウントの前に,上記後位通信機器ループ閉成検知手段によって後位通信機器におけるループ閉成が行われたことが検知された場合に,上記センタ・サーバから送信される特殊信号の受信に応答して上記他の信号線に対するループ閉成を行うループ閉成手段,
    上記ループ閉成手段による他の信号線に対するループ閉成処理の完了後に,上記後位通信機器との接続に用いられる上記一の信号線を遮断するスイッチング手段,
    上記センタ・サーバから送信される上記検針メータに対する制御信号を受信する制御信号受信手段,および
    上記制御信号受信手段によって受信された制御信号に基づいて,上記検針メータを制御する検針メータ制御手段,
    を備えたネットワーク・コントロール・ユニット。
  2. 上記スイッチング手段は,
    上記検針メータ制御手段による上記検針メータの制御の後に,上記一の信号線を再び接続するものである,
    請求項1に記載のネットワーク・コントロール・ユニット。
  3. 敷設された電話回線と後位通信機器と間の通信経路上に設けられ,上記電話回線に接続された信号線を二つに分岐して一の信号線を上記後位通信機器との接続に,他の信号線を検針メータとの接続に用いるネットワーク・コントロール・ユニットの制御方法であって,
    センタ・サーバからのダイヤルに基づいて交換局から所定時間間隔で送出されるリンギング信号の着信回数をカウントし,
    所定回数のリンギング信号のカウントの前に,後位通信機器におけるループ閉成が行われたことが検知された場合に上記センタ・サーバから送信される特殊信号の受信に応答して,上記他の信号線に対するループ閉成を行い,
    上記他の信号線に対するループ閉成処理の完了後に,上記後位通信機器との接続に用いられる上記一の信号線を遮断し,
    上記センタ・サーバから送信される上記検針メータに対する制御信号を受信し,
    受信された制御信号に基づいて,上記検針メータを制御する,
    ネットワーク・コントロール・ユニットの制御方法。
  4. 敷設された電話回線と後位通信機器と間の通信経路上に設けられ,上記電話回線に接続された信号線を二つに分岐して一の信号線を上記後位通信機器との接続に,他の信号線を検針メータとの接続に用いるネットワーク・コントロール・ユニットの制御プログラムであって,
    センタ・サーバからのダイヤルに基づいて交換局から所定時間間隔で送出されるリンギング信号の着信回数をカウントするカウント処理,
    上記後位通信機器において上記一の信号線に対するループ閉成が行われたことを検知する後位通信機器ループ閉成検知処理,
    所定回数のリンギング信号のカウントの前に,後位通信機器におけるループ閉成が行われたことが検知された場合に上記センタ・サーバから送信される特殊信号の受信に応答して,上記他の信号線に対するループ閉成を行うループ閉成処理,
    上記他の信号線に対するループ閉成処理の完了後に,上記後位通信機器との接続に用いられる上記一の信号線を遮断する遮断処理,
    上記センタ・サーバから送信される上記検針メータに対する制御信号を受信する受信処理,および
    受信された制御信号に基づいて,上記検針メータを制御する検針メータ制御処理,
    をネットワーク・コントロール・ユニットに実行させるプログラム。
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