JP2006237281A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 量子井戸層のインジウム組成比の大きい量子井戸層を成長させる場合に、LEDやレーザ等の発光効率を高めることのできる、半導体装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】 各量子井戸層と各バリア層とを積層してなる多重積層構造を第1のクラッド層(n型GaN:Si)23と第2のクラッド層(p型GaN:Mg)26との間に挟んで配置する半導体装置の製造方法において、各量子井戸層2、4及び6の成長温度と各バリア層3、5及び7の成長温度とを異ならせて、各量子井戸層2、4及び6のそれぞれの成長後に、温度を上昇させて各バリア層3、5及び7をそれぞれ成長させることを特徴とする、発光素子28Aの製造方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関するものであり、より詳しくは、その活性層構造の形成方法に関するものである。
従来、例えば、窒化物系III−V族化合物半導体は、このIII族元素の組成を変えて、直接型のバンドギャップエネルギーを調整することにより、紫外領域から赤色領域までの様々な波長光エネルギーに対応することができる。このため、紫外領域から可視領域に至るまで対応できる高効率の発光素子用材料として一般に用いられている。
このような材料を用いることにより、例えば、InGaN系の量子井戸構造を有し、紫外領域や青色領域等を含む比較的短い発光波長領域に対応する発光素子が製造されている。この発光素子は、窒化物系III−V族化合物半導体の積層構造からなり、この積層構造の両面に、この積層構造よりもバンドギャップの大きい層であるクラッド層が形成された構造を有する。
次に、図8について、このような構造を有する発光素子(又は発光装置)の一例としての半導体装置78を説明する。
図8(A)に示すA−A’線断面図及び図8(B)に示す平面図によれば、基板71上に、バッファ層72、第1クラッド層(n型GaN:Si)73、活性層(マルチカンタムウェル:MQW)75及び第2クラッド層(p型GaN:Mg)が順次積層されている。また、第1クラッド層73、活性層75及び第2クラッド層76がメサ構造になっており、第1クラッド層73の一部がハーフエッチングによりその途中深さ位置で露出しており、この露出領域上に、Ti層74a(下層)及びAl層74b(上層)からなるn電極74が形成されている。また、第2クラッド層76上に、Ni層77a(下層)及びAu層77b(上層)からなるp電極77が形成されている。
図9には、この半導体装置78の特に活性層75の層構成を詳細に示す。
即ち、基板71上に、バッファ層72を介して形成された第1クラッド層73上に、バリア層(GaN)51、量子井戸層(InGaN)52、バリア層(GaN)53、量子井戸層(InGaN)54、バリア層(GaN)55、量子井戸層(InGaN)56及びバリア層(GaN)57が適切な層数(ここでは、量子井戸層は3層であるが、これは任意に変えられる。)で積層され、この積層体からなる活性層75上に第2クラッド層76が積層されている。
次に、図10について、活性層75を含む半導体装置78の作製工程の例を説明するが、これは、各量子井戸層と各バリア層とを同じ温度で成長させるシーケンスによるものである。
まず、サファイア基板71を有機金属気相成長(MOCVD)装置に配置し、キャリアガスである水素からなる雰囲気中で1050℃で10分間加熱(基板加熱)する。
次いで、温度を500℃まで降温し、アンモニアの供給を開始後、トリメチルガリウム(TMGa)を供給して、バッファ層(GaN)72を30nmの厚さに成長させる。
次いで、トリメチルガリウムの供給を停止後、温度を1020℃まで徐々に上昇し、1020℃に達した後、トリメチルガリウムの供給を再び開始し、GaN層60の成長を開始する。
次いで、このGaN層60を1μmの厚さに成長させたところで、モノシラン(SiH4)の供給を開始し、シリコンドープの第1クラッド層(n型GaN:Si)73をドーピング濃度2×1018/cm3で成長させる。
次いで、この第1クラッド層73を2μmの厚さに成長させたところで、トリメチルガリウムとモノシランとの供給を停止し、温度を700℃まで下げながら、水素の供給を停止し、キャリアガスを窒素に切り替える。このように水素の供給を停止するのは、次に成長させる量子井戸層のインジウムが水素でエッチングされて量子井戸層に取り込まれないことを防止するためである。
次いで、700℃に温度が安定したところで、活性層(マルチカンタムウェル:MQW)75の成長を開始する。
即ち、原料は、トリエチルガリウム(TEGa)とトリメチルインジウム(TMIn)であり、量子井戸層(InGaN)を厚さ1〜5nm、例えば3nmに、バリア層(GaN)を厚さ5〜30nm、例えば15nmに積層させるが、ここでは、量子井戸層(InGaN)を3層有する3QW構造とする。通常は、量子井戸層(InGaN)を1層〜10層有する1QW〜10QW構造を形成する。
この活性層75の成長工程においては、トリエチルガリウムの供給を開始して、量子井戸層52の成長を容易にするためのバリア層51を成長させ、この成長が終了した後に、トリメチルインジウムの供給を開始して量子井戸層52を成長させ、更にトリメチルインジウムの供給を停止して量子井戸層52の成長を停止する。
次いで、バリア層53を成長させた後に、トリメチルインジウムの供給を開始して量子井戸層54を成長させてから、トリメチルインジウムの供給を停止して量子井戸層54の成長を停止する。
次いで、バリア層55を成長させた後に、トリメチルインジウムの供給を開始して量子井戸層56を成長させてから、トリメチルインジウムの供給を停止して量子井戸層56の成長を停止し、更に、バリア層57を成長させる。
こうして活性層75を形成した後、温度を700℃に維持したまま、トリエチルガリウムの供給を継続しながら、シクロペンタジエニルマグネシウム(Cp2Mg)の供給を開始し、Mgドープの第2クラッド層(p型GaN:Mg)76の一部である層76aを20nmの厚さに成長させる。
その後、トリエチルガリウムとシクロペンタジエニルマグネシウムとの供給を中断し、温度を950℃まで上げながら、窒素の供給を停止してキャリアガスを水素に切り替える。このように水素に切り替えることによって、GaNの結晶性を上げることができる。
更にその後、トリメチルガリウムとシクロペンタジエニルマグネシウムとの供給を開始し、第2クラッド層(p型GaN:Mg)76の他の一部である層76bを200nmの厚さに成長させる。なお、このp型GaN:Mgの一部はp型AlGaN:Mgとしてもよい。
成長終了後は、アンモニアの供給は続けながら降温させ、300℃程度でアンモニアの供給を停止する。そして、室温付近で有機金属気相成長装置から半導体装置78を取り出す。
この、取り出された半導体装置78(ウェハ)は、窒素雰囲気中で、800℃で10分間アニールしてp型不純物の活性化を行う。これは、水素とマグネシウム(Mg)とが結合してイオン化していないので、水素とマグネシウムを解離させてイオン化するためである。
更に、リソグラフィ工程、エッチング工程及び蒸着工程を順次経て、p型GaN:Mg層76上に、Ni層77a/Au層77bからなるp電極77を形成し、また第1クラッド層(n型GaN:Si)73の露出領域上に、Ti層74a/Al層74bからなるn電極74を形成する。
このような構造の半導体装置78(例えば、発光ダイオードLED)の特性として、簡易的にウェハ上でプローブし、サファイア基板71下に配置したフォトディテクタで緑色の発光出力を観測する。ここで、上記した各量子井戸層と各バリア層とは共に700℃で成長させているが、この時の発光効率は約30mW/Aである(20mAの駆動電流で0.6mWが得られるので、発光効率は約30mW/Aとなる)。
こうした活性層と同様の活性層を成長させた構造は後記の特許文献1で知られている。また、活性層においてバリア層よりも量子井戸層の成長温度を高くして、発光波長を短波長にシフトするのを防止する方法は、後記の特許文献2で知られている。
特開2002−84000公報(第5頁[0016]〜第6頁[0019]、図3、図4、図7) 特開2003−209285公報(第3頁[0015]〜第4頁[0025]、第4頁[0030]〜第5頁[0034]、図1、図2)
通常、上記した有機金属気相成長法(MOCVD)によって、多重量子井戸層からなる構造を作製する場合、バルブの切り替えで原料を切り替え、連続成長するのが一般的である。
しかし、インジウムの組成比の大きい窒化ガリウム系化合物半導体素子等では、主にGaN層の格子定数と、量子井戸層であるInGaN層との格子定数とが異なっていて格子不整合が大きく、格子欠陥が生じ易くなり、良質な結晶を成長させることは困難である。この結果、青色発光のLEDの発光効率(量子効率)に比べて、量子井戸層のインジウム組成比の大きい緑色発光のLEDの発光効率(量子効率)は、半分程度と低い。これは、上記したようにバリア層の成長温度を量子井戸層の成長温度と同一としているために、十分にGaNの結晶が成長せず、従って量子井戸層の結晶性も劣化するからであると考えられる。これは、量子井戸層のインジウム組成比が大きくなる程顕著となる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであって、その目的は、特にインジウム組成比の大きい量子井戸層を成長させる場合に、LEDやレーザ等の発光効率を高めることのできる、半導体装置の製造方法を提供することにある。
即ち、本発明は、量子井戸層とバリア層とを積層してなる多重積層構造を第1のクラッド層(例えば、n型GaN:Si)と第2のクラッド層(例えば、p型GaN:Mg)との間に挟んで配置する半導体装置(例えば、LED)の製造方法において、前記量子井戸層の成長温度と前記バリア層の成長温度とを異ならせて、前記量子井戸層の成長後に温度を上昇させて前記バリア層を成長させることを特徴とする、半導体装置の製造方法に係るものである。
本発明によれば、前記量子井戸層の成長温度と前記バリア層の成長温度とを異ならせて、前記量子井戸層の成長後に温度を上昇させて前記バリア層を成長させるので、前記バリア層の成長を十分に行い、格子欠陥が生じ難い良質な結晶構造を成長させることが可能となる。その結果、このバリア層上に特にインジウム組成比の大きい量子井戸層を結晶性良好に成長させることができ、緑色等の比較的長波長の発光を生じる半導体装置の発光効率を高めることができる。
本発明においては、格子欠陥を生じ難くして良質な結晶構造を成長させるために、前記量子井戸層の成長に引き続き、前記バリア層の成長開始後に温度を上昇させて前記バリア層を成長させ、前記バリア層の成長中に温度を下降させてから、再び前記量子井戸層を成長させることができる。
また、格子欠陥をより生じ難くして一層良質な結晶構造を成長させるために、前記量子井戸層の成長に引き続き、前記バリア層の成長開始後に温度を上昇させて前記バリア層を成長させてから、このバリア層の成長を中断し、温度を下降させてから、上部バリア層を成長させ、続いて前記量子井戸層を成長させるのが望ましい。
また、格子欠陥を更に生じ難くして更に良質な結晶構造を成長させるため、前記量子井戸層の成長に引き続き、下部バリア層を成長させた後この成長を中断し、温度を上昇させてから、前記バリア層を成長させ、しかる後このバリア層の成長を中断し、温度を下降させてから、上部バリア層を成長させ、続いて前記量子井戸層を成長させるのが望ましい。
本発明において、格子欠陥を生じ難くして良質な結晶構造を確実に成長させるために、前記バリア層の成長温度と前記量子井戸層の成長温度との差を30℃以上、更には50℃以上、特に70℃以上とするのが望ましい。
この場合、前記量子井戸層を良好に成長させるためにはその成長温度を600℃〜800℃(例えば700℃)とし、また前記バリア層を良好に成長させるためにはその成長温度を630℃〜950℃(例えば770℃)とすることが望ましい。
また、前記量子井戸層を熱から保護して、その特性劣化を防止するために、前記量子井戸層の形成後に、前記下部バリア層又は前記バリア層を少なくとも3nmの厚さに成長させた後にその成長を中断するのが望ましい。
本発明は、窒化ガリウム系化合物半導体素子を製造するのに好適であり、特に前記量子井戸層の材質に、インジウムを含む混晶物質を用いるのがよい。
この場合、前記量子井戸層における前記インジウムの組成比を18%以上、更には23%以上とすれば、発光波長が480nm以上、更には500nm以上のLED、レーザ等の発光素子を製造することができる。
以下、本発明の実施例を図面参照下に詳細に説明する。
実施例1
本実施例による発光素子は、活性層の作成方法を除けば、図8〜図10に示した従来例と同様の構造からなっており、以下の図において、従来例の各部分に付した符号の数字から50を差し引いた数字によって対応する部分を示す。
図1について、本実施例による活性層25を含む発光素子28Aの作製工程を説明する。
まず、サファイア基板21を有機金属気相成長(MOCVD)装置に配置し、キャリアガスである水素からなる雰囲気中で1050℃で10分間加熱(基板加熱)する。
次いで、温度を500℃まで降温し、アンモニアの供給を開始後、トリメチルガリウム(TMGa)を供給して、バッファ層(GaN)22を30nmの厚さに成長させる。
次いで、トリメチルガリウムの供給を停止後、温度を1020℃まで徐々に上昇し、1020℃に達した後、トリメチルガリウムの供給を再び開始し、GaN層10の成長を開始する。
次いで、このGaN層10を1μmの厚さに成長させたところで、モノシラン(SiH4)の供給を開始し、シリコンドープの第1クラッド層(n型GaN:Si)23をドーピング濃度2×1018/cm3で成長させる。
次いで、この第1クラッド層23を2μmの厚さに成長させたところで、トリメチルガリウムとモノシランとの供給を停止し、温度を700℃まで下げながら、水素の供給を停止し、キャリアガスを窒素に切り替える。このように水素の供給を停止するのは、次に成長させる量子井戸層のインジウムが水素でエッチングされて量子井戸層に取り込まれないことを防止するためである。
次いで、700℃に温度が安定したところで、活性層(マルチカンタムウェル:MQW)25Aの成長を開始する。
原料は、トリエチルガリウム(TEGa)とトリメチルインジウム(TMIn)であり、量子井戸層(InGaN)を厚さ1〜5nm、例えば3nmに、バリア層(GaN)を厚さ5〜30nm、例えば15nmに積層させるが、ここでは、量子井戸層(InGaN)を3層有する3QW構造とする。通常は、量子井戸層(InGaN)を1層〜10層有する1QW〜10QW構造を形成する。
この活性層25Aの成長工程においては、トリエチルガリウムの供給を開始して、量子井戸層2の成長を容易にするためのバリア層1を成長させ、この成長が終了した後に、トリメチルインジウムの供給を開始して量子井戸層2を成長させ、更にトリメチルインジウムの供給を停止して量子井戸層2の成長を停止する。
次いで、この量子井戸層2の成長に引き続き、バリア層3の成長開始後に温度を770℃に上昇させ、バリア層3を所定厚さに成長させ、更にこのバリア層3の成長中に温度を700℃に下降させてバリア層3の成長を終了した後に、トリメチルインジウムの供給を開始して量子井戸層4を成長させてから、トリメチルインジウムの供給を停止して量子井戸層4の成長を停止する。
次いで、この量子井戸層4の成長に引き続き、バリア層5の成長開始後に温度を770℃に上昇させ、バリア層5を所定厚さに成長させ、このバリア層5の成長中に温度を700℃に下降させてバリア層5の成長を終了した後に、トリメチルインジウムの供給を開始して量子井戸層6を成長させてから、トリメチルインジウムの供給を停止して量子井戸層6の成長を停止する。
次いで、この量子井戸層6の成長に引き続き、バリア層7の成長開始後に温度を770℃に上昇させ、バリア層7を所定厚さに成長させた後に、成長温度を770℃に維持したまま、バリア層7の成長を終了する。
なお、バリア層3、5及び7の成長において、成長温度が700℃から770℃に上昇する途中に成長するバリア層3、5及び7の一部、及び成長温度が770℃から700℃に下降する途中に成長するバリア層3、5及び7の一部を、それぞれ3a、5a及び7a並びに3b及び5bとして示す。これらの各部は、成長温度が700℃〜770℃の範囲にあるため、成長する結晶が均一でなかったり、劣化する傾向があるが、厚みが小さいために実質的に支障はない。
こうして活性層25Aを形成した後、温度を770℃に維持したまま、トリエチルガリウムの供給を継続しながら、シクロペンタジエニルマグネシウム(Cp2Mg)の供給を開始し、Mgドープの第2クラッド層(p型GaN:Mg)26の一部である層26aを20nmの厚さに成長させる。
その後、トリエチルガリウムとシクロペンタジエニルマグネシウムとの供給を中断し、温度を950℃まで上げながら、窒素の供給を停止してキャリアガスを水素に切り替える。このように水素に切り替えることによって、GaNの結晶性を上げることができる。
更にその後、トリメチルガリウムとシクロペンタジエニルマグネシウムとの供給を開始し、第2クラッド層(p型GaN:Mg)26の他の一部である層26bを200nmの厚さに成長させる。なお、このp型GaN:Mgの一部はp型AlGaN:Mgとしてもよい。
成長終了後は、アンモニアの供給は続けながら降温させ、300℃程度でアンモニアの供給を停止する。そして、室温付近で有機金属気相成長装置から半導体装置28Aを取り出す。
この取り出された半導体装置28Aは、窒素雰囲気中で、800℃で10分間アニールしてp型不純物の活性化を行う。これは、水素とマグネシウム(Mg)とが結合してイオン化していないので、水素とマグネシウムを解離させてイオン化するためである。
更に、リソグラフィ工程、エッチング工程及び蒸着工程を順次経て、p型GaN:Mg層26上に、図8に示したNi層77a/Au層77bからなるp電極77を形成し、また第1クラッド層(n型GaN:Si)23の露出領域上に、図8に示したTi層74a/Al層74bからなるn電極74を形成する。
このような構造の半導体装置28A(例えば発光ダイオードLED)の特性として、簡易的にウェハ上でプローブし、サファイア基板21下に配置したフォトディテクタで緑色の発光出力を観測する。
本実施例によれば、各量子井戸層2、4及び6の成長温度は700℃であるのに対して、各バリア層3、5及び7の成長温度は770℃と十分に高温とし、各層の成長は連続して行った。この時の発光効率は約70mW/Aであった。一方、各バリア層3、5及び7の成長温度を710℃とした場合は効果がなく、約30mW/Aのままであった。
即ち、各量子井戸層の成長温度と各バリア層の成長温度とを異ならせて、各量子井戸層の成長後に温度を上昇させて各バリア層を成長させるので、各量子井戸層の成長後に成長する各バリア層が結晶性良好に成長し、その格子欠陥が生じ難くなる。この結果、このバリア層上に各量子井戸層が結晶性良好に成長し、インジウム組成比の大きい量子井戸層を有する緑色発光用の高発光効率の発光素子を作製することができる。
また、図2には、本実施例による発光素子28Aについて、発光効率(mW/A)と、バリア層と量子井戸層との成長温度差ΔT(℃)との関連を示す。これによれば、温度差ΔTが、0℃〜30℃では発光効率にあまり変化がないが、温度差ΔTが30℃以上となると発光効率が上昇し、特に温度差ΔTが50℃以上、更には70℃以上で発光効率が顕著に向上することが分る。
実施例2
本実施例においては、図3に示すように、各量子井戸層の成長に引き続いて、各バリア層の成長を開始した後に温度を上昇させて各バリア層を成長させてから、このバリア層の成長を一旦中断し、温度を下降させてから、各上部バリア層を成長させ、続いて各量子井戸層を成長させること以外は、上述した実施例1と同様である。
即ち、上述した実施例1と同様の工程を経て、基板21上に、バッファ層22、GaN層10、第1クラッド層23を順次成長させ、温度を700℃まで下げ、700℃に安定したところで、活性層(マルチカンタムウェル:MQW)25Bの成長を開始する。
原料は、トリエチルガリウムとトリメチルインジウムであり、量子井戸層2、4、6の厚さが3nm、バリア層3a及び3A、5a及び5A、7の厚さが14nm(3nm以上)、及びバリア層の一部である上部バリア層3c、5cの厚さが1nmである。
ここで、量子井戸層は熱的に弱いが、バリア層は熱的に強いので、バリア層によって量子井戸層を保護するために、バリア層の厚さを3nm以上(この例では14nm)とするのが望ましい。また、上部バリア層(GaN)の存在によって、この上部バリア層の成長中にインジウムを取り込みながらGaNを成長させて量子井戸層(InGaN)を成長させ易くすることができる。
この活性層25Bの成長のシーケンスとしては、まず、トリエチルガリウムの供給を開始して、量子井戸層2の成長を容易にするためのバリア層1を成長させた後に、トリメチルインジウムの供給を開始して量子井戸層2を成長させ、更にトリメチルインジウムの供給を停止して量子井戸層2の成長を停止する。
次いで、この量子井戸層2の成長に引き続き、バリア層3の成長開始後に温度を770℃に上昇させ、バリア層3a及び3Aを成長させてから、トリエチルガリウムの供給を停止してバリア層3の成長を例えば3分間中断する。
次いで、この中断時間経過中に温度を700℃に下降させてから、トリエチルガリウムの供給を開始してバリア層3の一部である上部バリア層3cを厚さ約1nm成長させた後に、トリメチルインジウムの供給を開始して量子井戸層4を成長させ、更にトリメチルインジウムの供給を停止して量子井戸層4の成長を停止する。
次いで、この量子井戸層4の成長に引き続き、バリア層5の成長開始後に温度を770℃に上昇させ、バリア層5a、5Aを成長させてから、トリエチルガリウムの供給を停止してバリア層5の成長を例えば3分間中断する。
次いで、この中断時間経過中に温度を700℃に下降させてから、トリエチルガリウムの供給を開始してバリア層5の一部である上部バリア層5cを厚さ約1nm成長させた後に、トリメチルインジウムの供給を開始して量子井戸層6を成長させてから、トリメチルインジウムの供給を停止して量子井戸層6の成長を停止する。
次いで、この量子井戸層6の成長に引き続き、バリア層7の成長開始後に温度を770℃に上昇させ、バリア層7a、7を成長させた後に、成長温度を770℃に維持したまま、バリア層7の成長を終了する。
なお、バリア層3、5及び7の成長において、成長温度が700℃〜770℃に上昇途中に成長するバリア層3、5及び7の一部を、それぞれ3a、5a及び7aとして示す。これらの各部は、成長温度が700℃〜770℃であるため、結晶成長が均一でなかったりすることがあるが、実質的に問題はない。
これ以降の作製工程は、上述した実施例1と同様にして、第2クラッド層(p型GaN:Mg)26、p電極77及びn電極74を順次形成し、発光素子28Bの作製を完了する。
本実施例によれば、各量子井戸層2、4、6の成長温度が700℃であるのに対して、各バリア層3A、5A、7の成長温度を770℃と十分に高温としたので上述した実施例1で述べたと同様に、各バリア層は格子欠陥が生じ難く、結晶性が向上する、
しかも、各バリア層の成長途中でその成長を一旦中断し、この間に成長温度を下げてから、バリア層の一部3c及び5c(厚さ約1nm)を成長させ、この上に量子井戸層4、6を成長させているので、上記の降温中にバリア層の成長を中断することにより、不均一に成長するか或いは低い温度で成長する結晶性の悪いバリア層を可能な限り少なくすることができる。この結果、緑色の発光効率が約125mW/Aの発光素子を得ることができた。
図4は、従来例による発光素子78のX線回折スペクトル(XRD)と、本実施例による発光素子28BのX線回折スペクトルとを比較して示す。
図4(A)に示すように、図10に示したシーケンスで作製した従来例による発光素子78では、GaN層のピークにショルダー(サブピーク)が生じており、サテライトピークもブロードとなっている。
こうした不良な結果は、主に、各バリア層の成長温度が各量子井戸層の成長温度と同一(700℃)としていることによって、各InGaN層(量子井戸層)と各GaN層(バリア層)との格子不整合が生じたことに起因しており、各バリア層の結晶性が悪くて格子欠陥が生じ易くなり、各量子井戸層に悪影響を及ぼしているためと考えられる。
これに対して、図4(B)に示すように、本実施例による発光素子28Bは、GaN層のピークはきれいな単一ピークとなっており、サテライトピークも幅狭となっている。
このような良好な結果は、主に、各バリア層の成長温度(770℃)を各量子井戸層の成長温度(700℃)よりも十分に高くしているために、これら各層間の格子整合が良好となり、各バリア層の結晶性が良くて格子欠陥が生じ難くなり、各量子井戸層に好影響を及ぼしているためと考えられる。
図5には、PL(フォトルミネセンス)発光波長(nm)及びPL発光強度(任意値)とQWからバリア層成長中断の界面までのGaN厚(nm)との相関性を示す。これによれば、QWから成長中断界面までのGaN厚が3nm未満の場合には、薄いために下層のInGaN層がダメージを受ける可能性があり、PL発光波長が500nm以下と短波長化が顕著となり、PL発光強度も0.8(任意値)以下と低くなることから、上記GaN厚は3nm以上とするのが望ましく、特に6nm以上とするのがよいことが分る。
即ち、成長中断前のGaN層厚が3nm未満であると、顕著な短波長化と強度の低下とが起きており、これは、InGaN層がGaN層の成長中断中に保護されないため、何らかの結晶の劣化(欠陥)が量子井戸層に生じるためと考えられる。
また、InGaN層(QW)からGaN層成長中断界面までのGaN厚が3nm以上(特に6nm以上)の場合には、PL発光波長が500nm以上(特に510nm以上)、PL発光強度が0.8(特に1.0)近くとなり、発光波長の長波長化と発光強度の上昇を実現できる。
こうした効果と共に発光効率の向上については、In組成比の少ない発光波長430nm以下の発光素子では殆ど効果がなく、また、図6に示す発光波長(nm)とEL(エレクトロルミネセンス)効率(mW/A)との相関性によれば、In組成比を多くした480nm(In18%に相当)以上、特に500nm(In23%に相当)以上の発光波長では、本実施例によるEL効率が従来例に対し2倍以上にもなることが分る。また、上述した実施例1による発光波長520nmでのEL効率も従来例に対して2倍以上向上しており、効率改善の効果が大きい。
その他、本実施例においては、上述した実施例1で述べたのと同様の作用及び効果が得られる。
実施例3
本実施例においては、図7に示すように、各量子井戸層の成長に引き続き、各下部バリア層を成長させてからその成長を中断し、この中断の間に温度を上昇させてから、各バリア層を成長させ、更にこれらのバリア層の成長を中断し、この中断の間に温度を下降させてから、各上部バリア層を成長させ、続いて各量子井戸層を成長させること以外は、上述した実施例1と同様である。
即ち、上述した実施例1と同様の工程を経て、基板21上に、バッファ層22、GaN層10、第1クラッド層23を順次成長させ、温度を700℃まで下げ、700℃に安定したところで、活性層(マルチカンタムウェル:MQW)25Cの成長を開始する。
原料は、トリエチルガリウムとトリメチルインジウムであり、量子井戸層2、4、6の厚さが3nm、バリア層3A、5A、7a及び7の厚さが14nm(3nm以上)、バリア層の一部である上部バリア層3c、5cの厚さが1nm、及びバリア層の一部である下部バリア層3d、5dの厚さが3nmでる。
ここで、量子井戸層は熱的に弱いが、バリア層は熱的に強いので、下部バリア層によって量子井戸層を保護するのが望ましい。また、上部バリア層の成長中にインジウムを取り込んで量子井戸層を成長させる。
この活性層25Cの成長シーケンスとしては、まず、700℃において、トリエチルガリウムの供給を開始して、量子井戸層2の成長を容易にするためのバリア層1を成長させた後に、トリメチルインジウムの供給を開始して量子井戸層2を成長させ、更にトリメチルインジウムの供給を停止して量子井戸層2の成長を停止する。
次いで、この量子井戸層2の成長に引き続き、下部バリア層3dを成長させてから、トリエチルガリウムの供給を停止してバリア層3の成長を例えば3分間中断する。
次いで、この中断の間に温度を770℃に上昇させてから、トリエチルガリウムの供給を開始してバリア層3Aを成長させた後に、トリエチルガリウムの供給を停止してバリア層3の成長を例えば3分間中断する。
次いで、この中断の間に温度を700℃に降下させてから、トリエチルガリウムの供給を開始して上部バリア層3cを成長させた後に、トリエチルガリウムの供給を停止して上部バリア層3cの成長を停止する。
次いで、トリメチルインジウムの供給を開始して量子井戸層4を成長させてから、トリメチルインジウムの供給を停止して量子井戸層4の成長を停止する。
次いで、この量子井戸層4の成長に引き続き、下部バリア層5dを成長させてから、トリエチルガリウムの供給を停止してバリア層5の成長を例えば3分間中断する。
次いで、この中断の間に温度を770℃に上昇させてから、トリエチルガリウムの供給を開始してバリア層5Aを成長させた後に、トリエチルガリウムの供給を停止してバリア層5の成長を例えば3分間中断する。
次いで、この中断の間に温度を700℃に降下させてから、トリエチルガリウムの供給を開始して上部バリア層5cを成長させた後に、トリメチルインジウムの供給を開始して量子井戸層6を成長させてから、トリメチルインジウムの供給を停止して量子井戸層6の成長を停止する。
次いで、この量子井戸層6の成長に引き続き、バリア層7の成長開始後に温度を770℃に上昇させ、バリア層7a、7を成長させた後に、成長温度を770℃に維持したまま、バリア層7の成長を終了する。
これ以降の作製工程は、上述した実施例1と同様にして、第2クラッド層(p型GaN:Mg)26、p電極77及びn電極74を順次形成し、発光素子28Cの作製を完了する。
本実施例によれば、各量子井戸層2、4、6の成長温度が700℃であるのに対して、各バリア層3A、5A、7の成長温度は770℃と十分に高温としたので、上述した実施例1で述べたと同様に、各バリア層は結晶性良好に成長する。
しかも、各下部バリア層及び各バリア層の成長途中でその成長を一旦中断し、この間に成長温度を下降又は上昇してから、上部バリア層及びバリア層を成長させているので、降温中又は昇温中にバリア層又は下部バリア層の成長を中断することにより、不均一に成長するか或いは低い温度で成長する結晶性の悪いバリア層の一部(即ち、上部バリア層及び下部バリア層)を可能な限り少なくすることができる。この結果、緑色の発光効率が実施例2と同等な約130mW/Aとなった。
また、上述した実施例2と同様に、量子井戸層をダメージから保護するのに、下部バリア層の厚さは3nm以上とするのが望ましい。
その他、本実施例においては、上述した実施例1で述べたのと同様の作用及び効果が得られる。
以上、本発明を実施の形態及び実施例に基づいて説明したが、これらの例は本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した各層の成長条件や使用する構成材料等は種々変更してよい。上述した図7において、破線で示すように、下部バリア層の成長開始時から昇温してよいが、この場合は下部バリア層の結晶性が良くなる。なお、本発明は、上述した材料以外にも、他の格子不整合の大きな量子井戸層を有する他の材料を用いる半導体装置にも適用することができる。
本発明の半導体装置の製造方法は、発光効率を高めた特に長波長発光用の発光ダイオード、レーザ等の製造に好適である。
本発明の実施例1による発光素子の作製工程を示すフローチャートである。 同、発光効率と、バリア層及び量子井戸層の成長温度差との相関性を示すグラフである。 本発明の実施例2による発光素子の作製工程を示すフローチャートである。 同、GaN層のX線回折スペクトルを比較して示すグラフである。 同、PL発光波長及びPL発光強度と、QWから成長中断界面までのGaN厚との相関性を示すグラフである。 同、EL効率と発光波長との相関性を示すグラフである。 本発明の実施例3による発光素子の作製工程を示すフローチャートである。 従来例による発光素子の断面図(A)及び平面図(B)である。 同、発光素子の部分詳細断面図である。 同、発光素子の作製工程を示すフローチャートである。
符号の説明
1…バリア層、2…量子井戸層、3…バリア層、3a、3b…バリア層の一部、
3c…上部バリア層、3d…下部バリア層、4…量子井戸層、5…バリア層、
5a、5b…バリア層の一部、5c…上部バリア層、5d…下部バリア層、
6…量子井戸層、7…バリア層、7a…バリア層の一部、10…GaN層、21…基板、
22…バッファ層、23…第1クラッド層、25A、25B、25C…活性層、
26…第2クラッド層、26a、26b…第2クラッド層の一部、
28A、28B、28C…発光素子

Claims (11)

  1. 量子井戸層とバリア層とを積層してなる多重積層構造を第1のクラッド層と第2のクラッド層との間に挟んで配置する半導体装置の製造方法において、前記量子井戸層の成長温度と前記バリア層の成長温度とを異ならせて、前記量子井戸層の成長後に温度を上昇させて前記バリア層を成長させることを特徴とする、半導体装置の製造方法。
  2. 前記量子井戸層の成長に引き続き、前記バリア層の成長開始後に温度を上昇させて前記バリア層を成長させ、前記バリア層の成長中に温度を下降させてから、再び前記量子井戸層を成長させる、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記量子井戸層の成長に引き続き、前記バリア層の成長開始後に温度を上昇させて前記バリア層を成長させてから、このバリア層の成長を中断し、温度を下降させてから、上部バリア層を成長させ、続いて前記量子井戸層を成長させる、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記量子井戸層の成長に引き続き、下部バリア層を成長させてからこの成長を中断し、温度を上昇させてから、前記バリア層を成長させ、しかる後にこのバリア層の成長を中断し、温度を下降させてから、上部バリア層を成長させ、続いて前記量子井戸層を成長させる、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記バリア層の成長温度と前記量子井戸層の成長温度との差を30℃以上とする、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記量子井戸層の成長温度を600℃〜800℃とし、前記バリア層の成長温度を630℃〜950℃とする、請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記量子井戸層の形成後に、前記下部バリア層又は前記バリア層を少なくとも3nmの厚さに成長させた後にその成長を中断する、請求項3又は4に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 窒化ガリウム系化合物半導体素子を製造する、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記量子井戸層の材質に、インジウムを含む混晶物質を用いる、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記量子井戸層における前記インジウムの組成比を18%以上とする、請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 発光波長が480nm以上の発光素子を製造する、請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
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