JP2006236495A - 光記録媒体及びその再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 両面2層のハイブリッドの光記録媒体と既存の単層の光記録媒体とを選択的に使用する再生装置において、2層目記録層の有無、仕様等に応じて1層目記録層の信号を記録又は再生する態様の変更が必要な場合があるが、従来はこの要求に対応できない。
【解決手段】 第1面側から入射する光ビームにより記録又は再生が行われる光記録媒体の第1の記録層(信号面)には、(A)の第1面管理領域31、第2面情報領域32及び第1面データ領域33の順で領域の配置がされる。第2面側から入射する光ビームにより記録又は再生が行われる光記録媒体の第2の記録層(信号面)には、(A)の第2面管理領域34、第1面情報領域35及び第2面データ領域36の順で領域の配置がされる。第2面情報領域32、第1面情報領域35には、他方の信号面に関する情報が記録されており、この情報に基づいて再生態様を変更できる。
【選択図】 図3

Description

本発明は光記録媒体及びその再生装置に係り、特に第1面側から照射した光ビームにより情報を記録又は再生可能な第1の記録層(信号層)と、第2面側から照射した光ビームにより情報を記録又は再生可能な第2の記録層(信号層)とを少なくとも備えた構造の光記録媒体、及びその光記録媒体から記録情報を光ビームを用いて再生する再生装置に関する。
従来から光ビームにより情報が記録され、また、記録された情報が光ビームの反射光に基づいて再生されるディスク状の各種の光記録媒体が知られている。図9(A)は従来の光記録媒体の第1の例の概略断面構造図を示す。この従来の光記録媒体はCD(Compact Disc)であり、ポリカーボネ−ト等の材料からなる厚さ1.2mmで直径12cmの円盤状の透明基板a上に記録層11が設けられており、記録層11の底面の信号面S1にはトラックピッチ1.6μmの情報記録トラックが形成され、また記録層11の上面はレーベル面L1とされている。
このCDは波長780nmの光ビームを、開口数(NA:Numerical Aperture)が0.45の対物レンズにより、12で模式的に示すように信号面S1に集光させて得られた反射光により記録情報が再生される再生専用光ディスクである。
また、図9(B)は従来の光記録媒体の第2の例の概略断面構造図を示す。この従来の光記録媒体はDVD(Digital Versatile Disc)であり、上記のCDに比し、CDと同じ直径12cmであるが、より一層の大容量記録再生を目的として、2層の張り合わせ構造としたものである。すなわち、このDVDはポリカーボネ−ト等の材料からなる厚さ0.6mmの円盤状の透明基板a上の記録層に信号面S1が設けられた第1の基板と、ポリカーボネ−ト等の材料からなる厚さ0.6mmの円盤状の透明基板b上の記録層に信号面S2が設けられた第2の基板とを、互いに信号面S1、S2側を対向させて張り合わせた構造であり、上記の2つの記録層は13として示されている。
このDVDでは、波長650nmの光ビームを、開口数(NA)が0.6の対物レンズにより、14で模式的に示すように第1面側から信号面S1に集光させて情報をトラックピッチ0.74μmのトラックを形成して記録再生し、また、波長650nmの光ビームを、NAが0.6の対物レンズにより、15で模式的に示すように第2面側から信号面S2に集光させて情報をトラックピッチ0.74μmのトラックを形成して記録再生する。
また、図9(C)は従来の光記録媒体の第3の例の概略断面構造図を示す。この従来の光記録媒体はBD(Blu-ray Disc)であり、ポリカーボネ−ト等の材料からなる厚さ1.1mmの直径12cmの円盤状の透明基板b上に記録層16を設け、その上にポリカーボネ−ト等の材料からなる厚さ0.1mmの円盤状の透明基板aをカバー層として設けた構造であり、波長405nmの光ビームを、開口数(NA)が0.85の対物レンズにより、17で模式的に示すようにカバー層側から記録層16の信号面S1に集光して情報がトラックピッチ0.32μmのトラックを形成して記録再生される。
ディスク状の光記録媒体(以下、光ディスクともいう)において、記録密度を高密度化するには、ビームスポット径が光源の光ビームの波長に比例し、対物レンズのNAに反比例することから、光ビームの波長を短くし、対物レンズのNAを大きくする必要がある。図9(C)に示した構造のBDでは、同図(B)に示した構造のDVDと比較すると、使用する光ビームの波長を短くし、かつ、対物レンズのNAも大きくすることで、トラックピッチを半分以下にすることができ、DVDよりも高密度記録を可能にしている。
ところで、現在光記録媒体の規格は多種多様であり、例えばCD関係の規格には、CDA、VCD、SVCD、CDグラフィックス、CD−ROM、CD−R、CD−RW等があり、DVD関係の規格には、DVD−ROM、DVD−VIDEO、DVD−AUDIO、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM、DVD+R、DVD+RW等がある。また、BD関係の規格には、再生専用のBD−ROM、追記型のBD−R、書き換え型のBD−RE等がある。更に、HD−DVD関係の規格には再生専用のHD−DVD−ROM、追記型のHD−DVD−R、書き換え型のHD−DVD−RW等がある。
更に、著作権保護関連の規格としてforPC、forVIDEO CPRM、CPPMなどがある。また、各光ディスクには、倍速値の相違と互換性の有無があり、信号のフォーマットも異なるものが存在する。例えば、DVD−Rの場合では、倍速値が1、2、4、8、16倍とあり、フォーマットもVIDEO互換やVR規格互換がある。
このような各種の規格が存在する光記録媒体の分野において、近年、より多くのコンテンツを記録及び再生可能にし、貴重な著作権を保護するための世代としての互換性を維持するために、両面2層の光ディスクの2つの記録層として、それぞれ上記のCD、DVD(HD−DVD含む)及びBDのうちの2種類のディスク記録層を混在させたハイブリッドの光記録媒体の需要がある。
しかしながら、2枚の光情報基板を張り合わせて両面2層のハイブリッドの光記録媒体を構成する場合、2枚の光情報基板が薄型の場合、単板では自重で垂れてしまうので、2枚の光情報基板の間に放射性硬化樹脂層を挟んで一体に張り合わせる構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。この両面2層のハイブリッドの光記録媒体によれば、上記のCD、DVD(HD−DVD含む)及びBDのうちの2種類のディスク記録層を混在させたハイブリッドの光記録媒体を構成することが可能である。
特許第3375478号公報
しかるに、両面2層のハイブリッドの光記録媒体と既存の単層の光記録媒体とを選択的に使用する再生装置において、1層目記録層(信号面)に対して信号を記録又は再生する場合に、1層目記録層の信号面の反対面に2層目記録層(信号面)がある2層の光記録媒体と無い単層の光記録媒体の場合、又は2層目記録層がある場合であっても、その仕様によって、1層目記録層の信号を記録又は再生する態様を変更することが必要な場合があるが、特許文献1記載の従来の光記録媒体では、2枚の光情報基板のそれぞれの記録層は同一の仕様であり、2層目記録層に応じて1層目記録層の信号を記録又は再生する態様の変更は考慮されておらず、上記の要求に対する対応ができない。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、第1面及び第2面のうち、第1面側から入射した光ビームにより第1の記録層(信号面)に信号を記録又は再生する場合に、第2面側から入射した光ビームにより信号を記録又は再生する第2の記録層(信号面)が存在する場合と存在しない場合、又は存在する場合にはその仕様に応じて、再生装置が自動的に最適な再生動作を行い得るような情報を記録した光記録媒体及びその再生装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、第1の発明は、第1面側から入射した光ビームにより信号の記録又は再生が可能な第1の信号面と、第2面側から入射した光ビームにより信号の記録又は再生が可能な第2の信号面とを有する光記録媒体において、第1及び第2の信号面のうち、一方の信号面の、データ領域とは別の予め定められた信号面情報領域に、他方の信号面に関する情報が予め記録されていることを特徴とする。この発明では、一方の信号面の再生時に、信号面情報領域に記録されている他方の信号面に関する情報に基づいた、再生を再生装置に行わせることができる。
ここで、上記の一方の信号面の信号面情報領域に記録される他方の信号面に関する情報が、他方の信号面のデータ領域への記録の有無の情報、他方の信号面の情報信号の記録密度の情報、他方の信号面の物理的仕様情報、他方の信号面の情報信号の信号フォーマット、記録又は再生の条件の情報のいずれでもよい。
また、上記の目的を達成するため、本発明の光記録媒体は、第1面及び第2面のうち第1面側から入射した光ビームにより信号の記録又は再生が可能な信号面のみを有する光記録媒体において、信号面のデータ領域とは別の予め定められた信号面情報領域に、他の信号面が存在しないことを示す情報が予め記録されていることを特徴とする。この発明では、他の信号面が存在しないことを再生装置に識別させることができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明の再生装置は、第1の発明の光記録媒体の記録情報を光ヘッドからの光ビームを用いて再生する再生装置であって、第1及び第2の信号面のうち、一方の信号面の、データ領域とは別の予め定められた信号面情報領域に記録されている、他方の信号面に関する情報を再生する第1の再生手段と、再生手段により再生された他方の信号面に関する情報に基づいて、一方の信号面の再生態様を変更して、データ領域の再生を行う第2の再生手段とを有することを特徴とする。この発明では、一方の信号面の再生時に、予め信号面情報領域から他方の信号面に関する情報を再生し、その再生結果に基づいて、一方の信号面の再生態様を変更できる。
また、上記の目的を達成するため、本発明の再生装置は、第1の発明の光記録媒体の記録情報を光ヘッドからの光ビームを用いて再生する再生装置であって、第1及び第2の信号面のうち、一方の信号面の、データ領域とは別の予め定められた信号面情報領域に記録されている、他方の信号面に関する情報を再生する再生手段と、一方の面の記録情報の再生において、光ヘッドから出射される光ビームの光軸を光記録媒体の傾きに対応して傾けるチルト制御と、光ビームの光記録媒体上のスポット位置を記録トラックの走査に追従して制御するトラッキング制御と、光ビームの光記録媒体上の焦点位置を制御するフォーカス制御とのうち、少なくとも一の制御の態様を、再生手段により再生された他方の信号面に関する情報に基づいて変更する制御手段とを有することを特徴とする。
この発明では、一方の信号面の再生時に、予め信号面情報領域から他方の信号面に関する情報を再生し、その再生結果に基づいて、チルト制御、トラッキング制御及びフォーカス制御のうち、一又は二以上の制御を行うようにしたため、他方の信号面により影響される媒体の状況に自動的に対応した適切な制御ができる。
本発明によれば、第1面及び第2面のうち、一方の面側から入射した光ビームにより一方の信号面(記録層)に信号を記録又は再生する場合に、他方の面側から入射した光ビームにより信号を記録又は再生する他方の信号面(記録層)に関する情報が、予め信号面情報領域に記録されているので、この信号面情報領域から再生した他方の信号面(記録層)に関する情報に基づいて、他方の信号面が存在する場合と存在しない場合、又は存在する場合にはその仕様に応じて、再生装置が自動的に最適な再生動作を行うことができる。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。図1(A)、(B)、(C)は、本発明になる光記録媒体の第1、第2、第3の実施の形態の概略断面構造図を示す。図1(A)に示す第1の実施の形態の光記録媒体は、ポリカーボネ−ト等の材料からなる厚さ1.0mmの直径12cmの円盤状の透明基板cの一方の面に記録層18を設けると共に他方の面に記録層19を設け、記録層18の上には厚さ0.1mmのポリカーボネ−ト等の材料からなる透明基板aを設け、記録層19の上には厚さ0.1mmのポリカーボネ−ト等の材料からなる透明基板bを設けた構造である。
また、この図1(A)に示す第1の実施の形態の光記録媒体は、第1の面側から20で模式的に示すように、BDの規格に従い、波長405nmの光ビームが、開口数(NA)0.85の対物レンズにより記録層18の信号面S1に集光され、これにより情報がトラックピッチ0.32μmのトラックを形成して記録再生され、また、第2の面側から21で模式的に示すように、やはりBDの規格に従い、波長405nmの光ビームが、NAが0.85である対物レンズにより記録層19の信号面S2に集光され、これにより情報がトラックピッチ0.32μmのトラックを形成して記録再生される。すなわち、この光記録媒体は、2つの記録層がいずれもBDである両面2層のディスク状の光記録媒体である。
図1(B)に示す第2の実施の形態の光記録媒体は、ポリカーボネ−ト等の材料からなる厚さ0.1mmの直径12cmの円盤状の透明基板aと、厚さ1.1mmのポリカーボネ−ト等の材料からなる透明基板aとの間に、両面がそれぞれ信号面S1とS2とされた記録層22を設けた構造である。
すなわち、記録層22は、図2に拡大して示すように、2つの記録層22aと22bとが厚さ40μmの接着層(接着剤)22cを介して接着された構造であり、記録層22aは信号面S1として、図1(B)に示す、第1の面側から23で模式的に示すように、BDの規格に従い、波長405nmの光ビームが、開口数(NA)0.85の対物レンズにより集光されて情報が図2に示すようにトラックピッチ0.32μmのトラックを形成して記録再生される。
また、図2に示す記録層22bは信号面S2として、図1(B)に示す、第2の面側から24で模式的に示すように、CDの規格に従い波長780nmの光ビームが、NAが0.45である対物レンズにより集光されて、情報が図2に示すようにトラックピッチ1.6μmのトラックを形成して記録再生される。すなわち、この光記録媒体は、2つの記録層がBDとCDである両面2層のディスク状の光記録媒体である。
図1(C)に示す第3の実施の形態の光記録媒体は、記録層25が形成されたポリカーボネ−ト等の材料からなる厚さ0.1mmの直径12cmの円盤状の透明基板aと、記録層26が形成されたポリカーボネ−ト等の材料からなる厚さ0.6mmの直径12cmの円盤状の透明基板bとが、互いの記録層25と26を対向させて厚さ0.5mm中間層dを介在させた構造の両面2層のディスク状の光記録媒体である。
また、この図1(C)に示す第3の実施の形態の光記録媒体は、第1の面側から27で模式的に示すように、BDの規格に従い、波長405nmの光ビームが、NAが0.85の対物レンズにより記録層25の信号面S1に集光され、これにより情報がトラックピッチ0.32μmのトラックを形成して記録再生され、また、第2の面側から27で模式的に示すように、DVDの規格に従い、波長650nmの光ビームが、NAが0.6である対物レンズにより記録層26の信号面S2に集光され、これにより情報がトラックピッチ0.74μmのトラックを形成して記録再生される。すなわち、この光記録媒体は、2つの記録層がBDとDVDである両面2層のディスク状の光記録媒体である。
なお、記録層26はDVDではなく、HD−DVDの記録層と入れ替えてもよい。このHDーDVDの記録層は、厚さ0.6mmの直径12cmの円盤状の透明基板上に形成されており、HD−DVDの規格に従い、波長405nmの光ビームが、NAが0.85である対物レンズにより集光され、これにより情報がトラックピッチ0.32μmのトラックを形成して記録される。
更に、上記の第1乃至第3の実施の形態の光記録媒体では、記録層18、22(22a)、25が図3(A)に示すように、第1面管理領域31、第2面情報領域32及び第1面データ領域33の順で領域の配置がされ、もう一方の記録層19、22(22b)、26は図3(A)に示すように、第2面管理領域34、第1面情報領域35及び第2面データ領域36の順で領域の配置がされる点に特徴がある。
ここで、上記の第1面管理領域31には、図1(A)〜(C)に示したように第1面側から20、23、27で模式的に示したように集光される光ビームにより、記録層18、22(22a)、25の信号面S1の第1面データ領域33の記録データ(コンテンツの音楽や映像情報)を再生するために予め再生される、信号面S1の物理的仕様情報、コンテンツの内容、コンテンツの制御情報等の管理情報が予め記録されている。
また、第2面情報領域32には、記録層18、22(22a)、25に対向して設けられているもう一方の記録層19、22(22b)、26の物理的仕様情報、データ領域36の情報信号の記録有無、記録密度、記録層19、22(22b)、26の厚みの情報、記録再生を行うための情報(信号フォーマット、記録又は再生の条件の情報)等の第2の信号面S2に関する情報が予め記録されている。
一方、上記の第2面管理領域34には、図1(A)〜(C)に示したように第2面側から22、24、27で模式的に示したように集光される光ビームにより、記録層19、22(22b)、26の信号面S2の第2面データ領域36の記録データ(コンテンツの音楽や映像情報)を再生するために予め再生される、信号面S2の物理的仕様情報、コンテンツの内容、コンテンツの制御情報等の管理情報が予め記録されている。また、第1面情報領域35には、もう一方の記録層18、22(22a)、25の物理的仕様情報、データ領域33の情報信号の記録有無、記録密度、記録層18、22(22a)、25の厚みの情報、記録再生を行うための情報(信号フォーマット、記録又は再生の条件の情報)等の第1の信号面S1に関する情報が予め記録されている。
なお、図1(B)や同図(C)に示した光記録媒体のように、信号面S1とS2の記録密度が異なる光記録媒体では、記録密度の高い信号面側に反対面の情報領域を有していることが望ましい。これは、記録密度が高い将来の媒体のフォーマットとして、過去のフォーマットとの互換性の情報を記録しておくことが好ましいからである。
次に、本発明の再生装置について説明する。図4は本発明になる再生装置の一実施の形態のブロック図を示す。同図において、ディスク状の光記録媒体41はスピンドルモータ42により回転され、光記録媒体41の記録層に対して光ヘッド44から照射される光ビームにより光学的に情報が記録され、又は光記録媒体41からの反射光が光ヘッド44内の光学系により光電変換される。なお、後述するように、光ヘッド44は、2種類の波長の光ビームを選択使用できる構成とされている。
光ヘッド44から得られた反射光の受光信号は、記録再生信号処理部45に供給されて所定の信号処理が施されて再生信号とされて、記録再生バファ47に一時蓄積された後出力される。また、再生信号の一部は、各種制御(フォーカス制御、トラッキング制御、チルト制御、フィード制御など)のために用いる信号としてシステム制御部46に供給され、ここで所定の信号処理が施されてサーボ信号として各種制御部48に供給される。また、システム制御部46で得られた信号は、スピンドル制御回路43に供給されて、スピンドルモータ42の回転を制御させる。
各種制御部48は、システム制御部46からのサーボ信号を入力として受け、そのサーボ信号に基づいて、上記の各種制御(フォーカス制御、トラッキング制御、チルト制御、フィード制御など)を行う。例えば、フォーカス制御の場合は、光ヘッド44内の対物レンズの光ビームの光軸方向(光記録媒体41の信号面に対して垂直方向)にフォーカス誤差が少なくなるように(光ビームが光記録媒体41の信号面に焦点一致して集光するように)、対物レンズを移動制御し、トラッキング制御の場合は、トラッキング誤差が少なくなるように、すなわち、ビームスポットが光記録媒体41上のトラックを追従走査するように、対物レンズにより集光されるビームスポットを媒体半径方向に移動制御する。また、フィード制御は指示されたアドレス位置へ光ヘッド44を移動制御する。これらの制御自体は周知であり、また本発明の要旨とは直接の関係がないので詳細な説明は省略する。チルト制御については後述する。
図5は光ヘッド44の一例の構成図を示す。同図において、光源装置51は2種類の半導体レーザと、その2種類の半導体レーザの一方をモニタ用受光素子56から得た媒体の種類の情報に基づいて選択使用する切替部などから構成されている。光記録媒体41が例えば、図1(B)に示した断面構造の光記録媒体用の再生装置である場合は、光ヘッド44はBDの規格で定められた波長405nmの光ビームを出射する第1の半導体レーザと、CDの規格で定められた波長780nmの光ビームを出射する第2の半導体レーザとを選択使用する構成とされており、また、対物レンズ55もBDの規格で定められた、NAが0.85の第1の対物レンズと、CDの規格で定められた、NAが0.45の第2の対物レンズとを選択使用する構成とされている。
また、光記録媒体41が例えば、図1(C)に示した断面構造の光記録媒体用の再生装置である場合は、光ヘッド44はBDの規格で定められた波長405nmの光ビームを出射する第1の半導体レーザと、DVDの規格で定められた波長650nmの光ビームを出射する第3の半導体レーザとを選択使用する構成とされており、また、対物レンズ55もBDの規格で定められた、NAが0.85の第1の対物レンズと、DVDの規格で定められた、NAが0.6の第2の対物レンズとを選択使用する構成とされている。
光源装置51から出射された光ビーム(レーザ光)Lは、コリメータレンズ52で平行光とされ、3ビームを形成するための回折格子53、ビームスプリッタ54を透過して対物レンズ55により光記録媒体41の記録層に集光されてビームスポットを形成する。また、この光記録媒体41から反射された反射光は、対物レンズ55を透過してビームスプリッタ54で反射され、一部はモニタ用受光素子56で受光され、残りは集光レンズ57で集光され、後述するホログラム素子58によりメインビームと複数のサブビームとされた後、後述する受光部59に入射して受光される。
モニタ用受光素子56は上記の反射光を光電変換して、光記録媒体41の例えば図3(A)に示した第1面管理領域31に記録されている記録層の信号面S1の物理的仕様情報(媒体の種類)を検出し、その検出結果を光源装置51に供給して半導体レーザを切替制御すると共に、対物レンズ55も切替制御する(対物レンズ55の切替機構は図5では省略)。光源装置51は、上記の物理的仕様情報が、例えば、光記録媒体41が図1(C)に示した断面構造の光記録媒体で、かつ、その第1面側から信号面S1に照射された光ビームがBDの規格に従う波長405nmの光ビームであるときは、半導体レーザの切替は行わず、DVDの規格に従う650nmの光ビームであるときには、前記第1の半導体レーザへの切替を行う。また、これと共に対物レンズの切替も行う。
また、フォーカス制御とトラッキング制御を行い、図4の光ヘッド44を光記録媒体41のトラック上にトラッキングして、信号を読み出すために、図3(A)の第1面データ領域33の内周側にある第1面管理領域31に移動して、その第1面管理領域31を受光部59により得られた信号に基づいて読み出し、また、第2面情報領域32の記録情報も読み出す。その後、図4のシステム制御部46は第1面管理領域31から読み出した第1面データ領域33の論理、アプリケーション仕様に基づいて、第1面データ領域33の音楽や映像情報を再生する。
また、第2面情報領域32から読み出した第2面情報に基づいて、図4のシステム制御部46は、信号面S1の反対側の信号面S2が、BD規格の信号か、CD規格の信号か、あるいはDVD規格の信号かが分かる。
ここで、第2面情報領域32から読み出した第2面情報に基づいて、信号面S1がBD規格の信号が記録再生され、信号面S2がCD規格の信号が記録再生される図1(B)に示した断面構造の光記録媒体であると判別した場合は、図6(A)に61で示すように、20℃では媒体の変形はないが、60℃では図1(B)に示したように第1面から厚さ0.1mmの透明樹脂層aを介して設けられた信号面S1は金属の反射膜の線膨張係数が低いので、変形が少ないが、信号面S2側は第2面から厚さ1.1mmの透明樹脂層bのみを介して設けられており、線膨張係数が高く、信号面S1側より大きく膨張するので、図6(B)に61’で示すように、信号面S1側へ湾曲する。この場合は、光ヘッド44は光軸を垂直方向から図6(B)に点線の三角印で示すように外周方向に傾斜させるチルト制御を行って再生又は記録をしなければならない。
一方、第2面情報領域32から読み出した第2面情報に基づいて、信号面S1及びS2が共にBD規格の信号が記録再生される図1(A)に示した断面構造の光記録媒体であると判別した場合は、第1面から厚さ0.1mmの透明樹脂層aを介して信号面S1が設けられ、同様に第2面からも0.1mmの透明樹脂層bを介して信号面S2が設けられて対称構造となっているので、20℃及び60℃のいずれの場合も、図6(C)、(D)に62で示すように媒体の変形は大幅に軽減され、基本的には変形しない。
そこで、本実施の形態では、第2面情報領域32から読み出した第2面情報に基づいて、光記録媒体の種別を識別し、検出したチルト量に基づいて、公知のチルト制御機構により光ヘッド44をチルト方向に制御するチルト制御を行う。このチルト制御の方法としては例えば、以下の3つがあげられる。
第1のチルト制御方法は、装置内の光記録媒体41の温度を検出し易い位置に温度センサを設けて、温度を定期的に測定すると共に、第2面情報領域32から読み出した第2面情報に基づいて、温度に対応して発生するチルト量を予めテーブル化しておき、測定した温度に対応して参照したテーブル化したチルト量からチルト制御のゲイン等のパラメータを設定する方法である。
第2のチルト制御方法は、光ヘッド44に搭載されたチルト量を検出するチルトセンサからの結果に基づいて、チルト制御を行うに際し、第2面情報領域32から読み出した第2面情報に基づいて、チルト制御に対する制御ループのサーボゲインを変更する方法である。つまり、第2面情報に基づいて、チルトが大きく発生すると判断した場合は、サーボゲインを高くする。
ここで、上記の光ヘッド44に搭載されたチルト量を検出するチルトセンサとして、例えば本出願人が先に特開2003−67956号公報にて開示した光ピックアップ装置のチルトセンサを用い得る。この本出願人が開示した公報記載の光ピックアップ装置(光ヘッド)では、図5に示すように、光ディスク41からの反射光が、対物レンズ55を透過し、ビームスプリッタ54により反射された後に、集光レンズ57を通過し、更にホログラム素子58にてメインビームと複数のサブビームの光束に分離されて、受光部59に入射する光学系において、ホログラム素子58がトラッキングエラーの検出のため光束をラジアル方向に2分割し、それらは±1次光に分かれるために、計4分割とする。
この4分割された光束の分割方向と、3ビームの分割方向のなす角度はおおよそ90度である。よって、受光部59上の光束は12分割となる。ホログラム素子58を透過した後の光束は図7に示す軌跡をとり、受光部59により受光される。なお、図7においてはサブビームの軌跡の記載は省略している。
受光部59は半導体素子よりなり、その受光面は3行×4列の12個のブロック70に分割されている多分割型の構成とされている。図7中、中央の列の4個のブロック70は、メインビームを受光するためのメイン素子ブロック70Cであり、メインブロック群72を形成している。そして、このメインブロック群72の上側の列及び下側の列のそれぞれ4個のブロック70は、サブビームを受光するためのサブ素子ブロック70Bであり、サブブロック群74を形成している。また、メインブロック群72の4つのブロック70Cは、それぞれ水平方向に4分割されて複数の素子片78を形成している。
これに対して、メインブロック群72の図中の上側に位置するサブ素子ブロック74内の4つのブロック70Bの内、図中、右側の2つのブロック70A及び下側に位置するサブ素子ブロック74内の4つのブロック70Bの内、右側の2つのブロック70Aは、共にそれぞれ水平方向へ5分割されて素子片80を形成している。従って、この受光部59の受光面は全体で40分割されていることになる。
ここで、図8に示すように、メインブロック群72の4つのブロック70Cは、フォーカスエラー検出(スポットサイズ法)、プッシュプル法のトラッキングエラー検出、トラッキングエラー検出(差動プッシュプル方式のメインビーム検出)、RF検出を行うために使用される。また、上下のサブブロック群74のそれぞれ図中、左側の2つのブロック70Bは、トラッキング検出(差動プッシュプル方式のサブビーム検出)を行うために用いられる。
また、上下のサブブロック群74のそれぞれ図中、右側の2つのブロック70Aは、チルトエラー検出を行うために使用される。図8に示すように、チルトエラー検出に用いる各ブロック70Aは、前述したようにそれぞれ水平方向へ分割された5つの素子片78よりなり、その内の中央部に位置する3つの素子片78が実際にチルトエラー検出信号を得るために用いられる。ここでチルトエラー検出信号の形成に用いる各素子片78に、図8に示すように符号FG〜FI、FJ〜FL、EA〜EC、ED〜EFを付すと、チルトエラー検出信号は、下記信号T1、T2の差分として表される。
T1=EA十EC十ED十EF十FH十FK
T2=EB十EE十FG十FI十FJ十FL
第3のチルト制御方法は、温度センサやチルトセンサを設けないで、チルト制御を行う場合に、第2面情報領域32から読み出した第2面情報に基づいて、チルト制御のサーボ系のサーボゲインを変更する方法である。また、この制御方法では、その第2面情報に基づいて、チルト制御だけでなく、フォーカス制御、トラッキング制御のサーボゲインも変更すると共に、チルト制御やフォーカス制御、トラッキング制御系に与えるオフセット量を変更する。つまり、第2面情報領域32から読み出した第2面情報に基づいて、チルトが大きく発生すると判断した場合には、サーボゲインを高くする。
以上のチルト制御方法において、チルト量の制御は、ディスク状の光記録媒体の場合に、内周はディスクランプによって固定されているため、チルトはあまり発生せず、自由端である外周側で大きく発生するので、内周から外周方向に、アドレス情報等に基づいて、ゲインを上げるように制御をする。このゲイン係数はアドレスと同期してテーブルとして、リード・オンリ・メモリ(ROM)等に記憶しておく。また、加算又は減算されて記録媒体上に固定されているアドレス値に対して、所定の関数を用いて演算する方法で生成する。
なお、光記録媒体の変形によりチルト量が変化することで、トラッキングにも直接的にサーボ系にオフセットが生じるので、同様にチルト量に基づいて、トラッキングのオフセット量を制御する。
また、BDやHD−DVD等の媒体に対する記録再生においては、対物レンズのNAが0.85と高いために、光記録媒体表面と対物レンズまでの距離は0.1mmから0.3mm程度と短く、変形量がこの値に十分影響する値になると、内周から外周へのシーク時に、対物レンズ等の光ヘッドが光記録媒体に接触する問題も発生する。
そこで、本実施の形態では、信号面S1の再生時は第2面情報領域の情報に基づいて、信号面S2の再生時は第1面情報領域の情報に基づいて、光記録媒体の変形が大きいと予想される場合には、シーク時のフォーカス制御ループのサーボゲインを高く制御する。すなわち、サーボオン中のフォーカス制御ループのサーボゲインを高くすることによって、最良のフォーカス位置を位置誤差量を小さくして保ち、外乱や光記録媒体が変形しても、対物レンズが最良のフォーカス位置から大きくずれないように光記録媒体との距離を略一定に保つので、光記録媒体と光ヘッドとの衝突を回避することができる。
また、信号面S1の再生時は第2面情報領域の情報に基づいて、信号面S2の再生時は第1面情報領域の情報に基づいて、上記のチルト制御、トラッキング制御、フォーカス制御以外に、前述したように温度変化に応じて媒体の変形に伴い、再生信号のサンプリング位相を変更するなどの再生態様を変更することも可能である。
更に、これ以外にも第2面の記録層の有無による熱の伝搬の速度の違いによる、フォーカスやトラッキングのサーボ系に生じるオフセット等の制御態様の対応でもよい。以上のように、本実施の形態の再生装置によれば、光ビームが照射されている記録層とは反対側に設けられている別の記録層の物理的性質の情報を、再生する側の記録層の情報として読み出すようにしているため、再生又は記録の制御態様を最適化することができる。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば図9(A)及び(C)に示した従来の単層の光記録媒体に図3(B)に示す情報を記録するようにしてもよく、また、図9(B)に示した従来の両面2層の光記録媒体に図3(A)に示す情報を記録するようにしてもよい。
図9(A)及び(C)に示した光記録媒体に図3(B)に示す情報を記録する本発明の光記録媒体の他の実施の形態では、単一の記録層を、図3(B)に示すように、第1面管理領域37、第2面情報領域38及び第1面データ領域39の順で領域の配置がされる。第1面管理領域37には、第1面データ領域39の記録データ(コンテンツの音楽や映像情報)を再生するために予め再生される、記録層(信号面)の物理的仕様情報、コンテンツの内容、コンテンツの制御情報等の管理情報が予め記録される。
また、第2面情報領域38には、第2面側から光ビームが照射されて記録再生が行われる記録層(信号層)が存在しないことが記載される。再生装置は、この第2面情報領域38を再生してその再生情報を記憶しておくことにより、ユーザがその光記録媒体を再生装置から取り出して確認しなくても、第2面側の情報が無いことを簡単に確認することができる。なお、第2面情報領域38には、第1面のレーベル情報を記録するようにしてもよい。
また、本発明は、両面2層の光記録媒体に限定されるものではなく、第1面側から情報を記録再生できる複数の記録層と、第2面側から情報を記録再生できる一又は二以上の記録層とが、中間層を介在させて対向配置された構造の光記録媒体にも本発明を適用できる。
本発明の光記録媒体の第1乃至第3の実施の形態の概略断面構造図である。 図1中の光記録媒体の記録層の一例の拡大図である。 本発明の光記録媒体の記録層の記録領域の各実施の形態の配置図である。 本発明の再生装置の一実施の形態のブロック図である。 図4中のチルトエラー検出手段を備えた、本出願人の提案になる光ヘッドの一例の構成図である。 本発明の光記録媒体で変形が起こる場合と起こらない場合の説明図である。 図5中のホログラム素子面を透過した後の光の軌跡の一例の説明図である。 図5中の受光部の一例の説明図である。 従来の光記録媒体の各例の概略断面構造図である。
符号の説明
18、22a、25 第1面側記録層
19、22b、26 第2面側記録層
22 記録層
22c 接着層
31、37 第1面管理領域
32、38 第2面情報領域
33、39 第1面データ領域
34 第2面管理領域
35 第1面情報領域
36 第2面データ領域
41 光記録媒体
44 光ヘッド
45 記録再生信号処理部
46 システム制御部
47 各種制御部
51 光源装置
55 対物レンズ
56 モニタ用受光素子
58 ホログラム素子
59 受光部

Claims (8)

  1. 第1面側から入射した光ビームにより信号の記録又は再生が可能な第1の信号面と、第2面側から入射した光ビームにより信号の記録又は再生が可能な第2の信号面とを有する光記録媒体において、
    前記第1及び第2の信号面のうち、一方の信号面の、データ領域とは別の予め定められた信号面情報領域に、他方の信号面に関する情報が予め記録されていることを特徴とする光記録媒体。
  2. 前記一方の信号面の前記信号面情報領域に記録される前記他方の信号面に関する情報は、該他方の信号面の前記データ領域への記録の有無の情報であることを特徴とする請求項1記載の光記録媒体。
  3. 前記一方の信号面の前記信号面情報領域に記録される前記他方の信号面に関する情報は、該他方の信号面の情報信号の記録密度の情報であることを特徴とする請求項1記載の光記録媒体。
  4. 前記一方の信号面の前記信号面情報領域に記録される前記他方の信号面に関する情報は、該他方の信号面の物理的仕様情報であることを特徴とする請求項1記載の光記録媒体。
  5. 前記一方の信号面の前記信号面情報領域に記録される前記他方の信号面に関する情報は、該他方の信号面の情報信号の信号フォーマット、記録又は再生の条件の情報であることを特徴とする請求項1記載の光記録媒体。
  6. 第1面及び第2面のうち前記第1面側から入射した光ビームにより信号の記録又は再生が可能な信号面のみを有する光記録媒体において、
    前記信号面のデータ領域とは別の予め定められた信号面情報領域に、他の信号面が存在しないことを示す情報が予め記録されていることを特徴とする光記録媒体。
  7. 請求項1記載の光記録媒体の記録情報を光ヘッドからの光ビームを用いて再生する再生装置であって、
    前記第1及び第2の信号面のうち、一方の信号面の、データ領域とは別の予め定められた信号面情報領域に記録されている、前記他方の信号面に関する情報を再生する第1の再生手段と、
    前記再生手段により再生された前記他方の信号面に関する情報に基づいて、前記一方の信号面の再生態様を変更して、前記データ領域の再生を行う第2の再生手段と
    を有することを特徴とする再生装置。
  8. 請求項1記載の光記録媒体の記録情報を光ヘッドからの光ビームを用いて再生する再生装置であって、
    前記第1及び第2の信号面のうち、一方の信号面の、データ領域とは別の予め定められた信号面情報領域に記録されている、前記他方の信号面に関する情報を再生する再生手段と、
    前記一方の面の記録情報の再生において、前記光ヘッドから出射される前記光ビームの光軸を前記光記録媒体の傾きに対応して傾けるチルト制御と、前記光ビームの前記光記録媒体上のスポット位置を記録トラックの走査に追従して制御するトラッキング制御と、前記光ビームの前記光記録媒体上の焦点位置を制御するフォーカス制御とのうち、少なくとも一の制御の態様を、前記再生手段により再生された前記他方の信号面に関する情報に基づいて変更する制御手段と
    を有することを特徴とする再生装置。
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