JP2010040069A - 光ヘッド装置及び光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】組立や調整の容易性を確保しながら、層間クロストークを抑制できる光ヘッド装置および光ディスク装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る光ヘッド装置は、複数の回折領域を有し、複数の回折領域によって光ディスクにより反射された光を複数に分離して互いに異なる所定の方向に回折させる回折手段と、照射された光の強度に応じた信号を出力する光検出要素を複数有し、複数の回折領域によって前記複数に分離され互いに異なる所定の方向に回折された光をそれぞれ検出可能な位置に前記各光検出要素が配設された光検出手段と、を備え、回折手段は、少なくとも2個の補償プッシュプル検出用の回折領域を有し、光検出手段は、少なくとも回折手段の2個の補償プッシュプル検出用の回折領域により回折された光を受光する2個の補償プッシュプル検出用光検出要素を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ディスクへの情報の記録または再生を行う光ヘッド装置及びその光ヘッド装置を用いた光ディスク装置に関する。
CD(Compact Disc)規格やDVD(Digital Versatile Disk)規格と呼ばれる複数種類の記録密度の光ディスクが既に広く普及しているが、近年、青紫色の波長のレーザ光を用いて情報を記録することにより、さらに記録密度が高められた超高密度光ディスクであるBD(Blu-ray Disc)規格やHD DVD(High Definition Digital Versatile Disk)規格の光ディスクも実用化されている。
光ディスクの記憶容量を増やす手法の一つとしてディスクの片面に複数(例えば2つ)の記録層を設け、光ヘッド装置の対物レンズを光軸方向に動かしてそれぞれの層にビームを合焦させ、記録層毎に記録したり再生することが考えられている。複数の記録層は球面収差を大きくしないようすることから見れば層間距離は小さい方がよいが、記録層間の距離が小さいと他の記録層からの信号の漏れ込みという層間クロストークが発生する。そのため、片面多層ディスクでは、層間クロストークと球面収差の影響があまり出ない範囲で各層を接近させて配置している。
しかしながら、片面多層ディスクにおいては、ビームが合焦していない記録層からぼやけた状態の反射光が光検出器であるPD(Photo Detector)に照射され、光ヘッド装置からの出力信号であるサーボ信号やRF信号に層間クロストークの信号が入り込みSN比が低下する。この問題を解決する方法として、例えば、特許文献1には、PDの受光面積を小さくすることが記載されている。
特許文献1においては、光ディスクのタンジェンシャル方向とラジアル方向との2直線で4領域に分割され、この各対角に配置される領域同士を同一構成である第1ホログラム対領域と第2ホログラム対領域として構成したホログラム素子と、第1ホログラム対領域からの±1次回折光を受光する第1及び第2受光領域と、第2ホログラム対領域からの±1次回折光を受光する第3及び第4受光領域とを有し、第1〜第4受光領域の各中心と反射光の収束点とがホログラム素子の中心から全て光学的に略等距離になる位置に配置され、第1〜第4受光領域を中央分割領域と両側の二つの端部分割領域に3分割された受光素子基板とを備えた構成が記載されている。
特開2000−251305号公報
PDの受光面積を小さくすることは、サーボ信号であるフォーカス信号、トラック信号やRF信号の層間クロストークの信号を小さくすることが可能であるが、PDの受光面積を小さくしすぎると光ヘッド装置の組立や調整が困難になり、信頼性が大きく低下する可能性がある。このため、組立や調整の容易性を確保しながら、層間クロストークを抑制することが望まれている。
本発明は上記したような事情に鑑み成されたものであって、組立や調整の容易性を確保しながら、層間クロストークを抑制できる光ヘッド装置および光ディスク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の光ヘッド装置は、複数の回折領域を有し、前記複数の回折領域によって光ディスクにより反射された光を複数に分離して互いに異なる所定の方向に回折させる回折手段と、照射された光の強度に応じた信号を出力する光検出要素を複数有し、前記複数の回折領域によって前記複数に分離され互いに異なる所定の方向に回折された光をそれぞれ検出可能な位置に前記各光検出要素が配設された光検出手段と、を備え、前記回折手段は、少なくとも2個の補償プッシュプル検出用の回折領域を有し、前記光検出手段は、少なくとも前記回折手段の2個の補償プッシュプル検出用の回折領域により回折された光を受光する2個の補償プッシュプル検出用光検出要素を有することを特徴とする。
また、本発明の光ディスク装置は、光ヘッド装置と前記光ヘッド装置から出力される信号を処理する制御部と備えた光ディスク装置であって、前記光ヘッド装置は、複数の回折領域を有し、前記複数の回折領域によって光ディスクにより反射された光を複数に分離して互いに異なる所定の方向に回折させる回折手段と、照射された光の強度に応じた信号を出力する光検出要素を複数有し、前記複数の回折領域によって前記複数に分離され互いに異なる所定の方向に回折された光をそれぞれ検出可能な位置に前記各光検出要素が配設された光検出手段と、を備え、前記回折手段は、少なくとも2個の補償プッシュプル検出用の回折領域を有し、前記光検出手段は、少なくとも前記回折手段の2個の補償プッシュプル検出用の回折領域により回折された光を受光する2個の補償プッシュプル検出用光検出要素を有することを特徴とする。
本発明によれば、組立や調整の容易性を確保しながら、層間クロストークを抑制できる光ヘッド装置および光ディスク装置を提供することができる。
以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の概略構成を示す図である。光ディスク装置1は、光ヘッド装置2、信号処理回路3、制御部4、LD駆動回路5、記録波形発生回路6、メモリ7、サーボ回路8等を備えている。
光ディスク装置1は、光ヘッド装置2から出射されるレーザ光を光ディスクMの情報記録層に集光し、情報の記録再生を行う。光ディスクMは、例えば記録層が2層ありそれぞれ光ディスクの基板表面から順にL0層、L1層があり、レーザ光はどちらかの記録層に集光される。
光ディスクMから反射した光は、再び、光ヘッド装置2の光学系を通過し光検出器(後述するDVD/HD DVD/BD共通光検出部21又はCD用ホログラムユニット13内にあるCD用光検出部)で電気信号として検出される。検出された電気信号は、プリアンプ、RF信号処理回路、アドレス信号処理回路等を含む信号処理回路3に出力される。
RF信号処理回路では、光ヘッド装置2により検出された電気信号のうち、主に和信号を処理することにより、記録されたユーザー情報等の情報を再生する。この際の復調方法としては、スライス方式やPRML方式がある。つまり、信号処理回路3(RF信号処理回路)は、光ディスクMに記録されたデータを読み取る読取手段として機能する。
アドレス信号処理回路では、検出された信号を処理することにより、光ディスク上の記録位置を示す、物理アドレス情報を読み出し、制御部4に出力する。制御部4はこのアドレス情報を元に、所望の位置のユーザー情報等の情報を読み出したり、所望の位置にユーザー情報等の情報を記録したりする。この際、ユーザー情報は、記録波形発生回路6を構成する記録信号処理回路で光ディスク記録に適したデータに変調される。このとき、データの変調は例えば(1、10)RLL(Run length limited)変調、(1、7)RLL変調といった変調方式が用いられる。(1、10)RLL変調では、データの変調に用いられた最も短い符号は2T、最も長い符号は11Tとなる。さらに、記録波形発生回路6は、入力された符号を元にレーザ発光波形を制御するための信号を生成し、LD駆動回路5はこのレーザ発光波形制御信号に基づきLD(レーザドライバ)を駆動し、これにより光ディスクに情報が記録される。
サーボ回路8は、光ヘッド装置2により検出された電気信号に基づき、フォーカス、トラッキング、チルト等のサーボ信号を生成し、各信号をそれぞれ、光ヘッド装置2のフォーカス、トラッキング、チルトの各アクチュエータ20に出力する。
光ヘッド装置2は、HD DVD/BD用光源11、DVD用光源12、CD用ホログラムユニット13、ダイクロイックプリズム14、偏光ビームスプリッタ(PBS)15、ダイクロイックミラー16、コリメートレンズ(CL:Collimating Lens)17、偏光ホログラム光学素子(HOE:polarizing Holographic Optical Element)が形成された回折素子18、対物レンズ19、アクチュエータ20、DVD/HD DVD/BD共通光検出部21、及びCD用の倍率を変換する倍率変換レンズ22を備えている。なお回折素子18にはλ/4板として機能する素子が積層されている。
HD DVD/BD用光源11は、半導体レーザ素子であるレーザダイオードなどを含み、例えばHD DVD/BDに対応する約405nm(ナノメートル)の波長を有するレーザ光が射出可能である。同様に、DVD用光源12は、半導体レーザ素子であるレーザダイオードなどを含み、例えばDVDに対応する約650nmの波長を有するレーザ光が射出可能である。
CD用ホログラムユニット13は、CDに対応する約780nmの波長を有するレーザ光が射出可能な半導体レーザ、各種サーボ信号を得るためのフォトダイオード、サーボ信号を得るために光を分割するためのグレーティングなどが集積化されたユニットであり、光ディスク上に光を集光するだけで、信号がえられるものである。
HD DVD/BD用光源11から射出されたレーザ光は、ダイクロイックプリズム14、偏光ビームスプリッタ15を透過し、ダイクロイックミラー16で反射され、コリメートレンズ17によりコリメート化(平行光化)される。その後、レーザ光は、回折素子18を透過し対物レンズ19に導かれる。なお、対物レンズ19と回折素子18は、一体的に保持されているため一体的に動作する。
対物レンズ19に導かれたレーザ光は、対物レンズ19により所定の収束性が与えられて、光ディスクMの任意記録層のいずれか(L0またはL1)に集光される。なお、光ディスクMのそれぞれの記録層には例えば0.34μm(マイクロメートル)あるいは0.4μmのピッチで案内溝すなわちトラックもしくは記録マーク(記録済みデータ)列が、同心円上またはスパイラル上に形成されている。また、対物レンズ19は、例えばプラスチック製で、その開口数はHD DVDの場合は0.65、BDの場合は0.85である。
対物レンズ19により所定の収束性が与えられたレーザ光は、光ディスクのカバー層を透過し、いずれかの記録層に集光される。これにより、HD DVD/BD用光源11からのレーザ光は、対物レンズ19の焦点位置で最小光スポットを呈する。
対物レンズ19は、例えば駆動コイルとマグネットを含む対物レンズ駆動機構により、光ディスクMのそれぞれの記録層の厚さ方向であるフォーカス方向の所定の位置に位置される。なお、対物レンズ19をトラック方向に移動させて、トラック(記録マーク列)の中心にレーザ光の最小光スポットを一致させるための対物レンズ19の位置制御がトラッキング制御と呼ばれる。また、対物レンズ19をフォーカス方向に移動させて、記録層と対物レンズ19との間の距離を、対物レンズ19の焦点距離に一致させるための対物レンズ19の位置制御が、フォーカス制御と呼ばれる。
光ディスクMの任意の記録層で反射されたレーザ光は、対物レンズ19により捕捉されたのち概ね平行な断面ビーム形状に変換され、回折素子18に戻される。
回折素子18の回折領域は、入射光に対して偏光の方向が90°異なる反射光にのみ作用するように規定されており、光ディスクMからの反射光を複数光束に分割、回折する。つまり、往路の光ビームはほとんど回折されずに通過し、逆に復路の光ビームは回折される。この回折素子18は、例えば図2に示すような所定の領域に分割されており、それぞれの領域は異なる回折ピッチ、回折格子の方向を持つ。回折素子18により回折された各々の光束は、ダイクロイックミラー16で反射され、さらに偏光ビームスプリッタ15により反射される。
これらの光束は、コリメートレンズ17により与えられる収束性によりDVD/HD DVD/BD共通光検出部21の受光面に結像される。このとき、回折素子18により分割された反射光束は、DVD/HD DVD/BD共通光検出部21の受光面に予め設定された検出領域(受光領域)の配列及び形状に合わせて集光する。例えば図3に示すような検出領域が放射状に配列されている場合、回折素子18の領域FA、FBを通り回折された光束はそれぞれ領域G、Hの境界部、領域J、Iの境界部に集光し、いわゆるナイフエッジ方式によりフォーカスエラー信号が取得される。取得されたフォーカスエラー信号は信号処理回路3へ入力される。また、領域TA、TB、TC、TDを透過、回折された光束はそれぞれDVD/HD DVD/BD共通光検出部21上の領域A、B、C、Dに集光し、ROMディスクであればDPD(Differential Phase Detection)信号、R、RWディスクであればPP(Push Pull)信号を取得する。取得された信号は信号処理回路3へ入力される。また、領域CA、CBを透過、回折された光束はそれぞれDVD/HD DVD/BD共通光検出部21上の領域E、Fに集光し、対物レンズ19のレンズシフトによるPP信号のオフセットを補償するための補償プッシュプル信号を得る。また、信号処理回路3のRF信号処理回路が、全部の信号を加算することによりRF信号を得る。
以上が、HD DVD/BD系の信号処理である。
同様に、DVD用光源12から射出されたレーザ光はダイクロイックプリズム14により反射され、ほぼ上記したHD DVD/BD系の光路を通り、対物レンズ19により光ディスクMの記録面上に集光、反射し、回折素子18により回折される。回折された光束はDVD/HD DVD/BD共通光検出部21により受光されるが、DVD用光源12から射出されたレーザ光の波長はHD DVD/BD用光源11から射出されたレーザ光の波長よりも長いため、回折素子18による回折角はHD DVD/BD系より大きくなる。このため、DVD/HD DVD/BD共通光検出部21の受光領域は領域a〜iを使用する。
以上が、DVD系の信号処理である。
CD用光源13から射出されたレーザ光は、倍率変換レンズ22、ダイクロイックミラー16を透過し、コリメートレンズ17によりほぼ平行光となる。さらにレーザ光は、回折素子18を通過し、対物レンズ19に導かれる。対物レンズ19に入射したレーザ光は収束性を与えられ、光ディスクMの記録面に集光する。さらに、光ディスクMの記録面からの反射光は、往路と同じ経路をたどり、CD用ユニット13内にあるCD用光検出部により受光される。CD用光検出部は受光した反射光を電気信号へ変換し、信号処理回路3がこの電気信号に基づき信号処理する。
続いて、回折素子18およびDVD/HD DVD/BD共通光検出部21の構成および作用についてより詳細に説明する。図2に示すように、回折素子18は、第1のフォーカスエラー用回折領域としての回折領域FA、第2のフォーカスエラー用回折領域としての回折領域FB、第1のトラッキングエラー用回折領域群としての回折領域群TA、第2のトラッキングエラー用回折領域群としての回折領域群TB、第3のトラッキングエラー用回折領域群としての回折領域群TC、第4のトラッキングエラー用回折領域群としての回折領域群TD、第1の補償プッシュプル用回折領域群としての回折領域群CA、および第2の補償プッシュプル用回折領域群としての回折領域群CBとに分割される。図2に示すように、回折素子18は、16個に分割されているが、機能的には上記した8個の領域に分割されている。
図3に示すように、DVD/HD DVD/BD共通光検出部21は、HD DVD/BD用として、第1のフォーカスエラー用光検出要素G、H、第2のフォーカスエラー用光検出要素J、I、第1のトラッキングエラー用光検出要素A、第2のトラッキングエラー用光検出要素B、第3のトラッキングエラー用光検出要素C、第4のトラッキングエラー用光検出要素D、第1の補償プッシュプル用光検出要素Eおよび第2の補償プッシュプル用光検出要素Fを有する。
また、図3に示すように、DVD/HD DVD/BD共通光検出部21は、DVD用として、第1のフォーカスエラー用光検出要素g、h、第2のフォーカスエラー用光検出要素j、i、第1のトラッキングエラー用光検出要素a、第2のトラッキングエラー用光検出要素b、第3のトラッキングエラー用光検出要素c、第4のトラッキングエラー用光検出要素d、第1の補償プッシュプル用光検出要素eおよび第2の補償プッシュプル用光検出要素fを有する。DVD/HD DVD/BD共通光検出部21は、それぞれの光検出要素が光軸を中心に扇形状に放射状に配置されている。
回折素子18の回折領域FA、FBによって分離された光をそれぞれRFA、RFB、回折領域TA、TB、TC、TDによって分離された光をそれぞれRTA、RTB、RTC、RTD、回折領域CA、CBによって分離された光をそれぞれRCA、RCBと呼ぶことにする。回折素子18により分離された光RFA、RFB、RTA、RTB、RTC、RTD、RCA、RCBは、DVD/HD DVD/BD共通光検出部21の各光検出要素により検出されて出力信号(たとえばフォトダイオードでは電流値)に変換され、これらの出力信号にもとづいて、信号処理回路3によりRF信号、FE信号およびTE信号が生成される。
本実施形態においては、トラッキングエラー検出法として、プッシュプル法(PP:Push Pull)を用いるが、対物レンズ19のレンズシフトの影響を考慮して補償プッシュプル検出法(CPP:Compensated Push Pull)を適用する。
PP信号は、信号処理回路3により、第1のトラッキングエラー用光検出要素A、第2のトラッキングエラー用光検出要素B、第3のトラッキングエラー用光検出要素C、第4のトラッキングエラー用光検出要素Dのそれぞれの出力信号から生成される。
回折領域群TAは、図2に示すように、円形の外縁24と円弧状の分割線25と光軸中心を通るラジアル方光軸28により囲まれた略半紡錘形状の領域から、回折領域FAを除いた領域群である。回折領域群TBは、円形の外縁24と円弧状の分割線25と光軸中心を通るラジアル方光軸28により囲まれた略半紡錘形状の領域から、回折領域FBを除いた領域群である。回折領域群TCは、円形の外縁24と円弧状の分割線26と光軸中心を通るラジアル方光軸28により囲まれた略半紡錘形状の領域から、回折領域FAを除いた領域群である。回折領域群TDは、円形の外縁24と円弧状の分割線26と光軸中心を通るラジアル方光軸28により囲まれた略半紡錘形状の領域から、回折領域FBを除いた領域群である。回折領域FAおよび回折領域FBは、図2に示すように、それぞれ、光ディスクの半径方向(ラジアル方向)と平行な帯状領域であり、ラジアル方光軸28に対して対称な位置に離間して設けられている。
回折領域群TAは、第1のトラッキングエラー用光検出要素Aに向けて光RTAを回折する。また、回折領域群TAは、この回折した光RTAが光検出要素A上で集光されるようなレンズ機能を有する。回折領域群TBは、第2のトラッキングエラー用光検出要素Bに向けて光RTBを回折する。また、回折領域群TBは、この回折した光RTBが光検出要素B上で集光されるようなレンズ機能を有する。光検出要素A、光検出要素Bは、光RTA、光RTBを集光状態で受光し、受講した光の強度に応じた信号を出力する。回折領域群TC、TD及び光検出要素C、Dについても同様であるので説明を省略する。
信号処理回路3は、光検出要素Aおよび光検出要素Bの出力に基づいて、トラッキングエラー信号(PP信号)をPP法により生成する。光検出要素A、B、C、Dから得られた出力信号をそれぞれSA、SB、SC、SDとするとPP=(SA+SB)−(SC+SD)で算出される。
CPP信号を生成するために必要な補償プッシュプル用信号は、信号処理回路3により、第1の補償プッシュプル用光検出要素Eおよび第2の補償プッシュプル用光検出要素Fの出力信号から生成される。
回折領域群CAは、図2に示すように、円形の外縁24と円弧状の分割線25と光軸中心を通るタンジェンシャル方光軸27により囲まれた略平凹レンズ形状の領域から、回折領域FA、FBを除いた領域群である。回折領域群CBは、円形の外縁24と円弧状の分割線26と光軸中心を通るタンジェンシャル方光軸27により囲まれた略平凹レンズ形状の領域から、回折領域FA、FBを除いた領域群である。
回折領域群CAは、第1の補償プッシュプル用光検出要素Eに向けて光RCAを回折する。また、回折領域群CAは、この回折した光RCAが光検出要素E上で集光されるようなレンズ機能を有する。回折領域群CBは、第2の補償プッシュプル用光検出要素Fに向けて光RCBを回折する。また、回折領域群CBは、この回折した光RCBが光検出要素F上で集光されるようなレンズ機能を有する。光検出要素E、光検出要素Fは、光RCA、光RCBを集光状態で受光し、受講した光の強度に応じた信号を出力する。
信号処理回路3は、光検出要素Eおよび光検出要素Fの出力に基づいて、トラッキングエラー信号を補償プッシュプル法(CPP法)により生成するために必要な補償プッシュプル用信号を出力する。光検出要素E、Fから得られた出力信号をそれぞれSE、SFとすると、補償プッシュプル信号による補償値は、α(SE−SF)で算出される(αは係数)。従って補償プッシュプル信号による補償値を考慮したPP信号はPP=(SA+SB)−(SC+SD)−α(SE−SF)で算出される。
サーボ回路8は、信号処理回路3から受けたトラッキングエラー信号に基づいて、入射光の光ディスクMのL0またはL1上における集光位置がジャストトラックの位置となるよう、対物レンズ19の位置を制御する。
次に層間クロストークの影響とその低減方法について説明する。対物レンズ19に導かれたレーザ光は、対物レンズ19により光ディスクMの記録層L0またはL1に集光されるが、例えばL0に合焦しているとき、L1にはL0を通過した拡散光が照射され、それに見合った反射光が反射され、回折素子18に到達する。L1から反射した光は、回折素子18上には所謂ボケた状態の光として照射されている。このL1からの反射光も回折素子18によって回折されるが、L0の集光位置とは異なったずれた位置にボケた状態で集光する。例えば、L1の反射光の内で回折領域TAを通過した光は光検出要素Aからずれた位置に到達する。このずれの大きさは回折素子18の外縁に近いほど大きくなる。逆に光軸中心付近は殆どずれない。
L1からの反射光はL0の反射光の集光位置とずれた位置に集光するが、光検出要素の受光面積が大きいとL1からの反射光を取り込むことになり、層間クロストークの影響が生じる。逆に光検出要素の受光面積を小さくすることによって、層間クロストークの影響を除去することができる。図2で示す回折パターンの場合回折領域FA、FB、TA〜TDのように光軸中心から離れた回折パターンの場合には、クロストークの影響を除去することが可能である。
一方、回折領域CA、CBは、光軸中心付近の部分を含むため、上述したL1からの反射光の照射が避けられず層間クロストークの影響が生じる。回折領域CA、CBで回折された光RCA、RCBは、光検出要素E、光検出要素Fで集光し、その出力信号から補償プッシュプル信号による補償値(α(SE−SF))が生成される。層間クロストークによってこの補償値が変動を受ける。
図4は、回折素子18を用いない場合の他層からの記録未記録境界のクロストークのシミュレーション結果を示す図である。光ディスクはHD DVDである。横軸が他層の記録未記録境界からの距離であり、縦軸は光検出要素E、Fの検出光量である。合焦していない他の層の記録済み領域と未記録領域の境界部分で、特に大きな層間クロストークが発生することがわかる。例えば、L0層に合焦していてL1層に記録未記録境界部分がある場合が想定される。L1層からのクロストークの影響を受けて、光検出要素E、Fの検出光量が大きく変動し、補償プッシュプルの値が大きく変動するため、トラッキングサーボが不安定となる場合がある。
図5は、光検出部としてフォトディテクター(PD、Photo Detector)を用い、PDのセルの大きさとクロストーク量の関係について、回折素子18を使用した場合としない場合、層間距離が30μmと20μmの場合、それぞれについてシミュレーションした結果を示す図である。まず回折素子18を使用した場合としない場合とでは、明らかに回折素子18を使用した方がクロストーク量が小さくなることがわかる。これは、回折素子18を使用することによって、他層からの反射光の内光軸中心から離れた部分の反射光をずらすことによって光検出要素(この場合はPDのセル)に光軸中心部分の反射光しか照射しないようにすることができるためである。層間距離が30μmと20μmの場合では層間距離が大きい30μmの方が、クロストーク量が小さいことが分かる。
図5において、光ディスク装置1のトラッキングサーボが十分安定に動作するには、サーボ許容値は6%程度以内であればよいことが分かっている。それより大きいと層間クロストークの影響でトラッキングサーボが不安定となる場合がある。層間距離が20μmの場合に、許容値6%以下であるためには、PDのセルの大きさは、正方形の場合で1辺が約75μm以下であることが分かる。従って、図3に示したように、DVD/HD DVD/BD共通光検出部21のそれぞれの光検出要素が光軸を中心に放射状に配置されている場合において、光検出要素E、Fの大きさは、正方形の場合で1辺が75μm以下であることが望ましい。光検出要素E、Fの形状は、面積が5625平方マイクロメートル以下であれば、長方形、長方形の頂点部分が直線状あるいは円弧状に面取りされた形状、或いは円形、長円形、楕円形等であってもよい。また、復路光学系の収差歪を抑制するため、PDの全てのセルについて半径1mm以下の円内に配置することが望ましい。
図6は、図2に示した配置の回折素子18を用い、光検出要素E、FのPDのセルの大きさを正方形の場合で1辺が75μm以下に設定した場合の、他層からの記録未記録境界のクロストークのシミュレーション結果を示す図である。図4に示した光検出要素E、Fの検出光量の変動が小さくなったことが分かる。
以上のように、図2に示すように、回折素子18の回折領域の配置において、中央部に2個の補償プッシュプル信号用の回折領域CA、CBを配置し、外縁に沿って4個のトラッキングエラー用回折領域TA、TB、TC、TDを配置し、ラジアル方向軸28に平行で光軸中心から離間した2個のフォーカスエラー用回折領域FA、FBを配置し、図3に示すように、DVD/HD DVD/BD共通光検出部21をのそれぞれの光検出要素の配置において、光軸を中心に放射状になるように配置し、補償プッシュプル用光検出要素E、Fの大きさを正方形の場合で1辺が75μm以下に、正方形以外の形状の場合には受光面積が5625平方マイクロメートル以下にすることによって、組立や調整の容易性を確保しながら、層間クロストークを抑制することができる。光ディスクの層間距離が20μmであっても、他層の記録未記録境界のクロストークの影響を光ディスク装置の許容範囲内に抑えることができ、安定した記録再生が可能となる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。また、図3に示した各光検出要素の配置はあくまで一例であり、図3に示した場所とは異なる場所に各光検出要素を配置しても、回折素子18の各回折領域の設計により、各光検出要素に反射光を照射することが可能である。
本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の概略構成を示す図。 回折素子の回折領域の配置を示す図。 光検出部の光検出要素の配置を示す図。 他層からの記録未記録境界のクロストークのシミュレーション結果を示す図。 PDのセルの大きさとクロストーク量の関係について示す図。 回折素子を用いた場合の他層からの記録未記録境界のクロストークのシミュレーション結果を示す図。
符号の説明
1 光ディスク装置
2 光ヘッド装置
3 信号処理回路
4 制御部
5 レーザ駆動回路
6 記録波形発生回路
7 メモリ
8 サーボ回路
11 HD DVD/BD用光源
12 DVD用光源
13 CD用ホログラムユニット
14 ダイクロイックプリズム
15 偏光ビームスプリッタ
16 ダイクロイックミラー
17 コリメートレンズ
18 回折素子
19 対物レンズ
20 アクチュエータ
21 DVD/HD DVD/BD共通光検出部
22 倍率変換レンズ

Claims (14)

  1. 複数の回折領域を有し、前記複数の回折領域によって光ディスクにより反射された光を複数に分離して互いに異なる所定の方向に回折させる回折手段と、
    照射された光の強度に応じた信号を出力する光検出要素を複数有し、前記複数の回折領域によって前記複数に分離され互いに異なる所定の方向に回折された光をそれぞれ検出可能な位置に前記各光検出要素が配設された光検出手段と、を備え、
    前記回折手段は、少なくとも2個の補償プッシュプル検出用の回折領域を有し、
    前記光検出手段は、少なくとも前記回折手段の2個の補償プッシュプル検出用の回折領域により回折された光を受光する2個の補償プッシュプル検出用光検出要素を有することを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 前記補償プッシュプル検出用光検出要素は、1辺の長さが75マイクロメートル以下の四角形であることを特徴とする請求項1記載の光ヘッド装置。
  3. 前記補償プッシュプル検出用光検出要素は、その面積が5625平方マイクロメートル以下であることを特徴とする請求項1記載の光ヘッド装置。
  4. 複数の回折領域を有し、前記複数の回折領域によって光ディスクにより反射された光を複数に分離して互いに異なる所定の方向に回折させる回折手段と、
    照射された光の強度に応じた信号を出力する光検出要素を複数有し、前記複数の回折領域によって前記複数に分離され互いに異なる所定の方向に回折された光をそれぞれ検出可能な位置に前記各光検出要素が配設された光検出手段と、を備え、
    前記回折手段は、複数のトラッキングエラー検出用の回折領域と複数のフォーカスエラー検出用の回折領域と複数の補償プッシュプル検出用の回折領域を有し、
    前記光検出手段は、前記回折手段の複数のトラッキングエラー検出用の回折領域により回折された光をそれぞれ受光する複数のトラッキングエラー検出用光検出要素と前記回折手段の複数のフォーカスエラー検出用の回折領域により回折された光をそれぞれ受光する複数のフォーカスエラー検出用光検出要素と前記回折手段の複数の補償プッシュプル検出用の回折領域により回折された光をそれぞれ受光する複数の補償プッシュプル検出用光検出要素とを有することを特徴とする光ヘッド装置。
  5. 前記補償プッシュプル検出用光検出要素は、1辺の長さが75マイクロメートル以下の四角形であることを特徴とする請求項4記載の光ヘッド装置。
  6. 前記補償プッシュプル検出用光検出要素は、その面積が5625平方マイクロメートル以下であることを特徴とする請求項4記載の光ヘッド装置。
  7. 前記光検出手段は、それぞれの光検出要素が光軸を中心に放射状に配置されていることを特徴とする請求項4記載の光ヘッド装置。
  8. 光ヘッド装置と前記光ヘッド装置から出力される信号を処理する制御部と備えた光ディスク装置であって、
    前記光ヘッド装置は、
    複数の回折領域を有し、前記複数の回折領域によって光ディスクにより反射された光を複数に分離して互いに異なる所定の方向に回折させる回折手段と、
    照射された光の強度に応じた信号を出力する光検出要素を複数有し、前記複数の回折領域によって前記複数に分離され互いに異なる所定の方向に回折された光をそれぞれ検出可能な位置に前記各光検出要素が配設された光検出手段と、を備え、
    前記回折手段は、少なくとも2個の補償プッシュプル検出用の回折領域を有し、
    前記光検出手段は、少なくとも前記回折手段の2個の補償プッシュプル検出用の回折領域により回折された光を受光する2個の補償プッシュプル検出用光検出要素を有することを特徴とする光ディスク装置。
  9. 前記補償プッシュプル検出用光検出要素は、1辺の長さが75マイクロメートル以下の四角形であることを特徴とする請求項8記載の光ディスク装置。
  10. 前記補償プッシュプル検出用光検出要素は、その面積が5625平方マイクロメートル以下であることを特徴とする請求項8記載の光ディスク装置。
  11. 光ヘッド装置と前記光ヘッド装置から出力される信号を処理する制御部と備えた光ディスク装置であって、
    前記光ヘッド装置は、
    複数の回折領域を有し、前記複数の回折領域によって光ディスクにより反射された光を複数に分離して互いに異なる所定の方向に回折させる回折手段と、
    照射された光の強度に応じた信号を出力する光検出要素を複数有し、前記複数の回折領域によって前記複数に分離され互いに異なる所定の方向に回折された光をそれぞれ検出可能な位置に前記各光検出要素が配設された光検出手段と、を備え、
    前記回折手段は、複数のトラッキングエラー検出用の回折領域と複数のフォーカスエラー検出用の回折領域と複数の補償プッシュプル検出用の回折領域を有し、
    前記光検出手段は、前記回折手段の複数のトラッキングエラー検出用の回折領域により回折された光をそれぞれ受光する複数のトラッキングエラー検出用光検出要素と前記回折手段の複数のフォーカスエラー検出用の回折領域により回折された光をそれぞれ受光する複数のフォーカスエラー検出用光検出要素と前記回折手段の複数の補償プッシュプル検出用の回折領域により回折された光をそれぞれ受光する複数の補償プッシュプル検出用光検出要素とを有することを特徴とする光ディスク装置。
  12. 前記補償プッシュプル検出用光検出要素は、1辺の長さが75マイクロメートル以下の四角形であることを特徴とする請求項11記載の光ディスク装置。
  13. 前記補償プッシュプル検出用光検出要素は、その面積が5625平方マイクロメートル以下であることを特徴とする請求項11記載の光ディスク装置。
  14. 前記光検出手段は、それぞれの光検出要素が光軸を中心に放射状に配置されていることを特徴とする請求項11記載の光ディスク装置。
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