JP2006235447A - 光学部材及び背面投影型リアスクリーン及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】背面投影型リアスクリーン(単に透過型スクリーンとも称す)を構成する透光性基材とレンチキュラーレンズアレイを有する透明支持体層に更に別の透明支持体層を追加してスクリーンを構成するシートを厚くして機械強度を向上させ、軟化点近傍の温度で反り付けを行っても、反り量、ねじれ量を小さくすることができるようにする。
【解決手段】背面投影型リアスクリーンに使用され、透光性基材層11と、垂直一次元方向を長手方向とするシリンドリカルレンズの単位レンズを水平方向に平行に複数単位並列したレンチキュラーレンズからなるレンズアレイ17を表面に有する透明支持体層16とを、その透明支持体層16裏面にて粘着剤層14を介して貼り合わせることで形成されるレンチキュラーレンズシートであって、前記透光性基材層11と透明支持体層16との間に、更に第2の透明支持体層13を有する。
【選択図】図1
【解決手段】背面投影型リアスクリーンに使用され、透光性基材層11と、垂直一次元方向を長手方向とするシリンドリカルレンズの単位レンズを水平方向に平行に複数単位並列したレンチキュラーレンズからなるレンズアレイ17を表面に有する透明支持体層16とを、その透明支持体層16裏面にて粘着剤層14を介して貼り合わせることで形成されるレンチキュラーレンズシートであって、前記透光性基材層11と透明支持体層16との間に、更に第2の透明支持体層13を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、背面投影型リアプロジェクションテレビやディスプレイなどに用いられる光学部材、及び背面投影型リアスクリーン、及び光学部材の製造方法、及び背面投影型リアスクリーンの製造方法に関する。
一般的に背面投影型リアプロジェクションテレビ向けの背面投影型リアスクリーンは、観察者側に配置されるレンチキュラーレンズシートと、映像投影側(光源側)に配置するフレネルレンズシートとの重ね合わせによる組み合わせにより構成されている。
背面投影型リアプロジェクションテレビ(以下、単にリアプロジェクションテレビと称す)に用いられる背面投影型リアスクリーン(単に透過型スクリーンとも称す)は、広視野角、高解像度、高コントラスト、そしてギラツキ(輝点ノイズ)の少ないものが求められており、視野角が広いと、観察者にとっては映像可視領域が広くなり、コントラストが高いと、映像の視認性が高くなり、ギラツキが少ないと、観察者の眼の疲労が少なくなるなどの利点がある。
また、解像度が低下する原因としては、環境温度、環境湿度の変化により、レンチキュラーレンズシートとフレネルレンズシートの間に浮きが生じてしまうことが指摘されている。
例えば、特開平5−204048などのように、透過型スクリーンを構成するレンチキュラーレンズシート若しくはフレネルレンズシートを、そのスクリーンの樹脂軟化点の近傍で湾曲させることにより、互いの密着性を向上させる手法が公知となっている。
ところで、レンチキュラーレンズシートとフレネルレンズシートとの組み合わせにおいては、レンチキュラーレンズシートのレンチキュラーレンズアレイ面側とフレネルレンズシートのフレネルレンズアレイ面側とを互いに対向させて重ね合わせて組み合わせる方式と、レンチキュラーレンズシートのレンチキュラーレンズアレイ面とフレネルレンズシートのフレネルレンズアレイ面でない平坦面側とを互いに対向させて重ね合わせる方式がある。
例えば、レンチキュラーレンズシートのレンチキュラーレンズアレイ面側とフレネルレンズシートのフレネルレンズアレイ面側とを互いに対向させて重ね合わせて組み合わせる方式においては、樹脂製のレンチキュラーレンズシートでは、透過型スクリーンのスクリーン基材としては剛性が小さいために浮きが生じ易いため、浮きが生じない程度の反り量にしてしまうと、重ね合わせたフレネルレンズシートのレンズアレイ面に、レンチキュラーレンズシートのレンチキュラーレンズアレイ面が接触して擦れ合い、特にフレネルレンズの鋸歯形状のレンズ先端にレンズ潰れ(刃潰れ)が生じてしまい、また、例えば、レンチキュラーレンズシートのレンチキュラーレンズアレイ面側とフレネルレンズシートのフレネルレンズアレイ面と反対面の平坦面側とを互いに対向させて重ね合わせて組み合わせる方式においては、重ね合わせたフレネルレンズシートの平坦面にレンチキュラーレンズシートのレンチキュラーレンズアレイ面が接触して擦れ合い、レンチキュラーレンズアレイのレンズ先端にレンズ潰れや傷が生じてしまい、画像が正しく表示されなかったり、必要以上の反り量によりスクリーンが凹んだ状態になって画像が歪んで見えることがある。また、スクリーンは平面であることが望まれており、できる限り反りは少ないことが望まれている。
以下に、公知の特許文献を記載する。
特開平5−204048号公報
本発明の課題は、上記の技術的背景を考慮してなされたものであり、背面投影型リアスクリーン(単に透過型スクリーンとも称す)を構成する透光性基材とレンチキュラーレンズアレイを有する透明支持体層に更に別の透明支持体層を追加して、スクリーンを構成するシートを厚くして機械強度を向上させることにより、軟化点近傍の温度で反り付けを行っても、反り量、ねじれ量を小さくすることができるとともに、刃潰れなどを抑制させることが可能になる光学部材及び背面投影型リアスクリーン及び光学部材の製造方法及び背面投影型リアスクリーンの製造方法を提供することにある。
本発明の請求項1に係る発明は、背面投影型リアスクリーンに使用され、透光性基材層11と、垂直一次元方向を長手方向とするシリンドリカルレンズの単位レンズを水平方向に平行に複数単位並列したレンチキュラーレンズからなるレンズアレイ17を表面に有する透明支持体層16とを、その透明支持体層16裏面にて粘着剤層14を介して貼り合わせることで形成されるレンチキュラーレンズシートであって、前記透光性基材層11と透明支持体層16との間に、更に第2の透明支持体層13を有することを特徴とする光学部材である。
本発明の請求項2に係る発明は、背面投影型リアスクリーンに使用され、透光性基材層11と、垂直一次元方向を長手方向とするシリンドリカルレンズの単位レンズを水平方向に平行に複数単位並列し、水平一次元方向を長手方向とするシリンドリカルレンズの単位レンズを垂直方向に平行に平面的に複数単位並列したクロスレンチキュラーレンズからなるレンズアレイ17を表面に有する透明支持体層16とを、その透明支持体層16裏面にて粘着剤層14を介して貼り合わせることで形成される光拡散性のクロスレンチキュラーレンズシートであって、前記透光性基材層11と透明支持体層16との間に、更に第2の透明支持体層13を有することを特徴とする光学部材である。
本発明の請求項3に係る発明は、背面投影型リアスクリーンに使用され、透光性基材層11と、二次元方向に平面的に片側凸レンズ状の単位レンズを枡目状又は市松状の略マトリックス状に複数単位配列したマイクロレンズからなるレンズアレイ17を表面に有する透明支持体層16とを、その透明支持体層16裏面にて粘着剤層14を介して貼り合わせることで形成される光拡散性のマイクロレンズシートであって、前記透光性基材層11と透明支持体層16との間に、更に第2の透明支持体層13を有することを特徴とする光学部材である。
本発明の請求項4に係る発明は、背面投影型リアスクリーンに使用され、透光性基材層11と、垂直一次元方向を長手方向とする断面形状が略台形であって該台形の下底を入射側その上底を観察者側とすると共に該台形の斜辺部分にはそれぞれ異なる透明屈折率層が形成された台形プリズムレンズの単位レンズを水平方向に平行に複数単位並列した台形プリズムレンズ群からなるレンズアレイ17を表面に有する透明支持体層16とを、その透明支持体層16裏面にて粘着剤層14を介して貼り合わせることで形成される光拡散性の台形プリズムレンズシートであって、前記透光性基材層11と透明支持体層16との間に、更に第2の透明支持体層13を有することを特徴とする光学部材である。
本発明の請求項5に係る発明は、背面投影型リアスクリーンに使用され、透光性基材層11と、垂直一次元方向を長手方向とする断面形状が略台形であって該台形の下底を入射側その上底を観察者側とすると共に該台形の斜辺部分にはそれぞれ異なる透明屈折率層が形成された台形プリズムレンズの単位レンズを水平方向に平行に複数単位並列し、水平一次元方向を長手方向とする前記単位レンズと同一形状の単位レンズを垂直方向に平行に複数単位並列したクロス台形プリズムレンズからなるレンズアレイ17を表面に有する透明支持体層16とを、その透明支持体層16裏面にて粘着剤層14を介して貼り合わせることで形成される光拡散性のクロス台形プリズムレンズシートであって、前記透光性基材層11と透明支持体層16との間に、更に第2の透明支持体層13を有することを特徴とする光学部材である。
本発明の請求項6に係る発明は、背面投影型リアスクリーンに使用され、透光性基材層11と、二次元方向に平面的に断面形状が略台形であって該台形の下底を入射側その上底を観察者側とすると共に該台形の斜辺部分にはそれぞれ異なる透明屈折率層が形成された台形プリズムレンズの単位レンズを枡目状又は市松状の略マトリックス状に複数単位配列した台形プリズムレンズ群からなるレンズアレイ17を表面に有する透明支持体層16とを、その透明支持体層16裏面にて粘着剤層14を介して貼り合わせることで形成される光拡散性の台形プリズムレンズシートであって、前記透光性基材層11と透明支持体層16との間に、更に第2の透明支持体層13を有することを特徴とする光学部材である。
本発明の請求項7に係る発明は、上記請求項1乃至6のいずれか1項に係る光学部材において、前記透光性基材層11、透明支持体層16のレンズアレイ17と反対面側、第2の透明支持体層13のうち、少なくともいずれか1つの面に、ヘイズ値60%以上となる光拡散性を有する光拡散層を設けたことを特徴とする光学部材である。
本発明の請求項8に係る発明は、上記請求項1乃至7のいずれか1項に係る光学部材において、前記透明支持体層16と第2の透明支持体層13の主成分が同じであり、且つ線膨張係数がほぼ等しいことを特徴とする光学部材である。
本発明の請求項9に係る発明は、上記請求項1乃至8のいずれか1項に係る光学部材において、前記透明支持体層16と第2の透明支持体層13が、それぞれ互いの成形時の流れ方向が、互いに平行になるように貼り合わせられていることを特徴とする光学部材である。
本発明の請求項10に係る発明は、上記請求項1乃至9のいずれか1項に係る光学部材において、前記透光性基材層11と透明支持体層16が、それぞれ互いの成形時の流れ方向が互いに平行になるように貼り合わせられていることを特徴とする光学部材である。
本発明の請求項11に係る発明は、上記請求項1乃至10のいずれか1項に係る光学部材において、前記透光性基材層11と第2の透明支持体層16が、それぞれ互いの成形時の流れ方向が互いに平行になるように貼り合わせられていることを特徴とする光学部材である。
本発明の請求項12に係る発明は、上記請求項1乃至11のいずれか1項に係る光学部材において、前記透明支持体層16のレンズアレイ17面が前記透光性基材層11側を向くように貼り合わせられていることを特徴とする光学部材である。
本発明の請求項13に係る発明は、上記請求項1乃至12のいずれか1項に係る光学部材において、前記第2の透明支持体層13が光学部材に一定形状の反りを付与した時のねじれ(左右の反り量の差)を抑制することを特徴とする光学部材である。
本発明の請求項14に係る発明は、上記請求項1乃至13のいずれか1項に係る光学部材において、前記第2の透明支持体層13が光学部材に対して軟化点近傍の温度で反り付けを行ったときの反り量を抑制することを特徴とする光学部材である。
本発明の請求項15に係る発明は、上記請求項1乃至14のいずれか1項に係る光学部材において、前記第2の透明支持体層13が光学部材の断裁における光学部材角部に発生する刃潰れを抑制することを特徴とする光学部材である。
本発明の請求項16に係る発明は、上記請求項1乃至15のいずれか1項に係る光学部材を用いた背面投影型リアスクリーンであって、前記光学部材の透光性基材層11側である映像投影側にフレネルレンズシートが配置されていることを特徴とする背面投影型リアスクリーンである。
本発明の請求項17に係る発明は、上記請求項1乃至15のいずれか1項に係る光学部材を製造する光学部材の製造方法であって、前記光学部材の透明支持体層16のレンズアレイ17と反対面に遮光層15を設けた後に、該透明支持体層16の遮光層15側に、前記光学部材の第2の透明支持体層13を第2の粘着剤層14を介して貼り合わせ、その後に、該第2の透明支持体層13に前記光学部材の透光性基材層11を第1の粘着剤層12を介して貼り合わせることを特徴とする光学部材の製造方法である。
本発明の請求項18に係る発明は、上記請求項1乃至15のいずれか1項に係る光学部材を製造する光学部材の製造方法であって、前記光学部材の透光性基材層11の片面に遮光層15を設けた後に、前記光学部材の透明支持体層16のレンズアレイ17と反対面に第2の透明支持体層13を第2の粘着剤層14を介して貼り合わせ、その後に、該第2の透明支持体層13に前記透光性基材層11の遮光層15側を第1の粘着剤層12を介して貼り合わせることを特徴とする光学部材の製造方法である。
本発明の請求項19に係る発明は、上記請求項16に係る背面投影型リアスクリーンを製造する背面投影型リアスクリーンの製造方法であって、前記背面投影型リアスクリーンの透明支持体層16のレンズアレイ17と反対面に遮光層15を設けた後に、該透明支持体層16の遮光層15側に前記背面投影型リアスクリーンの第2の透明支持体層13を第2の粘着剤層14を介して貼り合わせ、その後に、該第2の透明支持体層13に前記背面投影型リアスクリーンの透光性基材層11を第1の粘着剤層12を介して貼り合わせることを特徴とする背面投影型リアスクリーンの製造方法である。
本発明の請求項20に係る発明は、上記請求項16に係る背面投影型リアスクリーンを製造する背面投影型リアスクリーンの製造方法であって、前記背面投影型リアスクリーンの透光性基材層11の片面に遮光層15を設けた後に、前記背面投影型リアスクリーンの透明支持体層16のレンズアレイ17と反対面に第2の透明支持体層13を第2の粘着剤層14を介して貼り合わせ、その後に、該第2の透明支持体層13に前記透光性基材層11の遮光層15側を第1の粘着剤層12を介して貼り合わせることを特徴とする光学部材の製造方法である。
本発明の請求項1乃至15に係る光学部材、及び請求項16に係る背面投影型リアスクリーンによれば、透光性基材層11と、レンズアレイ17を表面に有する透明支持体層16とを粘着剤層14を介して貼り合わせ、前記透光性基材層11と透明支持体層16との間に更に第2の透明支持体層13を積層形成したので、リアプロジェクションテレビや背面投影型ディスプレイ等のスクリーンである背面投影型リアスクリーンの環境特性を良好
にするために、スクリーンの樹脂軟化点の近傍の温度で反り付けを行った場合に、その反り量や、ねじれ量を抑制することが可能になり、特に、スクリーンの角部に発現し易い刃潰れなどを抑制することが可能になり、温度や湿度等のスクリーン環境に対する環境特性やスクリーン性能の良好な背面投影型リアスクリーンを提供することができる。
にするために、スクリーンの樹脂軟化点の近傍の温度で反り付けを行った場合に、その反り量や、ねじれ量を抑制することが可能になり、特に、スクリーンの角部に発現し易い刃潰れなどを抑制することが可能になり、温度や湿度等のスクリーン環境に対する環境特性やスクリーン性能の良好な背面投影型リアスクリーンを提供することができる。
本発明の光学部材を、図1及び図2に示す本発明に係るシート状の光学部材の積層構成の一例を示した断面図に基づいて、以下に詳細に説明する。
本発明の光学部材は、例えば、図1に示すような積層構成であり、透光性基材層11、第1の粘着剤層12、第2の透明支持体層13、第2の粘着剤層14、遮光部15a(ブラックマトリツクス部)と光透過部15b(収光部)とからなる遮光層15、透明支持体層16(第1の透明支持体層)、シリンドリカルレンズ群又は凸レンズ群からなるレンチキュラーレンズ又はマイクロレンズなどの所定のレンズ形状によるレンズアレイ17から構成される。なお、レンズアレイ17のレンズ形状は特に限定されない。
図1に示すように、レンズアレイ層17側に入射光Lとして平行光が入射した場合、その入射光Lは、レンズアレイ17の各々単位レンズ17a(シリンドリカルレンズ又は凸レンズ)によって遮光層15の光透過部15bに所定収光幅にて収光するようになっている。
そして、遮光層15の光透過部15bに所定収光幅にて収光した入射光Lは、第2の透明支持体層13と透光性基材層11に入射して、透光性基材層11の外側に出射する。
また、本発明の光学部材は、例えば、図2に示すような積層構成であり、透光性基材層11、遮光部15a(ブラックマトリツクス部)と光透過部15b(収光部)とからなる遮光層15、第1の粘着剤層12、第2の透明支持体層13、第2の粘着剤層14、透明支持体層16(第1の透明支持体層)、シリンドリカルレンズ群又は凸レンズ群からなるレンチキュラーレンズ又はマイクロレンズなどの所定のレンズ形状によるレンズアレイ17から構成される。なお、レンズアレイ17のレンズ形状は特に限定されない。
図2に示すように、該レンズアレイ層17側に入射光Lとして平行光が入射した場合、その入射光Lは、レンズアレイ17の各々単位レンズ17a(シリンドリカルレンズ又は凸レンズ)によって収光しながら第2の透明支持体層13に入射した後、遮光層15の光透過部15bに所定収光幅にて収光するようになっている。
そして、遮光層15の光透過部15bに所定収光幅にて収光した入射光Lは、透光性基材層11に入射して透光性基材層11の外側に出射する。
本発明の光学部材の前記透明支持体層16(第1の透明支持体層)の表面に形成されたレンズアレイ17のレンズ形状は、例えば、図1に示すように、垂直一次元方向を長手方向とするシリンドリカルレンズの単位レンズ17aを水平方向に平行に複数単位並列したレンチキュラーレンズからなるレンズアレイ17である。なお、各々単位レンズ17aのレンズ曲率半径とレンズ高さ及びレンズアレイ17のレンズピッチ(単位レンズ幅)は、それぞれ同一値に設定されていることが適当である。
また、本発明の光学部材の前記透明支持体層16(第1の透明支持体層)の表面に形成されたレンズアレイ17のレンズ形状は、例えば、図2に示すように、垂直一次元方向を長手方向とするシリンドリカルレンズの単位レンズ17aを水平方向に平行に複数単位並列し、水平一次元方向を長手方向とするシリンドリカルレンズの単位レンズ17bを垂直
方向に平行に平面的に複数単位並列したクロスレンチキュラーレンズからなるレンズアレイ17である。なお、各々単位レンズ17a、17bのレンズ曲率半径とレンズ高さ、及びレンズアレイ17のレンズピッチ(単位レンズ幅)は、それぞれ同一値に設定されていることが適当である。
方向に平行に平面的に複数単位並列したクロスレンチキュラーレンズからなるレンズアレイ17である。なお、各々単位レンズ17a、17bのレンズ曲率半径とレンズ高さ、及びレンズアレイ17のレンズピッチ(単位レンズ幅)は、それぞれ同一値に設定されていることが適当である。
また、本発明の光学部材の前記透明支持体層16(第1の透明支持体層)の表面に形成されたレンズアレイ17のレンズ形状は、例えば、図3に示すように、二次元方向に平面的に片側凸レンズ状の単位レンズ17aを、枡目状の略マトリックス状に複数単位配列したマイクロレンズからなるレンズアレイ17である。なお、各々単位レンズ17aのレンズ曲率半径とレンズ高さ及びレンズアレイ17のレンズピッチ(単位レンズ幅)は、それぞれ同一値に設定されていることが適当である。
また、本発明の光学部材の前記透明支持体層16(第1の透明支持体層)の表面に形成されたレンズアレイ17のレンズ形状は、例えば、図4に示すように、二次元方向に平面的に片側凸レンズ状の単位レンズ17aを、市松状の略マトリックス状に複数単位配列したマイクロレンズからなるレンズアレイ17である。なお、各々単位レンズ17aのレンズ曲率半径とレンズ高さ及びレンズアレイ17のレンズピッチ(単位レンズ幅)は、それぞれ同一値に設定されていることが適当である。なお、各々単位レンズ17aのレンズ曲率半径とレンズ高さ及びレンズアレイ17のレンズピッチ(単位レンズ幅)は、それぞれ同一値に設定されていることが適当である。
また、本発明の光学部材の前記透明支持体層16(第1の透明支持体層)の表面に形成されたレンズアレイ17のレンズ形状は、例えば、図5に示すように、垂直一次元方向を長手方向とする断面形状が略台形であって該台形の下底を入射側その上底を観察者側とすると共に該台形の斜辺部分にはそれぞれ異なる透明屈折率層が形成された台形プリズムレンズの単位レンズ17aを水平方向に平行に複数単位並列した台形プリズムレンズ群からなるレンズアレイ17である。
また、本発明の光学部材の前記透明支持体層16(第1の透明支持体層)の表面に形成されたレンズアレイ17のレンズ形状は、例えば、図6に示すように、垂直一次元方向を長手方向とする断面形状が略台形であって該台形の下底を入射側その上底を観察者側とすると共に該台形の斜辺部分にはそれぞれ異なる透明屈折率層が形成された台形プリズムレンズの単位レンズを水平方向に平行に複数単位並列し、水平一次元方向を長手方向とする前記単位レンズと同一形状の単位レンズを垂直方向に平行に複数単位並列したクロス台形プリズムレンズからなるレンズアレイ17である。
また、本発明の光学部材の前記透明支持体層16(第1の透明支持体層)の表面に形成されたレンズアレイ17のレンズ形状は、例えば、図7に示すように、二次元方向に平面的に断面形状が略台形であって該台形の下底を入射側その上底を観察者側とすると共に該台形の斜辺部分にはそれぞれ異なる透明屈折率層が形成された台形プリズムレンズの単位レンズを枡目状の略マトリックス状に複数単位配列した台形プリズムレンズ群からなるレンズアレイ17である。
また、本発明の光学部材の前記透明支持体層16(第1の透明支持体層)の表面に形成されたレンズアレイ17のレンズ形状は、例えば、図8に示すように、二次元方向に平面的に断面形状が略台形であって該台形の下底を入射側その上底を観察者側とすると共に該台形の斜辺部分にはそれぞれ異なる透明屈折率層が形成された台形プリズムレンズの単位レンズを市松状の略マトリックス状に複数単位配列した台形プリズムレンズ群からなるレンズアレイ17である。
上記光学部材においては、前記透光性基材層11の面、透明支持体層16(第1の透明支持体層)のレンズアレイ17と反対側の面、又は第2の透明支持体層13の面のうち、少なくとも、いずれか1つの面には、ヘイズ値60%以上となる光拡散性を有する光拡散層(光拡散性粗面を有するフィルム、シート、又は光拡散剤を混入したフィルム、シート)を設けるようにしてもよい。
あるいは、上記光学部材の透光性基材層11、第2の透明支持体層13、透明支持体層16(第1の透明支持体層)のうち、いずれか1つの層には、ヘイズ値60%以上となる光拡散性を付与するために光拡散剤を混入してもよい。
前記第1、第2の粘着剤層12、14としては、有機系、無機系に関わらず、光透過性の高いものが望ましい。例えば、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリル/スチレン系共重合樹脂などの熱可塑性樹脂、あるいは光拡散材やティント剤などを含んでいてもよく、ケイ酸(又はガラス粉体又はビーズ)などからなる材料も併用することができる。
前記透光性基材層11としては、有機系、無機系に関わらず、光透過性の高いものが望ましい。例えば、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリル/スチレン系共重合樹脂などの熱可塑性樹脂、あるいは光拡散材やティント剤などを含んでいてもよく、ケイ酸(又はガラス粉体又はビーズ)などからなる材料も併用することができる。
光拡散材としては、有機系では、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリル/スチレン系共重合樹脂など、無機系では、アルミナ、シリカ等が適当である。全光線透過率、拡散透過率、基材との屈折率差などの光学的性質や、表面の光沢や分散性等を考慮して選定することで、所定の光拡散基材を得ることができる。
透明支持体層16(第1の透明支持体層)、及び第2の透明支持体層13としては、例えば、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル/スチレン系共重合樹脂等の熱可塑性が適当である。
第1の透明支持体層16となる樹脂シートの片面に遮光層15を形成した光学部材を得る場合には、第1の透明支持体層16の表面に形成されるレンズ群からなるレンズアレイ17は、第1の透明支持体層16を樹脂シートとして巻き出しながら、該透明支持体層16の表面に、レンズアレイ17となる樹脂シートを溶融押し出してラミネートしながら、レンズアレイ17となる該樹脂シートの表面をロールスタンパ、平面スタンパなどのスタンパ(成型金型)を用いてレンズ成型することにより、第1の透明支持体層16の表面にレンズ群からなるレンズアレイ17を一体的に積層形成することができる。この場合、第1の透明支持体層16となる樹脂シートには、その裏面に、予め遮光層15をパターン形成したものを使用することができる。また、レンズアレイ17に使用する樹脂の材質は、透明支持体層16の樹脂と同じ材質を用いて一体成形することができる。そして、その後に、レンズアレイ17を形成した第1の透明支持体層16を、透光性基材層11に第1の粘着剤層12を介して貼り合わせることができる。
また、透光性基材層11の片面に遮光層15を形成した光学部材を得る場合には、第1の透明支持体層16の表面に形成されるレンズ群からなるレンズアレイ17は、第1の透明支持体層16を樹脂シートとして巻き出し、又は溶融押し出し成形するとともに、該透明支持体層16の表面に、レンズアレイ17となる樹脂シートを溶融押し出し成形してラミネートしながら、レンズアレイ17となる樹脂シートの表面をロールスタンパ、平面スタンパなどのスタンパ(成型金型)を用いてレンズ成型することにより、第1の透明支持
体層16の表面にレンズ群からなるレンズアレイ17を一体的に積層形成することができる。この場合、レンズアレイ17に使用する樹脂の材質は、透明支持体層16の樹脂と同じ材質を用いて一体成形する。そして、その後に、レンズアレイ17を形成した第1の透明支持体層16を、片面に遮光層15を形成した透光性基材層11の遮光層15側に第1の粘着剤層12を介して貼り合わせることができる。
体層16の表面にレンズ群からなるレンズアレイ17を一体的に積層形成することができる。この場合、レンズアレイ17に使用する樹脂の材質は、透明支持体層16の樹脂と同じ材質を用いて一体成形する。そして、その後に、レンズアレイ17を形成した第1の透明支持体層16を、片面に遮光層15を形成した透光性基材層11の遮光層15側に第1の粘着剤層12を介して貼り合わせることができる。
また、第1の透明支持体層16の使用樹脂中には、光拡散材やティント剤などを予め練り込むことにより、レンズアレイ17と溶融押し出しラミネート形成することも可能である。
その他に、第1の透明支持体層16の表面に形成されるレンズ群からなるレンズアレイ17の成型方法としては、プレス法、キャスティング法、または平面スタンパ、ロールスタンパなどの成型用金型の凹凸形成面に、レンズアレイ17のレンズ成型用樹脂として、紫外線硬化型樹脂や電子線硬化型樹脂等の電離放射線硬化型樹脂を塗布又は注入し、その上に、片面に遮光層15を形成した第1の透明支持体層16となる樹脂シート(レンズ成型用樹脂に対して親和性と接着性のある樹脂:レンズ成型用樹脂と同一の材質の樹脂)を基材として配し、続いて、電離放射線の照射を行って、レンズ成型用樹脂の硬化処理を行うとともに、レンズアレイ17と第1の透明支持体層16とのラミネートを行った後、成型用金型の凹凸形成面から離型するという方法も可能である。上記電離放射線樹脂には、光硬化時に成形型との離型性がよく、レンズとした時の耐光性が良好で、硬化したレンズが硬いものが好ましい。また、ここで、第1の透明支持体層16となる基材としては、板状のものに限らず、フィルム状のものでも良い。
本発明の背面投影型リアスクリーンは、図9に示すように、請求項1乃至15のいずれか1項に係る上記光学部材を用いた背面投影型リアスクリーンであって、図1〜図8に示す光学部材のレンズアレイ17側である映像投影側には、平行光を形成するためのフレネルレンズシート18が配置されているものである。
図9に示すように、画像投影機20(プロジェクター)のレンズ光学系から投影された投影画像光L1 は、フレネルレンズシート18により平行光L2 となってレンズアレイ17に入射し、平行光L2 は、レンズアレイ17の各々単位レンズ17a(レンチキュラーレンズ、マイクロレンズ、台形プリズムレンズ)、又はクロスレンチキュラーレンズ、クロス台形プリズムレンズの各々単位レンズ17a、17bによって、遮光層15の光透過部15bに画像光L3 として収光する。
そして、光透過部15bに収光した画像光L3 は、光拡散剤を混入した第2の透明支持体層13又は光拡散剤を混入した透明基材層11のいずれか1層を光拡散層として、又は第2の透明支持体層13と透明基材層11のいずれか1層に設けた光拡散層を介して、透明基材層11側から、投影画像光L1 による画像を観察することができる。
以下に本発明の具体的実施例について以下に説明する。
<実施例1>
厚さ1.9mmのヘイズ値H(曇り価)80%のメチルメタアクリレート−スチレン共重合体(MS)樹脂板からなる透光性基材層11に、厚さ0.075mmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムによる第2の透明支持体層13と、垂直一次元方向を長手方向とするシリンドリカルレンズの単位レンズを水平方向に平行に複数単位並列したレンチキュラーレンズからなるレンズアレイ17を表面に有する厚さ0.075mmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムによる透明支持体層16とを貼り合わせて
、レンチキュラーレンズシートからなる本発明の光学部材(サイズ;横960mm×縦560mm)を作製した。
厚さ1.9mmのヘイズ値H(曇り価)80%のメチルメタアクリレート−スチレン共重合体(MS)樹脂板からなる透光性基材層11に、厚さ0.075mmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムによる第2の透明支持体層13と、垂直一次元方向を長手方向とするシリンドリカルレンズの単位レンズを水平方向に平行に複数単位並列したレンチキュラーレンズからなるレンズアレイ17を表面に有する厚さ0.075mmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムによる透明支持体層16とを貼り合わせて
、レンチキュラーレンズシートからなる本発明の光学部材(サイズ;横960mm×縦560mm)を作製した。
H=[Td (拡散透過率)/Tt (全光線透過率)]×100 (%)
<比較例1>
上記実施例1における厚さ0.075mmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムによる第2の透明支持体層13を省略した以外は、上記実施例1と同様にして、レンチキュラーレンズシートからなる比較例の光学部材(サイズ;横960mm×縦560mm)を作製した。
<比較例1>
上記実施例1における厚さ0.075mmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムによる第2の透明支持体層13を省略した以外は、上記実施例1と同様にして、レンチキュラーレンズシートからなる比較例の光学部材(サイズ;横960mm×縦560mm)を作製した。
<比較結果>
上記実施例1と比較例1により得られたそれぞれ光学部材を、MS樹脂の軟化点である88℃より高い90℃にて反り付けを行ったところ、実施例1の光学部材は、比較例1の光学部材に比較して、短辺(縦方向)、長辺(横方向)共に反り量が少なく、また、部材全体の捻じれ量も少なく抑えられた。
上記実施例1と比較例1により得られたそれぞれ光学部材を、MS樹脂の軟化点である88℃より高い90℃にて反り付けを行ったところ、実施例1の光学部材は、比較例1の光学部材に比較して、短辺(縦方向)、長辺(横方向)共に反り量が少なく、また、部材全体の捻じれ量も少なく抑えられた。
11…透光性基材層
12…第1の粘着剤層
13…第2の透明支持体層
14…第2の粘着剤層
15…遮光層
15a…遮光部
15b…光透過部
16…第1の透明支持体層
17…レンズアレイ
17a…単位レンズ
18…フレネルレンズシート
12…第1の粘着剤層
13…第2の透明支持体層
14…第2の粘着剤層
15…遮光層
15a…遮光部
15b…光透過部
16…第1の透明支持体層
17…レンズアレイ
17a…単位レンズ
18…フレネルレンズシート
Claims (20)
- 背面投影型リアスクリーンに使用され、透光性基材層11と、垂直一次元方向を長手方向とするシリンドリカルレンズの単位レンズを水平方向に平行に複数単位並列したレンチキュラーレンズからなるレンズアレイ17を表面に有する透明支持体層16とを、その透明支持体層16裏面にて粘着剤層14を介して貼り合わせることで形成されるレンチキュラーレンズシートであって、前記透光性基材層11と透明支持体層16との間に、更に第2の透明支持体層13を有することを特徴とする光学部材。
- 背面投影型リアスクリーンに使用され、透光性基材層11と、垂直一次元方向を長手方向とするシリンドリカルレンズの単位レンズを水平方向に平行に複数単位並列し、水平一次元方向を長手方向とするシリンドリカルレンズの単位レンズを垂直方向に平行に平面的に複数単位並列したクロスレンチキュラーレンズからなるレンズアレイ17を表面に有する透明支持体層16とを、その透明支持体層16裏面にて粘着剤層14を介して貼り合わせることで形成される光拡散性のクロスレンチキュラーレンズシートであって、前記透光性基材層11と透明支持体層16との間に、更に第2の透明支持体層13を有することを特徴とする光学部材。
- 背面投影型リアスクリーンに使用され、透光性基材層11と、二次元方向に平面的に片側凸レンズ状の単位レンズを枡目状又は市松状の略マトリックス状に複数単位配列したマイクロレンズからなるレンズアレイ17を表面に有する透明支持体層16とを、その透明支持体層16裏面にて粘着剤層14を介して貼り合わせることで形成される光拡散性のマイクロレンズシートであって、前記透光性基材層11と透明支持体層16との間に、更に第2の透明支持体層13を有することを特徴とする光学部材。
- 背面投影型リアスクリーンに使用され、透光性基材層11と、垂直一次元方向を長手方向とする断面形状が略台形であって該台形の下底を入射側その上底を観察者側とすると共に該台形の斜辺部分にはそれぞれ異なる透明屈折率層が形成された台形プリズムレンズの単位レンズを水平方向に平行に複数単位並列した台形プリズムレンズ群からなるレンズアレイ17を表面に有する透明支持体層16とを、その透明支持体層16裏面にて粘着剤層14を介して貼り合わせることで形成される光拡散性の台形プリズムレンズシートであって、前記透光性基材層11と透明支持体層16との間に、更に第2の透明支持体層13を有することを特徴とする光学部材。
- 背面投影型リアスクリーンに使用され、透光性基材層11と、垂直一次元方向を長手方向とする断面形状が略台形であって該台形の下底を入射側その上底を観察者側とすると共に該台形の斜辺部分にはそれぞれ異なる透明屈折率層が形成された台形プリズムレンズの単位レンズを水平方向に平行に複数単位並列し、水平一次元方向を長手方向とする前記単位レンズと同一形状の単位レンズを垂直方向に平行に複数単位並列したクロス台形プリズムレンズからなるレンズアレイ17を表面に有する透明支持体層16とを、その透明支持体層16裏面にて粘着剤層14を介して貼り合わせることで形成される光拡散性のクロス台形プリズムレンズシートであって、前記透光性基材層11と透明支持体層16との間に、更に第2の透明支持体層13を有することを特徴とする光学部材。
- 背面投影型リアスクリーンに使用され、透光性基材層11と、二次元方向に平面的に断面形状が略台形であって該台形の下底を入射側その上底を観察者側とすると共に該台形の斜辺部分にはそれぞれ異なる透明屈折率層が形成された台形プリズムレンズの単位レンズを枡目状又は市松状の略マトリックス状に複数単位配列した台形プリズムレンズ群からなるレンズアレイ17を表面に有する透明支持体層16とを、その透明支持体層16裏面にて粘着剤層14を介して貼り合わせることで形成される光拡散性の台形プリズムレンズシ
ートであって、前記透光性基材層11と透明支持体層16との間に、更に第2の透明支持体層13を有することを特徴とする光学部材。 - 請求項1乃至6のいずれか1項記載の光学部材において、前記透光性基材層11、透明支持体層16のレンズアレイ17と反対面側、第2の透明支持体層13のうち、少なくともいずれか1つの面に、ヘイズ値60%以上となる光拡散性を有する光拡散層を設けたことを特徴とする光学部材。
- 請求項1乃至7のいずれか1項記載の光学部材において、前記透明支持体層16と第2の透明支持体層13の主成分が同じであり、且つ線膨張係数がほぼ等しいことを特徴とする光学部材。
- 請求項1乃至8のいずれか1項記載の光学部材において、前記透明支持体層16と第2の透明支持体層13が、それぞれ互いの成形時の流れ方向が互いに平行になるように貼り合わせられていることを特徴とする光学部材。
- 請求項1乃至9のいずれか1項記載の光学部材において、前記透光性基材層11と透明支持体層16が、それぞれ互いの成形時の流れ方向が互いに平行になるように貼り合わせられていることを特徴とする光学部材。
- 請求項1乃至10のいずれか1項記載の光学部材において、前記透光性基材層11と第2の透明支持体層16が、それぞれ互いの成形時の流れ方向が互いに平行になるように貼り合わせられていることを特徴とする光学部材。
- 請求項1乃至11のいずれか1項記載の光学部材において、前記透明支持体層16のレンズアレイ17面が前記透光性基材層11側を向くように貼り合わせられていることを特徴とする光学部材。
- 請求項1乃至12のいずれか1項記載の光学部材において、前記第2の透明支持体層13が光学部材に一定形状の反りを付与した時のねじれ(左右の反り量の差)を抑制することを特徴とする光学部材。
- 請求項1乃至13のいずれか1項記載の光学部材において、前記第2の透明支持体層13が光学部材に対して軟化点近傍の温度で反り付けを行ったときの反り量を抑制することを特徴とする光学部材。
- 請求項1乃至14のいずれか1項記載の光学部材において、前記第2の透明支持体層13が光学部材の断裁における光学部材角部に発生する刃潰れを抑制することを特徴とする光学部材。
- 請求項1乃至15のいずれか1項記載の光学部材を用いた背面投影型リアスクリーンであって、前記光学部材の透光性基材層11側である映像投影側にフレネルレンズシートが配置されていることを特徴とする背面投影型リアスクリーン。
- 請求項1乃至15のいずれか1項記載の光学部材を製造する光学部材の製造方法であって、前記光学部材の透明支持体層16のレンズアレイ17と反対面に遮光層15を設けた後に、該透明支持体層16の遮光層15側に、前記光学部材の第2の透明支持体層13を第2の粘着剤層14を介して貼り合わせ、その後に、該第2の透明支持体層13に前記光学部材の透光性基材層11を第1の粘着剤層12を介して貼り合わせることを特徴とする光学部材の製造方法。
- 請求項1乃至15のいずれか1項記載の光学部材を製造する光学部材の製造方法であって、前記光学部材の透光性基材層11の片面に遮光層15を設けた後に、前記光学部材の透明支持体層16のレンズアレイ17と反対面に第2の透明支持体層13を第2の粘着剤層14を介して貼り合わせ、その後に、該第2の透明支持体層13に前記透光性基材層11の遮光層15側を第1の粘着剤層12を介して貼り合わせることを特徴とする光学部材の製造方法。
- 請求項16記載の背面投影型リアスクリーンを製造する背面投影型リアスクリーンの製造方法であって、前記背面投影型リアスクリーンの透明支持体層16のレンズアレイ17と反対面に遮光層15を設けた後に、該透明支持体層16の遮光層15側に前記背面投影型リアスクリーンの第2の透明支持体層13を第2の粘着剤層14を介して貼り合わせ、その後に、該第2の透明支持体層13に前記背面投影型リアスクリーンの透光性基材層11を第1の粘着剤層12を介して貼り合わせることを特徴とする背面投影型リアスクリーンの製造方法。
- 請求項16記載の背面投影型リアスクリーンを製造する背面投影型リアスクリーンの製造方法であって、前記背面投影型リアスクリーンの透光性基材層11の片面に遮光層15を設けた後に、前記背面投影型リアスクリーンの透明支持体層16のレンズアレイ17と反対面に第2の透明支持体層13を第2の粘着剤層14を介して貼り合わせ、その後に、該第2の透明支持体層13に前記透光性基材層11の遮光層15側を第1の粘着剤層12を介して貼り合わせることを特徴とする背面投影型リアスクリーンの製造方法。
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JP2005052640A JP2006235447A (ja) | 2005-02-28 | 2005-02-28 | 光学部材及び背面投影型リアスクリーン及びその製造方法 |
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JP (1) | JP2006235447A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100894455B1 (ko) | 2007-03-02 | 2009-04-22 | 손창민 | 투과율 가변형 투명 기재 구조물 및 이의 제조 방법 |
-
2005
- 2005-02-28 JP JP2005052640A patent/JP2006235447A/ja active Pending
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