JP2006235373A - スクリーン及びスクリーンシステム - Google Patents

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Kiyoshi Imaizumi
清 今泉
Keiichiro Fujiwara
啓一郎 藤原
Koichi Abe
好一 安部
Masayuki Kondo
正之 近藤
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Abstract

【課題】観察者に強い印象を与えることが可能なスクリーン及びスクリーンシステムを提供する。
【解決手段】板ガラス16A,16B及び調光フィルム13,14A,14B,15A,15Bを含み、透明度を調節することができ、不透明となった場合に映写幕として機能する調光ガラス13〜16A,16Bと、調光ガラス13〜16A,16Bの内部に設けられ、電磁波を送受することによって、利用者が所持するICタグ60に記録されている個別情報を読み出し、近傍に来る利用者を検出するためのアンテナ11とを有するスクリーン10と、スクリーン10に対して光を投射するプロジェクタ20と、ICタグ60を検出した場合に、スクリーン10を透明から不透明な状態に変え、ICタグから読み出した個別情報に対応するコンテンツをプロジェクタ30からスクリーン10に投影させるPC50とを備えるスクリーンシステム1。
【選択図】図1

Description

本発明は、光の投射を受けて画像を表示するスクリーン、及び、スクリーンを制御するスクリーンシステムに関する。
従来から、PCを操作してプロジェクタからスクリーンに拡大投影される映像を制御し、プレゼンテーションを行っている。
例えば、会議室から事務所のPCを操作し、その操作によりPCに表示される画像を会議室の投影処理部(プロジェクタ)にて拡大投影することでプレゼンテーションソフトやデータファイルの非互換性やメモリ媒体の運搬中における破損等の問題の回避を可能にするプレゼンテーションシステムがある(特許文献1参照。)。
特開2002−64725号
しかし、プロジェクタからスクリーンに映像を投射し、表示を行うだけでは、意外性に欠け、観察者に強い印象を与えることができないという問題があった。同様に、コンビニエンスストアのレジのディスプレイ、街頭、駅構内のポスター、電飾看板、その他の広告看板などの販売促進用の表示においても、意外性に欠け、販促効果をあまり期待できないという問題があった。
本発明の課題は、観察者に強い印象を与えることが可能なスクリーン及びスクリーンシステムを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、光の投射を受けて画像を表示するスクリーンであって、観察側の最表面にガラス材(16A)と、前記ガラス材の内側に近傍領域内に在る携帯型の被検出媒体(60)を検出するためのセンサ(11)とを備えることを特徴とするスクリーン(10)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のスクリーンにおいて、観察側及びその反対側の最表面に2枚のガラス材(16A,16B)を備え、前記センサは、前記2枚のガラス材間に設けられていることを特徴とするスクリーン(10)である。
請求項3の発明は、光の投射を受けて画像を表示するスクリーンであって、外部からの指示に応じて透明度を調節することが可能な基材(13,14A,14B,15A,15B,16A,16B)と、前記基材の透明度を調節するために、近傍領域内に在る携帯型の被検出媒体(60)を検出するためのセンサ(11)とを備え、前記基材が不透明となった場合に、光の投射を受けて画像を表示可能であることを特徴とするスクリーン(10)である。
請求項4の発明は、請求項3に記載のスクリーンにおいて、前記基材は、板状の透明部材(16A,16B)と、前記板状の透明部材に貼付された調光フィルム(13,14A,14B,15A,15B)とを有することを特徴とするスクリーン(10)である。
請求項5の発明は、請求項4に記載のスクリーンにおいて、前記基材は、観察側及びその反対側の最表面に2枚の前記板状透明部材(16A,16B)を有し、前記センサ及び/又は前記調光フィルムは、前記2枚の板状透明部材間に設けられていることを特徴とするスクリーン(10)である。
請求項6の発明は、請求項4又は請求項5に記載のスクリーンにおいて、前記板状透明部材はガラス材であることを特徴とするスクリーン(10)である。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のスクリーンにおいて、前記センサは、電磁波を送受することによって、近傍領域内に在る携帯型情報記録媒体(60)に記録されている情報を読み出すためのアンテナ(11)を有することを特徴とするスクリーン(10)である。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のスクリーンと、
前記スクリーンに対して光を投射する投射手段(20)と、前記センサによる検出結果に応じて、前記投射手段による前記スクリーンへの光の投射を制御する投射制御手段(50)とを備えることを特徴とするスクリーンシステム(1)である。
請求項9の発明は、請求項8に記載のスクリーンシステムにおいて、前記投射制御手段は、前記アンテナを介して前記情報記録媒体から読み出した情報に基づいて、前記投射手段によって投射される光に応じて前記スクリーンに表示される画像の選択、及び/又は、前記投射手段による光の投射のタイミングの調整を行うことを特徴とするスクリーンシステム(1)である。
請求項10の発明は、請求項3から請求項7までのいずれか1項に記載のスクリーン(10)と、前記センサによる検出結果に応じて、前記基材の透明度の調整を制御する透明度制御手段(40,50)とを備えるスクリーンシステム(1)である。
本発明によるスクリーン及びスクリーンシステムによれば、以下の効果を得ることが可能となる。
(1)観察側の最表面をガラス材とすることによって、意匠性、質感、見栄えを向上することが可能となる。また、センサを備えることによって、利用者が近傍領域内に被検出媒体を持ち込んだ場合に画像を表示するなど、観察者に強い印象を与えることが可能となる。更に、ガラス材の内側にセンサを設けることによって、表面にセンサの凹凸が出ず、違和感を観察者に感じさせず、見栄えを向上することが可能となる。更にまた、ガラス材に被検出媒体が近づいた場合にその基材の外観を変えることができ、観察者に一層強い印象を与えることが可能となる。
また、情報記録媒体から読み出した情報に応じて、基材に表示する画像の選択、基材に光りを投射するタイミングを制御することによって、様々なパターンで画像を基材に表示することが可能となる。
(2)特に、2枚のガラス材間にセンサを設けることによって、一層意匠性、質感、見栄えを向上することが可能となる。また、いずれの最表面からも被検出媒体を検出することが可能となる。
(3)センサの検出結果に応じて、基材の透明度を調節することによって、利用者の接近に応じて基材の透明度を調節することができ、観察者に強い印象を与えることが可能となる。
(4)特に、センサの検出結果に応じて、基材の透明度及び基材への光の投射のタイミングの調整を制御することによって、所定の利用者の接近に応じて、基材を透明から不透明に変化させ、画像を基材に表示することができ、観察者に一層強い印象を与えることが可能となる。
(5)センサ及び/又は調光フィルムを2枚の透明部材間に設けることによって、比較的容易にセンサを基材内部に設けることが可能となる。また、表面にアンテナの凹凸が出ず、違和感を観察者に感じさせず、見栄えを向上することが可能となる。更にまた、透明な基材に被検出媒体が近づいた場合にその基材の外観を変えることができ、観察者に一層強い印象を与えることが可能となる。また、いずれの最表面からも被検出媒体を検出することが可能となる。
(6)情報記録媒体から読み出した情報に応じて、スクリーンに表示する画像の選択、スクリーンに光りを投射するタイミングを制御することによって、様々なパターンで画像を基材に表示することが可能となる。
本発明は、観察者に強い印象を与えるという目的を、板状の透明部材及びこの板状の透明部材に貼付された調光フィルムを有し、外部からの指示に応じて透明度を調節することができ、不透明となった場合に映写幕として機能する基材と、電磁波を送受することによって、近傍に来る者が所持する情報記録媒体に記録されている情報を読み出し、近傍に来る者を検出するためのアンテナを有するセンサと、センサによる検出結果に応じて基材の透明度の調整を制御する透明度制御部と、基材に対して光を投射する投射部と、センサによる検出結果に応じて投射部による基材への光の投射を制御する投射制御部とを備えるスクリーンシステムによって実現する。
以下、図面などを参照して、本発明の実施例をあげて、さらに詳しく説明する。
図1は、本発明によるスクリーン及びスクリーンシステムの実施例における構成を示すブロック図である。
図1に示すように、スクリーンシステム1は、スクリーン10、プロジェクタ20、リーダ30、出力リレ40、PC50、ICタグ60などを備え、スクリーン10の近傍にICタグ60を携帯する利用者が来た場合に、プロジェクタ20からスクリーン10へ画像を投射し、表示するシステムである。
スクリーン10は、街角、イベント会場、駅構内、コンビニエンスストア、ショッピングセンタ、ホテルなどの人目に付きやすい場所に設置されている。スクリーン10は、平行光線の透過度などの透明度を調節することができる板状の調光ガラスを基材とし、アンテナ11、電源端子12などを備えている。スクリーン10は、電源端子12に外部から電力が供給されている電源ONの場合には、調光ガラスが透明となり、透明な窓のような状態となる。一方、電源OFFの場合には、スクリーン10は、調光ガラスが不透明な白濁状態となり、投影によって画像を表示するスクリーンとして機能する。
図2は、スクリーン10の構成を説明するための概略断面図である。
図2に示すように、スクリーン10は、調光ガラスの内部にアンテナ11が設けられた構造を有している。スクリーン10は、液晶などの調光材料からなる液晶層13の両面を透明導電層14A,14Bで挟み、透明導電層14A,14Bの外側を透明なポリマーシート15A,15Bで挟みこんだ調光フィルム13,14A,14B,15A,15B(例えば、日本板硝子(株)製UMUフィルム(「UMU」は登録商標))と、アンテナ11とを2枚のガラス板16A,16B間に挟み込んで接着一体化して構成される。スクリーン10の観察側(観察者がいる側)の最表面は、板ガラス16Aであり、反対側の最表面は、板ガラス16Bとなっている。スクリーンとして機能する調光ガラスとしては、日本板硝子(株)製のウムスマートスクリーン(登録商標)などがある。
透明導電層14A,14Bは、透明な導電性の層であって、電源端子12に接続され、液晶層13内の液晶に対して電圧をかける電極の役割を果たしている。電源端子12に電圧がかけられた場合には、液晶層13の液晶分子が通電によって並行に並び、平行光線透過率が高くなり、液晶層13は透明となる。一方、電源端子12に電圧がかけられていない場合には、液晶分子が不揃いとなり、平行光線透過率が低くなり、液晶層13は不透明となる。
アンテナ11は、リーダ30に接続され、リーダ30からの信号を電磁波に変えて送出し、ICタグ60から反射された電磁波を受けとる電磁誘導方式による無線通信を行う通信インターフェイスであって、表示面と対向するように板ガラス16A及びポリマーシート15A間に挟み込まれて設けられている。アンテナ11は、電磁波を送受することによって、スクリーン10の近傍のアンテナ11の通信範囲内に来たICタグ60を携帯する利用者を検出するためのセンサである。アンテナ11は、コイル型でも、ダイポール型でもよく、その形状は限定されないが、スクリーン10の表示の邪魔とならないよう、ダイポール型など、表示面に対して占有面積の小さいものが望ましい。
図1に示すように、プロジェクタ20は、PC50に接続され、PC50の制御に応じて光をスクリーン10に投射し、画像をスクリーン10に対して拡大投影する投影機である。
リーダ30は、PC50及びICタグ60間の通信を媒介する通信インターフェイスであって、アンテナ11を介してICタグ60と電磁誘導方式の通信を行う。リーダ30は、アンテナ11によって電磁波の送受を行うことによって、無線信号を送出し、ICタグ60からの応答信号を受信する。
出力リレ40は、電源70及びスクリーン10の電源端子12に接続され、PC50の制御に応じて、電源70からスクリーン10への電力供給のON/OFFを切り替えるスイッチである。
PC50は、演算、制御、メモリ管理などを行うCPU、メモリ、ハードディスクなどの記憶装置、ディスプレイなどの表示装置、プロジェクタ20、リーダ30、出力リレ40などへ制御信号を送信するための通信インターフェイスなど(図示しない。)を備えるコンピュータであって、プロジェクタ20、リーダ30、出力リレ40などの各装置を制御する。PC50は、アンテナ11及びリーダ30を介して応答を要求する信号を繰り返し送出し、その応答の有無、応答の内容に基づいて、アンテナ11の近傍の通信範囲(動作磁界範囲)内にあるICタグ60を検出する。また、リーダ30を介してICタグ60に所定の命令を送信することによって、通信範囲内にあるICタグ60に記憶されている情報を読み出す。
また、PC50は、画像データなどの複数種類のコンテンツのデータ、各種コンテンツと、ICタグ60に記憶されている個別情報とを紐付ける管理ファイルなどを記憶している。PC50は、ICタグ60から読み出した個別情報に対応するコンテンツのデータをプロジェクタ20へ送信し、コンテンツをスクリーン10に表示するなど、プロジェクタ20を制御する。更に、PC50は、出力リレ40を制御し、スクリーン10への電力供給のON/OFFを制御する。PC50の動作の詳細については、図3を用いて後述する。
ICタグ60は、メモリやCPUを有するICチップと、ICチップに接続され、電磁誘導方式による通信を行うアンテナなどを備える携帯型の情報記録媒体であって(図示しない。)、一般にRFID(Radio Frequency Identification;無線による個体認識)タグとよばれているものであり、会員などの所定の者に配布され、携帯される。また、ICタグ60は、このICタグ60を携帯する利用者又はICタグの属性を識別するための属性識別情報、ICタグ又は利用者を識別するための識別情報などの個別情報(UID)を記憶し、リーダ30からの要請に応じてこの個別情報を送信する。なお、ICタグ60の形態は、限定されず、例えば、携帯電話のストラップに設けられているもの、腕輪型のもの、他のものに貼付できるシール型のものなど、多種多様のものがある。
図3は、本発明によるスクリーン及びスクリーンシステムの実施例における動作を示すフローチャートである。以下、PC50による処理を中心に説明する。
ステップ100(以下、「ステップ」を「S」という。)において、スクリーン10は、電源がONに切り替えられており、利用者が透明なスクリーン10を通してその背景を見ることができる状態にある。また、リーダ30は、アンテナ11から応答要求信号を繰り返し放出している。
S110において、ICタグ60を携帯する利用者がスクリーン10へ近づき、ICタグ60がアンテナ11の通信範囲内に入ると、PC50は、ICタグ60からの応答に基づいて、ICタグ60を検出する。PC50は、ICタグ60に記憶されている個別情報を読み出し(S120)、対応するコンテンツを選択し、そのデータを読み出す(S130)。PC50は、出力リレ40によってスクリーン10の電源をOFFに切り替え、スクリーン10を不透明な状態とする(S140)。PC50は、読み出したコンテンツのデータをディスプレイへ出力して表示するとともに、コンテンツのデータをプロジェクタ20へ送信してコンテンツをスクリーン10に表示する(S150)。
PC50は、コンテンツ再生中に同一のICタグ60を検出し続けることができなくなるなど、終了指示があった場合(S160)には、PC50のディスプレイ及びスクリーン10におけるコンテンツの表示を終了し(S180)、スクリーン10の電源をONに切り替え(S190)、処理を終了する(S200)。また、コンテンツが終了した場合(S170)には、同様に、スクリーン10の電源をONに切り替え(S190)、処理を終了する(S200)。PC50は、待機状態(S100)となり、再びICタグ60を検出した場合には、同様の処理を繰り返す(S110からS180まで)。
このように、本実施例によれば、スクリーンシステム1は、スクリーン10の観察側の最表面を板ガラス16Aとするため、意匠性、質感、見栄えを向上することが可能となった。また、スクリーンシステム1は、ICタグ60を携帯する利用者がスクリーン10に近づいた場合に、透明なスクリーン10を不透明に切り替え、コンテンツを表示するため、観察者に強い印象を与えることが可能となった。例えば、街角、イベント会場、駅構内、コンビニエンスストア、ショッピングセンタ、ホテルなどに設置し、広告情報などを表示した場合には、観察者に強い印象を与え、販促効果を向上することが可能となった。更に、プレゼンなどにおいて、発表者のICタグ60の動きやICタグ60の種類に応じてスクリーン10の外観、画像の表示を変えることができ、観察者に強い印象を与えることが可能となった。
更にまた、ICタグ60から読み出した個別情報に応じて、対応するコンテンツをスクリーン10に表示することによって、利用者の属性などに応じた種々の情報を利用者に提供することが可能となった。
また、アンテナ11を調光フィルム13,14A,14B,15A,15B及び板ガラス16A間に設けることによって、調光フィルム13,14A,14B,15A,15Bを2枚のガラス板16A,16Bに挟み込んで接着する調光ガラスの製造工程においてアンテナ11を狭着することによってスクリーン10を製造することができ、比較的容易にアンテナ11を設置し、スクリーン10を製造することが可能となった。更に、表面にアンテナ11の凹凸が出ず、違和感を観察者に感じさず、見栄えを向上することが可能となった。更にまた、透明な板ガラス16AにICタグ60が近づいた場合に、その板ガラス16Aの外観を変えることができ、観察者に一層強い印象を与えることが可能となった。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。例えば、スクリーン10内部に設けられているアンテナ11は、スクリーンの表面(観察側)又は裏面(プロジェクタ側)に設けられていてもよく、スクリーン10の近傍にいる、ICタグ60を携帯している者を検出できれば、設置場所は限定されない。
また、リーダ30及びアンテナ11と、ICタグ60とは、電磁誘導方式による通信を行うが、静電誘導方式による通信であってもよく、無線でICタグ60に記憶されている情報を読み出すことができればよい。
更に、スクリーンシステム1は、ICタグ60から読み取った情報に応じたコンテンツをスクリーン10に表示するが、このシステムに用いることができる所定のICタグ60の属性を識別するための識別情報をICタグ60が記憶し、この識別情報を読み取ることによって、所定のICタグ60が通信範囲内に持ち込まれたことを検出し、任意のコンテンツをスクリーン10に表示してもよい。
従って、ICタグ60は、特定周波数の電磁波を受信した場合に共振する非接触識別タグであってもよい。また、ICタグ60は、電源を備えているアクティブタイプでも、外部から駆動電力を得るパッシブタイプであってもよい。尚、パッシブタイプのICタグはアクティブタイプよりかなり小さく軽い上に、価格も安く実質的に寿命の制限がないため、利用者に対して送付し、使用させるのに都合がよい。
スクリーンシステム1は、スクリーン10、プロジェクタ20、PC50など、それぞれ所定の機能を有する複数の装置を備えているが、これらの装置の機能を備える一体型の表示装置であってもよく、スクリーンシステム1が所定の機能を備えていれば、システムに含まれる装置の形態は限定されない。
スクリーンシステム1は、コンテンツの音声を出力し、利用者に聞かせるスピーカを備えていてもよい。ICタグ60から読み取った情報に応じた音声情報を利用者に提供することができ、より強い印象を与えることが可能となる。
スクリーンシステム1は、プロジェクタ20側と、観察側が異なる背面投射式(リア式)で画像をスクリーン10に表示しているが、観察側から投射する正面投射式(フロント式)で画像をスクリーン10に表示してもよく、スクリーン10への光の投射方向などの投射方法は限定されない。
また、スクリーンシステム1は、スクリーン10の両面を観察側とし、双方の面からICタグ60を検出してもよい。
スクリーン10は、調光フィルム13,14A,14B,15A,15Bを2枚のガラス板16A,16Bで挟み込んだ調光ガラスを基材としているが、調光フィルム13,14A,14B,15A,15Bをプラスチックなどの他の透明な部材に貼付したものを基材としてもよい。
スクリーンシステム1は、ICタグ60を検出できなくなったことを終了指示として入力し(図3のS160)、コンテンツの表示を終了するが(S180)、終了指示情報を記憶している他のICタグ60を検出したことを終了指示として入力してもよく、終了指示の入力方法は、ICタグ60の検出パターンに応じて任意に設定することが可能である。
スクリーンシステム1は、スクリーン10の近傍にICタグ60を携帯する利用者が来た場合に、スクリーン10にコンテンツを表示するが、通常、コンテンツを表示しておき、利用者が来た場合にスクリーン10を透明に切り替えてもよい。また、スクリーンシステム1は、スクリーン10の状態を透明、不透明の二つのパターンの透明度の状態だけでなく、半透明など、より多くの透明度の状態を切り替えてもよい。更に、スクリーンシステム1は、コンテンツを表示するタイミングをICタグ60から読み出した情報に応じて変えてもよい。ICタグ60の接近や、ICタグ60から読み出した情報に応じて、スクリーン10の透明度をどう調節するか、また、どのようなコンテンツをどのようなタイミングで表示するかは任意に設定することが可能である。
スクリーン及びスクリーンシステムの構成を示すブロック図である。 スクリーン10の構成を説明するための概略断面図である。 スクリーン及びスクリーンシステムの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 スクリーンシステム
10 スクリーン
11 アンテナ
12 電源端子
20 プロジェクタ
30 リーダ
40 出力リレ
50 PC
60 ICタグ
70 電源

Claims (10)

  1. 光の投射を受けて画像を表示するスクリーンであって、
    観察側の最表面にガラス材と、
    前記ガラス材の内側に近傍領域内に在る携帯型の被検出媒体を検出するためのセンサとを備えること
    を特徴とするスクリーン。
  2. 請求項1に記載のスクリーンにおいて、
    観察側及びその反対側の最表面に2枚のガラス材を備え、
    前記センサは、前記2枚のガラス材間に設けられていること
    を特徴とするスクリーン。
  3. 光の投射を受けて画像を表示するスクリーンであって、
    外部からの指示に応じて透明度を調節することが可能な基材と、
    前記基材の透明度を調節するために、近傍領域内に在る携帯型の被検出媒体を検出するためのセンサとを備え、
    前記基材が不透明となった場合に、光の投射を受けて画像を表示可能であること
    を特徴とするスクリーン。
  4. 請求項3に記載のスクリーンにおいて、
    前記基材は、板状の透明部材と、前記板状の透明部材に貼付された調光フィルムとを有すること
    を特徴とするスクリーン。
  5. 請求項4に記載のスクリーンにおいて、
    前記基材は、観察側及びその反対側の最表面に2枚の前記板状透明部材を有し、
    前記センサ及び/又は前記調光フィルムは、前記2枚の板状透明部材間に設けられていること
    を特徴とするスクリーン。
  6. 請求項4又は請求項5に記載のスクリーンにおいて、
    前記板状透明部材はガラス材であること
    を特徴とするスクリーン。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のスクリーンにおいて、
    前記センサは、電磁波を送受することによって、近傍領域内に在る携帯型情報記録媒体に記録されている情報を読み出すためのアンテナを有すること
    を特徴とするスクリーン。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のスクリーンと、
    前記スクリーンに対して光を投射する投射手段と、
    前記センサによる検出結果に応じて、前記投射手段による前記スクリーンへの光の投射を制御する投射制御手段とを備えること
    を特徴とするスクリーンシステム。
  9. 請求項8に記載のスクリーンシステムにおいて、
    前記投射制御手段は、前記アンテナを介して前記情報記録媒体から読み出した情報に基づいて、前記投射手段によって投射される光に応じて前記スクリーンに表示される画像の選択、及び/又は、前記投射手段による光の投射のタイミングの調整を行うこと
    を特徴とするスクリーンシステム。
  10. 請求項3から請求項7までのいずれか1項に記載のスクリーンと、
    前記センサによる検出結果に応じて、前記基材の透明度の調整を制御する透明度制御手段と
    を備えるスクリーンシステム。

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