JP2006234368A - 自動製氷機の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】何れの状態であっても、使用者の除氷開始スイッチのON操作により直ちに除氷運転に移行する自動製氷機を提供する。
【解決手段】自動製氷機は、電源の投入により所定時間だけ遅延させた後に圧縮機を起動させる圧縮機保護タイマと、運転中にオン操作することで除氷運転を開始させる除氷開始スイッチとを備える。電源の投入後で圧縮機の起動前に除氷開始スイッチをオン操作すると、圧縮機保護タイマの計時を中断して、直ちに圧縮機を起動させると共に除氷運転に移行するよう制御される。また圧縮機が起動した後に除氷開始スイッチをオン操作した時は、圧縮機保護タイマの計時を開始させることなく、圧縮機を停止せずに除氷運転に移行するよう制御される。
【選択図】図3

Description

この発明は、電源の投入により所定時間だけ遅延させた後に圧縮機を起動させる圧縮機保護手段と、運転中にオン操作することで除氷運転を開始させるスイッチ手段とを備える自動製氷機の制御方法に関するものである。
例えばクローズドセルタイプの製氷機構を備えた自動製氷機は、圧縮機、凝縮器、膨張弁等からなる冷凍機構に接続する蒸発器が配設され、下向きに開口する多数の製氷小室を画成した製氷室と、前記製氷小室をその下方から傾動開放可能に閉成すると共に、各製氷小室に対応する噴水孔を有し、下部に製氷水タンクを一体的に設けた水皿とを備えている。この自動製氷機は、製氷運転において前記蒸発器に冷媒を循環供給して製氷小室を強制冷却すると共に、前記製氷水タンク中の製氷水を水皿の噴水孔から製氷小室に噴射供給することで、製氷小室内に氷塊を生成するよう構成される。また製氷完了後は除氷運転に移行して、前記水皿を下方に傾動して製氷小室を開放すると共に、冷凍機構におけるホットガス弁の切換えにより前記蒸発器にホットガス(高温・高圧の気化冷媒)を循環供給して製氷小室を加熱して、氷塊を離脱させるようになっている。このように前記自動製氷機は、製氷運転と除氷運転とを交互に繰り返すことで、多量の氷塊を連続的に生成するよう構成される。
前記自動製氷機において、電源スイッチをオンして電源が投入されたときには、除氷運転から開始されるように設定されている。すなわち、製氷運転中に停電あるいは使用者が電源をオフした後に再び電源がオンしたときに、除氷運転から開始することで、製氷室に氷塊が残存した状態で製氷運転を実施することによる異形氷の発生を防止すると共に、製氷水タンクから製氷残水を排出し、水皿に長時間貯留された製氷水を使用しないようにできる。
ここで、前記自動製氷機において、短時間の停電や使用者が短時間で電源を入れたり切ったりし、前記圧縮機が短時間で停止・再起動を繰り返すと、圧縮機に過大な負荷がかかる弊害を招く。そこで、特許文献1に開示された自動製氷機の如く、電源を投入した際に、所定時間遅延させて圧縮機を起動する圧縮機保護タイマを設けたものがある。
特開平2−29550号公報
前記自動製氷機では、電源スイッチをオンしたときには除氷運転から開始されることを利用して、例えば設置場所でのメンテナンスや工場の製造ライン上の検査等において、除氷運転状況の点検あるいは製氷運転の確認後に離氷するために、一旦電源を切った後に入れる操作が行なわれる。しかしながら前記自動製氷機は、圧縮機保護のために電源スイッチをオンして電源が入ったときには、圧縮機保護タイマによる所定時間の遅延後でなければ、圧縮機が起動しないため、設置場所でのメンテナンスや工場の製造ライン上での検査等に時間がかかってしまう問題が指摘される。
すなわちこの発明は、従来の技術に係る自動製氷機の制御方法に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、何れの状態であっても、使用者がスイッチ手段をオン操作したときには直ちに除氷運転に移行し、検査および点検作業の効率化を図り得る自動製氷機の制御方法を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係る自動製氷機の制御方法は、
電源の投入により所定時間だけ遅延させた後に圧縮機を起動させる圧縮機保護手段と、運転中にオン操作することで除氷運転を開始させるスイッチ手段とを備える自動製氷機において、
前記スイッチ手段をオン操作すると、前記圧縮機保護手段を関与させることなく、直ちに除氷運転に移行する制御を行なうようにしたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、何れの状態であってもスイッチ手段をオン操作すると、圧縮機保護手段を関与させることなく直ちに除氷運転に移行させ得るから、自動製氷機の検査や点検作業に際し、圧縮機保護手段による遅延を待つことなく、直ちに除氷運転に移行させて、効率化を図り得る。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る自動製氷機の制御方法において、電源の投入後で圧縮機の起動前に前記スイッチ手段をオン操作した時は、直ちに圧縮機を起動させると共に除氷運転に移行させる。
請求項2の発明によれば、電源の投入後で圧縮機の起動前にスイッチ手段をオン操作した時は、直ちに圧縮機を起動させると共に除氷運転に移行するようにしたから、検査や点検等を迅速に行なうことができる。
請求項3の発明は、請求項1の発明に係る自動製氷機の制御方法において、前記圧縮機が起動した後に前記スイッチ手段をオン操作した時は、圧縮機を停止させることなく除氷運転に移行させる。
請求項3の発明によれば、製氷または除氷運転中にスイッチ手段をオン操作した時は、圧縮機を停止させることなく除氷運転に移行させるようにしたから、検査や点検等を迅速に行なうことができる。
請求項4の発明は、請求項3の発明に係る自動製氷機の制御方法において、前記自動製氷機は、製氷部と該製氷部を開閉自在に閉成する水皿とを備え、
前記水皿の開放停止中に前記スイッチ手段をオン操作した時は、該水皿を開放したまま除氷運転の開始時点に移行させる制御がなされる。
請求項4の発明によれば、製氷部を水皿で開閉自在に閉成する自動製氷機について、水皿の開放停止中にスイッチ手段をオン操作した時は、水皿を開放したまま除氷運転の開始時点に移行するから、水皿の開放工程を省いて検査や点検等をより迅速に行なうことができる。
請求項5の発明は、請求項3の発明に係る自動製氷機の制御方法において、前記自動製氷機は、製氷部と該製氷部を開閉自在に閉成する水皿とを備え、
前記水皿の閉成動作中または水皿の閉成中に前記スイッチ手段をオン操作した時は、該水皿を開放させる制御がなされる。
請求項5の発明によれば、製氷部を水皿で開閉自在に閉成する自動製氷機について、水皿の閉成動作中または水皿の閉成中にスイッチ手段をオン操作した時は、水皿を開放させるから、水皿を開放させた後、検査や点検等を迅速に行なうことができる。
請求項6の発明は、請求項1の発明に係る自動製氷機の制御方法において、圧縮機保護手段の関与は、遅延時間の計時中をいう。
請求項6の発明によれば、圧縮機保護手段による遅延時間に計時中であっても、スイッチ手段をオン操作した時は、計時を中断することで、圧縮機保護手段を関与させないようにし得る。
請求項7の発明は、請求項1の発明に係る自動製氷機の制御方法において、前記圧縮機保護手段の関与は、遅延時間の計時開始をいう。
請求項7の発明によれば、圧縮機の起動後にスイッチ手段をオン操作した時は、圧縮機保護手段の計時を開始しないことで、圧縮機保護手段を関与させないようにし得る。
本発明に係る自動製氷機の制御方法によれば、スイッチ手段のオン操作により直ちに除氷運転に移行させることができ、検査および点検作業の効率化を図り得る。
次に、本発明に係る自動製氷機の制御方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。
図1に示すように、実施例に係る自動製氷機10は、氷塊を生成する製氷機構Mと、製氷機構Mを冷却および加温する冷凍機構16と、製氷機構Mで生成された氷塊を貯留するストッカ32を内部に備えている。製氷機構Mは、下方に開口する多数の製氷小室14aを画成した製氷室(製氷部)14と、この製氷室14の上面に蛇行配置され、冷凍機構16に接続する蒸発器18と、製氷室14の下方に支持軸24を介して傾動自在に枢支され、製氷室14を開閉自在に閉成する水皿22とから基本的に構成される。製氷運転に際して、製氷機構Mは水皿22に備えた製氷水タンク20に設けたポンプモータPMを駆動し、傾動機構26により製氷小室14aを下方から閉成する閉成位置に保持した水皿22から製氷水タンク20の製氷水を各製氷小室14aに対して噴射供給するよう構成される。このとき製氷室14は、冷凍機構16から蒸発器18に供給される冷媒により供給されて冷却されており、各製氷小室14aに氷塊が生成される。
また除氷運転に際して、傾動機構26がアクチュエータモータAMにより作動されることで、水皿22は支持軸24を中心に製氷小室14aを開放する開放位置に向けて下方に傾動(下降)されると共に、蒸発器18にホットガスが供給されて製氷室14を加温して、氷塊の脱離を促すようになっている。そして、氷塊が製氷小室14aからストッカ32へ放出されると、傾動機構26がアクチュエータモータAMにより逆作動されることで、水皿22は上方に傾動(上昇)して閉成位置に保持されて、再び製氷運転に移行するよう構成される。このように自動製氷機10は、製氷運転および除氷運転を順次繰り返すように、後述する各種スイッチSW1,SW2,HSや融氷水タイマTM2および製氷サーミスタTH等の入力手段から出力した信号により制御手段PCで各機器CM,FM,AM,PM,HV,WVが運転制御される(図2参照)。
自動製氷機10では、製氷室14の適宜位置に配設した製氷サーミスタTHによる製氷室14の温度検知に基づいて、制御手段PCにより運転状態が切換えられる。すなわち制御手段PCは、製氷サーミスタTHが製氷運転により製氷小室14aに氷塊が生成された製氷完了温度を検知した際に、製氷運転から除氷運転の水皿開放工程に切換えて、水皿22を下降させる。また、除氷運転により製氷室14からの氷塊の脱氷が完了することによる製氷室14の温度上昇(除氷完了温度)を製氷サーミスタTHが検知した際に、制御手段PCは除氷運転の除氷工程から水皿閉成工程に切換えて水皿22を上昇させた後、製氷運転に移行するよう設定される。なお自動製氷機10は、電源スイッチDSがオンされて電源が投入されたときには、除氷運転から開始するよう設定されている。
水皿開放工程において、アクチュエータモータAMが正回転することで、水皿22は傾動機構26により下方に傾動され、傾動機構26の移動軌跡上に設けた水皿下降検知スイッチSW1が、水皿22の開放位置への到来を検知した際に(水皿下降検知スイッチSW1:ON)、制御手段PCはアクチュエータモータAMの正回転を停止して水皿22を開放位置で保持する。また水皿閉成工程において、アクチュエータモータAMが逆回転することで、水皿22は傾動機構26により上方に傾動され、傾動機構26の移動軌跡上に設けた水皿上昇検知スイッチSW2が、水皿22の閉成位置への到来を検知した際に(水皿上昇検知スイッチSW2:ON)、制御手段PCはアクチュエータモータAMの逆回転を停止して水皿22を閉成位置で保持する。
製氷機構Mには、水皿22の上方に開口して、図示しない外部水道系に連通する給水管30が配設され、この給水管30に介挿したウォーターバルブWVが制御手段PCにより開閉制御される。すなわち、製氷サーミスタTHが除氷完了温度を検知したときに所定時間だけ給水弁WVを開放(ON)して水皿22に水道水を供給して、次の製氷水として製氷水タンク20に貯留するよう設定される。なお給水弁WVは、製氷運転から除氷運転に切換えられて水皿22が開放位置に到来した際にも所定時間(融氷水タイマTM2の設定時間)だけ開放(ON)され、給水管30から水皿22に水道水を散水することで、水皿22の上面に付着している氷を洗い流すよう設定されている。
前記冷凍機構16は、圧縮機CM、凝縮器36、膨張弁38および蒸発器18を冷媒配管34で接続して構成され、圧縮機CMを駆動することで、冷媒配管34を介して各機器CM,36,38,18に冷媒を循環して再び圧縮機CMに戻る所定の冷却工程を行なうよう構成される。製氷運転では、冷却工程における各機器CM,36,38の作用下に冷媒が蒸発器18に供給されることで、製氷室14と熱交換を行なって氷点下にまで冷却させる。また、冷凍機構16における圧縮機CMの吐出側には、凝縮器36および膨張弁38を介さずに蒸発器18に圧縮機CMからホットガス(高温・高圧の気化冷媒)を直接供給するホットガス管42が分岐されている。このホットガス管42には、制御手段PCの制御下に管路を開閉するホットガス弁HVが介挿され、ホットガス弁HVは除氷運転時に開放(ON)して、圧縮機CMから吐出されるホットガスをホットガス管42を介して蒸発器18に供給し、製氷室14を加温して各氷塊を自重落下させる。なお、図中の符号FMは、製氷運転時に運転(ON)されて凝縮器36を空冷するファンモータを示す。
前記圧縮機CMは、圧縮機保護タイマ(圧縮機保護手段)TM1により電源投入時に所定時間遅延させて起動するように設定されている。圧縮機保護タイマTM1は、後述する電源スイッチDSをオンしたり、停電から復帰して制御手段PCに通電されると、予め設定された時間(所定時間)のカウントを開始するように設定される。そして制御手段PCは、圧縮機保護タイマTM1が所定時間を計時することで、圧縮機CMを起動して除氷運転を開始させるように制御している。
ストッカ32の内部には、ストッカ32に貯留される氷塊の量によって作動する貯氷スイッチHSが配設される。氷塊により貯氷スイッチHSが作動されて検知状態(ON)になると、制御手段PCは氷塊が満杯であると判断して製氷運転と除氷運転とを繰り返す製氷サイクルを停止して氷塊を製造しない停止状態に移行させ、また氷塊が消費されて少なくなることで貯氷スイッチHSが非検知状態(OFF)に戻ると製氷サイクルを再開するよう制御する。なお、この貯氷スイッチHSの検知状態から非検知状態への移行に伴って、製氷サイクルが再開する際には、除氷運転から開始するように設定される。
前記自動製氷機10は、その適宜位置に設けられた操作部(図示せず)に、電源をオンまたはオフする電源スイッチDS、電源投入後の運転状態にかかわらず除氷運転に強制的に移行させる例えばタクトスイッチ等の除氷開始スイッチ(スイッチ手段)TSおよび各種設定を行なう操作手段を備えている。自動製氷機10は、電源を投入してから除氷運転を開始するまでの間、または製氷運転および除氷運転の何れの運転状態にあっても、除氷開始スイッチTSをオン操作されて開始信号が制御手段PCに入力されたときには、圧縮機保護タイマTM1を関与させることなく、直ちに除氷運転に移行するように制御手段PCで制御される。具体的には、電源スイッチDSがオンされて電源が投入されることで圧縮機保護タイマTM1の計時中に、制御手段PCに除氷開始スイッチTSからの開始信号が入力された際には、圧縮機保護タイマTM1のカウントを中断することで、圧縮機保護タイマTM1の関与を中止して直ちに圧縮機CMを起動させると共に除氷運転を開始させる。また製氷運転または除氷運転が行われている最中に、制御手段PCに除氷開始スイッチTSからの開始信号が入力された際には、圧縮機保護タイマTM1の計時を開始しないことで、圧縮機保護タイマTM1を関与させることなく、直ちに除氷運転を開始させる。
実施例では、水皿22を閉成位置から開放位置に傾動する水皿開放工程、水皿22の開放位置で氷塊を放出する除氷工程および水皿22を開放位置から閉成位置に傾動する水皿閉成工程の順番で除氷運転は進行するクローズドセルタイプの製氷機構Mであって、水皿22が開放停止中の除氷工程で除氷開始スイッチTSからの開始信号が入力されたときには、水皿開放工程を省いて水皿22を開放したまま除氷工程の開始時点に戻るよう制御手段PCで制御される。また、水皿閉成工程中または製氷運転中に除氷開始スイッチTSからの開始信号が入力されたときには、水皿開放工程の開始時点に戻るよう制御手段PCで制御される。すなわち除氷運転の開始とは、水皿開放工程の開始時または除氷工程の開始時を指す。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係る自動製氷機の制御方法の作用について、図3および図4のフローチャート図を参照して説明する。自動製氷機10は、電源スイッチDSをオンしたり、停電から復帰して電源が投入(ON)されることで(ステップS1)、圧縮機保護タイマTM1による所定時間のカウントが開始される(ステップS2)。そして、所定時間をカウントアップすることで(ステップS3)、圧縮機CMが起動(ON)されて(ステップS4)、除氷運転の水皿開放工程が開始される。
水皿開放工程では、先ず前記水皿下降検知スイッチSW1がオンされているか否かの判定がなされる(ステップS5)。ステップS5が否定されると、アクチュエータモータAMを正回転することで、水皿22を開放位置に到来するまで傾動すると共に、ホットガス弁HVを開放して蒸発器18にホットガスを供給して製氷室14を加温する(ステップS6)。水皿22が開放位置にあり、ステップS5が肯定されると、水皿開放工程は省略されて除氷工程へ移行する。また水皿22が開放位置に到来してステップS5が肯定された場合も、水皿開放工程から除氷工程に移行し、融氷水タイマTM2における所定時間のカウントが開始される(ステップS7)。同時に、アクチュエータモータAMを停止すると共に、ウォーターバルブWVを開放(ON)した後(ステップS8)、製氷サーミスタTHが除氷完了温度を検知したか否かの判定がなされる(ステップS9)。ステップS9が否定されると、融氷水タイマTM2が所定時間をカウントアップしたか否かの判定がなされ(ステップS10)、融氷水タイマTM2がカウントアップした場合には、ウォーターバルブWVが閉成(OFF)されて(ステップS11)、再びステップS9に移行する。
除氷工程が進行して製氷サーミスタTHが除氷完了温度を検知することで、ステップS9が肯定されると、ホットガス弁HVを閉成すると共に、ファンモータFMを駆動して製氷室14の冷却が開始され、アクチュエータモータAMが逆回転されて水皿22を上方に傾動する水皿閉成工程が実施される(ステップS12)。このとき、ウォーターバルブWVが閉成(OFF)されていた場合には、該バルブWVが開放(ON)されて製氷水タンク20に製氷水が供給される。そして、水皿上昇検知スイッチSW2がオンされることで(ステップS13)、アクチュエータモータAMが停止されて除氷運転が完了すると共に、ポンプモータPMが駆動されて製氷運転が開始される(ステップS14)。製氷運転が進行して製氷サーミスタTHが製氷完了温度を検知することでステップS15が肯定されると、ステップS6に移行してポンプモータPMを停止して製氷運転を完了し、除氷運転を開始する。
次に、製氷サイクルにおける各タイミングで除氷開始スイッチTSがオンされた場合について説明する。電源が投入されてから除氷運転が開始されるまでの圧縮機保護タイマTM1が所定時間をカウントしている最中に(ステップS1からS4の間)、除氷開始スイッチTSがオンされ、その開始信号が制御手段PCに入力された場合は(図3のAのタイミング)、制御手段PCは圧縮機保護タイマTM1のカウントを中断して、ステップS3の判定を行なうことなくステップS4に移行させ、直ちに圧縮機CMを起動して除氷運転を開始させる。また、ステップS4以降の製氷サイクルが開始された後で、圧縮機CMの駆動中に除氷開始スイッチTSがオンされ、その開始信号が制御手段PCに入力された場合は(図3のBのタイミング)、制御手段PCは圧縮機CMを駆動したままで圧縮機保護タイマTM1を起動することなく除氷運転を開始させる。
なお制御手段PCは、除氷運転中における除氷開始スイッチTSのオン時点での水皿22の開閉状態に応じて、水皿開放工程または除氷工程に移行させる。すなわち、除氷工程における融氷水タイマTM2のカウント開始後およびカウントアップ前に(図4のCのタイミング)、除氷開始スイッチTSがオンされ、その開放信号が制御手段PCに入力された場合には、水皿22が既に開放位置にあるから、制御手段PCは水皿開放工程を省略して除氷工程の開始時点(ステップS7)に強制的に移行させる。また、水皿閉成工程または製氷運転中において、除氷開始スイッチTSがオンされ(図4のDまたはEのタイミング)、その開放信号が制御手段PCに入力された場合には、水皿22が閉成途中または閉成位置にあるから、制御手段PCは先ず水皿22を開放するために、水皿開放工程(ステップS6)に移行させる。すなわち自動製氷機10は、除氷開始スイッチTSのオン操作のタイミングに応じて、制御手段PCにより除氷運転における水皿開放工程または除氷工程の何れかから開始するように制御されるから、除氷運転の点検作業を効率よく実施することができる。
このように自動製氷機10は、電源投入後の何れの運転状態であっても、除氷開始スイッチTSをオン操作する(開放信号の制御手段PCへの入力)ことで、駆動している圧縮機CMを停止することなく、または停止している圧縮機CMを圧縮機保護タイマTM1のカウントを省略して起動し、除氷運転を直ぐに開始させることができる。すなわち自動製氷機10は、製造ライン上の検査に際して、電源投入後に除氷開始スイッチTSをオンするだけで、除氷運転が直ぐに開始されるから、除氷運転および製氷運転の確認を迅速に行なうことができる。また自動製氷機10は、製造ライン上での検査や設置場所におけるメンテナンスに際して、除氷開始スイッチTSをオンして電源投入後の状態に戻したとしても、圧縮機CMが停止することなく直ぐに除氷運転に移行して除氷を実施できるから、検査や点検作業を短縮化できる。しかも、自動製氷機は、電源スイッチDSとは別に除氷開始スイッチTSを設け、圧縮機保護タイマTM1を電源の投入時にのみ開始させるように設定したから、電源スイッチDSのオン・オフまたは停電等に起因して、圧縮機CMが停止してから短時間で再起動するのを防止し得る。従って、新たな部品等を付け加えることなく、圧縮機CMの保護と、前述した検査・点検作業の効率向上とを両立することができる。
図5は、変更例に係る自動製氷機の圧縮機の運転状態を示すフローチャート図である。変更例では、除氷開始スイッチTSから開始信号が制御手段PCに入力された際には、圧縮機保護タイマTM1のカウント開始時点に戻るフローを実施するよう設定したものであり、制御手段PCによる主な制御の流れは実施例と同様であるから、異なる部分のみ説明する。なお、実施例で説明した同一部材については、同じ符号を用いる。
変更例では、電源投入後、除氷開始スイッチTSがオンされ、その開放信号が制御手段PCに入力された際には、制御手段PCは圧縮機保護タイマTM1の完了信号を付加し、圧縮機保護タイマTM1のカウント開始時点(ステップS2)に移行させる。圧縮機保護タイマTM1に完了信号が入力されると、圧縮機保護タイマTM1でのカウントが完了したものと判定して、圧縮機保護タイマTM1を関与させることなく直ちに除氷運転が開始されるよう設定される。例えば、電源が投入されてから除氷運転が開始されるまでの圧縮機保護タイマTM1が所定時間をカウントしている最中に(ステップS1からS4の間)、除氷開始スイッチTSがオンされた場合は(図5のAのタイミング)、制御手段PCは完了信号を付加して(ステップS20)ステップS2に戻すように制御する。すなわち制御手段PCには、圧縮機保護タイマTM1の完了信号が入力されるから(ステップS21)、圧縮機保護タイマTM1のカウントを開始することなくステップS4に移行し、直ちに圧縮機CMが起動されて除氷運転を開始する。また、ステップS4以降の製氷サイクルが開始された後で、圧縮機CMの駆動中に除氷開始スイッチTSがオンされた場合は(図5のBのタイミング)、制御手段PCは完了信号を付加してステップS2に戻し、圧縮機保護タイマTM1による所定時間の遅延が完了したものとして、圧縮機CMを駆動したまま除氷運転を直ぐに開始するよう制御する。そして、変更例においても、実施例と同様の作用効果を奏する。
実施例および変更例の自動製氷機は、以下のように変更することができる。
(1)実施例および変更例では、製氷機構としてクローズドセルタイプのものについて説明したが、これに限定されず、オープンセルや流下式等その他の製氷機構を備える自動製氷機に適用することができる。
(2)スイッチ手段としては、除氷開始スイッチに限定されず、運転状態を除氷運転に強制的に移行すると共に、各種設定を工場出荷時の初期状態に戻すリセットスイッチであってもよい。
(3)実施例では、圧縮機保護タイマを制御手段に組み込むよう構成したが、制御手段と独立して設けてもよい。
本発明の好適な実施例に係る自動製氷機を示す概略図である。 実施例の自動製氷機の制御ブロック図である。 実施例の自動製氷機において、圧縮機の運転状態を示すフローチャート図である。 実施例の自動製氷機の運転状態を示すフローチャート図である。 変更例の自動製氷機において、圧縮機の運転状態を示すフローチャート図である。
符号の説明
14 製氷室(製氷部),22 水皿,TM1 圧縮機保護タイマ(圧縮機保護手段)
CM 圧縮機,TS 除氷開始スイッチ(スイッチ手段)

Claims (7)

  1. 電源の投入により所定時間だけ遅延させた後に圧縮機(CM)を起動させる圧縮機保護手段(TM1)と、運転中にオン操作することで除氷運転を開始させるスイッチ手段(TS)とを備える自動製氷機において、
    前記スイッチ手段(TS)をオン操作すると、前記圧縮機保護手段(TM1)を関与させることなく、直ちに除氷運転に移行する制御を行なうようにした
    ことを特徴とする自動製氷機の制御方法。
  2. 電源の投入後で圧縮機(CM)の起動前に前記スイッチ手段(TS)をオン操作した時は、直ちに圧縮機(CM)を起動させると共に除氷運転に移行する請求項1記載の自動製氷機の制御方法。
  3. 前記圧縮機(CM)が起動した後に前記スイッチ手段(TS)をオン操作した時は、圧縮機(CM)を停止させることなく除氷運転に移行する請求項1記載の自動製氷機の制御方法。
  4. 前記自動製氷機(10)は、製氷部(14)と該製氷部(14)を開閉自在に閉成する水皿(22)とを備え、
    前記水皿(22)の開放停止中に前記スイッチ手段(TS)をオン操作した時は、該水皿(22)を開放したまま除氷運転の開始時点に移行させる制御がなされる請求項3記載の自動製氷機の制御方法。
  5. 前記自動製氷機(10)は、製氷部(14)と該製氷部(14)を開閉自在に閉成する水皿(22)とを備え、
    前記水皿(22)の閉成動作中または水皿(22)の閉成中に前記スイッチ手段(TS)をオン操作した時は、該水皿(22)を開放させる制御がなされる請求項3記載の自動製氷機の制御方法。
  6. 前記圧縮機保護手段(TM1)の関与は、遅延時間の計時中をいう請求項1記載の自動製氷機の制御方法。
  7. 前記圧縮機保護手段(TM1)の関与は、遅延時間の計時開始をいう請求項1記載の自動製氷機の制御方法。
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