JP2006233854A - 一軸偏心ねじポンプのジョイント構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自在継手のうちでも全長の短いオルダム継手を使用してポンプ長さを短縮したうえで、継手摺動部の円滑な摺動作用を確保して著しい摩損を防止して長期にわたり安定して使用できる一軸偏心ねじポンプのジョイント構造を提供する。
【解決手段】 ステータ3内で偏心回転するロータ2の端部とこのロータ2を回転駆動するドライブシャフト7の端部との間に、ロータ2のステータ3内での偏心回転を許容するオルダム継手10を介在させた一軸偏心ねじポンプ1のジョイント構造で、オルダム継手10を構成する中間に位置するメスボス12を含めて両側のオスボス11・13間をゴムカバーシール14で被覆し、そのゴムカバーシール14内に潤滑剤を充填して封入している。
【選択図】 図2

Description

この発明は、ステータ内で偏心回転するロータの端部と、このロータを回転駆動するドライブシャフトの端部との間に、ロータのステータ内での偏心回転を許容するオルダム継手を介在させた一軸偏心ねじポンプのジョイント構造に関する。
周知のように、一般的な一軸偏心ねじポンプは、雄ねじ形ロータを、雌ねじ形ステータ内に嵌挿して偏心回転させることにより、移送液(液・粘性液)を移送するものである。このロータを回転駆動するドライブシャフトは、ユニバーサルジョイントおよびカップリングロッドを介して、ロータに連結される構造が一般的である(例えば、特許文献1参照)。
つまり、一軸偏心ねじポンプにおいては、ロータの端部にユニバーサルジョイントを介して長尺のカップリングロッドの一端部を連結し、このカップリングロッドの他端部にユニバーサルジョイントを介してドライブシャフトの端部に連結している。このようにユニバーサルジョイントやカップリングロッドを用いるのは、ロータがドライブシャフトに対して偏心して回転するため、ロータとドライブシャフトとを直結することができないからである。
しかしながら、このような構造であると、ユニバーサルジョイントを端部に有するカップリングロッドの長さがかなり長くなるので、ポンプの全長が長くなる。ポンプの全長が長くなると、重量が大きくなる。また、ロータの分解・組立の際は、ユニバーサルジョイントのトルク伝達ピンを抜き取ったり差し込んだりする必要があるが、その作業は専用工具を要し、しかも手間がかかる。
そこで、出願人は、そのようなユニバーサルジョイントに代えて、オルダム継手(食い違い軸継手)を用いて、ロータとドライブシャフトとを連結したものを特許出願している(例えば、特許文献2参照)。
そのような従来のオルダム継手101は、一般的に図4に示すように、2つのオスボス102,103と、それらの間に接続されるメスボス104とを有する。そして、ロータ107およびドライブシャフト108の端部に凸状の取付部107a,108aが形成され、その取付部107a,108aにオスボス102,103の凹状嵌合部102a,103aがそれぞれ嵌め込まれ、固定ピン105,110にて固定され、その固定によりオスボス102,103がロータ107およびドライブシャフト108と一体化される構成からなっている。
その他の一軸偏心ねじポンプに係る先行技術に、ステータ内で偏心回転するロータの端部と、このロータを回転駆動するドライブシャフトの端部との間に、ロータのステータ内での偏心回転を許容するジョイント部材が設けられる一軸偏心ねじポンプのジョイント構造において、前記ロータおよびドライブシャフトの端部にそれぞれ断面略円形状の第1および第2の係合凸状部が一体的に形成され、前記ジョイント部材は、エンジニアリングプラスチック材で形成されるとともに、前記ロータの第1の係合凸状部に対応する形状を有し前記第1の係合凸状部がスライド可能に係合する第1の係合凹状部と、前記ドライブシャフトの第2の係合凸状部に対応する形状を有し前記第2の係合凸状部がスライド可能に係合する第2の係合凹状部とを備え、前記第1の係合凹状部と第2の係合凹状部とが互いに直交する方向に延びている一軸偏心ねじポンプがある(例えば、特許文献3参照)。
特公昭59−04558号公報(第3、4頁およびFig.1) 実開平04−75175号公報(明細書第7頁および図面第2図) 特開2004−360469号公報(段落0014、段落0026〜0028および図1 )
一軸偏心ねじポンプの自在継手として、上記のようにオルダム継手101を使用する場合、ポンプケーシング内においてオスボス102,103およびメスボス104の各継手部材が露呈状態になるため、各継手部材の摺動部が被移送液と接触する。このために、被移送液の種類によっては継手摺動部の摩耗が著しくなり、短期間で継手部材が摩損するなど十分に自在継手の機能を果たすことができないことがある。また、特許文献3に係る一軸偏心ねじポンプについても、相互に係合する継手摺動部がポンプケーシング内おいて露呈しているため、被移送液と接触する。
そこで、オルダム継手の摺動部に被移送液が接触しないようにオルダム継手の周囲をゴムカバーで覆うことが考えられ、従来より蛇腹式ゴムカバーでオルダム継手を被覆した構造のものが提案されている。しかし、ゴムカバーでオルダム継手を被覆しただけでは、継手摺動部の摺動作用が不十分な場合が多く、オルダム継手の円滑な摺動作用、ひいてはポンプの円滑な運転が妨げられるおそれがある。
一方、継手摺動部の潤滑性を促進するために、ゴムカバー内に潤滑剤を封入する方法があるが、潤滑剤をゴムカバー内に充填し封入する際に、空気が入ったり残っていたりすることがある。この場合、ゴムカバーに外圧が作用して変形し、ゴムカバーが破損することがある。
この発明は上述の点に鑑みなされたもので、自在継手のうちでも全長の短いオルダム継手を使用してポンプ長さを短縮したうえで、継手摺動部の円滑な摺動作用を確保して著しい摩損を防止して長期にわたり安定して使用できる一軸偏心ねじポンプのジョイント構造を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明の請求項1に係る一軸偏心ねじポンプのジョイント構造は、ステータ内で偏心回転するロータの端部とこのロータを回転駆動するドライブシャフトの端部との間に、ロータのステータ内での偏心回転を許容するオルダム継手を介在させた一軸偏心ねじポンプのジョイント構造であって、
前記オルダム継手を構成する中間に位置するメスボスを含めて両側のオスボス間を弾性体カバー部材で被覆し、その弾性体カバー部材にて被覆された内部に潤滑剤を充填して封入したことを特徴とするものである。
上記の構成を有する一軸偏心ねじポンプのジョイント構造によれば、ロータとドライブシャフト間のオルダム継手を弾性体カバー部材にて被覆したので、被移送液との接触が断たれ、スラリー等の摩耗性の高い液状体を移送する場合でも継手摺動部の著しい摩耗が防止される。また、弾性体カバー部材で被覆された内部には潤滑剤を充填して封入したので、継手摺動部に潤滑剤が十分に供給され、オルダム継手におけるオスボスとメスボス間の相対的な摺動が円滑に行われる。
請求項2に記載のように、前記各オスボスの基端側に凹所を形成し、少なくとも一方の凹所内より前記弾性体カバー部材で被覆された内部への連通路を設けるとともに、その連通路をねじ蓋(六角穴付きボルト、六角穴付きテーパねじ付きプラグ、プッシュナットなど)により開閉可能とすることが望ましい。
請求項2記載の一軸偏心ねじポンプのジョイント構造によれば、ねじ蓋を取り外すことにより弾性体カバー部材で被覆された内部の空間部への連通路が開放されるから、その連通路を用いて潤滑剤を供給するとともに空気を確実に抜き出すことができ、したがって弾性体カバー部材で被覆された内部に空気を残さずに潤滑剤を充填して封入できる。これにより、ポンプ運転時に弾性体カバー部材に高い外圧が作用しても弾性体カバー部材はほとんど変形しない。
請求項3に記載のように、前記各オスボスの先端部より薄板筒状カバー片を前記弾性体カバー部材内面に添って前記メスボス側へ張り出させることができる。
請求項3記載の一軸偏心ねじポンプのジョイント構造によれば、弾性体カバー部材で被覆された内部においてオスボスに対しメスボスが上下あるいは左右に摺動する際に、上下あるいは左右方向における摺動範囲が規制され、弾性体カバー部材内面にメスボスが接触するのが筒状カバー片によって阻止される。
請求項4に記載のように、前記各オスボスにおける前記弾性体カバー部材の取付端部外周面に添って筒状カバー片を嵌着することができる。
請求項4記載の一軸偏心ねじポンプのジョイント構造によれば、弾性体カバー部材の端部取付部が筒状カバー片によって保持され、ポンプ運転時におけるとくにメスボスの摺動時における弾性体カバー部材の変形が抑制される。
この発明は上記の構成からなるので、下記のような優れた効果を奏する。すなわち、
本発明のジョイント構造によれば、ロータとドライブシャフト間のオルダム継手を弾性体カバー部材にて被覆したので、被移送液との接触が断たれ、スラリー等の摩耗性の高い液状体を移送する場合でも継手摺動部の著しい摩耗が防止される。また、弾性体カバー部材にて被覆された内部には潤滑剤を充填して封入したので、継手摺動部に潤滑剤が十分に供給され、オルダム継手におけるオスボスとメスボス間の相対的な摺動が円滑に行われる。さらに、ねじ蓋を取り外すことにより弾性体カバー部材で被覆された内部の空間部への連通路が開放されるから、その連通路を用いて潤滑剤を供給するとともに空気を確実に抜き出せるので、弾性体カバー部材にて被覆された内部に空気を残さずに潤滑剤を充填して封入できる。これにより、ポンプ運転時に弾性体カバー部材に高い外圧が作用しても弾性体カバー部材はほとんど変形しない。しかも、オルダム継手の周囲を弾性体カバー部材で被覆したので、洗浄が容易になるとともに、ポンプ運転終了後のポンプハウジング内の残液量が少なくなり、洗浄による被移送液(特に、高価なケミカル液、粘性液)のロスも少なくなって経済的である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明を適用する一軸偏心ねじポンプは、食品・薬品およびケミカル液・固形物含有液・スラリー・高粘度液などの低粘度液から高粘度液に至るまでの各種対象液の移送・充填・汲出を行う一軸偏心ねじポンプで、(a)食品やケミカル液を移送する移送ポンプ、(b)ディスペンサ(充填ポンプ)、(c)ディスチャージャ(汲出ポンプ)などに適用できる。
図1は本発明の実施例に係るジョイント構造を備えた一軸偏心ねじポンプを示す、一部を省略した中央縦断面図、図2は本発明の実施例に係るジョイント構造を拡大して示す断面図である。
図1に示すように、本発明の実施例に係る一軸偏心ねじポンプ1は、筒状のポンプケーシング5の一端(下端)にポンプ本体4を備え、ポンプ本体4の一端(下端)側にはエンドスタッド21が下向きに取り付けられ、他端(上端)側に筒状の軸受けハウジング6および駆動部(図示せず)を順に備えている。ポンプ本体4は、基本的には、雄ねじ形ロータ2と雌ねじ形ステータ3とを有し、ロータ2がステータ3内で偏心回転する。ロータ2は、減速機付きモータからなる駆動装置(図示せず)によって回転駆動されるドライブシャフト7に連結されて、回転駆動される。ドライブシャフト7は軸受けハウジング6内で軸受け6aにより回転自在に支持されており、ドライブシャフト7の一端面中心部に小径突起部7aを一体に備えている。
一方、ロータ2の一端に半径方向へ張り出した張出部分2aを一体に形成し、この張出部分2aの一端面中心部に小径突起部2bを一体に備えている。そして、ロータ2とドライブシャフト7との間に、自在継手としてのオルダム継手10を介設している。
このオルダム継手10は、例えば図2に示すように、オスボス11とオスボス13の間にメスボス12に介在させるとともに、両側のオスボス11・13の先端部間を弾性体カバー部材としての本例ではスリーブ状のゴムカバーシール14にて被覆した構造からなり、メスボス12の一端部はオスボス11に対し上下方向に摺動自在に係合され、メスボス12の他端部はオスボス13に対し左右方向(紙面に直角方向)に摺動自在に係合されている。メスボス12の両端部には、開口断面略円形状の、第1および第2の係合凹状部12a,12bが相互に直交する方向に直線状に延びるように形成され、これらの係合凹状部12a,12bの内周面には複数(本例では3本)の潤滑剤流通路12cがそれぞれ間隔をあけて平行に形成されている。また、オスボス11とオスボス13の先端部には、係合凹状部12a,12bに対応する断面円形状の係合凸状部11a,13aが一体に形成されている。各係合凸状部11a,13aの根元付近はくびれており、各くびれ部11b,13bの幅は、第1および第2の係合凸状部11a,13aの直径の略1/2程度になっている。
さらに、オスボス11とオスボス13の基端部には、前記ロータ2の小径突起部2bおよびドライブシャフト7の小径突起部7aを嵌合可能な、開口断面略円形の凹所11c、13cがそれぞれ形成されている。これらの凹所11c、13cには、ロータ2側小径突起部2bおよびドライブシャフト7側小径突起部7aがそれぞれ嵌入され、係合凸状部11aあるいは13aと同一方向に貫通する中空ジョイントピン15により連結されている。さらにまた、オスボス11とオスボス13において凹所11c、13cより係合凸状部11a,13aの根元部付近に向けて円形の連通路11d、13dがそれぞれ穿設されている。これらの各連通路11d、13dの先端は、メスボス12側に臨ませて開口している。各連通路11d、13dは内周面にねじ部を有するねじ孔に形成され、基端側に六角穴17aを有するねじ蓋17を螺合し、締め付けることにより連通路11d・13dを閉塞している。
ゴムカバーシール14は両側端部の外周面に円筒状カバー片18を一体に貼着したうえ、各カバー片18の基端側をオスボス11とオスボス13の段差部11e・13eに係止させた状態で、外周面のねじ部に螺合するナット19により締め付けてゴムカバーシール14の両側端部をそれぞれオスボス11・13に取り付けて固定している。また、各オスボス11・13の先端部外周面より円筒状カバー片20をゴムカバーシール14内面に添ってメスボス12側へ張り出すように設けている。こうした内外の円筒状カバー片18および円筒状カバー片20は、例えば合成樹脂製やアルミ合金製の薄板材で形成される。
ドライブシャフト7には、ポンプケーシング5内からの液漏れを防止するメカニカルシール16が設けられている。このメカニカルシール16は、ポンプケーシング5内の被移送液が、ドライブシャフト7と軸受けハウジング6との間を通じて外部に漏れ出さないように取り付けられるものである。
上記のようにして本発明の実施例に係るジョイント構造を備えた一軸偏心ねじポンプが構成されるが、以下にジョイント構造の組み付け態様および一軸偏心ねじポンプの動作について説明する。
1) ジョイント構造を構成するオイルダム継手10は、ロータ2とドライブシャフト7との間に取り付ける前に、一方のねじ蓋17を取り外して連通路の一方11d(または13d)を開放する。そして、連通路11dよりグリースや潤滑油などからなる潤滑剤をゴムカバーシール14内に充填しながら内部の空気を完全に抜き取る。潤滑剤が充填された状態で、ねじ蓋17を連通路11dに螺合して締め付け封入する。
2) オルダム継手10のオスボス11・13の凹所11c、13cに、ロータ2側小径突起部2bおよびドライブシャフト7側小径突起部7aを嵌入し、それぞれ中空ジョイントピン15を貫通して一体回転可能に連結する。
3) 上記のようにして組み立てられた一軸偏心ねじポンプ1を、例えば縦向きにして駆動装置(図示せず)によりドライブシャフト7を回転させ、オルダム継手10を介してロータ2に回転力を伝達しながら、ポンプケーシング5側壁の吸込管5aの吸込口5bより配管22を通して吸い込み、エンドスタッド21下端の吐出口21aより被移送液を送り出す。
4) この運転状態で、ゴムカバーシール14内でメスボス12が上下のオスボス11・13に対して直角(直交)方向に相対的に摺動することによってステータ3内におけるロータ2の偏心回転が許容される。メスボス12とオスボス11・13の係合摺動部に潤滑剤が行き渡っているので、メスボス12およびオスボス11・13の安定した動きが確保され、摩耗の懸念がなくなる。また、ポンプケーシング5内を被移送液が移送され、ゴムカバーシール14に高圧力が作用しても、ゴムカバーシール14は変形することがなく耐久性を発揮する。
さらに、ポンプ1の運転時にオスボス11・13に対しメスボス12が中心軸線に対し直交する方向に変位するが、各オスボス11・13からメスボス12側へ延びる円筒状カバー片20に当接してゴムカバーシール14に当たるのが防止される。このため、メスボス12によるゴムカバーシール14の変形も生じないので、耐久性に富む。
次に、図3(a)〜(c)はそれぞれ一軸偏心ねじポンプのジョイント構造の他の実施例を示す、一部を省略した断面図および90°回転した状態の断面図である。
第2実施例に係るジョイント構造は、図3(a)に示すように、ドライブシャフト7側のオスボス13にだけ連通路13dを穿設している。この連通路13dは上記実施例に比べて口径が小さく、その先端側は、係合凸状部13aに直交する方向に沿って二股に分岐し、各分岐路13fの開口端はゴムカバーシール14内の空間部に臨んでいる。また、ねじ蓋17には頭付きボルト17が使用され、ボルト17の頭部17bに六角穴が形成されている。さらに、オスボス13の凹所13c内の底端にリング状のガスケット23を介在させてボルト頭部17bを押し付けている。さらにまた、ロータ2の小径突起部2bおよびドライブシャフト7の小径突起部7aをオスボス11・13の凹所11c・13c内に嵌入した状態で中空ジョイントピン15とともに、抜止めねじ24により緊締してより確実に連結している。なお、本例の場合、内側の円筒状カバー片20(図2参照)は省いている。
第3実施例に係るジョイント構造は、図3(b)に示すように、連通路13dを先端に向け口径が漸次狭くなるテーパ孔とし、ねじ蓋17に六角穴付きテーパねじプラグ17’を使用している。本例の場合、円筒状カバー片20の長さを短くしている。その他の構成については、上記第2実施例と共通しているので、共通する部材に同一の符号を用いて示し、説明を省略する。
第4実施例に係るジョイント構造は、図3(c)に示すように、連通路13dをストレート孔とし、ねじ蓋17にプッシュナット17”を使用している。本例の場合、円筒状カバー片20の長さを延ばして両側から延びた円筒状カバー片20が突き合わせられるようにしている。その他の構成については、上記第2実施例と共通しているので、共通する部材に同一の符号を用いて示し、説明を省略する。
以上に本発明のジョイント構造に関する複数の実施例について説明したが、例えば、下記のように実施することもできる。
オルダム継手10の2つのオスボス11・13のうちの一方に相当する係合凸状部11aをロータ2の端部に一体的に設けるか、他方に相当する係合凸状部13aをドライブシャフト7の端部に一体的に設けるかすることにより、従来のオルダム継手10の一方のオスボス11の嵌合部とロータ2の端部の取付部が不要あるいは他方のオスボス13の嵌合部とドライブシャフト7の端部の取付部が不要になって、ロータ2とドライブシャフト7間を接続するオルダム継手10の距離が短縮される。この場合には、ロータ2先端側の係合凸状部11aとオルダム継手10のドライブシャフト7側オスボス13の先端部間、あるいはドライブシャフト7先端側の係合凸状部13aとオルダム継手10のロータ2側オスボス11の先端部間に跨って弾性体カバー部材としてのゴムカバーシール14を取り付け、ゴムカバーシール14内に潤滑剤を充填し封入する。また、潤滑剤の充填はオスボス13又は11にねじ蓋17付きの連通路13d又は11dを設けてそこから行うようにする。
このように構成することにより、上記実施形態のポンプケーシング5(図1参照)および従来(図4参照)のポンプケーシング106の寸法に比べて短くなる。したがって、その短くなる分だけ、ポンプ運転終了後にポンプケーシング内に残る移送液(残液)の量が減少するとともに、ポンプ全体のコンパクト化が図れる。
なお、上記実施の形態において、駆動装置側から見てロータ2がステータ3内を例えば左回転する場合、ポンプケーシング5の吸込口5bから吸い込み、エンドスタッド21の吐出口21aから吐出される(この場合はディスペンサに一般的に適用される)が、ロータ2が例えば右回転する場合、エンドスタッド21側から吸い込み、ポンプケーシング5側から吐出される(この場合はディスチャージャに一般的に適用される)。
本発明の実施例に係るジョイント構造を備えた一軸偏心ねじポンプを示す、一部を省略した中央縦断面図である。 本発明の実施例に係る図1のジョイント構造を拡大して示す断面図である。 (a)(b)(c)はそれぞれ一軸偏心ねじポンプのジョイント構造の他の実施例を示す、一部を省略した断面図および90°回転した状態の断面図である。 従来のオルダム継手を用いた一軸偏心ポンプを示す一部を断面で示す側面図である。
符号の説明
1 一軸偏心ねじポンプ
2 ロータ
2a 張出部
2b 小径突起部
3 ステータ
4 ポンプ本体
5 ポンプケーシング
5a 吸込管
5b 吸込口
6 軸受けハウジング
7 ドライブシャフト
7a 小径突起部
10 オルダム継手
11・13 オスボス
11a・13a 係合凸状部
11b・13b くびれ部
11c・13c 凹所
11d・13d 連通路
11e・13e 段差部
12 メスボス
12a・12b 係合凹状部
12c 潤滑剤流通路
13f 分岐路
14 ゴムカバーシール(弾性体カバー部材)
15 中空ジョイントピン
16 メカニカルシール
17 ねじ蓋
18 円筒状カバー片
19 ナット
20 円筒状カバー片
21 エンドスタッド
21a 吐出口
22 配管
23 ガスケット
24 抜止めねじ

Claims (4)

  1. ステータ内で偏心回転するロータの端部とこのロータを回転駆動するドライブシャフトの端部との間に、ロータのステータ内での偏心回転を許容するオルダム継手を介在させた一軸偏心ねじポンプのジョイント構造であって、
    前記オルダム継手を構成する中間に位置するメスボスを含めて両側のオスボス間を弾性体カバー部材で被覆し、その弾性体カバー部材にて被覆された内部に潤滑剤を充填して封入したこと
    を特徴とする一軸偏心ねじポンプのジョイント構造。
  2. 前記各オスボスの基端側に凹所を形成し、少なくとも一方の凹所内より前記弾性体カバー部材内への連通路を設けるとともに、その連通路をねじ蓋により開閉可能とする構成としたこと
    を特徴とする請求項1記載の一軸偏心ねじポンプのジョイント構造。
  3. 前記各オスボスの先端部より薄板筒状カバー片を前記弾性体カバー部材内面に添って前記メスボス側へ張り出させたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の一軸偏心ねじポンプのジョイント構造。
  4. 前記各オスボスにおける前記弾性体カバー部材の取付端部外周面に添って筒状カバー片を嵌着したこと
    を特徴とする請求項1、2又は3記載の一軸偏心ねじポンプのジョイント構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102326179B1 (ko) * 2021-03-29 2021-11-16 (주)플루엔 모노 펌프

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