JP4438519B2 - ポンプ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ポンプ部のハウジングの外面に開口する吐出通路の途中に、ポンプ部にて昇圧された作動液の脈動を低減する低減室を備えるポンプ装置に関する。
近年の自動車には、動力舵取装置、自動変速装置等、油圧により動作し、運転操作を補助するための多くの補機が装備されており、これらの補機の作動油圧を発生すべくポンプ装置が搭載されている。このポンプ装置は、車両に搭載される関係上、小型でありながら高油圧を発生し得るものが求められるために、作動油を昇圧するためのポンプ部にベーンポンプ、ギヤポンプ等の回転容積形のポンプを用いることが多い。
このようなポンプ装置においては、ポンプ部からの作動油の吐出が間欠的に行われ、吐出された作動油に脈動が発生するから、この脈動を低減するための低減室を吐出側に設ける必要がある。この低減室とポンプ装置とを別体にして設けた場合には、車両への搭載性が悪くなるから、低減室とポンプ装置とを一体化してコンパクトに構成することが要求される。
このようなコンパクト化の要求に応え得るポンプ装置として、ポンプ部のハウジングの外面に開口する吐出通路の途中に、ポンプ部にて昇圧された作動液の脈動を低減する低減室を備え、低減室にて脈動を低減した作動油をハウジングの外面の開口から吐出するように構成したポンプ装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−166483号公報
さて、車両に搭載されるポンプ装置は、一般的には、組立て終了後に性能検査を行い、性能検査に用いた作動油を抜き取った後に出荷する。またこの出荷に際しては、出荷先までの輸送中に塵、埃等の異物がハウジング内に侵入することを防止するために、ハウジングの外面の開口に防塵キャップを取付けるようにしている。
ところが、特許文献1に開示されたように吐出通路の途中に低減室を備えるポンプ装置は、ポンプ部からハウジングの外面の開口に至る経路の形状が複雑であり、性能検査に用いた作動油を完全に抜き取ることが難しいため、低減室に作動油が残ったまま出荷される場合がある。この場合、出荷先への輸送中に、低減室に残った作動油が開口側の吐出通路に流れ込み、出荷先の作業者がポンプ装置を車両に組付けるために防塵キャップを外したとき、開口側の吐出通路に流れ込んだ作動油が開口から外部に漏れ出すという問題があった。このような作動油の漏れ出しが生じた場合には、例えば、周辺を汚す、床面に落ちて作業者の足元を滑り易くする等の種々の不具合を招来する。
このような問題は、油を作動液として用いるポンプ装置だけの問題ではなく、油以外の液体を作動液として用いるポンプ装置にも起こり得る。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、低減室に残った作動液の開口側の吐出通路への流れ込みを防止する部材を備えることにより、出荷先での組付時に作動液が外部に漏れ出すことがなく、この漏れ出しに伴う種々の不具合を未然に防止し得るポンプ装置を提供することを目的とする。
第1発明に係るポンプ装置は、ポンプ部のハウジングの外面に開口する吐出通路の途中に、前記ポンプ部にて昇圧された作動液の脈動を低減する低減室を備えるポンプ装置において、前記外面及び低減室間の吐出通路に一端部が嵌合固定され、前記低減室内に他端部が位置する残液流入防止筒を備え、前記吐出通路の内壁と前記一端部との間を液密に封止するシールリップを前記一端部の外側に周設してあることを特徴とする。
第2発明に係るポンプ装置は、第1発明において、前記シールリップは、吐出側が小さいテーパ状に形成してあることを特徴とする。
第3発明に係るポンプ装置は、ポンプ部のハウジングの外面に開口する吐出通路の途中に、前記ポンプ部にて昇圧された作動液の脈動を低減する低減室を備えるポンプ装置において、前記外面及び低減室間の吐出通路に一端部が嵌合固定され、前記低減室内に他端部が位置する残液流入防止筒と、前記吐出通路の内壁及び前記一端部間を液密に封止するシール部とを備えることを特徴とする。
第4発明に係るポンプ装置は、第1発明乃至第3発明のいずれかにおいて、前記残液流入防止筒の他端部の外径を前記外面及び低減室間の吐出通路の内径より大きくしてあることを特徴とする。
第1発明においては、ハウジングの外面と低減室との間の吐出通路に一端部が嵌合固定され、低減室に他端部が位置する残液流入防止筒を備え、吐出通路の内壁と残液流入防止筒の一端部との間を液密に封止するシールリップを残液流入防止筒の一端部の外側に周設した構成としてあり、低減室に残った作動液の吐出通路への流れ込みが残液流入防止筒とシールリップにて防止される。第3発明においては、ハウジングの外面と低減室との間の吐出通路に一端部が嵌合固定され、低減室に他端部が位置する残液流入防止筒と、吐出通路の内壁及び残液流入防止筒の一端部間を液密に封止するシール部とを備えるように構成してあり、低減室に残った作動液の吐出通路への流れ込みが残液流入防止筒及びシール部にて防止される。ポンプ装置を車両に組付けて動作させた場合には、ポンプ部から吐出された作動液は、低減室を満たして残液流入防止筒の他端部から吐出通路に流れ込み、ハウジングの外面の開口より送り出される。このように、残液流入防止筒と、シールリップ又はシール部とは、ポンプ装置の機能を阻害せずに、低減室に残った作動液の吐出通路への流れ込みを防ぎ、ハウジングの外面の開口からの作動液の漏れ出しに伴う種々の不具合を未然に防止する。
第2発明においては、シールリップは、吐出側が小さいテーパ状に形成してあり、残液流入防止筒に抜脱する方向の力が作用した場合、吐出通路の内壁との摩擦抵抗によりシールリップに吐出側への力が作用し、吐出通路の内壁に強く押し付けられる。この押し付けにより吐出通路の内壁とシールリップとの摩擦抵抗が強くなり、残液流入防止筒の吐出通路からの抜脱が防止される。
第4発明においては、残液流入防止筒の他端部の外径をハウジングの外面と低減室との間の吐出通路の内径より大きく形成してあり、残液流入防止筒の他端部を吐出通路に嵌合固定することができず、残液流入防止筒の組付け間違いが防止される。
本発明に係るポンプ装置においては、低減室に残った作動液の吐出通路への流れ込みが残液流入防止筒及びシールリップ又はシール部により阻止されるから、出荷先での組付時に作動液が外部に漏れ出すことがなく、この漏れ出しに伴う種々の不具合を未然に防止することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態1
図1は実施の形態1のポンプ装置の縦断面図であり、図2は図1のII−II線による断面図である。
図において1はポンプ部である。ポンプ部1は、ギヤポンプとして構成され、ギヤハウジング20に形成された長円形断面の空洞部21の内部に、互いに噛合した駆動ギヤ10と従動ギヤ11とを備えている。駆動ギヤ10及び従動ギヤ11は、空洞部21に嵌合された一対のサイドプレート12,12により挾持され、噛合状態を保った状態で回転自在に両持ち支持されている。ギヤハウジング20はカバーハウジング24と円板状のベースハウジング25とにより挾持され、ギヤハウジング20及びカバーハウジング24は複数本の固定ボルト26,26,…(図1には1本のみ図示)によりベースハウジング25の一面に共締めして固定されている。
ギヤハウジング20には、駆動ギヤ10と従動ギヤ11との噛合部の一側に、作動油を吸込むための吸込通路22が設けてあり、前記噛合部の他側に、作動油を吐出するための吐出通路23が設けてある。
吸込通路22は、ベースハウジング25の一面側の外縁部に開口側周縁を外嵌固定し、ギヤハウジング20及びカバーハウジング24を覆う有底円筒状のタンク筒6の内側に構成されたリザーブタンクTに連通してある。リザーブタンクTは、タンク筒6の底部に設けてある戻り管60を介してポンプ部1の外部と連絡することが可能に構成されている。
吐出通路23は、ギヤハウジング20とカバーハウジング24との合わせ面から両ハウジング20,24に形成された低減室3に連通してあり、低減室3は、ベースハウジング25の外周面27に形成された吐出口9と吐出通路90により連絡してある。低減室3の内部には、円筒状をなす合成樹脂製の残液流入防止筒5が配してある。残液流入防止筒5の一端部50は吐出通路90に嵌合固定してあり、残液流入防止筒5の他端部54は、吐出通路90の開口91に対向する低減室3の内壁の近傍に位置している。
ベースハウジング25の他面には、ポンプ部1を駆動するモータ4がモータハウジング42を介して組付けてある。モータ4の出力軸40は、モータハウジング42を貫通し、ベースハウジング25側に突出させてある。ポンプ部1の駆動ギヤ10には、軸心部にポンプ軸13が嵌着され、ポンプ軸13は、一方のサイドプレート12及びベースハウジング25を貫通してモータハウジング42側に突出させてある。出力軸40とポンプ軸13とは、ベースハウジング25とモータハウジング42との間にて突き合わされ、嵌め込み式のカップリング41により連結してある。
以上のように構成された本発明に係るポンプ装置は、リザーブタンクTに作動油を供給し、モータ4を駆動することによりポンプ動作をなす。モータ4の出力軸40の回転は、カップリング41を介してポンプ軸13に伝えられ、ポンプ軸13に嵌着された駆動ギヤ10は、これに噛合する従動ギヤ11と共にギヤハウジング20の空洞部21内にて回転する。ポンプ部1は、このような駆動ギヤ10及び従動ギヤ11の回転によって、リザーブタンクTに連通する吸込通路22から吸込んだ作動油を、夫々のギヤ10,11の歯間とギヤハウジング20の空洞部21の内周面との間に閉じ込めて搬送,昇圧する。搬送,昇圧された作動油は、吐出通路23から低減室3に送り出され、低減室3にて脈動成分が低減され、低減室3を満たして残液流入防止筒5の他端部54から吐出通路90に流れ込む。吐出通路90に流れ込んだ作動油は、吐出口9から図示しない送油先に送油され、送油先からの戻り油はタンク筒6の戻り管60を経てリザーブタンクTの内部に還流する。
このような本発明に係るポンプ装置は、組立て終了後に、吸込通路22から作動油を供給して性能検査が行われ、性能検査終了後に作動油が抜き取られ、リザーブタンクTを取り付け、吐出口9に防塵キャップ7(図1では2点鎖線で図示)を取り付けて出荷される。出荷されたポンプ装置は、出荷先にて吐出口9の防塵キャップ7が取り外され、吐出口9と戻り管60とを動力舵取装置、自動変速装置等の圧油の送油先に接続して車両に組付けられる。
本発明に係るポンプ装置は、ポンプ部1から吐出口9に至る経路の形状が複雑であり、性能検査に用いた作動油を完全に抜き取ることが難しいため、低減室3に作動油が残ったまま出荷される場合がある。この場合に、吐出通路90に一端部50を嵌合固定された残液流入防止筒5は、低減室3に残った作動油の吐出通路90への流れ込みを防止する。
図3は残液流入防止筒5の近傍の拡大断面図であり、図4は残液流入防止筒5の吐出通路90への組付手順の説明図である。
残液流入防止筒5の一端部50の外周には、シール部51が周設されている。このシール部51は、鍔状をなして弾性変形することが可能なシールリップである。シール部51の外径寸法Xは、シール部51が弾性変形して残液流入防止筒5の一端部50が吐出通路90に嵌合できる程度に吐出通路90の内径寸法Yより僅かに大きくしてある。
このような構成により、残液流入防止筒5の一端部50を吐出通路90に嵌合した場合には、シール部51は、弾性変形して吐出通路90の内壁93に押し付けられ、内壁93との間を液密に封止する。従って、低減室3に残った作動油8は残液流入防止筒5の一端部50と吐出通路90の内壁93との間から吐出通路90に流れ込まない。また、残液流入防止筒5の他端部54と、低減室3に残った作動油8の油面とが十分に離れているから、作動油8は残液流入防止筒5の他端部54から吐出通路90に流れ込まない。従って、本発明に係るポンプ装置は、性能検査に用いた作動油8が低減室3に残った状態で出荷された場合でも、出荷先の作業者がポンプ装置を車両に組付けるために防塵キャップ7を外したときに、吐出口9から作動油8が漏れ出すことがなく、例えば、漏れ出した作動油8にて周辺を汚す、漏れ出した作動油8が床面に落ちて作業者の足元を滑り易くする等の種々の不具合を未然に防止することができる。
一方、残液流入防止筒5の他端部54は一端部50より大径としてあり、他端部54の外径寸法Zは、他端部54が吐出通路90に嵌合できないように吐出通路90の内径寸法Yより十分に大きくしてある。このような構成により、残液流入防止筒5の他端部54は、吐出通路90に嵌合することができず(図5参照)、残液流入防止筒5の組付け間違いを防止することができる。
実施の形態2
図6は、実施の形態2のポンプ装置における残液流入防止筒5の吐出通路90への組付手順の説明図である。
図において5は、円筒状をなす合成樹脂製の残液流入防止筒であり、残液流入防止筒5の一端部50は、実施の形態1と同様に、吐出通路90に嵌合固定される。残液流入防止筒5の一端部50の外周にはシール部51が周設してある。シール部51は、吐出側が小さいテーパ状に形成されたシールリップであり、シール部51の大径側の外径寸法Xは、吐出通路90の内径寸法Yより僅かに大きくしてある。また、残液流入防止筒5の一端部50には、その他の部分より内側を大径として肉厚が薄くされた薄肉部55が設けてある。
このような構成により、残液流入防止筒5の一端部50を吐出通路90に嵌合した場合には、シール部51は、弾性変形して縮径し、吐出通路90の内壁93に弾接して吐出通路90の内壁93と残液流入防止筒5の一端部50との間をシールする。またこのとき、薄肉部55は、弾性変形してシール部51を吐出通路90の内壁93に押し付ける反発力を発生し、シール部51のシール性を高める。従って、残液流入防止筒5及びシール部51は、低減室3に残った作動油8の吐出通路90への流れ込みを確実に阻止するから、本発明に係るポンプ装置は、性能検査に用いた作動油8が低減室3に残った状態で出荷された場合でも、出荷先での組付時に作動油8が外部に漏れ出すことがなく、この漏れ出しに伴う種々の不具合を未然に防止することができる。
また、残液流入防止筒5の一端部50を吐出通路90に嵌合する場合には、吐出通路90の内壁93とシール部51との摩擦抵抗によりシール部51に吐出側の反対側への力が作用し、シール部51の吐出通路90の内壁93への押し付け力が弱まるから、吐出通路90の内壁93とシール部51との摩擦抵抗が弱くなり、残液流入防止筒5の一端部50の吐出通路90への嵌合が行い易い。
さらに、残液流入防止筒5に抜脱する方向の力が作用する場合には、吐出通路90の内壁93とシール部51との摩擦抵抗によりシール部51に吐出側への力が作用し、シール部51の大径側が吐出通路90の内壁93に強く押し付けられるから、吐出通路90の内壁93とシール部51との摩擦抵抗が強くなり、残液流入防止筒5の吐出通路90からの抜脱が防止される。
以上、本発明に係るポンプ装置を実施の形態1又は2を示す図面に基づいて説明したが、本発明に係るポンプ装置は、前述した実施の形態1又は2に示した構成に限定されず、本発明の趣旨に逸脱しない範囲にて一部の構成を追加、削除又は変更してもよい。
例えば、残液流入防止筒5の一端部50は、図7(a)に示したように、端面から軸長方向に所定の距離だけ大径としたシール部56を備えるように構成してもよい。また、図7(b)に示したように、残液流入防止筒5の一端部50と吐出通路90の内壁93との間に介装されたOリングがシール部57となるように構成してもよい。さらに、図7(c)に示したように、残液流入防止筒5の一端部50に合成ゴム又は天然ゴム等の弾性体を一体成形してシール部58が形成されるように構成してもよい。
また、前述した実施の形態1又は2においては、残液流入防止筒5の材質を合成樹脂としたが、残液流入防止筒5の材質は、合成樹脂に限定されず、例えば、合成ゴム又は天然ゴムとしてもよい。
また、前述した実施の形態1又は2においては、残液流入防止筒5全体を合成樹脂にて形成したから、残液流入防止筒5全体が弾性を有するが、残液流入防止筒5は、全体が弾性を有する必要はなく、シール部51が弾性を有するように構成されていればよい。
さらに、前述した実施の形態1又は2においては、動力舵取装置、自動変速装置等の補機の作動油圧を得るべく自動車に搭載されるポンプ装置としての用途について説明したが、本発明は、その他の用途に用いられるポンプ装置への適用が可能であり、更には、油以外の液体を作動液とするポンプ装置においても適用することが可能である。また、ポンプ部1は、前述した実施の形態1又は2において説明したギヤポンプに限らず、ベーンポンプ等、他の形式のポンプであってもよい。さらに、ポンプ部1の駆動源はモータ4に限らない。
実施の形態のポンプ装置の縦断面図である。 図1のII−II線による断面図である。 残液流入防止筒の近傍の拡大断面図である。 残液流入防止筒の吐出通路への組付手順の説明図である。 残液流入防止筒の他端部の外径と、吐出通路の内径との大きさの違いを示す説明図である。 残液流入防止筒の吐出通路への組付手順の説明図である。 他の実施の形態である残液流入防止筒の一端部の縦断面図である。
符号の説明
1 ポンプ部
3 低減室
5 残液流入防止筒
8 作動油(作動液)
9 吐出口(開口)
20 ギヤハウジング(ハウジング)
23 吐出通路
24 カバーハウジング(ハウジング)
25 ベースハウジング(ハウジング)
27 外周面(外面)
50 一端部
51 シール部(シールリップ)
54 他端部
56,57,58 シール部
90 吐出通路
93 内壁

Claims (4)

  1. ポンプ部のハウジングの外面に開口する吐出通路の途中に、前記ポンプ部にて昇圧された作動液の脈動を低減する低減室を備えるポンプ装置において、
    前記外面及び低減室間の吐出通路に一端部が嵌合固定され、前記低減室内に他端部が位置する残液流入防止筒を備え、
    前記吐出通路の内壁と前記一端部との間を液密に封止するシールリップを前記一端部の外側に周設してある
    ことを特徴とするポンプ装置。
  2. 前記シールリップは、吐出側が小さいテーパ状に形成してあることを特徴とする請求項1に記載のポンプ装置。
  3. ポンプ部のハウジングの外面に開口する吐出通路の途中に、前記ポンプ部にて昇圧された作動液の脈動を低減する低減室を備えるポンプ装置において、
    前記外面及び低減室間の吐出通路に一端部が嵌合固定され、前記低減室内に他端部が位置する残液流入防止筒と、
    前記吐出通路の内壁及び前記一端部間を液密に封止するシール部と
    を備えることを特徴とするポンプ装置。
  4. 前記残液流入防止筒の他端部の外径を前記外面及び低減室間の吐出通路の内径より大きくしてあることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のポンプ装置。

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