JP2006232356A - キャップ接液装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 容器内に充填された内容液を容器のキャップに接触させてキャップ内面を殺菌するために、容器を直立、水平そして直立の姿勢に変化させながら搬送するキャップ接液装置において、機長を長尺化させることなく、生産能力の向上に対応することができるようにする。
【解決手段】 無端状の搬送チェーン20を有する姿勢制御コンベヤユニット12を備え、無端状の搬送チェーン20は、搬入された容器18を受け取ってから折り返し部25までの往路と、折り返し部25から容器18を送り出すまでの復路を繰り返し移動しており、折り返し部25において容器18を水平に保持したまま、折り返し部25をまたいで容器18を搬送する。
【選択図】 図1
【解決手段】 無端状の搬送チェーン20を有する姿勢制御コンベヤユニット12を備え、無端状の搬送チェーン20は、搬入された容器18を受け取ってから折り返し部25までの往路と、折り返し部25から容器18を送り出すまでの復路を繰り返し移動しており、折り返し部25において容器18を水平に保持したまま、折り返し部25をまたいで容器18を搬送する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、容器内に充填された内容液を容器のキャップに接触させてキャップ内面を殺菌するために、搬送チェーンにて、容器を直立の姿勢から水平そして直立の姿勢に搬送するキャップ接液装置に関する。
従来、この種のキャップ接液装置としては、容器を直立の姿勢から水平に倒すことにより、容器に充填された高温の内溶液をキャップの内面に接触させ、キャップ内面の熱殺菌を行うもので、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。
これによれば、図7及び図8に示すように、搬送チェーンを容器搬送用コンベアユニット50と容器支承用コンベアユニット52の2ユニットに分け、搬送用コンベアユニット50では搬送チェーンが水平から次第に支承用コンベアユニット52に向かって傾斜し、再び水平に復するように構成され、支承用コンベアユニット52では搬送チェーンが搬送用コンベアユニットの搬送チェーンと当初の夾角を維持しながら次第に垂直から搬送用コンベアユニットの反対方向に傾斜し、再び垂直に復するように構成されている。
このために支承用コンベヤユニット52の搬送チェーン54は、回転軸が鉛直方向を向いた一対のスプロケット56,56の間に掛け渡されており、この一対のスプロケット56,56に掛け渡された搬送チェーン54がスプロケット56を周回するときには垂直であるのに対して、一対のスプロケット56,56の間の中間部分においては水平となっており、一方のスプロケット56から他方のスプロケット56へと向かう往路において、容器を直立から水平、そして直立の姿勢に変化させることができるようになっている。
ところで、このキャップ接液装置の殺菌時間は、所定時間(例えば通常30秒程度)を要する。そのため、生産能力を高めるために搬送速度を高めると、必然的に容器を水平に倒しておく距離が長く必要となり、キャップ接液装置の機長は長尺になる。
機長が長くなると、搬送チェーンの耐久性に影響を及ぼし、搬送チェーンの強度を高めるか、または2台の装置を並列に配置するなどの工夫が必要となる。しかしながら、搬送チェーンの強度を高めるとしても限界があり、また、機長が長くなったり複数台を並列に配置したりすると工場内における設置自体が不可能になることもあり、または多大な費用が発生するという問題がある。
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、機長を長尺化させることなく、生産能力の向上に対応することができるキャップ接液装置を提供することである。
前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、容器内に充填された内容液を容器のキャップに接触させてキャップ内面を殺菌するために、容器を直立、水平そして直立の姿勢に変化させながら搬送するキャップ接液装置であって、
容器を搬送すると共に容器の姿勢を制御する無端状の搬送チェーンを有する姿勢制御コンベヤユニットを備え、前記無端状の搬送チェーンは、搬入された容器を受け取ってから折り返し部までの往路と、折り返し部から容器を送り出すまでの復路を繰り返し移動しており、折り返し部において容器を水平に保持したまま折り返し部をまたいで容器を搬送することを特徴とする。
容器を搬送すると共に容器の姿勢を制御する無端状の搬送チェーンを有する姿勢制御コンベヤユニットを備え、前記無端状の搬送チェーンは、搬入された容器を受け取ってから折り返し部までの往路と、折り返し部から容器を送り出すまでの復路を繰り返し移動しており、折り返し部において容器を水平に保持したまま折り返し部をまたいで容器を搬送することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の前記姿勢制御コンベヤユニットが、回転軸が鉛直方向を向いたスプロケットを有し、該スプロケットによって前記搬送チェーンが駆動されており、スプロケットから折り返し部までが往路を構成し、折り返し部からスプロケットまでが復路を構成することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のものにおいて、容器の搬入及び搬出を行なうと共に、前記姿勢制御コンベヤユニットと共に容器の姿勢の制御を行なう搬入出コンベヤユニットが、前記往路と復路に沿ってそれぞれ設けられることを特徴とする。
尚、搬入出コンベヤユニットはそれぞれ別体のユニットとすることも、共通の搬送チェーンを有する一体のユニットとすることも可能である。
本発明によれば、折り返し部をまたいで容器を水平に維持してキャップを接液させた状態で搬送するので、キャップに接液させることができる接液距離を長く確保することができる。そのため、機長を長くすることなく、生産能力の向上を図ることができるようになる。また、同じ生産能力を持つ従来の機械と比較した場合に、搬送チェーンの長さを格段に短くすることができるので、製造コストを安価にすることができる。
請求項2記載の発明によれば、往路と復路のほぼ大部分で容器を水平に保持することで搬送チェーンの移動長さのほぼ大部分を接液距離とすることができるので、機長をより短くすることができるようになる。
請求項3記載の発明によれば、往路と復路のそれぞれに搬入出コンベヤユニットが設けられるために、従来の往路のみに搬入出コンベヤユニットが設けられるのと比較して、装置を小型化させることができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。本発明は、この実施形態に限定されるものではなく、種々の改変が可能である。
図1は、本発明の実施形態によるキャップ接液装置10の全体図である。キャップ接液装置10は、容器18を搬送しつつ容器の姿勢を制御する姿勢制御コンベヤユニット12と、キャップ接液装置10への容器の搬入及び搬出を行うと共に、姿勢制御コンベヤユニット12と共に容器の姿勢の制御を行う搬入出コンベヤユニット14、16とを有する。図示した例では、搬入コンベヤユニット14と搬出コンベヤユニット16とが別のコンベヤユニットとなっているが、搬入から搬出まで連続する1つのコンベヤユニットで構成することも可能である。
姿勢制御コンベヤユニット12では、搬送チェーン20が、駆動スプロケット24と折り返し部としてのガイド回転板25との間に掛け渡されている。駆動スプロケット24とガイド回転板25は、それぞれその回転軸が鉛直方向を向いて配置されており、駆動スプロケット24には、駆動部としてのモータ26からの駆動力が伝達されており(図2)、この駆動力により搬送チェーン20の牽引が行われる。また、ガイド回転板25は、基台に回転自在に軸支されている。
搬送チェーン20は、図3に示したように、ローラチェーン部20aと、ローラチェーン部20aに取り付けられて容器18が載置される複数のプレート部20bとを有しており、各プレート部20bには、さらに、容器18の横ずれ等を防ぐための断面かまぼこ形状のゴムパット20cが取り付けられている。
この搬送チェーン20は、駆動スプロケット24を周回する際には、そのプレート部20bが垂直になってローラチェーン部20aが駆動スプロケット24と噛み合うようになっているのに対して、駆動スプロケット24から離れると、プレート部20bが次第に傾斜して水平となり、ガイド回転板25においては、水平を維持したまま折り返して、再び駆動スプロケット24に近づくと、プレート部20bが次第に起立して、垂直に復するようになっている。搬送チェーン20のプレート部20bの下方には、搬送路に沿って搬送チェーン20の荷重を受ける樹脂製の支持レール28が設けられており、該支持レール28がプレート部20bの姿勢を誘導するようになっている。
他方の搬入コンベヤユニット14では、搬送チェーン30が一対のスプロケット32、34の間に掛け渡されており、スプロケット32、34は、それぞれその回転軸が水平方向を向いて配置されている(図1参照)。一方の駆動スプロケット32には、駆動部としてのモータ36からの駆動力が伝達されており、この駆動力により搬送チェーン30の牽引が行われる。
搬送チェーン30は、図3に示したように、ローラチェーン部30aと、容器18が載置されるプレート部30bとを有している。この搬送チェーン30のプレート部30bは、搬送方向に進む部分において、前記姿勢制御コンベヤユニット12の搬送チェーン20の姿勢の変化に合わせて、水平から次第に傾斜していき、その後、再び、水平に戻るようになっている。搬送チェーン30のプレート部30bの下方には、搬送路に沿って搬送チェーン30の荷重を受ける支持レール38が設けられており、該支持レール38がプレート部30bの姿勢を誘導する。
同様に、搬入コンベヤユニット16では、搬送チェーン40が一対のスプロケット42、44の間に掛け渡されており、スプロケット42、44は、それぞれその回転軸が水平方向を向いて配置されている(図1参照)。一方の駆動スプロケット42には、駆動部としてのモータ46からの駆動力が伝達されており、この駆動力により搬送チェーン40の牽引が行われる。
搬送チェーン40は、図3に示したように、ローラチェーン部40aと、容器18が載置されるプレート部40bとを有している。この搬送チェーン40のプレート部40bは、搬送方向に進む部分において、前記姿勢制御コンベヤユニット12の搬送チェーン20の姿勢の変化に合わせて、水平から次第に傾斜していき、その後、再び、水平に戻るようになっている。搬送チェーン40のプレート部40bの下方には、搬送路に沿って搬送チェーン40の荷重を受ける支持レール48が設けられており、該支持レール48がプレート部40bの姿勢を誘導する。
以上のように構成されるキャップ接液装置10においては、まず、容器18が直立の姿勢で搬入コンベヤユニット14によって搬入される。姿勢制御コンベヤユニット12は、その駆動スプロケット24の接線方向が搬入コンベヤユニット14の搬送方向と平行になり最も接近したところで、容器18を受け取るようになっており、それぞれの搬送チェーン20、30によって、直立から次第に傾斜して水平の姿勢へと変化させていく(図3から図4)。容器18が完全に水平になったときには、搬送チェーン20のプレート部20bに載置されており(図5)、この状態を維持しつつ(図6)、折り返し部であるガイド回転板25によって誘導されてUターンする。その後、搬出コンベヤユニット16の搬送チェーン40と搬送チェーン20によって水平から次第に起立して(図4から図3)、直立の姿勢へと戻していく。完全に直立になり、駆動スプロケット24の接線方向が搬出コンベヤユニット16の搬送方向と平行になり最も接近したところでは、搬出コンベヤユニット16の搬送チェーン40のプレート部40bに完全に載置されており、この直立状態で搬出される。
こうして、搬送チェーン20は、搬入された容器18を受け取ってから折り返し部となるガイド回転板25までの往路と、ガイド回転板25から容器を送り出すまでの復路を繰り返し移動し、その際に、駆動スプロケット24の部分を除く往路及び復路の大部分において、容器18を水平にして搬送するために水平を維持する。
このように折り返し部をまたいで、往路と復路の両方において容器18を水平にすることができるため、キャップに接液させることができる距離を長くとることができ、殺菌時間を十分に確保することができるようになる。よって、機長を長くすることなく、生産能力の向上を図ることができるようになる。また、同じ生産能力を持つ機械で比較したときには、搬送チェーンの長さを格段に短くすることができるので、製造コストを安価にすることができるようになる。
尚、この実施形態では、往路、復路のそれぞれが直線路であり、折り返し部でUターンを行っていたが、これに限るものではなく、搬送路の形状は曲線状、ジグザグ状の任意の形状が可能である。その場合には、搬送路に1つ以上の転向部が存在することになるが、そのいずれかの転向部が折り返し部を構成することになり、そして、いずれの場合においても、折り返し部をまたいで容器を水平に維持してキャップを接液させた状態で、搬送することができるようになっていればよい。
10 キャップ接液装置
12 姿勢制御コンベヤユニット
14,16 搬入出コンベヤユニット
18 容器
20 搬送チェーン
24 駆動スプロケット
25 ガイド回転板(折り返し部)
12 姿勢制御コンベヤユニット
14,16 搬入出コンベヤユニット
18 容器
20 搬送チェーン
24 駆動スプロケット
25 ガイド回転板(折り返し部)
Claims (3)
- 容器内に充填された内容液を容器のキャップに接触させてキャップ内面を殺菌するために、容器を直立、水平そして直立の姿勢に変化させながら搬送するキャップ接液装置であって、
容器を搬送すると共に容器の姿勢を制御する無端状の搬送チェーンを有する姿勢制御コンベヤユニットを備え、前記無端状の搬送チェーンは、搬入された容器を受け取ってから折り返し部までの往路と、折り返し部から容器を送り出すまでの復路を繰り返し移動しており、折り返し部において容器を水平に保持したまま折り返し部をまたいで容器を搬送することを特徴とするキャップ接液装置。 - 前記姿勢制御コンベヤユニットは、回転軸が鉛直方向を向いたスプロケットを有し、該スプロケットによって前記搬送チェーンが駆動されており、スプロケットから折り返し部までが往路を構成し、折り返し部からスプロケットまでが復路を構成することを特徴とする請求項1記載のキャップ接液装置。
- 容器の搬入及び搬出を行なうと共に、前記姿勢制御コンベヤユニットと共に容器の姿勢の制御を行なう搬入出コンベヤユニットが、前記往路と復路に沿ってそれぞれ設けられることを特徴とする請求項1または2記載のキャップ接液装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005051986A JP2006232356A (ja) | 2005-02-25 | 2005-02-25 | キャップ接液装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005051986A JP2006232356A (ja) | 2005-02-25 | 2005-02-25 | キャップ接液装置 |
Publications (1)
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JP2005051986A Withdrawn JP2006232356A (ja) | 2005-02-25 | 2005-02-25 | キャップ接液装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006298419A (ja) * | 2005-04-19 | 2006-11-02 | Shibuya Machinery Co Ltd | キャップ内面殺菌装置 |
-
2005
- 2005-02-25 JP JP2005051986A patent/JP2006232356A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
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JP2006298419A (ja) * | 2005-04-19 | 2006-11-02 | Shibuya Machinery Co Ltd | キャップ内面殺菌装置 |
JP4622648B2 (ja) * | 2005-04-19 | 2011-02-02 | シブヤマシナリー株式会社 | キャップ内面殺菌装置 |
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