JP2006232028A - 車両用衝突物体判別装置 - Google Patents

車両用衝突物体判別装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006232028A
JP2006232028A JP2005047465A JP2005047465A JP2006232028A JP 2006232028 A JP2006232028 A JP 2006232028A JP 2005047465 A JP2005047465 A JP 2005047465A JP 2005047465 A JP2005047465 A JP 2005047465A JP 2006232028 A JP2006232028 A JP 2006232028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
collision
bumper
bumper absorber
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005047465A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4210942B2 (ja
Inventor
Takatoshi Tanabe
貴敏 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2005047465A priority Critical patent/JP4210942B2/ja
Priority to US11/351,500 priority patent/US20060185922A1/en
Priority to DE102006006779A priority patent/DE102006006779A1/de
Publication of JP2006232028A publication Critical patent/JP2006232028A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4210942B2 publication Critical patent/JP4210942B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/01Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents
    • B60R21/013Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over
    • B60R21/0136Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over responsive to actual contact with an obstacle, e.g. to vehicle deformation, bumper displacement or bumper velocity relative to the vehicle

Abstract

【課題】歩行者と地面に固定された立設物との判別性能に優れた車両用衝突物体判別装置を提供する。
【解決手段】アッパバンパアブソーバ9が歪み式荷重センサ1,1を介して支持部材としてのサイドメンバ6,6に接続され、ロアバンパアブソーバ10が歪み式荷重センサ1,1を介さずにサイドメンバ6,6に接続されている。よって、アッパバンパアブソーバ9への負荷荷重の比率が大きい人体の衝突時は歪み式荷重センサ1,1における検出荷重が大きくなり、ロアバンパアブソーバ10への負荷荷重の比率が大きい地面に固定されたロードサイドマーカ等の立設物の衝突時は歪み式荷重センサ1,1による検出荷重が小さくなって、両者の検出荷重の差が大きくなるので、歩行者と地面に固定された立設物とを高精度に判別することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両に衝突する物体を判別する車両用衝突物体判別装置に関する。本発明は、好適には車両への衝突物体が歩行者か否かを判別する装置に適用される。
車両衝突における衝突荷重検出のために、従来より種々の技術が公知となっている。たとえば下記の特許文献1は、所定の初期張力を有してバンパリンフォースの前面に沿って横架されたワイヤーの衝突時の張力変化を計測することにより衝突荷重検出を行うことを記載している。
また、下記の特許文献2は、車両前部に横設された一対の平行導線が衝突衝撃により接触するか否かにより衝突を検出することを記載している。
また、下記の特許文献3は、フロントバンパに横設された光漏洩性ファイバの一端に投光ユニットを、他端に受光ユニットを設け、衝突により光漏洩性ファイバが変形、破断して受光ユニットの受光量が減少することにより衝突を検出している。
また、近年、車両衝突に対する歩行者保護に関する要望が強くなっており、それに応じて種々の歩行者保護装置が提案されている。ただ、衝突物体が歩行者でない場合にこれら歩行者保護装置を作動させることはさまざまな悪影響を派生させるために、衝突物体が歩行者か否かを判別することが要望されている。このため、下記の特許文献4は、衝突荷重が所定レベルを超える時間(持続時間)の大きさに基づいて歩行者の判別を行うことを提案している。
更に、下記の特許文献5は、衝突荷重が所定レベルを超えた後の衝突荷重の増加率を用いて歩行者の判別を行うことを提案している。
その他、衝突荷重のピーク値に基づいて歩行者の判別を行うことも提案されている。
結局、従来においては、衝突荷重検出センサを用いて、検出した衝突荷重の波形(大きさを含む)が歩行者と衝突した場合のそれが含まれる所定範囲に含まれるかどうか、言い換えれば衝突荷重の波形が歩行者衝突時のそれに類似するか否かにより衝突物体が歩行者か否かを判別していた。
特開2004−212281号公報 特開2004−156945号公報 特開平7−190732号公報 特開平11−028994号公報 特開平11−310095号公報
ところで、欧州や日本国内で積雪の多い地方等の道路には、路肩伝いに路側帯境界ラインを表示するポール(以下、ロードサイドマーカと称する)が略等間隔で点在状に立設されている場合がある。そして、車両の運転を誤ることによってロードサイドマーカにバンパを衝突させた場合、歩行者が衝突した場合と略同等の衝突荷重が発生する場合がある。このような場合、衝突荷重検出センサによる検出荷重に基づいて衝突物体が歩行者か否かを判別することが困難であるという問題がある。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、歩行者と地面に固定された立設物との判別性能に優れた車両用衝突物体判別装置を提供することをその目的としている。
以下、上記課題を解決するのに適した各手段につき、必要に応じて作用効果等を付記しつつ説明する。
1.バンパ内の上部に設けられて衝突エネルギーを吸収するアッパバンパアブソーバと、前記バンパ内の下部に設けられて衝突エネルギーを吸収するロアバンパアブソーバと、前記バンパへの物体の衝突による荷重を検出する荷重センサと、その荷重センサによる検出荷重に基づいて前記バンパへ衝突した物体の種別を判別する衝突物体判別回路とを備えた車両用衝突物体判別装置であって、
前記アッパバンパアブソーバは、前記荷重センサを介して支持部材に接続され、
前記ロアバンパアブソーバは、前記荷重センサを介さずに前記支持部材と同一の又は異なる支持部材に接続されたことを特徴とする車両用衝突物体判別装置。
手段1によれば、バンパ内の上部に設けられて衝突エネルギーを吸収するアッパバンパアブソーバが荷重センサを介して支持部材に接続され、バンパ内の下部に設けられて衝突エネルギーを吸収するロアバンパアブソーバが荷重センサを介さずに前記支持部材と同一の又は異なる支持部材に接続されているので、物体のバンパへの衝突によるアッパバンパアブソーバへの負荷荷重は荷重センサに入力されるが、ロアバンパアブソーバへの負荷荷重は荷重センサに入力されない。このため、アッパバンパアブソーバへの負荷荷重の比率が大きい人体の衝突時は荷重センサにおける検出荷重が大きくなり、ロアバンパアブソーバへの負荷荷重の比率が大きいロードサイドマーカやポストコーン等の地面に固定された立設物の衝突時は荷重センサによる検出荷重が小さくなって、両者の検出荷重の差が大きくなるので、歩行者と地面に固定されたロードサイドマーカ等の立設物とを高精度に判別することができる。
2.前記アッパバンパアブソーバは、前記荷重センサを介して、車幅方向両側にて車両前後方向に延在するサイドメンバに接続され、前記ロアバンパアブソーバは、前記荷重センサを介さずに前記サイドメンバに接続されたことを特徴とする手段1に記載の車両用衝突物体判別装置。
手段2によれば、アッパバンパアブソーバは、荷重センサを介して、車幅方向両側にて車両前後方向に延在するサイドメンバに接続され、ロアバンパアブソーバは、荷重センサを介さずにサイドメンバに接続されているので、物体のバンパへの衝突によるアッパバンパアブソーバへの負荷荷重は荷重センサに入力されるが、ロアバンパアブソーバへの負荷荷重は荷重センサに入力されない。
3.前記アッパバンパアブソーバは、前記荷重センサを介して、車幅方向両側にて車両前後方向に延在するサイドメンバに接続され、前記ロアバンパアブソーバは、ラジエータを支持するラジエータサポートに接続されたことを特徴とする手段1に記載の車両用衝突物体判別装置。
手段3によれば、アッパバンパアブソーバは、荷重センサを介して、車幅方向両側にて車両前後方向に延在するサイドメンバに接続され、ロアバンパアブソーバは、ラジエータを支持するラジエータサポートに接続されているので、物体のバンパへの衝突によるアッパバンパアブソーバへの負荷荷重は荷重センサに入力されるが、ロアバンパアブソーバへの負荷荷重は荷重センサに入力されない。
4.前記ロアバンパアブソーバの少なくとも一部が、前記アッパバンパアブソーバより前方に設けられたことを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載の車両用衝突物体判別装置。
手段4によれば、ロアバンパアブソーバの少なくとも一部が、アッパバンパアブソーバより前方に設けられているので、ロアバンパアブソーバ側の負荷荷重の比率が相対的に大きくなり、アッパバンパアブソーバ側の負荷荷重の比率が相対的に小さくなる。よって、歩行者の衝突時とロードサイドマーカ等の地面に固定された立設物等の衝突時との荷重センサによる検出荷重の差がより一層大きくなり、衝突物体の判別性能がさらに向上する。
本発明によれば、アッパバンパアブソーバへの負荷荷重の比率が大きい人体の衝突時は荷重センサにおける検出荷重が大きくなり、ロアバンパアブソーバへの負荷荷重の比率が大きいロードサイドマーカ、ポストコーン等の地面に固定された立設物の衝突時は荷重センサによる検出荷重が小さくなって、両者の検出荷重の差が大きくなるので、歩行者と地面に固定されたロードサイドマーカ等の立設物とを高精度に判別することができる。
以下、本発明の車両用衝突物体判別装置の好適な実施形態について図面を参照しつつ具体的に説明する。
図1は、本実施形態の車両用衝突物体判別装置Sの全体構成を示すブロック図である。車両用衝突物体判別装置Sは、図1に示すように、歪み式荷重センサ1と、車速センサ2と、コントローラ3とを主要部として構成されている。コントローラ3は、歩行者保護装置と信号線によって接続されている。尚、歪み式荷重センサ1が、本発明の荷重センサを、コントローラ3が、衝突物体判別回路をそれぞれ構成するものである。
図2は、車両のバンパ4付近を透視して示す模式平面図、図3は、バンパ4を透視して示す側面図である。図2及び図3に示すように、車体5内部には車幅方向両側にて車両前後方向に延在するサイドメンバ6,6が設けられている。サイドメンバ6,6の前端面とバンパリンフォース8後端面との間には、歪み式荷重センサ1,1がそれぞれ挟設されている。バンパリンフォース8は、車両幅方向(左右方向)に延在する構造部材である。バンパ4内の上部であってバンパリンフォース8の前面には、衝突エネルギーを吸収可能な発砲樹脂等の弾性体からなるアッパバンパアブソーバ9が車両幅方向に延在して設けられている。一方、バンパ4内の下部には、衝突エネルギーを吸収可能な発砲樹脂等の弾性体からなるロアバンパアブソーバ11が車両幅方向に延在して設けられている。尚、アッパバンパアブソーバ9及びロアバンパアブソーバ11の車両前後方向における配設位置は略同一である。サイドメンバ6,6の下面から下方且つ前方へブラケット7,7が延設され、ブラケット7,7の前端面には車両幅方向に延在する構造部材であるバンパリンフォース10が設けられており、ロアバンパアブソーバ11はバンパリンフォース10によって支持されている。つまり、バンパ4内の上部においてアッパバンパアブソーバ9が歪み式荷重センサ1,1を介してサイドメンバ6,6と接続され、バンパ4内の下部においてロアバンパアブソーバ11が歪み式荷重センサ1,1を介さずにサイドメンバ6,6と接続されている。そして、バンパリンフォース8、アッパバンパアブソーバ9及びロアバンパアブソーバ11を覆うように車両幅方向に延びるバンパカバー12が取り付けられている。
歪み式荷重センサ1,1は、図3に示すように縦断面がクランク形状の金属板材の表面に貼着された歪みゲージ(図示省略)からなる。断面がクランク形状の歪み式荷重センサ1,1の上部は後方へ延在する螺子部を有し、この螺子部はサイドメンバ6,6の前端面中央部の孔に挿通されてナットでサイドメンバ6,6の前端面に締結されている。同様に、歪み式荷重センサ1,1の下部もバンパリンフォース8の後端面の下部に締結されている。歪み式荷重センサ1,1の縦方向中央部は、バンパリンフォース8及びサイドメンバ6,6から離れた状態にて垂直方向に延在している。
コントローラ3は、マイコンを内蔵する信号処理回路であって、歪み式荷重センサ1,1の出力信号(又は、歪み式荷重センサ1,1及び車速センサ2の出力信号)に基づいて衝突物体が歩行者かどうかを判別し、この判別により衝突物体が歩行者と判断した場合に歩行者保護装置(たとえば公知の歩行者保護用のエアバッグやフード跳ね上げ装置など)を作動させる。
次に、車両用衝突物体判別装置Sにおける衝突物体判別処理について説明する。コントローラ3は、歪み式荷重センサ1,1から衝突荷重を読み込む。歪み式荷重センサ1,1における検出荷重を加算して合計衝突荷重すなわち車両に対して前方から作用する全衝突荷重を演算する。合計衝突荷重が歩行者のそれに相当するかを判別し、相当する場合に歩行者との衝突と決定する。この場合、コントローラ3からの出力信号に基づいて歩行者保護装置が作動される。一方、合計衝突荷重が歩行者のそれに相当しないと判別された場合は、歩行者以外の物体との衝突と決定する。この場合、歩行者保護装置は作動されない。尚、歪み式荷重センサ1,1から衝突荷重を読み込むと共に、車速センサ5から車速を読み込み、合計荷重を予め記憶するマップに車速とともに代入して衝突物体の質量を求め、その質量に基づいて衝突物体の判別をしてもよい。但し、衝突物体の質量は合計荷重を車速変化率で割った値である。
ここで、本実施形態の車両用衝突物体判別装置Sによれば歩行者とロードサイドマーカ等の地面に固定された立設物とが高精度に判別可能であることを説明する。まず、アッパバンパアブソーバ9における負荷荷重、ロアバンパアブソーバ11における負荷荷重、及びこれら上下二つのバンパアブソーバ9,11全体の負荷荷重の衝突発生後における時間変化について、バンパ4に人体が衝突した場合とロードサイドマーカが衝突した場合とを比較して説明する。尚、図4(a)は、バンパ4に人体が衝突した場合の負荷荷重を示すグラフであり、図4(b)は、バンパ4にロードサイドマーカが衝突した場合の負荷荷重を示すグラフである。
図4(a)、(b)を比較することにより、上下二つのバンパアブソーバ9,11全体における負荷荷重は、人体衝突時の方がロードサイドマーカ衝突時よりも大きいことがわかる。また、アッパバンパアブソーバ9における負荷荷重とロアバンパアブソーバ11における負荷荷重との比率は、人体の衝突時はロアバンパアブソーバ11における負荷荷重が相対的に小さく、ロードサイドマーカの衝突時は、ロアバンパアブソーバ11における負荷荷重が相対的に大きいことがわかる。人体衝突時にロアバンパアブソーバ11における負荷荷重の比率が相対的に小さいのは、人体が車両に衝突するとバンパ4に脚部をはねられて体がすくい上げられるため、バンパ4下部における負荷荷重が相対的に小さくなるからである。一方、ロードサイドマーカ衝突時にロアバンパアブソーバ11における負荷荷重の比率が相対的に大きいのは、ロードサイドマーカは地面に固定されて立設しているため、バンパ4下部における負荷荷重が大きくなるからである。
続いて、人体衝突時及びロードサイドマーカ衝突時の歪み式荷重センサ1による荷重の検出結果について、実施例と比較例とを比較しつつ説明する。ここで、実施例は、本実施形態の車両用衝突物体判別装置Sであって、図3に示す構成を有している。比較例は、図5に示すように、ロアバンパアブソーバ11をバンパリンフォース8の下面より延設されたブラケット7’及びバンパリンフォース10で支持し、バンパリンフォース8を介してアッパバンパアブソーバ9への負荷荷重及びロアバンパアブソーバ11への負荷荷重の両方が歪み式荷重センサ1,1に入力される構造としたものである。また、図6(a)は、実施例における人体衝突時及びロードサイドマーカ衝突時の検出荷重の時間変化を示すグラフであり、図5(b)は、比較例における人体衝突時及びロードサイドマーカ衝突時の検出荷重の時間変化を示すグラフである。図6(a)と図6(b)とを比較することにより明らかなように、実施例における衝突発生より時間T経過後の人体衝突時とロードサイドマーカ衝突時との荷重差Aは、比較例における荷重差Bよりも大きい。すなわち、実施例では、アッパバンパアブソーバ9における負荷荷重のみが歪み式荷重センサ1,1に入力され、ロアバンパアブソーバ11における負荷荷重は歪み式荷重センサ1,1に入力されない構造であるため、人体衝突時の検出荷重が相対的に大きいのに対し、ロードサイドマーカ衝突時は、バンパ4下部における負荷荷重が小さいので、人体衝突時とロードサイドマーカ衝突時との検出荷重の差Aが大きくなる。そして、実施例の荷重差Aが比較例の荷重差Bよりも大きいことは、実施例による衝突物体の判別精度が、比較例の判別精度よりも優れていることを意味している。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態の車両用衝突物体判別装置Sによれば、アッパバンパアブソーバ9が歪み式荷重センサ1,1を介して支持部材としてのサイドメンバ6,6に接続され、ロアバンパアブソーバ11が歪み式荷重センサ1,1を介さずにサイドメンバ6,6に接続されている。よって、アッパバンパアブソーバ9への負荷荷重の比率が大きい人体の衝突時は歪み式荷重センサ1,1における検出荷重が大きくなり、ロアバンパアブソーバ11への負荷荷重の比率が大きい地面に固定されたロードサイドマーカやポストコーン等の立設物の衝突時は歪み式荷重センサ1,1による検出荷重が小さくなって、両者の検出荷重の差が大きくなるので、歩行者と地面に固定された立設物とを高精度に判別することができる。
(変形態様)
上記実施形態では、アッパバンパアブソーバ9及びロアバンパアブソーバ11の車両前後方向における配設位置を略同一としたが、ロアバンパアブソーバ11の少なくとも一部をアッパバンパアブソーバ9よりも前方に配設する構成としてもよい。図7は、本変形例のバンパ4付近の構造を示す側面図である。また、図8は、本変形例において、ロードサイドマーカがバンパ4に衝突した場合の負荷荷重の時間変化を表わすグラフである。本変形例では、図8に示すように、上述した実施例と比較して、ロアバンパアブソーバ11における負荷荷重の比率が上昇し、アッパバンパアブソーバ9における負荷荷重の比率が低下する(図8で、点線は実施例のグラフを示す)。このため、図9に示すように、本変形例における衝突発生より時間T経過後の人体衝突時とロードサイドマーカ衝突時との検出荷重の差A’は、実施例における検出荷重の差Aよりも大きくなる(図9で、点線は実施例のグラフを示す)。従って、本変形例によれば、衝突物体が人体であるか地面に固定された立設物であるかの判別精度を、より一層向上させることができる。
また、上記実施形態では、歪み式荷重センサ1,1をバンパリンフォース8とサイドメンバ6,6との間に配設したが、他の部位に配設してもよいことはもちろんである。また、荷重センサの形状はどのような形状でもよく、荷重センサの個数も2個に限られず、さらに多くの数でもよい。或いは、荷重センサとして歪み式荷重センサ以外のセンサを用いてもよい。例えば、複数のセンサセルを有するマット式感圧センサをバンパリンフォース8とアッパバンパアブソーバ9との間に配設する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、ロアバンパアブソーバ11をブラケット7,7を介してサイドメンバ6,6によって支持する構成としたが、ロアバンパアブソーバ11をサイドメンバ6,6とは異なる支持部材によって支持することにより、ロアバンパアブソーバ11への負荷荷重が歪み式荷重センサ1,1に入力されない構造としてもよい。例えば、ロアバンパアブソーバ11を図示しないラジエータを支持するラジエータサポートによって支持する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、車速センサ5を設ける構成としたが、車速を用いることなく、検出荷重のみに基づいて衝突物体を判別する方式では車速センサ5を省略しても構わない。
本発明の実施形態における車両用衝突物体判別装置の全体構成を示すブロック図である。 本実施形態のバンパ付近を透視して示す模式平面図である。 本実施形態のバンパ付近を透視して示す側面図である。 (a)は人体がバンパに衝突した場合の負荷荷重の時間変化を示すグラフであり、(b)はロードサイドマーカがバンパに衝突した場合の負荷荷重の時間変化を示すグラフである。 比較例のバンパ付近を透視して示す側面図である。 (a)は実施例における人体とロードサイドマーカとの検出荷重の差を示すグラフであり、(b)は比較例における人体とロードサイドマーカとの検出荷重の差を示すグラフである。 変形例のバンパ付近を透視して示す側面図である。 変形例においてロードサイドマーカがバンパに衝突した場合の負荷荷重の時間変化を表わすグラフである。 変形例における人体とロードサイドマーカとの検出荷重の差を示すグラフである。
符号の説明
1 歪み式荷重センサ(荷重センサ)
3 コントローラ(衝突物体判別回路)
4 バンパ
6 サイドメンバ(支持部材)
7 ブラケット(支持部材)
8 バンパリンフォース
9 アッパバンパアブソーバ
10 バンパリンフォース
11 ロアバンパアブソーバ
12 バンパカバー
S 車両用衝突物体判別装置

Claims (4)

  1. バンパ内の上部に設けられて衝突エネルギーを吸収するアッパバンパアブソーバと、前記バンパ内の下部に設けられて衝突エネルギーを吸収するロアバンパアブソーバと、前記バンパへの物体の衝突による荷重を検出する荷重センサと、その荷重センサによる検出荷重に基づいて前記バンパへ衝突した物体の種別を判別する衝突物体判別回路とを備えた車両用衝突物体判別装置であって、
    前記アッパバンパアブソーバは、前記荷重センサを介して支持部材に接続され、
    前記ロアバンパアブソーバは、前記荷重センサを介さずに前記支持部材と同一の又は異なる支持部材に接続されたことを特徴とする車両用衝突物体判別装置。
  2. 前記アッパバンパアブソーバは、前記荷重センサを介して、車幅方向両側にて車両前後方向に延在するサイドメンバに接続され、
    前記ロアバンパアブソーバは、前記荷重センサを介さずに前記サイドメンバに接続されたことを特徴とする請求項1に記載の車両用衝突物体判別装置。
  3. 前記アッパバンパアブソーバは、前記荷重センサを介して、車幅方向両側にて車両前後方向に延在するサイドメンバに接続され、
    前記ロアバンパアブソーバは、ラジエータを支持するラジエータサポートに接続されたことを特徴とする請求項1に記載の車両用衝突物体判別装置。
  4. 前記ロアバンパアブソーバの少なくとも一部が、前記アッパバンパアブソーバより前方に設けられたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車両用衝突物体判別装置。
JP2005047465A 2005-02-23 2005-02-23 車両用衝突物体判別装置 Expired - Fee Related JP4210942B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005047465A JP4210942B2 (ja) 2005-02-23 2005-02-23 車両用衝突物体判別装置
US11/351,500 US20060185922A1 (en) 2005-02-23 2006-02-10 Obstacle discrimination device for vehicle
DE102006006779A DE102006006779A1 (de) 2005-02-23 2006-02-14 Hindernis-Diskriminiervorrichtung für ein Fahrzeug

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005047465A JP4210942B2 (ja) 2005-02-23 2005-02-23 車両用衝突物体判別装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006232028A true JP2006232028A (ja) 2006-09-07
JP4210942B2 JP4210942B2 (ja) 2009-01-21

Family

ID=36911469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005047465A Expired - Fee Related JP4210942B2 (ja) 2005-02-23 2005-02-23 車両用衝突物体判別装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20060185922A1 (ja)
JP (1) JP4210942B2 (ja)
DE (1) DE102006006779A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009096256A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Toyota Auto Body Co Ltd 前部バンパ構造
US8473188B2 (en) 2007-02-20 2013-06-25 Denso Corporation Vehicle collision detecting system

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2050625B1 (en) * 2002-09-30 2011-04-27 Sekisui Plastics Co., Ltd. Bumper absorber for protecting pedestrians
JP4254730B2 (ja) * 2005-03-17 2009-04-15 株式会社デンソー 車両用衝突検出装置
JP2006282049A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Denso Corp 車両用衝突物判定装置
JP4200980B2 (ja) * 2005-04-13 2008-12-24 株式会社デンソー 車載用衝突物判定装置
JP4569822B2 (ja) * 2005-08-16 2010-10-27 株式会社デンソー 車両用歩行者保護装置
JP4458001B2 (ja) * 2005-08-25 2010-04-28 株式会社デンソー 車両用衝突物体判別装置
JP2007106148A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Denso Corp 車両用衝突物判定装置
JP2008107232A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Denso Corp 衝突検知手段
JP2008213515A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Denso Corp 衝突検知手段および保護システム
JP4375451B2 (ja) * 2007-07-13 2009-12-02 株式会社デンソー 車両用衝突検知装置
JP5920228B2 (ja) * 2013-01-09 2016-05-18 トヨタ自動車株式会社 歩行者衝突検出装置を備えた車両用バンパ
JP6565182B2 (ja) 2014-12-10 2019-08-28 株式会社デンソー 車両用衝突検知装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6561301B1 (en) * 1998-02-24 2003-05-13 Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho Collision discriminating apparatus for vehicles
EP1065108B1 (en) * 1999-06-28 2004-04-21 Mazda Motor Corporation Structure of the front of a vehicle body
JP2003237508A (ja) * 2002-02-19 2003-08-27 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用バンパ構造
JP4306229B2 (ja) * 2002-04-03 2009-07-29 タカタ株式会社 衝突検出装置及び安全装置
JP3693053B2 (ja) * 2003-01-07 2005-09-07 日産自動車株式会社 車両衝突状態検出装置
JP4161258B2 (ja) * 2003-04-15 2008-10-08 株式会社デンソー 車両用衝突物体判別装置
JP4086013B2 (ja) * 2003-07-24 2008-05-14 株式会社デンソー 車両用衝突物体判別装置
JP4606869B2 (ja) * 2004-12-24 2011-01-05 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置
JP2006282049A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Denso Corp 車両用衝突物判定装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8473188B2 (en) 2007-02-20 2013-06-25 Denso Corporation Vehicle collision detecting system
JP2009096256A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Toyota Auto Body Co Ltd 前部バンパ構造

Also Published As

Publication number Publication date
DE102006006779A1 (de) 2006-09-21
JP4210942B2 (ja) 2009-01-21
US20060185922A1 (en) 2006-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4210942B2 (ja) 車両用衝突物体判別装置
JP4458001B2 (ja) 車両用衝突物体判別装置
US6882916B2 (en) Collision object discriminating apparatus installable on a vehicle
KR100888497B1 (ko) 차량의 충돌대상 판정장치 및 충돌정보 검출장치
JP4539281B2 (ja) 車両用障害物判別装置
US7782180B2 (en) Collision-detecting device for automotive vehicle
JP4706924B2 (ja) 歩行者検知システム
JP4661307B2 (ja) 歩行者検知システム
JP4376743B2 (ja) 衝突物判別装置、保護装置
JP5345606B2 (ja) 歩行者保護装置に対してトリガ信号を生成するための方法および装置
JP2007314055A (ja) 車両用衝突物体判別装置
CN108290539B (zh) 用于机动车的用来检测与行人碰撞的碰撞检测装置
JP2004196239A (ja) 車両用衝突体判別装置
US7721838B2 (en) Collision obstacle discrimination device for vehicle
JP3695351B2 (ja) 乗員保護装置の起動装置
JP2009040393A (ja) 車両用衝突検知装置
JP2006521947A (ja) 衝突検出装置
JP4451258B2 (ja) 衝突物判別装置、保護装置
JP2007314159A (ja) 車両用衝突検知装置
JP2005534575A (ja) ポールクラッシュを識別するための装置
JP5104689B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP4883370B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP5115816B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP5169967B2 (ja) 衝突検出機構
JP4432821B2 (ja) 車両用荷重積分値演算装置および車両用歩行者衝突判定システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080722

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081015

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121107

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131107

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees