JP2006231637A - プリント装置、プリンタドライバ装置、プリント装置における記録材供給制御方法、記録材供給制御プログラム、および記録媒体 - Google Patents

プリント装置、プリンタドライバ装置、プリント装置における記録材供給制御方法、記録材供給制御プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 利便性のより向上したプリント装置、プリンタドライバ装置などを提供する。
【解決手段】 本発明のプリント装置1は、画像データに基づいて用紙に対して印刷を行うプリンタ部210と、用紙を収納する複数の給紙トレイ251〜254とを有している。このプリント装置1は、同一の画像データを、各給紙トレイ251〜254からそれぞれ供給される各用紙に対して印刷するために、上記各給紙トレイ251〜254から供給する用紙の供給順序に関する情報を含む印刷コマンドを受信する通信部31と、当該印刷コマンドに基づいて各給紙トレイ251〜254から供給する用紙の供給順序を決定する給紙トレイ決定部41と、その決定内容に基づいて、各給紙トレイから用紙をプリンタ部210に供給するように給紙トレイに対して指示を出す給紙トレイ駆動部42とを備える。これによれば、複数の給紙トレイから給紙順序を指定して印刷処理を行うことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の給紙トレイを有し、各給紙トレイから記録材を供給して印刷処理を行うプリント装置、このようなプリント装置と接続されるプリンタドライバ装置、および、上記プリント装置における記録材供給制御方法に関する。
プリンタの中には、印刷時にユーザが所望とする用紙を指定することによって、種類の異なる用紙に印刷を行うことができるように、種類の異なる用紙をそれぞれ保管している複数の給紙トレイを備えているものがある。このようなプリンタにおいては、同一の画像データを複数の異なる給紙トレイにセットした用紙にそれぞれ印刷する場合、給紙トレイをそれぞれ選択して複数回印刷指示を行う必要があるため、作業時間と手間がかかっていた。
このような課題を解決するものとして、例えば特許文献1には、プリンタドライバ装置が開示されている。この装置では、1度の印刷指示で複数の給紙トレイを選択して印刷することが可能であるため、印刷にかかる作業時間と手間を削減することができる。
また、特許文献2には、印刷データの各頁または各部単位で給紙トレイを選択することのできるプリントバッファ装置が開示されている。
特開平7−175605公報(公開日:平成7年7月14日) 特開平8−90846公報(公開日:平成8年4月9日)
しかしながら、上記特許文献1および2に記載の技術では、複数の給紙トレイからの給紙順序については考慮されておらず、ユーザが特定の用紙順で印刷を行うことを希望する場合には、印刷時にプリンタが給紙するトレイの順序を考慮して用紙を給紙トレイにセットする必要がある。
このように、上記特許文献1および2に記載の構成では、印刷する用紙の順序を変更する場合には、プリンタの給紙トレイにセットする用紙を所望の印刷順が得られるようにセットし直す必要がある。そのため、特にネットワークプリンタのようにプリンタの設置場所が印刷を指示するユーザから離れている場合には、手間がかかるという問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、給紙順序を指定して印刷する機能を有し、ユーザの所望する用紙順に印刷を行うことを可能とすることで、利便性を向上させたプリント装置、プリンタドライバ装置、これらの装置から構成されるプリント装置における記録材供給制御方法などを提供することを目的とする。
本発明にかかるプリント装置は、上記課題を解決するために、画像データに基づいて記録材に対して印刷を行う画像形成部と、上記記録材を収納する複数の給紙トレイとを有するプリント装置であって、同一の画像データを、上記複数の給紙トレイからそれぞれ供給される各記録材に対して印刷するために、上記複数の給紙トレイから供給する記録材の供給順序に関する情報を含む印刷コマンドを取得する取得手段と、当該印刷コマンドに基づいて複数の給紙トレイから供給する記録材の供給順序を決定する決定手段と、上記決定手段の決定内容に基づいて、上記複数の給紙トレイから記録材を画像形成部に供給するように給紙トレイに対して指示を出す指示手段とを、備えることを特徴としている。
本発明のプリント装置は、複数の給紙トレイを有しており、同一の画像データを、この複数の給紙トレイからそれぞれ供給される各記録材に対して印刷することができる。つまり、このプリント装置は、同一の画像データを記録材に対して複数回印刷することができるものである。このプリント装置は、画像形成部に印刷を実行させるための印刷指示情報である印刷コマンドを、プリンタドライバなどの外部の装置あるいはプリント装置内部に設けられたスキャナ部などから画像データとともに取得し、印刷処理を実行する。
そして、本発明のプリント装置は、この印刷コマンドとして、各給紙トレイからの記録材の供給順序に関する情報を含む印刷コマンドを取得し、この情報に基づいて、各給紙トレイから指定された順序で記録材を画像形成部へ供給し、印刷処理を行うことができる。
したがって、上記の構成によれば、ユーザの所望とする給紙順で画像を印刷することができ、これによって、利便性の向上したプリント装置が得られる。
本発明のプリント装置は、上記複数の給紙トレイに収納されている各記録材の種類に関する情報を給紙トレイごとに記憶する記録材情報記憶部をさらに有し、上記取得手段は、記録材の種類およびその供給順序に関する情報を含む印刷コマンドを取得し、上記決定手段は、上記記録材情報記憶部に記憶されている情報に基づいて、上記複数の給紙トレイから給紙する記録材の供給順序を決定することが好ましい。
上記の構成によれば、ユーザが所望とする記録材の種類(例えば、サイズ、素材、色など)の順序で印刷を行い、印刷結果を得ることができる。
本発明のプリント装置は、印刷後の記録材が排出される複数の排出トレイと、給紙トレイに収納された記録材と、当該記録材を排出可能な排出トレイに関する情報とを対応付けて記憶した排出トレイ情報記憶部と、上記排出トレイ情報記憶部に記憶されている情報と、上記印刷コマンドに含まれる記録材の種類に関する情報とから、印刷に使用される全ての種類の記録材を排出可能な排出トレイを選択する排出トレイ選択手段とをさらに備えることが好ましい。
上記の構成によれば、異なる種類の記録材に対して印刷を行う場合であっても、全ての印刷結果を同じ排出トレイから得ることができる。
上記プリント装置は、記録材をフェイスアップあるいはフェイスダウンに制御して出力することが可能であるとともに、上記記録材情報記憶部は、各給紙トレイに収納されている各記録材がフェイスアップおよび/またはフェイスダウンで出力可能であるか否かの情報を記憶しており、上記記録材情報記憶部に記憶されている情報に基づいて、上記記録材が全てフェイスアップあるいは全てフェイスダウンで出力されるように記録材の排出を制御する記録材排出制御手段をさらに有していることが好ましい。
上記の構成によれば、指定された供給順序で排出される各給紙トレイ由来の記録材について、フェイスアップあるいはフェイスダウンが混在することなく、何れかに揃えた状態で排出させることができる。
上記プリント装置は、片面印刷および両面印刷が可能であるとともに、上記記録材情報記憶部は、各給紙トレイに収納されている各記録材が両面印刷可能であるか否かの情報を記憶しており、上記記録材情報記憶部に記憶されている情報に基づいて、上記記録材が全て片面印刷された状態、あるいは、全て両面印刷された状態で出力されるように制御する両面・片面印刷制御手段をさらに有していることが好ましい。
上記の構成によれば、記録材の種類あるいは記録材を収納している給紙トレイによって、両面印刷と片面印刷とが混在して出力されることを防止することができる。
また、本発明にかかるプリント装置は、上記の何れかのプリント装置に対して画像データおよび印刷コマンドを含む印刷データを送信して印刷を指示するプリンタドライバ装置であって、同一の画像データを、上記複数の給紙トレイからそれぞれ供給される各記録材に対して印刷するために、上記複数の給紙トレイから供給する記録材の供給順序に関する情報を含む印刷コマンドを作成し、上記画像データに付加して印刷データを作成する印刷データ作成手段を有することを特徴としている。
本発明のプリンタドライバ装置によれば、ユーザの所望とする給紙順で給紙トレイから記録材を供給し、印刷処理を行うことのできる印刷データを作成し、プリント装置に送信することができる。
本発明のプリンタドライバ装置において、上記印刷データ作成手段は、記録材の種類を選択する種類選択手段と、上記種類選択手段によって選択された記録材の供給順序を選択する順序選択手段とを備え、記録材の種類およびその供給順序に関する情報を含む印刷コマンドを作成することが好ましい。
上記の構成によれば、ユーザが所望とする記録材の種類の順序で印刷を行うことのできる印刷データを作成することができる。
上記のプリンタドライバ装置は、上記画像データが複数のページからなるものであって、上記印刷データ作成手段は、上記複数の給紙トレイから供給する記録材の供給順序に関する情報を、ページごとに作成することが好ましい。
上記の構成によれば、複数のページからなる書類の印刷データについて、ページごとに記録材の供給順序を決定することができる。
また、本発明にかかる印刷システムは、上記の何れかのプリント装置と、上記プリント装置に対して画像データを送信して印刷を指示するプリンタドライバ装置とが通信手段を介して接続されていることを特徴としている。
上記の印刷システムによれば、ユーザの所望とする給紙トレイ順に印刷処理を行い、処理結果を得ることができる。
また、本発明にかかる記録材供給制御方法は、画像データに基づいて記録材に対して印刷を行う画像形成部と、上記記録材を収納する複数の給紙トレイとを有するプリント装置において行われる画像形成部への記録材供給制御方法であって、同一の画像データを、上記複数の給紙トレイからそれぞれ供給される各記録材に対して印刷するために、上記複数の給紙トレイから供給する記録材の供給順序に関する情報を含む印刷コマンドを取得する取得ステップと、当該印刷コマンドに基づいて複数の給紙トレイから供給する記録材の供給順序を決定する決定ステップと、上記決定ステップにおける決定内容に基づいて、上記複数の給紙トレイから記録材を画像形成部に供給するように給紙トレイに対して指示を出す指示ステップとを含むことを特徴としている。
本発明の記録材供給制御方法は、複数の給紙トレイを有し、同一の画像データを、この複数の給紙トレイからそれぞれ供給される各記録材に対して印刷するという機能を持つプリント装置において実行されるものである。つまり、このプリント装置は、同一の画像データを記録材に対して複数回印刷することができるものである。また、このプリント装置は、画像形成部に印刷を実行させるための印刷指示情報である印刷コマンドを、プリンタドライバなどの外部の装置あるいはプリント装置内部に設けられたスキャナ部などから画像データとともに取得し、印刷処理を実行する。
そして、本発明の記録材供給制御方法では、この印刷コマンドとして、各給紙トレイからの記録材の供給順序に関する情報を含む印刷コマンドを取得し、この情報に基づいて、各給紙トレイから指定された順序で記録材を画像形成部へ供給することができる。
したがって、上記の方法によれば、ユーザの所望とする給紙順で画像を印刷することができ、ユーザにとって使い勝手の良いプリント装置を実現することができる。
なお、上記プリント装置における記録材供給制御は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として機能させることにより上記プリント装置をコンピュータにて実現させる制御プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
すなわち、本発明にかかる記録材供給制御プログラムは、上記の何れかのプリント装置における記録材供給制御プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるためのものである。また、本発明にかかる記録媒体は、上記の記録材供給制御プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
本発明にかかるプリント装置は、以上のように、同一の画像データを、上記複数の給紙トレイからそれぞれ供給される各記録材に対して印刷するために、上記複数の給紙トレイから供給する記録材の供給順序に関する情報を含む印刷コマンドを取得する取得手段と、当該印刷コマンドに基づいて複数の給紙トレイから供給する記録材の供給順序を決定する決定手段と、上記決定手段の決定内容に基づいて、上記複数の給紙トレイから記録材を画像形成部に供給するように給紙トレイに対して指示を出す指示手段とを、備えるものである。
また、本発明にかかる記録材供給制御方法は、以上のように、同一の画像データを、上記複数の給紙トレイからそれぞれ供給される各記録材に対して印刷するために、上記複数の給紙トレイから供給する記録材の供給順序に関する情報を含む印刷コマンドを取得する取得ステップと、当該印刷コマンドに基づいて複数の給紙トレイから供給する記録材の供給順序を決定する決定ステップと、上記決定ステップにおける決定内容に基づいて、上記複数の給紙トレイから記録材を画像形成部に供給するように給紙トレイに対して指示を出す指示ステップとを含むものである。
したがって、本発明によれば、ユーザの所望とする給紙順で画像を印刷することができ、ユーザにとって使い勝手の良いプリント装置を実現することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について、図1ないし図8に基づいて以下に説明する。
本実施の形態では、本発明にかかるプリント装置とプリンタドライバ装置とがネットワーク(通信手段)を介して接続された印刷システムを例に挙げて説明する。そして、本実施の形態では、本発明にかかるプリント装置の一例として、印刷機能を備えたデジタル複合機を例に挙げ、本発明にかかるプリンタドライバ装置の一例として、プリンタドライバを備えたホストPCを例に挙げて説明する。
図2には、本実施の形態にかかるデジタル複合機(プリント装置)1の構成を示す。デジタル複合機1は、複写機、プリント装置、およびファクシミリ装置としての機能を有するものであり、図に示すように、スキャナ部200、プリンタ部(画像形成部)210、および、後処理装置260を主要な構成要素としている。
スキャナ部200は、原稿画像を読み取るためのものであり、スキャナユニット110、透明ガラスからなる原稿載置台111、両面自動原稿送り装置(RADF:Recirculating Automatic DocumentFeeder)RADF112を備えている。RADF112は、所定の原稿トレイにセットされた原稿を、一枚毎に原稿載置台111へ搬送するとともに、読み取り後の原稿を排出トレイへ搬出する機能を有している。また、RADF112は、読み取り後の原稿を裏返し、再び原稿載置台111へ搬送することもできる。これにより、スキャナ部200では、原稿の両面に存在する画像を読み取ることができるようになっている。
原稿載置台111の下部に配置されたスキャナユニット110は、原稿載置台111上の原稿画像を1ライン毎に読み取るためのものであり、第1走査ユニット113、第2走査ユニット114、光学レンズ115、およびCCDラインセンサ116を備えている。
第1走査ユニット113は、図2において、原稿載置台111に沿って左から右に一定速度Vで移動しながら、原稿を露光するためのものである。この第1走査ユニット113は、光源(露光ランプユニット)、および原稿の反射光を第2走査ユニット114へ導くための第1の反射ミラーを備えている。第2走査ユニット114は、第1走査ユニット113に追随してV/2の速度で移動するようになっており、第1反射ミラーからの光を光学レンズ115およびCCDラインセンサ116へ導くための第2反射ミラーと第3反射ミラーとを備えている。
光学レンズ115は、第3反射ミラーからの反射光を、CCDラインセンサ116上で結像させるためのものである。CCDラインセンサ(光電変換素子)116は、光学レンズ115からの光をアナログの電気信号に変換するためのものである。なお、この電気信号は、画像処理部(図示せず)によって、デジタルの画像データに変換されて記憶装置(図示せず)に記憶され、出力指示に応じてプリンタ部210に出力される。また、スキャナユニット110は、RADF112によって自動搬送される原稿の画像を、第1走査ユニット113および第2走査ユニット114を所定の露光位置に固定させた状態で読み取ることもできる。
プリンタ部210は、画像データに基づいて用紙(記録材)に画像を形成するためのものであり、レーザ書き込みユニット(LSU)227、電子写真プロセス部230、および用紙搬送機構250を備えている。LSU227は、スキャナ部やホストPCなどの外部の装置から得られた画像データに基づいて、電子写真プロセス部230に備えられた感光体ドラム222に、レーザ光を照射して静電潜像を形成するためのものである。このLSU227は、レーザ光を照射するための半導体レーザ光源、レーザ光を等角速度偏向するためのポリゴンミラー、等角速度で偏向されたレーザ光を感光体ドラム222上において等角速度で偏向されるように補正するためのf−θレンズ等を備えている。
電子写真プロセス部230は、感光体ドラム222を備えており、感光体ドラム222上の静電潜像を現像してトナー像を生成し、用紙に静電転写する機能を有している。この電子写真プロセス部230は、感光体ドラム222の周囲に設けられた帯電器223、現像器224、転写器225、クリーニング器226、および除電器229を備えている。
帯電器223は、感光体ドラム222を所定の電位に帯電させるためのものである。現像器224は、感光体ドラム222上の静電潜像をトナーによって現像し、トナー像を生成するためのものである。転写器225は、感光体ドラム222のトナー像を用紙転写するためのものである。クリーニング器226は、転写後に残留した余分なトナーを感光体ドラム222から回収するためのものである。
用紙搬送機構250は、電子写真プロセス部230に用紙を供給するとともに、用紙に転写された画像を定着させ、さらに、用紙を外部に排出する機能を有している。この用紙搬送機構250は、給紙トレイ251〜253、手差し給紙トレイ(給紙トレイ)254、定着器217、再供給経路221、排紙ローラ219、および両面複写ユニット255を備えている。
給紙トレイ251〜253は、用紙を収納しておくとともに、転写時に、用紙を搬送させるためのものである。手差し給紙トレイ254は、手差しにより用紙を供給するためのものである。
定着器217は、用紙を加熱圧着することにより、用紙に転写されたトナー像を定着させるためのものである。
再供給経路221は、画像形成後の用紙をスイッチバックさせ、両面複写ユニット255へ搬送するための経路である。排紙ローラ219は、定着器217から排出された用紙を、後処理装置260あるいは再供給経路221へ供給するための搬送ローラである。後処理装置260は、排出された用紙に対してステープル処理等の後処理を施して、排出トレイ261〜263の一方に排出するためのものである。
そして、図2には示していないが、デジタル複合機1のプリンタ部210内には、スキャナ部210から送信されたスキャンデータ(画像データ)および印刷指示情報(印刷コマンドを含む)、あるいは、ホストPC2a・2bなどのような外部の装置から送信された画像データおよび印刷指示情報(印刷コマンド)などからなる印刷データに基づいて、プリンタ部210内の各部材の動作を制御してプリンタ部210に対して印刷処理を実行させるプリンタコントローラ300(取得手段、決定手段、指示手段)が備えられている。このプリンタコントローラ300のより具体的な構成については後述する。
図1には、上述のデジタル複合機1と、当該デジタル複合機1と接続された複数のホストPC2a、2b…とから構成される印刷システムの構成を示す。なお、図1においては、ホストPC2a以外のホストPCの内部構成については省略して示しているが、これらのホストPCについてもホストPC2aと同様の構成をしている。また、図1に示すデジタル複合機1では、プリンタコントローラ300以外の詳細な構成については省略し、スキャナ部200およびプリンタ部210の概略構成のみを示している。
図1に示すように、ホストPC2aは、アプリケーション21、プリンタドライバ(プリンタドライバ装置)22、印刷データ送信部23、および表示部24などを備えている。
プリンタドライバ22は、ネットワークを介して接続されているデジタル複合機1へ送信する印刷データを作成する。プリンタドライバ22内には、デジタル複合機1に送信する印刷データを作成する印刷データ作成部(印刷データ作成手段)25が設けられている。
アプリケーション21は、プリンタドライバ22に対して印刷データを作成する旨の操作を行う。印刷データ送信部23は、プリンタドライバ22において作成された印刷データをデジタル複合機1へ送信する。表示部23は、印刷操作を行う場合の設定画面を表示させる。
上記印刷データは、画像データとそれに付加された印刷コマンドからなるため、印刷データ作成部25内には、画像データを作成する画像データ作成部26、および、印刷コマンドを作成し、上記画像データに印刷コマンドを付加して印刷データを完成させる印刷コマンド付加部27が備えられている。さらに、印刷コマンド付加部27の内部には、給紙トレイの名称あるいは給紙トレイに設定された用紙種類など、トレイを特定する方法にて用紙を給紙するトレイを指定する給紙トレイ選択部28と、給紙トレイ選択部28により指定されたトレイから、どの順序で給紙するのかを指定する給紙順序選択部29(順序選択手段)が設けられている。
また、図1に示すように、デジタル複合機1内に備えられたプリンタコントローラ300は、通信部(取得手段)31、スキャンデータ取得部(取得手段)32、記憶装置33、ROM34、給紙順序記憶装置35、およびCPU37を備えている。また、CPU37の内部には、印刷コマンド判定部40、給紙トレイ決定部(決定手段)41、および給紙トレイ駆動部(指示手段)42が設けられている。
通信部31は、ネットワークを介して、ホストPC2aなどの外部の装置との情報の送受信を行い、ホストPC2aで作成された印刷データを取得する。スキャンデータ取得部32は、デジタル複合機1内のスキャナ部200において読み取りが行われた原稿の印刷データを印刷ジョブとして取得する。記憶装置33は、通信部31あるいはスキャンデータ取得部32が取得した印刷データ中に含まれる画像データを記憶する。ROM34は、プリンタコントローラ300上で動作する制御プログラムを格納している。給紙順序記憶装置35は、通信部31が印刷データ中の印刷コマンド(プリンタ初期化コマンド、給紙トレイ選択コマンド、終了処理コマンド)に含まれている複数の給紙トレイ251〜254のうちのどの給紙トレイから用紙(記録材)を供給するかという供給順序に関する情報(給紙トレイ選択コマンド)を記憶する。
CPU37は、制御プログラムに基づき、記憶装置33に格納された印刷データの解析を行い、両面印刷などのジョブ制御、印刷データの印刷イメージデータへの展開、給紙トレイ選択コマンドの給紙順序記憶装置35への保存を行う。また、CPU37内に設けられている給紙トレイ決定部41は、印刷コマンド内の上記供給順序に関する情報に基づいて、各給紙トレイ251〜254からどのような順序で用紙を供給するかという供給順序を決定する。同じくCPU37内に設けられている給紙トレイ駆動部42は、給紙トレイ決定部41における決定内容に基づいて、各給紙トレイ251〜254から用紙を供給するようにプリンタ部210に対して指示を行い、各給紙トレイに取り付けられている搬送ローラを駆動する。
続いて、ホストPC2aから送信された印刷データに基づいて、デジタル複合機1が印刷処理を行う場合の給紙制御処理の流れについて説明する。
図3は、ホストPC2a内の表示部24に表示されるプリンタドライバ22の設定画面である。ここでは、給紙トレイを直接選択することによって用紙の供給順序を決定する場合の給紙方法の設定の仕方を示す。ユーザは、まず給紙方法の指定として、S3−1において用紙トレイ(給紙トレイを意味する)による指定を選択する。次に、S3−2において給紙トレイを選択する。選択された給紙トレイは、追加ボタン(S3−4)をクリックすることで、用紙の給紙順序を示すリスト(S3−3)の末尾に登録される。リストには、同じ給紙トレイを2度以上登録することも可能である。登録済みの給紙トレイをリストから削除する場合には、リストから削除したいトレイを選択し、削除ボタン(S3−5)をクリックすることで、リストから削除される。
続いて、ユーザが上記のような設定を行った場合の印刷データ作成部25における処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。アプリケーション21などから印刷操作が行われると、プリンタドライバ22内の印刷コマンド付加部27は、プリンタを初期化するための初期化コマンドの作成を行う(S41)。次に、印刷コマンド付加部27は、複数の給紙トレイから印刷を行う設定がされているかを判定する(S42)。ここで、1つの給紙トレイのみが設定されている場合(S42においてNo)には、給紙トレイ選択部28は、1つの給紙トレイを指定する給紙トレイ選択コマンドを作成する(S43)。一方、複数の給紙トレイが設定されている場合(S42においてYes)には、給紙トレイ選択部28および給紙順序選択部29は、図3に示す設定画面において設定された給紙情報から、給紙トレイと当該給紙トレイの給紙順序とを指定する給紙トレイ選択コマンドを作成する(S44)。次に、画像データ作成部26は、印刷する画像データの作成をページごとに行う(S45)。そして、最終ページの画像データ作成が終了すると、印刷コマンド付加部27は終了処理コマンドを作成して、上記画像データに付加して印刷データを完成させる(S46)。
上述のようにして、プリンタドライバ22によって作成された印刷データは、図5で示されるように、プリンタ初期化コマンド、給紙トレイ選択コマンド、各ページの画像データ、終了処理コマンドから構成されている。給紙トレイ選択コマンドは、各ページの画像データを印刷するときの用紙の給紙順序を指定するためのコマンドである。プリンタ初期化コマンドには、プリンタの状態を所望の印刷データが得られるように設定するためのコマンド(プリンタセットコマンド、印刷解像度指定コマンド、排出トレイ指定コマンド、フィニッシング(ステープルあるいはパンチ)、両面/片面印刷指定コマンドなど)が含まれている。終了処理コマンドには、印刷ジョブを確実に終了するためのコマンド(印刷ジョブ終了コマンド、プリンタリセットコマンドなど)が含まれている。
図6には、上記給紙トレイ選択コマンドのより具体的なデータ構造を示す。図6に示すように、次に続くデータが、用紙を給紙すべき給紙トレイを示すのか、あるいは、給紙すべき用紙種類を示すのかを表す種別データと、種別データが給紙トレイの場合にはどの給紙トレイを指定するのかを示すトレイ情報が、種別データが用紙種類の場合はどの用紙種類を給紙するのかを示すトレイ情報が、給紙順で並べられている。
なお、ホストPC2aのプリンタドライバ22において作成される印刷データは、画像データが複数のページからなるものであってもよい。この場合、印刷データ作成部25内では、印刷コマンド付加部27が、各給紙トレイから供給する用紙の供給順序に関する印刷コマンドを、ページごとの画像データにそれぞれ付加する。これによれば、複数のページからなる書類の印刷データについて、ページごとに記録材の供給順序を決定することができる。
次に、デジタル複合機1がホストPC2aから送信された印刷データを受信した場合のプリンタコントローラ300における処理の流れについて、図7のフローチャートを参照して説明する。
プリンタコントローラ300内の通信部31が印刷データを受信すると、当該印刷データはCPU37に送信される。CPU37は、印刷データ内の初期化コマンドを解析し、処理を行う(S51)。次に、CPU37内の印刷コマンド判定部40は、受信した印刷データに、給紙トレイ選択コマンドがあるかどうかを判定する(S52)。ここで、給紙トレイ選択コマンドが存在する場合(S52でYes)には、当該コマンド内の給紙トレイ情報と給紙順情報を給紙順序記憶装置35に保存する(S53)。
次に、CPU37では、画像データの展開を行い、1ページ分の印刷イメージデータの展開が完了すると(S54)、k=1とする(S55)。続いて、給紙トレイ決定部41では、k番目に給紙するトレイ情報を、給紙順序記憶装置35から読み出して、複数の給紙トレイ251〜254の中から給紙を行う給紙トレイの決定を行う(S56)。そして、給紙トレイ駆動部42は、この決定内容に基づいて、決定された給紙トレイに取り付けられた搬送ローラを駆動するように指示するとともに、展開した印刷イメージデータをプリンタ部210へ送信する。プリンタ部210では、この指示に基づいて該当する給紙トレイから用紙を搬送し、上記印刷イメージデータに基づいて印刷を行う(S57)。次に、印刷すべきトレイ情報が存在するかどうかを確認し(S58)、存在する場合(S58でYes)には、kを1増やして(S60)、トレイ情報の数だけ、印刷イメージの印刷処理を繰り返す。
給紙順序記憶装置35に保存されているトレイ情報だけ印刷イメージデータの印刷が終了すると(S58でNo)、CPU37は、次ページの画像データが存在するかを確認し(S59)、最終ページまで上記処理を繰り返す。
最終ページの画像データの印刷が終了すると、終了コマンドの解析および処理を行い(S61)、印刷を完了する。例えば、トレイ1、手差しトレイ、トレイ2、手差しトレイの順で給紙することを指定して印刷した場合には、図8のように、ページごとに指定した給紙順で印刷した結果が得られる。
なお、ここで示す「トレイ1〜3」は、図2に示すデジタル複合機1の給紙トレイ251〜253にそれぞれ対応する。また、ここで示す「手差しトレイ」は、図2に示すデジタル複合機1の給紙トレイ254に対応する。そして、上記のようにホストPC2aにおいて設定されたトレイ情報は、デジタル複合機1に送信される。デジタル複合機1のプリンタコントローラ300(特に、印刷コマンド判定部40)は、送信されたトレイ情報から、設定された各トレイがデジタル複合機1のどの給紙トレイに相当するのかを認識し、該当する給紙トレイから給紙を行うように指示する。
なお、ホストPC2a側において、デジタル複合機1には実際に設けられていない給紙トレイ(あるいは、用紙種類)を使用する旨の印刷コマンドが作成され、デジタル複合機1に送信される可能性もある。このような場合には、デジタル複合機1は、給紙トレイ(あるいは、用紙種類)を規定する印刷コマンド送信されなかった場合に使用される、デフォルトの給紙トレイ(あるいは、用紙種類)から供給された用紙に対して印刷処理を行う。
例えば、4つの給紙トレイ251〜254を備えているデジタル複合機1では、給紙トレイ251からの給紙が初期設定となっている場合に、給紙トレイ253、給紙トレイ255(存在せず)、給紙トレイ252の順序で給紙する印刷コマンドを受信したとする。すると、デジタル複合機1では、存在しない給紙トレイ255に関する情報については給紙トレイ251として扱い、給紙トレイ253、給紙トレイ251、給紙トレイ252の順に給紙して印刷処理を行う。
ところで、上記の実施の形態における、ユーザが給紙トレイを指定することによって用紙の供給順序を決定するという印刷処理では、ユーザは予め各給紙トレイに収納されている用紙のサイズ、用紙の材質などの用紙種類情報を認識していることを想定している。しかしながら、ユーザが各給紙トレイに収納されている用紙の種類を認識していない場合には、例えば、用紙のサイズに関して所望とする順序で印刷処理を行うためには、用紙の種類の給紙順序を決定することが好ましい。
そこで、本発明では、給紙トレイを指定する代わりに、給紙する用紙の種類の給紙順序を指定して印刷することもできる。以下に、給紙する用紙の種類の給紙順序を指定して印刷する場合のデジタル複合機およびホストPCの構成、これらの装置における給紙制御の方法を、本発明の他の例として説明する。
図9には、本発明の他の例におけるホストPC2a’の構成を示す。なお、図9に示すホストPC2a’において、上述の実施形態にかかるホストPC2aと同じ機能を有する部分については、図1に示すホストPC2aと同じ参照番号を付すとともにその説明を省略する。
図9に示すように、ホストPC2a’は、ホストPC2aに設けられている給紙トレイ選択部28の代わりに給紙用紙種類選択部28’(種類選択手段)を備えている。給紙トレイ選択部28は、用紙を給紙するトレイ自体を指定するものであるが、給紙用紙種類選択部28’は、給紙すべき用紙の種類(例えば、用紙の色、用紙の厚さ、用紙の素材、用紙の大きさなど)を指定するものである。ホストPC2a’の上記以外の構成については、ホストPC2aと同じである。
図10には、ホストPC2a’とネットワークを介して接続されているデジタル複合機1’の構成を示す。なお、図10に示すデジタル複合機1’において、上述の実施形態にかかるデジタル複合機1と同じ機能を有する部分については、図1に示すデジタル複合機1と同じ参照番号を付すとともにその説明を省略する。
図10に示すように、デジタル複合機1’は、デジタル複合機1に備えられた各構成部材に加えて、プリンタコントローラ300内にトレイ用紙情報記憶装置36を備えている。このトレイ用紙情報記録装置36は、プリンタ部210に設けられた各給紙トレイ251〜254にセットされている用紙サイズ、用紙の材質、用紙の材料などといった用紙の種類に関する情報を格納している。図11には、トレイ用紙情報記憶装置36内に格納されているテーブルの一例を示す。
なお、図11に示すテーブルに格納されている各給紙トレイ251〜254の用紙情報のうち、用紙残量以外の項目に関しては、ユーザが、デジタル複合機1’のプリンタ部210に取り付けられている操作部(図示せず)から入力することによって設定される。用紙残量の項目については、光学距離センサ(図示せず)により測定した、トレイに収納された用紙の上面までの距離を基に各給紙トレイに収納されている用紙の残量を検出した結果が随時入力され、テーブルの内容が更新される。つまり、用紙残量の項目には、用紙を最大収納量セットした状態を100%、用紙がない状態を0%として、光学距離センサにより測定した距離から用紙残量を算出した結果が格納されている。
続いて、ホストPC2a’から送信された印刷データに基づいて、デジタル複合機1’が印刷処理を行う場合の給紙制御処理の流れについて説明する。
図12は、ホストPC2a’内の表示部24に表示されるプリンタドライバ22の設定画面である。ここでは、用紙種類を選択することによって用紙の供給順序を決定する場合の給紙方法の設定の仕方を示す。ユーザは、まず給紙方法の指定として、S8−1において用紙タイプ(給紙種類を意味する)による指定を選択する。次に、S8−2において、給紙する用紙種類を選択する。選択した用紙種類は、追加ボタン(S8−4)をクリックすることによりリスト(S8−3)の末尾に登録される。登録済みの用紙タイプをリスト(S8−3)から削除する場合には、削除する用紙タイプをリストから選択した状態で削除ボタン(S8−6)をクリックすることで、リストから削除される。
ユーザが上記のような設定を行った場合の印刷データ作成部25における処理については、図4に示すフローチャートに示す手順によって実施される。但し、ホストPC2a’においては、S43とS44における処理が一部異なっている。
ホストPC2a’のプリンタドライバ22では、S43において、給紙用紙種類選択部28’は、1つの用紙種類を指定する用紙種類選択コマンドを作成する。また、S44において、給紙用紙種類選択部28’および給紙順序選択部29は、図12に示す設定画面において設定された給紙情報から、給紙する用紙の種類と当該用紙の種類の給紙順序とを指定する用紙種類選択コマンドを作成する。
上記の処理を行うことによってプリンタドライバ22で作成された印刷データは、印刷データ送信部23によってデジタル複合機1’へ送信される。デジタル複合機1’では、送信された印刷データに基づいて印刷処理を行う。この印刷処理については、上述のデジタル複合機1’における印刷処理とほぼ同様の手順によって実施される。
しかし、デジタル複合機1’に送信される印刷データ内の印刷コマンド中には、給紙トレイ選択コマンドは存在せず、その代わりに用紙種類選択コマンドが存在する。また、デジタル複合機1’のプリンタコントローラ300には、図11に示すようなテーブルが格納されているトレイ用紙情報記憶装置36が備えられている。
そのため、デジタル複合機1’のプリンタコントローラ300では、印刷コマンド判定部40が、ホストPC2a’から送信された印刷データ中の用紙種類選択コマンドを識別して、指定された用紙種類情報を有する給紙トレイをトレイ用紙情報記憶装置36内のテーブルから探し出し、複数の給紙トレイ251〜254の中から給紙を行う給紙トレイの決定を行う。そして、給紙トレイ駆動部42は、この決定内容に基づいて、決定された給紙トレイに取り付けられた搬送ローラを駆動するように指示するとともに、展開した印刷イメージデータをプリンタ部210へ送信する。プリンタ部210では、この指示に基づいて該当する給紙トレイから用紙を搬送し、上記印刷イメージデータに基づいて印刷を行う。
図13には、本発明におけるホストPCのさらに他の例を示す。図13に示すホストPC2a”は、プリンタドライバ22内にプリンタコントローラ300のトレイ用紙情報記憶装置36(図10参照)から取得したトレイ用紙情報(図11参照)を記憶するトレイ用紙情報記憶部30を有している。このような構成によれば、トレイ用紙情報記憶部30から各給紙トレイ251〜254にセットされている用紙情報が取得できる。そのため、図12のようにユーザが用紙の種類で給紙トレイの給紙順序を指定する場合でも、プリンタドライバ22が印刷コマンドを生成するときに、用紙種類を指定する印刷コマンド(具体的には、用紙種類選択コマンド)を生成するのではなく、トレイ用紙情報記憶部30に記憶された情報(例えば、図11に示すようなテーブル)に基づき、指定された用紙種類がセットされている給紙トレイを選択し、プリンタコントローラには給紙トレイの印刷コマンド(具体的には、給紙トレイ選択コマンド)を生成することにより実現を行うこともできる。
上述の実施の形態においては、ホストPCにて複数の給紙トレイからの用紙の供給順序に関する情報を含む印刷コマンドが作成され、デジタル複合機によって印刷処理が行われる場合の例を示している。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、デジタル複合機1内のスキャナ部200にもホストPC2a内に設けられているようなプリンタドライバが設けられていてもよい。
この構成によれば、スキャナ部200において読み取られた原稿についても、印刷データに対して複数の給紙トレイから供給する記録材の供給順序に関する情報を含む印刷コマンド(印刷指示情報)を付与することができる。そして、ユーザの所望とする給紙順で画像を印刷することができる。
また、複数の排出トレイを有するプリント装置の中には、機構的な制約のため、特定の用紙サイズや用紙種類に関して、排紙可能な排出トレイが制限される場合がある。このような制約を持つ画像形成装置で印刷を行う場合に、プリンタドライバのトレイ用紙情報記憶部から各給紙トレイにセットされている用紙情報が取得できる場合(例えば、図13に示すようなプリンタドライバの場合)には、印刷で使用する全ての給紙トレイにセットされている用紙が、現在プリンタドライバで設定されている排出トレイから排紙できるかどうかの確認を行う。
そして、排紙できない用紙がある場合には、全ての用紙が出力できるトレイに排紙先にプリンタドライバが排出トレイ指定を変更することで、印刷結果が複数の排出トレイから出力されるのを防ぎ、同じ排出トレイから印刷結果を得ることができる。たとえば、上段排出トレイと下段排出トレイの2つの排出トレイを有し、厚紙を下段排出トレイに出力することができないプリント装置において、トレイ1には普通紙が、トレイ2には厚紙がセットされている状態で、トレイ1とトレイ2の両方から給紙して印刷を行う場合には、トレイ1およびトレイ2の全ての用紙を上段排出トレイに排紙するようにプリンタドライバが排出トレイ指定コマンドを生成するように制御を行う。
また、この制御はプリント装置が有するプリンタコントローラで行うこともできる。プリンタコントローラは、受信した初期化コマンドと給紙トレイ選択コマンドから、排出トレイと、印刷に使用する給紙トレイ情報を抽出し、印刷に使用する全ての給紙トレイが指定された排出トレイから排紙できるかどうかの確認を行う。指定された排出トレイから排紙できない給紙トレイが指定されている場合には、プリンタドライバにより指定された排出トレイコマンドを無視し、印刷に使用する全ての給紙トレイから給紙した用紙が出力可能な排出トレイから排紙を行うように制御を行う。
以上のような制御を行うために、本発明にかかるプリンタ装置は、図14に示すような構成であってもよい。図14に示すプリンタ装置1”は、上述のホストPC2a”とネットワークを介して接続されている。そして、上述のプリンタ装置1’とは異なる構成部材として、用紙排出トレイ情報記憶装置43(排出トレイ情報記憶部)と、排出トレイ選択部44(排出トレイ選択手段)とをさらに備ええている。
用紙排出トレイ情報記憶装置43は、各給紙トレイに収納された用紙に対して排出可能な排出トレイに関する情報を記憶している。また、用紙排出トレイ情報記憶装置43は、印刷コマンドに含まれる用紙の種類に関する情報から、印刷に使用される全ての種類の用紙を排出可能な排出トレイを選択する。
上記の構成によれば、異なる種類の用紙に対して印刷を行う場合であっても、全ての印刷結果を同じ排出トレイから得ることができる。
また、フェイスアップ排紙およびフェイスダウン排紙の両方を行うことが可能なプリント装置の中には、機構的な制約のため、特定の用紙サイズや用紙種類に関して、フェイスアップ排紙もしくはフェイスダウン排紙のいずれか一方のみに制限される場合がある。このようなプリント装置で印刷を行う場合であって、プリンタドライバのトレイ用紙情報記憶部から各トレイにセットされている用紙情報が取得できる場合(例えば、図13に示すようなプリンタドライバの場合)には、プリンタドライバがフェイスアップ指定もしくはフェイスダウン指定を変更する。このような指定の変更を行うことで、印刷で使用する全ての給紙トレイにセットされている用紙が、同じフェイスアップもしくはフェイスダウンで出力できるように制御することができる。これによって、印刷結果の中にフェイスアップおよびフェイスダウンで出力された用紙が混ざることを防ぐことができる。たとえば、厚紙をフェイスダウン排紙しかできないプリント装置において、プリント装置のトレイ1には普通紙が、トレイ2には厚紙がセットされている状態で、トレイ1とトレイ2の両方から給紙して印刷を行う場合には、トレイ1およびトレイ2の全ての用紙をフェイスダウンで印刷を行うように制御を行う。
また、この制御はプリント装置が有するプリンタコントローラで行うこともできる。プリンタコントローラは、受信した初期化コマンドと給紙トレイ選択コマンドから、フェイスアップコマンドもしくはフェイスダウンコマンドと、印刷に使用する給紙トレイ情報を抽出し、指定された給紙トレイにセットされている用紙情報を取得する。次に、印刷に使用する全ての用紙が、指定されたフェイスアップもしくはフェイスダウンで排紙できるかどうかの確認を行う。指定したフェイスアップもしくはフェイスダウンで排紙できない用紙が含まれている場合には、プリンタドライバにより指定されたフェイスアップもしくはフェイスダウンを無視し、印刷に使用する全ての用紙が同一のフェイスアップもしくはフェイスダウンで出力されるように制御を行う。
以上のように、本発明にかかるプリント装置は、用紙をフェイスアップあるいはフェイスダウンに制御して出力することが可能であるとともに、トレイ用紙情報記憶装置は、各給紙トレイに収納されている各記録材がフェイスアップおよび/またはフェイスダウンで出力可能であるか否かの情報を記憶しており、この情報に基づいて、用紙が全てフェイスアップあるいは全てフェイスダウンで出力されるように記録材の排出を制御する用紙排出制御部(記録材排出制御手段)(図示せず)をさらに有していてもよい。これによれば、指定された供給順序で排出される各給紙トレイ由来の用紙について、フェイスアップあるいはフェイスダウンが混在することなく、何れかに揃えた状態で排出させることができる。
なお、トレイ用紙情報記憶装置に記憶される、各給紙トレイに収納されている各記録材がフェイスアップおよび/またはフェイスダウンで出力可能であるか否かの情報としては、例えば、図15に示すテーブルが挙げられる。このテーブルは、各給紙トレイと、フェイスアップ出力可能であるか否かの情報およびフェイスダウン出力可能であるか否かの情報(○:出力可能、×:出力不可能)とを対応付けて示すものであり、図11に示すようなテーブルに追加して、トレイ用紙情報記憶装置内に格納されている。
また、カラー印刷を行うことのできるプリント装置において色付き用紙に印刷する場合には、用紙と同じ色で印刷を行うと、印刷内容を判別しづらい場合がある。これを防ぐために、プリント装置のトレイ用紙情報記憶装置から各給紙トレイにセットされている用紙情報が取得できる場合(例えば、図13に示すようなプリンタドライバの場合)には、プリンタコントローラは給紙トレイにセットされている用紙種類に応じて、あらかじめ定められた色で印刷データの印刷を行うよう制御する。たとえば、トレイ1に黄色の用紙が、トレイ2に黒色の用紙がセットされているプリント装置において、黄色の用紙に対しては黒色で、黒色の用紙に対しては黄色で印刷データを印刷するように定められており、トレイ1およびトレイ2の両方から給紙して印刷を行う場合には、トレイ1から給紙した用紙に対しては黒色で、トレイ2から給紙した用紙に対しては黄色で印刷を行うようにプリンタコントローラで制御を行った上で、印刷を行う。
以上のように、本発明にかかるプリンタ装置は、トレイ用紙情報記憶装置に記憶されている情報に基づいて、用紙種類ごとに印刷データの画質や色を調整する画質調整部をさらに備えていてもよい。これによれば、印刷を行う用紙の種類(用紙の大きさ、材質、色など)に応じて、適した画像形成を行うことができるように、画質を調整することができる。
また、印刷データの拡大縮小を行うことができるプリント装置において給紙トレイを指定して印刷を行うと、印刷データの用紙サイズと、給紙トレイにセットされている用紙が異なるために、印刷データが用紙からはみ出したり、用紙いっぱいに印刷されなかったりする場合がある。これを防ぐために、プリント装置内のトレイ用紙情報記憶装置から各給紙トレイにセットされている用紙情報が取得できる場合(例えば、図10に示すようなデジタル複合機の場合)には、プリンタコントローラは給紙トレイにセットされている用紙サイズに応じて、印刷データの拡大縮小処理を行い、画像データが用紙内にちょうど収まるように印刷を行う。
たとえば、トレイ1にA4サイズ、トレイ2にB5サイズの用紙がセットされているプリント装置において、トレイ1およびトレイ2の両方から給紙して印刷を行う場合には、トレイ1の用紙への印刷に関してはA4サイズに収まるように拡大縮小処理を、トレイ2の用紙への印刷に関してはB5サイズに収まるように拡大縮小処理をプリンタコントローラで行った上で、印刷を行う。
以上のように、本発明にかかるプリンタ装置は、トレイ用紙情報記憶装置に記憶されている情報に基づいて、用紙のサイズごとに印刷データを拡大あるいは縮小することのできる画像サイズ変更部をさらに備えていてもよい。これによれば、各給紙トレイに収納された用紙のサイズに合わせた印刷結果を得ることができる。
また、両面印刷を行うことが可能なプリント装置の中には、機構的な制約のため、特定の用紙サイズや用紙種類に関して、両面印刷できない場合がある。このようなプリント装置で印刷を行う場合に、プリンタドライバのトレイ用紙情報記憶部から各給紙トレイにセットされている用紙情報が取得できる場合(例えば、図13に示すようなプリンタドライバの場合)には、全ての用紙が同じ片面印刷もしくは両面印刷となるようにプリンタドライバが両面/片面印刷指定を変更することで、印刷結果に片面印刷および両面印刷が混在することを防ぐことができる。たとえば、厚紙を両面印刷することができないプリント装置において、トレイ1に普通紙が、トレイ2には厚紙がセットされている場合にはトレイ1およびトレイ2の全ての用紙を片面印刷で印刷を行うよう、プリンタドライバが両面/片面印刷指定コマンドを生成するように制御を行う。
また、この制御はプリント装置が有するプリンタコントローラで行うこともできる。プリンタコントローラは、受信した初期化コマンドから、両面/片面印刷指定情報を抽出する。両面印刷が指定されている場合には、受信した給紙トレイ選択コマンドから、印刷に使用する給紙トレイ情報を抽出し、指定された給紙トレイにセットされている用紙情報を取得する。次に、印刷に使用する全ての用紙が、両面印刷可能かどうかの確認を行い、両面印刷できない用紙が含まれている場合には、プリンタドライバにより指定された排出トレイコマンドを無視し、片面印刷を行うように制御を行う。
以上のように、本発明にかかるプリント装置は、片面印刷および両面印刷が可能であるとともに、トレイ用紙情報記憶装置(記録材情報記憶部)は、各給紙トレイに収納されている各用紙が両面印刷可能であるか否かの情報を記憶しており、この情報に基づいて、用紙が全て片面印刷された状態、あるいは、全て両面印刷された状態で出力されるように制御する両面・片面印刷制御部(両面・片面印刷制御手段)を有していてもよい。これによれば、用紙の種類あるいは用紙を収納している給紙トレイによって、両面印刷と片面印刷とが混在して出力されることを防止することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
なお、上記実施形態のデジタル複合機(プリンタ装置)の各部(各手段)や各処理ステップは、CPUなどの演算手段が、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶手段に記憶されたプログラムを実行し、キーボードなどの入力手段、ディスプレイなどの出力手段、あるいは、インターフェース回路などの通信手段を制御することにより実現することができる。したがって、これらの手段を有するコンピュータが、上記プログラムを記録した記録媒体を読み取り、当該プログラムを実行するだけで、本実施形態のプリンタ装置の各種機能および各種処理を実現することができる。また、上記プログラムをリムーバブルな記録媒体に記録することにより、任意のコンピュータ上で上記の各種機能および各種処理を実現することができる。
この記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理を行うために図示しないメモリ、例えばROMのようなものがプログラムメディアであっても良いし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することにより読取り可能なプログラムメディアであっても良い。
また、何れの場合でも、格納されているプログラムは、マイクロプロセッサがアクセスして実行される構成であることが好ましい。さらに、プログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイクロコンピュータのプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であることが好ましい。なお、このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
また、上記プログラムメディアとしては、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD/MO/MD/DVD等のディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する記録媒体等がある。
また、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であれば、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する記録媒体であることが好ましい。
さらに、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであることが好ましい。
本発明は、複数の給紙トレイを有するプリント装置を使用した印刷システムに利用することができ、その利便性を向上させることができる。
本発明の一実施形態にかかる印刷システムの構成を示すとともに、当該印刷システムを構成するデジタル複合機とホストPCの内部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかるデジタル複合機の装置構成を示す断面図である。 図1に示すホストPC内の表示部に表示されるプリンタドライバの設定画面の一例を示す模式図である。 ホストPCの表示部において、図3に示すような設定を行った場合にプリンタドライバで実行される処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示すホストPCで作成される印刷データのデータ構造を示す模式図である。 図5に示す印刷データ内の給紙トレイ選択コマンドのより具体的なデータ構造を示す模式図である。 図1に示すデジタル複合機内のプリンタコントローラにおける処理の流れを示すフローチャートである。 図7に示す処理によって印刷されるドキュメントの印刷結果の一例を示す模式図である。 本発明にかかるホストPCの他の構成例を示すブロック図である。 本発明にかかるデジタル複合機の他の構成例を示すブロック図である。 図10に示すデジタル複合機のトレイ用紙情報記憶装置内に格納されているテーブルの一例を示す図である。 図9に示すホストPC内の表示部に表示されるプリンタドライバの設定画面の一例を示す模式図である。 本発明にかかるホストPCのさらに他の構成例を示すブロック図である。 本発明にかかるデジタル複合機のさらに他の構成例を示すブロック図である。 本発明にかかるデジタル複合機のトレイ用紙情報記憶装置内に格納されているテーブルの一例を示す図である。
符号の説明
1 デジタル複合機(プリント装置)
2a・2b・2a’・2a” ホストPC
22 プリンタドライバ(プリンタドライバ装置)
25 印刷データ作成部(印刷データ作成手段)
28 給紙トレイ選択部
28’ 給紙用紙種類選択部(種類選択手段)
29 給紙順序選択部(順序選択手段)
31 通信部(取得手段)
32 スキャンデータ取得部(取得手段)
36 トレイ用紙情報記憶装置(記録材情報記憶部)
41 給紙トレイ決定部(決定手段)
42 給紙トレイ駆動部(指示手段)
43 用紙排出トレイ情報記憶装置(排出トレイ情報記憶部)
44 排出トレイ選択部(排出トレイ選択手段)
210 プリンタ部(画像形成部)
251〜253 給紙トレイ
254 手差し給紙トレイ

Claims (12)

  1. 画像データに基づいて記録材に対して印刷を行う画像形成部と、上記記録材を収納する複数の給紙トレイとを有するプリント装置であって、
    同一の画像データを、上記複数の給紙トレイからそれぞれ供給される各記録材に対して印刷するために、上記複数の給紙トレイから供給する記録材の供給順序に関する情報を含む印刷コマンドを取得する取得手段と、
    当該印刷コマンドに基づいて複数の給紙トレイから供給する記録材の供給順序を決定する決定手段と、
    上記決定手段の決定内容に基づいて、上記複数の給紙トレイから記録材を画像形成部に供給するように給紙トレイに対して指示を出す指示手段とを、備えることを特徴とするプリント装置。
  2. 上記複数の給紙トレイに収納されている各記録材の種類に関する情報を給紙トレイごとに記憶する記録材情報記憶部をさらに有し、
    上記取得手段は、記録材の種類およびその供給順序に関する情報を含む印刷コマンドを取得し、
    上記決定手段は、上記記録材情報記憶部に記憶されている情報に基づいて、上記複数の給紙トレイから給紙する記録材の供給順序を決定することを特徴とする請求項1に記載のプリント装置。
  3. 印刷後の記録材が排出される複数の排出トレイと、
    給紙トレイに収納された記録材と、当該記録材を排出可能な排出トレイに関する情報とを対応付けて記憶した排出トレイ情報記憶部と、
    上記排出トレイ情報記憶部に記憶されている情報と、上記印刷コマンドに含まれる記録材の種類に関する情報とから、印刷に使用される全ての種類の記録材を排出可能な排出トレイを選択する排出トレイ選択手段とをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のプリント装置。
  4. 上記プリント装置は、記録材をフェイスアップあるいはフェイスダウンに制御して出力することが可能であるとともに、
    上記記録材情報記憶部は、各給紙トレイに収納されている各記録材がフェイスアップおよび/またはフェイスダウンで出力可能であるか否かの情報を記憶しており、
    上記記録材情報記憶部に記憶されている情報に基づいて、上記記録材が全てフェイスアップあるいは全てフェイスダウンで出力されるように記録材の排出を制御する記録材排出制御手段をさらに有していることを特徴とする請求項2に記載のプリント装置。
  5. 上記プリント装置は、片面印刷および両面印刷が可能であるとともに、
    上記記録材情報記憶部は、各給紙トレイに収納されている各記録材が両面印刷可能であるか否かの情報を記憶しており、
    上記記録材情報記憶部に記憶されている情報に基づいて、上記記録材が全て片面印刷された状態、あるいは、全て両面印刷された状態で出力されるように制御する両面・片面印刷制御手段をさらに有していることを特徴とする請求項2に記載のプリント装置。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載のプリント装置に対して画像データおよび印刷コマンドを含む印刷データを送信して印刷を指示するプリンタドライバ装置であって、
    同一の画像データを、上記複数の給紙トレイからそれぞれ供給される各記録材に対して印刷するために、上記複数の給紙トレイから供給する記録材の供給順序に関する情報を含む印刷コマンドを作成し、上記画像データに付加して印刷データを作成する印刷データ作成手段を有することを特徴とするプリンタドライバ装置。
  7. 上記印刷データ作成手段は、
    記録材の種類を選択する種類選択手段と、
    上記種類選択手段によって選択された記録材の供給順序を選択する順序選択手段とを備え、
    記録材の種類およびその供給順序に関する情報を含む印刷コマンドを作成することを特徴とする請求項6に記載のプリンタドライバ装置。
  8. 上記画像データが複数のページからなるものであって、
    上記印刷データ作成手段は、上記複数の給紙トレイから供給する記録材の供給順序に関する情報を、ページごとに作成することを特徴とする請求項6に記載のプリンタドライバ装置。
  9. 請求項1から5の何れか1項に記載のプリント装置と、上記プリント装置に対して画像データを送信して印刷を指示するプリンタドライバ装置とが通信手段を介して接続されていることを特徴とする印刷システム。
  10. 画像データに基づいて記録材に対して印刷を行う画像形成部と、上記記録材を収納する複数の給紙トレイとを有するプリント装置において行われる画像形成部への記録材供給制御方法であって、
    同一の画像データを、上記複数の給紙トレイからそれぞれ供給される各記録材に対して印刷するために、上記複数の給紙トレイから供給する記録材の供給順序に関する情報を含む印刷コマンドを取得する取得ステップと、
    当該印刷コマンドに基づいて複数の給紙トレイから供給する記録材の供給順序を決定する決定ステップと、
    上記決定ステップにおける決定内容に基づいて、上記複数の給紙トレイから記録材を画像形成部に供給するように給紙トレイに対して指示を出す指示ステップとを含むことを特徴とする記録材供給制御方法。
  11. 請求項1から5の何れか1項に記載のプリント装置における記録材供給制御プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための記録材供給制御プログラム。
  12. 請求項11に記載の記録材供給制御プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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JP (1) JP2006231637A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010214820A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成プログラム
KR101309798B1 (ko) * 2007-01-05 2013-09-23 삼성전자주식회사 복합기 및 그 제어방법

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