JP2006231475A - セラミックハニカム構造体の加工方法およびその装置 - Google Patents

セラミックハニカム構造体の加工方法およびその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ハニカム構造体を金属製の収納容器などに収納した際、把持部材でしっかりと把持され、使用中に破損することのないハニカム構造体が得られる加工方法およびその加工装置を提供する。
【解決手段】 取付具上においてセラミックハニカム構造体51の外周と端面のなす直角度が測定され、該直角度が所定範囲内になるよう、前記セラミックハニカム構造体の姿勢が補正された後、前記セラミックハニカム構造体の端面に加工が施されることを特徴とするセラミックハニカム構造体の加工方法。
【選択図】 図2

Description

本発明は、セラミックハニカム構造体(以下「ハニカム構造体」という)の加工方法およびその装置に関し、詳しくは、ハニカム構造体の端面を、外周に対する直角度を向上して加工できるハニカム構造体の加工方法およびその装置に関する。
自動車等の内燃機関から排出される排気ガスを浄化するために、セラミックハニカム構造体が使用されてきている。なかでも、ディーゼルエンジンなどの排気ガス中には微粒子状物質(パティキュレート・マター、以下「PM」という)が多量に含まれており、これが大気中に放出されると、人体や環境に悪影響を与える。このため、ディーゼルエンジンなどの排気ガス系には、PMを捕捉するための排気ガス浄化用フィルタが搭載されている。図5(a)は、自動車の排気ガス中のPMを捕集・浄化する、セラミックハニカムフィルタ(以下「ハニカムフィルタ」という)50の一例を示す断面模式図である。図5(a)のハニカムフィルタ50は、外周壁52wの内側に隔壁55で仕切られて多数の流路53、54を有するハニカム構造体51の両端面56a、56bが封止材57a、57bで交互に封止されている。そして、ハニカムフィルタ50は、ハニカム構造体51の外周壁52wの外周52が、金属メッシュあるいはセラミックス製のマットなどで形成された把持部材58a、58bで使用中に動かないように把持され、金属製の収納容器59に配置されている。
図5(a)に示すハニカムフィルタ50において、排気ガスの浄化は以下の通り行われる。排気ガス(点線矢印で示す)は、端面56aに開口している流路53から流入する。そして、排気ガス中に含まれるPMは、隔壁55を通過する際に捕集され、浄化された排気ガスは、端面56bに開口している流路54から流出、大気中に放出される。
従来から、ハニカム構造体51は、以下のように製造されてきている。先ず、セラミック粉末とバインダーほかを混合、調製して坏土とする。次に、この坏土を押出成形すると共に所定長さに切断して、多数の流路が形成されたハニカム構造を有する成形体とする。次に、この成形体を乾燥、焼成して、図5(a)に示すようなハニカム構造体51とする。なお、52a、52bは、ハニカム構造体51の端部近くの外周を示す。
上述したハニカム構造を有する成形体の乾燥においては、成形体が複雑形状のため各部が均一に乾燥されず、乾燥後、成形体に変形を生じることがある。このようなことから、押出成形されたハニカム構造体を有する成形体は、目標とする長さよりも多少長めに切断しておき、乾燥後または焼成後に再度、ダイヤモンドカッタなどを用いて目標とする長さに加工している。
例えば、特許文献1(特開2003−220605号公報)には、図6に示す長尺なハニカム構造体61の切断装置60が提案されている。図6で、(a)はこの切断装置60の平面図、(b)は(a)でのZ−Z断面図である。図6に示す切断装置60は、長尺なハニカム構造体61を挟持する切断部チャック63と、長尺な成形体61の軸方向と直交する方向に進退し、長尺な成形体61を挟持する補助チャック64と、切断部チャック63の挟持面と水平な面内を進退する切断刃65とを含んでいる。切断部チャック63は、第1チャック63aと第2チャック63bとを有し、それぞれ長尺な成形体61を挟持するようにされている。第1チャック63aおよび第2チャック63bは、対向して配置された一対の部材よりなり、向かい合う側面に、2つのテーパ面よりなり内方へ向けて拡開する凹部63cがそれぞれ形成されている。補助チャック64は、切断部チャック63との間隔Wが所定となる位置に配置され、第1チャック63aおよび第2チャック63bと略同一の構造とされている。第1チャック63aおよび第2チャック63bと、切断刃65との間隔もそれぞれ設定されている。切断刃65は、回転砥石からなり、回転しながら前進することで、長尺なハニカム構造体61が切断66されている。
特許文献1に提案される切断装置60は、長尺なハニカム構造体61の外周62に対して、切断刃65を直角に近づくようにその都度調整を行いつつ、切断部チャック63(63a、63b)と補助チャック64とで挟持し、切断刃65により切断66して短尺な成形体としている。
特開2003−220605号公報
ところで、押出成形時に目標とする長さよりも多少長めに切断された成形体は、通常、端面を上下すなわち立てた状態で乾燥され、次いで焼成されているが、この乾燥、焼成の過程で変形を生じることがある。この変形の形態としては、図5(b)に示すような、乾燥、焼成の際に立てた状態での成形体の下側端面(例えば56b)の外周52bが大きい台形状になったり、成形体の流路方向が屈曲したり、流路方向に垂直な断面の形状が、例えば円形状で押出成形された成形体は、その外形が楕円になったりする。
前述した特許文献1に提案される切断装置60で、図6のように長尺な成形体61の外周62を切断部チャック63で挟持しても、外周62が流路方向や直径方向に変形している場合には、外周62に対する切断された後の端面66の直角度が所定範囲にならないことがある。このようなことがあると、図5(a)において、ハニカム構造体51を金属製の収納容器59に収納し、把持部材58a、58bで把持した場合、把持部材58a、58bでしっかりと把持されずに、排気ガス浄化用フィルタとして使用された際、使用中の振動でズレて、外周52の角部52c、52dが収納容器59に衝突し、ハニカム構造体51を破損させるおそれがある。ここで、直角度Lとは、図5(b)において、ハニカム構造体51の一方の端面56bのある点、例えば56b−1、56b−2で、端面56bの平面に垂直な直線T、Tが、それぞれ他方の端面56aと同一平面において交差する点56a−1’、56a−2’と端面56aの端点56a−1、56a−2との長さL、Lを言う。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、ハニカム構造体の端面を、外周に対する直角度を向上して加工することで、金属製の収納容器などに収納した際、把持部材でしっかりと把持され、使用中に破損することのないハニカム構造体が得られる加工方法およびその加工装置を得ることにある。
本発明のハニカム構造体の加工方法は、取付具上においてセラミックハニカム構造体の外周と端面のなす直角度が測定され、該直角度が所定範囲内になるよう、前記セラミックハニカム構造体の姿勢が補正された後、前記セラミックハニカム構造体の端面に加工が施されることを特徴とする。ここで、直角度Lとは、図5(b)において、ハニカム構造体51の一方の端面56bのある点、例えば56b−1、56b−2で、端面56bの平面に垂直な直線T、Tが、それぞれ他方の端面56aと同一平面において交差する点56a−1’、56a−2’と端面56aの端点56a−1、56a−2との長さL、Lを言う。上記構成とすることで、ハニカム構造体の端面を、外周に対する直角度を向上して加工することができる。
次に、本発明の別の発明のハニカム構造体の加工装置は、ハニカム構造体の取付具と、該取付具上で前記ハニカム構造体の直角度を測定する測定装置と、該測定装置による測定値から前記ハニカム構造体が所定範囲の直角度になるよう前記取付具を補正する制御装置とを備え、該制御装置により姿勢が補正されたセラミックハニカム構造体の端面に加工が施されることを特徴とする。
本発明の別の発明において、前記測定装置は、前記ハニカム構造体の端部近くの外周に近接して配置されて、該外周に向けて帯状のリニアビームを照射する照射手段と、該照射手段からのリニアビームを受光する受光手段とを備え、前記受光手段で受光したリニアビームの幅を演算して前記ハニカム構造体の直角度を求めることを特徴とする。
本発明の別の発明において、前記照射手段と受光手段は、前記ハニカム構造体の両端部近くの外周に近接して、少なくとも一対配置されていることが好ましい。
本発明の別の発明において、前記照射手段と受光手段は、前記ハニカム構造体の周囲で進退可能および/または旋回可能に配置されていることが好ましい。
本発明の別の発明において、前記加工を施すための工具がカップ型研削砥石であることが好ましい。
本発明の加工方法や、本発明の別の発明の加工装置において加工が施されるセラミックハニカム構造体は、押出成形された成形体を乾燥した後の乾燥体、もしくは、乾燥後に焼成した焼成体のいずれであっても良い。
本発明のハニカム構造体の加工方法および加工装置によれば、ハニカム構造体の端面を、外周に対する直角度を向上して加工することで、金属製の収納容器などに収納した際、把持部材でしっかりと把持され、使用中に破損することのないハニカム構造体が得られる。
以下、発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るハニカム構造体の加工装置10での手前側の測定装置とカップ型研削砥石ほかを省略した斜視模式図である。図1に示す加工装置10は、ハニカム構造体51の取付具11と、この取付具11上のハニカム構造体51の直角度Lを測定する照射手段14A(14B)、受光手段15A(15B)ほかと、この照射手段14A(14B)、受光手段15A(15B)による測定値からハニカム構造体51が所定範囲の直角度Lでないときに取付具11を補正する制御装置(図示せず)とを備え、この制御装置により直角度Lが補正されたハニカム構造体51の端面(56a)56bにカップ型研削砥石22で加工が施されるようになっている。なお、Bは機台、20は送り装置である。
図2と図3を用いて、さらに説明する。
図2は、図1のハニカム構造体の加工装置10の詳細と加工工程を示し、(A)は、ハニカム構造体51が取付具11上に取り付けられている状態、(B)は、ハニカム構造体51の長手方向両端部近くの各外周52a、52bが測定されている状態、(C)は、取付具11を設定された直角度LAに補正している状態、(D)は、取付具11上のハニカム構造体51の端面56a、56bに加工を施そうとしている状態の、各々、上段は平面模式図、下段は断面模式図である。また、図3は、図2(B)(C)をまたさらに説明するための図である。
図2で、取付具11と加工工具(21)との位置は、予め、外周52a、52bと、端面56a、56bとの直角度Lが0であるハニカム構造体51の模範を、クランプ12によって把持して設定されている。そして、図2(A)で、端面56a、56bに加工代が付与されたハニカム構造体51を取付具11に載置した後、クランプ12により、ハニカム構造体51の外周52が損傷しないように、しかも端面の加工に抗し得るように把持されている。この時、クランプ12は、取付具11とハニカム構造体が当接する2つの部位11a、11bに均等に押圧力が作用するようにすると、ハニカム構造体の外周52が損傷し難くなる。もしくは、取付具11とハニカム構造体が当接する2つの部位11a、11bのうちの一方の部位とクランプ12とを、ハニカム構造体の隔壁55と略平行な方向にすると、ハニカム構造体はこの方向の強度が高いので、クランプした時の押圧力でハニカム構造体が損傷することを防止できる。
図2(B)と図3で、測定装置として、ハニカム構造体51の奥側の端部近くの外周52aには、この外周52aに向けて帯状のリニアビームを照射する照射手段14Aと、この照射手段14Aと対となり、外周52aで遮られて幅Aaとなったリニアビームを受光する受光手段15Aが配置されている。一方、ハニカム構造体51の手前側の端部近くの外周52bには、この外周52bに向けて帯状のリニアビームを照射する照射手段14Bと、この照射手段14Bと対となり、外周52bで遮られて幅Baとなったたリニアビームを受光する受光手段15Bが配置されている。照射手段14A、14B、受光手段15A、15Bは、各々枠体17に固定されている。枠体17は、パルスモータ16によって、二つの測定点(a)0°と(c)90°方向に旋回可能で、各測定点(a)(c)で進退可能(点線矢印で示す)にされている。そして、枠体17は、各測定点(a)と(c)とに旋回され、静止された後に、照射手段14A、14Bと受光手段15A、15Bが作動するようにされている。
図3で、測定装置は、ハニカム構造体51の各外周52a、52bで遮られて、受光手段15A、15Bで受光した各リニアビームの幅、すなわち、奥側の測定装置では、測定点(a)でのAaの長さ、測定点(c)でのAcの長さ、手前側の測定装置では、測定点(a)でのBaの長さ、測定点(c)でのBcの長さから、AaとBaの差、AcとBcの差をとり、直角度La、Lcを、La=Aa−Ba、Lc=Ac−Bcで求める。この直角度La、Lcの何れも、予め設定された範囲に有るか否かが判定される。
そして、LaとLbが予め設定された範囲にない場合には、制御装置により、パルスモータ18で取付台13がΘ1方向に旋回されると共に、パルスモータ19で取付具11もΘ2方向に旋回され、これにより、取付具11上のハニカム構造体51の姿勢が所定範囲の直角度Lになるように補正される。
次に、図2(D)で、直角度Lが補正されたハニカム構造体51は、スライドユニットと送り用のモータを含む送り装置20により送りがかけられ、回転駆動されたカップ型研削砥石21により両端面56a、56bが加工される。
上記、実施の形態1に係る加工装置10によれば、両端部の外周52a、52bの径方向の差を測定装置で測定し、これを演算し、外周52a、52bの径方向の差が予め設定された範囲にない場合には制御装置によりハニカム構造体51の姿勢を補正して、端面56a、56bの加工が行われるので、ハニカム構造体51の端面56a、56bが、外周52に対する直角度Lを向上して加工される。さらに、加工装置10により加工されたハニカム構造体51を、図5のハニカムフィルタ50とした場合、金属製の収納容器に収納し、把持部材でしっかりと把持されるので、使用中に破損することがないのである。
なお、図1乃至図3に示す測定装置の変形例として、ハニカム構造体51の奥側のみに、手前側まで進退可能かつ旋回可能な一対の照射手段14Aと受光手段15Aを配置しても良い。この場合は、照射手段と受光手段が一対となってその数が少なくなるので低コストの加工装置にすることができる。
(実施の形態2)
図4は、実施の形態2に係る加工装置での主に測定装置の模式図である。なお、加工装置は、測定装置以外は、上述した実施の形態1と同様の構成としている。図4に示す測定装置は、ハニカム構造体51の奥側の端部近くの外周52aには、この外周52aに向けて帯状のリニアビームを照射する、前述した実施の形態1と同様の照射手段14Aと、この照射手段14Aと対となる受光手段15Aが配置され、さらに、ハニカム構造体51を挟んだ反対側にも、外周52aに向けて帯状のリニアビームを照射する照射手段14Cと、この照射手段14Cと対となる受光手段15Cが配置されている。一方、ハニカム構造体51の手前側の端部近くの外周52bには、この外周52bに向けて帯状のリニアビームを照射する、前述した実施の形態1と同様の照射手段14Bと、この照射手段14Bと対となる受光手段15Bが配置され、さらに、ハニカム構造体51を挟んだ反対側にも、外周52bに向けて帯状のリニアビームを照射する照射手段14Dと、この照射手段14Dと対となる受光手段15Cが配置されている。照射手段14A、14B、14C、14D、受光手段15A、15B、15C、15Dは、前述した図2と同様に、各々枠体(図示せず)に固定されている。枠体は、パルスモータによって、八つの測定点(a)・(e)0°、(b)・(f)45°、(c)・(g)90°、(d)・(h)135°に旋回可能で、かつ各測定点(a)・(e)、(b)・(f)、(c)・(g)、(d)・(h)で進退可能(点線矢印で示す)にされている。そして、枠体は、各測定点(a)・(e)、(b)・(f)、(c)・(g)、(d)・(h)に旋回され、静止された後に、照射手段14A〜14Dと受光手段15A〜15Dが作動するようにされている。
図4で、ハニカム構造体51の各外周52a、52bで遮られて、受光手段15A〜15Dで受光したリニアビームの幅、すなわち、奥側の測定装置では、測定点(a)・(e)でのAaとCeの長さ、測定点(b)・(f)でのAbとCf(図示せず)の長さ、測定点(c)・(g)でのAcとCg(図示せず)の長さ、測定点(d)・(h)でのAdとCh(図示せず)の長さ、手前側の測定装置では、測定点(a)・(e)でのBaとDeの長さ、測定点(b)・(f)でのBbとDf(図示せず)の長さ、測定点(c)・(g)でのBcとDg(図示せず)の長さ、測定点(d)・(h)でのBdとDh(図示せず)の長さから、直角度La、Lb、Lc、Ld、Le、Lf、Lg、Lhを、La=Aa−Ba、Lb=Ab−Bb、Lc=Ac−Bc、Ld=Ad−Bd、Le=Ce−De、Lf=Cf−Df、Lg=Cg−Dg、Lh=Ch−Dhで求める。この直角度La、Lb、Lc、Ld、Le、Lf、Lg、Lhの何れも、予め設定された範囲に有るか否かが判定される。
そして、直角度La、Lb、Lc、Ld、Le、Lf、Lg、Lhが予め設定された範囲にない場合には、制御装置により、パルスモータ18により取付台13がΘ1方向に旋回されると共に、パルスモータ19により取付具11もΘ2方向に旋回され、これにより、取付具11上のハニカム構造体51の姿勢が所定範囲の直角度Lになるように補正されている。
次に、直角度Lが補正されたハニカム構造体51は、図2(D)と同様に、スライドユニットと送り用のモータを含む送り装置20により送りがかけられ、回転駆動されたカップ型研削砥石21により両端面56a、56bが加工されている。
上記、実施の形態2に係る加工装置によれば、外周52の八つの測定点の直角度La、Lb、Lc、Ld、Le、Lf、Lg、Lhを自動的に測定装置で測定し、判定、補正して、端面56a、56bの加工が行われるので、前述した実施の形態1よりさらに、ハニカム構造体51の端面56a、56bの外周52に対する直角度Lを向上して加工される。また、加工装置により加工されたハニカム構造体51を、図5のハニカムフィルタ50とした場合、金属製の収納容器に収納し、把持部材でしっかりと把持されるので、使用中に破損することがないのである。
先ず、カオリン、タルク、シリカ、アルミナなどの粉末を調整して、質量比で、SiO:48〜52%、Al:33〜37%、MgO:12〜15%を含むようなコージェライト生成原料粉末とした。次に、コージェライト生成原料粉末に、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等のバインダー、潤滑剤、造孔材としてグラファイトを添加し、乾式で十分混合した後、規定量の水を添加、十分な混練を行って可塑化したセラミック杯土を作製した。次に、押出し成形用金型を用いて坏土を押出し成形し、切断して、ハニカム構造を有する成形体とした。次に、成形体を、乾燥、焼成させ、隔壁厚0.3mm、気孔率65%、平均細孔径20μm、ピッチ1.5mmで、全長320mmのコージェライト質ハニカム構造体とした。外周壁52wは一方の外周52が0.5mm大きい台形状であった。
次に、実施の形態1に係る加工装置10により、端面56a、56bに加工代が付与されたハニカム構造体51の端面に加工を行った。このとき、外周52と端面56a、56bとの直角度Lが予め正確に作製されたハニカム構造体51の模範(図示せず)で受光したリニアビームの幅に対して、加工受光手段14で受光したリニアビームの幅[(Aa〜Ba)と(Ac〜Bc)]が±1mmの範囲になるように設定した。加工後、ハニカム構造体51を定盤上に立てて、端面56a、56bと外周52との直角度Lを測定したところ、所定範囲である±1mmの範囲に入っていた。なお、直角度Lの調整は不要であった。次に、加工が施されたハニカム構造体51の端面56a、56bに公知の方法で目封じし、ハニカムフィルタ50とした。ハニカムフィルタ50を金属製の収納容器49に収納して把持部材で把持し、排気ガス浄化用フィルタとして使用されたが、何ら問題はなかった。
実施の形態1に係るハニカム構造体の加工装置10での手前側の測定装置とカップ型研削砥石ほかを省略した斜視模式図である。 図1のハニカム構造体の加工装置10の詳細と加工工程を示し、(A)は、ハニカム構造体51が取付具11上に取り付けられている状態、(B)は、ハニカム構造体51の長手方向両端部近くの各外周52a、52bが測定されている状態、(C)は、取付具11を設定された直角度LAに補正している状態、(D)は、取付具11上のハニカム構造体51の端面56a、56bに加工を施そうとしている状態の、各々、上段は平面模式図、下段は断面模式図である。 図2(B)(C)をまたさらに説明するための図である。 実施の形態2に係るハニカム構造体の加工装置での主に測定装置の模式図である。 (a)は、自動車の排気ガス中のPMを捕集・浄化する、ハニカムフィルタ50の一例を示す断面模式図、(b)はハニカム構造体の変形の例と、直角度を説明するための図である。 特許文献1に提案される切断装置60であり、(a)は平面図、(b)は(a)でのZ−Z断面図である。
符号の説明
10:加工装置
11:取付具
11a、11b:当接部位
12:クランプ
13:取付台
14:測定装置
14A、14B、14C、14D:照射手段
15A、15B、15C、15D:受光手段
16、18、19:パルスモータ
17:枠体
20:送り装置
21:研削砥石
50:ハニカムフィルタ(セラミックハニカムフィルタ)
51:ハニカム構造体(セラミックハニカム構造体)
52、52a、52b:外周
52c、52d:角部
52w:外周壁
53、54:流路
56a、56b:端面
56a−1、56a−2、56b−1、56b−2:端点
56a−1’、56a−2’:交差する点
57a、57b:封止材
58a、58b:把持部材
59:収納容器
60:切断装置
61:長尺なハニカム構造体
62:外周
66:端面
63:切断部チャック
63a:第1チャック
63b:第2チャック
63c:凹部
64:補助チャック
65:切断刃
Aa、Ab、Ac、Ad、Ba、Bb、Bc、Bd、Ca、Cb、Cc、Cd、Da、Db、Dc、Dd:受光したリニアビームの幅
L、L1、L2、La、Lb、Lc、Ld、Le、Lf、Lg、Lh:直角度
T1、T2:端面の平面に垂直な直線
Θ1、Θ2:旋回

Claims (6)

  1. 取付具上においてセラミックハニカム構造体の外周と端面のなす直角度が測定され、該直角度が所定範囲内になるよう、前記セラミックハニカム構造体の姿勢が補正された後、前記セラミックハニカム構造体の端面に加工が施されることを特徴とするセラミックハニカム構造体の加工方法。
  2. セラミックハニカム構造体の取付具と、該取付具上で前記セラミックハニカム構造体の直角度を測定する測定装置と、該測定装置による測定値から前記セラミックハニカム構造体が所定範囲の直角度になるよう前記取付具を補正する制御装置とを備え、該制御装置により姿勢が補正されたセラミックハニカム構造体の端面に加工が施されることを特徴とするセラミックハニカム構造体の加工装置。
  3. 前記測定装置は、前記セラミックハニカム構造体の端部近くの外周に近接して配置されて、該外周に向けて帯状のリニアビームを照射する照射手段と、該照射手段からのリニアビームを受光する受光手段とを備え、前記受光手段で受光したリニアビームの幅を演算して前記セラミックハニカム構造体の直角度を求めることを特徴とする請求項2に記載のセラミックハニカム構造体の加工装置。
  4. 前記照射手段と受光手段は、前記セラミックハニカム構造体の両端部近くの外周に近接して、少なくとも一対配置されていることを特徴とする請求項3に記載のセラミックハニカム構造体の加工装置。
  5. 前記照射手段と受光手段は、前記セラミックハニカム構造体の周囲で進退可能および/または旋回可能に配置されていることを特徴とする請求項2乃至請求項4何れかに記載のセラミックハニカム構造体の加工装置。
  6. 前記加工を施すための工具がカップ型研削砥石であることを特徴とする請求項2に記載のセラミックハニカム構造体の加工装置。
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