JP2006229521A - スピーカー装置用のフレーム及びスピーカー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スピーカーの駆動時にフレーム近傍における空気の流れに対するアーム部の抵抗を均等化し、スピーカーの円滑な駆動を可能とする。
【解決手段】 スピーカー装置用フレームは、フレームの中央部に対応する磁気回路収容部と、外周部との間に複数のアーム部が設けられる。アーム部の各々は、結合端と開放端を有する一端開放型の断面形状を有し、開放端側からの空気の流れに対してはある程度の空気抵抗を有するが、結合端側からの空気の流れに対する空気抵抗は小さい。そこで、いくつかのアーム部は開放端を一方向に向けて配置するとともに、いくつかのアーム部は開放端をそれと逆方向に向けて配置する。これにより、フレーム、即ちスピーカー装置の正面側(放音側)から背面側への空気の流れと、背面側から正面側への空気の流れに対するアーム部全体、即ちフレーム全体の空気抵抗を均等化することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、スピーカー装置におけるフレームの構造に関する。
従来より、フレーム及び振動板等を有する振動系と、ヨーク、マグネット及びプレートを有する磁気回路系とを備えるスピーカー装置が知られている。
そのようなスピーカー装置では、フレームは、例えば椀型の形状を有するように形成されている。そして、このような形状を有するフレームは、磁気回路を保持するフレーム中央部と、そのフレーム中央部の外側に配置され、エッジの外周部を取り付けるためのエッジ取り付け部を有する外周部と、フレーム中央部と外周部とを連結する複数のアーム部と、を備えて構成される。
特に、このような構造を有するフレームにおいて、複数のアーム部は、フレームの中心から放射状に外周部に延在するように設けられている。この種の構成を有するフレームの一例が、特許文献1乃至4に記載されている。
特開平7−38992号公報 特開2004−312338号公報 特開平8−70495号公報 特開平5−347795号公報
上記文献のスピーカー装置において、フレーム中央部と外周部とを連結するアームは、機械的強度を確保することを主目的として設計されており、板状のものの両端に強度を出すためのリブを形成したものが主であり、その断面形状はH型又はコの字型となっている。しかし、H型又はコの字型の断面形状を有するアームは平面を有するため、その平坦部において空気の流れに対して抵抗が大きく、スピーカーの駆動時にフレーム中央部と外周部との間に双方向に流れる空気に対する抵抗が不均等になりやすいという問題があった。
本発明が解決しようとする課題としては、上記のようなものが例として挙げられる。本発明は、スピーカーの駆動時にフレーム近傍における空気の流れに対するアーム部の抵抗を均等化し、スピーカーの円滑な駆動を可能とするスピーカー装置用のフレーム及びそのフレームを用いたスピーカー装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明では、スピーカー装置用のフレームは、磁気回路を収容する磁気回路収容部と、前記磁気回路収容部の外側に配置された略環状の外周部と、前記磁気回路収容部と前記外周部とを連結する複数のアーム部と、を備え、前記複数のアーム部の各々は、結合端と開放端を有する一端開放型の断面形状を有し、前記複数のアーム部は、前記開放端が一方向に向けて配置されたアーム部と、前記開放端が前記一方向と逆方向に向けられたアーム部とを含むことを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、スピーカー装置用のフレームは、磁気回路を収容する磁気回路収容部と、前記磁気回路収容部の外側に配置された略環状の外周部と、前記磁気回路収容部と前記外周部とを連結する複数のアーム部と、を備え、前記複数のアーム部の各々は、結合端と開放端を有する一端開放型の断面形状を有し、前記複数のアーム部は、前記開放端が一方向に向けて配置されたアーム部と、前記開放端が前記一方向と逆方向に向けられたアーム部とを含む。
上記のスピーカー装置用フレームは、フレームの中央部に対応する磁気回路収容部と、外周部との間に複数のアーム部が設けられる。アーム部の各々は、結合端と開放端を有する一端開放型の断面形状を有し、開放端側からの空気の流れに対してはある程度の空気抵抗を有するが、結合端側からの空気の流れに対する空気抵抗は小さい。そこで、いくつかのアーム部は開放端を一方向に向けて配置するとともに、いくつかのアーム部は開放端をそれと逆方向に向けて配置する。これにより、フレーム、即ちスピーカー装置の正面側(放音側)から背面側への空気の流れと、背面側から正面側への空気の流れに対するアーム部全体、即ちフレーム全体の空気抵抗を均等化することができる。よって、スピーカー装置の前後方向に流れる空気の流れが不均一になることにより振動板の振動などに悪影響が及ぶことを防止することができる。好適な例では、前記一端開放型の断面形状は、略U字型又はV字型の断面形状とすることができる。
上記のフレームの一態様では、前記複数のアーム部のうち、前記開放端が前記一方向へ向けられたアーム部の数と、前記開放端が前記逆方向へ向けられたアームの数は略等しい。これにより、スピーカー装置の前後方向に流れる空気の流れに対する抵抗をより正確に均等化することが可能となる。
上記のスピーカー装置用のフレームを備えるスピーカー装置を構成することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[スピーカー装置の構成]
まず、図1乃至図5を参照して、本発明の実施例に係るスピーカー装置100の構成等について説明する。
図1は、本発明の実施例に係るスピーカー装置100を、その放音側から見たときのスピーカー装置100の斜視図を示す。図2は、スピーカー装置100を、その放音側と逆側、即ち背面側から見たときのスピーカー装置100の斜視図を示す。図3は、スピーカー装置100を、その放音側から見たときのスピーカー装置100の正面図を示す。図4は、スピーカー装置100を、その放音側と逆側、即ち背面側から見たときのスピーカー装置100の背面図を示す。図5は、スピーカー装置100(又はフレーム1)の中心軸L1に対して紙面右側にスピーカー装置100の断面図を、その中心軸L1に対して紙面左側にスピーカー装置100の側面図を夫々示す。また、図5に示される片側断面図は、図3におけるスピーカー装置100の切断線X1−X2に沿った断面図である。図5に示される片側側面図は、図3において、スピーカー装置100の中心軸L1を通る平面S1と、その中心軸L1を通り平面S1に垂直な平面S2との間におけるスピーカー装置100の側面部分E1に対応している。
本実施例のスピーカー装置100は、車載用スピーカー装置として好適に用いることができる。スピーカー装置100は、スピーカーユニット50を、フレーム1に取り付けることにより構成される。
スピーカーユニット50は、ヨーク2、マグネット3及びプレート4を有する磁気回路系20と、ボイスコイルボビン5、ボイスコイル6、ダンパー7、振動板8、エッジ9及びキャップ10を有する振動系30と、を備えている。
まず、磁気回路系20の各構成要素について説明する。
磁気回路系20は、内磁型の磁気回路として構成されている。
ヨーク2は、略壺状の形状をなしている。ヨーク2は、円板状のマグネット3を載置するための第1平坦部2aと、その第1平坦部2aの略中心に形成された開口2bと、その第1平坦部2aの外周部と連結された第1円筒部2cと、その第1円筒部2cの下端部と連結された第2平坦部2dと、その第2平坦部2dの外周部と連結された第2円筒部2eと、その第2円筒部2eの上端部と連結され当該上端部から外側に延在するフランジ部2fとを有し、それらの各要素は一体的に形成されている。
第1平坦部2aの上面は平坦性を有している。開口2bは、磁気回路系20で発生した熱を外部へ放熱する機能を有している。第1円筒部2cは、円筒状の形状をなしている。図5において、第1円筒部2cを矢印Y1方向に所定の長さを有するように形成することにより、振動系30の要素と、マグネット3及びプレート4との相対的な位置関係を調整することができる。第2平坦部2dの下面は平坦性を有している。第2平坦部2dは、第1円筒部2cと第2円筒部2eとの間に一定の間隙を形成する役割を担う。第2円筒部2eは、円筒状の形状をなし、第1円筒部2cの外側に配置されている。第2円筒部2eは、当該第2円筒部2eの内周壁と、マグネット3及びプレート4の各外周壁との間に磁気ギャップ12を形成する機能を有している。フランジ部2fは、フレーム1の要素である磁気回路収容部1aに固定される部位である。フランジ部2fを磁気回路収容部1aに取り付けることにより、磁気回路系20を磁気回路収容部1a内に収容することができる。
マグネット3は、円板状の形状をなし、ヨーク2の第1平坦部2a上に取り付けられている。マグネット3上には、当該マグネット3と略同一の径を有する、円板状のプレート4が取り付けられている。
このような構成を有する磁気回路系20では、マグネット3及びプレート4等により磁気回路を構成し、プレート4の外周壁と第2円筒部2eの内周壁との間に形成される磁気ギャップ12にマグネット3の磁束を集中させている。
次に、振動系30の各構成要素について説明する。
ボイスコイルボビン5は、略円筒状の形状をなしている。ボイスコイルボビン5の外周壁の下端部近傍には、後述するボイスコイル6が巻かれている。ボイスコイルボビン5の内周壁の下端部近傍は、マグネット3及びプレート4の各外周壁と一定の間隔をおいて対向している。一方、ボイスコイルボビン5の外周壁の下端部近傍は、ヨーク2の要素である第2円筒部2eの内周壁の上端部近傍と一定の間隔をおいて対向している。そして、第2円筒部2eの内周壁と、プレート4等の外周壁との間に空隙(磁気ギャップ12)が形成されている。
ボイスコイル6は、1つの配線からなり、図4に示すように、プラスのリード線6a及びマイナスのリード線6bを夫々有している。プラス側のリード線6aはL(又はR)チャンネル信号の入力配線であり、マイナス側のリード線6bはグランド(GND:接地)信号の入力配線である。リード線6a、6bは、フレーム1に設けられた端子部1dに電気的に接続されている。また、端子部1dは、図示しないアンプ側の出力側の配線にも電気的に接続される。これにより、ボイスコイル6には、端子部1d並びにリード線6a及び6bを介してアンプ側から1チャンネル分の信号や電力が入力される。
ダンパー7は、環状の形状をなし、同心円状に波型が形成された弾性部を有している。ダンパー7の内周縁部は、ボイスコイルボビン5の外周壁の上端部近傍に取り付けられている。一方、ダンパー7の外周縁部は、磁気回路収容部1aの外周部に取り付けられている。
振動板8には、各種の用途に応じ、紙系、高分子系、金属系などの各種の材料を適用することができる。振動板8は、コーン状の形状をなしている。振動板8の内周縁部は、ボイスコイルボビン5の外周壁の上端部近傍に且つダンパー7の上側に取り付けられている。一方、振動板8の外周縁部は、環状の形状をなすエッジ9の内周縁部に取り付けられている。エッジ9の外周縁部は、フレーム1の外周部1c上に取り付けられている。なお、本例では、振動板8とエッジ9を夫々独立に形成するようにしているが、これに限らず、本発明では、振動板8とエッジ9を一体的に形成するようにしても構わない。
キャップ10は、略ドーム状の形状をなし、ボイスコイルボビン5の上面を閉塞するように、当該ボイスコイルボビン5の外周壁に取り付けられている。これにより、粉塵や異物などがスピーカーユニット50の内部へ侵入するのを防止する機能を有している。
フレーム1は、金属や樹脂などの各種の材料にて形成される。スピーカー装置100の軽量化を図る場合には、フレーム1は樹脂材料にて形成するのが好ましい。フレーム1は、主として、磁気回路収容部1aと、その磁気回路収容部1aの外側に且つ上側に配置された外周部1cと、磁気回路収容部1aと外周部1cを連結する複数のアーム部1bと、磁気回路収容部1aの外周部付近に設けられた端子部1dとを有し、それらの各要素は一体的に形成されている。また、フレーム1において、磁気回路収容部1aと外周部1cの間には開口1fが形成されている。
磁気回路収容部1aは、略椀状の形状をなし、開口1aa、切り欠き部1ab及び複数の固定部1acを有している。開口1aaの径は、ヨーク2の第2円筒部2eの外径と略同一になっている。開口1aaは、図5においてスピーカー装置100の中心軸L1方向を縦方向としたときに、磁気回路収容部1aの縦方向の略中心に対応する位置に形成されている。各切り欠き部1abは、磁気回路収容部1aの外周壁の一部を除去することにより形成され、その外周壁付近に且つ適宜の間隔をおいて形成されている。各固定部1acは、開口1aa付近に且つ切り欠き部1abに対応する位置に形成されている。また、固定部1acの各々は、その開口1aaの周方向に沿って且つ適宜の間隔をおいて形成されている。
各アーム部1bの一端は、磁気回路収容部1aの外周壁に取り付けられていると共に、各アーム部1bの他端側は、外周部1cの内周壁に取り付けられている。
外周部1cは、略環状の形状をなし、磁気回路収容部1a及び複数のアーム部1bの外側に設けられている。外周部1cには、エッジ9の外周部やクッション部材40、41等が取り付けられる。外周部1cは、スピーカー装置100を、例えば車両ドアのインナーパネルなどの被取付部に取り付けるための取り付け部1ca、1cbを有している。
取り付け部1caは、ボルトを挿入するための挿入口であり、外周部1cにおいて端子部1dと逆側の位置に設けられている。取り付け部1cbは、爪状の形状をなし、外周部1cの下面側において取り付け部1caと逆側の位置に且つ端子部1d付近に複数設けられている。また、1つの取り付け部1cbと、他の取り付け部1cbとは一定の間隔をおいて外周部1cの下面側に設けられている。
外周部1cの上面、及び、外周部1cの下面の一部分には、クッション性を有し、棒状の形状を有するクッション部材40が略円形形状に変形された状態で貼り付けられている。クッション部材40としては、例えば、スポンジやウレタンなどの弾性を有する部材が好ましい。また、複数の取り付け部1cb側の外周部1cの下面の他の一部分には、クッション部材40と同一の材料からなり且つ図示の形状を有するクッション部材41が貼り付けられている。クッション部材40及び41の一方の面には、粘着性のあるシールが印刷、若しくは接着剤が塗布されている。
以上に述べたスピーカーユニット50は、次のようにしてフレーム1に取り付けられている。図5において、振動系30の要素であるボイスコイルボビン5及びキャップ10が、磁気回路収容部1aの開口1aaに矢印Y1方向から挿入され、そのボイスコイルボビン5の上端部及びキャップ10が振動板8の放音側の面の上方に配置された状態で、ヨーク2の要素であるフランジ部2fが、磁気回路収容部1aに設けられた複数の固定部1acに固定されている。こうして、スピーカーユニット50は、フレーム1の適切な位置に取り付けられ、スピーカー装置100が構成されている。
以上の構成を有するスピーカー装置100において、アンプ側から出力された信号や電力は、端子部1d、及びボイスコイル6のリード線6a、6bを介して、ボイスコイル6へ入力される。これにより、磁気ギャップ12内でボイスコイル6に駆動力が発生し、図5において振動板8等をスピーカー装置100の中心軸L1方向に振動させる。こうして、スピーカー装置100は、図5の矢印Y1方向に音波を放射する。
(フレームの構造)
次に、図2、図4及び図6を参照して、本発明の特徴をなすフレーム1の構造について説明する。フレーム1の基本的な構成は上記した通りであるので、以下では、本発明と関係があるフレーム1の要素、即ちアーム部1bを中心に説明する。
フレーム1は、車両ドアのインナーパネルなどの被取付部に取り付けるための1つの取り付け部1ca及び複数の取り付け部1cb、並びに、磁気回路収容部1aと外周部1cとを連結する複数のアーム部1bを備えている。
複数のアーム部1bの各々は、図2及び図4に示されるように、一端が結合し、他端が開放した一端開放型の断面形状を有している。アーム部1bの断面形状を図6(a)に模式的に示す。図6(a)に示すように、アーム部1bは略U字型の断面形状を有している。図6(a)において、アーム部1bの下端71は結合しており、下端71は結合端となっている。また、アーム部1bの上端72は開放しており、上端72は開放端となっている。これに対し、アーム部1bの近傍を移動する空気の流れ80を破線矢印により示している。アーム部1bの結合端71側からの空気の流れ80は、アーム部1bの外形に沿って流れる。アーム部1bの断面には、空気の流れ80に対して垂直に位置する部分が無いため、空気の流れ80に対する抵抗は小さく、空気はアーム部1b近傍を円滑に流れる。
これに対し、図6(c)示す断面形状がH型のアーム部90は、空気の流れに対して垂直な平面を有するため、空気の流れ80に対する抵抗が大きい。同様に、図6(d)及び(e)に示す断面形状がコの字型のアーム91及び92も、空気の流れに対して垂直な平面を有するため、空気の流れ80に対する抵抗が大きい。
図6(b)に本実施例の変形例によるアーム部1b−1の断面形状を模式的に示す。変形例に係るアーム部1b−1も、アーム部1bと同様に、結合端73と開放端74とを有する一端開放型の断面形状を有する。このアーム部1b−1も空気の流れ80に対して垂直に位置する部分が無いため、空気の流れに対する抵抗は小さく、空気はアーム部1b−1の近傍を円滑に流れる。
このように、本実施例のアーム部は、結合端と開放端を有する一端開放型の断面形状、具体的にはU字型又はV字型の断面形状を有するため、結合端側から流れる空気に対する抵抗を小さくすることができる。
但し、図6(a)及び(b)から理解されるように、アーム部1b及び1b−1は、開放端72、74側からの空気の流れに対する抵抗は小さくない。そこで、本実施例では、開放端が相互に逆方向に向くようにアーム部1bをフレーム1に設けることにより、フレーム全体としての空気抵抗を均等化する。具体的には、図2及び図4に示すように、複数のアーム部1bのうち、アーム部1buはその開放端がスピーカー装置の正面側(放音側)に向かって開放する向きに形成されており、アーム部1bdはその開放端がスピーカー装置の背面側に向かって開放する向きに形成されている。このように、開放端の方向が逆方向となるようにアーム部1bを形成することにより、スピーカー装置の背面側から正面側へ流れる空気80a及び正面側から背面側へ流れる空気80bに対するフレーム1の抵抗を均等化することができる。これにより、フレーム1近傍の空気の流れが不均一となり振動板の振動などに影響が及ぶことを防止することができる。
なお、両方向の空気の流れ80a及び80bに対するアーム部1bの抵抗をより正確に均等化するという観点では、開放端がスピーカー装置の正面側(放音側)に開放したアーム部1buと、開放端が背面側に開放したアーム部1bdとの数を等しくすることが有効である。
本発明の実施例に係るスピーカー装置を放音側から見たときの、スピーカー装置の斜視図を示す。 本実施例に係るスピーカー装置を放音側と逆側から見たときの、スピーカー装置の斜視図を示す。 本実施例に係るスピーカー装置の正面図を示す。 本実施例に係るスピーカー装置の背面図を示す。 本実施例に係るスピーカー装置の片側断面図及び片側側面図を示す。 本発明の実施例及び他の例に係るアーム部の断面形状を模式的に示す。
符号の説明
1 フレーム
1b、80、81、82、83、84、85、86、87 アーム部
1c 外周部
1ca、1cb 取り付け部
2 ヨーク
3 マグネット
4 プレート
5 ボイスコイルボビン
6 ボイスコイル
7 ダンパー
8 振動板
9 エッジ
20 磁気回路系
30 振動系
50 スピーカーユニット
100 スピーカー装置

Claims (4)

  1. 磁気回路を収容する磁気回路収容部と、
    前記磁気回路収容部の外側に配置された略環状の外周部と、
    前記磁気回路収容部と前記外周部とを連結する複数のアーム部と、を備え、
    前記複数のアーム部の各々は、結合端と開放端を有する一端開放型の断面形状を有し、
    前記複数のアーム部は、前記開放端が一方向に向けて配置されたアーム部と、前記開放端が前記一方向と逆方向に向けられたアーム部とを含むことを特徴とするスピーカー装置用のフレーム。
  2. 前記一端開放型の断面形状は、略U字型又はV字型の断面形状であることを特徴とする請求項1に記載のスピーカー装置用のフレーム。
  3. 前記複数のアーム部のうち、前記開放端が前記一方向へ向けられたアーム部の数と、前記開放端が前記逆方向へ向けられたアームの数は略等しいことを特徴とする請求項1又は2に記載のスピーカー装置用のフレーム。
  4. 請求項1乃至3いずれか一項に記載のスピーカー装置用のフレームを備えるスピーカー装置。
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