JPH05347795A - スピーカ用フレームの製造法 - Google Patents

スピーカ用フレームの製造法

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JPH05347795A
JPH05347795A JP4154689A JP15468992A JPH05347795A JP H05347795 A JPH05347795 A JP H05347795A JP 4154689 A JP4154689 A JP 4154689A JP 15468992 A JP15468992 A JP 15468992A JP H05347795 A JPH05347795 A JP H05347795A
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JP
Japan
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frame
speaker
diaphragm
bridge
field
Prior art date
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Pending
Application number
JP4154689A
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English (en)
Inventor
Kazuya Yamazaki
一也 山崎
Kyoichi Hasegawa
享一 長谷川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種スピーカを構成するスピーカ用フレーム
の製造法に係り、使用する材料を削減することを目的と
する。 【構成】 本発明は平板から片側に扇状の界磁部接合面
1を先端に有するブリッジ部2を、切込み3を有する振
動板貼り付け部4に一定間隔毎に連続して設けたフレー
ム構成体を打ち抜き、このフレーム構成体を界磁部接合
面1とブリッジ部2が数個有するように切断して、フレ
ーム打ち抜き品とし、このフレーム打ち抜き品の界磁部
接合面1を曲げ加工してから丸め加工し、振動板貼り付
け部4の両端を結合した後少なくとも界磁部接合面1の
平面度を出すとともに振動板貼り付け部4の成形を行っ
てスピーカ用フレームとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種スピーカに利用され
るスピーカ用フレームの製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は従来のスピーカの断面図であ
り、19はセンターポール20を有する下部プレート、
21はリング状のマグネット、22は同じくリング状の
上部プレートである。そして下部プレート19、マグネ
ット21および上部プレート22によって界磁部23を
形成している。24は界磁部接合面、25は界磁部接合
面24と振動板接合面26とを接合するブリッジ部であ
り、界磁部接合面24、ブリッジ部25および振動板接
合面26によってフレーム27を形成していた。
【0003】さらに、前記界磁部23の上部プレート2
2に上記フレーム27を接合し、このフレーム27の振
動板貼り付け部26に振動板31の周縁部を接着し、こ
の振動板31を駆動させるために振動板31の中央部に
ボイスコイル29を結合し、このボイスコイル29の中
間部をダンパー30にて中心保持し界磁部23の磁気ギ
ャップ28に偏心することなくはめ込み、前記振動板3
1のボイスコイル29との結合部の表面にダストキャッ
プ32を接着して構成されていた。
【0004】図16は上記従来のフレーム27の斜視図
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種のスピー
カのフレーム27は、ほとんどプレスによる塑性変形加
工、さらに音質調整のための窓穴抜き加工で作成されて
おり、1個のフレーム27を作るのに、材料となる鉄板
などの平板に大きな絞り代が必要で、しかも窓抜き加工
のため材料利用率も悪かった。
【0006】本発明はこのような従来の問題点を解決
し、絞り代が少なく、材料利用率がよく、フレーム剛性
の高く、製造工法的にも容易なスピーカ用フレームの製
造法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、平板から扇状の界磁部接合面を先端に有す
るブリッジ部を振動板貼り付け部に一定間隔毎に連続し
て設けたフレーム構成体を打ち抜き、このフレーム構成
体を界磁部接合面とブリッジ部が数個有するように切断
してフレーム打ち抜き品とし、このフレーム打ち抜き品
を丸め加工し振動板貼り付け部を結合し、界磁部接合面
を曲げ加工する方法としたものである。
【0008】
【作用】前記方法とすることで、絞り加工でなく、平板
を打ち抜きによりフレーム構成体を成形し、振動板貼り
付け面を丸め加工と機械的接合により円錐とし、曲げ加
工でブリッジ部と界磁部接合面を設けることで加工代を
少なくできる。
【0009】さらに、界磁部接合面に上部プレートを結
合することにより、前記フレーム単体で不足する強度を
界磁部接合面に代わって補強効果を有する上部プレート
により、スピーカ全体の補強を図ることができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例におけるスピーカ用フ
レームについて平板打ち抜き、丸め加工、曲げ加工の順
に要点を図面を用いて説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例における加工を行
った後の完成品の形状となるフレーム5の斜視図であ
り、また図2は界磁部接合面1に上部プレート6を結合
したフレーム組み立て品7であり、下記工程により本形
状を得る。
【0012】まず、図3に示すように連続した鉄板など
の平板10から片側に直線部分を持つ扇状の界磁部接合
面1と、この界磁部接合面1の円弧側の中央部に連結さ
れたブリッジ部2と、このブリッジ部2の他端を連結す
る連続した振動板貼り付け部4からなるフレーム構成体
8,9を平板10の両辺から界磁部接合面1側が交互に
形成されるように打ち抜き加工していく。このとき、ブ
リッジ部2に連結される振動板貼り付け部4には取付孔
12が形成されており、この取付孔12はフレームへの
加工の各工程の位置決めとして活用される。さらに振動
板貼り付け部4の外端面には一定間隔ごとにV字状の切
込み3が形成されている。
【0013】次に図4に示すように4個の界磁部接合面
1とブリッジ部2を有するようにフレーム構成体8また
は9を切断する。このように切断したものを図5に示す
ように扇状の界磁部接合面1を中間部で直角に折曲した
後、全体を円錐形となるように丸め加工を施し、振動板
貼り付け部4の両端の一部を結合部7として重ねてこの
結合部7をかしめ加工または溶接加工により結合されて
フレームの半完成品14を得る。このとき、振動板貼り
付け部4の切込み3は、この丸め加工を容易にする。
【0014】続いて、この半完成品14をプレス加工に
より界磁部接合面1の平面度を高めるとともにブリッジ
部2に補強リブ11を形成し、さらに振動板貼り付け部
4を段付形状に加工し、最外周に周壁13を形成し、図
1に示すスピーカ用フレーム5を形成する。
【0015】この状態でスピーカ用フレームは完成した
状態となるが、界磁部接合面1は4個突合わされただけ
のため、外力が加えられると、変形する可能性が高いた
め、この界磁部接合面1に界磁部を構成するリング状の
上部プレート6を溶接などにより結合して補強を図って
おく。
【0016】なお、上記構成で、扇状の界磁部接合面1
として片側を直線部分としたのは、平板からフレーム構
成体8,9を打ち抜く場合にロス部分、すなわち、スク
ラップ部を極力少なくし、上部プレート6との接合面積
を多くして結合強度の向上を図るためである。また、取
付孔12は振動板貼り付け部4に位置してスピーカの完
成品を音響機器のキャビネットなどへの取付孔として利
用する。
【0017】また、上記実施例では、界磁部接合面1と
ブリッジ部2を4個有するようにフレーム構成体8,9
から切断してスピーカ用フレーム5を形成する例につい
て説明したが、図6に示すように2個の界磁部接合面1
とブリッジ部2を有するように切断し、これを図7に示
すように半円錐台状に丸め加工してフレーム半完成品1
5とし、これを2個組合せて図1に示すスピーカ用フレ
ーム5とすることもできる。
【0018】さらに、図8に示すようにフレーム構成体
8,9として界磁部接合面1の片側を円弧状として、図
9に示すようにスピーカ用フレーム5としたとき、界磁
部接合面1の中央に円形の開孔が形成される構成とする
こともできる。
【0019】また、図10に示すように扇状の界磁部接
合面1のブリッジ部2側の円弧部の端部に突出部16を
設け、スピーカ用フレーム5としたとき、この突出部1
6をターミナル取付片とすることもできる。この突出部
16は、1個おきの界磁部接合面1に設けておけばスピ
ーカ用フレーム5の相対向する窓孔部にターミナル取付
片を形成することができる。
【0020】また、図11に示すようにフレーム構成体
8,9の平板10からの打ち抜き時に、振動板貼り付け
部4のブリッジ部2側で、ブリッジ部2の中間に位置す
る部分に突出部16を形成し、これを上述と同様に各種
加工を施してスピーカ用フレーム5としたとき、図12
に示すように振動板貼り付け部4の一部にターミナル取
付片が形成されたものとなる。この構成において、突出
部16はスピーカ用フレーム5に対して2個相対向する
位置に形成されるように形成され、この突出部16によ
って2個の界磁部接合面1の内側の円弧面部には切欠部
17が形成されることになるが、これは界磁部接合面1
に上部プレート6を溶接するとき、この切欠部17が溶
接電流を界磁部接合面1だけで流れるのを阻止して確実
に上部プレート6に溶接できる効果を有するものとな
る。
【0021】さらに、図13に示すように平板10から
のフレーム構成体8,9の打ち抜き時に、1個おきのブ
リッジ部2の中央部にコ字状の切込み18を形成し、こ
れを図14に示すスピーカ用フレーム5としたとき、ブ
リッジ部2の補強リブ11部に上記切込み18によるタ
ーミナル取付部が形成できることになる。
【0022】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
のスピーカ用フレームの製造法によれば、平板から界磁
部接合面、ブリッジ部、振動板貼り付け部からなるフレ
ーム構成体を連続して打ち抜き、これを曲げ加工、丸め
加工、結合加工、プレス加工を施して製造するため、従
来のような深絞り加工が不要となり、加工金型の簡素化
が図れるとともに生産性の向上が図れ、しかも、材料歩
留りの向上も図れ、総合的にコストの低減に大きく貢献
するとともに、材料の塑性変形量が少ないため、品質的
に安定したものが提供できるなどの利点を有し、工業的
価値の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピーカ用フレームの製造法の一実施
例における完成したスピーカ用フレームの斜視図
【図2】同スピーカ用フレームに上部プレートを結合し
た状態の斜視図
【図3】同平板からフレーム構成体を打ち抜いた状態を
示す平面図
【図4】同フレーム構成体から1個のスピーカ用フレー
ムに必要な部分を切断した状態の平面図
【図5】同フレーム構成体を丸め加工した半完成品の状
態の斜視図
【図6】他の実施例におけるフレーム構成体の平面図
【図7】同フレーム構成体を丸め加工した半完成品の斜
視図
【図8】さらに他の実施例におけるフレーム構成体の平
面図
【図9】同フレーム構成体から形成したスピーカ用フレ
ームの斜視図
【図10】他の実施例におけるフレーム構成体の平面図
【図11】他の実施例におけるフレーム構成体の平面図
【図12】同フレーム構成体から形成したスピーカ用フ
レームの斜視図
【図13】他の実施例のフレーム構成体の平面図
【図14】同フレーム構成体により形成したスピーカ用
フレームの斜視図
【図15】従来のスピーカを示す断面図
【図16】同スピーカ用フレームの斜視図
【符号の説明】 1 界磁部接合面 2 ブリッジ部 3 切込み 4 振動板貼り付け部 5 スピーカ用フレーム 6 上部プレート 7 結合部 8,9 フレーム構成体 10 平板 11 補強リブ 12 取付孔 13 周壁 14,15 半完成品 16 突出部 17 切欠部 18 切込み

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属の平板から扇状の界磁部接合面を先端
    に有したブリッジ部を一定間隔ごとに連続した振動板貼
    り付け部に設けたフレーム構成体を打ち抜き、上記界磁
    部接合面とブリッジ部が複数個有するように振動板貼り
    付け部を切断し、界磁部接合面を中間で直角に折曲した
    後丸め加工を施し、振動板貼り付け部の両端を接合した
    後、プレス加工により少なくとも界磁部接合面の平面度
    を出すとともに振動板貼り付け部の成形を行うスピーカ
    用フレームの製造法。
  2. 【請求項2】フレーム構成体の振動板貼り付け部に各加
    工時の位置決めとして用い最終的にスピーカの取付用と
    して用いる取付孔を平板からの打ち抜き時に形成した請
    求項1記載のスピーカ用フレームの製造法。
  3. 【請求項3】フレーム構成体の振動板貼り付け部のブリ
    ッジ部を設けない側に一定間隔の丸め加工を容易にする
    V字状の切込みを設けた請求項1記載のスピーカ用フレ
    ームの製造法。
  4. 【請求項4】平板からのフレーム構成体の打ち抜き時
    に、少なくとも1個おきの界磁部接合面のブリッジ部側
    の円弧面の端部にターミナル取付部となる突出部を形成
    した請求項1記載のスピーカ用フレームの製造法。
  5. 【請求項5】平板からのフレーム構成体の打ち抜き時に
    振動板貼り付け部のブリッジ部形成側でブリッジ部間の
    中間部にターミナル取付部となる突出部を設けた請求項
    1記載のスピーカ用フレームの製造法。
  6. 【請求項6】平板からのフレーム構成体の打ち抜き時
    に、ブリッジ部の中間部にコ字状の切込みを形成し、こ
    のコ字状の切込みにより形成される部分をターミナル取
    付部とする請求項1記載のスピーカ用フレームの製造
    法。
JP4154689A 1992-06-15 1992-06-15 スピーカ用フレームの製造法 Pending JPH05347795A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104056907A (zh) * 2014-06-27 2014-09-24 梧州恒声电子科技有限公司 喇叭盆架的加工方法

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