JP2006226488A - センサ付き転がり軸受装置 - Google Patents

センサ付き転がり軸受装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 泥水や異物等の浸入による、回転数検出センサの検出精度や、耐久性能の低下を抑制できるセンサ付き転がり軸受装置を提供する。
【解決手段】 回転数検出センサ32の支持部材37の当接面37dの一端部37a側は、自由状態で貫通孔37cの軸線Tに直交する直交面Sに対してセンサ本体36の先端部36a側に傾倒するように形成されている。そして、センサ本体36をセンサ挿入孔33fに挿入し、ボルト部材34の雄ねじ部34aを貫通孔37cに挿通してナット部材35のねじ部と螺合することで支持部材37を挟持し、当接面37dをカバー部材33の外側底面33gに沿うように伸直させて密接させた状態で、回転数検出センサ32をカバー部材33に固定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車などの車輪を支持しつつその回転速度を検出するセンサ付き転がり軸受装置に関する。
自動車などの車輪を支持する転がり軸受装置には、アンチロックブレーキシステム等を制御するために、車輪の回転速度を検出する回転数検出センサが取り付けられたものがある。このようなセンサ付き転がり軸受装置としては、例えば、図6に示すように、車輪が取り付けられる車軸と一体に回転する回転輪としてのハブ51と車体側に固定される固定輪52とを備えた転がり軸受と、回転輪51に一体回転可能に取り付けられたエンコーダ53と、固定輪52に取り付けられた有底筒状のカバー部材54と、このカバー部材54に取り付けられるとともに前記エンコーダ53の回転に伴う磁界の変化によって車輪の回転数を検出する回転数検出センサ55とを有するものがある(例えば特許文献1参照)。
カバー部材54は、転がり軸受装置50の内部に泥水等が侵入するのを防ぐべく、その一端面を覆うように閉塞している。また、このカバー部材54の底部には、回転数検出センサ55のセンサ本体55aが挿入されるセンサ挿入孔54aが形成されているとともに、回転数検出センサ55を固定するためのナット56が溶接あるいは圧入されることで固定されている。
回転数検出センサ55には、カバー部材54に当接する支持部材55bがその側面から突設されており、支持部材55bの端部には貫通孔55cが形成されている。この支持部材55bは、カバー部材54の外側底面54bに当接しつつボルト57を貫通孔55cに挿通してナット56と螺合することでボルト57の頭部とナット56とによって挟持され、その一端(上端)部側とセンサ本体55aとによってセンサ挿入孔54aを閉塞しつつ外側底面54bに固定されている。このようにして、回転数検出センサ55は、センサ挿入孔54aに挿入されつつその検出部55dがエンコーダ53と所定の隙間をおいて近接した状態を保つように固定されている。
特開2004−004041号公報(第5頁)
上記従来のセンサ付き転がり軸受装置において、カバー部材54の外側底面54bに当接している支持部材55bの当接面55eは、外側底面54bに密接可能なようにほぼ平面に成形されている。しかしながら、この支持部材55bには、支持部材55bの成形加工精度に起因する反りが発生したり、ボルトナットで締め付けられた時に支持部材55bの上端側が外側底面54bから離間する方向に反るように変形することがあった。このような反りや変形が発生すると、センサ挿入孔54aを閉塞することができず、カバー部材54の内部に泥水や異物等の侵入してしまう。内部に侵入した泥水や異物は、エンコーダ53や回転数検出センサ55を汚損し、回転数検出センサ55の検出精度を低下させたり、転がり軸受の内部に侵入し、その耐久性能を低下させたりする恐れがあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、泥水や異物等の浸入による、回転数検出センサの検出精度や、耐久性能の低下を抑制できるセンサ付き転がり軸受装置の提供をその目的とする。
本発明は、固定輪と回転輪とを有する転がり軸受と、前記回転輪に一体回転可能に取り付けられたエンコーダと、前記固定輪側に固定された回転数検出センサと、を有するセンサ付き転がり軸受装置であって、前記回転数検出センサが挿入される挿入孔が設けられるとともに前記固定輪に取り付けられて前記エンコーダを覆いつつ前記転がり軸受の一端側開口部を閉塞するカバー部材を備え、前記回転数検出センサは、前記挿入孔に挿入され、その先端部が前記エンコーダに近接配置されるセンサ本体と、前記センサ本体に突設され、前記カバー部材に当接するとともに一端部側がセンサ本体とともに前記挿入孔を閉塞する弾性変形可能な支持部材とを有し、前記カバー部材には、前記支持部材の所定部に対応して第一のねじ部材が固定され、当該支持部材の前記所定部には、前記第一のねじ部材及びこの第一のねじ部材が螺合する第二のねじ部材のうちの雄ねじ側を挿通させる貫通孔が形成されるとともに、前記カバー部材と当接する前記支持部材の当接面の少なくとも前記一端部側は、自由状態で前記貫通孔の軸線に直交する面に対してセンサ本体の先端部側へ傾倒しており、前記センサ本体を前記挿入孔に挿入し、前記第一のねじ部材に前記第二のねじ部材を螺合することで前記支持部材を両ねじ部材により挟持し、傾倒した前記支持部材の当接面をカバー部材に沿うように伸直して当接させた状態で、前記回転数検出センサを前記カバー部材に固定していることを特徴としている。
上記のように構成されたセンサ付き転がり軸受装置によれば、前記支持部材の前記センサ本体の先端部側へ傾倒した当接面が、伸直された状態で前記カバー部材に固定されている。つまり、前記支持部材が弾性変形した状態で固定されているので、前記支持部材は元の傾倒した状態に戻ろうとする弾性復元力を有することになる。これにより、前記カバー部材から離間するような反り等の変形が前記支持部材の一端部側に生じたとしても、前記弾性復元力によって、前記変形を相殺することができる。これによって、前記支持部材が前記カバー部材から離間するのを抑制でき、前記挿入孔を確実に閉塞できる。
上記センサ付き転がり軸受装置において、前記回転数検出センサの支持部材は、前記貫通孔から前記センサ本体と反対方向に延びて当該支持部材を安定させる長尺の座部を有するものでもよい。
この場合、前記座部によって、前記支持部材と前記カバー部材との接触面積を拡大できると同時に、前記両ねじ部材によって前記支持部材を挟持した際に、支持部材全体をバランスよく安定させて固定することができ、前記支持部材をより確実に前記カバー部材に密接させることができる。
上記センサ付き転がり軸受装置において、前記貫通孔には、第一のねじ部材との干渉を防止する座ぐり部が形成されていてもよい。
この場合、前記第一のねじ部材を前記カバー部材に固定する際に、変形により前記カバー部材の前記第一のねじ部材近傍が突出したり、前記第一のねじ部材の一部が前記カバー部材の外方に突出したとしても、前記貫通孔に形成された座ぐり部によって、前記カバー部材や前記第一のねじ部材の突出と前記支持部材が干渉するのを防止できる。よって、前記カバー部材の変形や第一のねじ部材の突出が発生したとしても、前記支持部材を前記カバー部材に確実に密接させることができる。
以上のように、本発明に係るセンサ付き転がり軸受装置によれば、前記挿入孔を確実に閉塞できるので、泥水や異物等の侵入に起因する回転数検出センサの検出精度の低下や、前記転がり軸受の耐久性能の低下を抑制できる。
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第一の実施形態であるセンサ付き転がり軸受装置の構成を示す軸方向断面図である。このセンサ付き転がり軸受装置10は、自動車などの車両の車輪用軸受装置として用いられるものであり、転がり軸受部20とセンサ部30とにより構成されている。
転がり軸受部20は、複列のアンギュラ玉軸受を構成しており、回転輪としてのハブ21と、固定輪としての外輪部材22と、ハブ21と外輪部材22の間に配置された複数の玉からなる転動体23と、これらの転動体23をそれぞれ保持する保持器24と、外輪部材22とハブ21との隙間に設けられたシール25と、を備えている。
上記ハブ21は、図示しない車輪が取り付けられる車軸を構成しており、ハブ21の外周面には第一の内輪軌道21eが形成されている。また、ハブ21の一端側には車輪取付用のインロー部21a及びフランジ部21bを備えており、このフランジ部21bには車輪等を固定するための複数本のハブボルト21cが固定されている。また、ハブ21の他端側には、ハブ21の外周面より小径の段部21gが形成されており、この段部21gには、外周面に第二の内輪軌道21fが形成された円環状の内輪部材21dが外嵌されている。この内輪部材21dは段部21gの先端部に設けられたかしめ部をかしめることによって、段部21gに固定されている。
外輪部材22は、その内周面に、第一および第二の内輪軌道21e,21fに対向する第一および第二の外輪軌道22a,22bが形成されている。
センサ部30は、内輪部材21dの端部に一体回転可能に取り付けられた円環状のエンコーダ31と、外輪部材22に取り付けられたカバー部材33と、エンコーダ31に近接配置するとともにカバー部材33に固定された回転数検出センサ32と、この回転数検出センサ32をカバー部材33に固定するための第一のねじ部材としてのナット部材35および第二のねじ部材としてのボルト部材34と、を備えている。
エンコーダ31は、円環状に成形された磁気リング31aと円環部材31bとにより構成されており、円環部材31bを内輪部材21dの外端部に挿嵌することで、内輪部材21dと一体回転可能に取り付けられている。円環部材31bは、金属板等を折り曲げる事により、断面ほぼT字形で全体を円環状に形成し、内輪部材21dの外端部に挿嵌固定されている。磁気リング31aは、円環部材31bの円環部31cに接着するなどして固定されており、その周方向に複数の磁極が連続的に配置されている。このように構成された磁気リング31aは、ハブ21が回転した際、ハブ21の回転状態を磁界の変化として回転数検出センサ32に検出させることができるようにされている。
カバー部材33は、金属製の薄板等を用いて有底筒状に形成されており、カバー部材33の開口側外周端部33aを外輪部材22の肩部22cに内嵌することによって転がり軸受部20の開口を閉塞している。このカバー部材33の外周側面には、環状の突起33bが形成されており外輪部材22の端面に当接することによってカバー部材33を外輪部材22に対して位置決めしている。またカバー部材33の外径は、外輪部材22の肩部22cの内径に対して、雨水等の浸入を防止できる程度に圧入される寸法となっている。カバー部材33の底部33cにはナット部材35が固定されるとともにカバー部材33の内外を連通する孔部33dが形成されており、カバー部材33の外側からナット部材35に対してボルト部材34が螺合できるようにされている。
このナット部材35は、その内周面にねじ部35aが設けられているとともにその端面にはインロー部35bが形成されており、このインロー部35bをカバー部材33の内側から孔部33dに挿入した状態で、その周縁もしくは一部を溶接することによってカバー部材33に固定されている。また、インロー部35bの外径寸法を孔部33dに対して締まりばめとし、圧入することで固定してもよい。このようにしてナット部材35はカバー部材33の内側底面33eに固定されている。
さらに、このカバー部材33の底部33cには、孔部33dに隣接してその内外を連通するセンサ挿入孔33fが形成されている。このセンサ挿入孔33fには、エンコーダ31に近接配置された回転数検出センサ32が挿入されている。
回転数検出センサ32は、センサ挿入孔33fに挿入してその先端部36aがエンコーダ31に近接配置されたほぼ円筒状のセンサ本体36と、このセンサ本体36から側方(下方)へ突設された支持部材37とを有している。
センサ本体36は、先端部36aに検出部を備えており、他端部には検出結果を信号として出力するためのハーネス36bを備えている。センサ本体36の内部には例えばホール素子等の磁気検出素子を備えており、検出部によって検出される磁界の変化に応じてハーネス36bから信号を出力するように構成されている。これらの磁気検出素子等は、例えば硬質樹脂等で埋包して円筒状に成形されることでセンサ本体36を形作っている。このようなセンサ本体36は、磁気リング31aによるハブ21の回転に応じた磁界の変化を検出し、ハーネス36bを通じて図示しない制御部等に信号を出力する。制御部は、この信号に基づいて車輪の回転速度を得ることができる。
支持部材37は、適度な弾性を有する硬質樹脂で板状に成形されており、センサ本体36外周面の周囲を包囲しつつ一体に突設されている。そしてこの支持部材37は、その当接面37dがカバー部材33の外側底面33gに当接した状態で、支持部材37の一端部(上端部)37a側がセンサ本体36とともに挿入孔33fを閉塞している。なお、支持部材37はセンサ本体36と別部材として成形した後、センサ本体36を取り付けるようにしてもよい。
また、支持部材37の他端部(下端部)37b側には、ナット部材35のねじ部35aと一致するように貫通孔37cが形成されており、ボルト部材34の雄ねじ部34aをこの貫通孔37cに挿通してナット部材35のねじ部と螺合し、ボルト部材34の頭部34bとナット部材35とによって支持部材37を挟持している。
上記センサ本体36および支持部材37は、センサ本体36がカバー部材33のセンサ挿入孔33fに挿入され且つ先端部36aをエンコーダ31の磁気リング31aと所定の隙間をおいて近接配置された状態を保つような寸法に設定されており、上述のように、支持部材37をカバー部材33の外側底面33gに当接した状態で固定することで、回転数検出センサ32をカバー部材33に対して位置決めし、固定している。
図2は、カバー部材33に固定される前の自由状態での回転数検出センサ32を示した側面図である。カバー部材33に固定される前の支持部材37は、その当接面37dの一端部37a側が貫通孔37cの軸線Tに直交する直交面Sに対して角度aをもって傾倒するよう形成されている。すなわち、当接面37dの一端部37a側は、自由状態で直交面Sに対してセンサ本体36の先端部36a側へ傾倒するように形成されている。
なお、角度aは、当接面37dがほぼ鉛直となるように支持部材37を変形させた場合にも、支持部材37が有する弾性変形域内で変形可能な角度に設定されている。
上記のように構成されたセンサ付き転がり軸受装置10の回転数検出センサ32は、以下のようにして固定することができる。まず、センサ本体36をセンサ挿入孔33fに挿入する。そして、ボルト部材34の雄ねじ部34aを貫通孔37cに挿通してナット部材35のねじ部と螺合することによって、カバー部材33の底部33cと支持部材37とを挟持して締め付ける。この締め付けによって、支持部材37には、カバー部材33の外側底面33gに沿って伸直するように弾性変形が生じる。そして、最終的に支持部材37の当接面37dと、カバー部材33の外側底面33gとが密接した状態で、回転数検出センサ32をカバー部材33に固定することができる。
上記のように構成された本実施形態に係るセンサ付き転がり軸受装置10によれば、支持部材37が弾性変形した状態で固定されているので、支持部材37は元の傾倒した状態に戻ろうとする弾性復元力を有することになる。これにより、カバー部材33から離間するような反り等の変形が支持部材37の一端部37a側に生じたとしても、前記弾性復元力によって、前記変形を相殺することができる。この結果、支持部材37がカバー部材33から離間するのを抑制でき、センサ挿入孔33fを確実に閉塞できる。従って、泥水など水分や異物がカバー部材33の内部に侵入するのを防止でき、検出部36aや磁気リング31aなどが泥水や異物等で汚損することに起因する検出精度の低下や、軸受部20の耐久性能の低下を抑制できる。
図3は、本発明の第二の実施形態に係るセンサ付き転がり軸受装置の回転数検出センサ32の側面図である。本実施形態と第一の実施形態との主な相違点は、貫通孔37cから支持部材37の他端部37b側の先端方向(センサ本体36と反対方向)に延びて当該支持部材37を安定させる長尺の座部37eを支持部材37に設けた点である。その他の点については、第一の実施形態と同様なので説明を省略する。
支持部材37の座部37eは、貫通孔37cから支持部材37の一端部37aまでの長さ寸法とほぼ同じ長さ寸法をもって下方へ延ばされている。また、当接面37dの他端部37b側(座部37e側の当接面)は、当接面37dの一端部37a側と同様、貫通孔37cの軸線Tに直交する直交面Sに対して角度aをもって傾倒するよう形成されている。すなわち、当接面37dの他端部37b側についても自由状態で直交面Sに対してセンサ本体36の先端部36a側へ傾倒するように形成されている。
図4(a)は軸方向から正面視した時の回転数検出センサ32を示している。座部37eは、軸方向から正面視した場合には、支持部材37全体が下方へほぼ直線状となるように延ばされている。
このように構成された本実施形態に係るセンサ付き転がり軸受装置10によれば、座部37eによって、支持部材37とカバー部材33との接触面積を拡大できると同時に、ボルト部材34とナット部材35とによって支持部材37を挟持した際に、支持部材37全体をバランスよく安定させて固定することができ、支持部材37をより確実にカバー部材33に密接させることができる。
従って、泥水や異物の侵入をより確実に防止することができ、検出精度の低下や軸受部20の耐久性能の低下を効果的に抑制できる。
また、座部37eはセンサ本体36の先端部36a側に傾倒しているので、支持部材37の両端部37a,37bに作用する弾性復元力のバランスがとれ、支持部材37全体をより安定して固定することができる。
なお、上記実施形態の座部37eは、上下方向に直線状に延ばしたものを例示したが、例えば、図4(b)のように座部37eを複数設けてもよいし、図4(c)のように直線状に延長したものではなく異型状に形成してもよい。このように座部37eの形状は、支持部材37を安定してカバー部材33に密着させることができる形状であれば、特にその形状は限定されるものではない。
図5は、本発明の第三の実施形態に係るセンサ付き転がり軸受装置の回転数検出センサ32を示した側面図である。本実施形態と第一及び第二の実施形態との主な相違点は、貫通孔37cの当接面37d側の端部に座ぐり部37fが形成されている点である。その他の点については、第一及び第二の実施形態と同様なので説明を省略する。
この座ぐり部37fは、貫通孔37cより大きい直径で、当接面37d側から同心に形成された孔で、支持部材37の厚み幅のほぼ半分の深さ寸法で形成されている。この座ぐり部37fの直径は、カバー部材33の孔部33dに対してもやや大きい直径に設定されている。
この場合、ナット部材35をカバー部材33に固定する際に、変形によりカバー部材33のナット部材35近傍が突出したり、ナット部材35の一部がカバー部材33の外側底面33gから突出したとしても、貫通孔37cに形成された座ぐり部37fによって、カバー部材33やナット部材35の突出等と支持部材37が干渉するのを防止できる。よって、前記の変形や突出が発生したとしても、支持部材37をカバー部材33に確実に密接させることができる。
また、支持部材37をカバー部材33に確実に当接させつつナット部材35のカバー部材33に対する取付精度を緩和できるので、ナット部材35の取り付け作業を容易にでき、センサ付き転がり軸受装置10としての組み立て作業性を向上できる。
なお、本発明のセンサ付き転がり軸受装置は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、複列アンギュラ玉軸受タイプの軸受を具備する軸受装置に適用した場合について説明したが、本発明のセンサ付き転がり軸受装置はこれに限定されるものではなく、転動体の種類や設置数などの軸受形式等は上記のものに何等限定されるものではない。
また、上記実施形態では、第一のねじ部材としてナット部材35をカバー部材33に固定したが、ボルト部材をカバー部材33に固定し、ナット部材をこの固定されたボルト部材の雄ねじ部に螺合することで、支持部材37を挟持するようにしてもよい。
本発明の第一の実施形態であるセンサ付き転がり軸受装置の構成を示す軸方向断面図である。 カバー部材に固定される前の回転数検出センサを示した側面図である。 本発明の第二の実施形態に係るセンサ付き転がり軸受装置の回転数検出センサを示した側面図である。 図3の支持部材、及びその変形例を例示した正面図である。 本発明の第三の実施形態に係るセンサ付き転がり軸受装置の回転数検出センサを示した側面図である。 従来のセンサ付き転がり軸受装置の構成を示す軸方向断面図である。
符号の説明
10 センサ付き転がり軸受装置
21 ハブ
22 外輪部材
31 エンコーダ
32 回転数検出センサ
33 カバー部材
33f センサ挿入孔
34 ボルト部材
35 ナット部材
36 センサ本体
36a 先端部
37 支持部材
37a 一端部
37b 他端部
37c 貫通孔
37d 当接面
37e 座部
37f 座ぐり部

Claims (3)

  1. 固定輪と回転輪とを有する転がり軸受と、前記回転輪に一体回転可能に取り付けられたエンコーダと、前記固定輪側に固定された回転数検出センサと、を有するセンサ付き転がり軸受装置であって、
    前記回転数検出センサが挿入される挿入孔が設けられるとともに前記固定輪に取り付けられて前記エンコーダを覆いつつ前記転がり軸受の一端側開口部を閉塞するカバー部材を備え、
    前記回転数検出センサは、前記挿入孔に挿入され、その先端部が前記エンコーダに近接配置されるセンサ本体と、前記センサ本体に突設され、前記カバー部材に当接するとともに一端部側がセンサ本体とともに前記挿入孔を閉塞する弾性変形可能な支持部材とを有し、
    前記カバー部材には、前記支持部材の所定部に対応して第一のねじ部材が固定され、
    当該支持部材の前記所定部には、前記第一のねじ部材及びこの第一のねじ部材が螺合する第二のねじ部材のうちの雄ねじ側を挿通させる貫通孔が形成されるとともに、前記カバー部材と当接する前記支持部材の当接面の少なくとも前記一端部側は、自由状態で前記貫通孔の軸線に直交する面に対してセンサ本体の先端部側へ傾倒しており、
    前記センサ本体を前記挿入孔に挿入し、前記第一のねじ部材に前記第二のねじ部材を螺合することで前記支持部材を両ねじ部材により挟持し、傾倒した前記支持部材の当接面をカバー部材に沿うように伸直して当接させた状態で、前記回転数検出センサを前記カバー部材に固定していることを特徴とするセンサ付き転がり軸受装置。
  2. 前記支持部材は、前記貫通孔から前記センサ本体と反対方向に延びて当該支持部材を安定させる長尺の座部を有している請求項1記載のセンサ付き転がり軸受装置。
  3. 前記貫通孔には、第一のねじ部材との干渉を防止する座ぐり部が形成されている請求項1又は2に記載のセンサ付き転がり軸受装置。
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