JP2006226351A - 油圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電動オイルポンプの負荷切り換えをスムーズに行う。
【解決手段】 油圧制御装置は、ブラシレスモータで駆動される電動オイルポンプ21からの油圧をレギュレータ弁22と一方向弁23とクラッチ制御弁24とを介して油圧クラッチ7に供給可能にする高圧油圧回路20と、一方向弁23とクラッチ制御弁24とを結ぶ給油路25に接続されたアキュームレータ26と、レギュレータ弁22のドレン側に接続された低圧油圧回路30と、レギュレータ弁22を低圧側と高圧側に切り換える切り換え制御弁29と、給油路25の油圧を検出する油圧センサ31と、を備え、レギュレータ弁22が低圧側に設定されているときに、油圧センサ31によって検出された油圧と電動オイルポンプ21の回転数に基づいて、切り換え制御弁29がレギュレータ弁22を低圧側から高圧側に切り換える。
【選択図】 図2

Description

この発明は、油圧アクチュエータの油圧制御装置に関するものである。
特許文献1には、車両駆動用の電動機と車輪との間に設けられて動力を断接するクラッチと、クラッチ締結用の油圧を蓄圧するアキュームレータと、このアキュームレータに油圧を供給する電動オイルポンプとを備え、アキュームレータの圧力が所定値以上になるように電動オイルポンプの運転を制御する技術が開示されている。
特開2003−54279号公報
ところで、車両では動力伝達機構の回転部分などに潤滑油の供給や電動機のステータなどに冷却油の供給が必要であり、この潤滑油や冷却油の供給についても前記電動オイルポンプで賄うことが考えられている。この場合、潤滑用や冷却用の油は油量を多く必要とするものの油圧は低くて済むのに対して、前記クラッチ締結用の油は潤滑用や冷却用と比較するとかなりの高圧が必要である。このように大きさが異なる油圧を1台の電動オイルポンプから供給するために、電動オイルポンプの接続先を低圧の油圧回路から高圧の油圧回路に切り換えると、電動オイルポンプにかかる負荷が急激に増大し、その結果、電動オイルポンプの電動機の負荷も急激に増大する。そのため、電動機の負荷が低負荷から高負荷に変化したときには、電動機の出力特性に合わせて電動機の回転数を高回転から低回転に変更する必要がある。
しかしながら、電動オイルポンプの電動機にブラシレスモータを用いた場合、電動機の負荷増大に回転数の変化が追い付けないと、すなわち、電動機の負荷が低負荷から高負荷に変化したにもかかわらず電動機の回転数が所定の回転数まで低下していないと、ブラシレスモータは急激な負荷変動によって回転が不安定になったり、回転数制御が困難になったり、脱調を起こしたりする虞がある。特に、センサレス・ブラシレスモータの場合にその傾向が強い。
そこで、この発明は、電動オイルポンプの低圧力高回転運転から高圧力低回転運転への切り換えをスムーズに安定して行うことができる油圧制御装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、動力伝達機構(例えば、後述する実施例における動力伝達機構4)に動力を伝達可能な状態と動力伝達を遮断する状態とに切り換えるために組み込まれる油圧アクチュエータ(例えば、後述する実施例における油圧クラッチ7)の油圧制御装置であって、ブラシレスモータ(例えば、後述する実施例における電動機21a)で駆動され、低回転のときに高圧の油圧を発生可能で高回転のときに低圧の油圧を発生する電動オイルポンプ(例えば、後述する実施例における電動オイルポンプ21)と、前記電動オイルポンプからの油圧をレギュレータ弁(例えば、後述する実施例におけるレギュレータ弁22)と一方向弁(例えば、後述する実施例における一方向弁23)と前記油圧アクチュエータの作動を制御するアクチュエータ制御弁(例えば、後述する実施例におけるクラッチ制御弁24)とを介して前記油圧アクチュエータに供給可能にする高圧油圧回路(例えば、後述する実施例における高圧油圧回路20)と、前記一方向弁と前記アクチュエータ制御弁とを結ぶ給油路(例えば、後述する実施例における給油路25)に接続され前記油圧アクチュエータの作動に必要な油圧を蓄圧可能な蓄圧手段(例えば、後述する実施例におけるアキュームレータ26)と、前記レギュレータ弁のドレン側に接続された低圧油圧回路(例えば、後述する実施例における低圧油圧回路30)と、前記レギュレータ弁を低圧側と高圧側に切り換える切り換え制御手段(例えば、後述する実施例における切り換え制御弁29)と、前記給油路の油圧を検出する油圧検出手段(例えば、後述する実施例における油圧センサ31)と、を備え、前記切り換え制御手段によって前記レギュレータ弁が低圧側に設定されているときに、前記油圧検出手段によって検出された油圧と前記電動オイルポンプの回転数に基づいて、前記切り換え制御手段が前記レギュレータ弁を低圧側から高圧側に切り換えることを特徴とする油圧制御装置である。
このように構成することにより、前記切り換え制御手段によって前記レギュレータ弁を低圧側に設定することにより、電動オイルポンプで発生した低圧の油圧を低圧油圧回路に供給することができ、前記切り換え制御手段によって前記レギュレータ弁を高圧側に設定することにより、電動オイルポンプで発生した高圧の油圧を給油路に供給することができる。また、レギュレータ弁を低圧側から高圧側に切り換えるタイミングを、電動オイルポンプの負荷圧力となる給油路の油圧と電動オイルポンプの回転数に基づいて決定することができるので、レギュレータ弁を低圧側から高圧側に切り換えたときにも電動オイルポンプの回転が安定し、スムーズな切り換えが可能になる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記切り換え制御手段は、前記油圧検出手段によって検出された油圧が所定圧より低いときに前記電動オイルポンプの回転数を所定回転数まで低下させてから前記レギュレータ弁を低圧側から高圧側に切り換えることを特徴とする。
このように構成することにより、レギュレータ弁を低圧側から高圧側に切り換えたときの電動オイルポンプの回転を確実に安定させることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記切り換え制御手段によって前記レギュレータ弁を低圧側から高圧側に切り換えた後、前記油圧検出手段によって検出された油圧に基づいて前記電動オイルポンプの回転数を制御することを特徴とする。
このように構成することにより、レギュレータ弁を高圧側に切り換えた後の給油路への給油量をできるだけ多くすることができるので、給油路を迅速に昇圧することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記低圧油圧回路は前記動力伝達機構の潤滑用の油圧回路であることを特徴とする。
このように構成することにより、油圧アクチュエータに必要な高圧の油圧の供給と、動力伝達機構の潤滑に必要な低圧の油圧の供給を、1台の電動オイルポンプで行うことができる。
請求項1に係る発明によれば、1台の電動オイルポンプで、低圧の油圧を低圧油圧回路に供給したり、高圧の油圧を給油路に供給したり切り換えることができる。また、レギュレータ弁を低圧側から高圧側に切り換えたときにも電動オイルポンプの回転が安定し、スムーズな切り換えが可能になる。
請求項2に係る発明によれば、レギュレータ弁を低圧側から高圧側に切り換えたときの電動オイルポンプの回転を確実に安定させることができる。
請求項3に係る発明によれば、レギュレータ弁を高圧側に切り換えた後の給油路への給油量をできるだけ多くすることができるので、給油路を迅速に昇圧することができる。
請求項4に係る発明によれば、油圧アクチュエータに必要な高圧の油圧の供給と、動力伝達機構の潤滑に必要な低圧の油圧の供給を、1台の電動オイルポンプで行うことができる。
以下、この発明に係る油圧制御装置の実施例を図1から図10の図面を参照して説明する。
図1は、この発明に係る油圧制御装置を備えたハイブリッド車両の後輪側の駆動システムの概略構成を示している。この車両1の前輪はエンジン等の主駆動源(いずれも図示せず)により駆動されるようになっており、車両1の後輪2が補助駆動源である電動機(モータ)3により動力伝達機構4を介して駆動されるようになっている。
動力伝達機構4は、電動機3からの動力を入力する減速機構5と、減速機構5から出力される動力を左右の後輪2,2に分配する差動歯車6とから構成されている。減速機構5は、電動機3の出力軸に固定された第1ギヤ5aと、第1ギヤ5aに噛合する第2ギヤ5bと、差動歯車6の入力ギヤ6aに噛合する第3ギヤ5cとからなる減速ギヤ列で構成されている。
第2ギヤ5bと第3ギヤ5cとの間には油圧クラッチ(油圧アクチュエータ)7が設けられており、油圧クラッチ7を締結したときに第2ギヤ5bと第3ギヤ5cとが連結されて、動力伝達機構4を介して電動機3の動力を後輪2に伝達可能になり、油圧クラッチ7を解放したときに第2ギヤ5bと第3ギヤ5cとの連結が解かれて、電動機3の動力の後輪2への伝達が遮断される。
電動機3は、モータドライバ回路8を介して駆動用バッテリ9に接続されている。そして、コンピュータからなるコントローラ10によりモータドライバ回路8を制御し、雪道や悪路等での発進時に電動機3により後輪2を駆動する発進アシスト制御を行い、また、車両1の減速時に電動機3により発電を行い駆動用バッテリ9に充電する回生制御を行う。このような発進アシスト制御や回生制御を行うときには、油圧クラッチ7を締結して動力伝達機構4を動力伝達可能な状態にするが、それ以外のときには、電動機3の耐久性の低下や動力損失が生じるのを防止するために、油圧クラッチ7を解放して動力伝達機構4を動力伝達が遮断される状態にする。
図2に油圧クラッチ7を制御するための高圧油圧回路20を示す。この高圧油圧回路20では、電動オイルポンプ21から吐出される作動油をレギュレータ弁22と一方向弁23とクラッチ制御弁(アクチュエータ制御弁)24とを介して油圧クラッチ7に給油可能にされ、一方向弁23とクラッチ制御弁24とを結ぶ給油路25にアキュームレータ(蓄圧手段)26が接続されている。電動オイルポンプ21は、位置センサレス・ブラシレス直流モータからなる電動機21aで駆動される。電動機21aはモータドライバ回路36を介して補機用バッテリ11に接続されており、コントローラ10がモータドライバ回路36を介して電動機21aの運転を制御する。
給油路25には、給油路25の油圧を検出する油圧センサ(油圧検出手段)31が設けられており、油圧センサ31は検出した油圧に応じた電気信号をコントローラ10に出力する。
クラッチ制御弁24は、コントローラ10により制御される電磁三方弁で構成されており、クラッチ制御弁24のソレノイド24aへの通電時に給油路25を油圧クラッチ7に連なるクラッチ油路32に接続し、油圧クラッチ7に給油してこれを締結させ、また、ソレノイド24aへの通電停止時に給油路25とクラッチ油路32との接続を断って、クラッチ油路32をドレンポート24bに接続し、油圧クラッチ7から排油してこれを解放させる。
アキュームレータ26は、給油路25に連通する蓄圧室26aに収納されたピストン26bと、ピストン26bに背圧を付与するスプリング26cとを備え、給油路25の油圧によりピストン26bがスプリング26cの付勢力に抗して退動し、蓄圧室26aに作動油が蓄えられるように構成されている。アキュームレータ26に蓄圧される油量は、給油路25の油圧に応じて変化し、給油路25の油圧が高くなるほど油量が増大する。
一方向弁23は、レギュレータ弁22から給油路25への作動油の流通を許可し、その逆の方向への流通を阻止する。
レギュレータ弁22は、電動オイルポンプ21と一方向弁23とを結ぶポンプ油路27に接続されており、ポンプ油路27とドレンポート22bとを連通、遮断するスプール22aを備える。スプール22aは、ポンプ油路27とドレンポート22bとを遮断する方向(図2において左方、以下、非ドレン方向と称す)へスプリング22cによって付勢されるとともに、図中左端の油室22dに入力されるポンプ油路27の油圧によって、ポンプ油路27とドレンポート22bとを連通する方向(図2において右方、以下、ドレン方向と称す)へ押圧され、さらに、図中右端の油室22eに入力される油圧によって、非ドレン方向へ押圧されている。
レギュレータ弁22の右端の油室22eは、パイロット油路28と切り換え制御弁(切り換え制御手段)29を介してポンプ油路27に接続可能にされている。切り換え制御弁29は、コントローラ10によって制御される電磁三方弁で構成されており、切り換え制御弁29のソレノイド29aへの通電時にポンプ油路27をパイロット油路28に接続して、油室22eにポンプ油路27の油圧を入力し、ソレノイド29aへの通電停止時にポンプ油路27とパイロット油路28との接続を断って、パイロット油路28をドレンポート29bに接続し、油室22eを大気開放にする。
レギュレータ弁22のドレンポート22bには低圧油圧回路30が接続されている。低圧油圧回路30は、電動オイルポンプ21で昇圧された油を、動力伝達機構4の差動歯車6や減速機構5の軸受部等に潤滑油として供給したり、駆動用の電動機3に冷却油として供給するためのものである。
また、ポンプ油路27には給油路25の油温を検出する油温センサ35が設けられており、油温センサ35は検出した油温に応じた電気信号をコントローラ10に出力する。
ところで、動力伝達機構4の差動歯車6と第3ギヤ5cは走行中常に回転しており、これら差動歯車6と第3ギヤ5cの軸受部を常時潤滑できるように、電動オイルポンプ21を常時駆動する必要がある。ただし、低圧油圧回路30はその目的(潤滑用および冷却用)から、比較的に低圧の油圧で十分である。
一方、油圧クラッチ7を締結するための油圧は、電動機3の出力トルクを動力伝達機構4において伝達可能にするだけの比較的に高圧の油圧が必要となる。ここで、アキュームレータ26にある程度の油圧が蓄圧されていれば、レギュレータ弁22を低圧側にしてあっても、一方向弁23によって給油路25からレギュレータ弁22側への油の流通が阻止されるので、アキュームレータ26に蓄圧された油圧によって油圧クラッチ7を締結することができる。但し、油圧クラッチ7を解放する際に油圧クラッチ7の油がクラッチ制御弁24のドレンポート24bから排油されるため、油圧クラッチ7の締結、解放の繰り返しによりアキュームレータ26に蓄圧された油が消費され、アキュームレータ26の油量が次第に減少し、これに伴って給油路25の油圧が低下していく。また、クラッチ制御弁24のオイルシール部や繋ぎ目などから微量ながら油が漏れることもあり、これによっても給油路25の油圧低下が生じる。そして、給油路25の油圧が所定の下限圧PALよりも低下すると、油圧クラッチ7を確実に締結することが困難になるため、レギュレータ弁22を高圧側に切り換えて、電動オイルポンプ21からレギュレータ弁22を介して給油路25に給油し、給油路25およびアキュームレータ26の油圧を昇圧させる必要がある。
このように、電動オイルポンプ21を常時運転する場合であっても、車両の運転状態に応じてレギュレータ弁22を低圧側と高圧側に切り換えると、電動オイルポンプ21の負荷を低減することができ、電動オイルポンプ21の電動機21aの小型化が可能になる。
そこで、この油圧制御装置では、給油路25の油圧が下限圧PALよりも低下したときには高圧モード(HIモード)に切り換えて、切り換え制御弁29によりレギュレータ弁22の油室22eにポンプ油路27の油圧を入力して、レギュレータ弁22を高圧側にし、給油路25の油圧が上限圧PAHを上回ったときには低圧モード(LOWモード)に切り換えて、切り換え制御弁29によりレギュレータ弁22の油室22eを大気開放にして、レギュレータ弁22を低圧側にする。
ここで、油圧制御装置を低圧モードから高圧モードに切り換える閾値である下限圧PALは、油圧クラッチ7の必要伝達容量(電動機3の動力を伝達するのに必要な締結力)を確保可能な油圧の下限値あるいはそれよりも若干高い圧力に設定する必要がある。
ところで、レギュレータ弁22を低圧側から高圧側に切り換えると、電動オイルポンプ21の負荷圧力が低圧から高圧に変化することになり、電動機21aの負荷も急激に増大する。そのため、レギュレータ弁22を低圧側から高圧側に切り換えるときには電動機21aの出力特性に合わせて電動機21aの回転数を低下させる回転数制御を行う。この場合に、センサレス・ブラシレスモータからなる電動機21aでは、負荷増大のタイミングと回転数の関係が非常に重要であり、回転数が所定の回転数まで低下する前に電動機21aの負荷を増大させてしまうと、電動機21aの回転数が不安定になったり、回転数制御が困難になったり、脱調を起こす虞がある。そこで、この油圧制御装置では、レギュレータ弁22を低圧側から高圧側に切り換える際には、レギュレータ弁22を切り換える前に電動機21aの回転数を所定の回転数まで低下させ、電動オイルポンプ21の負荷圧力を増大しても電動機21aの回転数が不安定にならないようにしてから、レギュレータ弁22を低圧側から高圧側に切り換えるようにしている。
<実施例1>
以下、図3および図4に示すフローチャートに従って電動オイルポンプ運転制御の実施例1を説明する。図3および図4のフローチャートに示される電動オイルポンプ運転制御ルーチンはコントローラ10により一定時間毎に繰り返し実行される。
ステップS101において、油圧センサ31により給油路25の油圧(すなわち、アキュームレータ26の油圧)Poilを検出した後、ステップS102に進み、電動オイルポンプ21の負荷運転許可信号が入力されているか否かを判定する(eopc_ok=ON?)。
ステップS102における判定結果が「NO」(eopc_ok≠ON)である場合は、ステップS103に進み、電動オイルポンプ21の運転モード(以下、EOPモードと略す)を起動モード(INI)に設定して、ステップS109に進む。
ステップS102における判定結果が「YES」(eopc_ok=ON)である場合は、ステップS104に進み、ステップS101において検出した給油路25の油圧Poilが上限圧PAHよりも大きいか否かを判定する。
ステップS104における判定結果が「YES」(Poil>PAH)である場合は、ステップS105に進み、EOPモードを低圧モードに設定して、ステップS109に進む。
ステップS104における判定結果が「NO」(Poil≦PAH)である場合は、ステップS106に進み、ステップS101において検出した給油路25の油圧Poilが下限圧PALよりも小さいか否かを判定する。
ステップS106における判定結果が「YES」(Poil<PAL)である場合は、ステップS107に進み、EOPモードを高圧モードに設定して、ステップS109に進む。
ステップS106における判定結果が「NO」(Poil≧PAL)である場合は、給油路25の油圧が下限圧PAL以上で且つ上限圧PAH以下であるので、ステップS108に進み、EOPモードを現モードに維持する。すなわち、現モードが低圧モードのときには低圧モードを維持し、現モードが高圧モードのときには高圧モードを維持する。
次に、ステップS109において、EOPモードが高圧モードか否かを判定する。
ステップS109における判定結果が「YES」(高圧モード)である場合は、ステップS110に進んで油温センサ35によりポンプ油路27の油温Tを検出した後、ステップS111に進んで、図5に示す負荷切り替え回転数マップを参照して、ステップS110で検出した油温Tと下限圧PALに基づいて負荷切り替え回転数N1を算出し、これを負荷切り替え回転数N1として設定する。負荷切り替え回転数N1は、低圧モードにおける電動オイルポンプ21の電動機21aの回転数よりも小さく、レギュレータ弁22を低圧側から高圧側に切り換えたときに電動機21aの回転数が不安定になったり脱調したりすることがない回転数に設定されている。
この実施例1における負荷切り替え回転数マップでは、低圧モード時の電動オイルポンプ21の負荷圧力が大きいほど負荷切り替え回転数N1が小さくなり、また、電動オイルポンプ21を流れる油の油温が低いほど負荷切り替え回転数N1が小さくなるように設定されている。このように低圧モード時のレギュレータ弁22の負荷圧力と油温に応じて負荷切り替え回転数N1を変更するのは、電動機21aの出力トルクは電動機21aの回転数に反比例すること、および、油の温度が高いほど粘性が低下して管路抵抗が減少するためである。
次に、ステップS112に進み、電動オイルポンプ21の電動機21aの目標回転数を所定の高負荷時目標回転数Nphに設定する。ここで、高負荷時目標回転数Nphは負荷切り替え回転数N1よりも小さい回転数であり、給油路25の油圧が上限圧PAH(すなわち、高圧モードの終点)に達して電動オイルポンプ21の負荷圧力が最大になったときにも、電動機21aの回転数が不安定になったり脱調したりすることがない回転数に設定されている。
次に、ステップS113に進み、電動オイルポンプ21の電動機21aの実回転数NADが、ステップS111で設定した負荷切り替え回転数N1よりも小さいか否かを判定する。
ステップS113における判定結果が「NO」(NAD≧N1)である場合は、ステップS114に進み、切り換え制御弁29のソレノイド29aをOFFにして通電を停止し、これによりポンプ油路27とパイロット油路28を遮断し油室22eを大気開放にしてレギュレータ弁22を低圧側にし、本ルーチンの実行を一旦終了する。この場合、電動オイルポンプ21の負荷圧力は低負荷となる。
ステップS113における判定結果が「YES」(NAD<N1)である場合は、ステップS115に進み、切り換え制御弁29のソレノイド29aをONにして通電し、これによりポンプ油路27とパイロット油路28を接続してレギュレータ弁22を高圧側にし、本ルーチンの実行を一旦終了する。この場合、電動オイルポンプ21の負荷圧力は高負荷となる。なお、高負荷時目標回転数Nphは、後述する低負荷時目標回転数Nplよりも小さい(Nph<Npl)。
一方、ステップS109における判定結果が「NO」である場合は、ステップS116に進み、EOPモードが低圧モードか否かを判定する。
ステップS116における判定結果が「YES」(低圧モード)である場合は、ステップS117に進み、電動オイルポンプ21の電動機21aの目標回転数を所定の低負荷時目標回転数Nplに設定するとともに、切り換え制御弁29のソレノイド29aをOFFにして通電を停止し、これによりポンプ油路27とパイロット油路28を遮断し油室22eを大気開放にしてレギュレータ弁22を低圧側にし、本ルーチンの実行を一旦終了する。この場合、電動オイルポンプ21の負荷圧力は低負荷となる。
ステップS116における判定結果が「NO」である場合はステップS118に進み、EOPモードが起動モードか否かを判定する。
ステップS118における判定結果が「YES」(起動モード)である場合は、ステップS119に進み、電動オイルポンプ21の電動機21aの目標回転数を起動時目標回転数N0に設定するとともに、切り換え制御弁29のソレノイド29aをOFFにして通電を停止し、これによりポンプ油路27とパイロット油路28を遮断し油室22eを大気開放にしてレギュレータ弁22を低圧側にし、本ルーチンの実行を一旦終了する。この場合、電動オイルポンプ21の負荷圧力は低負荷となる。
ステップS118における判定結果が「NO」である場合は、EOPモードは停止モードであるので、ステップS120に進み、電動オイルポンプ21の目標回転数を0(停止)するとともに、切り換え制御弁29のソレノイド29aをOFFにして通電を停止することによりレギュレータ弁22を低圧側にし、本ルーチンの実行を一旦終了する。
なお、この実施例1においては、コントローラ10がステップS101〜S120の一連の処理を実行することにより、ポンプ回転数制御手段が実現される。
図6に、実施例1におけるタイムチャートの一例を示す。
初め、低圧モードでは、切り換え制御弁29のソレノイド29aがOFFで、レギュレータ弁22が低圧側に設定されており、電動オイルポンプ21の負荷圧力は低圧で、低圧油圧回路30への給油(潤滑油供給等)を行っている。この低圧モードにおいてクラッチ7の締結・解放の繰り返しや油路内の圧漏れなどによりアキュームレータ26の油が消費され、給油路25の油圧(すなわち、アキュームレータ26の油圧)が低下していく。
そして、給油路25の油圧Poilが下限圧PALよりも低下すると(t1)、EOPモードが低圧モードから高圧モードに切り換わり、電動オイルポンプ21の電動機21aの目標回転数を低負荷時目標回転数Nplから高負荷時目標回転数Nphに変更して回転数制御が実行され、その結果、電動機21aの回転数が徐々に低下していく。そして、電動機21aの回転数が、ポンプ油路27の油温Tと下限圧PALに応じて設定された負荷切り替え回転数N1に達すると(t2)、切り換え制御弁29のソレノイド29aがOFFからONに切り換えられ、レギュレータ弁22が低圧側から高圧側に切り換わる。レギュレータ弁22が低圧側から高圧側に切り換わると、電動オイルポンプ21の負荷圧力が低圧から高圧に急激に変化するが、低圧側から高圧側に切り換える前に電動機21aの回転数を負荷切り替え回転数N1よりも小さくしているので、電動機21aの回転数が不安定になったり、回転数制御が困難になったり、脱調を起こしたりすることがなく、電動オイルポンプ21の負荷切り換えがスムーズに行われる。
そして、レギュレータ弁22が高圧側に切り換えられた後、電動オイルポンプ21から給油路25およびアキュームレータ26への給油が行われ、同時に低圧油圧回路30への給油も行われる。その結果、給油路25の油圧が徐々に高まっていく。なお、この高圧モードにおいて、電動オイルポンプ21の電動機21aの回転数は高負荷時目標回転数Nphに制御される。
給油路25の油圧が上限圧PAHを超えると(t3)、EOPモードが高圧モードから低圧モードに切り換わり、切り換え制御弁29のソレノイド29aがONからOFFに切り換わり、レギュレータ弁22が高圧側から低圧側に切り換えられ、電動オイルポンプ21の負荷圧力は低圧になる。これと同時に、電動オイルポンプ21の電動機21aの目標回転数を高負荷時目標回転数Nphから低負荷時目標回転数Nplに変更して回転数制御が実行され、その結果、電動機21aの回転数が徐々に上がっていく。すなわち、この場合には、給油路25の油圧が上限圧PAHを超えると直ちにレギュレータ弁22が高圧側から低圧側に切り換えられる。
<実施例2>
次に、電動オイルポンプ運転制御の実施例2を説明する。
実施例2と実施例1との相違点は、高圧モードにおいて電動機21aの回転数が負荷切り換え回転数N1に達した後の回転数制御方法にある。実施例1の場合には、給油路25の油圧が上限圧PAH(高圧モードの終点)に達して電動オイルポンプ21の負荷圧力が最大になったときにも電動機21aの回転が不安定にならないように高負荷時目標回転数Nphを設定している。しかしながら、レギュレータ弁22を低圧側から高圧側に切り換えた初期は給油路25の油圧は上限圧PAHよりも下限圧PALに近い圧力であり、電動オイルポンプ21の負荷圧力も小さく、したがって、電動機21aの回転が不安定にならない回転数を前記Nphよりも大きく設定できるはずである。
そこで、実施例2では、電動オイルポンプ21の回転数が負荷切り替え回転数N1に達した後は、電動オイルポンプ21の負荷圧力となる給油路25の油圧の大きさに応じて、電動機21aの高負荷時目標回転数Nph’を変更することによって、電動機21aの回転が不安定にならないように維持しながら、電動機21aの回転数をなるべく低下させないようにした。これにより、レギュレータ弁22を高圧側に切り換えた後の給油量を必要以上に低減させないようにすることができ、給油路25を迅速に昇圧することができる。
次に、図7および図8に示すフローチャートに従って電動オイルポンプ運転制御の実施例2を説明する。図7および図8のフローチャートに示される電動オイルポンプ運転制御ルーチンはコントローラ10により一定時間毎に繰り返し実行される。
図7および図8に示される実施例2のフローチャートにおいて、ステップS201〜S211の処理は実施例1のフローチャートにおけるステップS101〜S111の処理と全く同じであるのでその説明は省略し、ステップS212以降の処理について説明する。
S211において負荷切り替え回転数N1を設定した後、ステップS212に進み、電動オイルポンプ21の電動機21aの実回転数NADが負荷切り替え回転数N1よりも小さいか否かを判定する。
ステップS212における判定結果が「NO」(NAD≧N1)である場合は、ステップS213に進み、電動オイルポンプ21の電動機21aの目標回転数を負荷切り替え回転数N1に設定する。さらに、ステップS214に進んで、切り換え制御弁29のソレノイド29aをOFFにして通電を停止し、これによりポンプ油路27とパイロット油路28を遮断し油室22eを大気開放にしてレギュレータ弁22を低圧側にし、本ルーチンの実行を一旦終了する。この場合、電動オイルポンプ21の負荷圧力は低負荷となる。
ステップS212における判定結果が「YES」(NAD<N1)である場合は、ステップS215に進み、切り換え制御弁29のソレノイド29aをONにして通電し、これによりポンプ油路27とパイロット油路28を接続してレギュレータ弁22を高圧側にする。これにより、電動オイルポンプ21の負荷圧力は高負荷となる。
次に、ステップS216に進み、図9に示す高負荷時目標回転数マップを参照して、ステップS201で検出した給油路25の油圧(すなわち、アキュームレータ26の油圧)PoilとステップS210で検出した油温Tとに基づいて高負荷時目標回転数Nph’を算出し、さらに、ステップS217に進んで、電動機21aの目標回転数をステップS216で算出した高負荷時目標回転数Nph’に設定する。高負荷時目標回転数Nph’は、電動オイルポンプ21の負荷圧力が給油路25の油圧Poilであるときに電動機21aの回転数が不安定になったり脱調したりすることがない回転数に設定されており、負荷切り替え回転数N1よりも小さい。この実施例2における高負荷時目標回転数マップでは、給油路25の油圧(アキュームレータ26の油圧)が大きいほど高負荷時目標回転数Nph’が小さくなり、また、電動オイルポンプ21を流れる油の油温が低いほど高負荷時目標回転数Nph’が小さくなるように設定されている。
一方、ステップS209における判定結果が「NO」である場合は、ステップS218に進み、EOPモードが低圧モードか否かを判定する。
ステップS218における判定結果が「YES」(低圧モード)である場合は、ステップS219に進み、電動オイルポンプ21の電動機21aの目標回転数を所定の低負荷時目標回転数Nplに設定するとともに、切り換え制御弁29のソレノイド29aをOFFにして通電を停止し、これによりポンプ油路27とパイロット油路28を遮断し油室22eを大気開放にしてレギュレータ弁22を低圧側にし、本ルーチンの実行を一旦終了する。この場合、電動オイルポンプ21の負荷圧力は低負荷となる。
ステップS218における判定結果が「NO」である場合はステップS220に進み、EOPモードが起動モードか否かを判定する。
ステップS220における判定結果が「YES」(起動モード)である場合は、ステップS221に進み、電動オイルポンプ21の電動機21aの目標回転数を起動時目標回転数N0に設定するとともに、切り換え制御弁29のソレノイド29aをOFFにして通電を停止することによりレギュレータ弁22を低圧側にし、本ルーチンの実行を一旦終了する。この場合、電動オイルポンプ21の負荷圧力は低負荷となる。
ステップS220における判定結果が「NO」である場合は、EOPモードは停止モードであるので、ステップS222に進み、電動オイルポンプ21の目標回転数を0(停止)するとともに、切り換え制御弁29のソレノイド29aをOFFにして通電を停止することによりレギュレータ弁22を低圧側にし、本ルーチンの実行を一旦終了する。
なお、この実施例2においては、コントローラ10がステップS201〜S222の一連の処理を実行することにより、ポンプ回転数制御手段が実現される。
図10に、実施例2におけるタイムチャートの一例を示す。
初め、低圧モードでは、切り換え制御弁29のソレノイド29aがOFFで、レギュレータ弁22が低圧側にされており、電動オイルポンプ21の負荷圧力は低圧で、低圧油圧回路30への給油(潤滑油供給等)を行っている。この低圧モードにおいてクラッチ7の締結・解放の繰り返しなどによりアキュームレータ26の油が消費され、給油路25の油圧(すなわち、アキュームレータ26の油圧)が低下していく。
そして、給油路25の油圧Poilが下限圧PALよりも低下すると(t4)、EOPモードが低圧モードから高圧モードに切り換わり、電動オイルポンプ21の電動機21aの目標回転数を低負荷時目標回転数Nplから負荷切り替え回転数N1に変更して回転数制御が実行され、その結果、電動機21aの回転数が徐々に低下していく。
そして、電動機21aの回転数が、ポンプ油路27の油温Tと下限圧PALに応じて設定された負荷切り替え回転数N1に達すると(t5)、切り換え制御弁29のソレノイド29aがOFFからONに切り換えられ、レギュレータ弁22が低圧側から高圧側に切り換わる。レギュレータ弁22が低圧側から高圧側に切り換わると、電動オイルポンプ21の負荷圧力が低圧から高圧に急激に変化するが、低圧側から高圧側に切り換える前に電動機21aの回転数を負荷切り替え回転数N1よりも小さくしているので、電動機21aの回転数が不安定になったり、回転数制御が困難になったり、脱調を起こしたりすることがなく、電動オイルポンプ21の負荷切り換えがスムーズに行われる。
そして、レギュレータ弁22が高圧側に切り換えられた後、電動オイルポンプ21から給油路25およびアキュームレータ26への給油が行われ、同時に低圧油圧回路30への給油も行われる。その結果、給油路25の油圧Poilが徐々に高まっていく。
また、電動機21aの回転数が負荷切り替え回転数N1に達すると(t5)、電動機21aの目標回転数を負荷切り替え回転数N1から高負荷時目標回転数Nph’に変更して回転数制御が実行されるので、給油路25の油圧の上昇に応じて電動機21aの回転数が負荷切り替え回転数N1から徐々に低下していく。この間も、電動機21aの回転数が不安定になったり、回転数制御が困難になったり、脱調を起こしたりすることがない。
給油路25の油圧Poilが上限圧PAHを超えると(t6)、EOPモードが高圧モードから低圧モードに切り換わり、切り換え制御弁29のソレノイド29aがONからOFFに切り換わり、レギュレータ弁22が高圧側から低圧側に切り換えられ、電動オイルポンプ21の負荷圧力は低圧になる。これと同時に、電動オイルポンプ21の電動機21aの目標回転数を高負荷時目標回転数Nph’から低負荷時目標回転数Nplに変更して回転数制御が実行され、その結果、電動機21aの回転数が徐々に上がっていく。すなわち、この場合には、給油路25の油圧Poilが上限圧PAHを超えると直ちにレギュレータ弁22が高圧側から低圧側に切り換えられる。
〔他の実施例〕
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
例えば、この実施例2では、電動オイルポンプ21の負荷圧力を給油路25の油圧から検出しているが、電動機21aに流れる電流から電動オイルポンプ21の負荷を推定し、これに応じて高負荷時回転数Nph’を設定することも可能である。また、電動オイルポンプ21の油温をポンプ油路27から検出しているが、電動オイルポンプ21の油温に関連する場所であれば電動オイルポンプ21の油温を推定することが可能である。
この発明に係る油圧制御装置を備える車両の駆動システムを示す概略構成図である。 前記駆動システムの動力伝達機構に組み込まれた油圧クラッチを制御するための油圧回路図である。 実施例1における電動オイルポンプ運転制御を示すフローチャート(その1)である。 実施例1における電動オイルポンプ運転制御を示すフローチャート(その2)である。 実施例1における電動オイルポンプ運転制御において使用される負荷切り替え回転数マップである。 実施例1におけるモード切り換え時のタイムチャートである。 実施例2における電動オイルポンプ運転制御を示すフローチャート(その1)である。 実施例2における電動オイルポンプ運転制御を示すフローチャート(その2)である。 実施例2における電動オイルポンプ運転制御において使用される高負荷時目標回転数マップである。 実施例2におけるモード切り換え時のタイムチャートである。
符号の説明
4 動力伝達機構
7 油圧クラッチ(油圧アクチュエータ)
20 高圧油圧回路
21 電動オイルポンプ
21a 電動機(ブラシレスモータ)
22 レギュレータ弁
23 一方向弁
24 クラッチ制御弁(アクチュエータ制御弁)
25 給油路
26 アキュームレータ(蓄圧手段)
29 切り換え制御弁(切り換え制御手段)
30 低圧油圧回路
31 油圧センサ(油圧検出手段)

Claims (4)

  1. 動力伝達機構に動力を伝達可能な状態と動力伝達を遮断する状態とに切り換えるために組み込まれる油圧アクチュエータの油圧制御装置であって、
    ブラシレスモータで駆動され、低回転のときに高圧の油圧を発生可能で高回転のときに低圧の油圧を発生する電動オイルポンプと、
    前記電動オイルポンプからの油圧をレギュレータ弁と一方向弁と前記油圧アクチュエータの作動を制御するアクチュエータ制御弁とを介して前記油圧アクチュエータに供給可能にする高圧油圧回路と、
    前記一方向弁と前記アクチュエータ制御弁とを結ぶ給油路に接続され前記油圧アクチュエータの作動に必要な油圧を蓄圧可能な蓄圧手段と、
    前記レギュレータ弁のドレン側に接続された低圧油圧回路と、
    前記レギュレータ弁を低圧側と高圧側に切り換える切り換え制御手段と、
    前記給油路の油圧を検出する油圧検出手段と、
    を備え、前記切り換え制御手段によって前記レギュレータ弁が低圧側に設定されているときに、前記油圧検出手段によって検出された油圧と前記電動オイルポンプの回転数に基づいて、前記切り換え制御手段が前記レギュレータ弁を低圧側から高圧側に切り換えることを特徴とする油圧制御装置。
  2. 前記切り換え制御手段は、前記油圧検出手段によって検出された油圧が所定圧より低いときに前記電動オイルポンプの回転数を所定回転数まで低下させてから前記レギュレータ弁を低圧側から高圧側に切り換えることを特徴とする請求項1に記載の油圧制御装置。
  3. 前記切り換え制御手段によって前記レギュレータ弁を低圧側から高圧側に切り換えた後、前記油圧検出手段によって検出された油圧に基づいて前記電動オイルポンプの回転数を制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の油圧制御装置。
  4. 前記低圧油圧回路は前記動力伝達機構の潤滑用の油圧回路であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の油圧制御装置。
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