JP2006226192A - 可変容量圧縮機 - Google Patents

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弘幸 牧島
Nobuyuki Kobayashi
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【課題】 大きな軸方向荷重が加わる構造であっても摩耗が少ない可変容量圧縮機の提供を図る。
【解決手段】可変容量圧縮機のヒンジ機構40は、回転部材21から傾動部材24に向けて突設されたアーム41と、傾動部材24から回転部材21に向けて突設され前記回転部材のアーム41からの回転トルクを受けるアーム43と、回転部材のアーム41および傾動部材のアーム43の一方に回転自在に取り付けられたローラ51と、回転部材のアーム41および傾動部材のアーム43の他方に形成され前記ローラ51と当接することで回転部材21と傾動部材24との間に生じる軸方向荷重を受ける軸方向荷重受圧面53と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回転トルクを伝達しながら相対回転運動可能なヒンジ機構を備える可変容量圧縮機に関する。
可変容量圧縮機は、駆動軸と、駆動軸に固定されて駆動軸と一体的に回転するロータと、駆動軸に摺動自在に取り付けられた斜板(カムプレート)と、を備え、斜板の傾斜角を変化させることでピストンストロークを変化させて吐出容量を変化させることができるようになっている。ロータから斜板へトルクを伝達しながら斜板の傾斜角を変化させるため、ロータと斜板との間にはヒンジ機構がある(例えば特許文献1)。
特許文献1のヒンジ機構(なお以下の特許文献1の説明においてはカッコ内の符号番号は特許文献1中の符号番号と一致する)は、ロータ(17)から斜板(18)に向けて突設されたロータ側突起(43)と、斜板(18)からロータ(17)に向けて突設された斜板側突起(44)と、を備えている。ロータ側突起(43)と斜板側突起(44)とが回転方向に互いに重なり合うことで、ロータ(17)からの回転トルクが斜板(18)に伝達されるようになっている。ロータ側突起(43)の基端には、斜板側突起(44)が摺動可能に当接することで斜板(18)に作用する軸方向荷重を受圧する軸方向荷重受圧面(45)が設けられている。この受圧面(45)は、斜板側突起(44)のスライドに伴って斜板(18)の傾角を変更ガイドする機能も果たす。
特開2004−068756号公報
このような前記従来構造では、ロータ側突起(43)の軸方向荷重受承部(45)と斜板側突起(44)との当接面間にピストン(23)からの大きな圧縮反力(軸方向荷重)が加わった状態で斜板(44)の傾角が変更されるので、斜板側突起(44)と軸方向荷重受承部(45)との当接面はそれぞれ摩耗が生じやすい。このように面が摩耗によりすり減ると、圧縮機の使用初期よりもピストンの上死点が下がってしまい圧縮機の圧縮性能が低下する可能性があった。
本発明はこのような従来技術をもとに為されたもので、その目的は、大きな軸方向荷重が加わる構造であっても摩耗が少ない可変容量圧縮機の提供である。
請求項1の発明は、駆動軸と、前記駆動軸に固定されて一体に回転する回転部材と、前記駆動軸に摺動自在に取り付けられるとともに前記駆動軸に対して傾斜自在に取り付けられた傾動部材と、前記回転部材と前記傾動部材とを連結して前記傾動部材の傾動を許容しつつ前記回転部材の回転トルクを前記傾動部材に伝達するヒンジ機構と、前記傾動部材の回転運動に伴ってシリンダボア内を往復動するピストンと、を備えた可変容量圧縮機であって、
前記ヒンジ機構は、前記回転部材から前記傾動部材に向けて突設されたアームと、前記傾動部材から前記回転部材に向けて突設され前記回転部材のアームからの回転トルクを受けるアームと、前記回転部材のアームおよび前記傾動部材のアームの一方に回転自在に取り付けられたローラと、前記回転部材のアームおよび前記傾動部材アームの他方に形成され前記ローラと当接することで前記回転部材と前記傾動部材との間に生じる軸方向荷重を受ける軸方向荷重受圧面と、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の可変容量圧縮機であって、前記回転部材のアームが、前記傾動部材のアームを摺動自在に狭持するスリットを備えた二股状であるか、前記傾動部材のアームが前記回転部材のアームを摺動自在に狭持するスリットを備えた二股状であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載の可変容量圧縮機であって、前記ローラは、該アームに固定されたシャフトに回転自在に軸支されている円筒状部材であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1に記載の可変容量圧縮機であって、前記ローラは、該アームに設けられた圧入孔に圧入されたベアリングに回転自在に支持されている円柱状部材であることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1に記載の可変容量圧縮機であって、前記ローラは、該アームに設けられた軸受孔に回転自在に支持されている円柱状部材であることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1に記載の可変容量圧縮機であって、前記ローラは、該アームに設けられた略U字状の切欠溝内に回転自在に支持された円柱状部材であることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、傾動部材の傾角が変更される際には、ローラと軸方向荷重受圧面との間に大きな軸方向荷重(ピストンからの圧縮反力)が加わった状態で傾動部材の傾角が変更されることになるが、このとき軸方向荷重受圧面をローラが転動するため、両者の当接面の摩耗が抑制される。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、スリットを備えて二股状に形成された一方のアームで他方のアームを摺動自在に狭持した構造であるため、両アーム間にガタが生じにくく好ましい。
請求項3の発明によれば、簡素な構造で請求項1または2の発明の効果を得る。
請求項4の発明によれば、簡素な構造で請求項1または2の発明の効果を得る。
請求項5の発明によれば、簡素な構造で請求項1または2の発明の効果を得る。
請求項6の発明によれば、簡素な構造で請求項1または2の発明の効果を得る。
以下、本発明の実施形態にかかる可変容量圧縮機およびこれに用いるヒンジ機構を図面を参照しつつ説明する。
まず、図1、2を参照しつつ可変容量圧縮機の概略を説明する。なお、図1はフルストロークの状態を示し、図2はデストロークの状態を示している。
図1、2に示すように、可変容量圧縮機1は、円周方向に複数の等間隔に配置されたシリンダボア3を有するシリンダブロック2と、該シリンダブロック2の前端面に接合され該シリンダブロック2との間にクランク室5を形成するフロントハウジング4と、シリンダブロック2の後端面にバルブプレート9を介して接合され吸入室7および吐出室8を形成するリアハウジング6と、を備えている。これらシリンダブロック2とフロントハウジング4とリアハウジング6とは、複数のスルーボルトBによって締結固定される。
バルブプレート9は、シリンダボア3と吸入室7とを連通する吸入孔11と、シリンダボア3と吐出室8とを連通する吐出孔12と、を備えている。
バルブプレート9のシリンダブロック2側には、吸入孔11を開閉する図示せぬ弁機構が設けられ、一方、バルブプレート9のリアハウジング6側には、吐出孔12を開閉する図示せぬ弁機構が設けられている。バルブプレート9とリアハウジング6との間にはガスケットが介在し、吸入室7と吐出室8の密閉性が保持されている。
シリンダブロック2およびフロントハウジング4の中心の支持孔19、20には軸受17、18を介して駆動軸10が軸支され、この駆動軸10がクランク室5内で回転自在となっている。
クランク室5内には、前記駆動軸10に固設された「回転部材」としてのロータ21と、駆動軸10に摺動自在に装着された「傾動部材」としての斜板24と、が設けられている。斜板24は、駆動軸と一体的に回転しつつ駆動軸の軸心に対して傾動自在に装着されたハブ25と、このハブ25のボス部25aに固定された斜板本体26と、を備えてなる。
各シリンダボア3にはピストン29が摺動自在に収容されており、このピストン29は半球状の一対のピストンシュー30、30を介して斜板24の斜板本体26に連結されている。
回転部材としてのロータ21と、傾動部材としての斜板24のハブ25と、の間にはヒンジ機構40が介在しており、このヒンジ機構40により斜板24の傾角の変動を許容しつつロータ21の回転トルクを斜板24に伝達できるようになっている。駆動軸10が回転するとこの駆動軸10と一体にロータ21が回転し、このロータ21の回転がヒンジ機構40を介して斜板24に伝達される。斜板24の回転は、一対のピストンシュー30、30によってピストン29の往復動に変換され、ピストン29がシリンダボア3内を往復動する。このピストン29の往復動により、吸入室7内の冷媒がバルブプレート9の吸入孔11を通じてシリンダボア3内に吸入されたのち圧縮され、バルブプレート9の吐出孔12を通じて吐出室8へと吐出される。
可変容量の制御
この可変容量圧縮機には、ピストン29の後面側のクランク室圧Pcとピストン29の前面側の吸入室圧Psの差圧(圧力バランス)を調整して斜板24の傾角を変化させるために、圧力制御機構が設けられている。圧力制御機構は、クランク室5と吸入室7とを連通する抽気通路(図示せぬ)と、クランク室5と吐出室8とを連通する給気通路(図示せぬ)と、この給気通路の途中に設けられ給気通路を開閉制御する制御弁33と、を備える。
制御弁33で給気通路を開くと給気通路を通じて吐出室8の冷媒がクランク室5に流れこんでクランク室圧Pcが上昇し、これによりクランク室圧Pcと吸入室圧Psとの圧力バランスにより斜板24の傾斜角が小さくなる。結果、ピストンストロークが小さくなり、吐出量が減少する。逆に、制御弁33で給気通路を閉じると抽気通路を通じてクランク室5の冷媒が吸入室7に除々に抜けていくことでクランク室圧Pcが低下し、これによりクランク室圧Pcと吸入室圧Psとの圧力バランスにより斜板24の傾斜角が大きくなる。結果、ピストンストロークが大きくなり、吐出量が増加する。なお、斜板24の傾斜角は、スリーブ22がシリンダブロック2側に近接移動すると斜板24の傾斜角が減少し、一方、スリーブ22がシリンダブロック2から離れる方向に移動すると斜板24の傾斜角が増大する。
ヒンジ機構
次に図3〜7を参照しつつヒンジ機構40について説明する。
図3〜6に示すように、ヒンジ機構40は、ロータ21からハブ25に向けて突設されたアーム41と、ハブ25からロータ21に向けて突設されアーム43と、を備えている。ロータのアーム41とハブのアーム43は回転トルク伝達方向Ftに重なり合っており、これによりロータ21の回転トルクが斜板24に伝達される。この例では、図3、4に示すようにアーム43が軸方向XY延びる(回転トルク伝達方向Ftと直交する)スリットSを有して二股状に形成されており、このスリットS内に摺動自在にアーム41が狭持された構造となっている。
斜板24が回転するとピストン29が往復動して斜板24にはピストン29からの圧縮反力(軸方向荷重Fp)が加わるが、この圧縮反力Fpは、ハブのアーム43に回転自在に取り付けられたローラ51と、ロータ21のアーム41の先端に設けられた軸方向荷重受圧面53と、の当接により受けている。
この実施形態のローラ51は、図7に示すようにハブのアーム43、43の貫通孔43sに圧入固定されたシャフト55に外挿された円筒状部材であり、ローラ51およびシャフト55の軸心は回転部材21および斜板24の回転軌道の接線方向に延在しており、この軸心回りにローラ51が回転自在に支持されている。
「効果」
以上のような構成によりこの実施形態によれば以下のような効果がある。
まず第1に、この実施形態によれば、ヒンジ機構40は、回転部材としてのロータ21から傾動部材としての斜板24に向けて突設されたアーム41と、斜板24からロータ21に向けて突設され前記ロータのアーム41からの回転トルクを受けるアーム43と、ロータのアーム41および斜板のアーム43の一方(この例では斜板のアーム43)に回転自在に取り付けられたローラ51と、ロータのアーム41および斜板のアーム43の他方(この例ではロータのアーム41)に形成され前記ローラ51と当接することでピストン29からの圧縮反力Fp(軸方向荷重)を受ける軸方向荷重受圧面53と、を備えた構造である。
そのため、斜板24の傾角が変更される際には、ローラ51と軸方向荷重受圧面53との間に大きな軸方向荷重Fp(ピストンからの圧縮反力)が加わった状態で斜板24の傾角が変更されることになるが、軸方向荷重受圧面53をローラ51が転動するため、両者51、53の当接面の摩耗が抑制される。
第2に、両アーム41、43のいずれか一方(この例では斜板のアーム43)がスリットSを備えた二股状で、このスリットS内に他方のアーム(この例ではロータのアーム41)が摺動自在に狭持された構造である。そのため、両アーム41、43間にガタが生じにくく好ましい。
第3に、この実施形態では、ローラ51はアーム43に固定されたシャフト55に回転自在に軸支されている円筒状部材である。そのため、簡素な構造で上述の第1の効果および第2の効果が得られる。
なお、ローラのこの実施形態の形状に限定されず例えば次のような変形例がある。
図8に示す第1の変形例のローラ51Bは、アーム43に圧入されたベアリング57に回転自在に支持されている円柱状部材である。この第1の変形例のローラ51Bを用いれば、簡素な構造で上述の第1の効果および第2の効果が得られる。
図9に示す第2の変形例のローラ51Cは、アーム43に設けられた軸受孔63に回転自在に支持されている円柱状部材である。この第2の変形例のローラ51Cを用いれば、簡素な構造で上述の第1の効果および第2の効果が得られる。
図10に示す第3の変形例のローラ51Dは、アーム43に設けられた略U字状の切欠溝65内に回転自在に支持された円柱状部材である。この第3の変形例のローラ51Dを用いれば、簡素な構造で上述の第1の効果および第2の効果が得られる。
以上要するに本発明によれば、ヒンジ機構は、回転部材から傾動部材に向けて突設されたアームと、傾動部材から回転部材に向けて突設され前記回転部材のアームからの回転トルクを受けるアームと、回転部材のアームおよび傾動部材のアームの一方に回転自在に取り付けられたローラと、回転部材のアームおよび傾動部材アームの他方に形成され前記ローラと当接することで回転部材と傾動部材との間に生じる軸方向荷重を受ける軸方向荷重受圧面と、を備えることを特徴とする。そのため、傾動部材の傾角が変更される際には、ローラと軸方向荷重受圧面との間に大きな軸方向荷重(ピストンからの圧縮反力)が加わった状態で傾動部材の傾角が変更されることになるが、このとき軸方向荷重受圧面をローラが転動するため、両者の当接面の摩耗が抑制される。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはない。
例えば上述の実施形態では、斜板のアーム43にローラ51を設け且つロータのアーム41に軸方向荷重受圧面53を設けているが、本発明では斜板のアームに軸方向荷重受圧面を設け且つロータのアームにローラを設けてもよい。
また上述の実施形態では、斜板のアーム43にスリットSを設けてこのスリットS内にロータのアーム41を摺動自在に狭持しているが、本発明ではロータのアームにスリットを設けてこのスリット内に斜板のアームを摺動自在に狭持してもよい。
また上述の実施形態では別部材の斜板本体26とハブ25とを組み合わせて斜板24を構成しているが、本発明では斜板本体とハブとを一体成形した斜板であってもよい。また、上述実施形態ではスリーブ無しで斜板24が直接駆動軸10に装着されたスリーブレス構造であるが、本発明では斜板を略球状のスリーブを介して駆動軸に装着してもよい。
また、上述実施形態ではスワッシュ式の斜板を用いているが本発明ではウォボル式の斜板を用いてもよいし、本発明の技術的範囲に属する限りその他の種々の態様で本発明は実施し得る。
図1は本発明の一実施形態にかかる可変容量圧縮機のフルストローク状態の断面図。 図2は同可変容量圧縮機のデストローク状態の断面図。 図3は同可変容量圧縮機の駆動軸とロータと斜板とのアッセンブリを示す図であって、フルストローク状態に対応する斜視図。 図4は同可変容量圧縮機の駆動軸とロータと斜板とのアッセンブリを示す図であって、デストローク状態に対応する斜視図。 図5は図3中矢視V−V方向から見た側面図。 図6は図3中矢視VI−VI方向から見た側面図。 図7は同可変容量圧縮機のヒンジ機構のローラの断面図。 図8はローラの一変形例を示す図7に対応する断面図。 図9はローラの一変形例を示す図7に対応する断面図。 図10はローラの一変形例を示す図7に対応する断面図。 図11はローラの一変形例を示す図7に対応する断面図。
符号の説明
1…可変容量圧縮機
10…駆動軸
21…ロータ(回転部材)
24…斜板(傾動部材)
29…ピストン
40…ヒンジ機構
41…ロータのアーム(回転部材のアーム)
43…ハブのアーム(傾動部材のアーム)
51…ローラ
53…軸方向荷重受圧面
55…シャフト
57…ベアリング
63…軸受孔
65…切欠溝

Claims (6)

  1. 駆動軸(10)と、前記駆動軸(10)に固定されて一体に回転する回転部材(21)と、前記駆動軸(10)に摺動自在に取り付けられるとともに前記駆動軸(10)に対して傾斜自在に取り付けられた傾動部材(24)と、前記回転部材(21)と前記傾動部材(24)とを連結して前記傾動部材(24)の傾動を許容しつつ前記回転部材(21)の回転トルクを前記傾動部材(24)に伝達するヒンジ機構(40)と、前記傾動部材(24)の回転運動に伴ってシリンダボア(3)内を往復動するピストン(29)と、を備えた可変容量圧縮機(1)であって、
    前記ヒンジ機構(40)は、
    前記回転部材(21)から前記傾動部材(24)に向けて突設されたアーム(41)と、前記傾動部材(24)から前記回転部材(21)に向けて突設され前記回転部材のアーム(21)からの回転トルクを受けるアーム(43)と、前記回転部材のアーム(41)および前記傾動部材のアーム(43)の一方に回転自在に取り付けられたローラ(51)と、前記回転部材のアーム(41)および前記傾動部材のアーム(43)の他方に形成され前記ローラ(51、51B、51C、51D)と当接することで前記回転部材(21)と前記傾動部材(24)との間に生じる軸方向荷重を受ける軸方向荷重受圧面(53)と、を備えることを特徴とする可変容量圧縮機(1)。
  2. 請求項1に記載の可変容量圧縮機であって、
    前記回転部材のアーム(41)が、前記傾動部材のアーム(43)を摺動自在に狭持するスリット(S)を備えた二股状であるか、前記傾動部材のアーム(43)が前記回転部材のアーム(41)を摺動自在に狭持するスリット(S)を備えた二股状であることを特徴とする可変容量圧縮機(1)。
  3. 請求項1に記載の可変容量圧縮機(1)であって、
    前記ローラ(51)は、該アーム(41または43)に固定されたシャフト(55)に回転自在に軸支された円筒状部材(51)であることを特徴とする可変容量圧縮機(1)。
  4. 請求項1に記載の可変容量圧縮機(1)であって、
    前記ローラ(51B)は、該アーム(41または43)に圧入されたベアリング(57)に回転自在に支持された円柱状部材(51B)であることを特徴とする可変容量圧縮機(1)。
  5. 請求項1に記載の可変容量圧縮機(1)であって、
    前記ローラ(51C)は、該アーム(41または43)に設けられた軸受孔(63)に回転自在に支持された円柱状部材(51C)であることを特徴とする可変容量圧縮機(1)。
  6. 請求項1に記載の可変容量圧縮機(1)であって、
    前記ローラ(51D)は、該アーム(41または43)に設けられた略U字状の切欠溝(65)内に回転自在に支持された円柱状部材(51D)であることを特徴とする可変容量圧縮機(1)。
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