JP2006224895A - 可変舵角機構の回転ガタ調節構造 - Google Patents

可変舵角機構の回転ガタ調節構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 ロックナットの締め付け作業を無くして組み付け性を向上させると共にモータの突出量を短縮する。
【解決手段】 ウォームギア61の軸方向位置を調整する調整ナット71,74を有する可変舵角機構30において、調整ナット71,74によりウォームホイール58のバックラッシが無くなるように調節した後、調節ナット71の多角形孔73にホルダープレート81の多角形の突起82を係合させ、モータMの軸91のスプラインをウォームギア軸62の端部65のスプライン孔に嵌合させ、モータMをボルト93でハウジング31に固定する際、ホルダープレート81をモータと共締めして固定し、調節ナット71の緩み止めをする。ロックナットを使用しないため、ロックナットの締め付け作業がなくなり組み付け性が向上すると共に、ウォームギアの軸方向長さを短くできるため、モータの突出量を短縮できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ステアリングシャフトの回転をウォームホイールの回転でアシストする可変舵角機構のウォームギアとウォームホイール間のバックラッシの調節構造に関する。
可変舵角機構の舵角増減用のウォームギアとウォームホイールの噛合部のバックラッシの調節構造には、ウォームギアとして、図5に示すように、ウォームギア61のねじ山の幅tが少しずつ異なると共に、歯表と歯裏のリード角β1,β2が微小に異なるように形成された複リードウォームを用い、このウォームギア61を軸方向に移動させてウォームホイール58の歯のバックラッシの調節している。このウォームギア61の軸方向の移動は、ウォームギアを軸支するベアリングの位置を調整ナットにより調整して行っている。そしてこの調整後に調整ナットの緩み止めのため、ロックナットを用いている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−327143号公報
しかし、調整ナットの緩み止めにロックナットを用いているため、ウォームギアの軸方向長さが大きくなり、ウォームギアの軸線上に取り付けるモータが大きく突出する。また、ステアリングコラムでは、インストルメントパネルの他の部品との干渉の問題からモータの突出を小さくしたいという要望が強い。
この発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、ロックナットの締め付け作業を無くして組み付け性を向上させると共にモータの突出量を短縮することができる可変舵角機構の回転ガタ調節構造を提供することを目的とする。
この発明の可変舵角機構の回転ガタ調整構造は、ウォームギアと、このウォームギアの軸の一端に連結されるモータと、このウォームギアの一端側と他端側にウォームギア軸の軸方向位置を調整する調整ナットとを有する可変舵角機構において、前記軸方向位置の調整後、中央部に多角形の突起を有するホルダープレートを、その突起が前記一端側の調整ナットの多角孔に係合するように設け、前記モータをハウジングに固定する際、前記ホルダープレートをモータと共締めにより固定したことを特徴とするものである。
この発明によれば、ホルダープレートがモータと共締めされ固定されることにより調整ナットの緩み止めがされる。
また、請求項2の発明は、ウォームギアと、このウォームギアの軸の一端及び他端に連結されるモータ及び回転センサと、このウォームギアの一端側と他端側にウォームギアの軸方向位置を調整する調整ナットとを有する可変舵角機構において、前記軸方向位置の調整後、各々中央部に多角形の突起を有するホルダープレートを、その突起が前記一端側及び他端側の調整ナットの多角孔に係合するように設け、前記モータ及び回転センサをハウジングに固定する際、前記各ホルダープレートを各々モータおよび回転センサと共締めにより固定したことを特徴とするものである。
この発明によれば、各ホルダープレートが各々モータおよび回転センサと共締めされ固定されることにより調整ナットの緩み止めがされる。
この発明によれば、ウォームギア軸の軸方向位置を調節する調節ナットの緩み止めを、モータMと共締めされるホルダープレートで行えるで、ロックナットの締め付け作業を無くすことができる。また、ロックナットを用いていないので、ウォームギア軸方向長さを短縮できるため、モータの突出量を小さくできる。
以下、本発明の実施形態について、図を参照して詳細に説明する。図1に遊星歯車方式の可変舵角機構を用いたステアリングコラムの構成を、図2に可変舵角機構の回転ガタ調節構造を示す。
図1について、遊星歯車方式の可変舵角機構の構成を説明する。可変舵角機構30は、ステアリングコラム10に組み込まれている。ステアリングコラム10は、ジャケットチューブ16,17に回動可能に支持されたステアリングシャフト11(12〜14)の一端にステアリングホイール(ハンドル)が接続されると共に、ステアリングシャフト11の他端は自在継手15を介してステアリングギヤに接続されている。
ジャケットチューブ16,17は、アッパークランプ18とロアークランプ19により車体に支持されている。また、アッパークランプ18に設けたチルト機構21によりロアークランプ19側のヒンジ点を中心にして上下方向に揺動可能であり、この操作はチルトレバー22を操作して行われる。
可変舵角機構30は、ハウジング31がジャケットチューブ16,17に固定されており、第1遊星歯車機構41の入力軸42(13)がステアリングシャフト12に連結されている。また、第2遊星歯車機構51の出力軸52(14)が自在継手15に連結されている。
第1遊星歯車機構41は、外周ギヤ43がハウジング31に固定されており、この外周ギヤ43とセンターギヤ44との間に3つの遊星ギヤ45が配置されている。この遊星ギヤ45は、入力軸42の端部に設けられている軸支持部46で片持ち支持された軸47に回動可能に支持されており、入力軸42の回転が遊星ギヤ45を介してセンターギヤ44に伝達される。この第1遊星歯車機構41のセンターギヤ44と第2遊星歯車機構51のセンターギヤ54は軸48で一体に連結されている。
第2遊星歯車機構51は、外周ギヤ53がハウジング31に回動可能に支持されており、この外周ギヤ53とセンターギヤ54の間に3つの遊星ギヤ55が配置されている。この遊星ギヤ55は出力軸52の端部に設けられた軸支持部56で片持ち支持された軸57に回動可能に支持されており、センターギヤ54の回転が遊星ギヤ55を介して出力軸52に伝達される。この第2遊星歯車機構51の外周ギヤ53の外周面にはウォームホイール58が形成されており、このウォームホイール58を回転させるウォームギア61の軸上に舵角増減用のモータMが連結されている。
可変舵角機構30は、モータMが停止した状態では第2遊星歯車機構51の外周ギヤ53が回動しないので、入力軸42と出力軸52は、1:1で回転する。そして、車速等の条件によって、ステアリングホイールの操作に連動してモータMが駆動されると、ウォームギア61と噛合するウォームホイール58を有する第2遊星歯車機構51の外周ギヤ53が回動し、これにより入力軸42の回転に対する出力軸52の回転が変化する。この可変舵角機構30には、ウォームホイール58のバックラッシを無くすための、可変舵角機構の回転ガタ調節構造(図2)が設けられている。
図2について、可変舵角機構の回転ガタ調節構造を説明する。可変舵角機構30のウォームギア61には、図5に示すように、歯表と歯裏のリード角β1とβ2が微小に異なるように形成された複リードウォームを用いている。
ウォームギア61の軸62は、図示のようにベアリング取付け部63,64及び端部65,66を有し、一方の端部65にモータMの軸のスプライン91と嵌合するスプライン孔が形成されている。このウォームギア軸62のベアリング取付け部63,64に取付けられたベアリング67,68はハウジング31に設けられているベアリング支持孔32,33内に軸方向に移動可能に設けられている。なお、ベアリング67,68が取付けられているウォームギア61は、図示左側から組込み可能なように右側が細く形成されている
ベアリング67,68の位置(ウォームギア61の軸方向位置)は調節ナット71,74で調整し、調整後の調節ナット71の緩み止めはホルダープレート81で行い、調節ナット74の緩み止めはロックナット77で行う。
調節ナット71は、外周面にハウジング31に設けられているねじ孔34に螺合するねじ72を有し、内周面に多角形孔73が、例えば、6角形の工具が30度の間隔で係合できるように、12の頂部を持つ星型の孔(図4)に形成されている。調節ナット74は、外周面にハウジング31に設けられているねじ孔35に螺合するねじ75を有し、内周面に多角形の工具が嵌合可能な多角形孔76が形成されている。
ホルダープレート81は、図3に示すように、中心部に調節ナット71の多角形孔73に嵌合する、例えば6角形の外周面を持つ突起82が形成されており、このホルダープレート81の外周側には、このホルダープレート81の中心を中心とする円弧状の長孔83が形成されている。この長孔83はモータMをハウジング31に固定するボルト93が貫通可能にモータの取付け用孔92の位置に対応して形成されている。ハウジング31にはボルト93が螺合するねじ孔36が設けられている。ホルダープレート81はモータMをハウジング31に固定するときにボルト93によりモータMと共締めされる。
次に、可変舵角機構の回転ガタ調節方法について説明する。ベアリング67,68が取付けられているウォームギア61がハウジング31のウォームギア取付け部に挿入され、第2遊星歯車機構のウォームホイール58に噛合させた状態において、調節ナット71,74をハウジング31のねじ孔34,35に螺合させ、工具で回してベアリング67,68を軸方向に移動させてウォームギア61の軸方向位置をウォームホイール58のバックラッシが無くなるように調節する。すなわち、ウォームギア61を、図4の基準歯の噛合している位置より矢印方向に移動させて、ウォームホイール58のバックラッシを無くす。
この調節後、調節ナット74の緩み止めをロックナット77でする。調節ナット71の緩み止めは、ホルダープレート81をその6角形の外周面を持つ突起86を調節ナット71の多角形孔83に嵌合させ、次いで、モータMのスプラインが設けられた軸91をウォームギア軸62の小径部65に形成されているスプライン孔に嵌合させ、ホルダープレート81の長孔85にモータMを固定するボルト93を通し、ハウジング31にモータMと共締めして調節ナット71の緩み止めをする。
なお、上記では、調節ナット71は従来同様ロックナット74で固定しているが、ウォームギア軸62の小径部66に回転センサ等を固定する場合には、前記モータ側と同様にホルダープレートを用いて回転センサ等と共締めするようにしてもよい。
この可変舵角機構の回転ガタ調節構造によれば、モータ側の調節ナット71の調整後の緩み止めをモータと共締めされるホルダープレート81で行うことができるので、ロックナットの締め付け作業を無くすことができる。また、ロックナットを用いていないので、モータ側の調節ナット71をハウジング31より突出しないようにでき、ウォームギア61の軸方向長さを短縮できるため、モータMの突出量を小さくできる。
(A)は遊星歯車方式の可変舵角機構を用いたステアリングコラムの構成を一部断面で示す正面図、(B)は同側面図。 (A)は可変舵角機構の回転ガタ調節構造を示す正面図、(B)は同構造のロックナット部分を示す側面図。 図2(A)のホルダープレート部分を示す側面図。 調節ナットを示す正面図。 複リードウォームの構成説明図
符号の説明
10…ステアリングコラム
11(12〜14)…ステアリングシャフト
30…可変舵角機構
31…ハウジング
41…第1遊星歯車機構
42(13)…入力軸
51…第2遊星歯車機構
52(14)…出力軸
58…ウォームホイール
61…ウォームギア
67,68…ベアリング
71,74…調節ナット
73、76…多角形孔
77…ロックナット
81…ホルダープレート
82…多角形の突起
83…円弧状の長孔
91…モータのスプラインを有する軸
93…モータ取付け用のボルト

Claims (3)

  1. ウォームギアと、このウォームギアの軸の一端に連結されるモータと、このウォームギアの一端側と他端側にウォームギア軸の軸方向位置を調整する調整ナットとを有する可変舵角機構において、
    前記軸方向位置の調整後、中央部に多角形の突起を有するホルダープレートを、その突起が前記一端側の調整ナットの多角孔に係合するように設け、
    前記モータをハウジングに固定する際、前記ホルダープレートをモータと共締めにより固定したことを特徴とする可変舵角機構の回転ガタ調整構造。
  2. ウォームギアと、このウォームギアの軸の一端及び他端に連結されるモータ及び回転センサと、このウォームギアの一端側と他端側にウォームギアの軸方向位置を調整する調整ナットとを有する可変舵角機構において、
    前記軸方向位置の調整後、各々中央部に多角形の突起を有するホルダープレートを、その突起が前記一端側及び他端側の調整ナットの多角孔に係合するように設け、
    前記モータ及び回転センサをハウジングに固定する際、前記各ホルダープレートを各々モータおよび回転センサと共締めにより固定した
    ことを特徴とする可変舵角機構の回転ガタ調整構造。
  3. 前記ホルダープレートの外周側には、前記共締め用のボルトが挿通する円弧状の長孔が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の可変舵角機構の回転ガタ調整構造。

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