JP2006224814A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

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Atsushi Hatakeyama
淳 畠山
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Abstract

【課題】 インストルメントパネルの表面で結露させることなく、しかも、インストルメントパネルが高温の放射熱を発することを素早く防止できる車両用空気調和装置を提供する。
【解決手段】 インストルメントパネル5の内面に、車幅方向に沿って延設された内気吸気通路3を設け、内気吸気口7,11を運転席側と助手席側の双方に設けた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両用空気調和装置に関する。
従来の車両用空気調和装置としては、図6及び図7に示す特許文献1に開示されたものがある。図6及び図7において、車室内とエンジンルームとの間は、ダッシュパネル100によって仕切られている。ダッシュパネル100の車室側にはインストルメントパネル101が、ダッシュパネル100のエンジンルーム側にはカウルボックス102がそれぞれ設けられている。カウルボックス102の内部には隔壁103が設けられ、この隔壁103とカウルボックス102とダッシュパネル100によって吸気通路104が形成されている。この吸気通路104は、車幅方向に沿って配置されている。吸気通路104には、その運転席側と助手席側の2箇所に内気吸気口105a,105bと外気吸気口106a,106bがそれぞれ設けられている。
又、吸気通路104の下流端には空調ユニット107が接続されている。空調ユニット107は、ブロワ108、クーラ109、ヒータコア110を内蔵し、その下流側にベント吹出口111等の各種吹出口が設けられている。
上記構成において、内気循環時には、運転席側と助手席側の各内気吸気口105a,105bから内気が吸気され、この吸気された内気が吸気通路104を通って空調ユニット107内に流入する。空調ユニット107内に流入した内気は、空調ユニット107内で所定の温度に調整されてベント吹出口111等より選択的に車室内に吹き出される。運転席側と助手席側の左右両側の内気吸気口105a,105bから内気が吸気するため、内気循環時における車室内気流が車室内で左右対称となり、左右独立の温度調整を効果的に行うことができるものである。
実開平5−32022号公報
しかしながら、従来の車両用空気調和装置では、冷房運転時においてインストルメントパネル101の表面がその周囲を通過する車室内気流によってしか冷却されないため、インストルパネル101が素早く冷却されない。インストルメントパネル101が高温のままで冷却されないと、インストルメントパネル101からの放射熱によって車内の快適性が損なわれる。
ここで、インストルメントパネル101の放射熱を素早く防止する技術として、インストルメントパネル101の表面をヒートパイプや空調風で冷却する技術がある。しかし、ヒートパイプや空調風でインストルメントパネル101を冷却すると、冷やしすぎによってインストルメントパネル101で結露するという問題がある。
そこで、本発明は、インストルメントパネルの表面で結露することなく、しかも、インストルメントパネルが高温の放射熱を発することを素早く防止できる車両用空気調和装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する請求項1の発明は、インストルメントパネルの内面側に、通過する内気が前記インストルメントパネルと熱交換可能な内気吸気通路を設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の車両用空気調和装置であって、前記内気吸気通路は、前記インストルメントパネルの車幅方向に沿って延設され、且つ、前記インストルメントパネルの内面を少なくとも一部通路内壁として形成されたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載の車両用空気調和装置であって、前記内気吸気通路に通じる内気吸気口は、複数箇所に設けられたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3記載の車両用空気調和装置であって、前記複数の内気吸気口は、運転席側と助手席側に配置されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、内気吸気通路を通過する内気はインストルメントパネルの内面と熱交換し、インストルメントパネルの表面温度が素早く室内温度に近づく。従って、インストルメントパネルが過剰に低下してインストルメントパネルの表面で結露するのを防止でき、しかも、インストルメントパネルが高温の放射熱を発することを素早く防止できる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、内気がインストルメントパネルのほぼ全域に亘って、且つ、直接に熱交換するため、インストルメントパネルの表面温度を全域に亘って素早く室内温度に近づけることができる。
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2の発明の効果に加え、吸気の風量を分散できる。従って、吸気音を低減できる。
請求項4の発明によれば、請求項3の発明の効果に加え、内気の吸気によって発生する車室内の気流がほぼ左右対称となる。従って、左右独立温度調整時に有効な車室内気流を形成できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は本発明の第1実施形態を示し、図1は車両用空気調和装置1Aを設置した車室2内の平面図、図2(a)は図1のA−A線断面図、図2(b)は内気吸気通路3の変形例を示す断面図、図3は車室2内から見た車両用空気調和装置1Aの概略正面図である。
図1において、車両用空気調和装置1Aは、車室2内の空気(内気)を導く内気吸気通路3と、内気等の吸引空気を温度調整する空調ユニット4とを備えている。
内気吸気通路3は、図2(a)に示すように、車室2の前面に配置されたインストルメントパネル5の内面で、且つ、車幅方向に沿って延びる通路用仕切り壁6とインストルメントパネル5の内面とに囲まれて形成されている。つまり、内気吸気通路3は、インストルメントパネル5の内面を一部通路内壁として形成されている。内気吸気通路3の運転席側の一端には、内気吸気口7(図3に示す)が設けられている。内気吸気通路3の助手席側の他端側に空調ユニット4が接続されている。
空調ユニット4は、図3に詳しく示すように、インストルメントパネル5の下方に配置され、ブロアケース8と温度調整ケース9とを有する。ブロアケース8には外気吸気口10aを有する外気吸気ダクト10が接続されていると共に、ブロアケース8の助手席側の位置には内気吸気口11が設けられている。ブロアケース8内には、内気と外気の吸気を切り替える内外気切替ドア12と、この内外気切替ドア12の下流側に配置されたブロア13が内蔵されている。温度調整ケース9内にはヒータコア(図示せず)、エバポレータ(図示せず)、ミックスドア(図示せず)等が内蔵され、流入された空気を所望の温度に調整して送出する。温度調整ケース9の下流には空気ダクト等が接続され、空気ダクト等の先端にはベント吹出口14等の各種吹出口が設けられている。
次に、車両用空気調和装置1Aの動作を説明する。内気循環による冷房モードが選択されて運転が開始されると、運転席側と助手席側の各内気吸気口7,11から車室2内の内気が吸気される。運転席側から吸気された内気は、インストルメントパネル5の内面の内気吸気通路3を通って空調ユニット4内に流入する。空調ユニット4内に流入した空気は、ここで所定の温度に調整されてベント吹出口14等より選択的に車室2内に吹き出される。
上記した内気の吸気過程において、インストルメントパネル5が高温に熱せられている場合に、内気は内気吸気通路3を流れる際にインストルメントパネル5の内面と熱交換するため、インストルメントパネル5の表面温度が素早く室内温度に近づく。そして、インストルメントパネル5の温度がほぼ室内温度になると、内気との熱交換がなくなる。以上より、インストルメントパネル5が過剰に低下してインストルメントパネル5の表面での結露を防止でき、しかも、インストルメントパネル5が高温の放射熱を発することを素早く防止できる。
特に、この第1実施形態では、内気吸気通路3は、インストルメントパネル5の車幅方向に沿って延設され、且つ、インストルメントパネル5の内面を一部通路内壁として形成されたので、内気がインストルメントパネル5のほぼ全域に亘って直接に熱交換するため、インストルメントパネル5の表面温度をほぼ全域に亘って素早く室内温度に近づけることができる。この第1実施形態では、内気吸気通路3は、インストルメントパネル5の内面を一部通路内壁として形成されているが、通過する内気がインストルメントパネル5と熱交換可能な構成とすれば良い。例えば、インストルメントパネル5の内面側に熱伝導性の高い部材を介して内気吸気通路3を設けても良い。
又、図2(b)のように、内気吸気通路3は、インストルメントパネル5と、このインストルメントパネル5の内面に微小間隔dを開けて配置された通路用仕切り壁20とから構成しても良い。このように構成すれば、通路用仕切り壁20とインストルメントパネル5の内面との隙間dからも内気が内気吸気通路3内に吸気され、その吸気流によって内気とインストルメントパネル5の熱交換が促進される。これにより、インストルメントパネル5の表面温度をより素早く室内温度に近づけることができる。
この第1実施形態では、内気吸気口7,11は、2箇所に設けられたので、吸気の風量を分散できる。従って、吸気音を低減できる。尚、内気吸気口を3箇所以上に設けても良い。
この第1実施形態では、2箇所の内気吸気口7,11は、運転席側と助手席側に配置されたので、図1にて矢印で示すように、内気循環時における車室内気流が車室2内でほぼ左右対称となる。従って、左右独立温度調整時に有効な車室内気流を形成できる。
図4は本発明の第2実施形態に係る、車室内から見た車両用空気調和装置1Bの概略正面図である。
図4において、この第2実施形態の車両用空気調和装置1Bは、前記第1実施形態のものと比較して、通路用仕切り壁6及び内気吸気通路3が助手席側に長く形成され、且つ、通路用仕切り壁6に助手席側の内気吸気口21が設けられている点が相違する。つまり、運転席側と助手席側の双方の内気吸気口7,21が車室の左右対称位置に設定されている。
他の構成は前記第1実施形態と同様であるため、図面の同一構成箇所には同一符号を付してその説明を省略する。
この第2実施形態においても、前記第1実施形態と同様の作用・効果が得られる。
又、第2実施形態では、運転席側と助手席側の双方の内気吸気口7,21が車室の左右対称位置に設定されているので、内気循環時における車室内気流が車室内で更に左右対称となる。従って、左右独立温度調整時に更に有効な車室内気流を形成できる。
図5は本発明の第3実施形態に係る、車室内から見た車両用空気調和装置1Cの概略正面図である。
図5において、この第3実施形態の車両用空気調和装置1Cは、前記第1実施形態のものと比較して、助手席側には内気吸気口が設けられず、運転席側にのみ内気吸気口7が設けられている点が相違する。
他の構成は前記第1実施形態と同様であるため、図面の同一構成箇所には同一符号を付してその説明を省略する。
この第3実施形態においても、前記第1実施形態と同様に、内気吸気通路3を通過する内気がインストルメントパネル5の内面と熱交換し、インストルメントパネル5の表面温度が素早く室内温度に近づく。従って、インストルメントパネル5が過剰に低下してインストルメントパネル5の表面での結露を防止でき、しかも、インストルメントパネル5が高温の放射熱を発することを素早く防止できる。
本発明の第1実施形態を示し、車両用空気調和装置を設置した車室内の平面図である。 本発明の第1実施形態を示し、(a)は図1のA−A線断面図、(b)は内気吸気通路の変形例を示す断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、車室内から見た車両用空気調和装置の概略正面図である。 本発明の第2実施形態を示し、車室内から見た車両用空気調和装置の概略正面図である。 本発明の第3実施形態を示し、車室内から見た車両用空気調和装置の概略正面図である。 従来例の車両用空気調和装置の断面図である。 従来例の車両用空気調和装置の断面図である。
符号の説明
1A〜1C 車両用空気調和装置
3 内気吸気通路
5 インストルメントパネル
7,11,21 内気吸気口

Claims (4)

  1. インストルメントパネル(5)の内面側に、通過する内気が前記インストルメントパネル(5)と熱交換可能な内気吸気通路(3)を設けたことを特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 請求項1記載の車両用空気調和装置であって、
    前記内気吸気通路(3)は、前記インストルメントパネル(5)の車幅方向に沿って延設され、且つ、前記インストルメントパネル(5)の内面を少なくとも一部通路内壁として形成されたことを特徴とする車両用空気調和装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の車両用空気調和装置であって、
    前記内気吸気通路(3)に通じる内気吸気口(7,11,21)は、複数箇所に設けられたことを特徴とする車両用空気調和装置。
  4. 請求項3記載の車両用空気調和装置であって、
    前記複数の内気吸気口(7,11,21)は、運転席側と助手席側に配置されたことを特徴とする車両用空気調和装置。
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