JP2004276853A - 車両用空調ユニット - Google Patents
車両用空調ユニット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004276853A JP2004276853A JP2003074008A JP2003074008A JP2004276853A JP 2004276853 A JP2004276853 A JP 2004276853A JP 2003074008 A JP2003074008 A JP 2003074008A JP 2003074008 A JP2003074008 A JP 2003074008A JP 2004276853 A JP2004276853 A JP 2004276853A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- air conditioning
- conditioning unit
- heat exchanger
- evaporator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
【課題】外形寸法の大型化を抑えながら、低騒音・高風量化を実現することのできる車両用空調ユニットの提供を図る。
【解決手段】送風機としての軸流ファン4を取り囲むようにエバポレータ5(51、52、53)をコ字状に配置した。これにより、エバポレータ5の通風面積を拡大しつつも送風機4をも含んだ空調ユニット1の外形寸法の大型化を抑えることができる。つまり、外径寸法の大型化を極力抑えながら低騒音・高風量を実現できる空調ユニット1となる。
【選択図】 図1
【解決手段】送風機としての軸流ファン4を取り囲むようにエバポレータ5(51、52、53)をコ字状に配置した。これにより、エバポレータ5の通風面積を拡大しつつも送風機4をも含んだ空調ユニット1の外形寸法の大型化を抑えることができる。つまり、外径寸法の大型化を極力抑えながら低騒音・高風量を実現できる空調ユニット1となる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インストルメントパネル内に搭載するのに適した車両用空調ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
インストルメントパネル内に搭載される空調ユニットは、車両のエレクトロニクス化に伴い各種の機器を搭載することが多くなってきたため、その搭載スペースが徐々に縮小されてきている。
【0003】
従来の空調ユニットには、クーリングユニットとヒータユニットと一体化した空調ユニットを車幅方向の中央部に設置し、送風ユニットを車幅方向中央部から助手席側にオフセットして配置したものがある(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0004】
このようなレイアウトはセンタ置きタイプと呼ばれており、このセンタ置きタイプのレイアウトによれば、エバポレータとヒータコアを車幅方向の中央部に集中して設置しているので、インストルメントパネル内の運転席側および助手席側のスペース確保が容易になる利点が得られる。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−123748号公報(図26)
【0006】
【特許文献2】
特開2002−254921号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近では車室内の静穏化の要請に伴い、エアコンの騒音低下の要望も強まってきた。エアコンの騒音低下を図るためには、風量を低下させればよいが、風量を低下させると当然空調能力も劣ってしまうため、風量を落とさずに、つまり、高風量を維持しながら、低騒音を実現する対策が求められている。
【0008】
低騒音・高風量を実現するためには、熱交換器(特にエバポレータ)の通風面積を拡大することが最も有効である。しかし、通風面積を拡大するために、例えば、エバポレータの幅寸法を単に大きくすると、エバポレータの幅方向の占有スペースの拡大により、空調ユニット自体が大型化してしまう。例えばセンタ置きタイプの空調ユニットの場合、運転席側の足元スペースの確保や、助手席側のグローブボックスの容量確保が難しくなってしまう。このため、低騒音・高風量化の実現には無理があると見られていた。
【0009】
本発明は、上記事情を考慮し、外形寸法の大型化を抑えながら低騒音・高風量化を実現できる車両用空調ユニットの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、吸込口および吹出口を備えて内部に送風路を形成する空調ケースと、該空調ケース内に配置される冷却用熱交換器と、該冷却用熱交換器の下流側に配置される加熱用熱交換器と、を備えた車両用空調ユニットにおいて、
前記空調ケース内の冷却用熱交換器の上流側に軸流ファンを配置し、該軸流ファンの下流側に該軸流ファンを取り囲むようにして冷却用熱交換器を配置したことを特徴とするものである。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の車両用空調ユニットにおいて、軸流ファンを取り囲むようにして3つの冷却用熱交換器を上流側に向けて開のコ字状に配置したことを特徴とするものである。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の車両用空調ユニットにおいて、記加熱用熱交換器は、空気と熱交換する熱媒体の放熱量を変更自在なタイプであることを特徴とするものである。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の車両用空調ユニットにおいて、冷却用熱交換器の下流側に、加熱用熱交換器が配置される一般通路および加熱用熱交換器をバイパスするバイパス通路を備え、バイパス通路には、該バイパス通路を開閉するバイパスドアを配置したことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、送風機としての軸流ファンを取り囲むように冷却用熱交換器を配置しているので、送風機をも含んだ空調ユニットを小型化できるともに、冷却用熱交換器の通風面積の拡大を図ることができる。そのため、ユニットの外径寸法の大型化を極力抑えながら低騒音・高風量を実現できる空調ユニットとなる。
【0015】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加え、軸流ファンを取り囲むようにして3つの冷却用熱交換器を上流側に向けてコ字状に配置したため、最も簡素な構造で、請求項1記載の空調ユニットを具現化できる。特に、冷却用熱交換器をコ字状に配置したことで、冷却用熱交換器の幅寸法を抑えられるので、ユニットの幅寸法を抑えることができる。
【0016】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の効果において、加熱用熱交換器は、空気と熱交換する熱媒体の放熱量を変更自在なタイプであるため、冷却用熱交換器と加熱用熱交換器との間にエアミックスドアを設ける必要がなくなる。そのため、冷却用熱交換器と加熱用熱交換器とを近接配置でき、さらに空調ユニットを小型化できる。なお、この請求項3記載の発明では、冷却用熱交換器を流通した空気を全て加熱用熱交換器を流通させる構造であってもよいが、請求項4記載の発明のように、バイパス通路を備える構造であると冷房時の最大風量を確保する点で好適である。
【0017】
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明の効果に加え、冷却用熱交換器の下流側に、加熱用熱交換器が配置される一般通路および加熱用熱交換器をバイパスするバイパス通路を備え、バイパス通路には該バイパス通路を開閉するバイパスドアを配置したため、フルクール時にはバイパスドアを開いて、冷風の一部をバイパス通路を通じて吹き出すことができる。そのため、冷却用熱交換器を流通した空気を全て加熱用熱交換器に流通させる構造とは違って、冷房時にはバイパス通路を利用して最大風量を確保できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1は本発明の第1実施形態の空調ユニットの概略構成図であって、内部構造を部分的に透視しながら示す斜視図である。図2は図1のII−II矢視断面図、図3は図1中のIII−III矢示断面図である。
【0020】
車両用空調装置は、図1〜3に示す空気を温調して車室内に吹き出す空調ユニット1と、空調ユニット1内に配置される冷却用熱交換器としてのエバポレータ5を介装する図示せぬ冷凍サイクルと、空調ユニット1内に配置される加熱用熱交換器としてのヒータコア7を介装する図示せぬ温水サイクルと、を備えて構成される。
【0021】
この実施形態の空調ユニット1は、ヒーターユニットおよびクーラーユニットを一体形成した一体型空調ユニット1であり、箱型の空調ケース2の内部に送風機としての軸流ファン4を納めて、該軸流ファン4を取り囲むようにエバポレータ5(51、52、53)を配置したことが特徴となっている。以下、空調ユニット1を、主に図1〜図3を参照しつつ詳しく説明する。
【0022】
空調ケース2内の送風路の上流端部には、インテークボックス部3が設けられている。このインテークボックス部3は、空調ケース2内に取り入れる空気を選択するものであり、導入口(内気導入口31,32および外気導入口33)と、これら導入口31、32、33を開閉するドア31D、32D、33Dと、を備えている。
【0023】
インテークボックス部3の下流には、軸流ファン4が配置されている。軸流ファン4は、駆動モータ4bの駆動により、下流側に空気を送り出すものである。この軸流ファン4の下流には、エバポレータ5が配置されている。
【0024】
エバポレータ5は、平面視コ字形に形成され、コ字の開口部が空調風の流れ方向の上流側に向くように垂直に立てた姿勢で配置されている。この例では、3つのエバポレータ51、52、53をコ字形に配置することで、エバポレータ5をコ字形に形成してある。
【0025】
ここで、空調ケース2の内部には、コ字形配置のエバポレータ5(51、52、53)の各通風面に対して略垂直に空調風が通過するように、エバポレータ5の内側と外側に、それぞれ内側流路19と外側流路20とが確保されている。
【0026】
エバポレータ5の上流の内側流路19は、単にコ字状エバポレータ5の内側の空間として構成される。そして、この内側流路19に、前記軸流ファン4が配置されている。この内側流路19には、軸流ファン4の外周線に沿って形成される筒状のシュラウド27が設けられている。
【0027】
一方、エバポレータ5の下流の外側流路20は、中央部エバポレータ51の背面側に確保された中央流路21と、両側部エバポレータ52、53の各外側に確保された側部流路22、23と、からなる平面視略コ字形の空間として構成されている。そして、側部エバポレータ52、53から側部流路22、23へ抜けた空気は、この側部流路22,23から流路壁22H、23Hにより中央流路21に集約される。
【0028】
この中央流路21の下流部には、中央部エバポレータ51に対面して近接配置されるヒータコア7が若干前傾姿勢で配置されている。つまり、エバポレータ5通過後に、中央流路21に集約された空調風は、ヒータコア7を流通して、ヒータコア7の下流に形成されたエアミックス空間26へ向かう。なお、ヒータコア7を通風する空気は、ヒータコア7の放熱量を調整することにより、温度調整される。この実施形態では、ヒータコア7を循環する一定流量の温水の温度を調節することによってヒータコア7の放熱量を調整するようになっている。なお、ヒータコア7を流通する温水の循環量を調整することにより、ヒータコア7の放熱量を調整してもよい。
【0029】
エアミックス空間26には、デフロスタ吹出口9とベント吹出口10とフット吹出口11とが設けられており、それらデフロスタ吹出口9とベント吹出口10とフット吹出口11にはそれぞれ開閉可能なデフロスタドア9Dとベントドア10Dとフットドア11Dとが設けられている。フット吹出口11は、ヒータコア7の背面の略下半部と対向配置されて、その上方にむけて順次、ベント吹出口10およびデフロスタ吹出口9が設けられている。なお、フット吹出口11の下流部は、フロント側フット吹出口とリア側フット吹出口に分岐されている。
【0030】
また、図3に示すように、ヒータコア7の上方位置には、中央流路21内に導入された冷風の少なくとも一部を直接エアミックス空間26にバイパスさせるバイパス通路25が設けられている。このバイパス通路25には、該バイパス通路25を開閉するバタフライ形のバイパスドア25Dが設けられている。また、このバイパスドア25Dの真上には、デフロスタ吹出口9は設けられている。
【0031】
空調ユニット1を車両に据え付ける場合は、コ字形エバポレータ5の開口部が上流である車両前方を向く姿勢で、空調ユニット1をインストルメントパネル内の車幅方向中央部に配置する。そして、ダッシュパネルDP(図3中2点鎖線)に形成された外気導入口D1にインテークボックス部3の外気導入口33を接合し、各吹出口9、10、11に図示せぬ吹出ダクトを連通接続する。
【0032】
次に作用を説明する。
【0033】
軸流ファン4の駆動モータ4bを作動させると、インテークボックス部3の導入口31,32,33を通じて内外気が選択的に空調ケース2内に吸入される。吸入された空気は、エバポレータ5の内側流路19に配置される軸流ファン4を通過し、さらに、各エバポレータ5を通過して外側流路20に抜ける。この間、空調風はエバポレータ5によって除湿・冷却される。エバポレータ5(51、52、53)を通過した空調風は、外側流路20の中央流路21に集約され、ヒータコア7を通過してエアミックス空間26に抜けて、開放された少なくともいずれかの吹出口9,10,11から車内へ吹き出される。
【0034】
例えば、ヒートモードまたはフルヒートモードの場合は、ヒータコア7を加温モードにして(つまりヒータコア7に温水を流して)空調風を通過させる。これにより、エバポレータ5を通過した空調風が加温されて車内へ吹き出される。このとき、温水の温度を制御することで求める吹出温度にする。
【0035】
また、フルクールモードの場合は、ヒータコア7を加温モードにせずに(つまりヒータコア7を流通する温水を止めて)空調風を通過させる。これにより、冷風がそのまま車内へ吹き出される。このフルクールモードの場合、バイパスドア25Dを開いてエバポレータ5通過後の空調風を直接エアミックス空間26に導入することで、フルクールモードにおける最大吹出性能を確保している。なお、フルクールモード以外にバイパスドア25Dの開度調整をすることで、吹出温度の調整の補助を行っても良い。また、ヒータコア7の放熱量の調整は、上述のように熱媒体(=温水)の温度を制御する構造以外にも、ヒータコア7を流通する熱媒体の循環量を制御する構造としてもよい。
【0036】
次に効果を説明する。
【0037】
以上のような実施形態の車両用空調装置によれば、以下のような効果がある。
【0038】
第1に、送風機としての軸流ファン4を取り囲むようにエバポレータ5を配置しているので、エバポレータ5の通風面積の拡大しつつも送風機4をも含んだ空調ユニット1の外形寸法の大型化を抑えることができる。つまり、外径寸法の大型化を極力抑えながら低騒音・高風量を実現できる空調ユニット1となる。
【0039】
より具体的には、この実施形態の場合、エバポレータ5をコ字形に配置してあるので、中央部エバポレータ51を基本として見た場合、左右側部エバポレータ52、53の通風面積分が増加して、その分、低騒音・高風量を実現することができる。
【0040】
第2に、このエバポレータ5をコ字形に配置したため、簡素な構造となる。 特に、コ字形エバポレータ5の開口を車両前方に向けた場合には、エバポレータ5の幅寸法を極めて小さく抑えることがでるため、空調ユニット1の幅寸法を極めて小さく抑えることができる。しかも、従来構造のようなオフセット配置の送風ユニットが不要となるため、空調ユニット1をセンタ置きタイプのレイアウトで配置した場合には、運転席の足元スペースやグローブボックスの容量を十分に確保することができる。
【0041】
第3に、ヒータコア7は、空気と熱交換する熱媒体の放熱量を変更自在なタイプであるため、エバポレータ5とヒータコア7との間にエアミックスドアを設ける必要がなくなるため、エバポレータ5とヒータコア7とを近接配置でき、さらに空調ユニット1を小型化できる。
【0042】
第4に、バイパス通路25およびバイパス通路25を開閉するバイパスドア25Dを備える構造であるため、例えばバイパス通路を設けずに冷却用熱交換器を流通した空気を全て加熱用熱交換器を流通させる構造と比べて、冷房時の最大風量を確保する点で好適である。なお、ヒータコア7の加温モードにおいて、バイパスドア25Dの開度調整を行うことで、ヒータコア7を通風した温風ととバイパス通路25から出てくる冷風をミックスして、空調風の温度調整を行うこともできる。
【0043】
第5に、エバポレータ5もヒータコア7も、立った姿勢で配置されているので、水平方向に空調風が通過することになって、良好な熱交換性能が得られる。
【0044】
第6に、ヒータコア7が後傾姿勢で配置されることで、占有スペースを拡大せずにヒータコア7の通風面積の拡大が図られているので、ヒータコア7の熱交換性能がアップする。
【0045】
第7に、ヒータコア7は、中央部エバポレータ51と対面する姿勢で配置されているので、流路構成が単純化され、コンパクトな構造の空調ユニット1となっている。つまり、、中央部エバポレータ51およびヒータコア7と直交する方向の寸法を小さく抑えることができる。この例では、中央部エバポレータ51とヒータコア7を車両前後方向に位置するように据え付けた構造であるため、車両前後方向の空調ユニット1の寸法を小さく抑えることができる。
【0046】
以上要するに、本発明によれば、送風機としての軸流ファン4を取り囲むように冷却用熱交換器を配置しているので、冷却用熱交換器の通風面積の拡大しつつも送風機をも含んだ空調ユニットの外形寸法の大型化を抑えることができる。つまり、外径寸法の大型化を極力抑えながら低騒音・高風量を実現できる空調ユニットとなる。
【0047】
なお、上述の実施形態では、バイパス通路25を備える構造であるが、本発明にあっては、バイパス通路25を設けずにエバポレータ51、52、53を通過した空調風を、どのような場合も全てヒータコア7に通過させるようにしてもよい。この場合も、モードに応じてヒータコア7の放熱量を制御することで、吹出温度の温度制御できる。
【0048】
また、上記実施形態では冷却用熱交換器5をコ字状に配置するため3つの冷却用熱交換器51、52、53を組み合わせた例であるが、1つの冷却用熱交換器をコ字状に形成したものであってもよい。
【0049】
また、上述の実施形態ではエバポレータ5をコ字形に配置した例であるが、本発明にあっては中央部エバポレータ51に対して両側部エバポレータ52、53が完全に直交してない構造も含まれることは勿論、さらに多くのエバポレータを組み合わせて軸流ファン4を取り囲むようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施形態の空調ユニットの概略構成図であって、内部構造を部分的に透視しながら示す斜視図である。
【図2】図2は図1中のII−II断面図。
【図3】図3は図1中のIII−III断面図。
【符号の説明】
1…空調ユニット
2…空調ケース
4…軸流ファン(送風機)
5…エバポレータ(冷却用熱交換器)
51…中央部エバポレータ
52…側部エバポレータ
53…側部エバポレータ
7…ヒータコア(加熱用熱交換器)
9,10,11…吹出口
25…バイパス通路
25D…バイパスドア
26…エアミックス空間
31、32、33…導入口
【発明の属する技術分野】
本発明は、インストルメントパネル内に搭載するのに適した車両用空調ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
インストルメントパネル内に搭載される空調ユニットは、車両のエレクトロニクス化に伴い各種の機器を搭載することが多くなってきたため、その搭載スペースが徐々に縮小されてきている。
【0003】
従来の空調ユニットには、クーリングユニットとヒータユニットと一体化した空調ユニットを車幅方向の中央部に設置し、送風ユニットを車幅方向中央部から助手席側にオフセットして配置したものがある(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0004】
このようなレイアウトはセンタ置きタイプと呼ばれており、このセンタ置きタイプのレイアウトによれば、エバポレータとヒータコアを車幅方向の中央部に集中して設置しているので、インストルメントパネル内の運転席側および助手席側のスペース確保が容易になる利点が得られる。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−123748号公報(図26)
【0006】
【特許文献2】
特開2002−254921号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近では車室内の静穏化の要請に伴い、エアコンの騒音低下の要望も強まってきた。エアコンの騒音低下を図るためには、風量を低下させればよいが、風量を低下させると当然空調能力も劣ってしまうため、風量を落とさずに、つまり、高風量を維持しながら、低騒音を実現する対策が求められている。
【0008】
低騒音・高風量を実現するためには、熱交換器(特にエバポレータ)の通風面積を拡大することが最も有効である。しかし、通風面積を拡大するために、例えば、エバポレータの幅寸法を単に大きくすると、エバポレータの幅方向の占有スペースの拡大により、空調ユニット自体が大型化してしまう。例えばセンタ置きタイプの空調ユニットの場合、運転席側の足元スペースの確保や、助手席側のグローブボックスの容量確保が難しくなってしまう。このため、低騒音・高風量化の実現には無理があると見られていた。
【0009】
本発明は、上記事情を考慮し、外形寸法の大型化を抑えながら低騒音・高風量化を実現できる車両用空調ユニットの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、吸込口および吹出口を備えて内部に送風路を形成する空調ケースと、該空調ケース内に配置される冷却用熱交換器と、該冷却用熱交換器の下流側に配置される加熱用熱交換器と、を備えた車両用空調ユニットにおいて、
前記空調ケース内の冷却用熱交換器の上流側に軸流ファンを配置し、該軸流ファンの下流側に該軸流ファンを取り囲むようにして冷却用熱交換器を配置したことを特徴とするものである。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の車両用空調ユニットにおいて、軸流ファンを取り囲むようにして3つの冷却用熱交換器を上流側に向けて開のコ字状に配置したことを特徴とするものである。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の車両用空調ユニットにおいて、記加熱用熱交換器は、空気と熱交換する熱媒体の放熱量を変更自在なタイプであることを特徴とするものである。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の車両用空調ユニットにおいて、冷却用熱交換器の下流側に、加熱用熱交換器が配置される一般通路および加熱用熱交換器をバイパスするバイパス通路を備え、バイパス通路には、該バイパス通路を開閉するバイパスドアを配置したことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、送風機としての軸流ファンを取り囲むように冷却用熱交換器を配置しているので、送風機をも含んだ空調ユニットを小型化できるともに、冷却用熱交換器の通風面積の拡大を図ることができる。そのため、ユニットの外径寸法の大型化を極力抑えながら低騒音・高風量を実現できる空調ユニットとなる。
【0015】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加え、軸流ファンを取り囲むようにして3つの冷却用熱交換器を上流側に向けてコ字状に配置したため、最も簡素な構造で、請求項1記載の空調ユニットを具現化できる。特に、冷却用熱交換器をコ字状に配置したことで、冷却用熱交換器の幅寸法を抑えられるので、ユニットの幅寸法を抑えることができる。
【0016】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の効果において、加熱用熱交換器は、空気と熱交換する熱媒体の放熱量を変更自在なタイプであるため、冷却用熱交換器と加熱用熱交換器との間にエアミックスドアを設ける必要がなくなる。そのため、冷却用熱交換器と加熱用熱交換器とを近接配置でき、さらに空調ユニットを小型化できる。なお、この請求項3記載の発明では、冷却用熱交換器を流通した空気を全て加熱用熱交換器を流通させる構造であってもよいが、請求項4記載の発明のように、バイパス通路を備える構造であると冷房時の最大風量を確保する点で好適である。
【0017】
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明の効果に加え、冷却用熱交換器の下流側に、加熱用熱交換器が配置される一般通路および加熱用熱交換器をバイパスするバイパス通路を備え、バイパス通路には該バイパス通路を開閉するバイパスドアを配置したため、フルクール時にはバイパスドアを開いて、冷風の一部をバイパス通路を通じて吹き出すことができる。そのため、冷却用熱交換器を流通した空気を全て加熱用熱交換器に流通させる構造とは違って、冷房時にはバイパス通路を利用して最大風量を確保できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1は本発明の第1実施形態の空調ユニットの概略構成図であって、内部構造を部分的に透視しながら示す斜視図である。図2は図1のII−II矢視断面図、図3は図1中のIII−III矢示断面図である。
【0020】
車両用空調装置は、図1〜3に示す空気を温調して車室内に吹き出す空調ユニット1と、空調ユニット1内に配置される冷却用熱交換器としてのエバポレータ5を介装する図示せぬ冷凍サイクルと、空調ユニット1内に配置される加熱用熱交換器としてのヒータコア7を介装する図示せぬ温水サイクルと、を備えて構成される。
【0021】
この実施形態の空調ユニット1は、ヒーターユニットおよびクーラーユニットを一体形成した一体型空調ユニット1であり、箱型の空調ケース2の内部に送風機としての軸流ファン4を納めて、該軸流ファン4を取り囲むようにエバポレータ5(51、52、53)を配置したことが特徴となっている。以下、空調ユニット1を、主に図1〜図3を参照しつつ詳しく説明する。
【0022】
空調ケース2内の送風路の上流端部には、インテークボックス部3が設けられている。このインテークボックス部3は、空調ケース2内に取り入れる空気を選択するものであり、導入口(内気導入口31,32および外気導入口33)と、これら導入口31、32、33を開閉するドア31D、32D、33Dと、を備えている。
【0023】
インテークボックス部3の下流には、軸流ファン4が配置されている。軸流ファン4は、駆動モータ4bの駆動により、下流側に空気を送り出すものである。この軸流ファン4の下流には、エバポレータ5が配置されている。
【0024】
エバポレータ5は、平面視コ字形に形成され、コ字の開口部が空調風の流れ方向の上流側に向くように垂直に立てた姿勢で配置されている。この例では、3つのエバポレータ51、52、53をコ字形に配置することで、エバポレータ5をコ字形に形成してある。
【0025】
ここで、空調ケース2の内部には、コ字形配置のエバポレータ5(51、52、53)の各通風面に対して略垂直に空調風が通過するように、エバポレータ5の内側と外側に、それぞれ内側流路19と外側流路20とが確保されている。
【0026】
エバポレータ5の上流の内側流路19は、単にコ字状エバポレータ5の内側の空間として構成される。そして、この内側流路19に、前記軸流ファン4が配置されている。この内側流路19には、軸流ファン4の外周線に沿って形成される筒状のシュラウド27が設けられている。
【0027】
一方、エバポレータ5の下流の外側流路20は、中央部エバポレータ51の背面側に確保された中央流路21と、両側部エバポレータ52、53の各外側に確保された側部流路22、23と、からなる平面視略コ字形の空間として構成されている。そして、側部エバポレータ52、53から側部流路22、23へ抜けた空気は、この側部流路22,23から流路壁22H、23Hにより中央流路21に集約される。
【0028】
この中央流路21の下流部には、中央部エバポレータ51に対面して近接配置されるヒータコア7が若干前傾姿勢で配置されている。つまり、エバポレータ5通過後に、中央流路21に集約された空調風は、ヒータコア7を流通して、ヒータコア7の下流に形成されたエアミックス空間26へ向かう。なお、ヒータコア7を通風する空気は、ヒータコア7の放熱量を調整することにより、温度調整される。この実施形態では、ヒータコア7を循環する一定流量の温水の温度を調節することによってヒータコア7の放熱量を調整するようになっている。なお、ヒータコア7を流通する温水の循環量を調整することにより、ヒータコア7の放熱量を調整してもよい。
【0029】
エアミックス空間26には、デフロスタ吹出口9とベント吹出口10とフット吹出口11とが設けられており、それらデフロスタ吹出口9とベント吹出口10とフット吹出口11にはそれぞれ開閉可能なデフロスタドア9Dとベントドア10Dとフットドア11Dとが設けられている。フット吹出口11は、ヒータコア7の背面の略下半部と対向配置されて、その上方にむけて順次、ベント吹出口10およびデフロスタ吹出口9が設けられている。なお、フット吹出口11の下流部は、フロント側フット吹出口とリア側フット吹出口に分岐されている。
【0030】
また、図3に示すように、ヒータコア7の上方位置には、中央流路21内に導入された冷風の少なくとも一部を直接エアミックス空間26にバイパスさせるバイパス通路25が設けられている。このバイパス通路25には、該バイパス通路25を開閉するバタフライ形のバイパスドア25Dが設けられている。また、このバイパスドア25Dの真上には、デフロスタ吹出口9は設けられている。
【0031】
空調ユニット1を車両に据え付ける場合は、コ字形エバポレータ5の開口部が上流である車両前方を向く姿勢で、空調ユニット1をインストルメントパネル内の車幅方向中央部に配置する。そして、ダッシュパネルDP(図3中2点鎖線)に形成された外気導入口D1にインテークボックス部3の外気導入口33を接合し、各吹出口9、10、11に図示せぬ吹出ダクトを連通接続する。
【0032】
次に作用を説明する。
【0033】
軸流ファン4の駆動モータ4bを作動させると、インテークボックス部3の導入口31,32,33を通じて内外気が選択的に空調ケース2内に吸入される。吸入された空気は、エバポレータ5の内側流路19に配置される軸流ファン4を通過し、さらに、各エバポレータ5を通過して外側流路20に抜ける。この間、空調風はエバポレータ5によって除湿・冷却される。エバポレータ5(51、52、53)を通過した空調風は、外側流路20の中央流路21に集約され、ヒータコア7を通過してエアミックス空間26に抜けて、開放された少なくともいずれかの吹出口9,10,11から車内へ吹き出される。
【0034】
例えば、ヒートモードまたはフルヒートモードの場合は、ヒータコア7を加温モードにして(つまりヒータコア7に温水を流して)空調風を通過させる。これにより、エバポレータ5を通過した空調風が加温されて車内へ吹き出される。このとき、温水の温度を制御することで求める吹出温度にする。
【0035】
また、フルクールモードの場合は、ヒータコア7を加温モードにせずに(つまりヒータコア7を流通する温水を止めて)空調風を通過させる。これにより、冷風がそのまま車内へ吹き出される。このフルクールモードの場合、バイパスドア25Dを開いてエバポレータ5通過後の空調風を直接エアミックス空間26に導入することで、フルクールモードにおける最大吹出性能を確保している。なお、フルクールモード以外にバイパスドア25Dの開度調整をすることで、吹出温度の調整の補助を行っても良い。また、ヒータコア7の放熱量の調整は、上述のように熱媒体(=温水)の温度を制御する構造以外にも、ヒータコア7を流通する熱媒体の循環量を制御する構造としてもよい。
【0036】
次に効果を説明する。
【0037】
以上のような実施形態の車両用空調装置によれば、以下のような効果がある。
【0038】
第1に、送風機としての軸流ファン4を取り囲むようにエバポレータ5を配置しているので、エバポレータ5の通風面積の拡大しつつも送風機4をも含んだ空調ユニット1の外形寸法の大型化を抑えることができる。つまり、外径寸法の大型化を極力抑えながら低騒音・高風量を実現できる空調ユニット1となる。
【0039】
より具体的には、この実施形態の場合、エバポレータ5をコ字形に配置してあるので、中央部エバポレータ51を基本として見た場合、左右側部エバポレータ52、53の通風面積分が増加して、その分、低騒音・高風量を実現することができる。
【0040】
第2に、このエバポレータ5をコ字形に配置したため、簡素な構造となる。 特に、コ字形エバポレータ5の開口を車両前方に向けた場合には、エバポレータ5の幅寸法を極めて小さく抑えることがでるため、空調ユニット1の幅寸法を極めて小さく抑えることができる。しかも、従来構造のようなオフセット配置の送風ユニットが不要となるため、空調ユニット1をセンタ置きタイプのレイアウトで配置した場合には、運転席の足元スペースやグローブボックスの容量を十分に確保することができる。
【0041】
第3に、ヒータコア7は、空気と熱交換する熱媒体の放熱量を変更自在なタイプであるため、エバポレータ5とヒータコア7との間にエアミックスドアを設ける必要がなくなるため、エバポレータ5とヒータコア7とを近接配置でき、さらに空調ユニット1を小型化できる。
【0042】
第4に、バイパス通路25およびバイパス通路25を開閉するバイパスドア25Dを備える構造であるため、例えばバイパス通路を設けずに冷却用熱交換器を流通した空気を全て加熱用熱交換器を流通させる構造と比べて、冷房時の最大風量を確保する点で好適である。なお、ヒータコア7の加温モードにおいて、バイパスドア25Dの開度調整を行うことで、ヒータコア7を通風した温風ととバイパス通路25から出てくる冷風をミックスして、空調風の温度調整を行うこともできる。
【0043】
第5に、エバポレータ5もヒータコア7も、立った姿勢で配置されているので、水平方向に空調風が通過することになって、良好な熱交換性能が得られる。
【0044】
第6に、ヒータコア7が後傾姿勢で配置されることで、占有スペースを拡大せずにヒータコア7の通風面積の拡大が図られているので、ヒータコア7の熱交換性能がアップする。
【0045】
第7に、ヒータコア7は、中央部エバポレータ51と対面する姿勢で配置されているので、流路構成が単純化され、コンパクトな構造の空調ユニット1となっている。つまり、、中央部エバポレータ51およびヒータコア7と直交する方向の寸法を小さく抑えることができる。この例では、中央部エバポレータ51とヒータコア7を車両前後方向に位置するように据え付けた構造であるため、車両前後方向の空調ユニット1の寸法を小さく抑えることができる。
【0046】
以上要するに、本発明によれば、送風機としての軸流ファン4を取り囲むように冷却用熱交換器を配置しているので、冷却用熱交換器の通風面積の拡大しつつも送風機をも含んだ空調ユニットの外形寸法の大型化を抑えることができる。つまり、外径寸法の大型化を極力抑えながら低騒音・高風量を実現できる空調ユニットとなる。
【0047】
なお、上述の実施形態では、バイパス通路25を備える構造であるが、本発明にあっては、バイパス通路25を設けずにエバポレータ51、52、53を通過した空調風を、どのような場合も全てヒータコア7に通過させるようにしてもよい。この場合も、モードに応じてヒータコア7の放熱量を制御することで、吹出温度の温度制御できる。
【0048】
また、上記実施形態では冷却用熱交換器5をコ字状に配置するため3つの冷却用熱交換器51、52、53を組み合わせた例であるが、1つの冷却用熱交換器をコ字状に形成したものであってもよい。
【0049】
また、上述の実施形態ではエバポレータ5をコ字形に配置した例であるが、本発明にあっては中央部エバポレータ51に対して両側部エバポレータ52、53が完全に直交してない構造も含まれることは勿論、さらに多くのエバポレータを組み合わせて軸流ファン4を取り囲むようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施形態の空調ユニットの概略構成図であって、内部構造を部分的に透視しながら示す斜視図である。
【図2】図2は図1中のII−II断面図。
【図3】図3は図1中のIII−III断面図。
【符号の説明】
1…空調ユニット
2…空調ケース
4…軸流ファン(送風機)
5…エバポレータ(冷却用熱交換器)
51…中央部エバポレータ
52…側部エバポレータ
53…側部エバポレータ
7…ヒータコア(加熱用熱交換器)
9,10,11…吹出口
25…バイパス通路
25D…バイパスドア
26…エアミックス空間
31、32、33…導入口
Claims (4)
- 内部に送風路を形成する空調ケース(2)と、該空調ケース(2)内に配置される冷却用熱交換器(5)と、該冷却用熱交換器(5)の下流側に配置される加熱用熱交換器(7)と、を備えた車両用空調ユニット(1)において、
前記空調ケース(2)内の冷却用熱交換器(5)の上流側に軸流ファン(4)を配置し、該軸流ファン(4)を取り囲むようにして冷却用熱交換器(5)を配置したことを特徴とする車両用空調ユニット。 - 請求項1記載の車両用空調ユニットにおいて、
前記軸流ファン(4)を取り囲むようにして3つの冷却用熱交換器(51,52,53)を上流側に向けてコ字状に配置したことを特徴とする車両用空調ユニット(1)。 - 請求項1または2記載の車両用空調ユニット(1)において、
前記加熱用熱交換器(7)は、空気と熱交換する熱媒体の放熱量を変更自在なタイプであることを特徴とする車両用空調ユニット(1)。 - 請求項3記載の車両用空調ユニット(1)において、
前記冷却用熱交換器(5)の下流側に前記加熱用熱交換器(7)をバイパスするバイパス通路(25)を設け、前記バイパス通路(25)に該バイパス通路(25)を開閉するバイパスドア(25D)を設けたことを特徴とする車両用空調ユニット(1)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003074008A JP2004276853A (ja) | 2003-03-18 | 2003-03-18 | 車両用空調ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003074008A JP2004276853A (ja) | 2003-03-18 | 2003-03-18 | 車両用空調ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004276853A true JP2004276853A (ja) | 2004-10-07 |
Family
ID=33289760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003074008A Withdrawn JP2004276853A (ja) | 2003-03-18 | 2003-03-18 | 車両用空調ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004276853A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007331741A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-12-27 | Delphi Technologies Inc | 一体成形のモータ絶縁システム |
-
2003
- 2003-03-18 JP JP2003074008A patent/JP2004276853A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007331741A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-12-27 | Delphi Technologies Inc | 一体成形のモータ絶縁システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101146430B1 (ko) | 차량용 후석 공조장치 | |
JP2006036032A (ja) | 自動車用空調装置 | |
JP2005225448A (ja) | 自動車用空調装置 | |
JPH09309322A (ja) | 自動車用空調装置 | |
JP3774961B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2010023640A (ja) | 車両用空調装置 | |
JPH1016531A (ja) | 車両用空調装置 | |
JPH10250345A (ja) | 自動車用空調ユニットおよび空気調和装置 | |
JP4478904B2 (ja) | 自動車用空調装置 | |
JP4209695B2 (ja) | 車両用空調ユニットおよび車両用空調装置 | |
JP2004276853A (ja) | 車両用空調ユニット | |
JP2004243827A (ja) | 車載用空調装置 | |
JP2005225445A (ja) | 自動車用空調装置 | |
JP3687174B2 (ja) | 車載用空調装置 | |
JP4624773B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2004256048A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2003080921A (ja) | 送風装置および車両用空調装置 | |
JPH1058939A (ja) | 自動車用空気調和装置 | |
JP2001097025A (ja) | 車両用空調装置のエアコンユニット | |
JP2002362132A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2007038746A (ja) | 自動車用空調装置 | |
JP2000177359A (ja) | 車両用空調装置 | |
JPH11227448A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP6628547B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2007083774A (ja) | 車両後席用空調装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050621 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20070322 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |