JP2006224058A - 吸着剤の造粒方法および造粒装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高密度であって、所望の粒径の吸着剤を、従来技術よりも効率良く得ることができる吸着剤の造粒方法および造粒装置を提供する。
【解決手段】 圧粉工程で、ローラ式圧粉成形機5を用いて、原料粉末1を圧縮することで、高密度な薄板成形体2を形成する。このとき、薄板成形体2の厚さを所望の産物粒体の大きさに合わせた厚さとする。続いて、破砕工程で、一対の回転ローラ22、23を備えるローラ式破砕機21を用いて、薄板成形体2を破砕する。このとき、一対の回転ローラ22、23として、それぞれ、その表面に、互いに直交する方向に伸びる溝26、27を有しており、溝26、27の山部は、所望の産物粒体の大きさに合った間隔で配置されているものを用いる。これにより、薄板成形体2に対して縦方向と横方向の割れを同時に生じさせることで、薄板成形体2を所望の産物粒体の大きさに破砕する。
【選択図】 図2
【解決手段】 圧粉工程で、ローラ式圧粉成形機5を用いて、原料粉末1を圧縮することで、高密度な薄板成形体2を形成する。このとき、薄板成形体2の厚さを所望の産物粒体の大きさに合わせた厚さとする。続いて、破砕工程で、一対の回転ローラ22、23を備えるローラ式破砕機21を用いて、薄板成形体2を破砕する。このとき、一対の回転ローラ22、23として、それぞれ、その表面に、互いに直交する方向に伸びる溝26、27を有しており、溝26、27の山部は、所望の産物粒体の大きさに合った間隔で配置されているものを用いる。これにより、薄板成形体2に対して縦方向と横方向の割れを同時に生じさせることで、薄板成形体2を所望の産物粒体の大きさに破砕する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、シリカゲル等の吸着剤の造粒方法および造粒装置に関し、詳しくは、吸着式冷凍機の吸着コア等に好適に使用される吸着剤の造粒方法および造粒装置に関するものである。
吸着式冷凍機等の吸着剤としては、例えば、シリカゲル、ゼオライト等があり、吸着剤は、原料となる粉末を所定のサイズに造粒することにより用いられる。
そして、従来では、粉末の造粒方法としては、例えば、以下の3つの方法がある。
第1の方法は、一対のローラであって、一方のローラは、表面に回転円周方向に垂直な横溝を有し、他方のローラは、表面に回転円周方向に平行な縦溝を有するダブルローラ式加圧造粒機を用い、合成粉末の圧粉と造粒とを同時に行う方法である。
この方法では、粉末をその一対のローラ間に投入し、圧粉と同時に、ローラの縦溝と横溝により、筋目を入れることで、所望の粒径に割れやすくしておき、その後、軽い衝撃を与えることで、所望の粒径の粒体が得られる(例えば、特許文献1、2参照)。
第2の方法は、ローラ式圧粉成形機により、圧粉成形体を作製し、得られた圧粉成形体を、回転するハンマー等の解砕機を用いて解砕し、さらに、石臼式マスコロイダー等のグラインダーで磨砕する方法である(例えば、特許文献3参照)。
第3の方法は、ローラ式圧粉成形機により、圧粉成形体を作製し、得られた圧粉成形体を、ロール式グラニュレータを用いて、解砕する方法である。ロール式グラニュレータは、一対のローラが複数組段階的に配置され、その段階毎にローラに設けられた溝幅が段階的に小さくなっている。また、一対のローラでは、V溝が互いに同じ方向であって、一方のロールの溝山と溝山との間に、網一方のロールの溝山が位置している。
そして、この方法では、圧粉成形体を、ロールの山と山の中心をもう一方のロールの山で変形させながら割れを発生させ、圧粉成形体を段階的に小さくすることで、所望の粒径の粒体が得られる(例えば、非特許文献1参照)。
特開平4−122432号公報
実公平07−028915号公報
特開2001−38188号公報
「造粒ハンドブック」,日本粉体工業技術協会編,オーム社,p.349〜364
しかし、上記した第1の方法では、粉末に対する圧力が大きい場合、一方のローラの縦溝から、粉末が流出してしまうため、高密度な粒体が得られず、また、粒体の密度に大きなばらつきが生じるという問題がある。
なお、吸着式冷凍機の吸着剤の粒径は、吸着速度の観点より、例えば、1mm以下のように小さいことが望ましく、このように、粒径が小さな粒体を製造したい場合に、この問題が顕著となる。
一方、上記した第2、第3の方法によれば、圧粉成形体を形成した後に、圧粉成形体を摩砕もしくは解砕しており、圧粉成形体を形成する際に用いるローラ式圧粉成形機のローラには、縦溝が設けられていないので、高密度な圧粉成形体を形成した後、圧粉成形体を解砕することで、高密度な粒体が得られる。
しかし、第2、第3の方法では、歩留まりが低いという問題がある。これは、第2の方法では、グラインダーを用いて圧粉成形体を摩砕しているため、微粉が生じやすく、また、
所望の粒径の粒体が得られても、その粒体を摩砕してしまうからである。同様に、第3の方法では、ロール式グラニュレータを用いて圧粉成形体を解砕しているため、得られる粒体の形状が不揃いであったり、圧粉成形体を小さくする各段階で微粉が生じたりするためである。
所望の粒径の粒体が得られても、その粒体を摩砕してしまうからである。同様に、第3の方法では、ロール式グラニュレータを用いて圧粉成形体を解砕しているため、得られる粒体の形状が不揃いであったり、圧粉成形体を小さくする各段階で微粉が生じたりするためである。
本発明は、上記点に鑑み、高密度であって、所望の粒径の吸着剤を、従来技術よりも効率良く得ることができる吸着剤の造粒方法および造粒装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、以下の圧粉工程と、以下の破砕工程とを有することを特徴としている。
すなわち、圧粉工程では、原料粉末(1)を圧縮することにより、所望の産物粒体(4)の大きさに合わせた厚さであって、縦横方向に伸びた板状の圧粉成形体(2)を形成する。
また、破砕工程では、一方向に伸びており、互いに平行で、かつ、所望の産物粒体(4)の大きさに合わせた間隔(P)で配置されている複数の第1の山部(26a)を表面に有する第1のローラ(22)と、複数の第1の山部(26a)に対して略直交して配置され、かつ、所望の産物粒体(4)の大きさに合わせた間隔(P)で配置されている複数の第2の山部(27a)を表面に有し、第1のローラ(22)と対向して配置された第2のローラ(23)とによって、圧粉成形体(2)に対して縦方向と横方向の割れを同時に生じさせることで、圧粉成形体(2)を所望の産物粒体(4)の大きさに破砕する。
本発明によれば、圧粉工程と、破砕工程とを別々の工程としているため、圧粉工程で、高密度な圧粉成形体を形成し、その後、破砕工程で、その圧粉成形体を破砕することで、高密度な吸着剤の粒体を得ることができる。
また、本発明では、圧粉体成形の形成工程で、板状の圧粉成形体の厚さを所望の産物粒体の大きさに合わせた厚さとし、破砕工程で、この圧粉成形体を縦横に切断することで、所望の大きさである吸着剤の粒体を得るようにしている。
この場合、破砕工程において、縦、横、厚さとも、得たい粒体サイズよりも大きな圧粉成形体を破砕する場合と比較して、圧粉成形体を所望の大きさの粒体に破砕することが容易である。また、この場合、上記した従来の第2、第3の方法と比較して、グラインダーを用いた場合に生じる微粉の発生や、所望の大きさとなった粒体をさらに削ってしまうことを抑制でき、上記したグラニュレータを用いた場合に生じる得られる粒体の形状のばらつきや、微粉の発生を抑制することができる。
以上のことから、本発明の造粒方法によれば、高密度であって、所望の粒径の吸着剤を、従来技術よりも効率良く得ることができる。
圧粉成形体の厚さは、本発明者らの実施結果より、例えば、請求項2に示すように、所望の大きさの産物粒体(4)における最大規格値に対して、1.4倍未満の厚さであることが好ましい。
請求項3に記載の発明では、破砕工程で、第1の山部(26a)における圧粉成形体(2)への最大食い込み可能量(H1)と、第1のローラ(22)と第2のローラ(23)との間隔(T)と、第2の山部(27a)における圧粉成形体(2)への最大食い込み可能量(H2)との合計が、圧粉成形体(2)の厚さと一致するように規定されている一対のローラ(22、23)を用いることを特徴としている。
山部が圧粉成形体に食い込ませることで、圧粉成形体を破砕するようにしているが、第1の山部の圧粉成形体への最大食い込み可能量と、第1のローラと第2のローラとの間隔と、第2の山部の圧粉成形体への最大食い込み可能量との合計が、圧粉成形体の厚さよりも大きい場合、圧粉成形体を一対のローラで破砕するとき、圧粉成形体と一対のローラとの間に遊びが生じる。このため、圧粉成形体が一対のローラ間の中心からずれ、片方のローラ側に偏り、圧粉成形体を縦方向もしくは横方向にしか切断できない等の問題が生じるおそれある。
これに対して、本発明によれば、第1のローラと第2のローラとの間の中央に、圧粉成形体を位置させることができるので、圧粉成形体を良好に破砕することができる。
具体的には、谷部の形状を、山部を構成する斜面と、この斜面と異なる角度を有する底面とを有する形状として、この底面により、第1、第2の山部の圧粉成形体への最大食い込み可能量を規定することができる。
例えば、請求項4に示すように、谷部の形状を、山部を構成する斜面と、この斜面と平行でなく、かつ、圧粉成形体に対して略平行で平坦な底面とにより構成された形状とすることができる。なお、この底面を湾曲面に変更することもできる。
請求項4に記載の発明では、破砕工程で、隣り合う山部(26a、27a)同士の間に位置する谷部(26b、27b)の形状が、山部(26a、27a)を構成する斜面(26c、27c)と、一対のローラ(22、23)に投入された際の圧粉成形体(2)に対して略平行で、かつ、平坦な底面(26d、27d)とを有する形状である一対のローラ(22、23)を用いることを特徴としている。
圧粉成形体の破砕の際において、圧粉成形体とローラの谷部とに隙間が生じている場合、この隙間を所望粒径以上の粒体がすり抜けてしまうことがある。
これに対して、本発明によれば、谷部の底面が圧粉成形体と略平行であるため、谷部全体を圧粉成形体に接触させることができる。これにより、圧粉成形体と谷部とに隙間が生じるのを抑制でき、谷部と圧粉成形体との間の隙間を、所望粒径以上の粒体がすり抜けてしまうのを抑制できる。
また、請求項5に示すように、破砕工程では、第1のローラ(22)と第2のローラ(23)との間隔(T)が、圧粉成形体(2)の厚さの60%以下とされた一対のローラ(22、23)を用いることが好ましい。
これにより、歩留まりを従来の方法の歩留まり(約50%)よりも向上させることができる。
また、請求項6に示すように、破砕工程では、第1、第2の山部(26a、27a)の各頂角(θ)が40°〜90°である一対のローラ(22、23)を用いることが好ましい。
これにより、歩留まりを従来の方法の歩留まり(約50%)よりも向上させることができる。
請求項7に記載の発明では、吸着剤の造粒装置が、一方向に伸びており、互いに平行で、かつ、所望の産物粒体(4)の大きさに合わせた間隔(P)で配置されている複数の第1の山部(26a)を表面に有する第1のローラ(22)と、複数の第1の山部(26a)に対して略直交して配置され、かつ、所望の産物粒体(4)の大きさに合わせた間隔(P)で配置されている複数の第2の山部(27a)を表面に有し、第1のローラ(22)と対向して配置された第2のローラ(23)とを備え、吸着剤の原料粉末が圧縮されることで形成された板状の圧粉成形体(2)を第1、第2のローラ(23)間に投入した場合に、第1、第2のローラ(23)により、圧粉成形体(2)に対して、縦方向と横方向の割れを同時に生じさせるようになっていることを特徴としている。
例えば、請求項8に示すように、隣り合う山部(26a、27a)同士の間に位置する谷部(26b、27b)の形状を、山部(26a、27a)を構成する斜面(26c、27c)と、ローラの面に接する面方向と平行で、かつ、平坦な底面(26d、27d)とを有する形状とすることができる。
また、請求項9に示すように、第1のローラ(22)と第2のローラ(23)との間隔を、例えば、圧粉成形体(2)の厚さの60%以下とすることができる。
また、請求項10に示すように、第1、第2の山部(26a、27a)の各頂角(θ)を、例えば、40°〜90°とすることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
図1、2に、本発明の第1実施形態における吸着剤の造粒方法の工程図を示す。図2は、本実施形態の造粒工程を具体的に示した図であり、造粒工程中に、各工程で用いられる造粒装置を合わせて示している。
図1、2に、本発明の第1実施形態における吸着剤の造粒方法の工程図を示す。図2は、本実施形態の造粒工程を具体的に示した図であり、造粒工程中に、各工程で用いられる造粒装置を合わせて示している。
本実施形態では、粒径が1mm以下であるシリカ多孔体からなる吸着剤の造粒方法について説明する。なお、粒径を1mm以下としている理由は以下の通りである。すなわち、吸着式冷凍機の吸着コアとして用いられる吸着剤には、吸着性能が高い(吸着速度が高い、吸着率が高い等)ことが要求される。吸着剤の粒径が1mmよりも大きい場合、ある程度は、短時間で吸水するが、吸着剤の中心まで吸水されるまでには、時間がかかってしまう。そこで、短時間で吸水し、かつ、吸水率を高くさせるために、吸着剤の粒径を1mm以下としている。
本実施形態の吸着剤の造粒方法は、図1に示すように、主に、(1)原料粉末1を圧縮することで薄板状の薄板成形体2を形成する圧粉工程と、(2)圧粉工程で形成された薄板成形体2を破砕する破砕工程と、(3)破砕工程で得られた破砕品3を分級して所望の粒径の吸着剤4を得る分級工程とを有している。なお、薄板成形体2、吸着剤4がそれぞれ、本発明の圧粉成形体、産物粒体に相当する。
以下、各工程について説明する。
(1)圧粉工程
圧粉工程では、吸着剤の原料粉末1となる、かさ密度の低い合成微粉末を用意し、圧縮成形することで、高密度な薄板成形体2を製造する。例えば、シリカゲルの合成微粉末を圧縮して、薄板成形体2を形成する。
圧粉工程では、吸着剤の原料粉末1となる、かさ密度の低い合成微粉末を用意し、圧縮成形することで、高密度な薄板成形体2を製造する。例えば、シリカゲルの合成微粉末を圧縮して、薄板成形体2を形成する。
この工程では、図2に示すように、例えば、ローラ式圧粉成形機5を用いる。ここで、図3(a)にローラ式圧粉成形機の側面透過図を示し、図3(b)に図3(a)中の破線で囲まれた領域Aの拡大図を示す。
ローラ式圧粉成形機は、図2、図3(a)に示すように、材料投入用ホッパー6と、材料投入用ホッパー6内に設けられた回転スクリュー7と、材料投入用ホッパー6の下側に配置された一対の回転ローラ8、9とを備えている。
一対の回転ローラ8、9は、2つの回転ローラ8、9が所定の間隔で対向して配置されている。各回転ローラ8、9の表面には、回転円周方向に対して垂直な方向に伸びる横溝10が複数設けられている。
また、一対の回転ローラ8、9のうち、一方の回転ローラ8は位置が固定されており、他方の回転ローラ9は位置が可変となっている。この他方の回転ローラ9は、バックアップ用固定ボルト11によって、位置決めされ、一方の回転ローラ8との間隔が維持されている。
この工程では、材料投入用ホッパー6に、原料粉末1が投入されると、回転スクリュー7によって、原料粉末1が攪拌されながら下方へ移送される。このとき、原料粉末1は、予備圧縮される。予備圧縮された原料粉末1は、その下方の一対の回転ローラ8、9間に供給される。
そして、供給された原料粉末1は、図3(b)に示すように、一対の回転ローラ8、9の横溝10内に溜まり、圧縮される。これにより、所望の厚みtであって、縦横方向に伸びた薄板成形体2が複数形成される。
ここで、所望の厚みtとは、所望の産物粒体の大きさに合わせた厚さであり、すなわち、得ようとしている吸着剤4の所望粒径と同等もしくは所望粒径よりも若干大きめの厚さである。例えば、粒径が0.1〜0.4mmの吸着剤4を得たい場合では、薄板成形体2の厚さtを0.5mmまたは0.55mmとすることができる。
また、得られた薄板成形体2の形状は、本実施形態では、横溝10に沿った形状であり、スティック形状である。薄板成形体2の縦横方向の大きさは、所望の吸着剤4の粒径よりも大きくなっている。
また、このとき、一対の回転ローラ8、9に供給された原料粉末1は、一対の回転ローラ8、9により圧縮されるとき、横溝10に溜まることで、ローラの回転方向への逃げが抑制されているので、薄板成形体2を容易に高密度とすることできる。なお、ローラ式圧粉成形機5では、薄板成形体2の密度が所望の大きさとなるように、原料粉末1に対する一対の回転ローラ8、9による加圧力が調整されている。
ここで、薄板成形体2の密度は、通常、1.0g/cm3以上、好ましくは1.3g/cm3以上とする。1.0g/cm3より低密度であると、強度が不十分で、破砕工程で破壊されやすく、所望粒径の吸着材を効率良く得ることができないからである。
なお、本実施形態では、一対の回転ローラ8、9の表面に、横溝10を設けることで、スティック状の複数の薄板成形体2を形成する場合を例として説明したが、薄板成形体2を所定の厚さで、かつ、所定の密度とすることができれば、薄板成形体2を他の形状とすることもできる。例えば、横溝10を省略し、薄板成形体2を連続した1枚の板状とすることもできる。
(2)破砕工程
破砕工程では、ローラ式破砕機21を用いて、図2に示すように、一対の回転ローラ22、23により、圧粉工程で形成された薄板成形体2を破砕する。ここで、図4(a)に、ローラ式破砕機21の側面透過図を示し、図4(b)にローラ式破砕機のローラの斜視図および各ローラの溝の拡大図を示し、図4(c)に図4(a)中の破線で囲まれた領域Bの拡大図を示す。
破砕工程では、ローラ式破砕機21を用いて、図2に示すように、一対の回転ローラ22、23により、圧粉工程で形成された薄板成形体2を破砕する。ここで、図4(a)に、ローラ式破砕機21の側面透過図を示し、図4(b)にローラ式破砕機のローラの斜視図および各ローラの溝の拡大図を示し、図4(c)に図4(a)中の破線で囲まれた領域Bの拡大図を示す。
ローラ式破砕機21は、図4(a)に示すように、一対の回転ローラ22、23と、一対の回転ローラ22、23を駆動する駆動用ギヤモータ24と、バックアップ用固定ボルト25とを備えている。
一対の回転ローラ22、23は、後述する所定の間隔で、対向して配置されている。そして、図2、図4(b)に示すように、一方の回転ローラ22の表面には、円周回転方向に対して垂直な方向に伸びており、互いに平行な複数の横溝26が設けられている。これに対して、他方の回転ローラ23の表面には、円周回転方向に対して平行な方向に伸びており、互いに平行な複数の縦溝27が設けられている。
一方の回転ローラ22の横溝26は、図4(b)に示すように、いわゆるV溝の谷部が埋められて、谷部が平坦な面を有する形状となっている。この横溝26は、溝幅が所望の産物粒体の大きさに合わせられている。
言い換えると、図4(b)に示すように、一方の回転ローラ22の側面を矢印C方向から見た場合、一方の回転ローラ22の表面には山状に突出した山部26aが複数設けられている。山部26aは、円周回転方向に対して垂直な方向に伸びており、互いに平行である。複数の山部26aは、斜面26cにより構成されている。また、隣り合う山部26a同士の間に位置する谷部26bは、斜面26cと平坦な底面26dとにより構成されている。この平坦な底面26dはローラの表面に接する面方向に平行となっている。
そして、山部26aの頂角θは90°以下となっている。また、隣り合う山部26aの間隔(頂点から頂点までの距離)Pは、所望の産物粒体の大きさに合わせられており、すなわち、所望粒径の吸着剤4と同等の大きさとなっている。また、山部26aの谷部26bからの高さH1は後述する所定の大きさとなっている。
なお、一方の回転ローラ22、この一方の回転ローラ22の山部26aが、それぞれ、本発明の第1のローラ、第1の山部に相当する。
また、他方の回転ローラ23の縦溝27も、図4(b)に示すように、横溝26と同様の形状となっている。
すなわち、他方の回転ローラ23の側面を矢印D方向から見た場合、他方の回転ローラ23の表面には山状に突出した山部27aが複数設けられている。複数の山部27aは、円周回転方向に対して平行な方向に伸びており、これらは互いに平行となっている。山部27aは、斜面27cにより構成されている。隣り合う山部27a同士の間に位置する谷部27bは、斜面27cと平坦な底面27dとにより構成されている。
そして、山部27aの頂角θは90°以下となっている。また、隣り合う山部27aの間隔(頂点から頂点までの距離)Pは、所望の産物粒体の大きさに合わせられており、すなわち、所望粒径の吸着剤4と同等の大きさとなっている。また、山部27aの谷部27bからの高さH2は後述する所定の大きさとなっている。
なお、なお、他方の回転ローラ23、この他方の回転ローラ23の山部27aが、それぞれ、本発明の第2のローラ、第2の山部に相当する。
また、横溝26、縦溝27がいわゆるV溝で構成されている場合では、山部の頂角や、山部の谷部からの高さを変更しないで、隣り合う山部の間隔を変更できない。これに対して、本実施形態の一対の回転ローラ22、23では、山部26a、27aの頂角θ、山部26a、27aの谷部26b、27bからの高さH1、H2を変更することなく、隣り合う山部26a、27aの間隔Pを、所望の粒径の粒体を形成するために、任意の大きさとすることが可能である。
次に、山部26aの高さH1と、山部27aの高さH2と、一対の回転ローラ22、23間の間隔Tとの関係について説明する。
一対の回転ローラ22、23に、図4(c)に示すように、薄板成形体2が投入されると、各ローラ22、23の山部26a、27aが、薄板成形体2に食い込む。このとき、薄板成形体2が谷部26b、27bと接触するまで、山部26a、27aが薄板成形体2に食い込む。したがって、各山部26a、27aの薄板成形体2への最大食い込み可能量は、各山部26a、27aの各谷部26b、27bからの高さH1、H2と一致する。
そこで、本実施形態では、図4に示すように、山部26aの高さH1と、山部27aの高さH2と、一対の回転ローラ22、23間の間隔Tとの合計が、薄板成形体2の厚さtと一致するように、山部26aの高さH1と、山部27aの高さH2と、一対の回転ローラ22、23間の間隔Tのそれぞれが規定されている。
なお、横溝26、縦溝27の谷部26b、27bの形状は、山部26a、27aを薄板成形体2に食い込ませたときの食い込み量以外の部分を、薄板成形体2に対して平行で、かつ、平坦にした形状であると言うこともできる。
この工程では、圧粉工程で形成された薄板成形体2が、一対の回転ローラ22、23間に投入される。投入された薄板成形体2は、一方の回転ローラ22側の面から、一方の回転ローラ22の横溝26により、横方向に伸びる複数の割れ目が生じると共に、他方の回転ローラ23側の面から、他方の回転ローラ23の縦溝27により、縦方向に伸びる複数の割れ目が生じる。このとき、これらの割れ目の間隔は、所望の産物粒体の大きさである。これにより、所望の大きさに破砕された破砕品3が得られる。
(3)分級工程
分級工程では、図2に示すように、破砕工程で得られた破砕品3には、所望の粒径の吸着剤4と、破砕時に生じた規格外微粉30とが含まれているので、自動篩機31を用いて、破砕品3から所望粒径の吸着剤4を得る。
分級工程では、図2に示すように、破砕工程で得られた破砕品3には、所望の粒径の吸着剤4と、破砕時に生じた規格外微粉30とが含まれているので、自動篩機31を用いて、破砕品3から所望粒径の吸着剤4を得る。
自動篩機31は、図2に示すように、規格上限メッシュ32と、規格下限メッシュ33とを備えている。
そこで、規格上限メッシュ32と規格下限メッシュ33とにより、破砕品3がふるい分けされる。このとき、破砕品3のうち、規格上限メッシュ32を通過し、規格下限メッシュ33を通過しなかったものが、所望の粒径の吸着剤4となる。
このような各工程を経ることで、所望の粒径の吸着剤4が製造される。なお、本実施形態で得られる吸着剤4の形状は、略直方体である。吸着剤4の形状を球状にしたい場合、では、さらに、研磨工程等を経ることで、吸着剤4を球状にすることもできる。
次に、本実施形態の主な特徴について説明する。
(1)本実施形態では、上記したように、圧粉工程では、ローラ式圧粉成形機5を用いて、高密度な薄板成形体2を形成している。一方、破砕工程では、ローラ式破砕機21を用いて、圧粉工程で形成された薄板成形体2を破砕することで、吸着剤4を得ている。
このように、圧粉工程と、破砕工程とを別々の工程としているため、上記した従来の第1の方法のように、ローラ式圧粉成形機5の一対の回転ローラ8、9の表面に、ローラの回転円周方向に対して平行な縦溝を設ける必要がない。このため、本実施形態によれば、原料粉末1を圧縮させるとき、縦溝から原料粉末1が逃げることがないため、高密度な薄板成形体2を形成することができる。そして、薄板成形体2を解砕することで、高密度な吸着剤4を製造することができる。
また、本実施形態では、圧粉工程で得られる薄板成形体2の厚さを、所望の産物粒体の大きさに合わせた厚さとしている。
また、破砕工程で用いるローラ式破砕機21は、一対の回転ローラ22、23を備えている。そして、一方の回転ローラ22の表面には山状に突出した山部26aが複数設けられており、複数の山部26aは、円周回転方向に対して垂直な方向に伸びており、互いに平行となっている。また、隣り合う山部26aの間隔Pは、所望の産物粒体の大きさに合わせられている。
他方の回転ローラ23も同様に、表面には山状に突出した山部27aが複数設けられており、複数の山部27aは、円周回転方向に対して垂直な方向に伸びており、互いに平行となっている。また、隣り合う山部27aの間隔Pは、所望の産物粒体の大きさに合わせられている。
そして、破砕工程では、一対の回転ローラ22、23の間に、薄板成形体2を投入し、一方の回転ローラ22の横溝26により、薄板成形体2における一方の回転ローラ22側の面に対して、横方向に伸びる複数の割れを生じさせると同時に、他方の回転ローラ23の縦溝27により、他方の回転ローラ23側の面に対して、縦方向に伸びる複数の割れ目を生じさせている。
すなわち、本実施形態では、薄板成形体2を所望の産物粒体の大きさに合わせた厚さとしておくことで、破砕工程では、薄板成形体2に縦方向と、横方向の割れ目を入れるようにしている。
このため、本実施形態によれば、破砕工程において、縦、横、厚さとも、得たい粒体サイズよりも大きな圧粉成形体を破砕する場合と比較して、薄板成形体2を所望の大きさの粒体に破砕することが容易である。
また、本実施形態によれば、上記した従来における第2、第3の方法と比較して、グラインダーを用いた場合に生じる微粉の発生や、所望の大きさとなった粒体をさらに削ってしまうことを抑制でき、上記した上記したグラニュレータを用いた場合に生じる得られる粒体の形状のばらつきや、微粉の発生を抑制することができる。
以上のことから、本実施形態の造粒装置およびこの造粒装置を用いた造粒方法によれば、高密度であって、所望の粒径の吸着剤4を、従来技術よりも効率良く得ることができる。
(2)本実施形態では、ローラ式破砕機21において、谷部26b、27bを山部26a、27aを構成する斜面26c、27cと、その面26c、27cに平行でない平坦な面26d、27dとで構成し、さらに、山部26a、27aの薄板成形体2に対して食い込み可能な量を規定している。なお、この山部26a、27aの食い込み可能な量は、山部26a、27aの谷部26b、27bからの高さH1、H2と一致している。
そして、本実施形態では、山部26aの高さH1と、山部27aの高さH2と、一対の回転ローラ22、23間の間隔Tとの合計が、薄板成形体2の厚さtと一致するように、設定されている。
ここで、本実施形態と異なり、山部26aの高さH1と、山部27aの高さH2と、一対の回転ローラ22、23間の間隔Tとの合計が薄板成形体2の厚さよりも大きい場合、薄板成形体2を一対の回転ローラ22、23で破砕するとき、薄板成形体2の一対の回転ローラ22、23に対する位置がぶれるおそれがある。すなわち、薄板成形体2が一対の回転ローラ22、23間の中心からずれ、片方のローラ側に偏るおそれがある。この場合、薄板成形体2を縦方向もしくは横方向にいずれにしか切断できず、吸着剤4を所望の粒径にできない等の問題が生じる。
これに対して、本実施形態によれば、一方の回転ローラ22と、他方の回転ローラ23との間の中央に、常に、薄板成形体2を位置させることができるので、所望の粒径となるように、薄板成形体2を破砕することができる。
(3)本実施形態では、ローラ式破砕機21において、谷部26b、27bを山部26a、27aを構成する斜面26c、27cと、平坦な面26d、27dとで構成している。そして、この平坦な面26d、27dをローラの表面に接する面方向に平行な面としている。言い換えると、この平坦な面26d、27dは、一対の回転ローラ22、23間に投入されたときの薄板成形体2に対して、平行な面となっている。
ここで、一対の回転ローラ22、23の山部26a、27aが薄板成形体2に食い込むことで、薄板成形体2が破砕されるが、薄板成形体2と各回転ローラ22、23の谷部26b、27bとに隙間が生じている場合、この隙間を所望粒径以上の粒体がすり抜けてしまう。
これに対して、本実施形態では、上記した構成の一対の回転ローラ22、23を用いているため、谷部26b、27bの平坦な面26d、27dを、薄板成形体2の面と隙間がほぼ無い状態で接触させることができる。これにより、薄板成形体2と谷部26b、27bとの間の隙間を、所望粒径以上の粒体がすり抜けてしまうのを抑制することができる。
以下に、本実施形態における実施例および比較例を示す。各実施例、比較例では、吸着剤4の所望粒径を0.1〜0.4mmとした。
圧粉工程では、ローラ式圧粉成形機(新東工業(株)製ブリケッタBCS型)5を用い、各設定条件で、シリカ多孔体の合成粉末を圧縮することで、油密度1.20g/cm3の薄板成形体2を作製した。そして、破砕工程では、ローラ式破砕機21を用い、各設定条件で、薄板成形体2を破砕した。続いて、分級工程では、規格上限メッシュ32のメッシュサイズが0.4mm、規格下限メッシュ33のメッシュサイズが0.1mmの自動篩機を用いて、粒径が0.1〜0.4mmの吸着剤4を得た。また、このときの歩留まりを算出した。
図5に、各実施例および比較例における圧粉工程での条件を示し、図6、図7に、それぞれ、各実施例および比較例における破砕工程での条件を示す。なお、参考として、比較例4、5として、上記した従来技術における第2の方法、第3の方法で吸着剤の造粒を行った。図8に、このときの歩留まりを示す。
(実施例1)
圧粉工程の各条件について、ローラ式圧粉成形機5の一対の回転ローラ8、9間の隙間(ロール隙間)を0.05mm、一対の回転ローラ8、9による原料粉末1に対する加圧力を4.5〜5.0ton、一対の回転ローラ8、9の回転数を8.0rpmとし、薄板成形体2の厚さ(板厚)を0.5mmとした。なお、加圧力は、原料粉末1の投入量、一対の回転ローラ8、9の回転数、バックアップ用固定ボルト11の位置等で決定される。
圧粉工程の各条件について、ローラ式圧粉成形機5の一対の回転ローラ8、9間の隙間(ロール隙間)を0.05mm、一対の回転ローラ8、9による原料粉末1に対する加圧力を4.5〜5.0ton、一対の回転ローラ8、9の回転数を8.0rpmとし、薄板成形体2の厚さ(板厚)を0.5mmとした。なお、加圧力は、原料粉末1の投入量、一対の回転ローラ8、9の回転数、バックアップ用固定ボルト11の位置等で決定される。
破砕工程の各条件については、図6に示すように、一対の回転ローラ22、23の間隔(ギャップ)Tを0.2mm、各山部26a、27aの高さ(食い込み量)H1、H2を0.15mm、各山部26a、27aの頂角角度(刃先角度)θを40°、隣り合う山部26a、27aの間隔Pを0.35mmとした。なお、ギャップTの0.2mmは、薄板成形体2の厚さの40%である。このときの歩留まりは、89%であった。
(実施例2)
圧粉工程の各条件について、実施例1の条件に対して、薄板成形体2の厚さを0.55mmに変更し、ロール隙間を0.1mmに変更した。破砕工程の各条件については、ローラ間ギャップTは、実施例1と同じ0.2mmであるが、薄板成形体2の厚さの36%である。このときの歩留まりは81%であった。
圧粉工程の各条件について、実施例1の条件に対して、薄板成形体2の厚さを0.55mmに変更し、ロール隙間を0.1mmに変更した。破砕工程の各条件については、ローラ間ギャップTは、実施例1と同じ0.2mmであるが、薄板成形体2の厚さの36%である。このときの歩留まりは81%であった。
(実施例3)
圧粉工程の各条件は、実施例1と同じである。破砕工程の各条件については、実施例1に対して、刃先角度θを50°に変更した。このときの歩留まりは76%であった。
圧粉工程の各条件は、実施例1と同じである。破砕工程の各条件については、実施例1に対して、刃先角度θを50°に変更した。このときの歩留まりは76%であった。
(実施例4)
圧粉工程の各条件は、実施例1と同じである。破砕工程の各条件については、実施例1に対して、刃先角度θを60°に変更した。このときの歩留まりは62%であった。
圧粉工程の各条件は、実施例1と同じである。破砕工程の各条件については、実施例1に対して、刃先角度θを60°に変更した。このときの歩留まりは62%であった。
(実施例5)
圧粉工程の各条件は、実施例1と同じである。破砕工程の各条件については、実施例1に対して、刃先角度θを80°に変更した。このときの歩留まりは58%であった。
圧粉工程の各条件は、実施例1と同じである。破砕工程の各条件については、実施例1に対して、刃先角度θを80°に変更した。このときの歩留まりは58%であった。
(実施例6)
圧粉工程の各条件は、実施例1と同じである。破砕工程の各条件については、実施例1に対して、刃先角度θを90°に変更した。このときの歩留まりは52%であった。
圧粉工程の各条件は、実施例1と同じである。破砕工程の各条件については、実施例1に対して、刃先角度θを90°に変更した。このときの歩留まりは52%であった。
(実施例7)
圧粉工程の各条件は、実施例1と同じである。破砕工程の各条件については、実施例1に対して、ギャップTを0.1mmに変更した。このときのギャップTは、薄板成形体2の厚さの20%である。このときの歩留まりは68%であった。
圧粉工程の各条件は、実施例1と同じである。破砕工程の各条件については、実施例1に対して、ギャップTを0.1mmに変更した。このときのギャップTは、薄板成形体2の厚さの20%である。このときの歩留まりは68%であった。
(実施例8)
圧粉工程の各条件は、実施例1と同じである。破砕工程の各条件については、実施例1に対して、ギャップTを0.3mmに変更した。このときのギャップTは、薄板成形体2の厚さの60%である。このときの歩留まりは55%であった。
圧粉工程の各条件は、実施例1と同じである。破砕工程の各条件については、実施例1に対して、ギャップTを0.3mmに変更した。このときのギャップTは、薄板成形体2の厚さの60%である。このときの歩留まりは55%であった。
(比較例1)
圧粉工程の各条件について、実施例1に対して、ロール隙間を0.15mmに変更し、薄板成形体2の厚さを0.6mmに変更した。破砕工程の各条件については、ギャップT、刃先角度θは、実施例1と同じであるが、食い込み量H1、H2は0.2mmであった。このときの歩留まりは、45%であった。
圧粉工程の各条件について、実施例1に対して、ロール隙間を0.15mmに変更し、薄板成形体2の厚さを0.6mmに変更した。破砕工程の各条件については、ギャップT、刃先角度θは、実施例1と同じであるが、食い込み量H1、H2は0.2mmであった。このときの歩留まりは、45%であった。
(比較例2)
圧粉工程の各条件について、実施例1に対して、ロール隙間を0.2mmに変更し、薄板成形体2の厚さを0.7mmに変更した。破砕工程の各条件については、ギャップT、刃先角度θは、実施例1と同じであるが、食い込み量H1、H2は0.25mmであった。このときの歩留まりは、32%であった。
圧粉工程の各条件について、実施例1に対して、ロール隙間を0.2mmに変更し、薄板成形体2の厚さを0.7mmに変更した。破砕工程の各条件については、ギャップT、刃先角度θは、実施例1と同じであるが、食い込み量H1、H2は0.25mmであった。このときの歩留まりは、32%であった。
(比較例3)
圧粉工程の各条件は、実施例1と同じである。破砕工程の各条件については、実施例1に対して、ギャップTを0.4mmに変更した。このときのギャップTは、薄板成形体2の厚さの80%である。このときの歩留まりは34%であった。
圧粉工程の各条件は、実施例1と同じである。破砕工程の各条件については、実施例1に対して、ギャップTを0.4mmに変更した。このときのギャップTは、薄板成形体2の厚さの80%である。このときの歩留まりは34%であった。
(比較例4)
上記した従来の第2の方法であり、圧粉工程で、ローラ式圧粉成形機5を用いて、薄板成形体2を形成し、摩砕工程で、石臼式マスコロイダー(増幸産業(株)製:型式MKZA10−5LDR)を用いて、薄板成形体2を摩砕して、所望の粒径の吸着剤4を製造した。なお、圧粉工程の各条件については、実施例1と同じである。
上記した従来の第2の方法であり、圧粉工程で、ローラ式圧粉成形機5を用いて、薄板成形体2を形成し、摩砕工程で、石臼式マスコロイダー(増幸産業(株)製:型式MKZA10−5LDR)を用いて、薄板成形体2を摩砕して、所望の粒径の吸着剤4を製造した。なお、圧粉工程の各条件については、実施例1と同じである。
摩砕工程では、1回目処理として100gを一対のグラインダー間のギャップ設定:1.0mm、回転数:400rpmで磨砕した。次に篩分けで(上限400メッシュ、下限100メッシュ)得られた所望の粒径0.1〜0.4mmの吸着剤4を11.8g回収した。そして、粒径が0.4mm以上のものを2回目処理として再投入した。
2回目処理として、ギャップ設定:0.8mm、回転数:400rpmで磨砕した。2回目の篩分けで得られた所望の粒径0.1〜0.4mmの吸着剤4を12.5g回収した。そして、0.4mm以上のものを3回目処理として再々投入した。
3回目処理として、ギャップ設定:0.4mm、回転数:400rpmで磨砕した。3回目の篩分けで得られた所望の粒径0.1〜0.4mmの吸着剤4を11.7g回収した。 合計3回処理して得られた所望の吸着剤4の回収した総重量は36gで、歩留まりは、図8に示すように、36%であった。
(比較例5)
上記した従来の第3の方法であり、圧粉工程で、ローラ式圧粉成形機5を用いて、薄板成形体2を形成し、解砕工程で、多段式解砕機(日本グラニュレータ(株)製ロールグラニュレータ)を用いて、薄板成形体2を段階的に破砕して、所望の粒径の吸着剤4を製造した。なお、圧粉工程の各条件については、実施例1と同じである。
上記した従来の第3の方法であり、圧粉工程で、ローラ式圧粉成形機5を用いて、薄板成形体2を形成し、解砕工程で、多段式解砕機(日本グラニュレータ(株)製ロールグラニュレータ)を用いて、薄板成形体2を段階的に破砕して、所望の粒径の吸着剤4を製造した。なお、圧粉工程の各条件については、実施例1と同じである。
多段式解砕機の設定については、ロールは3段であり、ロール径φ:115mm、ロール幅:150mmとした。また、1段目ロールを、溝ピッチ:2.0mm、クリアランス設定:1.23mm、回転数:530rpmとし、2段目ロールを、溝ピッチ:1.0mm、クリアランス設定:0.59mm、回転数:640rpmとし、3段目ロールを、溝ピッチ:0.6mm、クリアランス設定:0.31mm、回転数:790rpmとした。
このときの歩留まりは、図8に示すように、52%であった。
図9、10、11に、各実施例および各比較例の比較結果を示す。なお、図9〜11では、比較用に、従来の方法(比較例4、5)での最高歩留まり(約50%)を線で示している。
図9では、薄板成形体2の厚さと歩留まりとの関係を示している。図9からわかるように、破砕条件が同一の場合では、薄板成形体2を0.55mmよりも薄くすることで、歩留まりを、従来の方法よりも高くすることができる。この0.55mmは、吸着剤4の所望粒径を0.1〜0.4mmとした場合の最大規格値0.4mmに対して約1.4倍の大きさである。
したがって、圧粉工程では、形成する薄板成形体2の厚さを、所望の大きさの吸着剤4における最大規格値に対して、1.4倍未満とすることが好ましいと言える。
なお、薄板成形体2の厚さを、所望の大きさの最大規格値よりも大きくしても良い理由は、破砕工程において、薄板成形体2に対して、各回転ローラ22、23の山部26a、27aが食い込む際に、薄板成形体2が厚さ方向にも削られるためであると推測される。また、高密度な薄板成形体2を形成する場合、薄いものより厚いものを成形する方が容易であることから、薄板成形体2の厚さを、最大規格値(0.4mm)よりも大きな0.5、0.55mmとすることが好ましい。
図10では、ローラ式破砕機21のローラ表面に設けられている山部26a、27aの角度(刃先角度)θと歩留まりとの関係を示している。図10からわかるように、圧粉工程での条件および破砕工程での刃先角度以外の条件とが同一の場合では、破砕工程で用いる一対の回転ローラ22、23の刃先角度θを40°〜90°の範囲とすることで、従来の方法よりも歩留まりを高くすることができる。
図11では、ローラ式破砕機21における一対の回転ローラ22、23の間隔(ギャップ)Tと歩留まりとの関係を示している。図11からわかるように、ギャップTを0.3mmよりも小さく、すなわち、薄板成形体2の厚さの60%以下とすることで、従来の方法よりも歩留まりを高めることができる。
(他の実施形態)
(1)圧粉工程において、材料投入用ホッパー6内を真空脱気機で真空脱気することもできる。これにより、原料粉末1内の空気を吸引除去でき、原料粉末1の圧縮を促進させることができる。
(1)圧粉工程において、材料投入用ホッパー6内を真空脱気機で真空脱気することもできる。これにより、原料粉末1内の空気を吸引除去でき、原料粉末1の圧縮を促進させることができる。
(2)上記した実施形態では、圧粉工程において、ローラ式圧粉成形機5を用いる場合を例として説明したが、板状の高密度成形体を形成できる装置であれば、ローラ式圧粉成形機2の代わりに、他の装置を用いることもできる。例えば、CIP(Cold Isostatic Press)法による圧粉機を用いることもできる。
(3)上記した実施形態では、破砕工程で用いるローラ式破砕機21において、一方の回転ローラ22の表面に、回転円周方向に対して垂直な方向に伸びる山部26aが、他方の回転ローラ23の表面に、回転円周方向に対して平行な方向に伸びる山部27aが設けられている場合を例として説明したが、これらの山部26a、27aが互いに略直交していれば、これらの山部26a、27aが伸びる方向を他の方向とすることもできる。なお、略直交とは、直交だけでなく、一方の回転ローラ22を製造する際の製造誤差を含む範囲を意味する。
例えば、一方の回転ローラ22の表面に、回転円周方向に対して45°の方向に伸びる山部を設け、他方の回転ローラ23の表面に、回転円周方向に対して135°の方向に伸びる山部を設けることもできる。
(4)上記した各実施形態では、破砕工程で用いるローラ式破砕機21において、各谷部26b、27bを、斜面26c、27cと、平坦な面26d、27dとにより構成し、この平坦な面26dをローラの表面に接する面方向に平行とする場合を例として説明した。
さらに、山部26aの高さH1と、山部27aの高さH2と、一対の回転ローラ22、23間の間隔Tとの合計が、薄板成形体2の厚さtと一致するように、山部26aの高さH1と、山部27aの高さH2と、一対の回転ローラ22、23間の間隔Tとのそれぞれを規定する場合を例として説明した。
これに対して、谷部26b、27bを構成する平坦な面26d、27dを、山部26a、27aの薄板成形体2に対する最大食い込み量を規定できれば、他の形状とすることもできる。例えば、平坦な面26d、27dを湾曲面とすることもできる。
この場合、一方の回転ローラ22の山部26aにおける薄板成形体2への最大食い込み可能量と、一対の回転ローラ22、23間の間隔Tと、他方の回転ローラ23の山部27aにおける薄板成形体2への最大食い込み可能量との合計を、薄板成形体2の厚さtと一致するように設定する。
このようにしても、一方の回転ローラ22と、他方の回転ローラ23との間の中央に、薄板成形体2を位置させることができるので、所望の粒径となるように、薄板成形体2を破砕することができる。
(5)上記した実施形態では、ローラ式圧粉成形機5と、ローラ式破砕機21とが別々の装置である場合を例として説明したが、これらが一体である装置を用いることもできる。これにより、圧粉工程と、破砕工程とを連続して実施することができる。
(6)上記した実施形態では、粒径が1mm以下であるシリカ多孔体からなる吸着剤4の造粒方法を例として説明したが、粒径が他の大きさである吸着剤4の造粒方法に対して本発明を適用することもできる。
(7)上記した実施形態では、シリカ多孔体からなる吸着剤を例として説明したが、他の吸着剤、例えば、ゼオライト、金属酸化物等の水、有機物質、気体等を吸着できる多孔体を用いることができる。
また、本発明で造粒される吸着剤の用途としては、吸着式冷凍機の吸着コアに限らず、排ガス処理装置の吸着剤等、種々の用途に利用できることはもちろんである。
1…原料粉末、2…薄板成形体、3…破砕品、4…吸着剤、
5…ローラ式圧粉成形機、6…材料投入用ホッパー、7…回転スクリュー、
8、9…一対の回転ローラ、10…横溝、11…バックアップ用固定ボルト、
21…ローラ式破砕機、22…一方の回転ローラ、23…他方の回転ローラ、
24…駆動用ギヤモータ、25…バックアップ用固定ボルト、
26…横溝、27…縦溝、
26a、27a…山部、26b、27b…谷部、
26c、27c…斜面、26d、27d…平坦な面。
5…ローラ式圧粉成形機、6…材料投入用ホッパー、7…回転スクリュー、
8、9…一対の回転ローラ、10…横溝、11…バックアップ用固定ボルト、
21…ローラ式破砕機、22…一方の回転ローラ、23…他方の回転ローラ、
24…駆動用ギヤモータ、25…バックアップ用固定ボルト、
26…横溝、27…縦溝、
26a、27a…山部、26b、27b…谷部、
26c、27c…斜面、26d、27d…平坦な面。
Claims (10)
- 原料粉末(1)を圧縮することにより、所望の産物粒体(4)の大きさに合わせた厚さであって、縦横方向に伸びた板状の圧粉成形体(2)を形成する圧粉工程と、
一方向に伸びており、互いに平行で、かつ、所望の産物粒体(4)の大きさに合わせた間隔(P)で配置されている複数の第1の山部(26a)を表面に有する第1のローラ(22)と、前記複数の第1の山部(26a)に対して略直交して配置され、かつ、所望の産物粒体(4)の大きさに合わせた間隔(P)で配置されている複数の第2の山部(27a)を表面に有し、前記第1のローラ(22)と対向して配置された第2のローラ(23)とによって、前記圧粉成形体(2)に対して縦方向と横方向の割れを同時に生じさせることで、前記圧粉成形体(2)を所望の産物粒体(4)の大きさに破砕する破砕工程とを有することを特徴とする吸着剤の造粒方法。 - 前記圧粉工程では、前記所望の大きさの産物粒体(4)における最大規格値に対して、1.4倍未満の厚さである前記圧粉成形体(2)を形成することを特徴とする請求項1に記載の吸収剤の造粒方法。
- 前記破砕工程では、前記第1の山部(26a)における前記圧粉成形体(2)への最大食い込み可能量(H1)と、前記第1のローラ(22)と前記第2のローラ(23)との間隔(T)と、第2の山部(27a)における前記圧粉成形体(2)への最大食い込み可能量(H2)との合計が、前記圧粉成形体(2)の厚さと一致するように規定されている前記一対のローラ(22、23)を用いることを特徴とする請求項1または2に記載の吸着剤の造粒方法。
- 前記破砕工程では、隣り合う前記山部(26a、27a)同士の間に位置する谷部(26b、27b)の形状が、前記山部(26a、27a)を構成する斜面(26c、27c)と、前記一対のローラ(22、23)に投入された際の圧粉成形体(2)に対して略平行で、かつ、平坦な底面(26d、27d)とを有する形状である前記一対のローラ(22、23)を用いることを特徴とする請求項3に記載の吸着剤の造粒方法。
- 前記破砕工程では、前記第1のローラ(22)と前記第2のローラ(23)との間隔(T)が、前記圧粉成形体(2)の厚さの60%以下とされた前記一対のローラ(22、23)を用いることを特徴とする請求項3又は4に記載の吸着剤の造粒方法。
- 前記破砕工程では、前記第1、第2の山部(26a、27a)の各頂角(θ)が40°〜90°である前記一対のローラ(22、23)を用いることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の吸着剤の造粒方法。
- 一方向に伸びており、互いに平行で、かつ、所望の産物粒体(4)の大きさに合わせた間隔(P)で配置されている複数の第1の山部(26a)を表面に有する第1のローラ(22)と、
前記複数の第1の山部(26a)に対して略直交して配置され、かつ、所望の産物粒体(4)の大きさに合わせた間隔(P)で配置されている複数の第2の山部(27a)を表面に有し、前記第1のローラ(22)と対向して配置された第2のローラ(23)とを備え、
吸着剤の原料粉末が圧縮されることで形成された板状の圧粉成形体(2)を前記第1、第2のローラ(23)間に投入した場合に、前記第1、第2のローラ(23)により、前記圧粉成形体(2)に対して、縦方向と横方向の割れを同時に生じさせるようになっていることを特徴とする吸着剤の造粒装置。 - 隣り合う前記山部(26a、27a)同士の間に位置する谷部(26b、27b)の形状が、前記山部(26a、27a)を構成する斜面(26c、27c)と、前記ローラの面に接する面方向と平行で、かつ、平坦な底面(26d、27d)とを有する形状であることを特徴とする請求項7に記載の吸着剤の造粒装置。
- 前記第1のローラ(22)と前記第2のローラ(23)との間隔が、前記圧粉成形体(2)の厚さの60%以下となっていることを特徴とする請求項8に記載の吸着剤の造粒装置。
- 前記第1、第2の山部(26a、27a)の各頂角(θ)が40°〜90°であることを特徴とする請求項7ないし9のいずれか1つに記載の吸着剤の造粒装置。
Priority Applications (1)
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