JP2006223022A - リングコアの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 素材の歩留りを高め、分割コアプレートを交互に積層する時間を短縮し、製造コストを削減し、強度を高めたリングコアの製造方法を提供する。
【解決手段】 リングコアの製造方法は、帯状の素材鋼板に扇状の分割コアプレート111,112を並列に近接させて配置した板取り設定を行い、素材鋼板を流しながら、半分が重なる重なり部127,128を備えた扇状の分割コアプレート111,112を打ち抜く第1工程と、分割コアプレート112を重ねる際に、先の分割コアプレート112の分割端同士115,115に後から重ねる分割コアプレート112の中心Cmを一致させた第2工程と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図26

Description

本発明は、電動機のロータコア(回転子の鉄心)として用いられるリングコアの製造方法に関するものである。
電動機の鉄心を製造する方法として、鉄心となるコア片を円環状に並べて積層する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
鋼板からドーナツ状の円盤を1回で打ち抜いて鉄心を形成する場合に比べ、コア片を打ち抜いて鉄心を形成すると、必要な枚数は多くなるが、圧延した鋼板に生じる配向を各コア片間でほぼ一定にすることができ、磁界(磁場)の強さのばらつきを小さくすることができる。
特許第3379461号公報(第9頁、図1〜図3)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図29(a)〜(c)は、従来の技術を説明する図であり、従来のコア部材の積層方法は、第1のコア部材206を形成する第1の工程と、第2のコア部材209を形成する第2の工程と、を備え、第1のコア部材206と第2のコア部材209とを交互に積層するとともに、第1のコア部材206の縁部(凸部201)と第2のコア部材209の縁部(凹部202)が重なり合うように積層する。
具体的には、まず、矢印Tで示す位置において、凸部201及び凹部202を成形すると同時に、同様の凹凸部203,204を成形する。矢印Aで示す位置において、矢印Tの段階で凹凸部202,201が形成された部分に、第1のコア部材206を加工するために両端面207,208及び両端面207,208の周辺部を形成する。矢印Bで示す位置において、矢印Tの段階で凹凸部202,201が形成された部分に、第2のコア部材209を加工するために両端面207,208及び両端面207,208の周辺部を形成する。
その次に、矢印Cで示す位置において、矢印Aの段階で形成した部分と、矢印Bの段階で形成した部分とを交互に打ち抜きすることにより、それぞれ第1・第2のコア部材206,209が形成され、これら第1・第2のコア部材206,209は金型内で順次積層される。
矢印Sで示す位置において、凸部201に嵌合する孔211、凸部203に嵌合する孔212、凸部204に嵌合する孔213を開け、矢印Bの位置で第3のコア部材214を加工するために両端面207,208及び両端面207,208の周辺部を形成し、矢印Cで示す位置で第3のコア部材214を打ち抜き、最上層として金型内に積層される。
その結果、第1・第2のコア部材206,209の形成と同時に積層作業も行うことができるというものである。
しかし、特許文献1のコア部材の積層方法では、(a)の打ち抜きを経て(c)に示すように、金型内に第1のコア部材206を直線状に12個配置して1層目を形成し、1層目に第2のコア部材209を12個配置して2層目を形成するととともに、3層目以上を積層すると、円環状に連結する(特許文献1の図4参照)のに手間がかかるとともに、金型の構造は複雑になる。
また、第1〜第3のコア部材206,209,214を打ち抜いた後に残る素材板の量は多く、歩留りが悪い。
本発明は、素材の歩留りを高め、分割コアプレートを交互に積層する時間を短縮し、製造コストを削減し、強度を高めたリングコアの製造方法を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、コアプレートの重なり部同士を重ねるリングコアの製造方法において、第1素材鋼板を流しながら、一部が重なる第1重なり部及び孔を備えた扇状の第1分割コアプレートを打ち抜く第1工程と、第2素材鋼板を流しながら、第1重なり部に重なる第2重なり部及び孔に嵌る連結部を備えた扇状の第2分割コアプレートを打ち抜く第2工程と、第1素材鋼板を流しながら、第2分割コアプレートとは反対形状の第3分割コアプレートを打ち抜く第3工程と、第1分割コアプレートを旋回テーブルに円環状に配置した後、第1分割コアプレート上でかつ旋回テーブルの一方側に第2分割コアプレートを載せると同時に、第2分割コアプレート上でかつ旋回テーブルの他方側に第3分割コアプレートを載せ、それぞれをほぼ同時に1枚を載せ終える毎に旋回テーブルを分割数に対応した角度だけ、第2素材鋼板の流れに連動させて旋回し、第2・第3分割コアプレートをそれぞれ円環状に並べた単層のコアを形成しつつ、単層のコアを所定の層数だけ交互に積層する第4工程と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、コアプレートの重なり部同士を重ねるリングコアの製造方法において、帯状の素材鋼板に扇状の分割コアプレートを並列に近接させて配置した板取り設定を行い、素材鋼板を流しながら、半分が重なる重なり部を備えた扇状の分割コアプレートを打ち抜く第1工程と、分割コアプレートを重ねる際に、先の分割コアプレートの分割端に後から重ねる分割コアプレートの中心を一致させた第2工程と、を備えたことを特徴とする。
請求項3に係る発明では、素材鋼板を予め接着剤を塗布したものとし、分割コアプレートを交互に複数重ね合わせた後、接着剤を有効にするための加熱処理工程を備えたことをことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、第1素材鋼板を流しながら、一部が重なる第1重なり部及び孔を備えた扇状の第1分割コアプレートを打ち抜く第1工程と、第2素材鋼板を流しながら、第1重なり部に重なる第2重なり部及び孔に嵌る連結部を備えた扇状の第2分割コアプレートを打ち抜く第2工程と、第1素材鋼板を流しながら、第2分割コアプレートとは反対形状の第3分割コアプレートを打ち抜く第3工程と、第1分割コアプレートを旋回テーブルに円環状に配置した後、第1分割コアプレート上でかつ旋回テーブルの一方側に第2分割コアプレートを載せると同時に、第2分割コアプレート上でかつ旋回テーブルの他方側に第3分割コアプレートを載せ、それぞれをほぼ同時に1枚を載せ終える毎に旋回テーブルを分割数に対応した角度だけ、第2素材鋼板の流れに連動させて旋回し、第2・第3分割コアプレートをそれぞれ円環状に並べた単層のコアを形成しつつ、単層のコアを所定の層数だけ交互に積層する第4工程と、を備えたので、第2・第3分割コアプレートを連続して製造することができ、製造に手間がかからず、かつ、第2・第3分割コアプレートを打ち抜いた後に連続して第2・第3分割コアプレートを交互に積層することができ、積層作業に手間がかからない。従って、分割コアプレートを交互に積層する時間を短縮し、製造コストを削減することができる。
請求項2に係る発明では、コアプレートの重なり部同士を重ねるリングコアの製造方法において、帯状の素材鋼板に扇状の分割コアプレートを並列に近接させて配置した板取り設定を行い、素材鋼板を流しながら、半分が重なる重なり部を備えた扇状の分割コアプレートを打ち抜く第1工程と、分割コアプレートを重ねる際に、先の分割コアプレートの分割端に後から重ねる分割コアプレートの中心を一致させた第2工程と、を備えたので、扇状の分割コアプレート同士を連結しかつ積層する作業を容易にしつつ、扇状の分割コアプレートを並列に近接させて配置した板取りによって、帯状の素材鋼板から得る分割コアプレートの枚数を多くすることができる。従って、素材の歩留りを高めることができる。
また、請求項2に係る発明では、素材鋼板を流しながら、半分が重なる重なり部を備えた扇状の分割コアプレートを打ち抜く第1工程と、分割コアプレートを重ねる際に、先の分割コアプレートの分割端に後から重ねる分割コアプレートの中心を一致させた第2工程と、を備えたので、扇状の第1分割コアプレートを得る作業は容易であり、かつ、第1分割コアプレートを積層する作業は容易である。従って、分割コアプレートを交互に積層する時間を短縮し、製造コストを削減することができる。
さらに、請求項2に係る発明では、素材鋼板を流しながら、半分が重なる重なり部を備えた扇状の分割コアプレートを打ち抜く第1工程と、分割コアプレートを重ねる際に、先の分割コアプレートの分割端に後から重ねる分割コアプレートの中心を一致させた第2工程と、を備えたので、分割コアプレートの半部同士を重ね合わせることができ、重ね合わせた面積を大きくすることができ、強度を高めることができる。例えば、重ね合わせ面に接着剤を塗布した場合、大きな重ね合わせ面によって強度は高まる。つまり、強度を高めたリングコアを製造することが容易であるという利点がある。
請求項3に係る発明では、素材鋼板を予め接着剤を塗布したものとし、分割コアプレートを交互に複数重ね合わせた後、接着剤を有効にするための加熱処理工程を備えたので、コアプレートを交互に複数重ね合わせて接着する作業は容易である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は、本発明のリングコアの製造方法で形成したリングコア構造の斜視図である。
リングコア構造11は、電動機に用いるコア(鉄心)で、例えば、ロータコアであり、第1分割コアプレート12と、第2分割コアプレート13・・・(・・・は複数を示す。以下同様。)と、第3分割コアプレート14・・・と、接着剤15・・・(図2参照)とからなる。rはコア基準半径、θは中心角を示す。
中心角θは、例えば、30°に設定した。分割数は、例えば、12分割である
接着剤15は、素材鋼板に予め塗布し、加熱・冷却することで接着力を発揮するものである。
また、リングコア構造11は、第1分割コアプレート12を12個用いて円環状に形成した第1層21と、第2分割コアプレート13を12個用いて円環状に形成した第2層22と、第3分割コアプレート14を12個用いて円環状に形成した第3層23と、からなり、第2層22が偶数層を形成し、第3層23が奇数層を形成する。つまり、第2層22と第3層23とを交互に、合計で99層、積層し、かつ、最初に、第1層21を1層置いて、合計100層、積層したものである。
なお、第2・第3分割コアプレート12,14を合計99層積層したが、層数は任意であり、例えば、4層でも可能である。
図1に描いた第1・第2・第3分割コアプレート12,13,14の板の厚さは、層の形態を理解できるように模式的に誇張して描いたもので、正確なものではない。従って、層数も一致しない。
図2は、本発明のリングコアの製造方法で形成したリングコア構造の分解図である。
第1分割コアプレート12は、扇状であり、コア基準半径rより小さい内円端部26を成形し、内円端部26の外側に外円端部27を成形し、中心角θ(例えば30°)で形成した端を含む突出分割端28及び切り欠き分割端31を形成し、突出分割端28側に重なり部32及び連結孔33を成形し、中央に掛止孔34を成形し、掛止孔34の外方にマグネット孔35を開けた鉄心の部品である。突出分割端28に切り欠き分割端31を当接させて円環状に12枚並べると、円環状の単層のコア36(第1層21)が形成される。
第1分割コアプレート12の材質は、電磁鋼板を用いた。
第2分割コアプレート13は、扇状であり、コア基準半径rより小さい内円端部41を成形し、内円端部41の外側に外円端部42を成形し、中心角θ(例えば30°)で形成した端を含む突出分割端43及び切り欠き分割端44を形成し、突出分割端43側に重なり部45及び連結部46を成形し、中央に掛止部47を成形し、掛止部47の外方にマグネット孔35を開けた鉄心の部品である。突出分割端43に切り欠き分割端44を当接させて円環状に12枚並べると、円環状の単層のコア48(第2層22)が形成される。
連結部46は、絞り成形した部位で、おす部51(図19参照)とめす部52(図19参照)とからなり、第1分割コアプレート12の連結孔33に嵌る。
掛止部47は、掛止凸部53(図19参照)と掛止凹部42(図19参照)とからなり、第1分割コアプレート12の掛止孔34に嵌る。
第1分割コアプレート12の材質は、電磁鋼板を用いた。
第3分割コアプレート14は、第2分割コアプレート13とは反対形状の扇状であり、突出分割端56及び切り欠き分割端57を形成し、突出分割端56側に重なり部58及び連結部61を成形し、中央に掛止部62を成形し、掛止部62の外方にマグネット孔35を開けた鉄心の部品である。突出分割端56に切り欠き分割端57を当接させて円環状に12枚並べると、円環状の単層のコア63(第3層23)が形成される。
連結部61は、連結部46と同じ形状であり、連結部46に嵌る。
掛止部62は、掛止部47と同じ形状であり、掛止部47に嵌る。
第1分割コアプレート12の材質は、電磁鋼板を用いた。
このように、リングコア構造11では、第1・第2・第3分割コアプレート12,13,14を積層した層間に接着剤15を用いたので、それぞれの重なり部を一体的に結合することができ、リングコア構造11の強度を高めることができる。
また、リングコア構造11では、第1・第2・第3分割コアプレート12,13,14を積層した層間に接着剤15を用いたので、第1・第2・第3分割コアプレート12,13,14を一体的に結合し、結合が強固になり、剛性が向上するため、電動機の回転数が上昇しても積層間でずれが発生することはなく、第1・第2・第3分割コアプレート12,13,14のずれを防止することができる。
このようなリングコア構造を製造するリングコアの製造方法を次に説明する。
図3は、本発明のリングコアの製造方法に用いるコア製造ラインの平面図であり、模式的に示す。
コア製造ライン71は、第1成形装置72と、第1成形装置72に平行に配置した、第2成形装置73と、第1・第2成形装置72,73に連ねて配置した旋回テーブル74と、コア連結装置75と、これらを制御する制御装置(図に示していない)と、を備える。Ctは旋回テーブル74の中心、CLは対称中心線を示す。
なお、リングコアの製造方法では、接着剤を固化させるために、加熱炉(図に示していな)を用いる。
コア連結装置75を旋回テーブル74と同じ場所に配置したが、コア連結装置75を配置する位置は任意であり、旋回テーブル74から離すことも可能である。
第1成形装置72は、パイロット孔成形金型77と、連結孔成形金型78と、連結部成形金型79と、掛止孔成形金型81と、掛止部成形金型82と、マグネット孔成形金型83と、打ち抜き金型84と、抜き落とし装置85とを備え、仮り組み位置Acをコア基準半径rより距離Lrだけ大きい仮り組み半径Rfの位置に配置した装置である。Pは素材鋼板を矢印a1の方向に送るときの1回の送りピッチを示す。
第2成形装置73は、第1成形装置72と対称中心線CLを基準に対称であるが、連結孔成形金型78及び掛止孔成形金型81を外したものであり、説明を省略する。
次にコア製造ライン71を用いて実施する各工程について説明する。
図4は、本発明の製造方法の第1工程を説明する図(その1)である。工程の説明で稼働する金型を◇印で示し、◇印の金型が複数ある場合は、複数の金型は同期した状態で同時に稼働する。
まず、第1成形装置72で第1分割コアプレート12(図2参照)を成形する。
第1成形装置72に第1素材鋼板86を矢印a2のように供給する。
第1素材鋼板86は、表面に塗布した接着剤15を有する。
第1素材鋼板86を矢印a2のように供給し、第1素材鋼板86にパイロット孔成形金型77で1枚目のパイロット孔88,88を開ける。
パイロット孔88,88を開けた後、第1素材鋼板86を1ピッチ送る(矢印a2の方向)。
図5は、本発明の製造方法の第1工程を説明する図(その2)である。
1ピッチだけ送った後、連結孔成形金型78のピンにパイロット孔88,88を嵌め、連結孔成形金型78で第1素材鋼板86に1枚目の連結孔33を開ける。
連結孔33を開けた後、第1素材鋼板86を1ピッチ送る(矢印a2の方向)。
図6は、本発明の製造方法の第1工程を説明する図(その3)である。
1ピッチだけ送った後、2枚目のパイロット孔88,88を開ける。パイロット孔88,88を開けた後、第1素材鋼板86を1ピッチだけ送る(矢印a2の方向)。
図7は、本発明の製造方法の第1・第2工程を説明する図(その1)である。
1ピッチだけ送った後、掛止孔成形金型81のピンに1枚目のパイロット孔88,88を嵌め、掛止孔成形金型81で第1素材鋼板86に1枚目の掛止孔34を開ける。このとき、供給側では、連結孔成形金型78のピンに2枚目のパイロット孔88,88を嵌め、掛止孔成形金型81に同期して連結孔成形金型78で第1素材鋼板86に2枚目の連結孔33を開ける。そして、1ピッチ送る。
一方、第2成形装置73が稼働を開始し、第2分割コアプレート13(図2参照)を成形する。
まず、第2成形装置73に第2素材鋼板89を矢印a3のように供給する。
第2素材鋼板89は、表面に塗布した接着剤15を有する。
第2素材鋼板89を矢印a3のように供給し、パイロット孔成形金型77で第2素材鋼板89に1枚目のパイロット孔88,88を開ける。
パイロット孔88,88を開けた後、第2素材鋼板89を2ピッチ送る(矢印a3の方向)。
なお、第2成形装置73を稼働させるタイミングは条件(積層開始のタイミングや待機コアプレートの分割数など)によって異なり、任意である。要は、図20のように第2・第3分割コアプレート13,14を同時に重ねることができればよい。
図8は、本発明の製造方法の第1・第2工程を説明する図(その2)である。
第1成形装置72では、1ピッチだけ送った後、パイロット孔成形金型77で第1素材鋼板86に3枚目のパイロット孔88,88を開ける。
パイロット孔88,88を開けた後、第1素材鋼板86を1ピッチだけ送る(矢印a2の方向)。
一方、第2成形装置73では、2ピッチだけ送った後、連結部成形金型79のピンにパイロット孔88,88を嵌め、連結部成形金型79で第2素材鋼板89に1枚目の連結部46を成形する。このとき、供給側では、パイロット孔成形金型77で第2素材鋼板89に2枚目のパイロット孔88,88を開ける。パイロット孔88,88を開けた後、第2素材鋼板89を2ピッチだけ送る(矢印a3の方向)。
図9は、本発明の製造方法の第1・第2工程を説明する図(その3)である。
第1成形装置72では、既に説明した要領と同様に、2枚目の掛止孔34及び3枚目の連結孔33を同期させたタイミングで開ける。
一方、第2成形装置73では、1枚目の掛止部47、2枚目の連結部46、3枚目のパイロット孔88,88を同期させたタイミングで形成する。2枚目の連結部46、3枚目のパイロット孔88,88を既に説明したように成形し、1枚目の掛止部47を掛止部成形金型82のピンにパイロット孔88,88を嵌めて、掛止部成形金型82で成形する。
図10は、本発明の製造方法の第1・第2工程を説明する図(その4)である。
続けて、第1・第2分割コアプレート12(図2参照),13(図2参照)のそれぞれの1枚目のマグネット孔35,35をマグネット孔成形金型83,83で開ける。
第1成形装置72では、マグネット孔成形金型83のピンにパイロット孔88,88を嵌め、第1素材鋼板86にマグネット孔成形金型83で1枚目のマグネット孔35を開ける。同時に、4枚目のパイロット孔88,88を既に説明したように開ける。
一方、第2成形装置73では、1枚目のマグネット孔35をマグネット孔成形金型83で同様に開ける。同時に、マグネット孔成形金型83に同期させて2枚目の掛止部47、3枚目の連結部46、4枚目のパイロット孔88,88を前述した要領で形成する。
図11は、本発明の製造方法の第1・第2工程を説明する図(その5)である。
第1成形装置72では、既に説明した要領と同様に、3枚目の掛止孔34及び4枚目の連結孔33を同期させたタイミングで開け、第1素材鋼板86を1ピッチ送る。
一方、第2成形装置73では、1枚目の第2分割コアプレート13のを打ち抜く。第2素材鋼板89から打ち抜き金型84で第2分割コアプレート13の輪郭を打ち抜き、プッシュバックを実施する。プッシュバックとは、製品(第2分割コアプレート13)を打ち抜き加工する場合に、打ち抜かれた第2分割コアプレート13を再度もとの状態に押し戻す加工方法である。次図で打ち抜き金型84のプッシュバック機構を簡単に説明する。
同時に、打ち抜き金型84に同期させて、2枚目のマグネット孔35、3枚目の掛止部47、4枚目の連結部46、5枚目のパイロット孔88,88を前述した要領で形成する。引き続き、第2素材鋼板89を2ピッチ送る(矢印a3の方向)。
図12(a)〜(c)は、本発明の製造方法の第1〜第4工程で行うプッシュバックを説明する図である。
(a):打ち抜き金型84に第2素材鋼板89をパイロット孔を用いてセットする。打ち抜き金型84は、上型91と下型92とからなり、下型92はプッシュバック機構93を備える。
(b):上型91を矢印a4のように下降させ、第2分割コアプレート13を打ち抜く。引き続き、上型91が上昇すると、プッシュバック機構93の戻し部94は、駆動手段(図に示していない)によって矢印a5のように上昇し始める。
(c):プッシュバック機構93で第2分割コアプレート13を下流工程で廃棄処分となる第2素材鋼板89に矢印a6のように突き戻す。プッシュバック機構93の情報に基づいて、第2素材鋼板89を送る(矢印a2の方向)。
図13は、本発明の製造方法の第1・第2工程を説明する図(その6)である。
第1成形装置72では、第1素材鋼板86から打ち抜き金型84で1枚目の第1分割コアプレート12を打ち抜くとともに、プッシュバックを実施する。同時に、2枚目のマグネット孔35、5枚目のパイロット孔88,88を開け、第1素材鋼板86を1ピッチ送る。
一方、第2成形装置73では、2枚目の第2分割コアプレート13、3枚目のマグネット孔35、4枚目の掛止部47、5枚目の連結部46、6枚目のパイロット孔88,88を前述した要領で形成する。引き続き、第2素材鋼板89を2ピッチ送る(矢印a3の方向)。
図14は、本発明の製造方法の第1・第2工程を説明する図(その7)である。
第1成形装置72では、前述した要領で第1分割コアプレート12の打ち抜きを繰り返し、かつ、供給側の各金型で所定の孔を開け、第1素材鋼板86とともに第1分割コアプレート12を抜き落とし装置85に送る。引き続き、第1分割コアプレート12を旋回テーブル74に載せ始める。
一方、第2成形装置73では、前述した要領で第2分割コアプレート13の打ち抜きを繰り返し、かつ、供給側の各金型で所定の成形を実施し、第2素材鋼板89とともに第2分割コアプレート13を抜き落とし装置85に送り、1枚目の第2分割コアプレート13を待機させる。
抜き落とし装置85は、プッシュバックで戻した、例えば、第1分割コアプレート12を旋回テーブル74まで第1素材鋼板86とともに搬送する搬送手段96と、第1分割コアプレート12、第2分割コアプレート13若しくは第3分割コアプレート14を保持して下降した後、積み重ねる重ね手段(図に示していない)と、を備える。
なお、抜き落とし装置85は、一例であり、構造は任意である。例えば、ポンチで抜き落として、旋回テーブル74に載せた積層治具で案内しつつ、各分割コアプレートを積層することも可能である。
旋回テーブル74は、テーブル97をピッチ角αで矢印a7の方向に旋回させるもので、第1・第2分割コアプレート12,13、第3分割コアプレート14を載せると、ピッチ角αだけ旋回する動きを繰り返す。
一方、第2成形装置73は待機状態であり、抜き落とし装置85は、待機状態で第2分割コアプレート13を保持する。
図15は、本発明の製造方法の第1〜第4工程を説明する図ある。
旋回テーブル74のテーブル97に第1分割コアプレート12を円環状に載せる。具体的には、テーブル97をピッチ角αだけ断続的に旋回させながら、第1分割コアプレート12を仮り組み半径Rfで7枚並べ、8枚目を抜き落とすときに、同時に第2成形装置73に配置した抜き落とし装置85の作動を開始する。
一方、第1成形装置72では、第1素材鋼板86に第1分割コアプレート12の12枚目を確保したなら、次に、第3分割コアプレート14(図2参照)を得るための稼働を開始する。すなわち、第1分割コアプレート12に引き続いて、1枚目の第3分割コアプレート14の成形に用いるパイロット孔88,88開け、パイロット孔88,88開けた後、2ピッチ送られ図15に示すように、第1分割コアプレート12の8枚目を抜き落とすときに、連結部成形金型79で1枚目の連結部61を成形すると同時に、2枚目の第3分割コアプレート14の成形に用いるパイロット孔88,88をパイロット孔成形金型77で開ける。
図16は、本発明の製造方法の第1〜第4工程(図15の続き)を説明する図ある。
第2成形装置73の抜き落とし装置85で1枚目の第2分割コアプレート13を抜き落とし、先に並べた2枚目の第1分割コアプレート12に1枚目の第2分割コアプレート13を重ねる。引き続き、第1・第2素材鋼板86,89を2ピッチだけ送ると同時に、第1・第2素材鋼板86,89を送る情報に基づいて、旋回テーブル74はテーブル97をピッチ角αだけ旋回させる。
図17は、本発明の製造方法の第1〜第4工程(図16の続き)を説明する図である。
第1分割コアプレート12をテーブル97の9枚目の位置に抜き落とし、この9枚目と同時に第2分割コアプレート13をテーブル97の2枚目の位置、つまり、先に並べた第1分割コアプレート12の3枚目の上に重ねる。
これらの重ね合わせを次に具体的に説明する。
図18は、図17の18部詳細図である。
第1分割コアプレート12の基準点Bを仮り組み半径Rfの位置に一致させて並べることで、第1分割コアプレート12の突出分割端28と切り欠き分割端31との間に隙間S1を形成する。
同様に、第2分割コアプレート13の基準点Bを仮り組み半径Rfの位置に一致させて並べることで、第2分割コアプレート13の突出分割端43と切り欠き分割端44との間に隙間S2(S2=S1)を形成する。
また、第2分割コアプレート13の基準点Bは、下になる第1分割コアプレート12の基準点Bとほぼ一致する。
図19は、図18の19−19線断面図である。
第1分割コアプレート12の突出分割端28と切り欠き分割端31との間に隙間S1を形成すると、連結孔33側に第2分割コアプレート13の連結部46が載った状態で重なる。
図20は、本発明の製造方法の第1〜第4工程(図17の続き)を説明する図である。
第1分割コアプレート12(図19参照)に第2分割コアプレート13を重ね、この第2分割コアプレート13の上面に第3分割コアプレート14を重ね、このように第2分割コアプレート13と第3分割コアプレート14とを交互に重ね続ける。
具体的には、第1分割コアプレート12をそれぞれ円環状に並べた単層のコア36(図21参照)を形成し、単層のコア36の上面に第2分割コアプレート13をそれぞれ円環状に並べた単層のコア48(図21参照)を形成する。その後は、単層のコア48の上面に第3分割コアプレート14(図2参照)を並べることで形成する単層のコア63(図21参照)を重ね、単層のコア63と単層のコア48とを所定の層数だけ交互に積層していく。
このように、リングコアの製造方法は、第1素材鋼板86を流し(矢印a2の方向)ながら、一部が重なる第1重なり部32及び孔(連結孔)33並びに孔(掛止孔)34を備えた扇状の第1分割コアプレート12を打ち抜く第1工程と、第2素材鋼板89を流し(矢印a3の方向)ながら、第1重なり部32に重なる第2重なり部45及び孔33に嵌る連結部46を備えた扇状の第2分割コアプレート13を打ち抜く第2工程と、第1素材鋼板86を流しながら、第2分割コアプレート13とは反対形状の第3分割コアプレート14を打ち抜く第3工程と、を備える。
また、リングコアの製造方法は、第1分割コアプレート12を旋回テーブル74に円環状に配置した後、第1分割コアプレート12上でかつ旋回テーブル74の一方側101に第2分割コアプレート13を載せると同時に、第2分割コアプレート13上でかつ旋回テーブル74の他方側102に第3分割コアプレート14を載せ、それぞれをほぼ同時に1枚を載せ終える毎に旋回テーブル74を分割数(例えば、12分割)に対応した角度であるところのピッチ角α(α=θ)だけ、第2素材鋼板89の流れに連動させて旋回し(矢印a7の方向)、第2・第3分割コアプレート13,14をそれぞれ円環状に並べた単層のコア48,63を形成しつつ、単層のコア48,63を所定の層数だけ交互に積層する第4工程と、を備えた。
図21は、本発明の製造方法の第4工程(図20の続き)を説明する図である。
第4工程では、第1分割コアプレート12をそれぞれ円環状に並べた単層のコア36(第1層21)を形成し、第1層21上に第2・第3分割コアプレート13,14をそれぞれ円環状に並べた単層のコア36(第1層21),51(第3層23)を形成しつつ、単層のコア48,63を所定の層数だけ交互に積層することで、仮り組みリングコア104が完成する。
第3分割コアプレート14の基準点Bを仮り組み半径Rfの位置に一致させて並べることで、第3分割コアプレート14の突出分割端56と切り欠き分割端57との間に隙間S3を形成する。
このように、リングコアの製造方法では、第1分割コアプレート12を配列するときに隙間S1(図18参照)を形成するので、第1素材鋼板86に連動させて第1分割コアプレート12を連続的に並べる際に、第1分割コアプレート12の突出分割端28と切り欠き分割端31とが重なるのを確実に防止することができる。
また、リングコアの製造方法では、第2分割コアプレート13を配列するときに隙間S2(図18参照)を形成するので、第2素材鋼板89に連動させて第2分割コアプレート13を連続的に並べる際に、第2分割コアプレート13の突出分割端43と切り欠き分割端44とが重なるのを確実に防止することができる。
さらに、リングコアの製造方法では、第3分割コアプレート14を配列するときに隙間S3(図21参照)を形成するので、第1素材鋼板86に連動させて第3分割コアプレート14を連続的に並べる際に、第3分割コアプレート14の突出分割端56と切り欠き分割端57とが重なるのを確実に防止することができる。
図22は、本発明の製造方法の第4工程以降の残り工程(図21の続き)を説明する図である。
その次に、仮り組みリングコア104を旋回テーブル74に載せたまま、コア連結装置75を稼働する。コア連結装置75は、仮り組みリングコア104の外方から第1・第2・第3分割コアプレート12,13,14に力Fを加え、第1・第2・第3分割コアプレート12,13,14を内方(矢印a8・・・の方向)に移動させる。
図23は、本発明の製造方法の残り工程(図22の続き)を説明する図である。図21を併用して説明する。
コア連結装置75で第1・第2・第3分割コアプレート12,13,14を内方(矢印a8・・・の方向)に移動させると、第1分割コアプレート12の突出分割端28と切り欠き分割端31とが接近して、当接する。同時に第2分割コアプレート13の突出分割端43と切り欠き分割端44とが当接し、同時に第3分割コアプレート14の突出分割端56と切り欠き分割端57とが当接する。そのとき、基準点Bの半径はrとなる。
図24は、図21の続きを説明する図である。図21を併用して説明する。
その結果、第1分割コアプレート12の連結孔33に第2分割コアプレート13の連結部46が嵌り、連結されると同時に、隣の第1分割コアプレート12の中央の掛止孔34に第2分割コアプレート13の中央の掛止部47が嵌り、連結される。同時に、第2分割コアプレート13の連結部46に第3分割コアプレート14の連結部61が嵌り、連結され、隣の第2分割コアプレート13の中央の掛止部47に第3分割コアプレート14の掛止部62が嵌り、連結され、仮密着したリングコア106が完成する。
最後に、仮密着したリングコア106を加熱炉(図に示していない)で加熱し、所定温度を所定時間保持し、接着剤15を溶解し、その後、固化させることで、第1・第2・第3分割コアプレート12,13,14は接着され、リングコア11(図1参照)が完成する。
このように、第1工程では、第1素材鋼板86を流し(図20の矢印a2の方向)ながら、扇状の第1分割コアプレート12を打ち抜くので、第1素材鋼板86から連続して第1分割コアプレート12を得ることができ、第1分割コアプレート12の製造に手間がかからない。
第2工程では、第2素材鋼板89を流し(図20の矢印a3の方向)ながら、第1分割コアプレート12とは対称中心線CLを基準に対称位置に第2分割コアプレート13を打ち抜くので、第2素材鋼板89から連続して第2分割コアプレート13を得ることができ、第2分割コアプレート13の製造に手間がかからない。
図20に示すように、第4工程では、既に説明したように、第2分割コアプレート13を旋回テーブル74の一方側101に載せると同時に、第3分割コアプレート14を旋回テーブル74の他方側102に載せ、第1・第2素材鋼板86,89の矢印a2,a3方向への流れに連動させて旋回し、所定の層数だけ交互に積層するので、第2・第3分割コアプレート13,14を打ち抜いた後に連続して第2・第3分割コアプレート13,14を交互に積層することができ、積層作業に手間がかからない。従って、分割コアプレートを交互に積層する時間を短縮し、製造コストを削減することができる。
第2工程では、第2素材鋼板89を流し(図20の矢印a2の方向)ながら、一部が重なる重なり部45を備えた扇状の第2分割コアプレート13を打ち抜くので、幅狭素材鋼板の使用が可能となり、幅方向の板厚の偏差が小さくなり、積層する過程で傾きが起きず、リングコア構造11の製品精度(上下面の平行度)を向上させることができる。
第3工程では、第2工程と同様に、リングコア構造11の製品精度(上下面の平行度)を向上させることができる。
なお、リングコア11の製造方法に用いる旋回テーブル74の構成は一例であり、コア連結装置75との関係によっては、仮密着したリングコア106を水平に移動する装置を設けることも可能である。
コア連結装置75の構成は一例であり、例えば、内円端部26(図2参照)と外円端部27(図2参照)を支持しつつ第1・第2・第3分割コアプレート12,13,14を内方(矢印a8の方向)に移動させる構成でもよい。
次に別の実施の形態を説明する。まず、別の実施のリングコア構造11Bを説明し、その次に、「別の実施のリングコアの第1製造方法」を説明し、最後に、「別の実施のリングコアの第2製造方法」を説明する。
図25は、別の実施のリングコア構造の斜視図である。
別の実施のリングコア構造11Bは、第1分割コアプレート111・・・を円環状に配列し、これらの第1分割コアプレート111・・・に第2分割コアプレート112・・・を円環状に配列するとともに、第2分割コアプレート112・・・を所定の層だけ重ねた鉄心である。
図26(a),(b)は、別の実施のリングコア構造の分解図であり、(b)は(a)のb−b線断面図である。上記図2に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
(a)において、別の実施のリングコア構造11Bは、具体的には、第1分割コアプレート111の分割端113,113同士を当接し、円環状の単層のコア114を形成し、この単層のコア114上に第2分割コアプレート112の分割端115,115同士を当接して円環状の単層のコア116を形成し、この単層のコア116を所定の層数だけ積層したものである。
第1分割コアプレート111は、扇状であり、中心角θ1(図27参照、例えば60°)で分割端113,113を形成し、連結孔123,123及びマグネット孔35,35を開けた鉄心の部品である。第1分割コアプレート111を円環状に6枚並べると、円環状の単層のコア114が形成される。
第2分割コアプレート112は、扇状で、第1分割コアプレート111と同じ輪郭であり、分割端115,115を形成し、第1分割コアプレート111の連結孔123,123に嵌合する連結部126,126を成形し、連結部126,126の外側にマグネット孔35,35を開けた鉄心の部品である。Cmは第1・第2分割コアプレート111,112の中心、127は第2分割コアプレート112の半分に設定した重なり部、128は残りの半分に設定した重なり部を示す。
また、第2分割コアプレート112は、第2分割コアプレート112同士を重ねる際に、分割端115,115に対して第2分割コアプレート112の中心Cmとを一致させるものである。
連結部126は、積層したときに連結部126同士で勘合する。
(b)において、連結部126は、具体的には、絞り成形した部位で、おす部とめす部とからなり、先に並べためす部と後に重ねたおす部とが嵌合することで、重ねた第2分割コアプレート112同士を連結する。
別の実施のリングコア構造11Bは、第2分割コアプレート112を扇状に成形するとともに、プレート(第2分割コアプレート112)の半分が重なる重なり部127,128を成形し、先に並べた第1分割コアプレート111の重なり部127に後から重ねる第2分割コアプレート112の重なり部128を重ね、さらに、先に並べた第2分割コアプレート112の重なり部127に後から重ねる第2分割コアプレート112の重なり部128を重ねたので、第2分割コアプレート112の重なる面積は第2分割コアプレート112の半分となり、重なる面積は大きくなり、リングコア構造の強度を高めることができる。
図27(a),(b)は、別の実施のリングコアの第1製造方法を説明する図である。
(a)において、別の実施のリングコアの第1製造方法では、コア製造装置131を用いる。
コア製造装置131は、図左の素材供給側から順に配置したパイロット孔成形金型132と、連結孔成形金型133と、連結部成形金型134と、マグネット孔成形金型135と、打ち抜き金型136と、第1抜き落とし装置137と、第1旋回テーブル138と、第2抜き落とし装置141と、第2旋回テーブル142と、これらを制御する制御装置(図に示していない)と、を備える。P1は素材鋼板を矢印b1の方向に送るときの1回の送りピッチを示す。ピッチP1については後述する。
(b)において、まず、第3素材鋼板145にパイロット孔成形金型132でパイロット孔146,146を開け、続けて、第3素材鋼板145を1ピッチだけ送ってパイロット孔146,146を開ける。このパイロット孔146,146の開け加工を下流側の各金型と同期させながら繰り返す。
第3素材鋼板145は、第3素材鋼板145の表面に塗布した接着剤15を有する。
第3素材鋼板145を送ることで、パイロット孔146,146を連結孔成形金型133まで送ったときに、パイロット孔146,146を連結孔成形金型133のピンに嵌め、連結孔成形金型133で連結孔123,123を成形する。
連結孔123,123とパイロット孔146,146を同期させた状態で開けつつ、4ピッチ送った時点で、マグネット孔成形金型135にパイロット孔146,146を嵌め、既に開けた連結孔123,123の近傍にマグネット孔成形金型135でマグネット孔35,35を開ける。
マグネット孔35,35を開け、2ピッチ送った時点で、打ち抜き金型136にパイロット孔146,146を嵌め、既に連結孔123,123並びにマグネット孔35,35を開けた第3素材鋼板145から打ち抜き金型136で第1分割コアプレート111の輪郭を打ち抜き、プッシュバックを実施する。
一方、供給側では、打ち抜き金型136の稼働に連結部成形金型134及びマグネット孔成形金型135を同期させて、連結孔123,123及びマグネット孔35,35を形成する。
引き続き、パイロット孔146,146毎にプッシュバックした第1分割コアプレート111が第3素材鋼板145とともに第1抜き落とし装置137まで送られてくると、第1抜き落とし装置137は1枚目の第1分割コアプレート111を抜き落とし、第1旋回テーブル138に載せる。2枚目の第1分割コアプレート111は第1抜き落とし装置137を通過し、続けて、第3素材鋼板145を送る情報に基づいて第1旋回テーブル138は、テーブルをピッチ角α1(α1=θ1)だけ矢印b2の方向に旋回させる。
第1抜き落とし装置137は、3枚目の第1分割コアプレート111を抜き落とし、第1旋回テーブル138に載せると同時に1枚目の分割端113(図26参照)に当接して配列する。
これら一連の動作を繰り返し、第3素材鋼板145とともに送られてきた11枚目(1個飛びのため)の第1分割コアプレート111を第1旋回テーブル138に配列することで、合計6枚で円環状の単層のコア114を形成する。形成した直後に、第1旋回テーブル138のテーブルをピッチ角α1/2だけ旋回させる。引き続き、第2分割コアプレート112の積層を開始する。
同様に、第2抜き落とし装置141で第2旋回テーブル142に偶数目の第1分割コアプレート111を6枚配置して単層のコア114を形成する。
ここで、第2分割コアプレート112の成形について説明する。
12枚目の連結孔123,123を開けたなら、13枚目に相当するパイロット孔146,146を連結部成形金型134のピンに嵌め、連結部成形金型134で連結部126,126の成形を開始する。
連結部126,126を成形した後、2ピッチ送った時点で、マグネット孔成形金型135にパイロット孔146,146を嵌め、連結部126,126を成形した第3素材鋼板145にマグネット孔成形金型135でマグネット孔35,35を開ける。
一方、供給側では、マグネット孔成形金型135に連結部成形金型134を同期させて、連結孔123,123を成形する。
マグネット孔35,35を開け、2ピッチ送った時点で、打ち抜き金型136にパイロット孔146,146を嵌め、第3素材鋼板145から打ち抜き金型136で第1分割コアプレート112の輪郭を打ち抜き、プッシュバックを実施する。
一方、供給側では、打ち抜き金型136に連結部成形金型134及びマグネット孔成形金型135を同期させて、連結孔123,123及びマグネット孔35,35を形成する。
引き続き、パイロット孔146,146毎にプッシュバックした第2分割コアプレート112が第3素材鋼板145とともに第1抜き落とし装置137まで送られてくると、第1抜き落とし装置137は1枚目の第2分割コアプレート112を抜き落とし、第1旋回テーブル138上の第1分割コアプレート111に載せる。その際、既にピッチ角α1/2だけ旋回させて待機する分割端113(図26参照)に対して第2分割コアプレート112の中心Cmが一致する。
2枚目の第2分割コアプレート112は第1抜き落とし装置137を通過し、続けて、第3素材鋼板145を送る情報に基づいて第1旋回テーブル138は、テーブルをピッチ角α1(α1=θ1)だけ矢印b2の方向に旋回させる。
第1抜き落とし装置137は、第3素材鋼板145の送りとともに搬送される3枚目の第2分割コアプレート112を抜き落とし、第1旋回テーブル138上の第1分割コアプレート111に載せると同時に1枚目の分割端115に当接して配列する。
これら一連の動作を第2分割コアプレート112に対して繰り返し、第3素材鋼板145とともに送られてきた11枚目(1個飛びのため)の第2分割コアプレート112を第1旋回テーブル138上の単層のコア114に配列することで、合計6枚で円環状の単層のコア116を形成する。形成した直後に、第1旋回テーブル138のテーブルをピッチ角α1/2だけ旋回させる。
ここでは、30°旋回した後、第1抜き落とし装置137で第3素材鋼板145から第2分割コアプレート112を抜き落とし、先に配列した際に当接させた分割端115,115をまたぐように重ねて、分割端115,115に中心Cmを一致させる。結果的に、先に配置した第2分割コアプレート112の半分を占める重なり部127(図26参照)と隣接する第2分割コアプレート112の半分を占める重なり部128(図26参照)に後から重ねる第2分割コアプレート112の重なり部128(図26参照)及び重なり部127(図26参照)が重なる。以降同様に円環状に6枚並べて円環状の単層のコア116を形成しつつ、単層のコア116を交互に積層する。一次リングコア(図27の別の実施のリングコア構造11Bと同様の形態)が完成する。
一方、第1抜き落とし装置137を通過した第2分割コアプレート112が第2抜き落とし装置141に達すると、同様に、第2抜き落とし装置141で第2旋回テーブル142上の第1分割コアプレート111に第2分割コアプレート112を置き、以降同様に円環状に6枚並べて円環状の単層のコア116を形成しつつ、単層のコア116を交互に積層する。一次リングコア(図27の別の実施のリングコア構造11Bと同様の形態)が完成する。
最後に、一次リングコアを加熱炉で加熱し、所定温度を所定時間保持し、接着剤15を固化させることで、第2分割コアプレート112同士を接着し、かつ第1分割コアプレート111を接着し、別の実施のリングコア構造11B(図27参照)が完成する。
ここでピッチP1について説明する。
ピッチP1は、具体的には、帯状の素材鋼板(第3素材鋼板)145に扇状の分割コアプレート(第2分割コアプレート)112を並列に近接させて配置した板取りに基づいて設定したものである。
「並列に」とは、第2分割コアプレート112の内円端部147に、次の第2分割コアプレート112の外円端部148を近接させ、並べて配置する配列。その際、素材鋼板(第3素材鋼板)145の幅方向に並行に第2分割コアプレート112の弦の方向を配置する。言い換えると、第3素材鋼板145の長手方向に対して第2分割コアプレート112の長手方向を直交させる。
「近接させて」とは、第2分割コアプレート112の内円端部147と、次の第2分割コアプレート112の外円端部148との間の距離Lpを、成形に支障のない距離まで最も小さくした状態である。
このように、別の実施のリングコアの第1製造方法では、帯状の素材鋼板(第3素材鋼板)145に扇状の分割コアプレート(第2分割コアプレート)112を並列に近接させて配置した板取り設定を行い、第3素材鋼板145を流しながら、プレート(第2分割コアプレート112)の半分が重なる重なり部127,128を備えた扇状の第2分割コアプレート112を打ち抜く第1工程と、第2分割コアプレート112を重ねる際に、先の第2分割コアプレート112の分割端115,115に後から重ねる第2分割コアプレート112の中心Cmを一致させた第2工程と、を備えたので、扇状の分割コアプレート(第2分割コアプレート)112同士を連結しかつ積層する作業を容易にしつつ、扇状の分割コアプレート(第2分割コアプレート)112を並列に近接させて配置した板取りによって、帯状の素材鋼板(第3素材鋼板)145から得る分割コアプレート(第2分割コアプレート)112の枚数を多くすることができる。従って、素材の歩留りを高めることができる。
また、別の実施のリングコアの第1製造方法では、第3素材鋼板145を流しながら、プレート(第2分割コアプレート112)の半分が重なる重なり部127,128を備えた扇状の第2分割コアプレート112を打ち抜く第1工程と、第2分割コアプレート112を重ねる際に、先の第2分割コアプレート112の分割端115,115に後から重ねる第2分割コアプレート112の中心Cmを一致させた第2工程と、を備えたので、扇状の第2分割コアプレート112を得る作業は容易であり、かつ、第2分割コアプレート112を積層する作業は容易である。従って、分割コアプレートを交互に積層する時間を短縮し、製造コストを削減することができる。
さらに、別の実施のリングコアの第1製造方法では、第3素材鋼板145を流しながら、プレート(第2分割コアプレート112)の半分が重なる重なり部127,128を備えた扇状の第2分割コアプレート112を打ち抜く第1工程と、第2分割コアプレート112を重ねる際に、先の第2分割コアプレート112の分割端115,115に後から重ねる第2分割コアプレート112の中心Cmを一致させた第2工程と、を備えたので、第2分割コアプレート112の製造から第2分割コアプレート112の積層までの作業を連続させることができ、手間がかからない。従って、第2分割コアプレート112をレンガ積みのように積層する作業は容易になる。
第3素材鋼板145を予め接着剤15を塗布したものとし、第2分割コアプレート112を交互に複数重ね合わせた後、接着剤15を有効にするための加熱処理工程を備えたので、第2分割コアプレート112の積層作業に連動させて、接着剤15を連続的に溶解・固化することができ、第2分割コアプレート112同士の接着作業は容易になる。
図28(a),(b)は、別の実施のリングコアの第2製造方法を説明する図であり、(a)はコア製造ラインの説明図、(b)は製造方法を説明する図である。
(a)において、さらに別のコア製造ライン71Bは、第1成形装置72Bと、第2成形装置73Bと、第1・第2成形装置72B,73Bに連ねて配置した旋回テーブル74B,74Cと、これらを制御する制御装置(図に示していない)と、を備える。P2は素材鋼板を矢印b3の方向に送るときの1回の送りピッチを示す。
また、別の実施のリングコアの第2製造方法では、接着剤を固化させるために、加熱炉(図に示していない)を用いる。
第1成形装置72Bは、図左の素材供給側から順に配置したパイロット孔成形金型77Bと、連結孔成形金型78Bと、連結部成形金型79Bと、マグネット孔成形金型83Bと、打ち抜き金型84Bと、抜き落とし装置85B,85Cとを備える。
第2成形装置73Bは、第2成形装置73Bと対称中心線CLを基準に対称であり、説明を省略する。
次にさらに別のコア製造ライン71Bを用いて実施する各工程について説明する。
(b)において、まず、第1・第1成形装置72B,73Bにそれぞれ第1・第2素材鋼板86B,89Bを供給し、第1素材鋼板86Bにパイロット孔成形金型77Bでパイロット孔88B,88Bを開けると同時に、第2素材鋼板89Bにパイロット孔成形金型77Bでパイロット孔88B,88Bを開ける。
第1・第2素材鋼板86B,89Bの材質は共に、電磁鋼板である。
パイロット孔88B・・・を開けた後、第1・第2素材鋼板86B,89Bを1ピッチだけ送る。
1ピッチだけ断続的に送りながら、パイロット孔88B,88Bを開け続ける。
連結孔成形金型78B,78Bで連結孔123,123・・・を開け、連結孔123,123を開けた第1・第2素材鋼板86B,89Bにマグネット孔成形金型83B,83Bでマグネット孔35・・・を開け、マグネット孔35・・・を開けた第1・第2素材鋼板86B,89Bに打ち抜き金型84B,84Bで第1分割コアプレート111,111の輪郭を打ち抜き、プッシュバックを実施する。
引き続き、第1分割コアプレート111を1個飛ばしに抜き落とし装置85B,85Cで抜き落として、旋回テーブル74B,74Cに載せる。
旋回テーブル74B,74Cは、第1分割コアプレート111を載せると、ピッチ角α1(α1=中心角θ1)だけ旋回する動きを繰り返す。合計6枚で円環状の単層のコア114を形成した直後に、テーブルをピッチ角α1/2だけ旋回させる。
第1分割コアプレート111に続けて、第2分割コアプレート112を成形する。
ここで、リングコアの第2製造方法に採用した板取を説明する。
板取は、帯状の第1・第2素材鋼板86B,89Bに扇状の第1・第2分割コアプレート111,112を、素材鋼板の長手方向に並行に配置するとともに直列に近接させて配置したものである。
「直列に」とは、第2分割コアプレート112の分割端115に、次の第2分割コアプレート112の分割端115を近接させ、並べて配置する配列。
連結部成形金型79Bにパイロット孔88B,88Bを嵌め、連結部126,126を成形する。
同様に、第2素材鋼板89Bに連結部成形金型79Bで連結部126,126を成形する。
連結部126,126を1ピッチだけ送った後、マグネット孔成形金型83Bにパイロット孔88B,88Bを嵌め、第1素材鋼板86Bにマグネット孔成形金型83Bでマグネット孔35,35を開ける。
同様に、第2素材鋼板89Bにマグネット孔成形金型83Bでマグネット孔35,35を開ける。
このように、マグネット孔35・・・を開けた後、第1・第2素材鋼板86B,89Bを1ピッチだけ送る。
1ピッチだけ送った後、打ち抜き金型84Bにパイロット孔88B,88Bを嵌め、第1素材鋼板86Bから打ち抜き金型84Bで第2分割コアプレート112の輪郭を打ち抜き、プッシュバックを実施する。
同様に、第2素材鋼板89Bから打ち抜き金型84Bで第2分割コアプレート112の輪郭を打ち抜き、プッシュバックを実施する。
引き続き、第2分割コアプレート112を1個飛ばしに抜き落とし装置85B,85Cで抜き落として、旋回テーブル74B,74C上の第1分割コアプレート111・・・に載せる。
旋回テーブル74B,74Cは、第2分割コアプレート112を載せると、ピッチ角α1(α1=中心角θ1)だけ旋回する動きを繰り返す。分割端115,115に中心Cmを一致させる。
最後に、積層したリングコアを加熱炉(図に示していない)で加熱し、所定温度を所定時間保持し、接着剤15を固化させることで、リングコア構造11B(図27参照)が完成する。
このような「別の実施のリングコアの第2製造方法」では、「別の実施のリングコアの第1製造方法」と同様の効果を発揮する。
尚、本発明のリングコアの製造方法は、実施の形態では電動機のロータコア(回転子の鉄心)に適用したが、ステーターコアにも適用可能である。
本発明のリングコアの製造方法は、電動機のロータコア(回転子の鉄心)に好適である。
本発明のリングコアの製造方法で形成したリングコア構造の斜視図 本発明のリングコアの製造方法で形成したリングコア構造の分解図 本発明のリングコアの製造方法に用いるコア製造ラインの平面図 本発明の製造方法の第1工程を説明する図(その1) 本発明の製造方法の第1工程を説明する図(その2) 本発明の製造方法の第1工程を説明する図(その3) 本発明の製造方法の第1・第2工程を説明する図(その1) 本発明の製造方法の第1・第2工程を説明する図(その2) 本発明の製造方法の第1・第2工程を説明する図(その3) 本発明の製造方法の第1・第2工程を説明する図(その4) 本発明の製造方法の第1・第2工程を説明する図(その5) 本発明の製造方法の第1〜第4工程で行うプッシュバックを説明する図 本発明の製造方法の第1・第2工程を説明する図(その6) 本発明の製造方法の第1・第2工程を説明する図(その7) 本発明の製造方法の第1〜第4工程を説明する図 本発明の製造方法の第1〜第4工程(図15の続き)を説明する図 本発明の製造方法の第1〜第4工程(図16の続き)を説明する図 図17の18部詳細図 図18の19−19線断面図 本発明の製造方法の第1〜第4工程(図17の続き)を説明する図 本発明の製造方法の第4工程(図20の続き)を説明する図 本発明の製造方法の第4工程以降の残り工程(図21の続き)を説明する図 本発明の製造方法の残り工程(図22の続き)を説明する図 図21の続きを説明する図 別の実施のリングコア構造の斜視図 別の実施のリングコア構造の分解図 別の実施のリングコアの第1製造方法を説明する図 別の実施のリングコアの第2製造方法を説明する図 従来の技術を説明する図
符号の説明
11…リングコア、12…第1分割コアプレート、13…第2分割コアプレート、14…第3分割コアプレート、15…接着剤、32…第1重なり部(重なり部)、33…孔(連結孔)、34…孔(掛止孔)、36…第1分割コアプレートの単層のコア、45…第2重なり部(重なり部)、46…連結部、48…第2分割コアプレートの単層のコア、63…第3分割コアプレートの単層のコア、74…旋回テーブル、86…第1素材鋼板、89…第2素材鋼板、101…旋回テーブルの一方側、102…旋回テーブルの他方側、111…第1分割コアプレート、112…第2分割コアプレート、127,128…半分が重なる重なり部、145…第3素材鋼板、Cm…分割コアプレートの中心、θ…第1・第2分割コアプレートの中心角、α…対応した角度(ピッチ角)。

Claims (3)

  1. コアプレートの重なり部同士を重ねるリングコアの製造方法において、
    第1素材鋼板を流しながら、一部が重なる第1重なり部及び孔を備えた扇状の第1分割コアプレートを打ち抜く第1工程と、
    第2素材鋼板を流しながら、第1重なり部に重なる第2重なり部及び前記孔に嵌る連結部を備えた扇状の第2分割コアプレートを打ち抜く第2工程と、
    第1素材鋼板を流しながら、前記第2分割コアプレートとは反対形状の第3分割コアプレートを打ち抜く第3工程と、
    第1分割コアプレートを旋回テーブルに円環状に配置した後、第1分割コアプレート上でかつ旋回テーブルの一方側に第2分割コアプレートを載せると同時に、第2分割コアプレート上でかつ旋回テーブルの他方側に第3分割コアプレートを載せ、それぞれをほぼ同時に1枚を載せ終える毎に旋回テーブルを分割数に対応した角度だけ、第2素材鋼板の流れに連動させて旋回し、第2・第3分割コアプレートをそれぞれ円環状に並べた単層のコアを形成しつつ、単層のコアを所定の層数だけ交互に積層する第4工程と、を備えたことを特徴とするリングコアの製造方法。
  2. コアプレートの重なり部同士を重ねるリングコアの製造方法において、
    帯状の素材鋼板に扇状の分割コアプレートを並列に近接させて配置した板取り設定を行い、素材鋼板を流しながら、半分が重なる重なり部を備えた前記扇状の分割コアプレートを打ち抜く第1工程と、
    前記分割コアプレートを重ねる際に、先の分割コアプレートの分割端に後から重ねる分割コアプレートの中心を一致させた第2工程と、を備えたことを特徴とするリングコアの製造方法。
  3. 前記素材鋼板を予め接着剤を塗布したものとし、前記分割コアプレートを交互に複数重ね合わせた後、接着剤を有効にするための加熱処理工程を備えたことをことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のリングコアの製造方法。
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