JP2006222582A - 三軸タグアンテナ及び物品管理システム - Google Patents

三軸タグアンテナ及び物品管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2006222582A
JP2006222582A JP2005032363A JP2005032363A JP2006222582A JP 2006222582 A JP2006222582 A JP 2006222582A JP 2005032363 A JP2005032363 A JP 2005032363A JP 2005032363 A JP2005032363 A JP 2005032363A JP 2006222582 A JP2006222582 A JP 2006222582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
tag
triaxial
article
reader
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005032363A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Takeshita
孝徳 竹下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Signal Co Ltd filed Critical Nippon Signal Co Ltd
Priority to JP2005032363A priority Critical patent/JP2006222582A/ja
Publication of JP2006222582A publication Critical patent/JP2006222582A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 被管理物品のX軸平面、Y軸平面及びZ軸平面にそれぞれループアンテナを配置し、各ループアンテナを並列接続してRFタグチップに接続することにより、固定した位置に配置したリーダライタでも物品の向きに左右されずにRFタグチップに記録された管理情報を読み書きすることができる三軸タグアンテナを提供する。
【解決手段】 この三軸タグアンテナ20は、X軸平面20x、Y軸平面20y及びZ軸平面20zにそれぞれ配置されたループアンテナ20a、20b、20cと、このループアンテナを介してデータの授受を行うRFタグ(RFタグチップ)200と、を備え、各平面が三次元的に構成されている。即ち、各面の交わる辺が互いに略直角になるように構成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、三軸タグアンテナ及び物品管理システムに関し、さらに詳しくは、リーダライタと物品に取り付けられたRFタグとの位置関係が変化した場合でも、RFタグに記録された情報をリーダライタが確実に読み書きできるタグアンテナの構成と、そのタグアンテナを使用した物品管理システムに関するものである。
近年、ICカードと呼ばれる新しい情報記録媒体が、市場に広く出回っている。ICカードとは、クレジットカード、銀行カード、ポイントカード等のカード状あるいはシート状の形状を備え、カード内、或いはカード上にIC(Integrated Circuit)が組み込まれている読み書き可能な記録媒体を総称した名称である。特に、非接触型ICカードは、例えば、鉄道等の交通機関の駅構内への入退場時に使用される定期券、プリペイドカードとして多く使用されている。また、非接触型ICカードの応用として、構造的には非接触型ICカードと全く同様で、識別番号及び履歴情報等に関する管理情報を記録したRFタグ(Radio Frequency Tag)を、郵便物あるいは荷物等に固定して分類管理する非接触型RFタグ(以下、単にRFタグと記す)がある。
例えばRFタグを取り付けた荷物を、ベルトコンベアにより搬送しながらリーダライタにより管理情報を読み書きする場合、リーダライタのアンテナが決まった位置に固定されているときは、荷物に取り付けられたRFタグの位置を確認して、そのRFタグがリーダライタのアンテナ側に向くようにベルトコンベアに搭載する荷物の向きを予め設定する必要があった。また、このような操作を行わずに管理情報を読み書きする場合は、RFタグに対する情報の読み書きに最も適すると予想される方向にリーダライタのアンテナを複数設置する必要があった。
このような問題を解決するために、特許文献1の従来技術には、一つの大きなループ(適切な共鳴電気容量をもつループ)がRFIDチップに直接取り付けられ、または3つの共鳴ループが、2つ以上の共鳴ループからエネルギーを収集し、RFIDチップに戻して伝えることにより、3方向からの情報を効率良く受信する技術について開示されている。
特表2004−511033公報
RFタグを取り付けた荷物を、ベルトコンベアにより搬送しながらリーダライタにより管理情報を読み書きする場合、従来はRFタグにとって最も好適な送受信方向がリーダライタのアンテナ側に向くようにベルトコンベアに搭載する荷物の向きを予め設定する必要があったため、人手がかかり作業効率を非常に悪くしていた。また、それを避けるために複数のアンテナを設置する方法は、設備のコストが高くなることと、設置する場所に制限があり必ずしも適切な場所にアンテナを設置できないといった問題がある。
また特許文献1に開示されている従来技術は、あくまでもRFIDチップに直接取り付けられているループアンテナは1つであり、他の面にはループアンテナと磁気結合する共鳴ループを備えるものである。従って、磁気結合するために比較的大きなパワーの磁界をリーダライタから出力しなければならないといった問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑み、被管理物品のX軸平面、Y軸平面及びZ軸平面にそれぞれループアンテナを配置し、各ループアンテナを並列接続してRFタグチップに接続することにより、固定した位置に配置したリーダライタでも物品の向きに左右されずにRFタグチップに記録された管理情報を読み書きすることができる三軸タグアンテナを提供することを目的とする。
また他の目的は、三軸タグアンテナを被管理物品の稜部に取り付け、リーダライタのアンテナの数を最小限にした物品管理システムを提供することである。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、X軸平面、Y軸平面及びZ軸平面にそれぞれ配置された複数のループアンテナと、該各ループアンテナを介してデータの授受を行うRFタグチップと、を備え、前記各平面が三次元的に構成されていることを特徴とする。
ループアンテナと交差する磁界は、その磁束の向きがループアンテナの面に対して直交する場合、最も大きな起電力を発生する。即ち、最も効率よく磁界を取り込むためには、可能な限りループアンテナの数を増やす必要がある。そこで本発明では、X軸平面、Y軸平面及びZ軸平面にそれぞれループアンテナを配置し、その配置方法が三次元的に構成されるようにするものである。
請求項2は、前記複数のループアンテナは、各ループアンテナの両端部がそれぞれ並列接続され、該並列接続された各両端部が前記RFタグチップのアンテナ入力端子に接続されていることを特徴とする。
3つのループアンテナが並列接続されると、合成インダクタンスは1/3になる。また
共振周波数f0=1/(2π(LC)1/2
と表され、Lはインダクタンス、Cは共振用コンデンサの容量である。即ち、合成インダクタンスが1/3になると、リーダライタがタグに供給する磁界の周波数fと共振しなくなる。一方タグアンテナのインダクタンスはアンテナの巻き数Nとアンテナの面積Aとの積に比例する。そこで本発明では、ループアンテナが並列接続されることにより、インダクタンスが1/3になっても、NAを3倍にして共振させるものである。また、ループアンテナに発生する起電力の電圧Vは、
V=2πfμ0HNA
と表せる。ここで、μ0は真空の透磁率、Hはリーダライタに供給する磁界強度であり、NAが3倍になることで起電力の電圧が3倍となり、リーダライタがタグに供給する磁界強度を抑えることができる。
請求項3は、前記複数のループアンテナのそれぞれの両端部は、磁界が2つのループアンテナを同時に通過した際に、当該2つのループアンテナから同極性の起電力が発生するように並列接続されていることを特徴とする。
物品の向きと角度により、2つのループアンテナを同じ磁界が同時に通過する場合がある。このときループアンテナの接続の仕方により起電力を打ち消し合う場合がある。このようなことが発生すると、情報の読み書きが不可能となりループアンテナを複数設けた意味がなくなる。そこで本発明では、2つのループアンテナから同極性の起電力が発生するように並列接続するものである。
請求項4は、前記三次元的に構成された各ループアンテナはシート状のインレットにより保持され、該インレットの少なくとも片面に接着剤を塗布したことを特徴とする。
本発明の三軸タグアンテナは、外部からの応力に対して必ずしも強度的に強くはない。そこでシート状のインレットの表面あるいは内部に保持されるように構成し、そして物品に取り付けるために片面に接着剤を塗布するものである。
請求項5は、請求項1乃至4の何れか一項に記載の三軸タグアンテナと、該三軸タグアンテナを介して前記RFタグチップとの間で所定の変復調方式に基づく搬送電力の送信とデータの授受を非接触にて行うリーダライタと、を備え、前記リーダライタは、物品に取り付けられた前記三軸タグアンテナを介して前記RFタグチップに記録された管理情報を読み書きすることにより、当該物品を管理することを特徴とする。
本発明の物品管理システムは、三軸タグアンテナを物品に取り付け、その三軸タグアンテナに取り付けられたRFタグチップの管理情報をリーダライタにより読み書きする。これにより、リーダライタアンテナに対する物品の向きが変わっても、三軸タグアンテナの何れかの面がリーダライタアンテナに向くようになる可能性が増えるため、管理情報を読み書きすることができる。
請求項6は、前記三軸タグアンテナは、前記物品の稜部に取り付けられることを特徴とする。
三軸タグアンテナは3次元的な構成に形成されている。従って、箱状の物品の場合、その稜部(角部)に取り付けるのが最も安定した取り付け方となる。そして好ましくは、箱状の物品の底部の何れかの稜部(角部)に取り付けるのがよい。
請求項1の発明によれば、X軸平面、Y軸平面及びZ軸平面にそれぞれループアンテナを配置し、その配置方法が三次元的に構成されるようにするので、三軸タグアンテナの向きが三軸方向に変化しても必ず何れかの面が磁界の方向と直交する可能性が大きくなり、磁界の受信感度を高めることができる。
また請求項2では、複数のループアンテナは、各ループアンテナの両端がそれぞれ並列接続され、その並列接続された両端がRFタグチップのアンテナ入力端子に接続されているので、インダクタンスが1/3となっても、NAを3倍にして共振させることができる。
また請求項3では、2つのループアンテナから同極性の起電力が発生するように並列接続するので、2つのループアンテナを同じ磁界が同時に通過する場合でも、何れかのループアンテナの起電力により情報を読み書きすることができる。
また請求項4では、三次元的に構成された各ループアンテナはシート状のインレットにより保持され、このインレットの少なくとも片面に接着剤を塗布したので、外部からの応力に対してループアンテナを保護することができ、且つ物品に容易に取り付けることができる。
また請求項5では、物品管理システムは、三軸タグアンテナを物品に取り付け、その三軸タグアンテナに取り付けられたRFタグチップの管理情報をリーダライタにより読み書きするので、リーダライタアンテナに対する物品の向きが変わっても、三軸タグアンテナの何れかの面がリーダライタアンテナに向くようになる可能性が増えるため、確実に管理情報を読み書きすることができる。
また請求項6では、三軸タグアンテナは、前記物品の稜部に取り付けられるので、物品が箱状の場合、三軸タグアンテナが取り付けやすく、且つ物品が3次元的に方向を移動しても何れかの面がリーダライタの磁界と直交するように向く確率を増やすことができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は、一般的なICタグ用リーダライタの構成を示すブロック図である。このRFタグ用リーダライタ(以下、単にリーダライタと呼ぶ)100は、リーダライタ100との間でデータの授受を行ってシステム全体を制御するPC50によって制御される。リーダライタ100は、外部のPC50とのデータの通信プロトコルを司る送受信装置1と、リーダライタ100全体の動作を制御する制御装置2と、制御装置2を動作させる手順を記録したファームウェアと読み取ったデータを格納するメモリ装置3と、制御装置2からのデータを搬送波に乗せて変調する変調器4と、操作コマンドを入力する入力装置5と、制御装置2により制御された情報を表示する表示装置6と、制御装置2からの交流信号である電力供給用信号と変調器4からの書き込みコマンドを電力増幅する電力増幅器7と、ループアンテナ9から受信した搬送波から2値化データに変換する検波復調器8と、図示しないRFタグとの電力用搬送波とデータの授受をするループアンテナ9とを備えて構成されている。
次に、本構成によるリーダライタ100の動作を説明する前に、RFタグの構成を先に説明しておく。図2は、本発明のRFタグの構成を示すブロック図である。本実施形態のRFタグ200は、リーダライタ100からの電力用搬送波によりデータの授受をする三軸タグアンテナ20と、書き込みコマンド読み出しコマンドを生成する送受信回路21と、三軸タグアンテナ20からの電力用搬送波を受け、それを整流して直流電力に変換する電力生成回路22と、制御用ファームウェアとデータの記憶を司るメモリ装置23と、制御回路26からの送信コマンドに搬送波を乗せて変調する変調器24と、送受信回路21からの搬送波データから2値化データに変換する検波器25と、RFタグ200の全体の動作を制御する制御回路26から構成されている。
次に、図1と図2を併せて参照してそれぞれ単独の動作について説明する。リーダライタ100は、図示しない電源が入れられると制御装置2のイニシャル動作後、メモリ装置3に記憶されたプログラムに従い動作を開始する。まず、初期化が行われる。次に、制御装置2は、RFタグ200に供給する電力供給用信号と、ポーリング信号を交互に電力増幅器7から送信する。その信号は、ループアンテナ9から電磁波として外部に放射される。次に、RFタグ200がリーダライタ100に近接すると、三軸タグアンテナ20が電力供給用信号を受信し、電力生成回路22によりその搬送波を整流して直流電力に変換して、RFタグ内の全ての回路に供給する。電力を供給されて制御回路26が駆動すると、メモリ装置23に格納されたプログラムに従って、制御を開始する。
次に、制御回路26は、まず送受信回路21からコマンドを検波器25で復調して2値化信号に変換し、そのコマンドを解析する。その結果自分が呼び出されていることを認識すると、レスポンスを変調器24により変調して送受信回路21を介して三軸タグアンテナ20から送信する。このレスポンスをリーダライタ100がループアンテナ9で受信して、検波復調器8で2値化コードに変換し、制御回路2により解析してRFタグ200が規格に合致したタグであると認識する。それにより、以後リーダライタ100とRFタグ200の間でポーリングが行われる。尚、三軸タグアンテナ20はループアンテナ20a、20b、20cを並列に接続して構成され、端子1と端子2間に接続される(詳細は後述する)。
図3は本発明の三軸タグアンテナ20の構成を説明する模式図である。この三軸タグアンテナ20は、X軸平面20x、Y軸平面20y及びZ軸平面20zにそれぞれ配置されたループアンテナ20a、20b、20cと、このループアンテナを介してデータの授受を行うRFタグ(RFタグチップ)200と、を備え、各平面が三次元的に構成されている。即ち、各面の交わる辺が互いに略直角になるように構成されている。尚、この図ではRFタグ200がZ軸平面20zに搭載されているが、どの面でも構わない。また説明の都合上ループアンテナ20aをXアンテナ、ループアンテナ20bをYアンテナ、ループアンテナ20cをZアンテナと呼ぶ。またXアンテナの両端をX−1、X−2、Yアンテナの両端をY−1、Y−2、Zアンテナの両端をZ−1、Z−2とする。
図4はRFタグ200とXアンテナ、Yアンテナ、Zアンテナとの接続状態を示す図である。即ち、端子1にはX−1、Y−1、Z−1が接続され、端子2にはX−2、Y−2、Z−2が接続される。これによりXアンテナ、Yアンテナ、Zアンテナの両端は並列接続されて、RFタグ200の端子1と端子2に接続されることになる。またRFタグ200の端子1と端子2には共振回路を形成するために共振コンデンサ201が並列に接続される。
このように3つのループアンテナが並列接続されると、合成インダクタンスは1/3になる。また共振周波数f0=1/(2π(LC)1/2)と表され、Lはインダクタンス、Cは共振用コンデンサの容量である。即ち、合成インダクタンスが1/3になると、リーダライタがタグに供給する磁界の周波数fと共振しなくなる。一方タグアンテナのインダクタンスはアンテナの巻き数Nとアンテナの面積Aとの積に比例する。そこで本発明では、ループアンテナが並列接続されることにより、インダクタンスが1/3になっても、NAを3倍にして共振させるものである。また、ループアンテナに発生する起電力の電圧Vは、
V=2πfμ0HNA
と表せる。ここで、μ0は真空の透磁率、Hはリーダライタに供給する磁界強度であり、NAが3倍になることで起電力の電圧が3倍となり、リーダライタがタグに供給する磁界強度を抑えることができる。
図5は本発明の三軸タグアンテナ20にリーダライタ100のループアンテナ9から放射された磁界が通過した場合の起電力の方向を説明する図である。このような状態は三軸タグアンテナ20が水平に置かれていれば、一般的には発生しないが、三軸タグアンテナ20が傾かれて置かれた場合に発生する現象である。従って、通常はリーダライタ100のループアンテナ9から放射された磁界の向きに対して直交する面に磁界が通過するので、同時に同じ磁界が通過することはない。この図ではレアーケースの場合の動作として説明する。
まず、XアンテナとYアンテナを通過する磁界(X−Y磁界)30が発生した場合、XアンテナとYアンテナには同方向の起電力を発生する。またYアンテナとZアンテナを通過する磁界(Y−Z磁界)32が発生した場合、YアンテナとZアンテナには同方向の起電力を発生する。またXアンテナとZアンテナを通過する磁界(X−Z磁界)31が発生した場合、XアンテナとZアンテナには逆方向の起電力を発生する。このように同方向の起電力が発生した場合は、等価的には電池を並列に接続したことになり起電力は略同じとなる。また逆方向の起電力が発生した場合は、等価的には極性の異なる電池を並列に接続したことになり起電力は打ち消し合ってしまう。
図6(a)は図5の三軸タグアンテナ20を展開した図であり、図6(b)はA側から見た断面図である。同じ構成要素には同じ参照番号を付して説明する。図6(a)の展開図では各アンテナの境界線33、34、35、36があり、境界線33と36が折り曲げ可能な構成となっている。即ち、境界線33からXアンテナをYアンテナ方向に折り曲げ、その状態のまま境界線36からYアンテナをZアンテナ方向に折り曲げることにより、図5のような三軸タグアンテナ20が構成される。尚、折り曲げ方はこれ以外の方法でも構わない。
図6(b)の断面図より、三軸タグアンテナ20は表面(三軸タグアンテナ20を組み立てたときの内側面)に塗布した接着剤40と、ポリ塩化ビニル(PVC)シート等を溶着してループアンテナ20a、20b、20cとRFタグ200を保持するインレット41と、を備えて構成される。
図7は本発明の物品管理システムの概略構成図である。この物品管理システム300は、物品53を所定の速度で矢印51方向に搬送するベルトコンベア52と、前述した本発明の三軸タグアンテナ20と、この三軸タグアンテナ20を介してRFタグ200との間で所定の変復調方式に基づく搬送電力の送信とデータの授受を非接触にて行うリーダライタ100と、このリーダライタ100を制御するPC50と、を備えて構成される。尚、本実施形態ではリーダライタ100がベルトコンベア52の進行方向に対して並行に設置され、ベルトコンベア52上に搭載された物品に取り付けられたRFタグとの交信に十分な距離に固定されているものとする。また、リーダライタ100にはベルトコンベア52と平行にループアンテナ9が接続されている。そしてリーダライタ100は、物品53に取り付けられた三軸タグアンテナ20を介してRFタグ200に記録された管理情報を読み書きすることにより、物品53を管理するものである。
次に本発明の特徴を説明するために、物品53がベルトコンベア52上で向きを変えて搭載された場合について説明する。図7(a−1)はベルトコンベア52上の物品53が正しい方向に搭載された場合であり、このとき物品53に取り付けられた三軸タグアンテナ20のYアンテナがループアンテナ9と略平行な位置関係となり、図7(a−2)に示すようにYアンテナに磁界54が直交して通過するようになる。これにより、Yアンテナとリーダライタ100との交信が可能となる。
図7(b−1)はベルトコンベア52上物品53が90°回転して搭載された場合であり、このとき物品53に取り付けられた三軸タグアンテナ20のXアンテナがループアンテナ9と略平行な位置関係となり、図7(b−2)に示すようにXアンテナに磁界54が直交して通過するようになる。これにより、Xアンテナとリーダライタ100との交信が可能となる。
図7(c−1)はベルトコンベア52上の物品53が45°回転して搭載された場合であり、このとき物品53に取り付けられた三軸タグアンテナ20のYアンテナとXアンテナがループアンテナ9と略45°傾いた位置関係となり、図7(c−2)に示すようにYアンテナとXアンテナに磁界54が45°で通過するようになる。これにより、Yアンテナ及びXアンテナとリーダライタ100との交信が可能となる。但し、この場合YアンテナとXアンテナには直交した場合に比べて少ない起電力が発生される。
図7(d−1)はベルトコンベア52上の物品53が図7(a−1)の状態からリーダライタ100と反対側に倒して搭載された場合であり、このとき物品53に取り付けられた三軸タグアンテナ20のZアンテナとループアンテナ9が平行の位置関係となり、図7(d−2)に示すようにZアンテナに磁界54が直交して通過するようになる。これにより、Zアンテナとリーダライタ100との交信が可能となる。
このように物品管理システム300は、三軸タグアンテナ20を物品53に取り付け、その三軸タグアンテナ20に取り付けられたRFタグ200の管理情報をリーダライタ100により読み書きする。これにより、リーダライタのループアンテナ9に対する物品53の向きが変わっても、三軸タグアンテナ20の何れかの面がリーダライタのループアンテナ9に向くようになる可能性が増えるため、正確に管理情報を読み書きすることができる。
一般的なICタグ用リーダライタの構成を示すブロック図。 本発明のRFタグの構成を示すブロック図。 本発明の三軸タグアンテナ20の構成を説明する模式図。 本発明のRFタグ200とXアンテナ、Yアンテナ、Zアンテナとの接続状態を示す図。 本発明の三軸タグアンテナ20にリーダライタ100のループアンテナ9から放射された磁界が通過した場合の起電力の方向を説明する図。 (a)は図5の三軸タグアンテナ20を展開した図、(b)はA側から見た断面図。 (a−1)乃至(d−2)は、物品53がベルトコンベア52上で向きを変えて搭載された場合について説明する図。
符号の説明
20 三軸タグアンテナ、20x X軸平面、20y Y軸平面、20z Z軸平面、20a、20b、20c ループアンテナ、40 接着剤、41 インレット、100 リーダライタ、200 RFタグ

Claims (6)

  1. X軸平面、Y軸平面及びZ軸平面にそれぞれ配置された複数のループアンテナと、該各ループアンテナを介してデータの授受を行うRFタグチップと、を備え、前記各平面が三次元的に構成されていることを特徴とする三軸タグアンテナ。
  2. 前記複数のループアンテナは、各ループアンテナの両端部がそれぞれ並列接続され、該並列接続された各両端部が前記RFタグチップのアンテナ入力端子に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の三軸タグアンテナ。
  3. 前記複数のループアンテナのそれぞれの両端部は、磁界が2つのループアンテナを同時に通過した際に、当該2つのループアンテナから同極性の起電力が発生するように並列接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の三軸タグアンテナ。
  4. 前記三次元的に構成された各ループアンテナはシート状のインレットにより保持され、該インレットの少なくとも片面に接着剤を塗布したことを特徴とする請求項1、2または3に記載の三軸タグアンテナ。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の三軸タグアンテナと、該三軸タグアンテナを介して前記RFタグチップとの間で所定の変復調方式に基づく搬送電力の送信とデータの授受を非接触にて行うリーダライタと、を備え、前記リーダライタは、物品に取り付けられた前記三軸タグアンテナを介して前記RFタグチップに記録された管理情報を読み書きすることにより、当該物品を管理することを特徴とする物品管理システム。
  6. 前記三軸タグアンテナは、前記物品の稜部に取り付けられることを特徴とする請求項5に記載の物品管理システム。
JP2005032363A 2005-02-08 2005-02-08 三軸タグアンテナ及び物品管理システム Pending JP2006222582A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005032363A JP2006222582A (ja) 2005-02-08 2005-02-08 三軸タグアンテナ及び物品管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005032363A JP2006222582A (ja) 2005-02-08 2005-02-08 三軸タグアンテナ及び物品管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006222582A true JP2006222582A (ja) 2006-08-24

Family

ID=36984621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005032363A Pending JP2006222582A (ja) 2005-02-08 2005-02-08 三軸タグアンテナ及び物品管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006222582A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101009263B1 (ko) 2008-08-06 2011-01-18 주식회사 이엠따블유 Rfid 태그가 마련되는 저장용기 및 이를 수납하는공조기기
KR101039603B1 (ko) 2008-12-02 2011-06-09 인천대학교 산학협력단 3 차원 uhf rfid 태그
WO2012040411A1 (en) * 2010-09-24 2012-03-29 Mp Antenna, Ltd Antenna assembly providing multidirectional elliptical polarization
CN103177271A (zh) * 2011-12-20 2013-06-26 国民技术股份有限公司 一种电子标签读写装置、系统及方法
KR20140052199A (ko) * 2012-10-23 2014-05-07 삼성전자주식회사 무선 전력 전송 시스템용 자계조절 3차원 플렉서블 공진기
CN104821436A (zh) * 2014-01-31 2015-08-05 东光株式会社 三轴天线
JP2016192812A (ja) * 2016-08-04 2016-11-10 日本電信電話株式会社 3軸ループアンテナ
JPWO2021149293A1 (ja) * 2020-08-25 2021-07-29

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003216919A (ja) * 2002-01-23 2003-07-31 Toppan Forms Co Ltd Rf−idメディア
JP2005234871A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Dainippon Printing Co Ltd 非接触icタグ
JP2005316742A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Fuji Xerox Co Ltd Icタグ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003216919A (ja) * 2002-01-23 2003-07-31 Toppan Forms Co Ltd Rf−idメディア
JP2005234871A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Dainippon Printing Co Ltd 非接触icタグ
JP2005316742A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Fuji Xerox Co Ltd Icタグ

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101009263B1 (ko) 2008-08-06 2011-01-18 주식회사 이엠따블유 Rfid 태그가 마련되는 저장용기 및 이를 수납하는공조기기
KR101039603B1 (ko) 2008-12-02 2011-06-09 인천대학교 산학협력단 3 차원 uhf rfid 태그
WO2012040411A1 (en) * 2010-09-24 2012-03-29 Mp Antenna, Ltd Antenna assembly providing multidirectional elliptical polarization
CN103177271A (zh) * 2011-12-20 2013-06-26 国民技术股份有限公司 一种电子标签读写装置、系统及方法
KR101984811B1 (ko) * 2012-10-23 2019-06-03 삼성전자주식회사 무선 전력 전송 시스템용 자계조절 3차원 플렉서블 공진기
KR20140052199A (ko) * 2012-10-23 2014-05-07 삼성전자주식회사 무선 전력 전송 시스템용 자계조절 3차원 플렉서블 공진기
US11011938B2 (en) 2012-10-23 2021-05-18 Samsung Electronics Co., Ltd Magnetic field adjusting three-dimensional flexible resonator for wireless power transmission system
US10594161B2 (en) 2012-10-23 2020-03-17 Samsung Electronics Co., Ltd Magnetic field adjusting three-dimensional flexible resonator for wireless power transmission system
JP2015144341A (ja) * 2014-01-31 2015-08-06 東光株式会社 3軸アンテナ
CN104821436B (zh) * 2014-01-31 2019-06-25 株式会社村田制作所 三轴天线
CN104821436A (zh) * 2014-01-31 2015-08-05 东光株式会社 三轴天线
JP2016192812A (ja) * 2016-08-04 2016-11-10 日本電信電話株式会社 3軸ループアンテナ
JPWO2021149293A1 (ja) * 2020-08-25 2021-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006222582A (ja) 三軸タグアンテナ及び物品管理システム
US8531298B2 (en) Flexible RFID label
US20090284377A1 (en) Flexible RFID Label
JP5278611B2 (ja) 通信システム、情報記録媒体、中継通信装置
JP2001101369A (ja) Rfタグ
JP2008306689A (ja) ブースターアンテナ
CN101833740A (zh) 基于rfid技术的电力资产全生命周期数据管理方法
CN104050561A (zh) 一种基于rfid的金融支付系统
JP2006060283A (ja) 通信補助体組及び通信補助システム、並びに通信方法
JP4880263B2 (ja) アンテナ回路
JP4712573B2 (ja) 無指向性アンテナ
JP5325509B2 (ja) 非接触型情報処理媒体
JP2011008497A (ja) プログラマブルコントローラ、ベースボード、およびi/oモジュール
JP2007214926A (ja) 無指向性アンテナ及び情報読み取り装置
JP2006089115A (ja) Rfタグを備えた封筒
JP2007036674A (ja) アダプタコイルおよび通信システム
JP4771401B2 (ja) 合成アンテナ及びリーダライタシステム
CN103034824B (zh) 一种非接触式ic卡通讯装置
JP4913513B2 (ja) 3軸アンテナ、ローラコンベア装置及び情報読み取り装置
JP4653691B2 (ja) トンネル型リーダライタ用アンテナ及びトンネル型リーダライタ
JP5214207B2 (ja) リーダライタ
JP4255339B2 (ja) 商品管理システム、及び商品管理方法
CN101776114A (zh) 一种用于实现射频识别标签订书针的结构
JP7171582B2 (ja) 小型差動電界作動式uhf rfidデバイス
EP2397974A1 (en) Non-directional RFID smart card

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100223

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100413

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100629