JP2001101369A - Rfタグ - Google Patents
RfタグInfo
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- JP2001101369A JP2001101369A JP28129999A JP28129999A JP2001101369A JP 2001101369 A JP2001101369 A JP 2001101369A JP 28129999 A JP28129999 A JP 28129999A JP 28129999 A JP28129999 A JP 28129999A JP 2001101369 A JP2001101369 A JP 2001101369A
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- JP
- Japan
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- tag
- loop antennas
- capacitor
- pallet
- loop
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 リーダライタが離れた二カ所以上の場所で1
つのメモリに読み書きできるRFタグを提供する。 【解決手段】 磁気的に離れている複数のループアンテ
ナと、前記複数のループアンテナ間を電気的に直列に結
ぶ接続線とを設け、いずれかのループアンテナを用いて
RFタグ用ICから情報を入出力する。
つのメモリに読み書きできるRFタグを提供する。 【解決手段】 磁気的に離れている複数のループアンテ
ナと、前記複数のループアンテナ間を電気的に直列に結
ぶ接続線とを設け、いずれかのループアンテナを用いて
RFタグ用ICから情報を入出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁誘導によって
情報を入出力するあるいはタグの存在を認識させるRF
タグ、およびそれを用いたパレット、物流管理システム
に関する。
情報を入出力するあるいはタグの存在を認識させるRF
タグ、およびそれを用いたパレット、物流管理システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】図4にRFタグにICを用いたタイプの
RFタグシステムの一般的な構成をブロックで示す。通
常ホストコンピュータから通信回路を経て、リーダライ
タ部に送信コマンドを送り、リーダライタ部の変復調回
路で変調されアンテナ部から電磁波で出力される。RF
タグのアンテナ部でその電磁波を受信し、電源として供
給すると共に通信コマンドとして受信する。それがメモ
リ読み出しコマンドの場合、ICメモリからデータを読
み出し、変復調回路を経てリーダライタへ返信される。
リーダライタのアンテナで返信波を受信し、変復調回路
で復調され、通信回路を経て本体部へ送信される。すな
わち電磁誘導でリーダライタのアンテナとRFタグ間の
情報のやりとりをする。
RFタグシステムの一般的な構成をブロックで示す。通
常ホストコンピュータから通信回路を経て、リーダライ
タ部に送信コマンドを送り、リーダライタ部の変復調回
路で変調されアンテナ部から電磁波で出力される。RF
タグのアンテナ部でその電磁波を受信し、電源として供
給すると共に通信コマンドとして受信する。それがメモ
リ読み出しコマンドの場合、ICメモリからデータを読
み出し、変復調回路を経てリーダライタへ返信される。
リーダライタのアンテナで返信波を受信し、変復調回路
で復調され、通信回路を経て本体部へ送信される。すな
わち電磁誘導でリーダライタのアンテナとRFタグ間の
情報のやりとりをする。
【0003】図5ないし図6に従来のIC型のRFタグ
を示す。図5はIC型のRFタグの外観図で、周波数と
ループアンテナの大きさにより異なるが、巻き数が3か
ら300回程度銅線を渦巻き状に巻いたループアンテナ
と、ループアンテナにコンデンサが接続されICの端子
に接続されている。それとは別に電源用のコンデンサが
ICに接続される。このコンデンサは静電容量が小さい
ときはICの中に内蔵される場合もある。このループア
ンテナとコンデンサが図4のアンテナ部を形成し、IC
が図4の変復調回路とメモリ部、電源部を形成する。図
6にIC型RFタグの回路図を示す。図6(A)はルー
プアンテナとコンデンサを並列に接続し、送受信する周
波数に近い周波数でループアンテナとコンデンサを並列
共振させる。それをICの端子に接続している。図6
(B)はループアンテナとコンデンサを直列に接続し、
直列共振させ、ICの端子に接続している。
を示す。図5はIC型のRFタグの外観図で、周波数と
ループアンテナの大きさにより異なるが、巻き数が3か
ら300回程度銅線を渦巻き状に巻いたループアンテナ
と、ループアンテナにコンデンサが接続されICの端子
に接続されている。それとは別に電源用のコンデンサが
ICに接続される。このコンデンサは静電容量が小さい
ときはICの中に内蔵される場合もある。このループア
ンテナとコンデンサが図4のアンテナ部を形成し、IC
が図4の変復調回路とメモリ部、電源部を形成する。図
6にIC型RFタグの回路図を示す。図6(A)はルー
プアンテナとコンデンサを並列に接続し、送受信する周
波数に近い周波数でループアンテナとコンデンサを並列
共振させる。それをICの端子に接続している。図6
(B)はループアンテナとコンデンサを直列に接続し、
直列共振させ、ICの端子に接続している。
【0004】また、図5のRFタグに対して、ICと電
源コンデンサがないタイプで、ループアンテナとコンデ
ンサのみで構成され、特定な周波数の電磁波にのみ共振
して、RFタグの存在が有るかどうかだけがわかる反射
型RFタグも一般に使用されている。
源コンデンサがないタイプで、ループアンテナとコンデ
ンサのみで構成され、特定な周波数の電磁波にのみ共振
して、RFタグの存在が有るかどうかだけがわかる反射
型RFタグも一般に使用されている。
【0005】従来のRFタグでは、リーダライタのアン
テナとRFタグ内の1個のループアンテナ間を電磁誘導
で情報をやりとりしているために、リーダライタのアン
テナとRFタグのアンテナを近づける必要があった。
テナとRFタグ内の1個のループアンテナ間を電磁誘導
で情報をやりとりしているために、リーダライタのアン
テナとRFタグのアンテナを近づける必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示すように物流分野などで物品を運び倉庫等に保管する
ときに使われるパレットにRFタグを付けて、たとえば
フォークリフトにつけたリーダライタでRFタグに情報
を読み書きしようとすると、パレットの挿入口は2カ所
あるために、図7のように挿入口の近くに2個のRFタ
グを付けた場合、一方のRFタグに情報を書き込んでも
他方には反映されなかった。また、挿入口1と2の真ん
中にRFタグを設置すると、パレットの大きさは110
0mmから1500mm程度有るので、リーダライタと
RFタグ間の距離が550mmから750mm以上離
れ、電磁誘導をもちいたRFタグではそのような長い距
離をRFタグの情報を正確に読み書きすることができな
かった。
示すように物流分野などで物品を運び倉庫等に保管する
ときに使われるパレットにRFタグを付けて、たとえば
フォークリフトにつけたリーダライタでRFタグに情報
を読み書きしようとすると、パレットの挿入口は2カ所
あるために、図7のように挿入口の近くに2個のRFタ
グを付けた場合、一方のRFタグに情報を書き込んでも
他方には反映されなかった。また、挿入口1と2の真ん
中にRFタグを設置すると、パレットの大きさは110
0mmから1500mm程度有るので、リーダライタと
RFタグ間の距離が550mmから750mm以上離
れ、電磁誘導をもちいたRFタグではそのような長い距
離をRFタグの情報を正確に読み書きすることができな
かった。
【0007】また、離れた2カ所以上に対して読み書き
できるRFタグは特開平9―12137号公報に示され
ている。この先行技術では複数のアンテナを直列に配し
てその一つのアンテナとRFタグのアンテナを磁気的に
結合するもので、複数のアンテナを直接RFタグに接続
するものではなく、誘導電流を得るためのアンテナとし
て用いているものであった。
できるRFタグは特開平9―12137号公報に示され
ている。この先行技術では複数のアンテナを直列に配し
てその一つのアンテナとRFタグのアンテナを磁気的に
結合するもので、複数のアンテナを直接RFタグに接続
するものではなく、誘導電流を得るためのアンテナとし
て用いているものであった。
【0008】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、リーダライタが離れた二カ所以上の場所で1つの
メモリに読み書きできるRFタグ、およびそれを用いた
パレット、物流管理システムを提供する事を目的とす
る。
ので、リーダライタが離れた二カ所以上の場所で1つの
メモリに読み書きできるRFタグ、およびそれを用いた
パレット、物流管理システムを提供する事を目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の第1の手段は、磁気的に離れている複数のル
ープアンテナと、前記複数のループアンテナ間を電気的
に直列に結ぶ接続線と、前記複数のループアンテナに接
続されたRFタグ用ICと、前記複数のループアンテナ
に接続されたコンデンサとを備えたものである。
に本発明の第1の手段は、磁気的に離れている複数のル
ープアンテナと、前記複数のループアンテナ間を電気的
に直列に結ぶ接続線と、前記複数のループアンテナに接
続されたRFタグ用ICと、前記複数のループアンテナ
に接続されたコンデンサとを備えたものである。
【0010】また、本発明の第2の手段は、複数のルー
プアンテナとコンデンサを直列に接続し直列共振させて
前記RFタグ用ICから情報を入出力する構成とするも
のである。
プアンテナとコンデンサを直列に接続し直列共振させて
前記RFタグ用ICから情報を入出力する構成とするも
のである。
【0011】また、本発明の第3の手段は、磁気的に離
れている複数のループアンテナと、前記複数のループア
ンテナ間を電気的に直列に結ぶ接続線と、前記複数のル
ープアンテナに対して接続されたコンデンサとを備えた
ものである。
れている複数のループアンテナと、前記複数のループア
ンテナ間を電気的に直列に結ぶ接続線と、前記複数のル
ープアンテナに対して接続されたコンデンサとを備えた
ものである。
【0012】また、本発明の第4の手段は、複数のルー
プアンテナとコンデンサを直列に接続し直列共振させタ
グの存在を認識させる反射型によって構成するものであ
る。
プアンテナとコンデンサを直列に接続し直列共振させタ
グの存在を認識させる反射型によって構成するものであ
る。
【0013】また、本発明の第5の手段は、請求項1な
いし4記載のRFタグによって構成するものである。
いし4記載のRFタグによって構成するものである。
【0014】また、本発明の第6の手段は、請求項5記
載のパレットによって構成するものである。
載のパレットによって構成するものである。
【0015】また、本発明の第7の手段は、請求項6記
載のパレットシステムによって構成するものである。
載のパレットシステムによって構成するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】上記構成により、本発明の第1の
手段は、並列共振型RFタグの複数のループアンテナが
磁気的に離れた位置にあるため互いに影響を与えず、従
って、リーダライタが離れた複数のループアンテナ1つ
のメモリに読み書きできるという作用を有する。
手段は、並列共振型RFタグの複数のループアンテナが
磁気的に離れた位置にあるため互いに影響を与えず、従
って、リーダライタが離れた複数のループアンテナ1つ
のメモリに読み書きできるという作用を有する。
【0017】さらに、本発明の第2手段は、直列共振型
RFタグの複数のループアンテナが磁気的に離れた位置
にあるため互いに影響を与えず、従って、リーダライタ
が離れた複数のループアンテナ1つのメモリに読み書き
できるという作用を有する。
RFタグの複数のループアンテナが磁気的に離れた位置
にあるため互いに影響を与えず、従って、リーダライタ
が離れた複数のループアンテナ1つのメモリに読み書き
できるという作用を有する。
【0018】さらに、本発明の第3手段は、並列反射型
RFタグに対して、リーダライタが離れた2カ所以上の
場所で、一つのRFタグの存在を認識できるという作用
を有する。
RFタグに対して、リーダライタが離れた2カ所以上の
場所で、一つのRFタグの存在を認識できるという作用
を有する。
【0019】さらに、本発明の第4手段は、直列反射型
RFタグに対して、リーダライタが離れた2カ所以上の
場所で、一つのRFタグの存在を認識できるという作用
を有する。
RFタグに対して、リーダライタが離れた2カ所以上の
場所で、一つのRFタグの存在を認識できるという作用
を有する。
【0020】さらに、本発明の第5手段は、パレットに
対して、複数の方向から1つのメモリに読み書きでき
る、あるいはRFタグの存在を認識できるという作用を
有する。
対して、複数の方向から1つのメモリに読み書きでき
る、あるいはRFタグの存在を認識できるという作用を
有する。
【0021】さらに、本発明の第6手段は、RFタグ付
パレットに対して、複数の方向から1つのメモリに読み
書きできる、あるいはRFタグの存在を認識できるとい
う作用を有する。
パレットに対して、複数の方向から1つのメモリに読み
書きできる、あるいはRFタグの存在を認識できるとい
う作用を有する。
【0022】さらに、本発明の第7手段は、複数の方向
から1つのメモリに読み書きできる、あるいはRFタグ
の存在を認識できるパレットを用いた物流管理システム
を提供できるという作用を有する。
から1つのメモリに読み書きできる、あるいはRFタグ
の存在を認識できるパレットを用いた物流管理システム
を提供できるという作用を有する。
【0023】以下、本発明の実施の形態について図1な
いし図3を参照しながら説明する。図1(a)は、本実
施の形態によって実施される、IC搭載型RFタグの外
観図である。周波数とループアンテナの大きさにより異
なるが、巻き数が3から200回程度銅線を渦巻き状に
巻いたループアンテナ1と、同程度の巻き数のループア
ンテナ2とを接続線で直列に接続している。図1(b)
にループアンテナが70mm×45mm程度の大きさの
ときの周波数と巻き数を示す。この図1(b)は、ルー
プアンテナが70mm×45mmの場合における、送受
信する電磁波の周波数に対する最適巻き数を示したもの
である。
いし図3を参照しながら説明する。図1(a)は、本実
施の形態によって実施される、IC搭載型RFタグの外
観図である。周波数とループアンテナの大きさにより異
なるが、巻き数が3から200回程度銅線を渦巻き状に
巻いたループアンテナ1と、同程度の巻き数のループア
ンテナ2とを接続線で直列に接続している。図1(b)
にループアンテナが70mm×45mm程度の大きさの
ときの周波数と巻き数を示す。この図1(b)は、ルー
プアンテナが70mm×45mmの場合における、送受
信する電磁波の周波数に対する最適巻き数を示したもの
である。
【0024】この直列に接続されたループアンテナ1と
ループアンテナ2がコンデンサ4に接続され、さらにR
Fタグ用IC5(以下IC5と称す)の端子に接続され
ている。それとは別に電源用のコンデンサ6がICに接
続される。この電源用コンデンサ6は静電容量が小さい
ときはICの中に内蔵される場合もある。このループア
ンテナ1とループアンテナ2と接続線とコンデンサが図
4に示されるRFタグシステムのアンテナ部として応用
される。さらにIC5はRFタグシステムの信号送受信
に用いられる磁界の変復調回路を含んでおり、振幅変
調、周波数変調、位相変調が行われる。
ループアンテナ2がコンデンサ4に接続され、さらにR
Fタグ用IC5(以下IC5と称す)の端子に接続され
ている。それとは別に電源用のコンデンサ6がICに接
続される。この電源用コンデンサ6は静電容量が小さい
ときはICの中に内蔵される場合もある。このループア
ンテナ1とループアンテナ2と接続線とコンデンサが図
4に示されるRFタグシステムのアンテナ部として応用
される。さらにIC5はRFタグシステムの信号送受信
に用いられる磁界の変復調回路を含んでおり、振幅変
調、周波数変調、位相変調が行われる。
【0025】さらに、IC5は、受信した信号を格納す
る等の役割をはたすメモリ部、電源を供給する電源部を
含む。接続線は周囲のノイズ環境によっても異なるが、
0.5mから10m程度の長さのものを用いることがで
きる。
る等の役割をはたすメモリ部、電源を供給する電源部を
含む。接続線は周囲のノイズ環境によっても異なるが、
0.5mから10m程度の長さのものを用いることがで
きる。
【0026】図2にIC型RFタグの回路図を示す。図
2(A)はループアンテナ1とループアンテナ2を直列
接続したものにコンデンサを並列に接続し、送受信する
周波数に近い周波数でループアンテナ1及び2とコンデ
ンサとを並列共振させ受信した信号を増幅させ、それを
接続されているIC5が包含するメモリ部に格納する。
タグとしてよく用いられるのは125KHzと13.5
MHzである。図2(B)はループアンテナ1とループ
アンテナ2を直列接続したものにコンデンサを直列に接
続し、ループアンテナ1及び2とコンデンサとを直列共
振させ、受信した信号を増幅させ、接続されているIC
5が包含するメモリ部に格納する。一般的に共振電流が
小さいときは並列共振、大きいときは直列共振回路が用
いられる。
2(A)はループアンテナ1とループアンテナ2を直列
接続したものにコンデンサを並列に接続し、送受信する
周波数に近い周波数でループアンテナ1及び2とコンデ
ンサとを並列共振させ受信した信号を増幅させ、それを
接続されているIC5が包含するメモリ部に格納する。
タグとしてよく用いられるのは125KHzと13.5
MHzである。図2(B)はループアンテナ1とループ
アンテナ2を直列接続したものにコンデンサを直列に接
続し、ループアンテナ1及び2とコンデンサとを直列共
振させ、受信した信号を増幅させ、接続されているIC
5が包含するメモリ部に格納する。一般的に共振電流が
小さいときは並列共振、大きいときは直列共振回路が用
いられる。
【0027】本発明のRFタグでは、RFタグのループ
アンテナ1の近くにリーダライタ(図示せず)のアンテ
ナを近づけ電磁誘導で情報をやりとりでき、また離れた
位置にあるループアンテナ2の近くにリーダライタのア
ンテナを近づけ電磁誘導で情報をやりとりすることがで
きる。
アンテナ1の近くにリーダライタ(図示せず)のアンテ
ナを近づけ電磁誘導で情報をやりとりでき、また離れた
位置にあるループアンテナ2の近くにリーダライタのア
ンテナを近づけ電磁誘導で情報をやりとりすることがで
きる。
【0028】リーダライタのアンテナに磁界を発生さ
せ、磁界による磁束がループアンテナ1あるいは2に鎖
交することによって、RFタグに電力を供給すると共
に、その磁界の強さ(振幅)を変調(振幅変調)、ある
いは、磁界を発生させる周期を変調(周波数変調)、ま
たは、誘導された磁界の方向を180度あるいは90度
変調(位相変調)させることにより、コマンドやデータ
をRFタグに送る。また、RFタグ側は、IC5に内蔵
されているメモリ部に格納される信号あるいは情報を、
上記の変復調回路によって変調し、共振回路で信号を増
幅しループアンテナ1または2によってリーダライタに
送信する。
せ、磁界による磁束がループアンテナ1あるいは2に鎖
交することによって、RFタグに電力を供給すると共
に、その磁界の強さ(振幅)を変調(振幅変調)、ある
いは、磁界を発生させる周期を変調(周波数変調)、ま
たは、誘導された磁界の方向を180度あるいは90度
変調(位相変調)させることにより、コマンドやデータ
をRFタグに送る。また、RFタグ側は、IC5に内蔵
されているメモリ部に格納される信号あるいは情報を、
上記の変復調回路によって変調し、共振回路で信号を増
幅しループアンテナ1または2によってリーダライタに
送信する。
【0029】例えば、振幅変調ならば磁界の強さの強弱
によって振幅を変調し2進数の1あるいは0を送る。コ
マンドには通常、タグ存在確認やメモリ読み出し等があ
り、たとえばリーダライタからタグ存在確認コマンドが
送信され、RFタグが近くにあれば、タグから存在を示
す情報が返送される。
によって振幅を変調し2進数の1あるいは0を送る。コ
マンドには通常、タグ存在確認やメモリ読み出し等があ
り、たとえばリーダライタからタグ存在確認コマンドが
送信され、RFタグが近くにあれば、タグから存在を示
す情報が返送される。
【0030】また、リーダライタからメモリ読み出しコ
マンドが出されると、RFタグからメモリの内容が出力
され、リーダライタから書き込みコマンドと書き込みデ
ータが送信されると、RFタグはメモリに書き込み、正
常に書き込まれると、書き込み終了コマンドが出力され
る。
マンドが出されると、RFタグからメモリの内容が出力
され、リーダライタから書き込みコマンドと書き込みデ
ータが送信されると、RFタグはメモリに書き込み、正
常に書き込まれると、書き込み終了コマンドが出力され
る。
【0031】図3に本発明のIC搭載型RFタグを物流
分野などで物品を運び倉庫等に保管するときに使われる
パレットに取り付けた図を示す。パレットの一方の挿入
口1の近くにループアンテナ1とコンデンサとICと電
源コンデンサを設置し、他方の挿入口2の近くにループ
アンテナ2を設置する。パレットの中央にある桟に接続
線を設置する。
分野などで物品を運び倉庫等に保管するときに使われる
パレットに取り付けた図を示す。パレットの一方の挿入
口1の近くにループアンテナ1とコンデンサとICと電
源コンデンサを設置し、他方の挿入口2の近くにループ
アンテナ2を設置する。パレットの中央にある桟に接続
線を設置する。
【0032】たとえばフォークリフトにつけたリーダラ
イタでRFタグに情報を読み書きしようとするとき、パ
レットの挿入口は2カ所あっても、図3のように挿入口
1からフォークリフトを挿入した場合、リーダライタは
ループアンテナ1に近づくことになり、RFタグに情報
を読み書きすることができる。また、挿入口2からフォ
ークリフトを挿入した場合リーダライタはループアンテ
ナ2に近づくことになり、RFタグに情報を読み書きす
ることができる。すなわちたとえば挿入口1からフォー
クリフトを挿入してループアンテナ1を用いてICに情
報を書き込んでも、ICの内部に書き込まれるため、挿
入口2からフォークリフトを挿入し、ループアンテナ2
から情報を読みだそうとすると同じ書き込んだICから
読み出すことができる。
イタでRFタグに情報を読み書きしようとするとき、パ
レットの挿入口は2カ所あっても、図3のように挿入口
1からフォークリフトを挿入した場合、リーダライタは
ループアンテナ1に近づくことになり、RFタグに情報
を読み書きすることができる。また、挿入口2からフォ
ークリフトを挿入した場合リーダライタはループアンテ
ナ2に近づくことになり、RFタグに情報を読み書きす
ることができる。すなわちたとえば挿入口1からフォー
クリフトを挿入してループアンテナ1を用いてICに情
報を書き込んでも、ICの内部に書き込まれるため、挿
入口2からフォークリフトを挿入し、ループアンテナ2
から情報を読みだそうとすると同じ書き込んだICから
読み出すことができる。
【0033】これらはIC搭載型RFタグだけでなく、
ICを搭載しない反射型RFタグでも同様のことができ
る。
ICを搭載しない反射型RFタグでも同様のことができ
る。
【0034】また、上記のような複数のループアンテナ
を持ったRFタグを装着したパレットをもちいて、フォ
ークリフト等とシステムを組むと、便利な物流管理シス
テムができあがる。
を持ったRFタグを装着したパレットをもちいて、フォ
ークリフト等とシステムを組むと、便利な物流管理シス
テムができあがる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の手段による
RFタグによれば、並列共振型RFタグの複数のループ
アンテナが磁気的に離れた位置にあるため互いに影響を
与えず、従って、リーダライタが離れた複数のループア
ンテナ1つのメモリに読み書きできるという優れた効果
を奏するものである。
RFタグによれば、並列共振型RFタグの複数のループ
アンテナが磁気的に離れた位置にあるため互いに影響を
与えず、従って、リーダライタが離れた複数のループア
ンテナ1つのメモリに読み書きできるという優れた効果
を奏するものである。
【0036】さらに、本発明の第2手段によるRFタグ
によれば、直列共振型IC搭載の複数のループアンテナ
が磁気的に離れた位置にあるため互いに影響を与えず、
従って、リーダライタが離れた複数のループアンテナ1
つのメモリに読み書きできる優れた効果を奏するもので
ある。
によれば、直列共振型IC搭載の複数のループアンテナ
が磁気的に離れた位置にあるため互いに影響を与えず、
従って、リーダライタが離れた複数のループアンテナ1
つのメモリに読み書きできる優れた効果を奏するもので
ある。
【0037】さらに、本発明の第3手段によるRFタグ
によれば、並列反射型RFタグに対して、リーダライタ
が離れた2カ所以上の場所で、一つのRFタグの存在を
認識できるという優れた効果を奏するものである。
によれば、並列反射型RFタグに対して、リーダライタ
が離れた2カ所以上の場所で、一つのRFタグの存在を
認識できるという優れた効果を奏するものである。
【0038】さらに、本発明の第4手段によるRFタグ
によれば、反射型RFタグに対して、リーダライタが離
れた2カ所以上の場所で、一つのRFタグの存在を認識
できるという優れた効果を奏するものである。
によれば、反射型RFタグに対して、リーダライタが離
れた2カ所以上の場所で、一つのRFタグの存在を認識
できるという優れた効果を奏するものである。
【0039】さらに、本発明の第5手段によるパレット
によれば、、パレットに対して、複数の方向から1つの
メモリに読み書きできる、あるいはRFタグの存在を認
識できるという優れた効果を奏するものである。
によれば、、パレットに対して、複数の方向から1つの
メモリに読み書きできる、あるいはRFタグの存在を認
識できるという優れた効果を奏するものである。
【0040】さらに、本発明の第6手段によるRFタグ
付パレットシステムによれば、複数の方向から1つのメ
モリに読み書きできる、あるいはRFタグの存在を認識
できるいう優れた効果を奏するものである。
付パレットシステムによれば、複数の方向から1つのメ
モリに読み書きできる、あるいはRFタグの存在を認識
できるいう優れた効果を奏するものである。
【0041】さらに、本発明の第7手段による物流管理
システムによれば、複数の方向から1つのメモリに読み
書きできる、あるいはRFタグの存在を認識できるパレ
ットを用いた物流管理システムを提供できるいう優れた
効果を奏するものである。
システムによれば、複数の方向から1つのメモリに読み
書きできる、あるいはRFタグの存在を認識できるパレ
ットを用いた物流管理システムを提供できるいう優れた
効果を奏するものである。
【図1】本発明の実施の形態において、IC搭載型RF
タググの外観図と、周波数と巻き数の関係を示す図
タググの外観図と、周波数と巻き数の関係を示す図
【図2】同実施の形態において、IC型RFタグの回路
図
図
【図3】同実施の形態において、IC搭載型RFタグを
物流分野などで物品を運び倉庫等に保管するときに使わ
れるパレットを取り付けた図
物流分野などで物品を運び倉庫等に保管するときに使わ
れるパレットを取り付けた図
【図4】ICを用いたタイプのRFタグシステムのブロ
ック構成を示す図
ック構成を示す図
【図5】従来のIC型のRFタグの外観図
【図6】従来のIC型RFタグの回路図
【図7】従来のIC搭載型RFタグを物流分野などで物
品を運び倉庫等に保管するときに使われるパレットを取
り付けた図
品を運び倉庫等に保管するときに使われるパレットを取
り付けた図
【符号の説明】 1 ループアンテナ1 2 ループアンテナ2 3 接続線 4 コンデンサ 5 IC 6 電源コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 3/14 G06K 19/00 K Fターム(参考) 3E063 AA11 EE01 FF20 GG10 3F022 EE02 LL06 MM08 MM21 MM42 5B035 BB09 BC00 CA11 CA23 5B058 CA17 YA20
Claims (7)
- 【請求項1】 磁気的に離れている複数のループアンテ
ナと、前記複数のループアンテナ間を電気的に接続する
接続部と、前記複数のループアンテナに接続され受信し
た信号の復調ならびに送信する信号の変調とを行う変復
調部と、送受信に係る信号を格納する格納部と、前記複
数のループアンテナに接続されたコンデンサからなり、
前記複数のループアンテナと前記コンデンサを並列に接
続し並列共振させるRFタグ。 - 【請求項2】 前記複数のループアンテナと前記コンデ
ンサを直列に接続し直列共振させてなる請求項1記載の
RFタグ。 - 【請求項3】 磁気的に離れている複数のループアンテ
ナと、前記複数のループアンテナ間を電気的に接続する
接続部と、前記複数のループアンテナに対して接続され
たコンデンサからなり、前記複数のループアンテナと前
記コンデンサを並列に接続し並列共振させタグの存在を
認識させる反射型のRFタグ。 - 【請求項4】 前記複数のループアンテナと前記コンデ
ンサを直列に接続し直列共振させタグの存在を認識させ
る反射型の請求項3記載のRFタグ。 - 【請求項5】 前記請求項1ないし4記載のRFタグを
装着したパレット。 - 【請求項6】 前記請求項5記載のパレットであって、
前記ループアンテナが複数個で、パレットの複数方向よ
りRFタグと交信可能なRFタグ付パレットシステム。 - 【請求項7】 前記請求項6記載のパレットシステムを
用いた物流管理システム。
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