JP2006221370A - 定電圧発生回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高温特性を犠牲にすることなく低温特性を改善し,良好な電圧精度が得られる温度範囲を拡大した定電圧発生回路を提供すること。
【解決手段】 本発明の定電圧出力回路は,バンドギャップ電圧発生回路と,アンプ2と,フィードバック部と,オフセット発生部3とを有している。バンドギャップ電圧発生回路の出力電圧が,フィードバック部とアンプで増幅されて定電圧VOUT として出力されるものである。バンドギャップ電圧発生回路は,通常の定電圧出力回路の場合よりも高い温度で出力電圧がピークを示すように調整されている。オフセット発生部3は,トランジスタQ9のベース電流に基づいて,低温になるほど絶対値の大きい電流IOFを発生する。オフセット発生部3の出力電流IOFにより,アンプの出力電圧VOUT が補正され,広い温度範囲で良好な電圧精度が得られるようにした。
【選択図】 図2
【解決手段】 本発明の定電圧出力回路は,バンドギャップ電圧発生回路と,アンプ2と,フィードバック部と,オフセット発生部3とを有している。バンドギャップ電圧発生回路の出力電圧が,フィードバック部とアンプで増幅されて定電圧VOUT として出力されるものである。バンドギャップ電圧発生回路は,通常の定電圧出力回路の場合よりも高い温度で出力電圧がピークを示すように調整されている。オフセット発生部3は,トランジスタQ9のベース電流に基づいて,低温になるほど絶対値の大きい電流IOFを発生する。オフセット発生部3の出力電流IOFにより,アンプの出力電圧VOUT が補正され,広い温度範囲で良好な電圧精度が得られるようにした。
【選択図】 図2
Description
本発明は,温度依存が小さい定電圧を出力する定電圧発生回路に関する。さらに詳細には,良好な電圧精度が得られる温度範囲を拡大した定電圧発生回路に関するものである。
従来から,半導体のバンドギャップ電圧を利用して定電圧を出力する定電圧発生回路が使用されている。バンドギャップ電圧を出力する回路としては,図14に示すものが挙げられる。この回路は,カレントミラーを構成するNPNトランジスタQ11,Q12および抵抗R11〜R13を有している。さらに,NPNトランジスタQ13を有している。NPNトランジスタQ13のベースは,NPNトランジスタQ12のコレクタと抵抗R12との間のノードに接続されている。
この回路の出力電圧VBGは,次の(1)式で表される。
VBG = VBEQ13+(R12/R13)・(k・T/q)・ln(R12/R11) (1)
ここにおいて,VBEQ13 はNPNトランジスタQ13のベース−エミッタ間電圧である。kはボルツマン定数,Tは絶対温度,qは電気素量である。(1)式の第1項であるVBEQ13は,約−2mV/Kの負の温度特性を持っている。一方,第2項は,「T」を含んでいるとともに他はすべて正の値を持つ定数であることからわかるように正の温度特性を持っている。第2項の温度特性の係数は,R11〜R13の値を適宜選択することにより調整できる。そこでこの調整により,VBG全体として温度特性がほぼキャンセルされるようになっている。
VBG = VBEQ13+(R12/R13)・(k・T/q)・ln(R12/R11) (1)
ここにおいて,VBEQ13 はNPNトランジスタQ13のベース−エミッタ間電圧である。kはボルツマン定数,Tは絶対温度,qは電気素量である。(1)式の第1項であるVBEQ13は,約−2mV/Kの負の温度特性を持っている。一方,第2項は,「T」を含んでいるとともに他はすべて正の値を持つ定数であることからわかるように正の温度特性を持っている。第2項の温度特性の係数は,R11〜R13の値を適宜選択することにより調整できる。そこでこの調整により,VBG全体として温度特性がほぼキャンセルされるようになっている。
ただし,(1)式の第2項が温度Tに対してリニアであるのに対し,第1項は,実際には各トランジスタの温度特性の影響を受けるため,厳密にはリニアでない。このためVBGは,実際には僅かながら温度特性を持っている。具体的には,図15のグラフに示すように,温度Tに対して上に凸状の温度特性となる。図15は,−40〜150℃の温度範囲内でのVBGの変動幅が10〜20mV程度となるようにR11〜R13を設定した場合の例である。
バンドギャップ電圧を利用した基準電圧は上記のように厳密には定電圧でない。そこで,バンドギャップ電圧の温度特性をさらに抑制しようとする試みが,従来から行われている。特許文献1はその一例である。特許文献1の定電圧発生回路は,図16のように構成されている。この定電圧発生回路は,負の温度特性の電圧をトランジスタQ101で得るとともに,温度の低下によりその電流を増加させる補正回路を接続したものである。
補正回路は,トランジスタQ108,Q109からなる第1のカレントミラー,トランジスタQ106,Q107からなる第2のカレントミラー,第1のカレントミラーの入力側に接続するエミッタフォロア(トランジスタQ110および抵抗R105),およびバイアス電流回路(抵抗R106およびダイオード列DM1)から構成されている。トランジスタQ101は,トランジスタQ102〜Q105および抵抗R103,R104とともにバンドギャップ回路を構成している。エミッタフォロアと第1のカレントミラーとにより,第2のカレントミラーの電流が温度の低下とともに増加するようになっている。
特開平10−240365号公報
しかしながら,前記した特許文献1の定電圧発生回路には,次のような問題点があった。すなわちこの定電圧発生回路では,回路内の抵抗の抵抗値により温度特性が決定される(特許文献1の[0020]参照)。このため,低温域を重視して抵抗値を設定すると,高温域の温度特性は悪化を免れない。つまり,特許文献1の定電圧発生回路は,高温特性を犠牲にすることなく低温特性を改善できるようなものではないのである。一方,例えば自動車に用いられる定電圧発生回路では,幅広い温度領域にわたって高い電圧精度が要求される。始動初期の環境温度が低温であっても,運転状態では回路の自己発熱や周辺機器の発熱により環境温度が110〜130℃程度まで上がりうるからである。そのため定電圧発生回路には,誤動作防止の観点からも,低温から上記の定常状態における温度に至る幅広い温度領域における高い電圧精度が必要なのである。
本発明は,前記した従来の定電圧発生回路が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,高温特性を犠牲にすることなく低温特性を改善し,良好な電圧精度が得られる温度範囲を拡大した定電圧発生回路を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の定電圧発生回路は,バンドギャップ電圧に基づく定電圧を出力する回路であって,PN接合素子と複数の抵抗素子とを含み,PN接合素子のバンドギャップ電圧を複数の抵抗素子で補正した電圧を出力する基準電圧出力部と,基準電圧出力部の出力電圧に基づいて,これを増幅した電圧を出力する増幅部と,低温になるほど絶対値の大きい電流を発生し,その電流により増幅部の出力電圧を上昇させる補正を行うオフセット発生部とを有する。
この定電圧発生回路では,基本的には,基準電圧出力部の出力電圧が増幅部で増幅されて定電圧として出力される。基準電圧出力部の出力電圧は,PN接合素子のバンドギャップ電圧を複数の抵抗素子で補正した電圧である。この電圧は温度に対して,概ね一定だがやや上に凸状の温度特性を持つ。一方,オフセット発生部は,低温になるほど絶対値の大きい電流を発生する。その電流は,増幅部の出力電圧を上昇させる作用を有する。このオフセット発生部による補正により,増幅部の出力電圧を一定と見なせる温度範囲が,オフセット発生部がない場合と比較して,低温度側に大幅に広がっている。このため,増幅部の出力電圧は,広い温度範囲で一定と見なすことができる。このようにして,電圧精度の高い定電圧発生回路が得られている。
この定電圧出力回路におけるオフセット発生部は,バイポーラトランジスタを備え,そのベース電流により補正を行うものであることが望ましい。バイポーラトランジスタのベース電流は一般的に,低温ほど増加する傾向があるからである。さらに,バイポーラトランジスタのエミッタ電流を規制するエミッタ電流規制手段を有することが望ましい。エミッタ電流が一定に維持されていることにより,ベース電流の前述の温度特性がより確実に担保されるからである。
また,この定電圧出力回路においては,基準電圧出力部の出力電圧が110〜130℃の範囲内の温度でピークを示すように複数の抵抗素子の抵抗値が設定されていることが望ましい。この場合には,オフセット発生部の補正により,定電圧出力回路の出力電圧を一定と見なせる温度範囲が,上記のピーク温度の範囲より大幅に低温側に広がっていることになる。その一方で上記のピーク温度付近における温度特性はほとんど犠牲になっていない。高温側ではオフセット発生部の出力電流が小さいからである。これにより,低温から上記のピーク温度付近までを含む幅広い温度領域における高い電圧精度が得られている。
さらに,この定電圧出力回路においては,増幅部の出力電圧に比例する電圧を増幅部の入力側へフィードバックするフィードバック部を有することが望ましい。そして増幅部には,基準電圧出力部およびフィードバック部から電圧を受ける差動段が設けられていることが望ましい。その場合,オフセット発生部は,その出力電流を差動段に作用させることで前述の効果を奏することができる。または,オフセット発生部の出力電流をフィードバック部に作用させることによっても,その効果を奏することができる。
本発明によれば,高温特性を犠牲にすることなく低温特性が改善され,広い温度範囲で良好な電圧精度が得られる定電圧発生回路が提供されている。
以下,本発明を具体化した最良の形態に係る定電圧発生回路について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
[第1の形態]
本形態の定電圧発生回路は,図1に示すように構成されている。図1の定電圧発生回路は,バンドギャップ電圧発生回路1,アンプ2,および抵抗R1,R2を有している。このうちのバンドギャップ電圧発生回路1は,バンドギャップ電圧を複数の抵抗素子で補正した基準電圧を出力する回路である。具体的には例えば,図14に示したような回路である。バンドギャップ電圧発生回路1の出力端は,アンプ2の正入力端に接続されている。
本形態の定電圧発生回路は,図1に示すように構成されている。図1の定電圧発生回路は,バンドギャップ電圧発生回路1,アンプ2,および抵抗R1,R2を有している。このうちのバンドギャップ電圧発生回路1は,バンドギャップ電圧を複数の抵抗素子で補正した基準電圧を出力する回路である。具体的には例えば,図14に示したような回路である。バンドギャップ電圧発生回路1の出力端は,アンプ2の正入力端に接続されている。
抵抗R1,R2は,アンプ2の出力端と接地との間に直列に接続されている。そして,抵抗R1と抵抗R2との間のノードXが,アンプ2の負入力端に接続されている。これにより,抵抗R1,R2で,フィードバック部を構成している。そして,アンプ2で増幅された出力電圧VOUT を抵抗R1,R2で分圧した電圧がアンプ2の負入力端にフィードバックされるようになっている。本形態では,バンドギャップ電圧発生回路1の出力電圧VBG(約1.25V)を約4倍に増幅して5Vの出力電圧VOUTを得るように,抵抗R1,R2の抵抗値が設定されているものとする。
図1中のアンプ2は,図2に示すように構成されている。すなわちアンプ2は,PNPトランジスタQ1,Q2,NPNトランジスタQ3〜Q6,定電流源I1,I2を有している。このうちのNPNトランジスタQ3,Q4は,ベース同士が互いに接続されている。そしてNPNトランジスタQ4はコレクタとベースが短絡されている。これによりNPNトランジスタQ3,Q4はカレントミラーを構成している。NPNトランジスタQ3,Q4に対してはそれぞれ,PNPトランジスタQ1,Q2を介して定電流源I1から電流が供給されるようになっている。これらが差動段を構成している。PNPトランジスタQ1のベースが,アンプ2の正入力端(図2中の「+」)である。PNPトランジスタQ2のベースが,アンプ2の負入力端(図2中の「−」)である。
そして,PNPトランジスタQ1とNPNトランジスタQ3とのコレクタ間のノードYには,NPNトランジスタQ5のベースが接続されている。NPNトランジスタQ5のコレクタには,定電流源I2から電流が供給されるようになっている。そして,NPNトランジスタQ5にはNPNトランジスタQ6のベースが接続されている。NPNトランジスタQ6のエミッタが,アンプ2の出力端(図1,図2中の「VOUT 」)である。定電流源I1,I2,NPNトランジスタQ6にはいずれも,元電源から電流が供給される。
アンプ2の中にはさらに,オフセット発生部3が設けられている。オフセット発生部3は,NPNトランジスタQ7,Q8,PNPトランジスタQ9,定電流源I3を有している。NPNトランジスタQ7,Q8はカレントミラーを構成している。NPNトランジスタQ7のコレクタは,PNPトランジスタQ2とNPNトランジスタQ4とのコレクタ間のノードZに接続されている。NPNトランジスタQ8のコレクタは,PNPトランジスタQ9のベースが接続されている。PNPトランジスタQ9には,定電流源I3から電流が供給されるようになっている。定電流源I3には,元電源から電流が供給される。
上記の構成により図1の定電圧発生回路は,バンドギャップ電圧発生回路1の出力電圧VBGをアンプ2とフィードバック部とで増幅した出力電圧VOUTを出力する。出力電圧VOUTは,仮にオフセット発生部3がなかったとした場合,出力電圧VBG(約1.25V)に基づいて,これを約4倍した5Vの電圧となるようにされている。ここにおいて電圧VBGの温度特性は,前述のように図15のグラフのような上に凸状の特性である。
そして,バンドギャップ電圧発生回路1(図14)内の抵抗R11〜R13の抵抗値により,電圧VBGのピーク域をどのあたりの温度とするかを設定できる。すなわち,前出の(1)式の第2項中,これらの抵抗値に係る部分である
(R12/R13)・ln(R12/R11)
の値による。この値が大きいとピーク域は図15中高温側に位置し,値が小さいとピーク域は低温側に位置する。すなわち,R12が大きければピーク域は高温側にあり,R12が小さいとピーク域は低温側にある。R11,R13については逆に,これらの値が大きければピーク域は低温側にあり,これらの値が小さいとピーク域は高温側にある。図15は,一般的な自動車のエンジンルーム内の通常状態での温度を想定してピーク域を60〜80℃程度に設定した場合の温度特性を示している。
(R12/R13)・ln(R12/R11)
の値による。この値が大きいとピーク域は図15中高温側に位置し,値が小さいとピーク域は低温側に位置する。すなわち,R12が大きければピーク域は高温側にあり,R12が小さいとピーク域は低温側にある。R11,R13については逆に,これらの値が大きければピーク域は低温側にあり,これらの値が小さいとピーク域は高温側にある。図15は,一般的な自動車のエンジンルーム内の通常状態での温度を想定してピーク域を60〜80℃程度に設定した場合の温度特性を示している。
本形態では,
R11 = 6.8kΩ
R12 = 31.3kΩ
R13 = 2.27kΩ
としている。これにより,電圧VBGが図3に示す温度特性を有するようにしている。すなわち本形態では,バンドギャップ電圧発生回路1の出力電圧VBGは,110〜130℃程度にピーク域が設定されている。これは,図15の温度特性と比較して,ピーク域が50℃ほど高温側にずれていることになる。このため,オフセット発生部3が仮に存在しなかったとすれば,図1の定電圧発生回路の出力電圧VOUT も,図3と同様の傾向の温度特性を示すことになる。図3では,高温域(60℃以上)では電圧VBGをほぼ一定と見なせるが,低温域(60℃以下)では温度Tの低下とともに電圧VBGも低下する温度特性となっている。
R11 = 6.8kΩ
R12 = 31.3kΩ
R13 = 2.27kΩ
としている。これにより,電圧VBGが図3に示す温度特性を有するようにしている。すなわち本形態では,バンドギャップ電圧発生回路1の出力電圧VBGは,110〜130℃程度にピーク域が設定されている。これは,図15の温度特性と比較して,ピーク域が50℃ほど高温側にずれていることになる。このため,オフセット発生部3が仮に存在しなかったとすれば,図1の定電圧発生回路の出力電圧VOUT も,図3と同様の傾向の温度特性を示すことになる。図3では,高温域(60℃以上)では電圧VBGをほぼ一定と見なせるが,低温域(60℃以下)では温度Tの低下とともに電圧VBGも低下する温度特性となっている。
しかし本形態では,実際には前述のようにオフセット発生部3が備えられている(図2)。そこで,オフセット発生部3の作用を説明する。オフセット発生部3には前述のようにPNPトランジスタQ9が含まれている。一般的にバイポーラトランジスタの直流電流増幅率hfeは,図4のグラフに示す温度特性を持つ。図4のグラフは,右上がりの直線状である。すなわち,hfeは温度Tの一次関数であり低温ほど低くなっている。PNPトランジスタQ9もこれに従う温度特性を持つ。そして,PNPトランジスタQ9のエミッタ電流は,定電流源I3により規制されている。
このことから,PNPトランジスタQ9のベース電流IB は,hfeに反比例して,図5のグラフに示す温度特性を持つことになる。図5のグラフは右下がりの双曲線状である。すなわちPNPトランジスタQ9のベース電流IB は,高温では小さく低温では大きい。さらに,高温域(60℃以上)では温度変化に対する電流変化の勾配が小さいが,低温域(60℃以下)では勾配が大きい。かかる電流IB が,NPNトランジスタQ8に流れることとなる。このため,NPNトランジスタQ7,Q8のカレントミラー作用により,電流IB の向きを反転した電流IOFが,PNPトランジスタQ2とNPNトランジスタQ4とのコレクタ間のノードZから引き抜かれる。電流IOFの大きさは,電流IB の大きさと同じである。
この電流IOFは,その大きさに比例して,図1の定電圧発生回路の実際の出力電圧VOUT を上方に補正する作用を持つ。ここでこの作用について簡単に説明する。図2のアンプ2において,オフセット発生部3がないと仮定した場合には,PNPトランジスタQ1のコレクタ電流ICQ1は,NPNトランジスタQ3のコレクタ電流ICQ3およびNPNトランジスタQ5のベース電流IBQ5により次の(2)式のように表される。
ICQ1 = ICQ3+IBQ5 (2)
また,PNPトランジスタQ2のコレクタ電流ICQ2 は,NPNトランジスタQ4のコレクタ電流ICQ4,同ベース電流IBQ4,およびNPNトランジスタQ3ベース電流IBQ3 により次の(3)式のように表される。
ICQ2 = ICQ4+IBQ3+IBQ4 (3)
ICQ1 = ICQ3+IBQ5 (2)
また,PNPトランジスタQ2のコレクタ電流ICQ2 は,NPNトランジスタQ4のコレクタ電流ICQ4,同ベース電流IBQ4,およびNPNトランジスタQ3ベース電流IBQ3 により次の(3)式のように表される。
ICQ2 = ICQ4+IBQ3+IBQ4 (3)
さらに,(2)式中のIBQ5は,定電流I2と前出のhfeとにより,次式のように表される。
IBQ5 = I2/hfe
同様に(3)式中の「IBQ3+IBQ4」も,定電流I1 とhfeとにより,次式のように表される。
IBQ3+IBQ4 = I1/hfe
ここで,
I1 = I2
とすれば,
IBQ5 = IBQ3+IBQ4 (4)
となる。また,
ICQ3 = ICQ4 (5)
である。
IBQ5 = I2/hfe
同様に(3)式中の「IBQ3+IBQ4」も,定電流I1 とhfeとにより,次式のように表される。
IBQ3+IBQ4 = I1/hfe
ここで,
I1 = I2
とすれば,
IBQ5 = IBQ3+IBQ4 (4)
となる。また,
ICQ3 = ICQ4 (5)
である。
よって,(2)〜(5)の各式により,
ICQ1 = ICQ2 (6)
となる。これは,
VBEQ1 = VBEQ2 (7)
であることを意味する。VBEQ1はPNPトランジスタQ1のベース−エミッタ間電圧であり,VBEQ2はPNPトランジスタQ2のベース−エミッタ間電圧である。つまり,PNPトランジスタQ1,Q2ではベース電位同士が等しいのである。これが,オフセットがゼロである状態である。
ICQ1 = ICQ2 (6)
となる。これは,
VBEQ1 = VBEQ2 (7)
であることを意味する。VBEQ1はPNPトランジスタQ1のベース−エミッタ間電圧であり,VBEQ2はPNPトランジスタQ2のベース−エミッタ間電圧である。つまり,PNPトランジスタQ1,Q2ではベース電位同士が等しいのである。これが,オフセットがゼロである状態である。
しかし実際にはオフセット発生部3が設けられている。このため,オフセット電流IOFにより(6)式の関係が崩れ,
ICQ2 = ICQ1+IOF
となる。このため,(7)式の関係も崩れ,VBEQ1とVBEQ2との間に次式で表されるオフセット電圧ΔVが生じる。
ΔV = (k・T/q)・ln[(ICQ1+IOF)/ICQ1]
アンプ2はこのオフセット電圧ΔVを含めて増幅を行う。このため出力電圧VOUT は,オフセット発生部3がなかった場合と比較して高いものとなる。この電流IOFの作用による出力電圧VOUT の上昇が,オフセット発生部3の補正効果である。
ICQ2 = ICQ1+IOF
となる。このため,(7)式の関係も崩れ,VBEQ1とVBEQ2との間に次式で表されるオフセット電圧ΔVが生じる。
ΔV = (k・T/q)・ln[(ICQ1+IOF)/ICQ1]
アンプ2はこのオフセット電圧ΔVを含めて増幅を行う。このため出力電圧VOUT は,オフセット発生部3がなかった場合と比較して高いものとなる。この電流IOFの作用による出力電圧VOUT の上昇が,オフセット発生部3の補正効果である。
出力電圧VOUT の補正幅VOFを,図6に示す。図6の補正幅VOFは,高温域(60℃以上)ではほぼ一定と見なせるが,低温域(60℃以下)では温度Tの低下とともに上昇する温度特性となっている。このため,図1の定電圧発生回路の実際の出力電圧VOUT は,特に低温域において,図3に示した温度特性よりも上方に補正された温度特性を示す。具体的には,図7に示す温度特性となる。図7では,−60〜180℃の広い温度範囲にわたって,出力電圧VOUT の変動幅が5mV程度しかない。これより,図1の定電圧発生回路の電圧精度が極めて優れていることが理解できる。この温度範囲は,例えば自動車に用いられる定電圧発生回路の場合の,始動初期の低温から,運転状態で上昇しうる110〜130℃程度までを包含している。これにより,自動車の定電圧発生回路として用いた場合でも,誤動作のおそれなく幅広い運転状況に対応できる。
これに対し,オフセット発生部3のない定電圧発生回路において,電圧VBGが図15に示した温度特性を有するように調整した場合の出力電圧VOUT は,図8に示される。図8では,出力電圧VOUTがピークとなる温度Tは図7とほぼ同じであるが,出力電圧VOUTの変動幅が図7の場合の約7倍くらいもある。これより,本形態の定電圧発生回路では,オフセット発生部3を有することにより,出力電圧VOUT の変動幅を約7分の1に低下させていることがわかる。このように本形態では,オフセット発生部3により高温特性を犠牲にすることなく低温特性を改善している。かくして,広い温度範囲で良好な電圧精度を得ているのである。
次に,本形態の定電圧発生回路の変形例を説明する。図9のアンプ2’は,図1の定電圧発生回路中のアンプ2についての,図2に示した例とは別の例である。図9のアンプ2'では,図2中のオフセット発生部3の代わりに,オフセット発生部3'が備えられている。オフセット発生部3’は,オフセット発生部3中のNPNトランジスタQ7,Q8を取り除いたものと考えてよい。図9のアンプ2'では,オフセット発生部3'中のPNPトランジスタQ9のベースが,PNPトランジスタQ1とNPNトランジスタQ3とのコレクタ間のノードYに接続されている。
これにより,PNPトランジスタQ9のベース電流IB が,カレントミラーを介さず直接,ノードYに流入するようになっている。このベース電流IB の流入がオフセット電流として作用する。このような構成でも,図2の構成の場合と同様の優れた温度特性が得られる。このように,オフセット発生部によるオフセット電流の差動段への印加には,負入力側(フィードバック側)からの引き抜きと,正入力側(バンドギャップ側)への流入との2通りがある。
本形態の定電圧発生回路は,スイッチングレギュレータへの適用も可能である。図10はその例である。この例ではバッテリー電源「+B」から,24V昇圧電源を生成している。図10の例では,誤差アンプ(図1中のアンプ2に相当)にオフセット発生部3または3’を備えて,前述の優れた温度特性を得ている。なお図10では,誤差アンプ内の細部については記載を省略している。
[第2の形態]
次に,第2の形態について説明する。第2の形態と第1の形態との違いは,オフセット電流を発生させる手段の位置にある。すなわち第1の形態ではアンプ2の内部にオフセット発生部を設けていたのに対し,第2の形態ではフィードバック部にこれを設けている。
次に,第2の形態について説明する。第2の形態と第1の形態との違いは,オフセット電流を発生させる手段の位置にある。すなわち第1の形態ではアンプ2の内部にオフセット発生部を設けていたのに対し,第2の形態ではフィードバック部にこれを設けている。
具体的には,図11に示すように,NPNトランジスタQ10が設けられている。そして,フィードバック部の抵抗R1,R2の間のノードXにNPNトランジスタQ10のベースが接続されている。NPNトランジスタQ10のエミッタには定電流源I4が接続されている。図11中のアンプ4は,第1の形態のアンプ2(または2’)と異なり,オフセット発生部を内蔵していない。これら以外については,第2の形態は第1の形態と同じである。バンドギャップ電圧発生回路1の出力電圧VBGの温度特性も,図3に示した通りである。
図11の定電圧発生回路中のNPNトランジスタQ10のエミッタ電流は,定電流源I4により規制されている。このため,NPNトランジスタQ10のベース電流IB は,第1の形態のPNPトランジスタQ9の場合と同じ温度特性(図5)を持つ。この電流IB が,ノードXから引き抜かれることとなる。したがって,電流IB の分だけ,ノードXの電位が低下する。この低下した電位がアンプ4にフィードバックされるので,出力電圧VOUT は上方に補正されるのである。その補正幅の温度特性は,図5に示される通りであり,第1の形態の場合と同様の補正がなされる。こうして結局,図11の定電圧発生回路も,第1の形態の場合と同様に,図7に示した,優れた電圧精度を発揮する。
本形態でも,種々の変形が可能である。図12は,図11の定電圧発生回路中の定電流源I4の代わりに抵抗R3でエミッタ電流を規制した定電圧発生回路である。この回路でも,図11のものとさほど遜色ない温度特性の出力電圧VOUT が得られる。
次に図13は,図11の定電圧発生回路中のNPNトランジスタQ10をPNPトランジスタQ9で置き換えた定電圧発生回路である。この構成の場合には,図2中のオフセット発生部3の場合と同様に,NPNトランジスタQ7,Q8のカレントミラーを備える。これにより,PNPトランジスタQ9のベース電流IB と同じ大きさのオフセット電流IOFが,ノードXから引き抜かれるようになっている。図13の回路でも,図11のものと同様の温度特性の出力電圧VOUT が得られる。むろん,図13の回路における定電流源I3についても,抵抗器での置き換えが可能である。
また,本形態の定電圧発生回路も,スイッチングレギュレータへの適用が可能である。その場合には,図10の回路中のオフセット発生部3または3’を除去し,その代わりに図11のNPNトランジスタQ10および定電流源I4を図10中のノードXに接続すればよい。図12のように定電流源I4の代わりに抵抗R3を用いてもよい。図13のようにNPNトランジスタQ10の代わりにPNPトランジスタとカレントミラーを用いてもよい。
以上詳細に説明したように,本発明を具体化した各形態に係る定電圧発生回路では,バンドギャップ電圧発生回路1の出力電圧VBGをアンプとフィードバック部とで増幅した出力電圧VOUT を出力する。ここで前記各形態では,電圧VBGのピーク域が通常よりも高温側になるように各抵抗の抵抗値を設定している。
そして前記各形態によれば,バイポーラトランジスタのベース電流もしくはこれによりカレントミラーで生成した電流を,アンプ2内の差動段に作用させるようにしている。もしくは,フィードバック部に作用させるようにしている。そしてそのトランジスタのエミッタに定電流が供給されるようにしている。これにより出力電圧VOUT が,バイポーラトランジスタの直流電流増幅率hfeに反比例する補正幅で,上方に補正されるようにしている。かくして出力電圧VOUT について,高温域では小さい補正幅で,低温域では大きい補正幅での補正を実現している。
このようにして前記各形態では,電圧VBGの温度特性とベース電流に基づく補正幅の温度特性とが相互補完されるようにしている。これにより,高温域での温度特性を犠牲にすることなく低温域での温度特性を改善している。かくして,幅広い温度範囲にわたってほとんど一定の出力電圧VOUT が得られる,電圧精度に優れた定電圧発生回路が実現されている。
なお本実施の形態は,単なる例示に過ぎず,本発明を何ら拘束するものではない。したがって本発明は,実施の形態中に記載した以外にも,その趣旨を逸脱することなく種々の変形,改良が可能である。例えば,第1の形態の図2のオフセット発生部3では,PNPトランジスタQ9のベース電流に基づいて,カレントミラーにより差動段からオフセット電流を引き抜くようにしている。しかしこれに限らず,PNPトランジスタの代わりにNPNトランジスタを用いてもよい。その場合,カレントミラーを介さず,NPNトランジスタのベース電流を直接にオフセット電流として利用することになる(図11中のNPNトランジスタQ10および定電流源I4を参照)。
また,第1の形態の図9のオフセット発生部3’についても,PNPトランジスタQ9の代わりにNPNトランジスタを用いることができる。その場合には,カレントミラーを用いて,NPNトランジスタのベース電流と同じ大きさのオフセット電流をノードYに流入させることになる。また,図2のオフセット発生部3中または図9のオフセット発生部3’中の定電流源I3を抵抗器で置き換えても,さほど遜色のない温度特性が得られる(図12中の抵抗R3を参照)。むろん,PNPトランジスタに替えてNPNトランジスタを用いる場合でも,定電流源を抵抗器で置き換えることは可能である。
1 バンドギャップ電圧発生回路(基準電圧出力部)
2 アンプ
3 オフセット発生部
I3,I4 定電流源(オフセット発生部の電流規制手段)
Q1〜Q4 差動段のトランジスタ
Q9,Q10 オフセット発生部のトランジスタ
Q13 バンドギャップ電圧発生回路のトランジスタ
R1,R2 フィードバック部の抵抗
R3 抵抗(オフセット発生部の電流規制手段)
R11〜R13 バンドギャップ電圧発生回路の抵抗
2 アンプ
3 オフセット発生部
I3,I4 定電流源(オフセット発生部の電流規制手段)
Q1〜Q4 差動段のトランジスタ
Q9,Q10 オフセット発生部のトランジスタ
Q13 バンドギャップ電圧発生回路のトランジスタ
R1,R2 フィードバック部の抵抗
R3 抵抗(オフセット発生部の電流規制手段)
R11〜R13 バンドギャップ電圧発生回路の抵抗
Claims (5)
- バンドギャップ電圧に基づく定電圧を出力する定電圧出力回路において,
PN接合素子と複数の抵抗素子とを含み,前記PN接合素子のバンドギャップ電圧を前記複数の抵抗素子で補正した電圧を出力する基準電圧出力部と,
前記基準電圧出力部の出力電圧に基づいて,これを増幅した電圧を出力する増幅部と, 低温になるほど絶対値の大きい電流を発生し,その電流により前記増幅部の出力電圧を上昇させる補正を行うオフセット発生部とを有することを特徴とする定電圧発生回路。 - 請求項1に記載の定電圧出力回路において,
前記オフセット発生部は,
バイポーラトランジスタと,
前記バイポーラトランジスタのエミッタ電流を規制するエミッタ電流規制手段とを有し,
前記バイポーラトランジスタのベース電流により補正を行うことを特徴とする定電圧発生回路。 - 請求項1または請求項2に記載の定電圧出力回路において,
前記基準電圧出力部は,その出力電圧が110〜130℃の範囲内の温度でピークを示すように前記複数の抵抗素子の抵抗値が設定されていることを特徴とする定電圧発生回路。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の定電圧出力回路において,
前記増幅部の出力電圧に比例する電圧を前記増幅部の入力側へフィードバックするフィードバック部を有し,
前記増幅部には,前記基準電圧出力部および前記フィードバック部から電圧を受ける差動段が設けられており,
前記オフセット発生部は,その出力電流を前記差動段に作用させることを特徴とする定電圧発生回路。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の定電圧出力回路において,
前記増幅部の出力電圧に比例する電圧を前記増幅部の入力側へフィードバックするフィードバック部を有し,
前記オフセット発生部は,その出力電流を前記フィードバック部に作用させることを特徴とする定電圧発生回路。
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---|---|---|---|
JP2005033519A JP2006221370A (ja) | 2005-02-09 | 2005-02-09 | 定電圧発生回路 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011023944A (ja) * | 2009-07-15 | 2011-02-03 | Ricoh Co Ltd | 温度補償回路及びそれを用いた水晶発振回路 |
JP2011232931A (ja) * | 2010-04-27 | 2011-11-17 | Rohm Co Ltd | 電流生成回路およびそれを用いた基準電圧回路 |
JP2012073799A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | レギュレータ回路 |
JP2013033400A (ja) * | 2011-08-02 | 2013-02-14 | Renesas Electronics Corp | 基準電圧発生回路 |
CN113359929A (zh) * | 2021-07-23 | 2021-09-07 | 成都华微电子科技有限公司 | 带隙基准电路和低失调高电源抑制比带隙基准源 |
-
2005
- 2005-02-09 JP JP2005033519A patent/JP2006221370A/ja not_active Withdrawn
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