JP6136480B2 - バンドギャップリファレンス回路 - Google Patents

バンドギャップリファレンス回路 Download PDF

Info

Publication number
JP6136480B2
JP6136480B2 JP2013077919A JP2013077919A JP6136480B2 JP 6136480 B2 JP6136480 B2 JP 6136480B2 JP 2013077919 A JP2013077919 A JP 2013077919A JP 2013077919 A JP2013077919 A JP 2013077919A JP 6136480 B2 JP6136480 B2 JP 6136480B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
voltage
collector
base
emitter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013077919A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014203213A (ja
Inventor
洋介 長内
洋介 長内
渡辺 光
光 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2013077919A priority Critical patent/JP6136480B2/ja
Publication of JP2014203213A publication Critical patent/JP2014203213A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6136480B2 publication Critical patent/JP6136480B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Description

本発明は、トランジスタの熱電圧を利用するバンドギャップリファレンス回路に関する。
図1は、特許文献1に開示されたバンドギャップリファレンス回路の構成図である。特許文献1には、高温時にトランジスタQ1,Q21〜Q2Kそれぞれの寄生ダイオードD1,D21〜D2Kのリーク電流によって出力電圧Vrefが上昇する現象を、トランジスタQ1のコレクタに接続されたダイオードD31〜D3iにより抑制する技術が開示されている。
特開2012−108598号公報
一般的に温度が上昇するにつれてトランジスタのベース電圧は低下するため、図1において、高温時に、トランジスタQ21〜Q2Kのベース電圧VBE2が低下すると、トランジスタQ1のコレクタ電圧VCE1も低下する。このため、トランジスタQ1の動作領域は活性領域から飽和領域へ変化し始めるため、トランジスタQ1のコレクタ電流IQ1が低下する(図2参照)。
一方、抵抗2に流れた電流は、トランジスタQ1のコレクタとトランジスタQ21〜Q2Kのベースに流れるため、コレクタ電流IQ1が低下すると、トランジスタQ21〜Q2Kのベース電流IB2が増加する。ベース電流IB2が増加すると、トランジスタQ21〜Q2Kのコレクタ電流IQ2が増加するため、ミラー接続されたトランジスタM1,M2によって、抵抗1に流れる電流も増加する。抵抗1に流れた電流は、抵抗2とトランジスタQ1のベースに流れるため、抵抗1に流れる電流の増加により、トランジスタQ1のベース電流IB1も増加する。そして、ベース電流IB1が増加すると、トランジスタQ1のベース電圧VBE1も増加する。
このように、ベース電圧VBE1は、温度の上昇を要因に低下する特性を有する一方で、ベース電流IB1の増加を要因に増加する特性を有している。しかしながら、温度がベース電圧を変動させる影響度はベース電流よりも高いため、高温でのベース電圧VBE1の低下量は抑制される(図3参照)。
出力電圧Vrefは、特許文献1によれば、
Figure 0006136480
と表され、ベース電圧VBE1は、温度Tの上昇に対して低下することを前提としている。しかしながら、図3のように、ベース電圧VBE1の温度Tに対する変化率が高温時に抑制される(傾きが小さくなる)と、ダイオードD31〜D3iがトランジスタQ1のコレクタに接続されても、高温時の出力電圧Vrefが上昇する。
本発明は、出力される基準電圧の温度による変化を抑えることができる、バンドギャップリファレンス回路の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、
1のトランジスタと、
2のトランジスタとを備え、
前記第1のトランジスタのベース・エミッタ間電圧と前記第2のトランジスタのベース・エミッタ間電圧との電圧差に基づいて生成された基準電圧を出力するバンドギャップリファレンス回路であって、
前記第1のトランジスタのコレクタと前記第1のトランジスタのベースとの間に接続されており、前記第1のトランジスタのコレクタと前記第1のトランジスタのベースとの間に電圧を発生させる第1の電圧発生部と、
前記第1のトランジスタのコレクタと前記第2のトランジスタのベースとの間に接続されており、前記第1のトランジスタのコレクタと前記第2のトランジスタのベースとの間に電圧を発生させる第2の電圧発生部と、
前記第1のトランジスタのコレクタに接続された非反転入力部と、前記第2のトランジスタのコレクタに接続された反転入力部とを有する差動増幅器と、
前記第2のトランジスタのエミッタに接続されており、前記電圧差を発生させる第1の抵抗と、
前記第1のトランジスタのコレクタと前記差動増幅器の出力部との間に設けられた第2の抵抗と、
前記第2のトランジスタのコレクタと前記差動増幅器の出力部との間に設けられた第3の抵抗とを備える、バンドギャップリファレンス回路を提供するものである。
本発明によれば、出力される基準電圧の温度による変化を抑えることができる。
従来のバンドギャップリファレンス回路の構成図 コレクタ電圧とコレクタ電流との関係を示した特性図 温度とベース電圧との関係を示した特性図 バンドギャップリファレンス回路の一例の構成図 バンドギャップリファレンス電圧の温度依存性を示した特性図 バンドギャップリファレンス回路の一例の構成図 バンドギャップリファレンス回路の一例の構成図 バンドギャップリファレンス回路の一例の構成図 バンドギャップリファレンス回路の一例の構成図 バンドギャップリファレンス回路の一例の構成図 バンドギャップリファレンス回路の一例の構成図 バンドギャップリファレンス回路の一例の構成図 バンドギャップリファレンス回路の一例の構成図 バンドギャップリファレンス回路の一例の構成図 コレクタ・エミッタ間電圧が十分高い場合のベース・エミッタ間電圧の温度特性図 コレクタ・エミッタ間電圧が十分高い場合のベース・エミッタ間電圧の温度特性図(温度補正前後図) バンドギャップリファレンス回路の一例の構成図
以下、バンドギャップリファレンス回路の実施形態例を図面に従って説明する。なお、以下の説明において、バイポーラトランジスタをQ*で表し、MOSFETをM*で表す。*は、数字等の記号を表す。
バンドギャップリファレンス回路は、その出力電圧であるバンドギャップリファレンス電圧の温度の依存性を打ち消すように構成された定電圧源回路である。バンドギャップリファレンス回路は、第1のトランジスタのPN接合の順方向電圧と第2のトランジスタのPN接合の順方向電圧との電圧差が持つ正の温度特性と、PN接合の順方向電圧が持つ負の温度特性とを利用する。バンドギャップリファレンス回路は、これらの正と負の温度特性を利用して、バンドギャップリファレンス電圧を、温度にほとんど依存しない基準電圧として生成して出力する。
図4は、バンドギャップリファレンス回路11の構成図である。バンドギャップリファレンス回路11は、npn型のトランジスタQ1,Q2と、抵抗R1,R2,R3と、アンプAMPと、ダイオードD1,D2とを備えている。
バンドギャップリファレンス回路11は、ベースとコレクタが接続された第1のトランジスタとして、トランジスタQ2を備え、前記第1のトランジスタのコレクタにベースが接続された第2のトランジスタとして、トランジスタQ1を備えている。
バンドギャップリファレンス回路11は、トランジスタQ2のベース・エミッタ間電圧Vbe2とトランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧Vbe1との電圧差ΔVに基づいて生成された基準電圧であるバンドギャップリファレンス電圧VBGを出力する回路である。電圧Vbe2は、トランジスタQ2のベースとエミッタとの間のPN接合部の順方向電圧であり、電圧Vbe1は、トランジスタQ1のベースとエミッタとの間のPN接合部の順方向電圧である。
バンドギャップリファレンス回路11は、前記第1のトランジスタのコレクタに接続された非反転入力部と、前記第2のトランジスタのコレクタに接続された反転入力部とを有する差動増幅器として、アンプAMPを備えている。アンプAMPは、例えば、演算増幅器(オペアンプ)である。
バンドギャップリファレンス回路11は、上記の電圧差ΔVを発生させる第1の抵抗として、抵抗R1を備え、前記第1のトランジスタのコレクタと前記差動増幅器の出力部との間に設けられた第2の抵抗として、抵抗R3を備え、前記第2のトランジスタのコレクタと前記差動増幅器の出力部との間に設けられた第3の抵抗として、抵抗R2を備えている。
バンドギャップリファレンス回路11は、電圧差ΔVに基づいて抵抗R2,R3に流れる電流をアンプAMPにより調整することによって生成されたバンドギャップリファレンス電圧VBGを出力する。
バンドギャップリファレンス回路11は、前記第1のトランジスタのコレクタと前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタのベースとの間に電圧を発生させる電圧発生部として、ダイオードD1,D2を備えている。ダイオードD2は、トランジスタQ2のコレクタとトランジスタQ2のベースとの間に電圧を発生させる素子であり、ダイオードD1は、トランジスタQ2のコレクタとトランジスタQ1のベースとの間に電圧を発生させる素子である。
ダイオードD2を備えることにより、トランジスタQ2のコレクタ・エミッタ間電圧Vce2を、トランジスタQ2のベース・エミッタ間電圧Vbe2よりも、ダイオードD2のアノードとカソードとの間のPN接合部の順方向電圧VF2の分、高くすることができる。そして、ダイオードD1を備えることにより、トランジスタQ1のコレクタ・エミッタ間電圧Vce1を、トランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧Vbe1よりも、ダイオードD1のアノードとカソードとの間のPN接合部の順方向電圧VF1の分、高くすることができる。
バンドギャップリファレンス回路11は、ダイオードD1,D2のような電圧発生部を備えることにより、トランジスタQ1,Q2のコレクタ・エミッタ間電圧Vce1,Vce2が高くなる。このため、トランジスタQ2のコレクタがトランジスタQ1のベースに接続されていても、高温時を含め常に、トランジスタQ1,Q2を、飽和領域から離れたコレクタ・エミッタ間電圧Vce1,Vce2で動作させることができる(図2参照)。このため、例えば、トランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧Vbe1の高温時の低下量が大きくても、トランジスタQ2の動作領域は活性領域から飽和領域に移行しにくくなる。よって、バンドギャップリファレンス電圧VBGの高温時の上昇を抑えることができる。
次に、図4の回路構成について更に詳述する。
ダイオードD2は、トランジスタQ2のベースとコレクタとの間に挿入され、トランジスタQ2のベースとコレクタは、ダイオードD2を介して互いに接続される。ダイオードD2のカソードは、トランジスタQ2のベースに接続され、ダイオードD2のアノードは、抵抗R3の低電位側の一方の端部とトランジスタQ2のコレクタとの接続ノードn1を介して、トランジスタQ2のコレクタに接続される。トランジスタQ2のエミッタは、グランドに接続される。
ダイオードD1は、トランジスタQ1のベースとトランジスタQ2のコレクタとの間に挿入され、トランジスタQ1のベースは、ダイオードD1を介して、トランジスタQ2のコレクタに接続される。ダイオードD1のカソードは、トランジスタQ1のベースに接続され、ダイオードD1のアノードは、接続ノードn1を介して、トランジスタQ2のコレクタに接続される。トランジスタQ1のコレクタは、抵抗R2の低電位側の一方の端部に接続され、トランジスタQ1のエミッタは、抵抗R1を介して、グランドに接続される。
アンプAMPは、接続ノードn1を介してトランジスタQ2のコレクタに接続された非反転入力部と、抵抗R2の低電位側の一方の端部とトランジスタQ1のコレクタとの接続ノードn2を介してトランジスタQ1のコレクタに接続された反転入力部とを、差動入力部として有している。
抵抗R3は、トランジスタQ2のコレクタとアンプAMPの出力部31との間に直列に挿入されて設けられ、抵抗R3の低電位側の一方の端部は、トランジスタQ2のコレクタに接続され、抵抗R3の高電位側のもう一方の端部は、出力部31に接続されている。抵抗R2は、トランジスタQ1のコレクタと出力部31との間に直列に挿入されて設けられ、抵抗R2の低電位側の一方の端部は、トランジスタQ1のコレクタに接続され、抵抗R2の高電位側のもう一方の端部は、出力部31に接続されている。差動増幅器AMPのイマジナリーショートにより、差動増幅器AMPの非反転入力部及び該非反転入力部に接続される接続ノードn1の電圧V+と、差動増幅器AMPの反転入力部及び該反転入力部に接続される接続ノードn2の電圧V-とは、互いに等しい。
次に、バンドギャップリファレンス電圧VBGの計算例について説明する。なお、以下の計算式におけるR1,R2,R3は、それぞれ、抵抗R1,R2,R3の抵抗値を表す。
トランジスタのベース・エミッタ間電圧Vbeとコレクタ電流Icとの関係は、一般的に式1で表され、ダイオードの順方向電圧VFとダイオードに流れる電流Idと関係は、ショックレーのダイオード方程式より、式2で表すことができる。ただし、Isは、トランジスタの飽和電流、VTは、トランジスタの熱電圧を表す。
Figure 0006136480
なお、一般に、式2の{}の項の中の「−1」は、「Exp(VF/VT)」に比べて非常に小さいため、無視する。
アンプAMPの非反転入力部の電圧V+を、トランジスタQ2及びダイオードD2の特性を用いて表すと、式3が得られる。一方、アンプAMPの非反転入力部の電圧V+を、抵抗R1、トランジスタQ1及びダイオードD1の特性を用いて表すと、式3'が得られる。アンプAMPの出力が負帰還されてイマジナリーショートが成立するため、式3及び式3'から、式4が得られる。
Figure 0006136480
アンプAMPの反転入力部の電圧V-を、抵抗R2及びトランジスタQ1の特性を用いて表すと、式5が得られる。一方、アンプAMPの反転入力部の電圧V-を、抵抗R3及びトランジスタQ2の特性を用いて表すと、アンプAMPの出力が負帰還されてイマジナリーショートが成立するため、式5'が得られる。式5及び式5'により、式6が得られる。ただし、Ic1は、トランジスタQ1のコレクタに流れるコレクタ電流を表し、Ic2は、トランジスタQ2のコレクタに流れるコレクタ電流を表す。
Figure 0006136480
式1,式2及び式4により、式7が得られる。ただし、hFE1は、トランジスタQ1の直流電流増幅率、hFE2は、トランジスタQ2の直流電流増幅率を表す。
Figure 0006136480
式6を式7に代入すると、式8が得られる。
Figure 0006136480
よって、バンドギャップリファレンス電圧VBGは、式6及び式8を用いて、式9で表すことができる。
Figure 0006136480
「hFE1/hFE2」は、温度及びプロセスばらつきに対して、ほぼ一定であり、トランジスタQ1とトランジスタQ2の特性が相似であれば、1と近似できるため、式9で表されたバンドギャップリファレンス電圧VBGは、式10と表すことができる。
Figure 0006136480
式10の右辺において、第1項のVbe2及び第2項のVF2は、負の略線形な温度特性を有し、第3項内のVTは、正の略線形な温度特性を有している。したがって、右辺の第1項及び第2項の負の温度特性と右辺の第3項の正の温度特性とが相殺されるように、式10の「R2/R1」「R2/R3」が適切な値に調整されることにより、温度依存性の低いバンドギャップリファレンス電圧VBGを生成できる。そして、ダイオードD1,D2の順方向電圧VF1,VF2により、トランジスタQ1,Q2のコレクタ・エミッタ間電圧Vce1,Vce2は十分に確保されるため、バンドギャップリファレンス電圧VBGの高温時の上昇を抑えることができる(図5の点線で表される例1参照)。
図6は、バンドギャップリファレンス回路12の構成図である。上述の説明と同様の点についての説明は省略する。バンドギャップリファレンス回路12は、図4のバンドギャップリファレンス回路11の二つのダイオードD1,D2を一つのダイオードD1に共通化した変形例である。
ダイオードD1のカソードは、トランジスタQ1,Q2の両方のベースに共通に接続される。ダイオードD1の順方向電圧VF1により、トランジスタQ1,Q2のコレクタ・エミッタ間電圧Vce1,Vce2は十分に確保されるため、バンドギャップリファレンス電圧VBGの高温時の上昇を抑えることができる。
図7は、バンドギャップリファレンス回路13の構成図である。上述の説明と同様の点についての説明は省略する。バンドギャップリファレンス回路13は、図4のバンドギャップリファレンス回路11のアンプAMPの非反転入力部の配線先を変更した変形例である。
アンプAMPの非反転入力部は、トランジスタQ2のベースに接続され、アノードがトランジスタQ2のベースに接続されたダイオードD2を介して、トランジスタQ2のコレクタに接続される。ダイオードD1,D2の順方向電圧VF1,VF2により、トランジスタQ2のコレクタ・エミッタ間電圧Vce2は十分に確保されるため、バンドギャップリファレンス電圧VBGの高温時の上昇を抑えることができる。
図8は、バンドギャップリファレンス回路14の構成図である。上述の説明と同様の点についての説明は省略する。バンドギャップリファレンス回路14は、図4のバンドギャップリファレンス回路11のダイオードD1,D2を、電圧発生部としての抵抗R4,R5に置き換えた変形例である。
抵抗R5は、トランジスタQ2のコレクタとトランジスタQ2のベースとの間に電圧を発生させる素子であり、抵抗R4は、トランジスタQ2のコレクタとトランジスタQ1のベースとの間に電圧を発生させる素子である。抵抗R4,R5に生ずる電圧により、トランジスタQ1,Q2のコレクタ・エミッタ間電圧Vce1,Vce2は十分に確保されるため、バンドギャップリファレンス電圧VBGの高温時の上昇を抑えることができる。
図9は、バンドギャップリファレンス回路15の構成図である。上述の説明と同様の点についての説明は省略する。バンドギャップリファレンス回路15は、図4のバンドギャップリファレンス回路11のダイオードD1,D2を、npn型のトランジスタQ3,Q4に変更した回路である。
バンドギャップリファレンス回路15は、トランジスタQ2のコレクタとトランジスタQ2のベースとの間に電圧を発生させる電圧発生部として、トランジスタQ4のベースとエミッタとの間のPN接合部を備え、トランジスタQ2のコレクタとトランジスタQ1のベースとの間に電圧を発生させる電圧発生部として、トランジスタQ3のベースとエミッタとの間のPN接合部を備えている。
トランジスタQ4は、トランジスタQ2とダーリントン接続された素子である。トランジスタQ4のベース・エミッタ間のPN接合部は、トランジスタQ2のベースとコレクタとの間に挿入され、トランジスタQ2のベースとコレクタは、トランジスタQ4のベース・エミッタ間のPN接合部を介して互いに接続される。トランジスタQ4のエミッタは、トランジスタQ2のベースに接続され、トランジスタQ4のベースは、接続ノードn1を介して、トランジスタQ2のコレクタに接続され、トランジスタQ4のコレクタは、アンプAMPの出力部31に接続される。
トランジスタQ3は、トランジスタQ1とダーリントン接続された素子である。トランジスタQ3のベース・エミッタ間のPN接合部は、トランジスタQ1のベースとトランジスタQ2のコレクタとの間に挿入され、トランジスタQ1のベースは、トランジスタQ3のベース・エミッタ間のPN接合部を介して、トランジスタQ2のコレクタに接続される。トランジスタQ3のエミッタは、トランジスタQ1のベースに接続され、トランジスタQ3のベースは、接続ノードn1を介して、トランジスタQ2のコレクタに接続され、トランジスタQ3のコレクタは、アンプAMPの出力部31に接続される。
トランジスタQ3,Q4のベース・エミッタ間のPN接合部の順方向電圧により、トランジスタQ1,Q2のコレクタ・エミッタ間電圧Vce1,Vce2は十分に確保されるため、バンドギャップリファレンス電圧VBGの高温時の上昇を抑えることができる。
また、トランジスタQ3,Q4は、トランジスタQ1,Q2のベースに流すベース電流を、バンドギャップリファレンス電圧VBGを電源電圧とする電源から供給する。これにより、トランジスタQ1,Q2の直流電流増幅率hFE1,hFE2のばらつきがバンドギャップリファレンス電圧VBGの温度特性に影響を与えることを低減できる。
図10は、バンドギャップリファレンス回路16の構成図である。上述の説明と同様の点についての説明は省略する。バンドギャップリファレンス回路16は、図9のバンドギャップリファレンス回路15に対して、トランジスタQ3,Q4のコレクタの配線先を変更した変形例である。
トランジスタQ3,Q4のコレクタは、アンプAMPの出力部31に接続されるのではなく、バンドギャップリファレンス電圧VBGとは別の電圧VCCを電源電圧とする電源に接続される。
トランジスタQ3,Q4のベース・エミッタ間のPN接合部の順方向電圧により、トランジスタQ1,Q2のコレクタ・エミッタ間電圧Vce1,Vce2は十分に確保されるため、バンドギャップリファレンス電圧VBGの高温時の上昇を抑えることができる。また、トランジスタQ1,Q2のベースに十分なベース電流を流すことができることにより、トランジスタQ1,Q2のコレクタ・エミッタ間電圧Vce1,Vce2は更に十分に確保されるため、バンドギャップリファレンス電圧VBGの高温時の上昇を更に抑えることができる。
図11は、バンドギャップリファレンス回路17の構成図である。上述の説明と同様の点についての説明は省略する。バンドギャップリファレンス回路17は、差動増幅器を使用しないタイプの定電圧源回路である。
バンドギャップリファレンス回路17は、ミラー接続されたpチャネル型のトランジスタM1,M2と、npn型のトランジスタQ5,Q61〜Q6Kと、抵抗R4,R5と、ダイオードD3,D4とを備えている。K個のトランジスタQ61〜Q6Kは、互いのベースとコレクタとが接続され、各エミッタはグランドに接続されている。
バンドギャップリファレンス回路17は、ベースとコレクタが接続された第1のトランジスタとして、トランジスタQ5を備え、前記第1のトランジスタのコレクタにベースが接続された第2のトランジスタとして、トランジスタQ61〜Q6Kを備えている。
バンドギャップリファレンス回路17は、トランジスタQ5のベース・エミッタ間電圧とトランジスタQ61〜Q6Kのベース・エミッタ間電圧との電圧差ΔVに基づいて、バンドギャップリファレンス電圧VBGを出力する回路である。この電圧差ΔVは、抵抗R5によって発生する。バンドギャップリファレンス回路17は、電圧差ΔVに基づいて抵抗R4に流れる電流をトランジスタM1,M2から構成されるカレントミラーにより調整することによって生成されたバンドギャップリファレンス電圧VBGを出力する。
バンドギャップリファレンス回路17は、前記第1のトランジスタのコレクタと前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタのベースとの間に電圧を発生させる電圧発生部として、ダイオードD3,D4を備えている。ダイオードD3は、トランジスタQ5のコレクタとトランジスタQ5のベースとの間に電圧を発生させる素子であり、ダイオードD4は、トランジスタQ5のコレクタとトランジスタQ61〜Q6Kのベースとの間に電圧を発生させる素子である。
ダイオードD3を備えることにより、トランジスタQ5のコレクタ・エミッタ間電圧Vce5を、トランジスタQ5のベース・エミッタ間電圧Vbe5よりも、ダイオードD3のアノードとカソードとの間のPN接合部の順方向電圧VF3の分、高くすることができる。そして、ダイオードD4を備えることにより、トランジスタQ61〜Q6Kのコレクタ・エミッタ間電圧Vce6を、トランジスタQ61〜Q6Kのベース・エミッタ間電圧Vbe6よりも、ダイオードD4のアノードとカソードとの間のPN接合部の順方向電圧VF4の分、高くすることができる。
バンドギャップリファレンス回路17は、ダイオードD3,D4のような電圧発生部を備えることにより、トランジスタQ5,Q61〜Q6Kのコレクタ・エミッタ間電圧Vce5,Vce6が高くなる。このため、トランジスタQ5のコレクタがトランジスタQ61〜Q6Kのベースに接続されていても、高温時を含め常に、トランジスタQ5,Q61〜Q6Kを、飽和領域から離れたコレクタ・エミッタ間電圧Vce5,Vce6で動作させることができる(図2参照)。このため、例えば、トランジスタQ61〜Q6Kのベース・エミッタ間電圧Vbe6の高温時の低下量が大きくても、トランジスタQ1の動作領域は活性領域から飽和領域に移行しにくくなる。よって、バンドギャップリファレンス電圧VBGの高温時の上昇を抑えることができる。
図12は、バンドギャップリファレンス回路18の構成図である。上述の説明と同様の点についての説明は省略する。バンドギャップリファレンス回路18は、差動増幅器を使用しないタイプの定電圧源回路である。バンドギャップリファレンス回路18は、図4のバンドギャップリファレンス回路11のアンプAMPを、npn型のトランジスタQ7,Q8、キャパシタC1及び電流源I1に置き換えた変形例である。
トランジスタQ3は、接続ノードn2を介してトランジスタQ1のコレクタに接続されたベースと、グランドに接続されたエミッタと、電源電圧VCCに接続された電流源I1に接続されたコレクタとを有している。キャパシタC1は、トランジスタQ3のベースとコレクタとの間に挿入されている。トランジスタQ8は、電流源I1とトランジスタQ7のコレクタとの接続ノードn3を介してトランジスタQ7のコレクタに接続されたベースと、電源電圧VCCに接続されたコレクタと、抵抗R2,R3の高電位側の端部に接続されたエミッタとを有している。
ダイオードD1,D2の順方向電圧VF1,VF2により、トランジスタQ1,Q2のコレクタ・エミッタ間電圧Vce1,Vce2は十分に確保されるため、バンドギャップリファレンス電圧VBGの高温時の上昇を抑えることができる
図13は、バンドギャップリファレンス回路19の構成図である。上述の説明と同様の点についての説明は省略する。
バンドギャップリファレンス回路19は、アンプAMPの出力部32に接続されたゲートを有するpチャネル型のトランジスタM3,M4と、pnp型のトランジスタQ9,Q101〜Q10Kと、抵抗R6,R7,R8 と、ダイオードD5,D6とを備えている。K個のトランジスタQ101〜Q10Kは、互いのベースとエミッタとが接続され、各コレクタはグランドに接続されている。トランジスタM3,M4のソースは、電源電圧VCCに接続されている。トランジスタM3のドレインは、抵抗R7に接続され、トランジスタM4のドレインは、抵抗R6に接続される。トランジスタM4のドレインと抵抗R6との接続ノードn6から、版簿ギャップリファレンス電圧VBGが出力される。
バンドギャップリファレンス回路19は、ベースとコレクタが接続された第1のトランジスタとして、トランジスタQ9を備え、前記第1のトランジスタのコレクタにベースが接続された第2のトランジスタとして、トランジスタQ101〜Q10Kを備えている。
バンドギャップリファレンス回路19は、トランジスタQ9のベース・エミッタ間電圧とトランジスタQ101〜Q10Kのベース・エミッタ間電圧との電圧差ΔVに基づいて、バンドギャップリファレンス電圧VBGを出力する回路である。この電圧差ΔVは、アンプAMPのイマジナリーショートにより、抵抗R8によって発生する。バンドギャップリファレンス回路19は、電圧差ΔVに基づいて抵抗R6,R7に流れる電流をトランジスタM3,M4により調整することによって生成されたバンドギャップリファレンス電圧VBGを出力する。
アンプAMPの非反転入力部は、抵抗R6の低電位側の端部とトランジスタQ101〜Q10Kのエミッタとの接続ノードn4を介して、トランジスタQ101〜Q10Kのコレクタに接続される。アンプAMPの反転入力部は、抵抗R7の低電位側の端部と抵抗R8との接続ノードn5に接続され、接続ノードn5を介して、トランジスタQ9のエミッタに接続される。
バンドギャップリファレンス回路19は、前記第1のトランジスタのコレクタと前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタのベースとの間に電圧を発生させる電圧発生部として、ダイオードD5,D6を備えている。ダイオードD5は、トランジスタQ9のコレクタとトランジスタQ9のベースとの間に電圧を発生させる素子であり、ダイオードD6は、トランジスタQ9のコレクタとトランジスタQ101〜Q10Kのベースとの間に電圧を発生させる素子である。
ダイオードD5を備えることにより、トランジスタQ9のコレクタ・エミッタ間電圧Vce9を、トランジスタQ9のベース・エミッタ間電圧Vbe9よりも、ダイオードD5のアノードとカソードとの間のPN接合部の順方向電圧VF5の分、高くすることができる。そして、ダイオードD6を備えることにより、トランジスタQ101〜Q10Kのコレクタ・エミッタ間電圧Vce10を、トランジスタQ101〜Q10Kのベース・エミッタ間電圧Vbe10よりも、ダイオードD6のアノードとカソードとの間のPN接合部の順方向電圧VF6の分、高くすることができる。
バンドギャップリファレンス回路19は、ダイオードD5,D6のような電圧発生部を備えることにより、トランジスタQ9,Q101〜Q10Kのコレクタ・エミッタ間電圧Vce9,Vce10が高くなる。このため、トランジスタQ9のコレクタがトランジスタQ101〜Q10Kのベースにグランドを介して接続されていても、高温時を含め常に、トランジスタQ9,Q101〜Q10Kを、飽和領域から離れたコレクタ・エミッタ間電圧Vce9,Vce10で動作させることができる(図2参照)。このため、例えば、トランジスタQ101〜Q10Kのベース・エミッタ間電圧Vbe10の高温時の低下量が大きくても、トランジスタQ9の動作領域は活性領域から飽和領域に移行しにくくなる。よって、バンドギャップリファレンス電圧VBGの高温時の上昇を抑えることができる。
図14は、バンドギャップリファレンス回路20の構成図である。上述の説明と同様の点についての説明は省略する。バンドギャップリファレンス回路20は、図9のバンドギャップリファレンス回路15に対して、電流源I3,I4が追加された定電圧源回路である。
電流源I4は、トランジスタQ2のベース及びトランジスタQ4のエミッタに接続される上流側端部と、グランドに接続される下流側端部とを有する電流回路である。電流源I3は、トランジスタQ1のベース及びトランジスタQ3のエミッタに接続される上流側端部と、グランドに接続される下流側端部とを有する電流回路である。
図9,10,14のバンドギャップリファレンス回路15,16,20から出力されるバンドギャップリファレンス電圧VBGは、上記の式10と同様に、式11と表すことができる。ただし、Vbe4は、トランジスタQ4のベースとエミッタとの間のPN接合部の順方向電圧を表す。
Figure 0006136480
一般に、デバイスや素子が半導体として動作する領域では、トランジスタのベース・エミッタ間電圧Vbeは、温度Tに対して非線形であり、電圧Vbeを温度Tについて二階微分した値は負である。そのため、図15に示されるように、温度Tが上昇するにつれて、トランジスタQ1,Q2のベース・エミッタ間電圧Vbe1,Vbe2の低下量が増加する(傾きが大きくなる)。このため、式11で表されるバンドギャップリファレンス電圧VBGは、電圧Vbe2,Vbe4を含む非線形項により、温度に対して変動する。
そこで、図14のバンドギャップリファレンス回路20は、温度上昇に応じて減少する電流を流す電流源I3,I4を備えている。このような電流源I3,I4によって、トランジスタQ3,Q4のベース・エミッタ間電圧Vbe3,Vbe4を温度に応じて補正可能となるため、バンドギャップリファレンス電圧VBGが電圧Vbe2,Vbe4を含む非線形項を要因に温度に対して変動することを抑えることができる。なお、電圧Vbe3は、トランジスタQ3のベースとエミッタとの間のPN接合部の順方向電圧であり、電圧Vbe4は、トランジスタQ4のベースとエミッタとの間のPN接合部の順方向電圧である。
電流源I3,I4は、例えば、所定温度以下の低温度領域で温度低下に応じて増加する電流を流す特性を有し、且つ、その低温度領域よりも温度の高い高温度領域で温度上昇に応じて減少する電流を流す特性を有することが好ましい。このような特性によって、バンドギャップリファレンス電圧VBGが電圧Vbe2,Vbe4を含む非線形項を要因に温度に対して変動することを効果的に抑えることができる。
このような特性を有する電流源I3,I4は、トランジスタQ3,Q4のコレクタに流れる電流を低温度領域で増やし高温度領域で減らす。これにより、トランジスタQ3,Q4のベース・エミッタ間電圧Vbe3,Vbe4の低温度領域での上昇量は、高温度領域での上昇量よりも多くなる(図16参照)。その結果、図16に示されるように、高温での電圧Vbe3,Vbe4の低下量を抑制できるため(傾きを小さくできるため)、温度補正後の電圧Vbe3,Vbe4を温度Tについて二階微分した値を正にすることができる。
したがって、トランジスタQ1,Q2の図15で表される非線形性は、トランジスタQ3,Q4の図16で表される非線形性でキャンセルされ、バンドギャップリファレンス電圧VBGの温度依存性が改善する。この場合、図14のバンドギャップリファレンス回路20から出力されるバンドギャップリファレンス電圧VBGは、式12で表すことができる。
Figure 0006136480
式12によれば、電圧Vbe2と電圧Vbe4の非線形性が電流源I3,I4によりキャンセルされるように抵抗R2,R3に流れるコレクタ電流Ic2,Ic3の電流値が調整されるため、バンドギャップリファレンス電圧VBGの温度による変化を効果的に抑制できる(図5の一点鎖線で表される例2参照)。
図17は、バンドギャップリファレンス回路21の構成図である。上述の説明と同様の点についての説明は省略する。バンドギャップリファレンス回路21は、図14のバンドギャップリファレンス回路20の電流源I3,I4を、抵抗R6,R7に置き換えた変形例である。
抵抗R7は、トランジスタQ2のベース及びトランジスタQ4のエミッタに接続される上流側端部と、グランドに接続される下流側端部とを有する電流回路である。抵抗R7は、トランジスタQ2のベース・エミッタ間に挿入されて接続されている素子である。抵抗R6は、トランジスタQ1のベース及びトランジスタQ3のエミッタに接続される上流側端部と、グランドに接続される下流側端部とを有する電流回路である。抵抗R6は、トランジスタQ1のベース・エミッタ間に挿入されて接続されている素子である。
抵抗R6に印加される電圧は、トランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧Vbe1であり、抵抗R7に印加される電圧は、トランジスタQ2のベース・エミッタ間電圧Vbe2である。電圧Vbe1,Vbe2は高温になるほど低下するため、抵抗R6,R7に流れる電流も高温になるほど低下する(低温になるほど上昇する)。したがって、上述の温度依存性を有する電流源I3,I4を備える場合と同様の効果が得られる。
以上、バンドギャップリファレンス回路を実施形態例により説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものではない。他の実施形態例の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
例えば、電流源I3,I4などの上述の温度依存性を有する電流回路は、他のバンドギャップリファレンス回路にも適用可能である。
また、例えば、本発明の効果を損なわない範囲内で、トランジスタ、抵抗等の各素子間には、電流の大きさを調整するなどの必要に応じて、抵抗などの素子が挿入されてもよい。
また、トランジスタQ1, Q2のサイズは、互いに同じでもよいが、トランジスタQ1, Q2の電流密度が互いに異なるように互いに異なってもよい。
11〜21 バンドギャップリファレンス回路
31 出力部
AMP アンプ
D* ダイオード
n* 接続ノード
Q*,M* トランジスタ
R* 抵抗

Claims (7)

  1. 1のトランジスタと、
    2のトランジスタとを備え、
    前記第1のトランジスタのベース・エミッタ間電圧と前記第2のトランジスタのベース・エミッタ間電圧との電圧差に基づいて生成された基準電圧を出力するバンドギャップリファレンス回路であって、
    前記第1のトランジスタのコレクタと前記第1のトランジスタのベースとの間に接続されており、前記第1のトランジスタのコレクタと前記第1のトランジスタのベースとの間に電圧を発生させる第1の電圧発生部と、
    前記第1のトランジスタのコレクタと前記第2のトランジスタのベースとの間に接続されており、前記第1のトランジスタのコレクタと前記第2のトランジスタのベースとの間に電圧を発生させる第2の電圧発生部と、
    前記第1のトランジスタのコレクタに接続された非反転入力部と、前記第2のトランジスタのコレクタに接続された反転入力部とを有する差動増幅器と、
    前記第2のトランジスタのエミッタに接続されており、前記電圧差を発生させる第1の抵抗と、
    前記第1のトランジスタのコレクタと前記差動増幅器の出力部との間に設けられた第2の抵抗と、
    前記第2のトランジスタのコレクタと前記差動増幅器の出力部との間に設けられた第3の抵抗とを備える、バンドギャップリファレンス回路。
  2. 1のトランジスタと、
    2のトランジスタとを備え、
    前記第1のトランジスタのベース・エミッタ間電圧と前記第2のトランジスタのベース・エミッタ間電圧との電圧差に基づいて生成された基準電圧を出力するバンドギャップリファレンス回路であって、
    前記第1のトランジスタのコレクタと前記第1のトランジスタのベースとの間に接続されており、前記第1のトランジスタのコレクタと前記第1のトランジスタのベースとの間に電圧を発生させる第1の電圧発生部と、
    前記第1のトランジスタのコレクタと前記第2のトランジスタのベースとの間に接続されており、前記第1のトランジスタのコレクタと前記第2のトランジスタのベースとの間に電圧を発生させる第2の電圧発生部と、
    前記第1のトランジスタのベースに接続された非反転入力部と、前記第2のトランジスタのコレクタに接続された反転入力部とを有する差動増幅器と、
    前記第2のトランジスタのエミッタに接続されており、前記電圧差を発生させる第1の抵抗と、
    前記第1のトランジスタのコレクタと前記差動増幅器の出力部との間に設けられた第2の抵抗と、
    前記第2のトランジスタのコレクタと前記差動増幅器の出力部との間に設けられた第3の抵抗とを備える、バンドギャップリファレンス回路。
  3. 前記第1の電圧発生部及び前記第2の電圧発生部は、PN接合部である、請求項1又は2に記載のバンドギャップリファレンス回路。
  4. 前記第1の電圧発生部及び前記第2の電圧発生部は、抵抗である、請求項1に記載のバンドギャップリファレンス回路。
  5. 前記第1のトランジスタのベースに接続されており、温度上昇に応じて減少する電流を流す第1の電流回路と、
    前記第2のトランジスタのベースに接続されており、温度上昇に応じて減少する電流を流す第2の電流回路とを備える、請求項1から4のいずれか一項に記載のバンドギャップリファレンス回路。
  6. 1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタのベースにベースが接続された第2のトランジスタとを備え、
    前記第1のトランジスタのベース・エミッタ間電圧と前記第2のトランジスタのベース・エミッタ間電圧との電圧差に基づいて生成された基準電圧を出力するバンドギャップリファレンス回路であって、
    前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタの両方のベースと、前記第1のトランジスタのコレクタとの間に接続されており、前記両方のベースと前記第1のトランジスタのコレクタとの間に電圧を発生させる電圧発生部と、
    前記第1のトランジスタのコレクタに接続された非反転入力部と、前記第2のトランジスタのコレクタに接続された反転入力部とを有する差動増幅器と、
    前記第2のトランジスタのエミッタに接続されており、前記電圧差を発生させる第1の抵抗と、
    前記第1のトランジスタのコレクタと前記差動増幅器の出力部との間に設けられた第2の抵抗と、
    前記第2のトランジスタのコレクタと前記差動増幅器の出力部との間に設けられた第3の抵抗とを備える、バンドギャップリファレンス回路。
  7. 前記電圧発生部は、PN接合部である、請求項に記載のバンドギャップリファレンス回路。
JP2013077919A 2013-04-03 2013-04-03 バンドギャップリファレンス回路 Expired - Fee Related JP6136480B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013077919A JP6136480B2 (ja) 2013-04-03 2013-04-03 バンドギャップリファレンス回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013077919A JP6136480B2 (ja) 2013-04-03 2013-04-03 バンドギャップリファレンス回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014203213A JP2014203213A (ja) 2014-10-27
JP6136480B2 true JP6136480B2 (ja) 2017-05-31

Family

ID=52353612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013077919A Expired - Fee Related JP6136480B2 (ja) 2013-04-03 2013-04-03 バンドギャップリファレンス回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6136480B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11720137B2 (en) 2021-03-12 2023-08-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Bandgap type reference voltage generation circuit

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107894804B (zh) * 2017-12-26 2023-10-24 上海新进芯微电子有限公司 一种带隙基准稳压源及改善其负载响应特性的系统

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5880717A (ja) * 1981-11-09 1983-05-14 Nec Corp 基準電圧回路
JPS61120220A (ja) * 1984-11-16 1986-06-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 基準電圧回路
JPH071471B2 (ja) * 1988-09-27 1995-01-11 シャープ株式会社 定電流回路
JPH0490014A (ja) * 1990-08-01 1992-03-24 Sharp Corp 電圧コンバータ回路
US5258703A (en) * 1992-08-03 1993-11-02 Motorola, Inc. Temperature compensated voltage regulator having beta compensation
EP0733959B1 (en) * 1995-03-24 2001-06-13 Co.Ri.M.Me. Consorzio Per La Ricerca Sulla Microelettronica Nel Mezzogiorno Circuit for generating a reference voltage and detecting an undervoltage of a supply voltage and corresponding method
JP4097989B2 (ja) * 2002-05-16 2008-06-11 旭化成エレクトロニクス株式会社 バンドギャップリファレンス回路
JP2009211415A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Toyota Motor Corp 基準電圧回路
JP2011039620A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Fujitsu Semiconductor Ltd 基準電圧生成回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11720137B2 (en) 2021-03-12 2023-08-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Bandgap type reference voltage generation circuit

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014203213A (ja) 2014-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7166994B2 (en) Bandgap reference circuits
US8786271B2 (en) Circuit and method for generating reference voltage and reference current
JP2008108009A (ja) 基準電圧発生回路
JP6873827B2 (ja) 基準電圧生成回路
KR102544302B1 (ko) 밴드갭 레퍼런스 회로
JP2006262348A (ja) 半導体回路
US20140117967A1 (en) Reference voltage generation circuit
US7944272B2 (en) Constant current circuit
EP3021189B1 (en) Voltage reference source and method for generating a reference voltage
JP2010224594A (ja) 電圧発生回路
JP6136480B2 (ja) バンドギャップリファレンス回路
KR20100076240A (ko) 밴드갭 기준 전압 생성 회로
JP2013200767A (ja) バンドギャップリファレンス回路
TW202046041A (zh) 電壓產生器
KR20130028682A (ko) 기준 전압 회로
TW200848975A (en) Current generator
JP2007095031A (ja) 低電圧用バンドギャップ基準電圧発生回路
JP2006221370A (ja) 定電圧発生回路
CN114115433B (zh) 一种带隙基准电路
JPH0421215B2 (ja)
JP2006244228A (ja) 電源回路
TW202105113A (zh) 參考電壓產生電路
JP2011039620A (ja) 基準電圧生成回路
JP2016057962A (ja) 基準電圧回路及び電源回路
JP2013092926A (ja) 基準電圧発生回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150702

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170417

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6136480

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees