JP2006220853A - カメラ - Google Patents

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JP2006220853A
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Abstract

【課題】 レンズカバーのガタつきを抑制するとともにデザイン性を向上する。
【解決手段】 カメラ2は、カメラボディ3、カメラボディ3にスライド可能に取り付けられたレンズカバー4を備える。カメラボディ3の前面に、撮影レンズ5が組み込まれたレンズ鏡胴6を設ける。前面ボディ3aのレンズカバー4により常時覆われている常時覆いエリアARに、上レール11、下レール12、ガイド凸部13、上係止凸部14、下係止凸部15を形成する。上係止凸部14を上側端部に、下係止凸部15を下側端部に形成する。レンズカバー4の後面に、上レール取付部31、下レール取付部32、ガイド凸部33、上閉位置凹部34、下閉位置凹部35、上開位置凹部36、下開位置凹部37を形成する。各凹部34,36を、上係止凸部14の側面に略一致する形状で、各凹部35,37を、下係止凸部15の側面に略一致する形状で、それぞれ形成する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、カメラに関し、特に詳しくは撮影レンズを覆う位置と露呈する位置との間で移動可能なレンズカバーを備えたカメラに関するものである。
最近のカメラは小型化されるとともに、デザイン性や機能性も多様化している。デザイン及び機能の1つとして、撮影レンズを覆う位置と露呈する位置との間で移動可能なレンズカバーを設けたカメラがある。このようなカメラでは、携帯時に撮影レンズが傷つくのを防止することができる。特許文献1のカメラのレンズバリア装置は、撮影レンズを覆う閉位置と露呈する開位置との間で移動可能なレンズバリア(本件のレンズカバーに相当)と、レンズバリアを開位置に向けて付勢する付勢機構と、付勢機構の付勢に抗してレンズバリアを閉位置にロックするとともにこのロックを解除するロック機構とを備えている。
また、特許文献2のカメラでは、撮影レンズを覆う位置と露呈する位置との間で移動可能なバリアを、上下方向における上側端部、下側端部及び中心部で保持しており、これにより、バリアの撮影光軸方向のあおりを抑制している。
しかしながら、上記特許文献2のカメラでは、バリアを保持するために、カメラボディの上側端部、下側端部及び中心部にバリア溝を形成しており、上側端部及び下側端部に形成されたバリア溝は、バリアが撮影レンズを覆う位置または露呈する位置に位置するときに、視認可能な範囲で形成されているため、デザイン性が悪いという問題があった。
そこで、レンズバリアにより常時覆われる常時覆いエリア(レンズバリアが閉位置に位置するときにも開位置に位置するときに覆われるエリア)に、レンズバリアを移動可能に支持するバリア支持部を形成することが考えられている。
特開2002−350928号公報 特開2004−264696号公報
レンズバリアの移動方向(例えば、幅方向)における小型化を図ったカメラでは、レンズバリアを開位置まで移動したときにカメラボディの側端から突出するのを防止するために、レンズバリアの幅方向における長さも短くする必要があり、これに応じて上記した常時覆いエリアの長さも短くなるため、レンズバリアの上下方向のガタつき、特に閉位置及び開位置に位置するときのガタつきが大きくなってしまうという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、小型化を図った場合にもレンズカバーのガタつきを抑制するとともにデザイン性を向上することができるカメラを提供することを目的とする。
本発明のカメラは、撮影レンズと、前記撮影レンズを露呈する開口が形成された本体ボディと、前記本体ボディの前面側に設けられ、前記撮影レンズを覆う閉位置と露呈する開位置との間で移動可能なレンズカバーとを備えたカメラにおいて、前記閉位置に位置する前記レンズカバーの前記移動方向における一方の端部と前記開位置に位置する前記レンズカバーの他方の端部とにより覆われる前記本体ボディの常時覆いエリアに、前記レンズカバーを移動可能に支持するカバー支持部と、前記レンズカバーが前記閉位置に位置するときに前記一方の端部を係止するとともに前記レンズカバーが前記開位置に位置するときに前記他方の端部を係止するカバー係止部とを形成し、前記レンズカバーの前記一方の端部に前記カバー係止部に係止される閉位置係止部を、前記他方の端部に前記カバー係止部に係止される開位置係止部を形成し、前記カバー係止部と前記閉位置係止部と前記開位置係止部とを、前記移動方向に直交する方向におけるそれぞれの端部に形成したことを特徴とする。なお、前記端部とは、中心周辺のエリアを除いた側端周辺のエリアであり、例えば、側端から全長の1/4以下の長さのエリアや、側端から全長の1/5以下の長さのエリアであることが好ましい。
なお、前記レンズカバーを移動不能にロックするロック位置とロックを解除する位置との間で変位可能に設けられたロック部材と、前記ロック部材に当接して当該ロック部材を前記ロック位置に固定する固定位置と当接を解除して固定を解除する固定解除位置との間で変位可能に設けられた固定部材と、前記撮影レンズを保持し前記本体ボディの内部に収納される収納位置と前記本体ボディの前面から突出した突出位置との間で移動可能に設けられ、前記突出位置まで移動したときに前記固定部材を前記固定位置に位置させ、前記収納位置まで移動したときに前記固定部材を前記固定解除位置に位置させるレンズ鏡胴と、を備え、前記レンズ鏡胴は、前記レンズカバーを前記開位置まで移動したことに応答して前記突出位置まで移動し、前記レンズカバーを前記開位置から前記閉位置に向けて移動したことに応答して、前記収納位置まで移動することが好ましい。なお、前記変位可能に設けられたロック部材及び固定部材としては、移動可能な移動体、回転可能な回転体等が挙げられる。
また、前記ロック部材を前記ロック位置に向けて付勢するロック部材付勢手段と、前記固定部材を前記固定位置に向けて付勢する固定部材付勢手段と、を備え、前記レンズ鏡胴は、前記本体ボディの内部に収納されたときに前記固定部材付勢手段の付勢に抗して前記固定部材を前記固定解除位置に位置させることが好ましい。なお、前記ロック部材付勢手段及び前記固定部材付勢手段としては、コイルバネ、板バネ等が挙げられる。
本発明のカメラによれば、撮影レンズと、撮影レンズを露呈する開口が形成された本体ボディと、本体ボディの前面側に設けられ、撮影レンズを覆う閉位置と露呈する開位置との間で移動可能なレンズカバーとを備え、閉位置に位置するレンズカバーの移動方向における一方の端部と開位置に位置するレンズカバーの他方の端部とにより覆われる本体ボディの常時覆いエリアに、レンズカバーを移動可能に支持するカバー支持部と、レンズカバーが閉位置に位置するときに一方の端部を係止するとともにレンズカバーが開位置に位置するときに他方の端部を係止するカバー係止部とを形成し、レンズカバーの一方の端部にカバー係止部に係止される閉位置係止部を、他方の端部にカバー係止部に係止される開位置係止部を形成し、カバー係止部と閉位置係止部と開位置係止部とを、移動方向に直交する方向におけるそれぞれの端部に形成したから、閉位置及び開位置に位置するレンズカバーの上下方向のガタつきを確実に抑制することができるとともに、デザイン性を向上することができる。
図1〜図3に本発明を実施したカメラ2の外観斜視図を示す。カメラ2は、カメラボディ(本体ボディ)3とレンズカバー4とを備え、レンズカバー4は、カメラボディ3の幅方向でスライド(移動)可能に取り付けられている。カメラボディ3は、前面ボディ3aと後面ボディ3bとからなり、前面ボディ3aとレンズカバー4とは着脱可能になっている。なお、図1は、正面側からの斜視図であり、図2及び図3は底面側からの斜視図である。また、図2はレンズカバー4が撮影レンズ5を覆う閉位置に位置し、図3はレンズカバー4が撮影レンズ5を露呈する開位置に位置するときの図である。カメラ2には、図示しない電源スイッチが設けられており、レンズカバー4を開位置までスライドさせると電源がオンし、レンズカバー4が開位置以外に位置するときには電源がオフするようにされている。
カメラボディ3の前面には、撮影レンズ5が組み込まれたレンズ鏡胴6、ファインダ窓7、被写体に向けてストロボ光を照射するストロボ発光部8等が設けられている。前面ボディ3aには、レンズ鏡胴6を露呈する開口3cが形成されている。
レンズ鏡胴6は、カメラ2が電源オフ状態にある際にカメラボディ3内部に収納され、カメラ2の電源をオンする(レンズカバー4を開位置までスライドさせる)とカメラボディ3の前面から撮影光軸方向に突出する。
カメラボディ3の上面には、シャッタレリーズ操作に用いられるシャッタボタン9が設けられている。カメラボディ3の底面には、バッテリがセットされるバッテリ室を開放するための開閉自在な蓋10が取り付けられている。
図4に示すように、前面ボディ3aの前面には、上レール(カバー支持部)11、下レール(カバー支持部)12、ガイド凸部13、上係止凸部(カバー係止部)14及び下係止凸部(カバー係止部)15が形成されている。また、前面ボディ3aの前面には、ロックレバー21(図5参照)が挿通されるロック開口16と、クリックレバー22(図5参照)が挿通されるクリック開口17とが形成されている。これら上レール11、下レール12、ガイド凸部13、上係止凸部14、下係止凸部15、ロック開口16及びクリック開口17は、閉位置に位置するレンズカバー4の移動方向における右側端部(一方の端部)と開位置に位置するレンズカバー4の左側端部(他方の端部)とにより覆われるエリア(レンズカバー4により常時覆われている)である図4中二点鎖線で示す常時覆いエリアARに形成されている。本実施形態では、レンズカバー4の右側端部とは、右側端から幅方向の全長の略1/5のエリアであり、レンズカバー4の左側端部とは、左側端から幅方向の全長の略1/5のエリアである。なお、レンズカバー4の右側端部及び左側端部としては、上記した側端から全長の略1/5のエリアに限定されることなく、中心周辺のエリアを除いた側端周辺のエリアであればよく、カメラ2のサイズやレンズカバー4のサイズに応じて、例えば、側端から全長の1/4以下の長さのエリアや、側端から全長の1/6以下の長さのエリア等、適宜変更可能である。
上レール11及び下レール12は、レンズカバー4をスライド可能に支持するものであり、図5に示すように、上レール11は、断面が略コ字状に形成され、レンズカバー4の上レール取付部31を支持して、レンズカバー4をスライド可能に支持する。下レール12は、断面が略コ字状に形成され、レンズカバー4の下レール取付部32を支持して、レンズカバー4をスライド可能に支持する。ガイド凸部13は、レンズカバー4のスライドをガイドするものであり、レンズカバー4の2個のガイド凸部33の間に挿入される。
図4に示すように、上係止凸部(カバー係止部)14及び下係止凸部(カバー係止部)15は、閉位置及び開位置に位置するレンズカバー4を係止して上下方向のガタつきを抑制するものであり、上係止凸部14は、常時覆いエリアARの上下方向(レンズカバー4のスライド方向に直交する方向)における上側端部に、下係止凸部15は、常時覆いエリアARの上下方向における下側端部に形成されている。上係止凸部14は、レンズカバー4が閉位置に位置するときには上閉位置凹部34(図9参照)に、レンズカバー4が開位置に位置するときには上開位置凹部36(図10参照)に、それぞれ挿入して係止する。下係止凸部15は、レンズカバー4が閉位置に位置するときには下閉位置凹部35(図9参照)に、レンズカバー4が開位置に位置するときには下開位置凹部37(図10参照)に、それぞれ挿入して係止する。
図4では図示は省略したが、図6及び図7に示すように、前面ボディ3aの後面には、ロックレバー(ロック部材)21が回転可能に取り付けられている。ロックレバー21は、開位置近傍に位置するレンズカバー4をスライド不能にロックするものであり、先端部にはロック開口16に挿通されるフック部21aと固定レバー43の上レバー43a(図12参照)に当接する当接部21bとが形成され、軸孔21cにはシャフト23が挿通される。シャフト23は、前面ボディ3aの後面に取り付けられている。ロックレバー21は、ロックバネ(ロック部材付勢手段)24により、フック部21aがロック開口16から露呈する方向(レンズカバー4をスライド不能にロックする方向)に向けて付勢されている。
図4では図示は省略したが、図6及び図7に示すように、前面ボディ3aの後面には、クリックレバー22の一端がビス(図示せず)により取り付けられている。クリックレバー22は、レンズカバー4を閉位置までスライドさせたときと、開位置までスライドさせたときとで適度なクリック感を生じさせるためのものであり、弾性変形する金属から構成され、略く字状に形成された他端である当接部22aがクリック開口17に挿通されている。
図8は、レンズカバー4の後面側からの斜視図である。レンズカバー4の後面には、上レール取付部31、下レール取付部32、ガイド凸部33、上閉位置凹部(閉位置係止部)34、下閉位置凹部(閉位置係止部)35、上開位置凹部(開位置係止部)36、下開位置凹部(開位置係止部)37が形成されている。ガイド凸部33は2個形成されている。また、レンズカバー4の後面には、閉位置クリック凸部38、開位置クリック凸部39、ロック凸部40が形成されている。
上レール取付部31は、断面が略コ字状に形成され、前面ボディ3aに形成された上レール11により支持される(図5参照)。下レール取付部32は、断面が略コ字状に形成され、下レール12により支持される(図5参照)。ガイド凸部33は、レンズカバー4のスライドをガイドするものであり、2個のガイド凸部33の間にガイド凸部13が挿入される。このため、2個のガイド凸部33の間の長さは、ガイド凸部13の長さよりも若干大きく形成されている。
上閉位置凹部34及び下閉位置凹部35は、レンズカバー4の図8における右側端部(一方の端部)の上側端部及び下側端部に形成されている。上開位置凹部36及び下開位置凹部37は、レンズカバー4の図8における左側端部(他方の端部)の上側端部及び下側端部に形成されている。レンズカバー4が閉位置に位置するときには、上閉位置凹部34に前面ボディ3aに形成された上係止凸部14が挿入され、下閉位置凹部35に下係止凸部15が挿入される。レンズカバー4が開位置に位置するときには、上開位置凹部36に上係止凸部14が挿入され、下開位置凹部37に下係止凸部15が挿入される。各凹部34,36は、上係止凸部14の側面に略一致する形状で、各凹部35,37は、下係止凸部15の側面に略一致する形状で、それぞれ形成されている。
閉位置クリック凸部38は、レンズカバー4を閉位置までスライドさせたときにクリックレバー22の当接部22aに当接して、適度なクリック感を生じさせるものである。開位置クリック凸部39は、レンズカバー4を開位置までスライドさせたときに当接部22aに当接して、適度なクリック感を生じさせるものである。レンズカバー4が閉位置に位置するときには、当接部22aが閉位置クリック凸部38に当接し、レンズカバー4が開位置に位置するときには、当接部22aが開位置クリック凸部39に当接し、それぞれクリックレバー22が変形する力が加わらない限りは、レンズカバー4は閉位置及び開位置に保持される。すなわち、クリックレバー22を、所定の力(例えば、カメラ2をバッグに入れて持ち歩いたときの振動や、撮影時の手振れによる振動等)が加わった程度では変形しないようにすることにより、レンズカバー4を閉位置及び開位置に保持することができる。ロック凸部40は、ロックレバー21のフック部21aに当接するものである。
図9は、閉位置に位置するときのレンズカバー4と、上レール11、下レール12、ガイド凸部13、上係止凸部14及び下係止凸部15と、ロックレバー21と、クリックレバー22とを簡易的に図示したものであり、レンズカバー4が閉位置に位置するときには、上係止凸部14は上閉位置凹部34に挿入して係止し、下係止凸部15は下閉位置凹部35に挿入して係止する。これにより、レンズカバー4の上下方向のガタつきが抑制される。
図10は、開位置に位置するときのレンズカバー4と、上レール11、下レール12、ガイド凸部13、上係止凸部14及び下係止凸部15と、ロックレバー21と、クリックレバー22とを簡易的に図示したものであり、レンズカバー4が開位置に位置するときには、上係止凸部14は上開位置凹部36に挿入して係止し、下係止凸部15は下開位置凹部37に挿入して係止する。これにより、レンズカバー4の上下方向のガタつきが抑制される。
レンズカバー4が開位置に位置するときには、レンズカバー4のロック凸部40は、ロックレバー21よりも図10中右側に位置する。なお、このとき、ロック凸部40とロックレバー21とは多少の隙間(レンズカバー4のスライドによりカメラ2の電源をオフすることができる程度)が開いた状態となるようにされている。詳しくは後述するように、この状態でロックレバー21の当接部21bの後側(図10においては前側)に固定レバー43の上レバー43aが位置するとき(図13参照)には、ロックレバー21が回転不能となるため、レンズカバー4をスライドさせても、ロック凸部40がロックレバー21に当接し、それ以上レンズカバー4をスライドすることができない。
図11は、カメラボディ3の内部に収納されたカメラユニット41の上面側からの斜視図である。カメラユニット41は、上記した撮影レンズ5が組み込まれたレンズ鏡胴6、レンズ鏡胴6を保持する鏡胴ホルダ、モータ42、固定レバー43、回路基板、ギア等が組み付けられている。モータ42の回転シャフトには、モータギア45が取り付けられており、カメラ2の電源をオン(レンズカバー4を開位置までスライド)すると、モータ42が駆動して回転シャフトが回転し、モータギア45、二段ギアである第1ギア51、第2ギア52を介して第3ギア53が回転する。第3ギア53は、レンズ鏡胴6の外周面に形成された鏡胴ギア6aと二段ギアである第4ギア54とに噛合しており、第3ギア53が回転すると、レンズ鏡胴6及び第4ギア54が回転する。レンズ鏡胴6は回転すると前後方向に移動するようにされており、モータ42が駆動すると、レンズ鏡胴6が前後方向に移動する。本実施形態では、モータ42の回転シャフトが時計方向(図11中A方向)に回転するとレンズ鏡胴6が前方向に移動(突出)し、回転シャフトが反時計方向(図11中B方向)に回転するとレンズ鏡胴6が後方向に移動(収納)するようにされている。
第4ギア54は第5ギア55に噛合し、第5ギア55は鏡胴ホルダの先端部に取り付けられたリング状のリングギア61に噛合しており、モータ42が駆動すると、リングギア61が回転する。すなわち、モータ42の回転シャフトが図11中A方向に回転するとリングギア61が図11中C方向に、回転シャフトが図11中B方向に回転するとリングギア61が図11中D方向に回転する。
図12及び図13は、カメラユニット41の底面側からの斜視図である。なお、図12は、レンズカバー4が閉位置に位置するとき(レンズ鏡胴6が収納された状態)の斜視図であり、図13は、レンズカバー4が開位置に位置するとき(レンズ鏡胴6が突出した状態)の斜視図である。また、図12及び図13では、カメラボディ3の前面ボディ3aに取り付けられたロックレバー21を簡易的に図示している。
カメラユニット41には、固定レバー43が回転可能に取り付けられている。固定レバー43は、ロックレバー21に当接してロックレバー21を回転不能にするものであり、回転軸孔を中心に上レバー43aと下レバー43bとが形成されている。固定レバー43は、バネ(図示せず)により、下レバー43bがリングギア61に当接する方向(ロックレバー21に当接してロックレバー21を固定する方向)に向けて付勢されている。
図12に示すように、レンズ鏡胴6が収納されているときには、下レバー43bの先端部はリングギア61の外周面に当接する。この状態では、上レバー43aの先端部はロックレバー21の当接部21bに当接しないため、ロックレバー21は回転可能な状態となり、レンズカバー4はスライド可能となる。
図13に示すように、リングギア61には、切欠き61aが形成されており、レンズカバー4が開位置に位置し、レンズ鏡胴6が突出しているときには、切欠き61aに下レバー43bの先端部が挿入される。この状態では、上レバー43aの先端部がロックレバー21の当接部21bの真下に位置し、ロックレバー21が回転不能となり、レンズカバー4をスライドさせても、ロック凸部40がロックレバー21に当接し、それ以上レンズカバー4をスライドすることができなくなる。
上記のように構成されたカメラ2の作用について説明する。レンズカバー4が撮影レンズ5を覆う閉位置に位置するとき(図2参照)には、前面ボディ3aに形成された上係止凸部14はレンズカバー4の上閉位置凹部34に挿入して係止し、下係止凸部15は下閉位置凹部35に挿入して係止する(図9参照)とともに、固定レバー43の下レバー43bの先端部はリングギア61の外周面に当接して、上レバー43aの先端部はロックレバー21の当接部21bに当接せず、ロックレバー21は回転可能となる(図12参照)。
レンズカバー4を撮影レンズ5を露呈する開位置までスライドさせる(図3参照)と、上係止凸部14は上開位置凹部36に挿入して係止し、下係止凸部15は下開位置凹部37に挿入して係止する(図10参照)とともに、カメラ2の電源がオンする。カメラ2の電源がオンすると、モータ42が駆動して回転シャフトが図11中A方向に回転し、モータギア45、第1ギア51、第2ギア52、第3ギア53、鏡胴ギア6aを介してレンズ鏡胴6が回転し、レンズ鏡胴6が前方向に移動(突出)する。第3ギア53は第4ギア54に噛合しており、第3ギア53が回転すると、第4ギア54、第5ギア55を介してリングギア61が図13中C方向に回転する。そして、レンズ鏡胴6が最大突出位置まで移動すると、下レバー43bの先端部がリングギア61の切欠き61aに挿入される。この状態では、上レバー43aの先端部がロックレバー21の当接部21bの真下に位置し、ロックレバー21が回転不能となる(図13参照)。これにより、レンズカバー4をスライドさせても、ロック凸部40がロックレバー21に当接し、それ以上レンズカバー4をスライドすることができなくなる。
レンズカバー4をスライドさせてカメラ2の電源をオフすると、モータ42が駆動して回転シャフトが図11中B方向に回転し、リングギア61が図12中D方向に回転する。そして、切欠き61aから下レバー43bの先端部が抜け出るまでリングギア61が回転し、下レバー43bの先端部がリングギア61の外周面に当接した状態になると、上レバー43aの先端部とロックレバー21の当接部21bとの当接が解除され、ロックレバー21が回転可能となる(図12参照)。これにより、レンズカバー4を、閉位置までスライドすることができる。すなわち、リングギア61が回転し、切欠き61aから下レバー43bの先端部が抜け出ると、レンズカバー4はスライド可能となる。
このように、レンズカバー4が閉位置に位置するときには、前面ボディ3aに形成された上係止凸部14はレンズカバー4の上閉位置凹部34に挿入して係止し、下係止凸部15は下閉位置凹部35に挿入して係止し、レンズカバー4が開位置に位置するときには、上係止凸部14は上開位置凹部36に挿入して係止し、下係止凸部15は下開位置凹部37に挿入して係止するから、レンズカバー4により常時覆われている常時覆いエリアARが、レンズカバー4の全長の略1/5のエリアである場合にも、閉位置及び開位置に位置するときのレンズカバー4の上下方向のガタつきを確実に抑制するができる。
また、上レール11、下レール12、ガイド凸部13、上係止凸部14、下係止凸部15、ロック開口16及びクリック開口17を、レンズカバー4により常時覆われている常時覆いエリアAR(図4中二点鎖線で示すエリア)に形成したから、カメラ2の外観を損なうことがなく、デザイン性を向上することができる。
さらに、レンズカバー4が開位置に位置するときには、固定レバー43の下レバー43bの先端部がリングギア61の切欠き61aに挿入されて、ロックレバー21が回転不能となり、レンズカバー4をスライドさせても、ロック凸部40がロックレバー21に当接し、それ以上レンズカバー4をスライドすることができないから、レンズカバー4を開位置から閉位置に向けてスライドさせてカメラ2の電源をオフした場合に、切欠き61aから下レバー43bの先端部が抜け出るまで、レンズカバー4をスライドすることができないため、レンズカバー4がレンズ鏡胴6に当接して傷つくことを抑制することができる。
なお、上記実施形態では、前面ボディ3aに上係止凸部14及び下係止凸部15を形成し、レンズカバー4に上閉位置凹部34、下閉位置凹部35、上開位置凹部36、下開位置凹部37を形成したが、これに限定されることなく、閉位置及び開位置に位置するときのレンズカバー4の上下方向のガタつきを抑制することができればよく、例えば、前面ボディ3aに凹部を形成し、レンズカバー4に凹部に挿入される凸部を形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、カメラ2を例示して説明したが、本発明はこれに限定されることなく、例えばデジタルカメラ、インスタントカメラ、レンズ付きフイルムユニット、ビデオカメラ、デジタルビデオカメラなどにも適用することができる。
本発明を実施したカメラを示す正面側からの斜視図である。 カメラを示す底面側からの斜視図である。 レンズカバーを開位置までスライドさせた状態のカメラを示す底面側からの斜視図である。 レンズカバーを取り外した状態のカメラを示す底面側からの斜視図である。 カメラボディの前面ボディとレンズカバーとの係合状態を示す側面断面図である。 ロックレバーとクリックレバーとを前面ボディに取り付けた状態のカメラを示す底面側からの斜視図である。 前面ボディとロックレバーとクリックレバーとロックバネとを示す斜視図である。 レンズカバーの背面側からの斜視図である。 閉位置に位置するときのレンズカバー、上レール、下レール、ガイド凸部、上係止凸部、下係止凸部、ロックレバー、クリックレバーを簡易的に示す背面側からの斜視図である。 開位置に位置するときのレンズカバー、上レール、下レール、ガイド凸部、上係止凸部、下係止凸部、ロックレバー、クリックレバーを簡易的に示す背面側からの斜視図である。 カメラユニットの正面側からの斜視図である。 カメラユニットの底面側からの斜視図である。 レンズ鏡胴が突出した状態のカメラユニットを示す底面側からの斜視図である。
符号の説明
2 カメラ
3 カメラボディ(本体ボディ)
3a 前面ボディ
3b 後面ボディ
3c 開口
4 レンズカバー
6 撮影レンズ
7 レンズ鏡胴
11 上レール(カバー支持部)
12 下レール(カバー支持部)
14 上係止凸部(カバー係止部)
15 下係止凸部(カバー係止部)
21 ロックレバー(ロック部材)
21a フック部
21b 当接部
24 ロックバネ(ロック部材付勢手段)
31 上レール取付部
32 下レール取付部
34 上閉位置凹部(閉位置係止部)
35 下閉位置凹部(閉位置係止部)
36 上開位置凹部(開位置係止部)
37 下開位置凹部(開位置係止部)
40 ロック凸部
41 カメラユニット
43 固定レバー(固定部材)
43a 上レバー
43b 下レバー
61 リングギア
61a 切欠き

Claims (3)

  1. 撮影レンズと、前記撮影レンズを露呈する開口が形成された本体ボディと、前記本体ボディの前面側に設けられ、前記撮影レンズを覆う閉位置と露呈する開位置との間で移動可能なレンズカバーとを備えたカメラにおいて、
    前記閉位置に位置する前記レンズカバーの前記移動方向における一方の端部と前記開位置に位置する前記レンズカバーの他方の端部とにより覆われる前記本体ボディの常時覆いエリアに、前記レンズカバーを移動可能に支持するカバー支持部と、前記レンズカバーが前記閉位置に位置するときに前記一方の端部を係止するとともに前記レンズカバーが前記開位置に位置するときに前記他方の端部を係止するカバー係止部とを形成し、
    前記レンズカバーの前記一方の端部に前記カバー係止部に係止される閉位置係止部を、前記他方の端部に前記カバー係止部に係止される開位置係止部を形成し、
    前記カバー係止部と前記閉位置係止部と前記開位置係止部とを、前記移動方向に直交する方向におけるそれぞれの端部に形成したことを特徴とするカメラ。
  2. 前記レンズカバーを移動不能にロックするロック位置とロックを解除する位置との間で変位可能に設けられたロック部材と、
    前記ロック部材に当接して当該ロック部材を前記ロック位置に固定する固定位置と当接を解除して固定を解除する固定解除位置との間で変位可能に設けられた固定部材と、
    前記撮影レンズを保持し前記本体ボディの内部に収納される収納位置と前記本体ボディの前面から突出した突出位置との間で移動可能に設けられ、前記突出位置まで移動したときに前記固定部材を前記固定位置に位置させ、前記収納位置まで移動したときに前記固定部材を前記固定解除位置に位置させるレンズ鏡胴と、を備え、
    前記レンズ鏡胴は、前記レンズカバーを前記開位置まで移動したことに応答して前記突出位置まで移動し、前記レンズカバーを前記開位置から前記閉位置に向けて移動したことに応答して、前記収納位置まで移動することを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  3. 前記ロック部材を前記ロック位置に向けて付勢するロック部材付勢手段と、
    前記固定部材を前記固定位置に向けて付勢する固定部材付勢手段と、を備え、
    前記レンズ鏡胴は、前記本体ボディの内部に収納されたときに前記固定部材付勢手段の付勢に抗して前記固定部材を前記固定解除位置に位置させることを特徴とする請求項2記載のカメラ。
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