JP2006220001A - 揺動斜板型圧縮機 - Google Patents

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Takudo Takahashi
卓瞳 高橋
Mikio Matsuda
三起夫 松田
Shigeru Kawano
茂 川野
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Abstract

【課題】振動騒音を抑制できる揺動斜板型圧縮機を提供する。
【解決手段】駆動軸106の中心線L0 を中心とする円周上に並設されたシリンダボア103と、シリンダボアで往復動可能なピストン112と、駆動軸106とともに回転してL0 に対して傾いた傾斜面108aを有する旋回部材108と、傾斜面と摺接しながら揺動する揺動部材110と、揺動部材がL0 周りに回転することを規制する回転規制揺動支持部材114と、ピストン112に連結されシリンダボアの中心線上を往復動する第一球状継ぎ手1と揺動部材に連結されL0 を中心とする円周上に配列された第二球状継ぎ手2とを両端部にもつ連結部材113と、からなる揺動斜板型圧縮機であって、第一球状継ぎ手1の中心および第二球状継ぎ手2の中心を結ぶ直線は、第一球状継ぎ手の中心を通りL0 と平行な平行線よりも周方向に傾斜している。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種空調装置の冷凍サイクルなどに適用される圧縮機に関する発明であって、特に、揺動斜板型圧縮機に関する。
揺動斜板型圧縮機は、駆動軸と、駆動軸を回転可能に保持し駆動軸の中心線を中心とする円周上に並設された複数のシリンダボアをもつハウジングと、シリンダボアに収納され駆動軸の中心線方向と平行に往復動可能な複数のピストンと、ハウジング内に配設され駆動軸と一体的に回転するとともに駆動軸の中心線に対して傾いた傾斜面を有する旋回部材と、シリンダボアに対向して配設され傾斜面と摺接し旋回部材の回転により揺動する揺動部材と、からなり、揺動部材の揺動をピストンの往復動に変換して伝達することで、各ピストンにより圧縮を行う。そして、揺動部材が駆動軸の中心線周りに回転することを規制するとともに揺動部材を揺動可能に支持する回転規制揺動支持部材が設けられ、たとえば、特許文献1の揺動板回転防止機構、特許文献2の揺動支持部材114、がこれに相当する。
ところが、上記のような回転規制揺動支持部材を用いた揺動斜板型圧縮機では、多くの場合、駆動軸を一定回転させても、揺動部材の揺動は、遅くなったり早くなったりして同じ速度にならない。そのため、たとえば、各ピストンの中心と揺動部材とを駆動軸の中心線と平行に連結した従来の揺動斜板型圧縮機では、各ピストンの往復速度(圧縮速度)に相違が生じる。その結果、隣り合うピストンの往復動の速度差によりトルク変動が生じる。特に、引用文献1および引用文献2の揺動斜板型圧縮機では、駆動軸の回転数の2倍の周波数を有する回転2次成分と称される振動騒音が多く発生する。そのため、回転規制揺動支持部材を用いない他の構成の圧縮機と同程度またはそれ以上に回転2次成分に起因する振動騒音を低減することが求められている。
特開平2−275070号公報 特開2002−332961号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、各ピストンの往復速度の相違を緩和することにより、振動騒音が抑制された揺動斜板型圧縮機を提供することを目的とする。
本発明者等は、揺動部材とピストンとを連結している位置を従来の位置から変更することにより、各ピストンの往復速度(圧縮速度)の相違を低減できることに着目した。
すなわち、本発明の揺動斜板型圧縮機は、動力源に連結されて回転する駆動軸と、該駆動軸を回転可能に保持し保持された該駆動軸の中心線を中心とする円周上に並設された複数のシリンダボアをもつハウジングと、該シリンダボアに収納され前記駆動軸の中心線方向と平行に往復動可能な複数のピストンと、前記ハウジング内に配設され前記駆動軸と一体的に回転するとともに該駆動軸の中心線に対して傾いた傾斜面を有する旋回部材と、前記シリンダボアに対向して配設され該傾斜面と摺接し該旋回部材の回転により揺動する揺動部材と、該揺動部材が前記駆動軸の中心線周りに回転することを規制するとともに該揺動部材を揺動可能に支持する回転規制揺動支持部材と、前記ピストンに回動可能に連結され前記シリンダボアの中心線上を該ピストンとともに往復動する第一球状継ぎ手と前記揺動部材に回動可能に連結され前記駆動軸の中心線を中心とする円周上に配列された第二球状継ぎ手とを両端部にもち該揺動部材の揺動運動を該ピストンの往復動に変換する複数の連結部材と、からなる揺動斜板型圧縮機であって、
前記第一球状継ぎ手の中心および前記第二球状継ぎ手の中心を結ぶ直線は、該第一球状継ぎ手の中心を通り前記駆動軸の中心線と平行な平行線よりも周方向に傾斜していることを特徴とする。
本発明の揺動斜板型圧縮機は、第一球状継ぎ手の中心および第二球状継ぎ手の中心を結ぶ直線を、第一球状継ぎ手の中心を通り駆動軸の中心線と平行な平行線よりも周方向に傾斜させたことにより、各ピストンの往復速度の相違が低減される。その結果、回転2次成分などに起因する振動騒音が抑制される。
以下に、本発明の揺動斜板型圧縮機を実施するための最良の形態を、図2〜図4および図14、図15を用いて説明する。
本発明の揺動斜板型圧縮機は、主として、回転する駆動軸と、駆動軸を保持しシリンダボアをもつハウジングと、シリンダボアに収納されたピストンと、駆動軸と一体的に回転する旋回部材と、旋回部材の回転により揺動する揺動部材と、揺動部材の回転を規制する回転規制揺動支持部材と、揺動部材の揺動をピストンの往復動に変換する連結部材と、からなる。以下に、それぞれの部材について説明する。
駆動軸は、動力源からの回転力を受けて回転するような通常の形式の駆動軸であれば、特に限定はない。たとえば、本発明の揺動斜板型圧縮機を車両用空調装置に用いる場合には、車両の走行用エンジンが動力源となる。駆動軸には、電磁クラッチ等により、エンジンからの動力の一部が断続的に伝達されるようにするとよい。
ハウジングは、駆動軸を回転可能に保持する。したがって、ハウジングは、各種軸受を介して駆動軸を保持するとよい。また、ハウジングは、駆動軸の中心線を中心とする円周上に並設された複数のシリンダボアをもつ。シリンダボアは、通常の圧縮機に用いられている形式であれば特に限定はなく、円柱状に区画された内部空間からなり、その中心線が駆動軸の中心線と平行であるのが好ましい。また、シリンダボアは、互いに等間隔に配置されるのが好ましい。以上の構成を有するハウジングであれば、その材質や形状に特に限定はない。
ピストンは、駆動軸の中心線方向と平行に往復動可能な状態で、複数のシリンダボアにそれぞれ収納される。ピストンは、通常の圧縮機に用いられている形式であれば特に限定はなく、上記シリンダボアの形態に応じた材質や形状を用いればよい。
旋回部材は、ハウジング内に配設され駆動軸と一体的に回転するとともに駆動軸の中心線に対して傾いた傾斜面を有する。なお、「駆動軸の中心線に対して傾いた傾斜面」とは、傾斜面が駆動軸の中心線(回転中心)と平行でないことを意味する。この際、旋回部材と駆動軸とは、一体的に形成されていてもよいし、別体で形成され旋回部材が駆動軸に対して回転しないように互いに固定されているものでもよい。別体で形成される場合には、駆動軸に対する傾斜面の傾き具合を変更できる固定部材を用いて両者を固定してもよい。また、旋回部材の形状に特に限定はないが、円板状であるのが好ましい。
揺動部材は、シリンダボアに対向して配設され、旋回部材の傾斜面と摺接し旋回部材の回転により揺動する。この際、シリンダボアは、揺動部材に向かって開口している。また、回転規制揺動支持部材は、揺動部材が駆動軸の中心線周りに回転することを規制するとともに揺動部材を揺動可能に支持する。そのため、旋回部材の回転は揺動部材に伝達されず、揺動部材の或る一点に注目した場合、その点は駆動軸の中心線の或る一点を中心とする円弧上を揺動する。すなわち、駆動軸の回転運動は、揺動部材の揺動運動に変換される。なお、揺動部材は、旋回部材の傾斜面と摺接する部位を有し、互いに良好に摺接すれば、その形状に特に限定はないが、円板状であるのが好ましい。
回転規制揺動支持部材は、揺動部材が駆動軸の中心線周りに回転することを規制するとともに揺動部材を揺動可能に支持することができれば、その構成に特に限定はない。揺動斜板型圧縮機の回転規制揺動支持部材としては、通常、不等速回り止め機構が用いられる。不等速回り止め機構は、入力側を一定回転させても出力側の回転速度が変動するものである。したがって、不等速回り止め機構は、駆動軸を一定回転させても、出力側のトルク変動に起因して揺動部材の揺動速度が一定とならない。
不等速回り止め機構として代表的なものは、クロスジョイント等の不等速ジョイントである。具体的には、回転規制揺動支持部材は、駆動軸の中心線と直交する第一軸線を中心線とする第一ピン部材と、第一軸線周りに回転可能な第一回転部材と、第一ピン部材を介して第一回転部材と連結されハウジングに支持される支持部材と、駆動軸の中心線と直交しかつ第一軸線に対して交差する第二軸線を中心線とする第二ピン部材と、揺動部材に固定され第二ピン部材を介して第二軸線周りに回転可能に第一回転部材に連結された第二回転部材と、からなる不等速回り止め機構であるのが好ましい。この不等速回り止め機構の一例を、図2に示す。図2は回転規制揺動支持部材の断面図である。また、図3は図2のX−X’方向の断面図であり、図4は図2のY−Y’方向の断面図である。
回転規制揺動支持部材114は、第一回転部材15と、第二回転部材16と、支持部材17と、第一ピン部材18と、第二ピン部材19と、をもつ。
第一ピン部材18は、駆動軸の中心線L0 と直交する第一軸線L1 を中心線とする部材である。また、第一回転部材15は、第一軸線L1 周りに回転可能な部材である。そして、支持部材17は、第一ピン部材18を介して第一回転部材15と連結され、ハウジングに支持される。すなわち、第一回転部材15と第一ピン部材18および/または第一ピン部材18と支持部材17とが互いに摺動することで、第一回転部材15は第一軸線L1 周りに回転する。
また、第二ピン部材19は、駆動軸の中心線L0 と直交しかつ第一軸線L1 に対して交差する第二軸線L2 を中心線とする部材である。そして、第二回転部材16は、第二ピン部材19を介して第二軸線L2 周りに回転可能に第一回転部材15に連結される。すなわち、第一回転部材15と第二ピン部材19および/または第二ピン部材19と第二回転部材16とが互いに摺動することで、第二回転部材15は第二軸線L2 周りに回転する。さらに、第二回転部材16は、前述の揺動部材に固定される。
不等速回り止め機構は、揺動部材の外周部に形成されたレール状の回転規制機構(たとえば、特開昭62−203980号公報、特開昭62−240482号公報に記載)であってもよい。
なお、上記の回転規制揺動支持部材114やレール状の回転規制機構では、出力側のトルク変動に起因して、揺動部材の揺動速度も変動する。その結果、揺動部材の揺動をそのままピストンの往復動に変換すると、各ピストンの往復速度に相違が生じ、特に、駆動軸の回転数の2倍の周波数を有する回転2次成分と称される振動騒音が多く発生する。
連結部材は、ピストンに回動可能に連結されシリンダボアの中心線上をピストンとともに往復動する第一球状継ぎ手と、揺動部材に回動可能に連結され駆動軸の中心線を中心とする円周上に配列された第二球状継ぎ手と、を両端部にもち、揺動部材の揺動運動をピストンの往復動に変換する。この際、第一球状継ぎ手の中心および第二球状継ぎ手の中心を結ぶ直線は、第一球状継ぎ手の中心を通り駆動軸の中心線と平行な平行線よりも周方向に傾斜している。以下に、第一球状継ぎ手と第二球状継ぎ手との位置関係を、図を用いて説明する。
図14は、1つの連結部材において、第一球状継ぎ手と第二球状継ぎ手との位置関係を模式的に示す斜視図である。図14において、L0 は駆動軸の中心線であり、10はシリンダボア103の中心線上に位置する第一球状継ぎ手の中心、20は第二球状継ぎ手の中心を示す。そして、L0'は、第一球状継ぎ手の中心10を通り中心線L0 と平行な平行線である。本発明では、第一球状継ぎ手の中心10および第二球状継ぎ手の中心20を結ぶ直線を平行線L0'よりも周方向(図14の矢印方向)に傾斜させることにより、揺動部材の揺動速度の変動に起因する各ピストンの往復速度の相違を緩和している。なお、第一球状継ぎ手の中心10および第二球状継ぎ手の中心20を結ぶ直線L3 は、少なくとも周方向に傾斜していればよく、さらに、軸心方向(または遠心方向)に傾斜していてもよい。
そして、図15は、図14において駆動軸の一端より中心線L0 方向に見た投影図である。このとき、駆動軸の中心(L0 )および第一球状継ぎ手の中心10を結ぶ直線と、駆動軸の中心(L0 )および第二球状継ぎ手の中心20を結ぶ直線と、の成す角Φが4°〜24°となるように、直線L3 が平行線L0'よりも傾斜しているのが望ましい。さらに望ましくは、6°〜22°である。Φが上記範囲であれば、各ピストンの往復速度の相違が効果的に緩和され、振動騒音は、他の形式の圧縮機(たとえば回転2次成分が他の回転次数と同程度である圧縮機)と同程度またはそれ以下に低減される。また、Φの値は、各連結部材で同じであっても異なっていてもよい。なお、図15において、第二球状継ぎ手の中心20の位置は、揺動部材が揺動すると、中心線L0 の軸心方向と遠心方向(図15の矢印方向)とを往復動する。
第一球状継ぎ手は、ピストンに回動可能に連結されシリンダボアの中心線上をピストンとともに往復動すれば、互いに等間隔に配列されてもよいし、少なくとも一部が互いに不等間隔に配置されてもよい。また、第二球状継ぎ手は、揺動部材に回動可能に連結され駆動軸の中心線を中心とする円周上に配列されれば、互いに等間隔に配列されてもよいし、少なくとも一部が互いに不等間隔に配置されてもよい。なお、上記角度Φが各連結部材において等しければ、第一球状継ぎ手、第二球状継ぎ手、ともにその配置が等間隔となる。
第一球状継ぎ手の間隔および第二球状継ぎ手の間隔は、揺動部材の揺動速度の変動に起因する各ピストンの往復速度の相違を緩和できるように、適宜選択すればよい。なお、従来の揺動斜板型圧縮機では、角Φは0°(すなわち、周方向の傾斜無し)である。そのため、揺動部材の不等速な揺動が、そのままピストンの往復動に変換される。その結果、揺動部材の揺動速度の変動に起因して各ピストンの往復速度も相違を生じ、結果として、振動騒音が発生する。そして、シリンダボアを9本もつ従来の揺動斜板型圧縮機であれば、Φ=0°の従来の位置から、駆動軸の中心線L0 を中心にシリンダボアおよび/または揺動部材を4°〜10°回転移動させると、各ピストンの往復速度の相違を良好に緩和できる。
また、第一球状継ぎ手の中心および第二球状継ぎ手の中心を結ぶ直線は、駆動軸の回転方向に傾斜しているのが望ましい。駆動軸の回転方向に傾斜していれば、各ピストンの往復速度の相違を効果的に緩和することができる。
なお、本発明の揺動斜板型圧縮機は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、他の構成を追加してもよい。
以下に、本発明の揺動支持機構の実施例を、図1〜図6を用いて説明する。なお、図1は実施例の揺動斜板型圧縮機の軸方向断面図であり、図2〜図4は回転規制揺動支持部材の断面図である。また、図5および図6は、実施例の揺動斜板型圧縮機を駆動軸の一端(図1の左側)より駆動軸の中心線方向に見た投影図であって、矢印は駆動軸の回転方向である。
[実施例1]
本実施例の揺動斜板型圧縮機の軸方向断面図を図1に示す。本実施例の揺動斜板型圧縮機100(以下、圧縮機100と記載)は、ハウジング(101,102,105)と、ハウジングに回転可能に支持される駆動軸106と、ハウジング内に配設される旋回部材108と、旋回部材108の回転とともに揺動する揺動部材110と、揺動部材110が駆動軸106の中心線L0 周りに回転することを規制するとともに揺動部材110を揺動可能に支持する回転規制揺動支持部材114と、からなる。
ハウジングは、アルミニウム製で、主として、フロントハウジング101、ミドルハウジング102およびリアハウジング105からなる。
フロントハウジング101は、後述する揺動部材110が収納される内部空間であるクランク室127をもつ。そして、フロントハウジング101内には、駆動軸106がラジアル軸受107を介して回転可能に保持される。圧縮機100が車両の空調装置に適用される場合には、駆動軸106は、車両走行用エンジンから駆動力を得て回転する。なお、駆動軸106とフロントハウジング101との間隙部分は、駆動軸シール126によりクランク室127内の気密性が保たれる。
ミドルハウジング102は、円柱状の内部空間でありピストン112を収納する9本のシリンダボア103が形成されている。各シリンダボア103は、互いに同一形状をもつ。シリンダボア103は、その中心線が、駆動軸の中心線L0 と互いに平行、かつ、中心線L0 を中心とする円周上に等間隔に位置するように並設されている。
リアハウジング105は、吸入室121および吐出室122をもつ。また、ミドルハウジング102とリアハウジング105との間には、シリンダボア103の一端側を閉塞するバルブプレート104が挟まれて固定されており、吸入室121とシリンダボア103とを連通させる吸入ポート123、およびシリンダボア103と吐出室122とを連通させる吐出ポート124が形成されている。
旋回部材108は、円板状で、駆動軸106に一体形成されたアーム106aの先端側に連結されて駆動軸106と一体的に回転するとともに、駆動軸106に対して傾いた傾斜面108aを有する。なお、109は、旋回部材108をアーム106aに対して揺動(回転)可能に連結するヒンジ機構を構成する連結ピンである。連結ピン109は、アーム106に楕円状に形成された長穴106bに挿入されている。このため、駆動軸106に対する傾斜面108aの傾き具合(傾斜角θ:傾斜面108aと駆動軸106の中心線L0 とのなす角θ)を変更できる。なお、θが90°のときに、圧縮機100は最小容量となる。
揺動部材110は、リング状であり、傾斜面108aとスラスト軸受111を介して摺接するように連結されている。この揺動部材110は、旋回部材108の回転と共に、その外周側が波打つように揺動する。なお、スラスト軸受111は、傾斜面108aに対して垂直な軸周りに旋回部材108が揺動部材110に対して回転することができるようにする軸受である。
ピストン112は、連結部材113により揺動部材110と連結される。連結部材は、棒状のロッド3と、ロッド3の両端部に位置するボールジョイント1および2と、からなる。ボールジョイント1は、ピストン112に回動可能に連結され、圧縮機100の作動時には、シリンダボア103の中心線上をピストン112とともに往復動する。また、ボールジョイント2は、揺動部材110のシリンダボア103に対向する面側に回動可能に連結され、駆動軸の中心線L0 を中心とする円周上に位置するように配列される(図5参照)。
ところで、リアハウジング105において、吸入室121は、シリンダボア103、バルブプレート104およびピストン112によって形成される複数個の作動室Vに作動流体(CO2 冷媒と油分を含む)を分配供給する。そして、バルブプレート104の吸入ポート123は吸入室121と作動室Vとを連通させ、吐出ポート124は作動室Vと吐出室122とを連通させる。また、吸入ポート123には、作動流体が作動室Vから吸入室120へ逆流することを防止するリード弁状の吸入弁(図示せず)が設けられ、吐出ポート124には、作動流体が吐出室122から作動室Vへ逆流することを防止するリード弁状の吐出弁(図示せず)が設けられている。なお、吸入弁および吐出弁は、吐出弁の最大開度を規制する弁止板(ストッパ)125と共にミドルハウジング102およびリアハウジング105間に挟まれて固定されている。
なお、128はクランク室127と吸入室121および吐出室122との連通状態を調節することによりクランク室127内の圧力を制御する圧力制御弁である。
次に、回転規制揺動支持部材114について、図2〜4を用いて説明する。なお、図2〜図4は、本実施例の揺動支持機構114の回転規制揺動支持部を示す断面図である。図2は回転規制揺動支持機構114を駆動軸106側から見た図であり、図3は図2のX−X’方向の断面図であり、図4は図2のY−Y’方向の断面図である。
回転規制揺動支持部材114は、第一回転部材15と、第二回転部材16と、支持部材17と、第一ピン部材18と、第二ピン部材19と、をもつ。
支持部材17は、図3および図4に示すように、球状で摺動面を有する球面摺動部17aと略円柱状の支持本体17bとを有する。そして、支持本体17bの外周面には、その軸方向に延びる多数本の溝部からなるスプライン17cが断面形状が歯車状に形成され(JIS B 1601等参照)、一方、ミドルハウジング102の略中央部には、支持本体17bの断面形状と相似形状の断面形状を有する穴部102aが形成されている(図1参照)。そして、支持部材17は、穴部102aに摺動可能に挿入される。そのため、支持部材17は、ミドルハウジング102に対して回転不可とした状態で、かつ、中心線L0 方向に摺動することができるようにミドルハウジング102に支持される。
なお、支持部材17(支持本体17b)内には、回転規制揺動支持部材114を駆動軸106側に押圧する弾性力をもつコイルバネ120が配設されている。
第一ピン部材18は、駆動軸106の中心線L0 と直交する第一軸線L1 を中心線とする部材である。第一ピン部材18は円柱形状で、支持部17の球面摺動部17aの中心を貫通するように回転不可とした状態で固定されている。そして、第一ピン部材18の両端部は、球面摺動部17aから突出している。
第一回転部材15は略環状で、その内周面は、支持部材17の球面摺動部17aと互いに摺接する。第一回転部材15には、第一ピン部材18の両端部が回転可能に挿通されている。したがって、第一回転部材15は、第一ピン部材18の端部を摺動部として、第一軸線L1 周りに回転可能な状態で連結されている。
第二ピン部材19は、駆動軸106の中心線L0 と直交しかつ第一軸線L1 に対して交差する第二軸線L2 を中心線とする部材である。第二ピン部材19は円柱形状であって、2つの第二ピン部材19の一端部は、第一回転部材15において第一ピン部材18の挿通位置と90°の位置となるように、回転不可とした状態でそれぞれ固定されている。そして、第二ピン部材19の他端部は、第一回転部材15の外周面側に突出している。
第二回転部材16は略環状で、その内周面は、第一回転部材15の外周面と互いに摺接する。そして、第二回転部材16には、第二ピン部材19の他端部が回転可能に挿通されている。したがって、第二回転部材16は、第二ピン部材19の他端部を摺動部として、第二軸線L2 周りに回転可能に第一回転部材15に連結されている。なお、揺動部材110は第二回転部材16に圧入された状態で固定されている。以上の構成をもつ回転規制揺動支持部材114により、揺動部材110は、回転を規制されるとともに揺動可能にハウジング内に支持される。
次に、連結部材113の傾斜について、図5を用いて説明する。図5は、圧縮機100が最小容量(θ=90°)の場合に、圧縮機内部を駆動軸の一端(入力側)より中心線L0 方向に見た投影図である。本実施例では、シリンダボア103は互いに等間隔となるようにミドルハウジング102に形成されているため、ボールジョイント1の中心10の位置は互いに等間隔である。一方、ボールジョイント2の中心20は、揺動部材110に一部不等間隔に配置されている。ミドルハウジング102、揺動部材110および回転規制揺動支持部材114を組み付ける際には、投影図上で、複数のうちの1つの連結部材113の一端部にあるボールジョイント1の中心10が上記第一軸線L1 上に位置し、他端部にあるボールジョイント2の中心20が第一軸線L1 上に位置する状態から、揺動部材110を駆動軸106の回転方向に、ミドルハウジング102を駆動軸106の回転方向とは逆方向に所定角度回転させた状態となるように組み付けた。その結果、駆動軸の中心(L0 )と、各連結部材のボールジョイント1の中心10とボールジョイント2の中心20とが成す角(たとえば図5のΦ1 で示される角度)は、4°〜24°となった。
[実施例2]
圧縮機100において、ボールジョイント1の中心10とボールジョイント2の中心20との位置を変更した他は、実施例1と同様である。
シリンダボア103は互いに等間隔となるようにミドルハウジング102に形成されているため、ボールジョイント1の中心10の位置は互いに等間隔である。また、ボールジョイント2の中心20は、揺動部材110に互いに等間隔に配置されている。ミドルハウジング102、揺動部材110および回転規制揺動支持部材114を組み付ける際には、複数のうちの1つの連結部材113の一端部にあるボールジョイント1の中心10が上記第一軸線L1 上に位置し、他端部にあるボールジョイント2の中心20が第一軸線L1 上に位置する状態から、揺動部材110を駆動軸106の回転方向に所定角度回転させた状態となるように組み付けた(図6)。駆動軸の中心(L0 )と、各連結部材のボールジョイント1の中心10とボールジョイント2の中心20とが成す角(たとえば図6のΦ2 で示される角度)を、4〜10°とした。
[比較例1]
圧縮機100において、ボールジョイント1の中心10とボールジョイント2の中心20との位置を変更した他は、実施例2と同様である。
シリンダボア103は互いに等間隔となるようにミドルハウジング102に形成されているため、ボールジョイント1の中心10の位置は互いに等間隔である。また、ボールジョイント2の中心20は、揺動部材110に互いに等間隔に配置されている。ミドルハウジング102、揺動部材110および回転規制揺動支持部材114を組み付ける際には、複数のうちの1つの連結部材113の一端部にあるボールジョイント1の中心10と他端部にあるボールジョイント2の中心20とが、いずれも上記第一軸線L1 上に位置する状態とした(図7)。
[評価]
実施例1および比較例1の圧縮機について、各ピストンの速度を測定した。ピストン速度は、実施例1および比較例1の圧縮機を同じ条件で作動させて、I〜IXまでの9本のピストンの中心線方向での位置をそれぞれ測定することにより算出した。また、ピストン速度[m/s]を計算によりトルク[N・m]に変換した。実施例1の結果を図8および図9、比較例1の結果を図10および図11、にそれぞれ示す。また、図12は、実施例1および比較例1の圧縮機において、駆動軸の回転角度に対する各ピストンのトルク変動の和を示すグラフである。図13は、実施例1の圧縮機について回転次数成分に対するトルク変動の振幅を示すグラフであって、図12のグラフに含まれる回転次数成分をFFT(高速フーリエ変換)により抽出したものである。
比較例1の圧縮機では、各ピストンI〜IXのうち、トルク変動の波形が大きく異なるものがある(図11)。すなわち、比較例1では、各ピストンI〜IXのピストン速度が異なる(図10)。一方、実施例1の圧縮機では、比較例1と比べ、トルク変動の波形の相違が緩和された(図9)。すなわち、実施例1では、各ピストンI〜IXのピストン速度の相違が緩和された(図8)。
また、図12によれば、比較例1では回転角度が90°付近と270°付近とに2つのピークが現れたが、実施例1では2つのピークは緩和された。この2つのピークは、図13の回転2次成分として現れる。図13は、実施例1の圧縮機の回転次数成分に対するトルク変動の振幅を示すグラフであって、比較例1の回転2次成分を共に示す。比較例1の回転2次成分は1.5[N・m]であったが、実施例1の回転2次成分は0.2[N・m]程度であった。実施例1では、連結部材113に傾斜を設けることにより、回転2次成分の振幅が他の回転次数成分と同程度にまで低減された。
実施例の揺動斜板型圧縮機を示す軸方向断面図であって、圧縮機の最大容量時における断面図である。 実施例の揺動斜板型圧縮機の回転規制揺動支持部材を示す断面図であって、軸心方向断面図である。 実施例の揺動斜板型圧縮機の回転規制揺動支持部材を示す断面図であって、図2のX−X’方向の断面図である。 実施例の揺動斜板型圧縮機の回転規制揺動支持部材を示す断面図であって、図2のY−Y’方向の断面図である。 実施例1の揺動斜板型圧縮機を駆動軸の一端より駆動軸の中心線方向に見た主要部分を模式的に示した投影図である。 実施例2の揺動斜板型圧縮機を駆動軸の一端より駆動軸の中心線方向に見た主要部分を模式的に示した投影図である。 比較例1の揺動斜板型圧縮機を駆動軸の一端より駆動軸の中心線方向に見た主要部分を模式的に示した投影図である。 実施例1の揺動斜板型圧縮機において、駆動軸の回転角度に対する各ピストンI〜IXのピストン速度を示すグラフである。 実施例1の揺動斜板型圧縮機において、駆動軸の回転角度に対する各ピストンI〜IXのトルク変動を示すグラフである。 比較例1の揺動斜板型圧縮機において、駆動軸の回転角度に対する各ピストンI〜IXのピストン速度を示すグラフである。 比較例1の揺動斜板型圧縮機において、駆動軸の回転角度に対する各ピストンI〜IXのトルク変動を示すグラフである。 実施例1および比較例1の揺動斜板型圧縮機において、駆動軸の回転角度に対する圧縮機のトルク変動を示すグラフである。 実施例1の揺動斜板型圧縮機において、回転次数成分に対するトルク変動の振幅を示すグラフである。 本発明の揺動斜板型圧縮機の連結部に関し、第一球状継ぎ手と第二球状継ぎ手との位置関係を模式的に示す斜視図である。 図14の斜視図をその手前側より中心線L0 方向に見た投影図である。
符号の説明
101,102,105:ハウジング
106:駆動軸
108:旋回部材 108a:傾斜面
110:揺動部材
113:連結部材
114:回転規制揺動支持部材
0 :駆動軸の中心線
1:ボールジョイント(第一球状継ぎ手)
2:ボールジョイント(第二球状継ぎ手)
3:ロッド

Claims (6)

  1. 動力源に連結されて回転する駆動軸と、該駆動軸を回転可能に保持し保持された該駆動軸の中心線を中心とする円周上に並設された複数のシリンダボアをもつハウジングと、該シリンダボアに収納され前記駆動軸の中心線方向と平行に往復動可能な複数のピストンと、前記ハウジング内に配設され前記駆動軸と一体的に回転するとともに該駆動軸の中心線に対して傾いた傾斜面を有する旋回部材と、前記シリンダボアに対向して配設され該傾斜面と摺接し該旋回部材の回転により揺動する揺動部材と、該揺動部材が前記駆動軸の中心線周りに回転することを規制するとともに該揺動部材を揺動可能に支持する回転規制揺動支持部材と、前記ピストンに回動可能に連結され前記シリンダボアの中心線上を該ピストンとともに往復動する第一球状継ぎ手と前記揺動部材に回動可能に連結され前記駆動軸の中心線を中心とする円周上に配列された第二球状継ぎ手とを両端部にもち該揺動部材の揺動運動を該ピストンの往復動に変換する複数の連結部材と、からなる揺動斜板型圧縮機であって、
    前記第一球状継ぎ手の中心および前記第二球状継ぎ手の中心を結ぶ直線は、該第一球状継ぎ手の中心を通り前記駆動軸の中心線と平行な平行線よりも周方向に傾斜していることを特徴とする揺動斜板型圧縮機。
  2. 前記シリンダボアは互いに等間隔に配置され、前記第二球状継ぎ手は少なくとも一部が互いに不等間隔に配置されている請求項1記載の揺動斜板型圧縮機。
  3. 前記シリンダボアは互いに等間隔に配置され、前記第二球状継ぎ手は互いに等間隔に配置されている請求項1記載の揺動斜板型圧縮機。
  4. 前記第一球状継ぎ手の中心および前記第二球状継ぎ手の中心を結ぶ直線は、前記駆動軸の回転方向に傾斜している請求項1記載の揺動斜板型圧縮機。
  5. 前記駆動軸の一端より該駆動軸の中心線方向に見たときに、該駆動軸の中心および前記第一球状継ぎ手の中心を結ぶ直線と、該駆動軸の中心および前記第二球状継ぎ手の中心を結ぶ直線と、の成す角が4°〜24°となるように、該第一球状継ぎ手の中心および該第二球状継ぎ手の中心を結ぶ直線が前記平行線よりも傾斜している請求項1〜4のいずれかに記載の揺動斜板型圧縮機。
  6. 前記回転規制揺動支持部材は、前記駆動軸の中心線と直交する第一軸線を中心線とする第一ピン部材と、該第一軸線周りに回転可能な第一回転部材と、前記第一ピン部材を介して前記第一回転部材と連結され前記ハウジングに支持される支持部材と、前記駆動軸の中心線と直交しかつ前記第一軸線に対して交差する第二軸線を中心線とする第二ピン部材と、前記揺動部材に固定され該第二ピン部材を介して該第二軸線周りに回転可能に前記第一回転部材に連結された第二回転部材と、からなる不等速回り止め機構である請求項1記載の揺動斜板型圧縮機。
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