JP2006219921A - 生態特徴認識機能ロッカー - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴルフ場やホテル、病院、学校等が提供する鍵や暗証番号で開く方式の一時預けロッカーおよび貴重品ボックスの鍵の紛失やピッキング事故あるいは暗証番号の失念や暗証番号の盗難事件を防止することおよびこれらの事故事件の処理の管理者の負荷をなくすことを第一の目的として、指紋等生態特徴パターンデータ照合方式が安全策であるがこの場合使用者が抱く自分の生態特徴パターンを採られることに対する抵抗感を払拭する必要がある。
【解決手段】指紋等生態特徴パターンデータの読取、登録、照合、削除を行なう機能を有するモジュールと電気錠に通電する機能を有するシーケンサーの制御をインターフェースケーブルやパソコンを用いずに専用CPUと動作プログラムを記憶させたROMメモリーを組み込んだ基盤で構成した制御盤で自動管理することで生態特徴パターンデータが外部に漏れることがなくかつ自動削除されるユニットロッカーを提供する。
【選択図】図1

Description

ゴルフ場、学校、旅館、ホテル、病院、スポーツジム等で不特定多数の人が一日単位で着替え等の目的で使用するロッカーあるいは貴重品保管庫および駅や催し物会場、遊園地等での荷物の一時預けロッカーにおいて、鍵を失くす心配のない指紋等生態特徴パターンデータを登録、照合することによりロッカーをその日一日安心して自由に使用することが出来、使用終了後その日の内に必ず指紋等生態特徴パターンデータの登録を自動的に削除することにより使用者の生態特徴パターンデータが外部へ漏洩しないようにすることで、日が変わっても安心して利用出来るロッカーシステムに関するものである。
ゴルフ場、学校、旅館、ホテル、病院、スポーツジム等でおおむね一日単位で着替え等の目的で使用するロッカーにあっては、鍵や暗証番号を入力して開閉する方式がほとんどである。このようなロッカーにあっては鍵の紛失や暗証番号の失念もさることながら、暗証番号の盗み見等による貴重品等の盗難被害は後をたたない。またリストバンド等による鍵の保持もうっとうしいものである。
ロッカー内の貴重品等が盗まれる被害に対して、経営者側の管理責任体制を問われるところであるが、駐車場による車両事故の場合は個人責任がほとんどであるように、ロッカー内の盗難事故も管理者側にとっての保障等のあり方は施設管理の理念や方針等によって異なってくる。すなわち、ロッカー機能が物理的に壊れない限り、ロッカーを管理からできるだけ切り離してあくまで利用者の個人責任においての道具として安全に使用させる方法と、使用状況等をパソコン等で一望のもとにモニターして全体をシステムとして管理する方法があるが、通常前者のタイプが望ましい。
学校などでの使用のように学年が変わらない限り同じロッカーを使用するのでおおむね使用者は一年間変わらないものから、体育館や旅館等の風呂場の脱衣場のように不特定多数の人々が繰り返し利用する所では、一日に同じロッカーを何回も使用するものまである。このような多様な使われ方をするロッカーのセキュリティと鍵の紛失や暗証番号の失念に対して管理者の介入は欠かすことが出来ない。
最近、指紋等生態特徴パターンを読み取り登録後照合する機能を有するモジュールを用い、これにインターフェースを組み込んで上位コンピュータにソフトをインストールして、コンピュータからの指令で読みこみ登録、照合およびシーケンサーからの動作信号でリレーを作動させ電気錠を制御するシステムが多く開発されている。このようなシステムでは必ずパソコンとインターフェースを介してモジュールを制御するソフトやさまざまなケースを想定した場合の動作指令をシーケンサーにさせるソフトを開発しなければならない。ソフトは一回構築すれば繰り返し製品にインストールすることが出来、且つ必要に応じて改良を加えることが出来るメリットがある。しかし逆にソフト開発費用が高くなり且つシステムの管理者をおく必要がありメンテナンスが使用者にとって困難である。また上位コンピュータはロッカー室から離れた管理室に設置する必要がありデータ通信設備も必要となる。こうした場合ロッカーの事故の場合の責任は当然管理者側に発生する。
指紋等生態特徴を利用した文献は多くあり、例えば指紋認証モジュールや瞳孔で識別する「虹彩(アイリス)」認証システムを使用することで使用者を特定して登録パターンデータと一致したときロッカーの電気錠に通電して鍵を開くシステムに関するものである。
NECカタログ Secure Finger 指紋認証モジュール オムロンカタログ 「指紋認証システム」 沖テクニカルレビュー189号Vol.169No.1「アイリス認証セキュリティシステム」 特開平11−229687 暗証番号と指紋、パソコン使用ロッカーシステム
解決しようとする問題点は、ゴルフ場、学校、旅館、ホテル、病院、スポーツジム等でおおむね一日単位で着替え等の目的で使用するロッカーあるいは貴重品保管庫および駅や催し物会場、遊園地等での荷物の一時預けロッカーにおいて、従来だと鍵や暗証暗号を入力する方式のものがほとんどであり、利用者が鍵や暗証番号を保管管理する訳であるが、うっかり鍵を紛失してしまうケースや暗証番号を失念してしまうケースが多く見られる。このような場合の事故は個人責任のかたちとなっている。またプールや浴場等ではリストバンドを使用せざるを得ずうっとうしいものである。
またその解決策として指紋、虹彩、静脈等生態特徴パターンデータを利用するロッカーシステムも多く提案されているが、これらの生態特徴パターンデータは個人を特定してしまうため、人によっては快く思わない人もいると思われる。またパソコンを用いてネットワークを組み、システムとして管理しようとすれば、管理する側に人件費等余計な出費がかさんでくるし、外部接続等インターフェースやネットワークを組むことにより個人の生態特徴パターンデータが外部に漏れる可能性も考えられる。当然管理する以上それらの責任も発生してくる。
制御盤等の機械的な故障による事故は機械メーカーもしくは管理者側の責任問題となりうるので、いろんなケースを想定した対処方法を講じておくことが必要である。また問題が発生するたびにメンテナンスが必要である。
この課題を解決するために、おおむね一日単位で着替え等の目的で使用するロッカーあるいは貴重品保管庫および駅や催し物会場、遊園地等での荷持の一時預けロッカーにおいて、おおむね4台から20台のロッカーを1ユニットとして、ユニット単位に一台の制御盤で指紋等生態特徴パターンデータを登録、照合することによりロッカーを一日安心して自由に使用することが出来、使用終了後その日の内の所定時刻に必ず登録されている指紋等生態特徴パターンデータを自動的に削除して、日が変わっても新たに利用出来るロッカーシステムをインターフェースケーブルやパソコンを用いずに行なおうとするものである。
すなわち指紋等生態特徴パターンの読み込みセンサーとパターンデータの登録、確認、削除機能を有するモジュールとロッカーの電気錠を作動させるシーケンサーとモジュールを制御する専用CPUや逐次処理回路等の制御ソフトを記憶させたROMを一体としてソリッド回路に組み込んだ基盤で構成される制御盤を用いて入力された指紋等生態特徴パターンデータに一台の空きロッカーを割りあて、利用者が安心して指紋等生態特徴を入力することにより自由にロッカーを利用出来るようにするものである。
制御盤の操作パネルには指紋等生態特徴パターンの読み取りセンサーと登録、確認、扉開を指示する開ボタンと空きロッカーの存在の有無を示すLED表示灯2個と入力された生態特徴パターンデータに対応するロッカー番号を表示する液晶表示窓を備え、利用者が容易に操作が出来るようにするものである。
且つ利用者が制御盤を操作して操作パネルの液晶表示窓に割り当てられたロッカー番号が表示され、開ボタンを押した後ロッカーの扉を開くまでの余裕時間として一定時間開状態にするものである。
制御盤等の機械的故障や停電等により開操作ができなくなった場合を想定して、管理者が管理するマスターキーと別途ロッカーごとの電気錠に通電出来るキースイッチ作動式携帯バッテリー設備を備えておくのが望ましい。
ロッカー使用に際して指紋等生態特徴パターンデータを登録、照合することにより鍵や暗証番号の打ち込みが不要となり、従来の鍵の紛失や暗証番号の失念および番号の盗み見による事故が無くなるとともに、スポーツや入浴中に鍵を常時携帯しなければならないといううっとうしさから開放される。
利用者個人を特定する指紋等生態特徴パターンデータでロッカーを自己管理するため第3者の介入が出来なくなりロッカー事故が皆無となる。同時にロッカーの管理者の常時駐在が不要となりロッカー提供者側の省力が出来る。
コンピュータシステムを使用しないため管理室との通信手段やシステムを機能的に動かすソフトの開発予備メンテナンスが不要となり設備費を低減出来る。
また個人の生態特徴パターンデータは完全にその日の内に自動的に削除され,且つ外部接続インターフェースやネットワークを持たないので、個人の生態特徴パターンデータが外部に漏れる心配は皆無となるため、生態特徴パターンデータを盗用されたために起こる盗難等の二次被害を防止することができる。
更に、個人の生態特徴パターンデータは完全にその日の内に自動的に削除され、且つ外部接続インターフェースやネットワークを持たないので、個人の生態特徴パターンデータが外部に漏れる心配は皆無となるため、利用者にとって自分の指紋等生態特徴パターンを採られることに対する不安や抵抗感を払拭できる。
生態特徴パターンの読取センサーと登録、照合、削除機能を備えたモジュールとこれらを制御するCPUを備えた制御用基盤からの通電指令で電気錠を開く配線を各ロッカーに備えれば、単独の指紋認証式金庫やドアー錠と同じ方式のロッカーとなり、これに「空き」又は「使用中」の表示灯を取り付けるだけで多くのロッカーを一度に多くの人が待ち時間無しで利用出来るメリットがあるが、高価なものになる。そこで一台の制御盤で複数のロッカーを管理する方法を提供するものである。
不特定多数の人が一日単位で着替え等の目的で使用するロッカーあるいは貴重品保管庫および駅や催し物会場、遊園地等での一時預けロッカーにおいて、おおむね4台から20台のロッカーを1ユニットとして、ユニットごとに一台の制御盤を備えて指紋等生態特徴パターンデータを登録、照合することによりロッカーを一日中安心して自由に荷物の出し入れが出来るユニット式ロッカーが望ましく、利用客数の数と利用時間の集中状況により1ユニットの構成台数の選定と設置ユニット数を設定すればよい。すなわち一度に多くの利用者がロッカーに殺到しやすい施設では、一台の制御盤で4台程度と比較的少ない構成台数のユニットロッカーを採用して相対的に制御盤の数を増やして利用者の登録待ち時間を短縮出来るようにする。逆にぱらぱらと万遍なく来客する施設では、1ユニットの構成ロッカー数を比較的多くした20台程度までのものを採用して導入ユニット数を減少させることが出来る。
制御盤には空きロッカーの有無を知らせるLED表示灯を取り付け、例えば空きロッカーがある時は緑色の表示灯を点灯させ、すべてのロッカーが使用状態の時には赤色の表示灯を点灯させる。
ロッカーユニットの制御盤に指紋等生態特徴パターンのセンサーと読み取ったパターンデータの登録、削除、照合する機能を有する基盤一体型のモジュールと、基盤とインターフェースケーブルで接続されたシーケンス基盤および、パソコンと基盤とシーケンサーに指令を出すドライバーソフトに代わってタイマーを介して自動的に逐次処理をするプログラムを記憶させたROMを基盤に組み込み一連のロッカー開閉処理を行うものである。
空き状態にあるロッカーユニットの制御盤に指紋等生態特徴パターンデータを登録する手順は、まず登録ボタンを押して指紋等生態特徴照合モジュールのセンサーを読取スタンバイの状態にしてから指紋等生態特徴パターンの入力を行なう。モジュールは自動的に生態特徴パターンを探知し、パターンデータとしてモジュール内に登録する。生態特徴パターンデータの記録は脱着式メモリーを用いず内臓固定メモリーを使用する。
おおむね1人の指紋等生態特徴の入力、登録時間およびロッカーの割り当てロッカー番号表示確認、開ボタンを押す時間は、10秒以内に完了するのが望ましく、分かりやすい液晶パネル表示窓と操作名を表示した大型色分けボタンと利用手順書の表示によりスムーズに行なえるようにする。
登録が完了してロッカー番号が液晶画面に表示され、その表示されている間に開ボタンを押せば、その表示番号のロッカーは開状態となり、空きロッカーの有無を知らせるLED表示灯とは色を変えてロッカー上に取り付けた例えば青色のLED表示灯が10秒程度点滅して利用者にそのロッカーの位置を知らせる。液晶表示はその時点で表示を終えて、次の人の利用に向けて利用可能の状態に入る。トイレ等の何かの理由で開ボタンを押さなかった場合は次の人が登録ボタンを押すか又は次の人が来なくても10秒程度後に液晶画面の表示を自動キャンセルして次の人の利用に向けて利用可能の状態に入る。この場合でも登録は保持され、確認ボタンを押してセンサーに入力すれば番号が表示されその間に開ボタンを押せばロッカーを使用することが出来る。
開ボタンを押した後、次の利用者が登録ボタンをしても、ロッカーのLED表示灯は10秒程度点滅を続け利用者にロッカーの位置を知らせる。ロッカーの開状態の時間以内に利用者はLED表示灯の点滅を認識してそのロッカーのところに行ってロッカーを開いて使用する。
割り当てられたロッカーの開状態保持時間は使用者がLED表示灯の点滅を認識してそのロッカーのところまで行って扉を開くまで時間が必要である。その時間は通常10秒以上40秒以内が望ましくは15から30秒程度とするのが適当である。多くて20台のロッカーを一つの制御盤で管理する場合、制御盤から最も離れたロッカーまでの距離は20台分として数m以内、歩数にして15歩程度である。したがって10秒以内でロッカーの前まで到着してロッカーを開くことが出来る。
一旦登録を行なった後、重複して登録しようとした場合、エラー表示又はすでに登録されている旨を液晶画面にて知らせるようにする。利用者は確認ボタンから始めればすでに割り当てられたロッカーの使用が出来る。
ゴルフやスポーツ終了後や途中で再びロッカー室にて着替えなどする場合、まず利用者は確認ボタンを押す。それ以降は登録時と同じ要領にて、指紋等の生態特徴パターンをセンサーにあてれば、自動的にすでに登録した指紋等の生態特徴パターンデータと照合して液晶画面にロッカー番号が再表示されるので、表示されている間に開ボタンを押せば、ロッカーの青色のLED表示灯が点滅して、開状態となるので、扉をあけ荷物を取り出す。この場合の開状態の保持時間は初回使用開始時の保持時間よりやや短めに設定して10秒以上長くて20秒以内にするのが望ましい。これより長くすると万一使用者がロッカーを開けずにその場を去ってしまった場合に盗難の危険時間が長くなる。ただしこの時間が過ぎればロッカーの電気錠は閉に戻るが登録された生態特徴パターンデータの消去は行われないので再び確認ボタンを押しセンサーに入力すれば何回でもロッカーを開くことが出来る。
ロッカーの扉はバネ式のヒンジにて開閉し、ある程度の角度を開けば、そのまま手などで支えなくても開状態を保持するタイプのものを使用する。閉めるときはある程度閉めればそのままバネの力で閉まる。閉めた時点でオートロックがかかるようにする。閉める意志がないのに扉に何かの力が働いて閉まってしまった場合、再び確認ボタンを押すところから始める。しかし、それにかかる時間は数秒なのでそれほどの負担はない。
番号表示用液晶表示窓を拡大して番号と共に「登録」「確認」「開」ボタンをタッチパネルで表示してすべて表示窓から操作出来るようにしても良い。
一日のうちで繰り返し使用されるロッカーにあってはロッカー内に荷物の存在を検出する光電センサーを設けて一定時間空の状態を検出したときに、登録されている生態特徴パターンデータを自動消去し、空き表示灯を点灯させて次の人の利用に向けて利用可能の状態にすることが出来る。
ロッカー内に荷物の存在を検出する光電センサーを備えたロッカーシステムは、一日のうちで繰り返し使用を可能にするとともに日をまたがって使用させることも可能である。
尚、自動的に削除すると同時に次回使用可能な状態になるにもかかわらず別途手動で削除すると同時にすべてのロッカーがオープンとなる機能を持たせる。管理用削除ボタンは制御盤内部に備えて管理人だけが制御盤の操作部を管理用鍵で開いて操作できるようにする。ロッカーの供用終了後又は供用前に管理人がすべてのロッカーの点検を行い、忘れものの回収や修理、清掃等が出来るようにする。作業終了後管理用リセットボタンを作動して供用可能な状態にする。この操作の時期や周期は設置場所の管理者が任意に決定出来る。
実施例の1は不特定多数の人が一日単位で着替え等の目的で使用するロッカーあるいは貴重品保管庫および駅や催し物会場、遊園地等での荷物の一時預けロッカーにおいて、おおむね4台ら20台のロッカーを1ユニットとして、ユニット単位に一台の制御盤で指紋を登録、照合することによりロッカーを一日安心して自由に使用することが出来、使用終了後その日の内に必ず指紋の登録を自動的に削除して、日が変わると新たに利用出来るロッカーシステムである。以下に実施例で本発明に係わる指紋認識機能ロッカーの構造と使用方法を図面とフロー図を使って説明する。
図1はロッカー室に納まった一つのロッカーユニット1の図である。想定来客数によりこのユニット数の数が増えることになる。図では一つのユニットに20台のロッカーを配置した例である。分かりやすい位置と立ち姿勢で無理の無い位置に制御盤の操作パネル2を配置する。各ロッカーの扉の上部あたりの分かりやすい位置にロッカー番号3を表示しておく。
図2は制御盤の操作部2の詳細図である。最上部にLED表示灯を設けて、このユニット内の空きロッカー状況の表示をする。緑のLED表示灯5を「空有り」の表示として、赤のLED表示灯6を「満」杯時の表示として利用者に知らせる。緑のLED表示灯5が点灯していれば、まず利用者は図1の4のあたりに示したように、操作パネルの見やすい位置すなわち図4の操作手順書を見ながら、図2の登録ボタン11を押す。指紋照合モジュールの指紋センサー10が読取スタンバイの状態になり、利用者は自分の指を指紋センサー10に当てればモジュールは自動的に指紋パターンを探知し、パターンデータをモジュール内に登録する。登録と同時に液晶表示窓8にロッカー番号9が表示され、開ボタン13が機能可能状態となる。開ボタンを10秒以内に押せば割り当てられたロッカーの扉の青色LED表示灯5が点滅し位置を示すと共に開状態となる。開ボタンを押した時点で、ロッカー番号9の表示は終わり、制御盤は次の利用者にむけて利用可能状態となる。尚、トイレ等の何かの理由でロッカー番号9が表示されている間に開ボタン13を押さなかった場合は10秒程度で番号の表示を終了するが指紋パターンデータは保持されている。また、前の人の番号が表示中でも次の利用者は登録ボタン11又は確認ボタン12を押すことが出来る、同時に前の表示番号は消える。開ボタンを押さなかった人は登録のみは完了しているので、次からは確認ボタン12を押して指紋を指紋センサー10にあてれば、自動的にすでに登録された指紋パターンデータと照合して液晶画面8にロッカー番号9が再表示されるので、表示されている間に開ボタン13を押すとロッカー扉の青色のLED表示灯5が点滅しながらの開状態となる。扉開状態の保持時間は図1の例から使用者のロッカーへの移動距離は高々3m以内であるから扉を開くまでの時間は余裕を見ても15秒で十分である。尚点滅はロッカーの扉を開いた時点で消灯するが、次の利用者に割り当てられたロッカーが点滅を始めても消灯するようにして一度に2台の点滅を避けている。
ロッカー扉のヒンジ15はバネ式を使用して、ある程度の角度を開けば、そのまま手などで支えなくても開状態を保持するタイプのものを使用する。すなわち閉めるときは使用者の意志である程度閉めればそのままバネの力で閉まる。閉めた時点でオートロックがかかるようにする。閉める意志がないのに扉に何かの力が働いて閉まってしまった場合、再び確認ボタン12を押すところから始める。
ロッカー使用中やスポーツ等が終了して、再度ロッカーを開ける際は、確認ボタン12を押す。後は登録時と同じ要領で利用者は自分の指を指紋センサー10にあてれば、自動的にすでに登録された指紋パターンデータと照合して液晶画面8にロッカー番号9が再表示されるので、表示されている間に開ボタン13を押せば、ロッカーの青色のLED表示灯5が点滅して開状態となる。扉を開けて必要なものを取り出すとか、着替え等を終え、忘れ物等ないかを確認の上、ロッカーの扉を自分の意志で閉めればよい。閉めた時点でオートロックがかかる。再び確認ボタンを押して指をあてがうと繰り返しロッカーを開くことが出来る。
実施例1の例はその日の内に必ず登録された指紋等生態特徴パターンデータのすべてを所定時刻に自動的に削除することを特徴としたロッカーシステムなので、万が一ロッカー内に忘れ物をした場合、削除設定時刻迄であれば、忘れ物をした利用者の指紋等のパターンデータは当然登録されたままなので、当人が確認ボタン12を押すことによりロッカーを開けて忘れ物を回収することができる。したがって自動的に削除する設定時刻は営業時間後、管理人が居なくなるまでの時刻とする。自動的に削除されるとロッカーは次回使用可能状態となる。
尚、自動的に削除すると同時に次回使用可能な状態になるにもかかわらず別途手動で管理用削除ボタン15により削除すると同時にすべてのロッカーがオープンとなる機能を持たせる。手動による全削除即全扉開ボタン、つまり管理用削除ボタン15は制御盤内部に備えて管理人だけが制御盤の操作部を管理用鍵14で開いて操作できるようにする。ロッカーの供用終了後又は供用前に管理人がすべてのロッカーの点検を行い、忘れものの回収や修理、清掃等が出来るようにする。作業終了後管理用リセットボタン16を作動して供用可能な状態にする。この操作の時期や周期は設置場所の管理者が任意に決定出来る。
実施例1ではゴルフ場や旅館やスポーツジム等のおおむね一日単位で使用するロッカーあるいは貴重品保管庫のシステムを想定したが、温泉地の浴場の脱衣室等のロッカー等のように同じロッカーを一日のうちで何回も異なる利用者が使用する場合で使用中の時間帯と空き時間帯がその日の営業時間内にあってはっきりしてない場合を実施例2とする。この場合はロッカーの回転率をよくするために使用が完了した時点でそのつどロッカーごとに登録指紋パターンデータが削除され、次に使用する人にむけて利用可能の状態にする。このためにロッカー内に荷物の存在を検出する光電センサー19を取り付けて、利用し終わって最後扉を閉めてオートロックがかかってから、ロッカー内に荷物がない状態を光電センサー19が感知したら、自動的に前の利用者の指紋パターンデータを削除して、次の利用者が使用可能な状態にする。
尚、自動的に削除すると同時に次回使用可能な状態になるにもかかわらず営業終了後に管理人がロッカー内部の忘れ物や放置荷物の撤去や点検、修理を行なえるよう別途手動で登録指紋パターンデータを削除すると同時にすべてのロッカーがオープンとなる機能を持たせる。
昨今ゴルフ場、学校、旅館、ホテル、病院、スポーツジム等でおおむね一日単位で着替えや荷物預け等の目的で使用するロッカーにあって鍵式のものや暗証番号打ち込みの物はロッカー荒らしや暗証番号の盗み見によるクレッジとカードの二次盗難事故が後を絶たない、特に貴重品、暗証番号と共にクレッジとカードの盗難は深刻である。すなわち、鍵は紛失やピッキングの危険が大きく、暗証番号を新しく設定すると忘れる恐れがありメモにして持ち歩くと更に危険であるので、そこでつい使い慣れた番号や、身近な番号として誕生日や電話番号を使い、同時に身分証明書等と一緒に保管していて盗まれてしまうケースが多い。そこで、各個人固有の指紋等の生態特徴パターンデータを用いて開操作を行えるロッカーシステムはこのような事故を確実に防止することが出来るので今後増加することが見込まれる。またこのようなロッカーを来訪者に提供するサービスを図ることにより来訪するお客様の人数が増加する事が考えられ、このシステムを採用した事業所の業務成績の向上につながることになる。
1つの制御盤に20台のロッカーが配置されている1ユニット図である。 制御盤の操作パネル部を示す図である。 ロッカー室に入ってからの動作の流れを示すフローチャートである。 操作パネル上に掲示する操作手順書の例である ロッカーの断面図である。
符号の説明
1 ロッカーユニット
2 操作パネル部
3 ロッカー番号
4 操作手順書
5 ロッカー表示灯
6 「空有り」表示灯
7 「満」杯表示灯
8 液晶表示画面
9 液晶表示画面に表示されたロッカー番号
10 指紋センサー
11 登録ボタン
12 確認ボタン
13 開ボタン
14 管理用鍵
15 管理用削除ボタン
16 管理用リセットボタン
17 管理用各ボタンカバー
18 ヒンジ
19 光電センサー
20 配線スペース

Claims (5)

  1. 生態特徴パターンの読取センサーと登録ボタンを有し、利用者が登録ボタンを押して指紋等生態特徴をセンサーに入力すると空きロッカーを探し出し、空きロッカーが複数あればランダムに一箇所を選び出し、そのロッカーの番号を登録パターンデータに割付けてその番号を一定時間自動的に表示する液晶表示窓とその表示時間内に開ボタンを押すことによりそのロッカーを一定時間開状態にする機能を有し、一つの空きロッカーに対して一人の指紋等生態特徴パターンデータの登録が可能であり、登録を削除しない限り、別の利用者は登録できない制御盤で開操作が出来るロッカー。
  2. ロッカー利用者に空きロッカーの有無を知らせる緑と赤のLED表示灯を備え且つ複数のロッカーの開操作を一台の制御盤で行なうことが出来る請求項1のロッカー。
  3. 指紋等生態特徴パターンデータが登録された使用中のロッカーを開く場合、使用者は確認ボタンを押して指紋等生態特徴パターンをセンサーに入力すると、既に登録パターンデータを割り付けられたロッカー番号を探し出し、その番号を表示窓に表示し、表示時間内に開ボタンを押すとそのロッカーを一定時間開状態にして、ロッカーを開いて再び閉じた場合にオートロックがかかる機能を有する請求項1のロッカー。
  4. 一定時間後又は定刻に自動的に登録パターンデータを削除する機能又はロッカーの内部に荷物等の存在を検出するセンサーを取り付け、荷物の存在が無い場合には自動的に登録パターンデータを削除する機能を有する制御盤を備えた請求項1のロッカー。
  5. 指紋等生態特徴パターンデータの読取、登録、照合、削除を行なう機能を有するモジュールと電気錠に通電する機能を有するシーケンサーの制御をインターフェースケーブルやパソコンを用いずに専用CPUと動作プログラムを記憶させたROMメモリーを同時に組み込んだ基盤で構成したいわゆる閉じた回路の制御盤で自動管理される請求項1のロッカー。
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