JP2006218844A - 無端ベルトの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 皮膜形成樹脂溶液を芯体表面に塗布して塗膜を形成し、該塗膜を加熱乾燥して樹脂皮膜を形成した後、該樹脂皮膜を芯体から抜き取る無端ベルトの製造方法であって、前記加熱乾燥して樹脂皮膜を形成した後で、前記樹脂皮膜を芯体から抜き取るまでに、前記樹脂皮膜の両端部の少なくとも一部と前記芯体との間に間隙を設ける間隙形成処理を施し、当該間隙に気体を吹き込み、前記芯体から前記樹脂皮膜を抜き取ることを特徴とする無端ベルトの製造方法である。
【選択図】 図1
Description
以後、適宜、ポリイミドは「PI」、ポリアミドイミドは「PAI」と略し、皮膜形成樹脂溶液は、樹脂またはその前駆体の溶液を指す。
また、PI樹脂皮膜を芯体から剥離する際、密着した皮膜を剥がすのは容易ではないが、特許文献4に記載のように、両者の熱膨張率の差によって直径の差を生じさせて隙間を形成し、必要に応じて隙間に気体を吹き込む方法もある。
そこで、皮膜形成樹脂溶液を芯体表面に塗布する無端ベルトの製造方法において、該樹脂溶液を芯体端部に存在させず、ある程度の隙間を設けるような技術が望まれていた。
すなわち、本発明は、皮膜形成樹脂溶液を芯体表面に塗布して塗膜を形成し、該塗膜を加熱乾燥して樹脂皮膜を形成した後、該樹脂皮膜を芯体から抜き取る無端ベルトの製造方法であって、前記加熱乾燥して樹脂皮膜を形成した後で、前記樹脂皮膜を芯体から抜き取るまでに、前記樹脂皮膜の両端部の少なくとも一部と前記芯体との間に間隙を設ける間隙形成処理を施し、当該間隙に気体を吹き込み、前記芯体から前記樹脂皮膜を抜き取ることを特徴とする無端ベルトの製造方法である。
(1)第1の態様は、前記間隙形成処理が、前記樹脂皮膜の両端部の少なくとも一部を切断する第1の切断処理である態様である。
(2)第2の態様は、前記間隙形成処理が、前記塗膜を形成する前の前記芯体両端部の外周にマスキング部材を設け、前記加熱乾燥後に、前記マスキング部材を剥離する剥離処理である態様である。
(3)第3の態様は、前記マスキング部材の少なくとも1の端部の少なくとも一部と前記芯体の端部とが非平行となっている態様である。
(4)第4の態様は、前記皮膜形成樹脂溶液がポリイミド前駆体溶液であり、前記加熱乾燥後で前記剥離処理を施す前に加熱反応処理を施す態様である。
(6)第6の態様は、前記芯体の両端部に被覆部材を設けて、前記加熱反応処理を施す態様である。
(7)第7の態様は、前記芯体および前記樹脂皮膜のそれぞれの端部同士を固定する固定部材を設けて、前記加熱反応処理を施す態様である。
(8)第8の態様は、前記間隙形成処理が、前記塗膜を形成する前の前記芯体両端部の外周に離型性樹脂皮膜を設け、前記加熱乾燥により間隙を形成する態様である。
(9)第9の態様は、前記芯体から前記樹脂皮膜を抜き取る前に、前記芯体の一方の端部に切断用金型を設け、前記樹脂皮膜を前記切断用金型に移動させ、移動後の前記樹脂皮膜の端部を切断する第2の切断処理を施す態様である。
本発明の無端ベルトの第1の製造方法は、既述の間隙形成処理として、樹脂皮膜の両端部の少なくとも一部を切断する第1の切断処理を施して、樹脂皮膜の両端部の少なくとも一部と芯体との間に間隙を設けるものである。
本発明の無端ベルトの第2の製造方法は、皮膜形成樹脂溶液を芯体表面に塗布して塗膜を形成し(塗布工程)、その塗膜を加熱乾燥して樹脂皮膜を形成した後(樹脂皮膜形成工程)、樹脂皮膜を芯体から抜き取るものであり、特に、塗布工程では、塗膜を形成する前に芯体の両端部外周にマスキング部材を設けた状態で塗布を行う。
以下、当該無端ベルトの製造方法を工程毎に詳細に説明する。なお、かかる工程以外にも、種々の公知の工程を適宜設けてもよい。
皮膜形成樹脂溶液を塗布する芯体は、アルミニウムやステンレス、ニッケル、銅等の金属が好ましい。芯体の長さは、目的とする無端ベルトの幅以上の長さが必要であるが、端部に生じる無効領域に対する余裕幅を確保するため、芯体の長さは、目的とする無端ベルトの長さより、10〜40%程度長いことが望ましい。芯体の外径は、目的とする無端ベルトの直径に合わせ、肉厚は芯体としての強度が保てる厚さにする。
上記膨れを防止するために、特開2002−160239号公報に開示の如く、芯体表面はRa0.2〜2μm程度に粗面化することが好ましい。粗面化の方法には、ブラスト、切削、サンドペーパーがけ等の方法がある。これにより、PI樹脂から生じる気体は、芯体とPI樹脂皮膜の間に形成されるわずかな隙間を通って外部に出ることができ、膨れを生じない。
芯体表面には皮膜形成樹脂溶液が塗布される。皮膜形成樹脂溶液の材料としては、PI、PAI、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド、ポリアリレート等が挙げられる。材料が熱可塑性樹脂の場合には、その溶液が用いられ、PIのように非熱可塑性樹脂の場合には、その前駆体が用いられる。皮膜形成樹脂溶液の濃度、粘度等は、適宜選択される。
PI前駆体の溶剤としては、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトアミド、等の非プロトン系極性溶剤が挙げられる。PI前駆体溶液の混合比、濃度、粘度等は、適宜選択される。なお、皮膜形成樹脂溶液の材料として、PIを用いる場合、「塗布工程」を特に、「PI前駆体塗膜形成工程」ということがある。
なお、「芯体上に塗布」とは、芯体の側面の表面、及び該表面に層を有する場合は、その層の表面に塗布することをいう。また、「芯体を上昇」とは、塗布時の液面との相対関係であり、「芯体を停止し、塗布液面を下降」させる場合を含む。
この浸漬塗布法は、図7に示すように、塗布槽3に入れられた溶液2に、芯体の外径よりも大きな円孔6を設けた環状体5を浮かべ、円孔6を通して芯体1を引き上げて塗布する方法である。
また、環状体5が塗布槽3の中央部に位置するように、環状体5を一時的に固定してもよい。
図8(A)および(B)において、図7との違いは、環状塗布槽7の底部に、芯体の外径より若干小さい穴を有する環状シール材8を設けることである。芯体1を環状シール材8の中心に挿通させ、環状塗布槽7に溶液2を収容し、溶液は漏れることがない。芯体1は、環状塗布槽7の下部から上部に順次つき上げられ、表面に塗膜4が形成される。芯体の上下には、芯体に嵌合可能な中間体9、9'を取り付けてもよい。環状体5の機能は、前述と同様である。また、図8(B)に示すように、環状体5の過剰な上昇を防ぐために、環状シール材の上部に、上昇規制部材8Aを設けてもよい。
図8に示す環状塗布法では、環状塗布槽7は図7の浸漬塗布槽3よりも小さくできるので、溶液の必要量が少なくて済む利点がある。
樹脂皮膜形成工程では、芯体に形成された塗膜を加熱乾燥させる。すなわち、塗膜中に存在する溶剤を除去する目的で、塗膜を静置しても変形しない程度の加熱乾燥を行う。加熱乾燥条件は、樹脂や溶剤の種類にもよるが、通常80〜170℃の温度で30〜60分間が好ましい。その際、温度が高いほど、加熱時間は短くてよい。温度は、時間内において段階的、または一定速度で上昇させてもよい。加熱の際、熱風を当てることも有効である。
樹脂材料が熱可塑性樹脂の場合、上記加熱乾燥のみで皮膜ができあがるが、更に高温乾燥が必要な場合は加熱を行う(加熱反応処理)。例えば、PI樹脂の場合は、好ましくは250〜450℃、より好ましくは300〜350℃前後で、20〜60分間、塗膜を加熱して縮合反応させることで、PI樹脂皮膜が形成される。その際、加熱の最終温度に達する前に、完全に残留溶剤を除去することが好ましく、具体的には、200〜250℃の温度で、10〜30分間加熱して残留溶剤を乾燥させ、続けて、温度を段階的、又は一定速度で徐々に上昇させて加熱することが好ましい。
PI樹脂無端ベルトの製造において、均一な膜厚の収縮は問題にならないが、芯体の長さ方向の収縮は、全長に対して5〜20%生じることがあり、製品の長さが不足することになるので好ましくない。長さ方向の収縮は端部ほど起こりやすく、収縮した部分は膜厚が厚くなるので、不均一な膜厚になる。無端ベルトが転写ベルトのような半導電性の場合には、膜厚の不均一は抵抗の不均一になるので、特に好ましくない。皮膜の収縮によって、芯体端部は金属面が露出して、上記の如き劣化が引き起こされる問題もある。
次いで/または、PI前駆体皮膜の収縮防止策をとることが好ましい。その方法として、図5に示すように、PI前駆体皮膜である塗膜4'の端部に、固定部材14を取り付ける。その際、摩擦力だけでは収縮を十分に防止できないので、固定部材14がPI前駆体皮膜である塗膜4'と接する面15に、耐熱性接着剤を付着させることが好ましい。これにより、PI樹脂無端ベルトの長さ方向の収縮を防止することができる。固定部材14はアルミニウムやステンレス等の金属板を加工して作られる。
固定部材14を巻きつける場合、接着剤は全面に付着させなくても、部分的であってもよい。固定部材14を取り付けた後、接着剤に溶剤が含まれている場合には、再び加熱乾燥をしてもよい。
加熱乾燥もしくは加熱反応処理を施した後は、室温程度まで冷却を行い、形成された樹脂皮膜を芯体から剥離することで、無端ベルトが得られる。その際、樹脂皮膜と芯体との間の隙間に気体(例えば、加圧空気)を吹き込み、芯体から剥離する。間隙に気体を吹き込むことで、その圧力により芯体と樹脂皮膜との密着性が低下し、芯体からの剥離性を向上させることができる。また、無理な力がかからないため、樹脂皮膜の破損などの不良を低減させることができる。
−PI前駆体塗膜形成工程−
PI前駆体溶液(商品名:UワニスS、宇部興産製、濃度18質量%)に、カーボンブラック(商品名:スペシャルブラック4、デグザヒュルス社製)を固形分質量比で23%混合し、次いで対向衝突型分散機により分散して塗液を調製した。
その両端部それぞれに、図1に示すように、幅10mmのポリエステル粘着テープ(商品名:No.31B、日東電工製)11を貼り付けた。
芯体の保持板の中央穴に、20mmφのステンレス製シャフトを通し、回転台に載せて水平にし、6rpmで回転させながら、80℃で20分間、130℃で30分間、加熱して塗膜を乾燥させた。これにより、厚さ約150μmのPI前駆体皮膜を得た。その両端の粘着テープを、皮膜ごと除去すると、図3に示すように、芯体端部には露出部1'が形成され、図4の断面図に示すように、その端部には隙間12が生じていた。
次いで、芯体を垂直にし、シャフトを外して台に載せて加熱装置に入れ、200℃で30分、340℃で30分加熱反応させ、PI樹脂皮膜を形成した。
得られた無端ベルトは、膜厚が75μmであり、100Vにおいて体積抵抗率を測定すると、約1010Ωcmの半導電性を有しており、電子写真用転写ベルトとして使用することができた。
実施例1において、芯体に粘着テープを貼り付けず、他は同じようにして無端ベルトを製造した。得られた無端ベルトの端部は、芯体の端部にこびり付いて接着しており、容易に剥がすことはできなかった。
PI前駆体溶液(商品名:UワニスA、宇部興産製、濃度18質量%)を用い、他は実施例1と同様にして、カーボンブラックを分散し、塗液を作製した。次いで実施例1と同様に塗布を行い、PI前駆体塗膜を乾燥させた。芯体と皮膜が室温に冷えた後、芯体を約10rpmで回転させながら皮膜の両端から約45mmの部分にカッタ−ナイフの刃を押し当てて切断(第1の切断処理)して端部を除去し、長さを360mmにした。
実施例2において塗布と乾燥は同じように行い、乾燥後の皮膜の切断をせずに加熱反応させた。芯体と皮膜が室温に冷えてから、芯体を約10rpmで回転させながら、皮膜の両端から約45mmの部分にカッタ−ナイフの刃を押し当てて切断(第1の切断処理)し、長さ360mmの無端ベルトを得た。次いで、エアガンを2つ使って、空気圧を0.4MPaにして芯体と皮膜の間にエアを吹き込み、芯体と皮膜に隙間をあけて芯体から皮膜を抜き取った。
溶剤可溶性のPAI樹脂溶液(商品名:HR16NN、東洋紡績製、濃度15質量%)に、カーボンブラック(実施例1と同じ)を固形分質量比で25%混合し、次いで対向衝突型分散機により分散し、塗布液とした。
芯体はステンレス(SUS304)で実施例1と同じ寸法・仕様で作製した。その両端には粘着テープを貼り付け、上記塗布液を用いて実施例1と同様にして塗布した。その後、芯体を水平で6rpmで回転させながら、80℃で20分間、180℃で50分間、加熱して塗膜を乾燥させた。
得られた無端ベルトは、100Vにおいて体積抵抗率を測定すると、やはり約1010Ωcmの半導電性であり、電子写真用転写ベルトとして使用することができた。
実施例1において、粘着テープとして、幅40mmのポリエステル粘着テープ(商品名:No.31B、日東電工製)を用い、図10に示すように、60cmの長さに切断した後、さらに最小幅8mm、最大幅32mmで2つに切断した。これを芯体上端部に図9に示すように貼り付けた。他は実施例1と同様にして無端ベルトを得た。
実施例2において、芯体に粘着テープを貼り付けず、他は同じようにして無端ベルトを製造した。得られた無端ベルトの端部は、芯体の端部にこびり付いて接着しており、端部からエアガンで加圧空気を吹き込もうとしても、うまくできず、そのため、皮膜を抜き取ることはできなかった。
溶剤可溶性のPAI樹脂溶液(商品名:HR16NN、東洋紡績製、濃度15質量%)に、カーボンブラック(実施例1と同じ)を固形分質量比で25%混合し、次いで対向衝突型分散機により分散し、塗布液とした。
芯体はステンレス(SUS304)で実施例1と同じ寸法・仕様で作製した。その両端には粘着テープ(商品名:熱はく離シート「リバアルファ」日東電工製、幅:10mm、はく離時の加熱温度:120℃、)を貼り付け、上記塗布液を用いて実施例1と同様にして塗布した。その後、芯体を水平で6rpmで回転させながら、80℃で20分間、120℃で50分間、加熱して塗膜を乾燥させた。
これにより、厚さ75μmのPAI樹脂無端ベルトを得た。抜き取り後、その両端から約35mmずつ切断し、長さ360mmの無端ベルトを得た。
得られた無端ベルトは、100Vにおいて体積抵抗率を測定すると、やはり約1010Ωcmの半導電性であり、電子写真用転写ベルトとして使用することができた。
厚さ25μmのアルミホイルを直径410mmの円形に切り取り、塗膜を乾燥させた後の芯体の両端にかぶせて図4に示すように覆い20とした。その状態で実施例1と同様にしてPI樹脂皮膜を形成し、無端ベルトを作製した。
得られた無端ベルトは、100Vにおいて体積抵抗率を測定すると、約1010Ωcmの半導電性を有しており、電子写真用転写ベルトとして使用することができた。また、実施例1の無端ベルトよりも、外観上、良好な無端ベルトが得られた。
固定部材として、厚さ1.5mm、幅15mmで、芯体に巻きつけられる長さのアルミニウム板を用意しておき、図6(B)に示すように、塗膜を乾燥させた後のPI前駆体皮膜である塗膜4'に巻きつけた。アルミニウム板の内面にはやはりカーボンブラックを分散していないPI前駆体溶液を適量付着させて接着した。アルミニウム板は2箇所で芯体端面と固定した。芯体の反対側にも同様に固定部材を設けた後、130℃で10分間、加熱して乾燥させた。
他は実施例1同様にして、無端ベルトを作製した。得られた無端ベルトとしては、実施例1の無端ベルトよりも、外観上、良好な無端ベルトが得られた。
PI前駆体溶液(商品名:UワニスA、宇部興産製、濃度18質量%)に、カーボンブラック(商品名:スペシャルブラック4、デグザヒュルス社製)を固形分質量比で23%混合し、次いで対向衝突型分散機により分散した。更に、シリコーンレベリング剤(商品名:DC3PA、ダウコーニングトーレシリコーン社製)を、濃度が500ppmになるよう添加し、塗液とした。
PI前駆体溶液として、3,3',4,4'−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物と、p−フェニレンジアミンが、N−メチルピロリドン中で合成された、固形分濃度18%(質量%、以下同じ)、粘度約20Pa・sの塗液を用意した。
−PI前駆体塗膜形成工程−
PI前駆体溶液(商品名:UワニスS、宇部興産製、濃度18質量%)に、カーボンブラック(商品名:スペシャルブラック4、デグザヒュルス社製)を固形分質量比で23%混合し、次いで対向衝突型分散機により分散した。
芯体の保持板の中央穴に、20mmφのステンレス製シャフトを通し、回転台に載せて水平にし、6rpmで回転させながら、80℃で20分間、130℃で30分間、加熱して塗膜を乾燥させた。これにより、厚さ約150μmのPI前駆体皮膜を得た。その両端の粘着テープを、皮膜ごと除去すると、芯体端部には露出部が形成され、その端部には隙間が生じていた。
−PI前駆体塗膜形成工程−
PI前駆体溶液(商品名:UワニスS、宇部興産製、濃度18質量%)に、カーボンブラック(商品名:スペシャルブラック4、デグザヒュルス社製)を固形分質量比で23%混合し、次いで対向衝突型分散機により分散した。
以下、実施例11と同様にして塗膜4を形成した。なお、芯体の表面には、濡れ膜厚が約500μmの塗膜4が形成され、端部嵌合部材表面には塗膜は形成されていなかった。
芯体の保持板の中央穴に、20mmφのステンレス製シャフトを通し、回転台に載せて水平にし、6rpmで回転させながら、80℃で20分間、130℃で30分間、加熱して塗膜を乾燥させた。これにより、厚さ約150μmのPI前駆体皮膜を得た。その両端の端部嵌合部材を取り外すと、図15Bに示すように、芯体端部には露出部が形成され、その端部には隙間12が生じていた。
−PI前駆体塗膜形成工程−
3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物と、4,4’−ジアミノジフェニルエーテルとをN−メチル−2−ピロリドン中で等モル反応させたPI前駆体の溶液(濃度20質量%、粘度約50Pa・s、熱膨張率28ppm)に、カーボンブラック(商品名:スペシャルブラック4、デグザヒュルス社製)を固形分質量比で30.5%混合し、次いで対向衝突型分散機により分散した。これに界面活性剤(商品名:LS009、楠本化成)を500ppm加え、塗布溶液とした。
次いで6rpmで回転させながら、80℃で20分間、130℃で30分間、加熱して塗膜を乾燥させた後、芯体を垂直に立てて、200℃で30分、300℃で30分加熱反応させ、PI樹脂皮膜を形成した。なお、塗布時のらせん状の筋は、乾燥過程で自然に平滑化され、できた皮膜には筋は見られなかった。
1'…芯体の端部の露出部
2…溶液
3…塗布槽
4,4'…塗膜
5…環状体
6…円孔
7…環状塗布槽
8…環状シール材
9…中間体
11,11a…粘着テープ
12…隙間
111…皮膜
120…切断用金型
121…刃物
123…溝
Claims (11)
- 皮膜形成樹脂溶液を芯体表面に塗布して塗膜を形成し、該塗膜を加熱乾燥して樹脂皮膜を形成した後、該樹脂皮膜を芯体から抜き取る無端ベルトの製造方法であって、
前記加熱乾燥して樹脂皮膜を形成した後で、前記樹脂皮膜を芯体から抜き取るまでに、前記樹脂皮膜の両端部の少なくとも一部と前記芯体との間に間隙を設ける間隙形成処理を施し、
当該間隙に気体を吹き込み、前記芯体から前記樹脂皮膜を抜き取ることを特徴とする無端ベルトの製造方法。 - 皮膜形成樹脂溶液を芯体表面に塗布して塗膜を形成し、該塗膜を加熱乾燥して樹脂皮膜を形成した後、該樹脂皮膜を芯体から抜き取る無端ベルトの製造方法であって、
前記塗膜を形成した後で、前記樹脂皮膜を芯体から抜き取るまでに、前記樹脂皮膜の両端部の少なくとも一部と前記芯体との間に間隙を設ける間隙形成処理を施し、
当該間隙に気体を吹き込み、前記芯体から前記樹脂皮膜を抜き取ることを特徴とする無端ベルトの製造方法。 - 前記間隙形成処理が、前記樹脂皮膜の両端部の少なくとも一部を切断する第1の切断処理であることを特徴とする請求項1または2に記載の無端ベルトの製造方法。
- 前記間隙形成処理が、前記塗膜を形成する前の前記芯体両端部の外周にマスキング部材を設け、前記加熱乾燥後に、前記マスキング部材を剥離する剥離処理であることを特徴とする請求項1または2に記載の無端ベルトの製造方法。
- 前記マスキング部材の少なくとも1の端部の少なくとも一部と前記芯体の端部とが非平行となっていることを特徴とする請求項4に記載の無端ベルトの製造方法。
- 前記皮膜形成樹脂溶液がポリイミド前駆体溶液であり、前記加熱乾燥後で前記剥離処理を施す前に加熱反応処理を施すことを特徴とする請求項4または5に記載の無端ベルトの製造方法。
- 前記マスキング部材が粘着テープであり、該粘着テープが塗布温度で粘着性を有し、乾燥温度以上ではその粘着性が低下する性質を有することを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の無端ベルトの製造方法。
- 前記芯体の両端部に被覆部材を設けて、前記加熱反応処理を施すことを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載の無端ベルトの製造方法。
- 前記芯体および前記樹脂皮膜のそれぞれの端部同士を固定する固定部材を設けて、前記加熱反応処理を施すことを特徴とする請求項4〜8のいずれか1項に記載の無端ベルトの製造方法。
- 前記間隙形成処理が、前記塗膜を形成する前の前記芯体両端部の外周に離型性樹脂皮膜を設け、前記加熱乾燥により間隙を形成することを特徴とする請求項2に記載の無端ベルトの製造方法。
- 前記芯体から前記樹脂皮膜を抜き取る前に、前記芯体の一方の端部に切断用金型を設け、前記樹脂皮膜を前記切断用金型に移動させ、移動後の前記樹脂皮膜の端部を切断する第2の切断処理を施すことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の無端ベルトの製造方法。
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