JP2006218447A - マイクロ流路デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】 耐食性を考慮し、かつサンプル液をシールしつつ流路の外部に電気的導通を取り出すことが可能なマイクロ流路デバイスを提供する。
【解決手段】 サンプル液と、絶縁体からなり前記サンプル液に対して耐食性を有する2つの部材と、これら部材の少なくとも一方に形成された底部に電極を有する溝と、これら2つの部材を貼り付けることにより形成される流路と、前記2つの部材の少なくとも一方に設けられ前記流路に達するように形成された貫通孔と、この貫通孔を介して前記流路を流れるサンプル液に接するパイプ状の導電部材と、からなり、
前記流路に流入したサンプル液は前記パイプの中を通って外部に排出するように構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、微量の液体サンプル中に含まれる物質を分離したり、分析したりする流路デバイスに関する。
従来よりマイクロ流路デバイスとして、2枚の基板の間に未硬化の光硬化性樹脂を充填した後に、光硬化反応によって光硬化性樹脂層に流路パターンを形成することによってマイクロ流路を形成するものがある。
特開2000−285298
図4は上記特許文献1に記載されたもので、微量な液体を流して分離や分析を行うマイクロ流路デバイスの構成例を示すものである。図において、101は基板部、102は光硬化性樹脂、103は光透過性のあるカバー基板であり、3層で構成されている。
このマイクロ流路デバイスは、基板部101とカバー基板103の間に未硬化の光硬化性樹脂を充填したのちに、光硬化反応によって流路パターン104の周辺部を硬化させることによって、流路パターン104が形成されて、マイクロ流路デバイスが一体に構成されている。
ここで、基板部101に光透過性の材料を用いた場合には、送液側の注入口105,105’から試料液と反応液を外部ポンプによって流すことで、混合部106で反応によって生じた変化を吸光度変化として検出することができ、これをもとに微量な試料液体中の
目的物質の濃度を知ることができる。なお、混合液は廃液口107から排出される。
ところで、マイクロ流路デバイスでは、デバイスの用途や応用によりさまざまな薬品を流す必要があり、耐食性を考慮するとガラスだけでできた流路が望ましい。また流路内に電極を形成して、ハーメチックシールを形成して流路外部に電極を取り出すというニーズがある。そのような場合、上述の従来例のデバイスでは樹脂で封止して電極を取り出している。しかしガラスのみを用いた流路ではこのような電極の取り出し方は難しいという問題があった。
本発明はマイクロ流路内でサンプル液に接する電極を持つデバイスにおいて、耐食性を考慮し、かつサンプル液をシールしつつ流路の外部に電気的導通を取り出すことが可能なマイクロ流路デバイスを提供することを目的とする。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載のマイクロ流路デバイスの発明は、
サンプル液と、絶縁体からなり前記サンプル液に対して耐食性を有する2つの部材と、これら部材の少なくとも一方に形成された底部に電極を有する溝と、これら2つの部材を貼り付けることにより形成される流路と、前記2つの部材の少なくとも一方に設けられ前記流路に達するように形成された貫通孔と、この貫通孔を介して前記流路を流れるサンプル液に接するパイプ状の導電部材と、からなり、
前記流路に流入したサンプル液は前記パイプの中を通って外部に排出するように構成したことを特徴とする。
請求項2においては、請求項1に記載のマイクロ流路デバイスにおいて、
前記導電部材は弾性体を介して前記流路の底部に押圧されていることを特徴とする。
請求項3においては、請求項1または2に記載のマイクロ流路デバイスにおいて、
前記貼り付けられた2つの部材はホルダーに収納され、前記導電部材はこのホルダーに固定された支持部材により支持されていることを特徴とする。
以上説明したことから明らかなように請求項1乃至3の発明によれば次のような効果がある。
サンプル液と、絶縁体からなり前記サンプル液に対して耐食性を有する2つの部材と、これら部材の少なくとも一方に形成された底部に電極を有する溝と、これら2つの部材を貼り付けることにより形成される流路と、前記2つの部材の少なくとも一方に設けられ前記流路に達するように形成された貫通孔と、この貫通孔を介して前記流路を流れるサンプル液に接するパイプ状の導電部材と、からなり、
前記流路に流入したサンプル液は前記パイプの中を通って外部に排出するように構成したので、マイクロ流路デバイスの流路内部の電極を容易に外部に取り出すことができる。
図1,2は、本発明の実施形態の一例を示す構成図で、図1は組立て断面図、図2は図1の一部拡大斜視図である。
これらの図において、下部基板1は絶縁体(例えばガラス)からなり矩形状に形成されている。この下部基板1の表面には一端から例えば幅0.1mm、深さ0.1mmで、基板の全長(a)より短い長さ(b・・・例えば数十mm程度)の溝1aが形成され、溝の底部にはほぼ全長に渡って電極2が形成されている。
3は下部基板1と同様の矩形状に形成された上部基板であり、下部基板に上部基板3を重ねたときに、下部基板に形成した溝1aの端部c点の位置に貫通穴3aが形成されている。なお、これら上部,下部基板は陽極接合や圧接などにより接着剤を用いることなく気密に固定されている。溝1aは上部基板との間で流路として機能する。
4は先端が傾斜状に形成された金属チューブ(例えば白金)で、その先端が上部基板3に形成された貫通孔3aに挿入され先端部が電極2に接している。
5a,5bはホルダーで、上部,下部基板より所定の厚さを有する大きな矩形状に形成されており、これらを挟んでねじ7により締め付けている。なお、図ではねじは1本しか示していないが、締め付けに支障のない程度に複数個設けられている。
このホルダーの一方には下部基板1に形成した溝1aの端部c点の位置に合わせてねじ孔8が形成され、このねじ孔に継手9がねじ込まれている。
この継手9には中心部に貫通孔9aが形成されており、この貫通孔9aには金属チューブ4が挿入されている。10は継手9の先端部に形成された皿孔9b内に配置され、内周に金属チューブの外周が挿入されたOリングであり、継手9をねじ込むことにより上部基板3と金属チューブ4の外周を気密にシールしている。
11は金属チューブ4の他端に設けられた継手でこのチューブ4とフレキシブルチューブ12を気密に接続している。13は金属チューブを挟んで電気信号を取出すためのクリップである。
上述の構成において、上部,下部基板の端部から溝1aにサンプル液(図示省略)を流すとサンプル液は溝中を進み他端に形成された貫通孔3aを通って金属チューブ4に流入し継手11→チューブ12を通って外部に排出される。
このとき、サンプル液に変化があった場合は溝の底部に配置された電極2の抵抗が変化するのでこの電極2に接続された金属チューブ4及びクリップを介してその電気信号を検出することができる。
上述の構成によれば、比較的に簡単な構成で流路を流れるサンプル液の特性の変化を検出することができる。
図3は他の実施例を示すものである。図1と異なる点は金属チューブ4を電極2に押圧するための押さえ金具を設けたところである。
図3において図1と同一部品には同一符号を付している。20は継手9の上方に設けられ内周に金属チューブ4が挿入されて固定された鍔である。21は内周に金属チューブ4が挿入されたコイルばねで、鍔20の上部に配置されている。
22は断面がコ字状に形成された押え金具であり、一端にはコイルばね21の外径より小さく金属チューブ4の外径より大きな孔22aが形成され、他端にはねじ7の外形より大きくねじの頭部の径より小さな孔22bが形成されている。
そして、ねじ7をこの押え金具22の孔に差し込んでをホルダー5a,5bと共に締め付けたときに他端に設けた孔22a側のコイルばね21で鍔20を押圧することにより金属チューブ4を電極2に押圧するようになっている。
上述の構成によれば、金属チューブの先端が常に電極2を押さえつけた状態になっているので、より接触が堅固になり電気信号を確実に検出することができる。
なおこの例においても、ねじ7は1本しか示していないが、締め付けに支障のない程度に複数個設けられている。
なお、以上の説明は、本発明の説明および例示を目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎない。したがって本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形を含むものである。
本発明の実施形態の一例を示すマイクロ流路デバイスの組立断面図である。 図1のマイクロ流路デバイスの一部を拡大して示す斜視図である。 他の実施例を示す要部構成説明図である。 従来例を示す図である。
符号の説明
1 下部基板
1a 溝
2 電極
3 上部基板
4 金属チューブ
5 ホルダー
7 ねじ
9,11 継手
10 Oリング
12 フレキシブルチューブ
20 鍔
21 コイルばね
22 押え金具
101 基板部
102 光硬化性樹脂
103 カバー基板
104 流路パターン
105 注入口
106 混合部
107 廃液口

Claims (3)

  1. サンプル液と、絶縁体からなり前記サンプル液に対して耐食性を有する2つの部材と、これら部材の少なくとも一方に形成された底部に電極を有する溝と、これら2つの部材を貼り付けることにより形成される流路と、前記2つの部材の少なくとも一方に設けられ前記流路に達するように形成された貫通孔と、この貫通孔を介して前記流路を流れるサンプル液に接するパイプ状の導電部材と、からなり、
    前記流路に流入したサンプル液は前記パイプの中を通って外部に排出するように構成したことを特徴とするマイクロ流路デバイス。
  2. 前記導電部材は弾性体を介して前記流路の底部に押圧されていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロ流路デバイス。
  3. 前記貼り付けられた2つの部材はホルダーに収納され、前記導電部材はこのホルダーに固定された支持部材により支持されていることを特徴とする請求項1または2に記載のマイクロ流路デバイス。
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