JP2006217738A - 充電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スプリング線を簡単な構造として安価に多量生産しながら、ひとつのコイルスプリング部で傾動体を弾性的に傾動させる。
【解決手段】充電装置は、傾動体4にスプリング線3を連結して、傾動できるようにケース1内に配設している。スプリング線3はコイルスプリング部3Xを有し、このコイルスプリング部3Xは、中心軸を弾性変形させる第1弾性変形部3Bと、巻き方向に弾性変形させる第2弾性変位部3Cとを軸方向に離して設けている。スプリング線3は、第1弾性変形部3Bの一端をケース1に固定し、第2弾性変位部3Cに傾動体4のコイル用軸9を挿通し、第2弾性変位部3Cの端部に出力端子部3Aを設けている。充電装置は、携帯機器25が装着されると、第1弾性変形部3Bが弾性変形して出力端子部3Aをケース1外に突出させると共に、第2弾性変位部3Cの弾性で、出力端子部3Aを携帯機器25の電源端子26に弾性的に押圧する。
【選択図】図10

Description

本発明は、二次電池を内蔵する携帯機器を装着して、内蔵している二次電池を充電する充電装置に関する。
充電装置は、装着される携帯機器の電源端子に接触される正負の接触端子を備えている。正負の接触端子に金属が接触してショートすると、大きなショート電流が流れる。また、正負の接触端子の電圧が高い場合には、濡れた手で接触すると感電する可能性もある。また、電圧が低い場合でも、長時間接触すると低温やけどを被るおそれがある。この弊害を解消するために、携帯機器を装着しない状態では、接触端子をケース内に収納する充電装置が開発されている(特許文献1参照)。
特開2003−9409号公報
この公報に記載される充電装置を図1ないし図5に示す。この充電装置は、携帯機器40を嵌合して装着する凹状の装着部32を有するケース31と、装着部32に携帯機器40が装着されたことを検知する装着検知部30と、携帯機器40が装着部32に装着されたとき、携帯機器40に設けられた電源端子41と接触し、携帯機器40に内蔵される二次電池に充電電圧を印加するための一対の出力端子部33Aを備える。出力端子部33Aは、ケース31内に配設されて、ケース31に設けられた端子窓35から装着部32に出没可能に設けられている。装着検知部30は、ケース31内に軸支され、一端の突出部37が装着部32の底面に設けられた貫通孔36を貫通して突出する傾動体34と、傾動体34の突出部37を突出方向に付勢するスプリング線33とを備える。携帯機器40が装着され、傾動体34の一端がスプリング線33の付勢力に抗して押し下げられたとき、傾動体34の回転に連動して出力端子部33Aを端子窓35から装着部32に押し出して、携帯機器40の電源端子41と接触させる。
この構造の電源装置は、装着部に携帯機器をセットしないときに、出力端子部をケース内に配置できる。このため、携帯機器を充電しないときに、出力端子部がケース外に突出して感電する弊害を防止できる。また、出力端子部の汚れも防止できる。しかしながら、この構造の充電装置は、傾動体を弾性的に傾動させるスプリングと、出力端子部を弾性的に携帯機器の電源端子に押圧するスプリングとからなる2種類のスプリングを必要とする。図の電源装置は、このことを実現するために、1本の弾性線にふたつのコイルスプリング部を設けている。この構造のスプリング線は、製造が難しく、製造コストが高くなる。
本発明は、この欠点を解消することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、スプリング線を極めて簡単な構造として、これを安価に多量生産でき、さらに、組み立てを簡単にしながら、ひとつのコイルスプリング部でもって、傾動体を弾性的に傾動させ、さらに出力端子部を電源端子に弾性的に押圧できる充電装置を提供することにある。
本発明の充電装置は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
充電装置は、電池を内蔵する携帯機器25を脱着できるように装着する装着部2を有するケース1と、このケース1内に設けられて、装着部2にセットされる携帯機器25の電源端子26に接触される出力端子部3Aを有するスプリング線3と、このスプリング線3に連結されるコイル用軸9を有すると共に、ケース1内に傾動できるように配設され、かつ装着部2に装着される携帯機器25に押される突出部7を有する傾動体4とを備えている。スプリング線3は、コイルスプリング部3Xを有し、このコイルスプリング部3Xは、中心軸を弾性変形させる第1弾性変形部3Bと、コイルスプリング部3Xを巻き方向に弾性変形させる第2弾性変位部3Cとを軸方向に離して設けている。さらに、スプリング線3は、第1弾性変形部3Bの一端をケース1に固定すると共に、第2弾性変位部3Cに傾動体4のコイル用軸9を相対運動できるように挿通し、第2弾性変位部3Cの端部には出力端子部3Aを設けている。スプリング線3は、第1弾性変形部3Bの弾性で傾動体4を弾性的に傾動させて、突出部7をケース1外に弾性的に突出させ、さらに、第2弾性変位部3Cの弾性で出力端子部3Aを電源端子26に押圧する。さらに、スプリング線3は、装着部2に携帯機器25を装着しない状態では、スプリング線3の弾性でもって、突出部7を装着部2に突出させて、傾動体4が出力端子部3Aをケース1内の引き込み位置としている。充電装置は、装着部2に携帯機器25が装着されて、突出部7が押されると、スプリング線3の第1弾性変形部3Bが弾性変形して出力端子部3Aをケース1外に突出させると共に、第2弾性変位部3Cの弾性で、出力端子部3Aを携帯機器25の電源端子26に弾性的に押圧する。
本発明の充電装置は、スプリング線3のコイルスプリング部3Xを、円筒状又は円錐状とすることができる。
本発明の充電装置は、ケース1内の定位置に回路基板13を固定して、この回路基板13にスプリング線3の一端を固定して電気接続することができる。
本発明の充電装置は、第2弾性変位部3Cの複数巻きにコイル用軸9を挿通することができる。
本発明の充電装置は、コイルスプリング部3Xを、突出部7をケース1外に突出させる状態で直線状となり、突出部7が携帯機器25に押される状態で弾性変形されるようにすることができる。
本発明の充電装置は、スプリング線を極めて簡単な構造として、安価に多量生産でき、さらに、組み立ても簡単としながら、ひとつのコイルスプリング部で、傾動体を弾性的に傾動させ、さらに出力端子部を電源端子に弾性的に押圧できる特徴がある。それは、本発明の充電装置が、傾動体にコイル用軸を設けると共に、スプリング線のコイルスプリング部に、コイルスプリング部の中心線が変形するように弾性変形させる第1弾性変形部と、コイルスプリング部の巻き方向に弾性変形させる第2弾性変位部を設けて、第2弾性変位部に傾動体のコイル用軸を挿通し、第1弾性変形部で傾動体を弾性的に傾動させて、第2弾性変位部で出力端子部を携帯機器の電源端子に弾性的に押圧するからである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための充電装置を例示するものであって、本発明は充電装置を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図6ないし図14に示す充電装置は、携帯機器25を脱着できるように装着して、携帯機器25に内蔵している二次電池を充電する。携帯機器25は、携帯電話である。ただ、本発明は、内蔵する二次電池を充電する携帯機器を特定するものでなく、たとえば、MDやCDの再生または録音再生機、デジタル携帯機器、ゲーム機等、二次電池を内蔵している全ての携帯機器とすることができる。
充電装置は、携帯機器25を脱着できるように装着する装着部2を有するケース1と、このケース1内に設けられて、装着部2にセットされる携帯機器25の電源端子26に接触される出力端子部3Aを有するスプリング線3と、スプリング線3に連結されて、ケース1内に傾動できるように配設している傾動体4とを備えている。
さらに、充電装置は、ケース1に充電回路(図示せず)を内蔵している。ただし、本発明の充電装置は、ケースに必ずしも充電回路を設ける必要はない。外部に設けている充電回路にリード線を介して接続することもできるからである。充電回路を内蔵しない充電装置は、充電台として使用される。
図に示す充電装置は、ケース1の上面に装着部2を設けている。装着部2は、ケース1の上面に設けた凹部である。携帯機器25は、凹部の装着部2に嵌着されて定位置にセットされる。図のケース1は、携帯機器25を定位置に装着するために、装着部2の一端部に係止凸部21を、他端部に弾性係止フック22を設けている。携帯機器25は、両端部に、係止凸部21と弾性係止フック22を係止する係止凹部(図示せず)を設けている。この構造は、携帯機器25を装着部2の定位置に係止できる。ただし、充電装置は、携帯機器を、自重で凹部の装着部に装着することもできる。
ケース1は、下方を開口している上ケース1Aと、この上ケース1Aの下方開口部を閉塞している下ケース1Bとからなる。上ケース1Aと下ケース1Bは、プラスチックを成形して製作される。上ケース1Aの上面に凹部を設けて装着部2としている。上ケース1Aは、内蔵しているスプリング線3の出力端子部3Aを外部に突出させる端子窓5と、傾動体4の突出部7を装着部2に突出させる貫通孔6を開口している。図6、図8及び図13に示すケース1は、装着部2の壁面に端子窓5を、底面に貫通孔6を設けている。ただ、充電装置は、ケースに設けた装着部の底面に端子窓と貫通孔を設けることもできる。
図6ないし図14の充電装置は、携帯機器25(図14に概略形状を示す)の端面に設けている電源端子26に出力端子部3Aを接触させる。携帯機器は、機種によって種々の位置に電源端子を配置している。出力端子部3Aは、電源端子26に接触させる位置に配置される。端子窓5は、出力端子部3Aを装着部2に突出させる位置に配置される。端子窓5は、装着部2に装着される携帯機器25の電源端子26の位置に開口される。
図に示す上ケース1Aは、ふたつの端子窓5と、ふたつの貫通孔6を開口している。ふたつの端子窓5は、正負の出力端子部3Aを装着部2に突出させる。また、ふたつの貫通孔6は、傾動体4に設けているふたつの突出部7を突出させる。
さらに、ケース1は、内蔵している傾動体4を傾動できる状態で連結するために、傾動体4の傾動軸8を回転できるように支持する支持部11を一体的に成形して設けている。支持部11は、上ケース1Aの内面に下方に突出して設けられた支持リブである。支持リブは、その先端に、傾動体4の傾動軸8を回転できるように案内する半円形の凹部を設けている。傾動体4は、図10の斜視図と図11の一部断面平面図に示すように、その両側に傾動軸8を設けている。両側の傾動軸8は直線上に配置されている。両側の傾動軸8を支持するために、支持リブは傾動体4の両側に配設されて、傾動体4の両側に設けている傾動軸8を回転できるように支持する。支持リブの凹部に案内された傾動軸8は、下ケース1Bで抜けないように支持される。この下ケース1Bは、支持リブ先端の凹部に案内される傾動軸8の下方に位置する抜け留め12を一体的に成形している。この構造のケース1は、傾動体4の傾動軸8を支持リブの凹部に案内する状態で、上ケース1Aの開口部に下ケース1Bを連結して、傾動体4を回転できるようにケース1に連結できる。
以上の実施例では、傾動体4の傾動軸8を、ケース1に一体的に成形している部材で回転できるように支持するが、本発明は、傾動体の傾動軸を回転できるようにケースに連結する構造を以上の構造には特定しない。傾動軸を回転できるようにケースに連結できる全ての構造、たとえば、ケースに傾動軸を支持する孔や凹部を設け、ここに傾動軸を案内して傾動体を傾動できるように連結できる。
スプリング線3は、導電性と弾性のある金属線である。スプリング線3は、ばね用リン青銅の線材等の弾性金属線の表面を金メッキしたものが最適である。携帯機器25の電源端子26に対する接触不良を少なくできるからである。
スプリング線3はコイルスプリング部3Xを有し、このコイルスプリング部3Xは、中心軸を弾性変形させる第1弾性変形部3Bと、コイルスプリング部3Xを巻き方向に弾性変形させる第2弾性変位部3Cとを軸方向に離して設けている。図10と図11のスプリング線3は、第1弾性変形部3Bと第2弾性変位部3Cを円筒状としている。図15のスプリング線3は、コイルスプリング部3Xを円錐状としている。円錐状のコイルスプリング部3Xは、第1弾性変形部3Bを円錐状として、第2弾性変位部3Cを円柱状とすることができる。
スプリング線3は、第1弾性変形部3Bの一端をケース1に固定して、第2弾性変位部3Cに傾動体4のコイル用軸9を挿通して、第2弾性変位部3Cの端部に出力端子部3Aを設けている。この出力端子部3Aは、携帯機器25の正負の電源端子26に接触されて、携帯機器25に内蔵している電池を充電する。したがって、スプリング線3は正負の出力端子部3Aを互いに絶縁して設けて、電源端子26に接触させるために、2本のスプリング線3を互いに絶縁してケース1内に配設している。2本のスプリング線3は、図10と図11に示すように、傾動体4の両側に絶縁して配設される。
スプリング線3は、第1弾性変形部3Bから延在する一端をケース1に連結して固定している。図のスプリング線3は、ケース1に固定している回路基板13を介してケース1に連結している。すなわち、ケース1に回路基板13を固定し、この回路基板13にスプリング線3を固定している。スプリング線3は、回路基板13に半田付して固定している。さらに図のスプリング線3は、一端側において設けられた固定端3Eを凸部3eができるように折曲して、この凸部3eを回路基板13に設けた連結孔に挿通して半田付して固定している。この構造は、スプリング線3を確実にしっかりと定位置に固定できる。回路基板13は、ケース1に嵌着して定位置に固定され、あるいはケース1にネジ止あるいは接着して定位置に固定される。
スプリング線3は、固定端3Eと出力端子部3Aとの間に、第1弾性変形部3Bと第2弾性変位部3Cを設けてコイルスプリング部3Xとしている。
図のスプリング線3は、一端側において固定端3Eとし、他端側において出力端子部3Aを設けて、出力端子部3Aと固定端3Eとの間を、第1弾性変形部3Bと第2弾性変位部3Cからなるコイルスプリング部3Xとしている。このスプリング線3は、1本の弾性金属線を、一端から他端に向かって順に、固定端3E、第1弾性変形部3B、第2弾性変位部3C、出力端子部3A、さらに出力端子部3Aの端部にストッパ部3aを設けるように加工している。ストッパ部3aは、傾動体4の裏面の端子連結部10に係合して保持されて、出力端子部3Aの突出位置を特定する。
スプリング線3は、図16ないしと図20に示すように、コイルスプリングである第1弾性変形部3Bの一端部を、接線方向に直線状に延長して固定部3Dとし、第2弾性変位部3Cの一端部を接続方向に引き延ばし、ケース1に設けた端子窓5から突出する形状に折曲加工して、出力端子部3Aとしている。スプリング線3は、1本の線材をコイルスプリングに加工して、コイルスプリング部3Xとして、ここに第1弾性変形部3Bと第2弾性変位部3Cを設けている。ここで、コイルスプリング部3Xは、上述のように円柱あるいは円錐形状であるので、円柱あるいは円錐形状の中心軸が変形するような力が加わると、元の円柱あるいは円錐形状に戻ろうとする力(復元力)が働くことになる。
コイルスプリング部3Xにおいて、第1弾性変形部3Bは、コイルスプリング部3Xの中心線が変形するように弾性変形して傾動体4を付勢し、第2弾性変位部3Cは、コイルスプリング部3Xの巻き方向に弾性変形して、出力端子部3Aを端子窓5から弾性的に突出させる。第1弾性変形部3Bが傾動体4を付勢する弾性と、第2弾性変位部3Cが出力端子部3Aを端子窓5から突出させる弾性とは、最適値が異なる。1本の金属線からなるスプリング線は、第1弾性変形部3Bと第2弾性変位部3Cの弾性をコントロールする必要がある。
コイルスプリング部3Xは、コイルの巻き径、巻きピッチ、巻き回数、長さ等で弾性をコントロールできる。巻き径を小さく、ピッチを大きく、巻き回数を少なく、短くすると、硬くて変形し難くなる。反対に巻き径を大きく、ピッチを小さく、巻き回数を多く、長くすると、柔軟で変形しやすくなる。図15のスプリング線3は、第1弾性変形部3Bのコイルスプリング部3Xを円錐状とし、巻き径を軸方向に変化させて弾性を調整している。図10及び図16ないし図20のスプリング線3は、第1弾性変形部3Bと第2弾性変位部3Cの巻き径を同じとする直線状で円柱状のコイルスプリング部3Xである。このスプリング線は、第1弾性変形部3Bと第2弾性変位部3Cの弾性を、巻きピッチと巻き回数と長さで最適値に設定している。
第2弾性変位部3Cは、傾動体4に設けているコイル用軸9を挿通して、傾動体4に連結される。コイル用軸9は、第2弾性変位部3Cに相対運動できるように挿通される。このコイル用軸9は、コイルスプリングである第2弾性変位部3Cの内径よりも外径を小さくして、第2弾性変位部3Cのコイルスプリングを摺動させて相対運動できる状態としている。第2弾性変位部3Cは、傾動体4が傾動されて出力端子部3Aを端子窓5から突出させる状態で、図14の断面図に示すように、出力端子部3Aを弾性的に携帯機器25の電源端子26に押圧する。
傾動体4は、全体をプラスチックで一体的に成形している。図10ないし図14の電源装置は、同じ形状の傾動体4をケース1に内蔵している。これ等の図に示す傾動体4は、図12ないし図14において、傾動軸8の右側に突出部7を、左側に接点連結アーム4Bを設けている。図11の平面図に示す傾動体4は、図において傾動軸8の下側に押圧部4Aを、上側に接点連結アーム4Bを設けている。傾動軸8は、押圧部4Aと接点連結アーム4Bの境界にあって、両側に直線状に突出して設けられている。この傾動体4は、押圧部4Aを押し下げて、出力端子部3Aを突出させる方向に傾動される。
図10と図11の傾動体4は、両側に設けた傾動軸8に対して直交する方向に一対の接点連結アーム4Bを突出させて、接点連結アーム4Bの先端にスプリング線3の先端を連結する端子連結部10を設けている。図の端子連結部10は、スプリング線3の先端を外側に折曲している折曲片であるストッパ部3aを案内する側面視略V字状の摺動溝である。スプリング線3は、折曲片であるストッパ部3aを端子連結部10の摺動溝に入れて、接点連結アーム4Bに連結している。スプリング線3は、出力端子部3Aを携帯機器25の電源端子26で押すと、ストッパ部3aが摺動溝を摺動して下方に移動して弾性変形する。また、ストッパ部3aを接点連結アーム4Bの下面から離すように、すなわち端子連結部10から離すようにして弾性変形することも可能である。
傾動体4は、接点連結アーム4Bの内側に、スプリング線3の第2弾性変位部3Cに挿入さるコイル用軸9を一体的に成形して設けている。コイル用軸9は、接点連結アーム4Bの中間、すなわち、端子連結部10と傾動軸8との間に設けている。コイル用軸9は、傾動軸4と平行な姿勢で、各接点連結アーム4Bの内側に突出している。コイル用軸9を第2弾性変位部3Cに挿入して、傾動体4は、スプリング線3でもって、出力端子部3Aをケース1内の引き込み位置とする方向に付勢されて傾動する。コイル用軸9は、第2弾性変位部3Cに挿入される長さ、すなわち、第2弾性変位部3Cの軸方向の長さに成形される。また、第2弾性変位部3Cのコイルスプリングは、コイル用軸9の表面を摺動して、コイルスプリング部3Xの巻き方向に弾性変形される。したがって、前述したように、コイル用軸9の外径は、コイルスプリングである第2弾性変位部3Cの内径よりも小さく成形している。
突出部7は、携帯機器25に押されて、出力端子部3Aをケース1から突出させる。突出部7は、ケース1に開口している貫通孔6から装着部2に突出している。傾動体4は、突出部7を押さない状態で、ケース1の貫通孔6から外部に突出部7を突出させる位置に配置される。傾動体4をこの位置に弾性的に押し出すのは、スプリング線3の第1弾性変形部3Bである。第1弾性変形部3Bは、突出部7が携帯機器25で押されると、コイルスプリング部3Xの中心軸を、図18に示すように変形させる。この状態に変形する第1弾性変形部3Bは、中心線を直線状に復元しようとする弾性で、突出部7をケース1外に突出させる方向に付勢する。
突出部7は、装着部2に携帯機器25が装着されない状態で、傾動体4の突出部7及び押圧部4Aを押し下げない。この状態において、傾動体4は、スプリング線3の第1弾性変形部3Bに付勢されて、図12と図13に示すように、出力端子部3Aをケース1内の引き込み位置とする。装着部2に携帯機器25が装着されて、突出部7が押されると、傾動体4の押圧部4Aが押し下げられる。押圧部4Aが押し下げられた傾動体4は、図14に示すように、出力端子部3Aがケース1外に押し出されるように傾動する。端子窓5からケース1外に押し出される出力端子部3Aは、装着部2にセットされる携帯機器25の電源端子26に押圧されて電気接続される。この状態で、出力端子部3Aが電源端子26に押されるので、第2弾性変位部3Cは、ストッパ部3aである折曲片が摺動溝を摺動するように変形して、出力端子部3Aを電源端子26に弾性的に押圧する。
充電装置は、一対の突出部7の間からケース1の中央部に回路基板13を配置して、ケース1に固定している。この回路基板13の一端部の両側にスプリング線3を半田付けして固定している。回路基板13は、コネクタ23を連結して固定している。このコネクタ23をケース1に設けたコネクタ受け部24に連結して、回路基板13をケース1の定位置に配置して固定している。ただ、回路基板は、ネジ止してケースの定位置に固定することもできる。コネクタ23は、端子(図示せず)をケース1の外部に表出させている。コネクタ23は、リード線(図示せず)を介して、ケース1の外部に配置する充電用の電源に連結される。
以上の充電装置は、ケース1の装着部2に携帯機器25が装着されると、装着部2に突出している突出部7が押し込まれる。すなわち、傾動体4が携帯機器25で傾動される。この姿勢に傾動される傾動体4は、出力端子部3Aを装着部2に突出させて、携帯機器25の電源端子26に接触させる。
装着部2に携帯機器25が装着されない状態において、傾動体4の押圧部4Aは突出部7を押し上げる。傾動体4がスプリング線3の第1弾性変形部3Bで付勢されているからである。この姿勢において、傾動体4は出力端子部3Aをケース1内の引き込み位置とする。
従来の充電装置の斜視図である。 図1に示す充電装置の装着検知部の斜視図である。 図1に示す充電装置の垂直縦断面図である。 図3に示す充電装置に携帯機器を装着する状態を示す断面図である。 図3に示す充電装置に携帯機器を装着した状態を示す断面図である。 本発明の一実施例にかかる充電装置の平面図である。 図6に示す充電装置の右側面図である。 図6に示す充電装置の正面図である。 図6に示す充電装置の背面図である。 図6に示す充電装置の上ケースを取り除いた状態を示す背面斜視図である。 図6に示す充電装置の一部を切り欠いた平面図である。 図6に示す充電装置の一部断面左側面図であって、図11のA−A線断面に相当する図である。 図6に示す充電装置の一部断面左側面図であって、図11のB−B線断面に相当する図である。 図13に示す充電装置に携帯機器を装着した状態を示す一部断面左側面図である。 本発明の他の実施例にかかる充電装置の上ケースを取り除いた状態を示す斜視図である。 図11に示す充電装置の傾動片を示す平面図である。 図16に示す傾動片のA−A線断面図である。 図17に示す傾動体が傾動する状態を示す図である。 図16に示すスプリング線の平面図である。 図19に示すスプリング線の左側面図である。
符号の説明
1…ケース 1A…上ケース
1B…下ケース
2…装着部
3…スプリング線 3A…出力端子部 3a…ストッパ部
3B…第1弾性変形部
3C…第2弾性変位部
3D…固定部
3E…固定端 3e…凸部
3X…コイルスプリング部
4…傾動体 4A…押圧部
4B…接点連結アーム
5…端子窓
6…貫通孔
7…突出部
8…傾動軸
9…コイル用軸
10…端子連結部
11…支持部
12…抜け留め
13…回路基板
21…係止凸部
22…弾性係止フック
23…コネクタ
24…コネクタ受け部
25…携帯機器
26…電源端子
30…装着検知部
31…ケース
32…装着部
33…スプリング線 33A…出力端子部
33C…接点用のコイル部
33E…傾動用のコイル部
34…傾動体
35…端子窓
36…貫通孔
37…突出部
38…傾動軸
39…コイル用軸
40…携帯機器
41…電源端子

Claims (5)

  1. 電池を内蔵する携帯機器(25)を脱着できるように装着する装着部(2)を有するケース(1)と、
    このケース(1)内に設けられて、装着部(2)にセットされる携帯機器(25)の電源端子(26)に接触される出力端子部(3A)を有するスプリング線(3)と、
    このスプリング線(3)に連結されるコイル用軸(9)を有すると共に、ケース(1)内に傾動できるように配設され、かつ装着部(2)に装着される携帯機器(25)に押される突出部(7)を有する傾動体(4)とを備えており、
    スプリング線(3)はコイルスプリング部(3X)を有し、このコイルスプリング部(3X)は、中心軸を弾性変形させる第1弾性変形部(3B)と、コイルスプリング部(3X)を巻き方向に弾性変形させる第2弾性変位部(3C)とを軸方向に離して設けており、
    さらに、スプリング線(3)は、第1弾性変形部(3B)の一端をケース(1)に固定すると共に、第2弾性変位部(3C)に傾動体(4)のコイル用軸(9)を相対運動できるように挿通し、第2弾性変位部(3C)の端部には出力端子部(3A)を設けて、
    第1弾性変形部(3B)の弾性で傾動体(4)を弾性的に傾動させて、突出部(7)をケース(1)外に弾性的に突出させ、さらに、第2弾性変位部(3C)の弾性で出力端子部(3A)を電源端子(26)に押圧し、
    装着部(2)に携帯機器(25)を装着しない状態では、スプリング線(3)の弾性でもって、突出部(7)を装着部(2)に突出させて、傾動体(4)が出力端子部(3A)をケース(1)内の引き込み位置とし、
    装着部(2)に携帯機器(25)が装着されて、突出部(7)が押されると、スプリング線(3)の第1弾性変形部(3B)が弾性変形して出力端子部(3A)をケース(1)外に突出させると共に、第2弾性変位部(3C)の弾性で、出力端子部(3A)を携帯機器(25)の電源端子(26)に弾性的に押圧するようにしてなる充電装置。
  2. スプリング線(3)のコイルスプリング部(3X)が、円筒状又は円錐状である請求項1に記載される充電装置。
  3. ケース(1)内の定位置に回路基板(13)を固定しており、この回路基板(13)にスプリング線(3)の一端を固定して電気接続している請求項1に記載される充電装置。
  4. 第2弾性変位部(3C)の複数巻きにコイル用軸(9)を挿通している請求項1に記載される充電装置。
  5. コイルスプリング部(3X)が、突出部(7)をケース(1)外に突出させる状態で直線状となり、突出部(7)が携帯機器(25)に押される状態で弾性変形される請求項1に記載される充電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009165240A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Sanyo Electric Co Ltd 充電台
JP2010246288A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Sanyo Electric Co Ltd 充電台

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