JP2006217694A - サーボモータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サーボモータの負荷増大による駆動電源電圧の低下と、電源供給の遮断による駆動電源電圧の低下とを判別可能とし、これらに好適に対応することができるサーボモータ制御装置を提供する。
【解決手段】制御回路18は、駆動電源電圧Vaが第1判定電圧未満の低電圧状態か否かを判定し、第1判定電圧未満の低電圧状態が所定時間以上継続したかを判定し、該低電圧状態が所定時間以上であれば電源スイッチSWのオフによる電圧降下であると判定する。そして、その低電圧状態が所定時間以上継続したと判定されると、制御回路18は、サーボモータ20への電源遮断を実施する。一方、駆動電源電圧Vaが低電圧状態を判定されたものの、低電圧状態が所定時間未満であれば、サーボモータ20の負荷増大による電圧低下などの一時的ものであると判断して、サーボモータ20の電源遮断は行われない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、外部電源として単相及び三相交流電源のいずれも使用可能であって、使用される交流電源を整流してサーボモータ駆動のための直流駆動電源に変換すると共に、サーボモータの駆動電源電圧を一定にすべく該電源電圧に満たない場合はその直流電源を昇圧する電源装置を有するサーボモータ制御装置に関するものである。
この種のサーボモータ制御装置の電源装置は、従来より種々提案されている(例えば特許文献1参照)。このサーボモータ制御装置(電源装置)は、外部電源として単相100V及び三相200Vを使用可能に構成されており、三相200Vの外部電源が使用される場合には昇圧をしないで直流駆動電源を生成し、単相100Vの外部電源を使用する場合には交流200V相当まで昇圧した直流駆動電源を生成して、サーボモータに供給するようになっている。
三相200Vの外部電源からサーボモータの直流駆動電源を生成するには、その外部電源が、ダイオードブリッジ回路を用いた整流回路及びコンデンサを用いた平滑化回路を介されることで生成されている。これに対し、単相100Vの外部電源からサーボモータの直流駆動電源を生成するには、その外部電源が整流回路及び平滑化回路を介されると共に、倍電圧スイッチがオン状態に切り換えられることで生成されている。
ところで、このようなサーボモータ制御装置(電源装置)は、生成される直流駆動電源の電圧値をモニタしており、駆動電源の電圧値が下限値以下になることによりサーボモータへの駆動電源の供給が遮断されたと判定し、電源遮断処理を実施する。
しかしながら、サーボモータにかかる負荷が増大すると、駆動電源の電圧値が大きく低下して下限値を下回ることがある。かかる場合、制御装置は、サーボモータへの駆動電源の供給が遮断されたと誤判定し、電源遮断処理を実施してしまう。特に、単相交流電源を使用する場合には、三相交流電源を使用する場合と比べて、交流電源から直流電源への変換時に平滑化回路(コンデンサ)の依存度が大きいために、サーボモータにかかる負荷に対する駆動電源電圧の落ち込みが大きく、この問題が顕著となる。その結果、サーボモータに大きな荷重がかかっている状態で駆動電源が遮断されることになり、その荷重によってモータが大きく空転してしまうという問題が生じていた。
特開平5−146154号公報
本発明は、サーボモータの負荷増大による駆動電源電圧の低下と、電源供給の遮断による駆動電源電圧の低下とを判別可能とし、これらに好適に対応することができるサーボモータ制御装置を提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。なお以下では、理解を容易にするため、発明の実施の形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
手段1.外部電源として少なくとも単相交流電源が使用され、使用される交流電源をダイオードブリッジよりなる整流回路(整流回路11)とコンデンサ(コンデンサ12a,12b)を用いて構成される平滑化回路(平滑化回路12)とを介してサーボモータ駆動のための直流駆動電源に変換し、該直流駆動電源に基づいて前記サーボモータを駆動制御するサーボモータ制御装置であって、
前記直流駆動電源の電圧値(駆動電源電圧Va)が電圧判定値(第1判定電圧Vth1)未満の低電圧状態となって所定時間(所定時間t)以上継続したかを判定し、該低電圧状態が所定時間以上であれば電源スイッチ(電源スイッチSW)オフによる電圧降下であると判定する電圧判定手段(制御回路18)と、
前記電圧判定手段により前記電圧判定値未満の低電圧状態が前記所定時間以上継続したと判定されると、前記サーボモータへの電源遮断を実施するサーボオフ制御手段(制御回路18)と
を備えたことを特徴とするサーボモータ制御装置。
手段1によれば、電圧判定手段により直流駆動電源の電圧値が電圧判定値未満の低電圧状態か否かが判定され、オフ判定手段により電圧判定値未満の低電圧状態が所定時間以上継続したかが判定され、該低電圧状態が所定時間以上であれば電源スイッチオフによる電圧降下であると判定される。そして、電圧判定手段により電圧判定値未満の低電圧状態が所定時間以上継続したと判定されると、サーボオフ制御手段によりサーボモータへの電源遮断が実施される。つまり、直流駆動電源の電圧値が電圧判定値未満の低電圧状態を判定されたものの、その低電圧状態が所定時間未満であれば、サーボモータの負荷増大による電圧低下や電源ノイズなどの一時的な低電圧状態であり、電源スイッチオフによるものでないと判断して、サーボモータの電源遮断は行われない。特に、単相交流電源を使用して直流駆動電源を生成する上記装置の場合、平滑化回路(コンデンサの充放電動作)の依存度が大きいために、サーボモータへの負荷が増大すると、その平滑化回路のコンデンサの放電量が増大し、一時的な低電圧状態となり易い。従って、このような低電圧状態になってもサーボモータへの駆動電源の供給が継続されるので、サーボモータにかかっている荷重により空転してしまうことを防止することができる。また、サーボモータは位置決め装置などに使用されるものであるため、無用な空転を防止できる効果は大である。
手段2.前記所定時間は、前記単相交流電源を使用したときの前記整流回路の出力波形において前記電圧判定値となる山間の時間相当に設定されていることを特徴とする手段1に記載のサーボモータ制御装置。
手段2によれば、単相交流電源を使用したときの整流回路の出力波形は山部分が交流電源に基づくものであり、平滑化回路ではその山間(谷部分)をコンデンサの放電により補うことで直流化した駆動電源電圧が生成される。そのため、このような単相交流電源の使用時においてサーボモータの負荷が増大した場合、その谷部分で電圧降下が生じる。従って、所定時間を電圧判定値レベルでの山間の時間相当に設定していることから、サーボモータの負荷増大時では駆動電源電圧が電圧判定値未満の低電圧状態が最大でもこの所定時間以上継続しない。これにより、所定時間を極力長く設定してサーボモータの負荷増大時の電源遮断を極力防止することができ、サーボモータの無用な空転をより一層防止することができる。
手段3.前記電圧判定手段は、前記電圧判定値よりも電圧値の低い下側判定値(第2判定電圧Vth2)を有しており、前記直流駆動電源の電圧値が該下側判定値未満の低電圧状態となったか否かを判定し、
前記サーボオフ制御手段は、前記電圧判定手段により前記直流駆動電源の電圧値が前記下側判定値未満の低電圧状態になったと判定されると、前記サーボモータへの電源遮断を実施することを特徴とする手段1又は2に記載のサーボモータ制御装置。
手段3によれば、電圧判定手段により、直流駆動電源の電圧値が上記した電圧判定値よりも電圧値の低い下側判定値未満の低電圧状態となったか否かが判定され、直流駆動電源の電圧値が下側判定値未満の低電圧状態になったと判定されると、サーボオフ制御手段によりサーボモータの電源遮断が実施される。つまり、直流駆動電源の電圧値が下側判定値未満の低電圧状態になると、即座にサーボモータへの電源が遮断される。これにより、直流駆動電源の電圧値が下側判定値未満となる一層の低電圧状態では、仮にサーボモータへの負荷が過大となったことにより電圧低下したものであれば異常であるとして、即座にサーボモータへの電源を遮断することで、該モータ又は制御装置などを保護することができる。
手段4.前記サーボオフ制御手段は、前記サーボモータへの電源遮断の実施する際、前記サーボモータへの電流量を徐々に低減させることを特徴とする手段1〜3のいずれかに記載のサーボモータ制御装置。
手段4によれば、サーボモータへの電源遮断の実施する際、サーボオフ制御手段によりサーボモータへの電流量が徐々に低減、すなわちサーボモータへの電流供給が低減されつつ継続されることになるので、電源遮断時においてサーボモータに負荷がかかっていてもその負荷による空転を防止でき、しかも回転を次第に低下させることができる。
手段5.前記電圧判定手段により前記直流駆動電源が低電圧状態になったと判定されると、その旨をユーザに報知する報知手段(アラーム装置25)を備えたことを特徴とする手段1〜4のいずれかに記載のサーボモータ制御装置。
手段5によれば、上記手段1のように電圧判定値未満の低電圧状態が所定時間以上継続、又は上記手段3のように下側判定値未満の低電圧状態になると、報知手段によりその旨がユーザに報知される。これにより、ユーザはこれらの低電圧状態を把握することができる。因みに、これらの2つの低電圧状態をそれぞれ個別の報知形態としても良い。このようにすれば、それぞれの低電圧状態を個別に把握することができる。
手段6.前記電圧判定手段及び前記サーボオフ制御手段は、マイクロコンピュータ内に構成されるものであり、
前記直流駆動電源を用いて前記マイクロコンピュータの作動電源を生成する作動電源生成手段(スイッチング電源回路15)を備えることを特徴とする手段1〜5のいずれかに記載のサーボモータ制御装置。
手段6によれば、作動電源生成手段により直流駆動電源を用いてマイクロコンピュータの作動電源が生成されるので、マイクロコンピュータの作動電源を外部から別個に供給する必要がない。またこの場合、上記手段3における下側判定値を、マイクロコンピュータの作動電源を生成できる下限電圧よりも若干高い電圧値に設定しておけば、上記手段3において、直流駆動電源の電圧値が下側判定値未満となる一層の低電圧状態となってサーボモータへの電源を遮断することで、これ以上サーボモータによる直流駆動電源の消費が防止される。これにより、マイクロコンピュータに作動電源を供給する時間を稼ぐことができ、例えばマイクロコンピュータがサーボモータの位置情報などをバックアップする処理を確実に行うことができる。
手段7.前記外部電源として第1電圧値と該電圧値の半分の第2電圧値の交流電源のいずれかを使用するものであり、前記直流駆動電源として前記第1電圧値の交流電源を直流変換した電圧値相当の直流電圧が必要であって、
前記外部電源が前記第1電圧値及び前記第2電圧値のいずれの交流電源を使用しているか否かを判定する外部電源判定手段(制御回路18)と、
前記平滑化回路は2つのコンデンサを前記整流回路の出力端子間に直列に接続されてなり、オンすることで各コンデンサ間に所定電圧を付与して前記直流駆動電源の電圧値を倍とする倍電圧スイッチ(倍電圧スイッチ13)と、
前記外部電源判定手段により前記第1電圧値の交流電源を使用していると判定されると、前記倍電圧スイッチをオフ状態とし、前記第2電圧値の交流電源を使用していると判定されると、前記倍電圧スイッチをオン状態に切り換えるスイッチ切換手段(制御回路18)と
を備えたことを特徴とする手段1〜6のいずれかに記載のサーボモータ制御装置。
手段7によれば、外部電源判定手段により外部電源が第1電圧値及び該電圧値の半分の第2電圧値のいずれの交流電源を使用しているか否かが判定される。倍電圧スイッチは、オンすることで平滑化回路を構成する2つのコンデンサ間に所定電圧を付与して直流駆動電源の電圧値を倍とする。そして、外部電源判定手段により第1電圧値の交流電源を使用していると判定された場合、スイッチ切換手段により倍電圧スイッチがオフ状態とされ、第2電圧値の交流電源を使用していると判定された場合、スイッチ切換手段により倍電圧スイッチがオン状態に切り換えられる。そのため、第1電圧値(例えば交流200V)及び第2電圧値(交流100V)のいずれの交流外部電源を使用しても、自動的にサーボモータの駆動に必要な電圧値の直流駆動電源に変換することができる。これにより、各外部電源の使用毎にユーザ側が設定する手間が省ける。また、仮に倍電圧スイッチを手動とした場合、第1電圧値(例えば交流200V)の外部電源使用時に誤って倍電圧スイッチをオンすると、直流駆動電源が過電圧となる。そのため、スイッチ切換手段により倍電圧スイッチを自動で切り換えるようにすることで、直流駆動電源が過電圧となることを防止することができる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、サーボモータ20及びサーボモータ20の駆動制御を行うドライバ10を示す。ドライバ10は、電源スイッチSW、整流回路11、平滑化回路12、倍電圧スイッチ13、パワーモジュール14、スイッチング電源回路15、電圧モニタ回路16、PWM変換回路17及び制御回路18を備えている。
整流回路11は、複数のダイオードを用いたダイオードブリッジ回路から構成されている。整流回路11の入力端子は、電源スイッチSW及びドライバ10に備えられる外部電源コネクタ19aに接続されている。外部電源コネクタ19aは、単相100V及び三相200Vの外部電源のいずれに対しても入力可能に構成されている。整流回路11は、電源スイッチSWのオンに基づいて外部電源コネクタ19aから入力される単相100V又は三相200Vの外部電源の全波整流を行う。
整流回路11の出力端子には、平滑化回路12が接続されている。平滑化回路12は、2個のコンデンサ12a,12bが整流回路11の出力端子間に直列に接続されてなる。平滑化回路12は、整流回路11からの出力電圧をコンデンサ12a,12bの充放電を利用して平滑化し、直流電圧に変換する。
倍電圧スイッチ13は、前記コンデンサ12a,12b間のノードと前記整流回路11との間に設けられる。倍電圧スイッチ13は、制御回路18にてオン又はオフに切り換えられるものであり、オンされることでコンデンサ12a,12b間のノードに整流回路11から所定電圧を付与し、平滑化回路12の出力電圧を2倍に昇圧させる。ここで、本実施の形態のサーボモータ20は、駆動電源電圧が交流200V相当の直流電圧で駆動するものである。従って、制御回路18は、平滑化回路12から出力されるサーボモータ20の駆動のための駆動電源電圧Vaを電圧モニタ回路16を通じて検出し、検出した駆動電源電圧Vaに基づいて外部電源が単相100Vであると判定したときに、倍電圧スイッチ13をオフからオンに切り換える。
平滑化回路12の出力端子には、パワーモジュール14が接続されている。パワーモジュール14は、平滑化回路12からの駆動電源電圧Vaが入力され、該駆動電源電圧Vaに基づいてサーボモータ20の駆動のための直流駆動電源を生成する。このとき、パワーモジュール14は、直流駆動電源の電流量を後述するPWM変換回路17からのデューティ制御信号に基づいて調整する。パワーモジュール14の出力端子は、ドライバ10に備えられるモータ側コネクタ19bに接続されており、該モータ側コネクタ19bを通じてサーボモータ20に接続される。そして、パワーモジュール14は、生成した直流駆動電源をサーボモータ20に出力し、該サーボモータ20を回転駆動させる。
スイッチング電源回路15は、平滑化回路12の出力端子に接続されている。スイッチング電源回路15は、平滑化回路12からの駆動電源電圧Vaを図示しないスイッチング素子のオンオフ動作により5Vまで降圧した作動電源を生成し、制御回路18に出力する。制御回路18は、スイッチング電源回路15からの作動電源の供給に基づいて動作状態となる。
電圧モニタ回路16は、平滑化回路12からの駆動電源電圧VaのA/D変換を行っており、駆動電源電圧Vaのデジタル値を制御回路18に出力する。制御回路18は、電圧モニタ回路16からの出力値に基づいて駆動電源電圧Vaを検出している。
制御回路18は、マイクロコンピュータよりなり、検出した平滑化回路12からの駆動電源電圧Vaに基づいて種々の判定を行っている。駆動電源電圧Vaが交流110V相当の直流電圧(本実施の形態では、変換効率を含め約120V)以上で且つ交流250V相当の直流電圧(本実施の形態では、変換効率を含め約280V)未満であれば、制御回路18は、単相100Vの外部電源を倍電圧に昇圧させて得た電圧値、若しくは三相200Vの外部電源に基づいて生成した電圧値に正常に維持されていることを認識する。
これに対し、検出した駆動電源電圧Vaが交流250V相当の直流電圧(約280V)以上である場合、制御回路18は、該駆動電源電圧Vaが異常高電圧であると認識する。これにより、制御回路18は、200Vを超える高電圧の外部電源を使用していると認識し、アラーム装置25(ランプ点灯や画面への表示など)を作動させて高電圧アラーム表示を実施し、その旨をユーザに報知する。また、検出した駆動電源電圧Vaが交流110V相当の直流電圧(約120V)未満である場合、制御回路18は、該駆動電源電圧Vaが異常低電圧であると認識する。これにより、制御回路18は、上記した単相100Vの外部電源を使用していると認識し、前記倍電圧スイッチ13をオフ状態からオン状態に切り換える。
また、制御回路18は、サーボモータ20の回転位置及び回転速度を制御している。ここで、サーボモータ20には、モータ出力軸の絶対回転位置を検出するためのレゾルバ21が備えられている。レゾルバ21は、サーボモータ20の出力軸の回転位置に応じた位置検出信号をモータ側コネクタ19bを介して制御回路18に出力する。なお、制御回路18には、レゾルバ21から出力される位置検出信号(アナログ)をデジタル値に変換するためのRDコンバータが備えられている。制御回路18は、位置検出信号のデジタル値に基づいて、サーボモータ20の出力軸の絶対回転位置を把握している。そして、制御回路18は、サーボモータ20の出力軸の回転位置の検出を基に、該サーボモータ20の回転位置及び回転速度を制御すべく、PWM変換回路17から出力するデューティ制御信号のデューティを調整する。これにより、パワーモジュール14から出力される制御回路18の制御に基づいた駆動電源にてサーボモータ20が制御される。
ところで、単相100Vの外部電源を使用して、サーボモータ20が無負荷状態で駆動されている場合、平滑化回路12からの駆動電源電圧Vaは、図2(a)において実線で示す波形形状となる。因みに、整流回路11の出力波形は、同図2(a)において主に破線で示す波形形状となる。すなわち、整流回路11の出力波形の谷となる期間では、平滑化回路12(コンデンサ12a,12b)が放電する期間であるが、無負荷状態でのサーボモータ20の駆動時では、各コンデンサ12a,12bの放電量は少なく、駆動電源電圧Vaは安定化する。
一方、同外部電源を使用しており、サーボモータ20にかかる負荷が増大すると、図2(b)において実線で示す波形形状のように平滑化回路12(コンデンサ12a,12b)の放電量が増大する。これにより、次に整流回路11からの出力を得るまでの期間(整流回路11の出力波形の谷となる期間)では、駆動電源電圧Vaの電圧値が大幅に低下し、該駆動電源電圧Vaの電圧値が不安定となる。
このような現象は、特に単相100Vといった単相交流電源を整流し平滑化して得た直流電源にてサーボモータ20を駆動する場合に発生する。仮に、外部電源に三相200Vを使用する場合では、整流回路11の出力波形の山(各位相の山)が時間経過に対し密になるので、該出力波形の谷も浅く、平滑化回路12(コンデンサ12a,12b)の依存度は小さい。従って、サーボモータ20にかかる負荷が増大しても、次々と整流回路11からの出力が得られるため、駆動電源電圧Vaの電圧値が大幅に低下することはない。つまり、整流回路11の出力波形の山が時間経過に対し粗となり、該出力波形の谷が深い単相交流電圧を使用した場合に、サーボモータ20の負荷増大による駆動電源電圧Vaの大幅な落ち込みが生じ、これが種々の問題を引き起こす。
これを考慮し、制御回路18は、平滑化回路12からの駆動電源電圧Vaが第1判定電圧Vth1(本実施の形態では、約240V)未満となり、所定時間t(本実施の形態では、約30ms)経過したか否かを判定する。因みに、この第1判定電圧Vth1は、実測や計算により、サーボモータ20が要求されるトルクを出力するのに最低限必要な電圧値に設定されている。また、この所定時間tは、外部電源の周波数が60Hzとして、第1判定電圧Vth1における整流回路11の出力波形の山間に相当する時間に設定されている。
つまり、サーボモータ20の負荷増大時では、駆動電源電圧Vaが第1判定電圧Vth1未満の低電圧状態が最大でも所定時間t以上継続しないため、駆動電源電圧Vaが第1判定電圧Vth1未満で所定時間t以上継続した時点で、制御回路18は電源スイッチSWのオフによる電圧低下と判定する。そして、制御回路18は、この判定に基づきサーボオフ処理を実施すると共に、アラーム装置25を作動させて低電圧アラーム表示を行う。なお、サーボオフ処理は、サーボモータ20への電源遮断(デューティ0%)と共に、現状(サーボモータ20の出力軸の位置情報など)を制御回路18内のメモリ(図示略)に格納し、バックアップ処理を実施する。
このように本実施の形態では、平滑化回路12からの駆動電源電圧Vaが第1判定電圧Vth1未満となって直ちにサーボオフ処理が実施されないようになっているので、負荷増大による駆動電源電圧Vaの低下時には、サーボモータ20への駆動電源の供給が継続される。これにより、サーボモータ20の出力が維持され、該モータ20の空転が防止される。
更に、制御回路18は、平滑化回路12からの駆動電源電圧Vaが第2判定電圧Vth2(本実施の形態では、約150V)未満に低下した場合、直ちにサーボオフ処理を実施する。ここで、前記スイッチング電源回路15にて制御回路18の作動電源(5V)の生成を保証できる駆動電源電圧Vaの下限電圧値は、本実施の形態では、交流80V相当の直流電圧値(約90V)となっている。第2判定電圧Vth2は、これを考慮し、制御回路18の作動電圧を十分確保可能な上記所定電圧値(約150V)に設定されている。従って、駆動電源電圧Vaが第2判定電圧Vth2未満に低下した時点で直ちにサーボオフ処理を実施することで、該サーボオフ処理に伴うバックアップの時間を確保するようになっている。そして、駆動電源電圧Vaが前記第1判定電圧Vth1以上に復帰すると、制御回路18は、サーボモータ20への駆動電源の供給を再開すると共に、アラーム装置25を作動させて過負荷アラーム表示を行うようになっている。
次に、制御回路18における具体的な負荷判定処理を図3に示すフローに従って説明する。なお、この処理は、所定時間毎に実施される。
先ずステップS101では、平滑化回路12からの駆動電源電圧Vaを取得し、ステップS102では、取得した駆動電源電圧Vaが第1判定電圧Vth1未満か否かを判定する。取得した駆動電源電圧Vaが第1判定電圧Vth1以上であると判定すると、ステップS103に進む。
ステップS103では、サーボモータ20のオン状態を維持する。次いでステップS104では、過負荷アラームフラグがセットされている(アラームフラグ=1)か否かを判定する。過負荷アラームフラグがセットされていなければ、そのままこの負荷判定処理を終了する。一方、過負荷アラームフラグがセットされていれば、ステップS105に進み、アラーム装置25を作動させて過負荷アラーム表示を実施して、この負荷判定処理を終了する。
前記ステップS102において、取得した駆動電源電圧Vaが第1判定電圧Vth1未満であると判定すると、ステップS106に進む。このとき、タイマをセットし、所定時間tを計時する。
ステップS106では、取得した駆動電源電圧Vaが第2判定電圧Vth2未満か否かを判定する。取得した駆動電源電圧Vaが第2判定電圧Vth2以上であると判定すると、ステップS107に進む。
ステップS107では、取得した駆動電源電圧Vaが第1判定電圧Vth1未満であると判定してから(ステップS102)、タイマ計時による所定時間tが経過したか否かを判定する。つまり、このステップS107では、電源スイッチSWのオフによる電圧低下か、サーボモータ20の負荷増大による電圧低下かを判定している。そして、所定時間tが経過していないと判定すると、前記ステップS103に進み、サーボモータ20のオン状態を維持する。これにより、取得した駆動電源電圧Vaが第1判定電圧Vth1未満となっても直ちにサーボモータ20がオフされず、サーボモータ20のオン状態が維持される。一方、所定時間tが経過したと判定すると、ステップS108に進む。
ステップS108では、サーボオフ処理を実施する。すなわち、サーボモータ20への駆動電源の遮断と、現状(サーボモータ20の出力軸の位置情報など)のバックアップ処理を実施する。次いでステップS109では、アラーム装置25を作動させて低電圧アラーム表示を実施して、この負荷判定処理を終了する。
前記ステップS106において、取得した駆動電源電圧Vaが第2判定電圧Vth2未満であると判定すると、サーボモータ20にかかる負荷が過負荷であると判定し、ステップS110に進む。
ステップS110では、サーボオフ処理、すなわちサーボモータ20への駆動電源の遮断とバックアップ処理を実施する。次いでステップS111では、アラームフラグをセット(アラームフラグ=1)する。これにより、次に取得した駆動電源電圧Vaが第1判定電圧Vth1以上に復帰した際に、前記ステップS105にて過負荷アラーム表示を実施する。なお、このアラームフラグは、電源スイッチSWがオフされるとリセットされる。そして、該ステップS111にてアラームフラグをセットした後、この負荷判定処理を終了する。このように制御回路18は、各ステップS101〜S111に従って負荷判定処理を実施している。
以上詳述した本実施の形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
本実施の形態では、制御回路18は、駆動電源電圧Vaが第1判定電圧Vth1未満の低電圧状態か否かを判定し、第1判定電圧Vth1未満の低電圧状態が所定時間t以上継続したかを判定し、該低電圧状態が所定時間t以上であれば電源スイッチSWのオフによる電圧降下であると判定する。そして、第1判定電圧Vth1未満の低電圧状態が所定時間t以上継続したと判定されると、制御回路18は、サーボオフ処理を実施し、サーボモータ20への電源遮断を実施する。
つまり、駆動電源電圧Vaが第1判定電圧Vth1未満の低電圧状態を判定されたものの、その低電圧状態が所定時間t未満であれば、サーボモータ20の負荷増大による電圧低下や電源ノイズなどの一時的な低電圧状態であり、電源スイッチSWのオフによるものでないと判断して、サーボモータ20の電源遮断は行われない。
特に、単相100V電源といった単相交流電源を使用して直流駆動電源を生成する上記装置の場合、平滑化回路12(コンデンサ12a,12bの充放電動作)の依存度が大きいために、サーボモータ20への負荷が増大すると、その平滑化回路12のコンデンサ12a,12bの放電量が増大し、一時的な低電圧状態となり易い。従って、このような低電圧状態になってもサーボモータ20への駆動電源の供給が継続されるので、サーボモータ20にかかっている荷重により空転してしまうことを防止することができる。また、サーボモータ20は位置決め装置などに使用されるものであるため、無用な空転を防止できる効果は大である。
また、単相交流電源(単相100V)を使用したときの整流回路11の出力波形は山部分が交流電源に基づくものであり、平滑化回路12ではその山間(谷部分)をコンデンサ12a,12bの放電により補うことで直流化した駆動電源電圧Vaが生成される。そのため、このような単相交流電源の使用時においてサーボモータ20の負荷が増大した場合、その谷部分で電圧降下が生じる。
従って、本実施の形態では、所定時間tを第1判定電圧Vth1での山間の時間相当に設定していることから、サーボモータ20の負荷増大時では駆動電源電圧Vaが第1判定電圧Vth1未満の低電圧状態が最大でもこの所定時間t以上継続しない。これにより、所定時間tを極力長く設定してサーボモータ20の負荷増大時の電源遮断を極力防止することができ、サーボモータ20の無用な空転をより一層防止することができる。
本実施の形態では、制御回路18は、駆動電源電圧Vaが上記した第1判定電圧Vth1よりも電圧値の低い第2判定電圧Vth2未満の低電圧状態となったか否かを判定し、駆動電源電圧Vaが第2判定電圧Vth2未満の低電圧状態になったと判定されると、サーボモータ20の電源遮断を実施する。
つまり、駆動電源電圧Vaが第2判定電圧Vth2未満の低電圧状態になると、即座にサーボモータ20への電源が遮断される。これにより、駆動電源電圧Vaが第2判定電圧Vth2未満となる一層の低電圧状態では、仮にサーボモータ20への負荷が過大となったことにより電圧低下したものであれば異常であるとして、即座にサーボモータ20への電源を遮断することで、該モータ20又はドライバ10などを保護することができる。
本実施の形態では、第1判定電圧Vth1未満の低電圧状態が所定時間t以上継続、又は第2判定電圧Vth2未満の低電圧状態になると、制御回路18は、アラーム装置25を作動させてそれぞれ低電圧アラーム表示及び過負荷アラーム表示を行い、ユーザに報知する。これにより、ユーザはこれらの低電圧状態を把握することができる。また本実施の形態では、これらの2つの低電圧状態をそれぞれ低電圧アラーム表示と過負荷アラーム表示というように個別の表示形態としているため、それぞれの低電圧状態を個別に把握することができる。
本実施の形態では、スイッチング電源回路15により直流駆動電源(駆動電源電圧Va)を用いて制御回路18(マイクロコンピュータ)の作動電源が生成されるので、制御回路18の作動電源を外部から別個に供給する必要がない。また本実施の形態では、第2判定電圧Vth2を、制御回路18の作動電源を生成できる下限電圧よりも若干高い電圧値に設定しているので、駆動電源電圧Vaが第2判定電圧Vth2未満となる一層の低電圧状態となってサーボモータ20への電源を遮断することで、これ以上サーボモータ20による直流駆動電源の消費が防止される。これにより、制御回路18に作動電源を供給する時間を稼ぐことができ、本実施の形態のように制御回路18がサーボモータの位置情報などをバックアップする処理を確実に行うことができる。
本実施の形態では、制御回路18は、外部電源が交流100Vか交流200Vか否かを判定しており、交流200Vの外部電源を使用していると判定した場合、倍電圧スイッチ13をオフ状態とし、交流100Vの外部電源を使用していると判定した場合、倍電圧スイッチ13をオン状態に切り換える。そのため、交流200V及び交流100Vのいずれの外部電源を使用しても、自動的にサーボモータ20の駆動に必要な駆動電源電圧Vaに変換することができる。これにより、各外部電源の使用毎にユーザ側が設定する手間が省ける。
また、仮に倍電圧スイッチ13を手動とした場合、交流200Vの外部電源使用時に誤って倍電圧スイッチ13をオンすると、駆動電源電圧Vaが過電圧となる。そのため、制御回路18により倍電圧スイッチ13を自動で切り換えるようにすることで、駆動電源電圧Vaが過電圧となることを防止することができる。
なお、本発明は上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施しても良い。
上記実施の形態では、第1判定電圧Vth1を240Vとし、第2判定電圧Vth2を150Vとしたが、これら具体的な数値に限定されるものではない。例えば、第1判定電圧Vth1においては、過電圧と判定される電圧値(上記実施の形態では約280V)から第2判定電圧Vth2までの電圧範囲内で、サーボモータ20の要求トルクの下限値などから決定した電圧値に変更しても良い。具体的には、要求トルクの下限値が高ければ第1判定電圧Vth1を高く、要求トルクの下限値が低ければ第1判定電圧Vth1を低く設定しても良い。なお、第1判定電圧Vth1を変更した場合、上記した所定時間tを、整流回路11の出力波形において第1判定電圧Vth1となる山間の時間相当に変更するのが望ましい。
また、例えば第2判定電圧Vth2において、第1判定電圧Vth1からスイッチング電源回路15にて制御回路18の作動電源の生成を保証できる電圧値(上記実施の形態では約90V)までの電圧範囲内で、その作動電源生成の兼ね合いなどから決定した電圧値に変更しても良い。具体的には、スイッチング電源回路15の保証電圧値が高ければ第2判定電圧Vth2を高く、その保証電圧値が低ければ第2判定電圧Vth2を低く設定しても良い。
また、第2判定電圧Vth2を省略し、第2判定電圧Vth2による判定を行わないようにしても良い。このようにしても、駆動電源電圧Vaが第1判定電圧Vth1未満となって所定時間t以上継続すれば、駆動電源電圧Vaが第2判定電圧Vth2未満となったときと同様のサーボオフ処理が実施されるからである。
上記実施の形態では、所定時間tは上記のように30msに限定されるものではなく、適宜変更しても良い。例えば、所定時間tを30msの前後に若干変更することもできる。この場合、所定時間tを若干30msより長く設定すれば、電源ノイズなどにより整流回路11の出力の立ち上がりが遅くなってもそれを吸収でき、無用なサーボオフ処理の実施を防止することができる。
上記実施の形態では、制御回路18はサーボモータ20の電源遮断時に即座にデューティ0%としたが、サーボモータ20の電源遮断時に該モータ20への電流量を徐々に低減(デューティを徐々に小さく)するようにしても良い。このようにすれば、電源遮断時においてサーボモータ20への電流供給が低減されつつ継続されることになるので、サーボモータ20に負荷がかかっていてもその負荷による空転を防止でき、しかも回転を次第に低下させることができる。
上記実施の形態では、第1判定電圧Vth1及び第2判定電圧Vth2の低電圧状態となると、アラーム装置25にてそれぞれ低電圧アラーム表示及び過負荷アラーム表示を行うようにしたが、これらを同じ表示としても良い。また、アラーム表示を行わないようにしてアラーム装置25を省略しても良い。
上記実施の形態では、単相100V及び三相200Vを使用するドライバ10であったが、例えば単相200V等、その電圧値の交流電源を使用するドライバに適用しても良い。この場合、単相交流電源に共通して起こる問題であり、単相交流電源を使用するドライバに好適である。
一実施の形態におけるサーボモータ制御システムの概略構成図である。 平滑化回路の出力電圧を示す波形図である。 制御回路が実施する負荷判定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
11…整流回路、12…平滑化回路、12a,12b…コンデンサ、13…倍電圧スイッチ、15…スイッチング電源回路(作動電源生成手段)、18…制御回路(電圧判定手段、サーボオフ制御手段、外部電源判定手段、及び、スイッチ切換手段)、25…アラーム装置(報知手段)、SW…電源スイッチ、Va…駆動電源電圧(直流駆動電源の電圧値)、Vth1…第1判定電圧(電圧判定値)、Vth2…第2判定電圧(下側判定値)、t…所定時間。

Claims (7)

  1. 外部電源として少なくとも単相交流電源が使用され、使用される交流電源をダイオードブリッジよりなる整流回路とコンデンサを用いて構成される平滑化回路とを介してサーボモータ駆動のための直流駆動電源に変換し、該直流駆動電源に基づいて前記サーボモータを駆動制御するサーボモータ制御装置であって、
    前記直流駆動電源の電圧値が電圧判定値未満の低電圧状態となって所定時間以上継続したかを判定し、該低電圧状態が所定時間以上であれば電源スイッチオフによる電圧降下であると判定する電圧判定手段と、
    前記電圧判定手段により前記電圧判定値未満の低電圧状態が前記所定時間以上継続したと判定されると、前記サーボモータへの電源遮断を実施するサーボオフ制御手段と
    を備えたことを特徴とするサーボモータ制御装置。
  2. 前記所定時間は、前記単相交流電源を使用したときの前記整流回路の出力波形において前記電圧判定値となる山間の時間相当に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のサーボモータ制御装置。
  3. 前記電圧判定手段は、前記電圧判定値よりも電圧値の低い下側判定値を有しており、前記直流駆動電源の電圧値が該下側判定値未満の低電圧状態となったか否かを判定し、
    前記サーボオフ制御手段は、前記電圧判定手段により前記直流駆動電源の電圧値が前記下側判定値未満の低電圧状態になったと判定されると、前記サーボモータへの電源遮断を実施することを特徴とする請求項1又は2に記載のサーボモータ制御装置。
  4. 前記サーボオフ制御手段は、前記サーボモータへの電源遮断の実施する際、前記サーボモータへの電流量を徐々に低減させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のサーボモータ制御装置。
  5. 前記電圧判定手段により前記直流駆動電源が低電圧状態になったと判定されると、その旨をユーザに報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のサーボモータ制御装置。
  6. 前記電圧判定手段及び前記サーボオフ制御手段は、マイクロコンピュータ内に構成されるものであり、
    前記直流駆動電源を用いて前記マイクロコンピュータの作動電源を生成する作動電源生成手段を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のサーボモータ制御装置。
  7. 前記外部電源として第1電圧値と該電圧値の半分の第2電圧値の交流電源のいずれかを使用するものであり、前記直流駆動電源として前記第1電圧値の交流電源を直流変換した電圧値相当の直流電圧が必要であって、
    前記外部電源が前記第1電圧値及び前記第2電圧値のいずれの交流電源を使用しているか否かを判定する外部電源判定手段と、
    前記平滑化回路は2つのコンデンサを前記整流回路の出力端子間に直列に接続されてなり、オンすることで各コンデンサ間に所定電圧を付与して前記直流駆動電源の電圧値を倍とする倍電圧スイッチと、
    前記外部電源判定手段により前記第1電圧値の交流電源を使用していると判定されると、前記倍電圧スイッチをオフ状態とし、前記第2電圧値の交流電源を使用していると判定されると、前記倍電圧スイッチをオン状態に切り換えるスイッチ切換手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のサーボモータ制御装置。
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