JP2006216909A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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卓也 奥野
Masaaki Iwatani
正明 岩谷
Katsuhiro Yamade
勝博 山出
Kazuyuki Miyamura
和亨 宮村
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Abstract

【課題】良好なコンタクトを得ることが可能なコンタクトホールを備えた半導体装置を提供する。
【解決手段】単結晶シリコン基板51の表面上にN型またはP型の不純物拡散層52を形成する際に、不純物拡散層52中の不純物濃度を適宜設定する。すると、図2(A)に示すRTN法を用いた熱処理時に、チタンシリサイド層57の成長を適度に抑制して最適化することができる。その結果、不純物拡散層52の接合深さが浅い場合でも、工程4におけるRTN法を用いた熱処理時に、コンタクトホール55の底面部に形成されたチタンシリサイド層57が成長し過ぎて不純物拡散層52を突き抜けるのを防止可能になり、チタンシリサイド層57と単結晶シリコン基板51とが直接接続されてショートするコンタクトリークが生じなくなる。
【選択図】 図2

Description

本発明は半導体装置および半導体装置の製造方法に係り、詳しくは、シリコン層上の絶縁膜に形成されたコンタクトホール内部にてシリコン層とコンタクトするシリサイド層を備えた半導体装置およびその製造方法に関するものである。
従来より、半導体装置の配線層にはアルミニウム合金が広く使用されている。
しかし、単結晶シリコン基板に形成された不純物拡散層やポリシリコン(多結晶シリコン)層などのシリコン層に対して、アルミニウム合金から成る配線層を直接接触させると、配線層の形成後の熱処理時に、配線層中のアルミニウムがシリコン層の接触部分から内部に侵入してシリコン層を突き抜けるおそれがある。
この配線層の接触部分からシリコン層の内部に侵入したアルミニウムは「アロイスパイク」と呼ばれ、シリコン層の下側に形成されている他の配線層や基板と配線層とをショートさせてしまう。
そこで、窒化チタンを含むバリアメタル層をシリコン層と配線層との間に設け、アロイスパイクの発生を防止する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、近年、半導体装置の高集積化・微細化に伴い、半導体装置によって構成された電子回路を高速動作させるために、配線層とシリコン層とのコンタクト抵抗の低減が求められている。
そこで、配線層とシリコン層との間に、金属とシリコンとの合金であるシリサイド層を設ける技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
ところで、単結晶又は多結晶質の内の少なくとも一種からなるシリコン中に砒素をイオン注入した後、チタン膜を堆積し、第1の温度で熱処理を施し、チタンシリサイドを形成する第1の熱処理工程と、前記チタンシリサイド上層部に存在する余剰チタンとその反応物とをエッチングで除去するエッチング工程と、前記チタンシリサイドを前記第1の温度よりも高い第2の温度で熱処理を施す第2の熱処理工程とを含む半導体装置の製造方法において、チタン膜の堆積前に、チタンシリサイドが形成される予定深さ以上に飛程が深く、飛程における濃度が5×1020cm−3以上となり、かつ前記チタンシリサイドの形成予定深さにおける濃度が5×1020cm−3となり、前記チタンシリサイドの形成予定深さ未満の深さにおける濃度が5×1020cm−3未満となるように、シリコン中に砒素をイオン注入し、前記第1の熱処理工程にて、シリサイド反応が抑制される砒素濃度となる前記チタンシリサイドの形成予定深さまで前記チタンシリサイド層を形成する技術が提案されている(特許文献3参照)。
特許文献3には、チタンシリサイドの砒素による反応抑制を阻止することが可能となり、同一条件でシリサイド反応熱処理を施した場合に、NチャネルとPチャネルの両領域で均一な膜厚を有するチタンシリサイドを形成できると記載されている。
特許第2578759号公報(第2〜3頁 図1) 特許第3498089号公報(第2〜8頁 図1〜図17) 特許第3014030号公報(第2〜4頁 図1〜図6)
(第1の従来技術)
図5および図6は、不純物拡散層、バリアメタル層、シリサイド層を備えた従来の半導体装置50の製造方法を説明するための概略縦断面図である。
工程1(図5(A)):以下のいずれかの方法を用い、単結晶シリコン基板51の表面上にN型またはP型の不純物拡散層52を形成する。
(ア)イオン注入法を用い、単結晶シリコン基板51の表面上に不純物イオンを注入する。
(イ)エピタキシャル法を用い、単結晶シリコン基板51の表面上に不純物が注入拡散された単結晶シリコンを成長させ、その単結晶シリコンから成る不純物拡散層52を形成する。
(ウ)不純物拡散源として気体ソースまたは固体ソースを使用した熱拡散法を用い、単結晶シリコン基板51の表面上に不純物を注入拡散する。
次に、熱酸化法を用い、不純物拡散層52の表面上に酸化シリコン膜53を形成する。
工程2(図5(B)):CVD(Chemical Vapor Deposition)法を用い、酸化シリコン膜53の表面上にBPSG(Boron-doped Phosphor-Silicate Glass)膜54を形成する。
次に、フォトエッチング法を用い、各膜53,54に不純物拡散層52と接続されるコンタクトホール55を形成する。このとき、オーバーエッチングによって不純物拡散層52が削り込まれ、コンタクトホール55の底面部は不純物拡散層52内に掘り込まれた状態になる。
工程3(図5(C)):PVD(Physical Vapor Deposition)法を用い、デバイス表面(コンタクトホール55の内周壁面、コンタクトホール55の底面部から露出した不純物拡散層52の表面、BPSG膜54の表面)上にチタン膜56を形成する。
工程4(図6(A)):RTN(Rapid Thermal Nitridation)法を用いた高温(例えば600℃以上)の熱処理を行い、コンタクトホール55の底面部から露出した不純物拡散層52とチタン膜56とを反応させ、不純物拡散層52中のシリコンとチタン膜56中のチタンとを合金化させることにより、コンタクトホール55の底面部にチタンシリサイド層57を形成する。
ここで、RTN法は窒素雰囲気中でランプアニールを行うため、窒素雰囲気とチタン膜56とが反応し、チタンシリサイド層57にならなかったチタン膜56は窒化チタン層58になる。そのため、デバイス表面(コンタクトホール55の内周壁面、チタンシリサイド層57の表面、BPSG膜54の表面)には窒化チタン層58が形成される。
工程5(図6(B)):メタルCVD法またはPVD法を用い、デバイス表面(コンタクトホール55の内周壁面、窒化チタン層58の表面)上にタングステンを堆積させ、コンタクトホール55内をタングステンで埋め込む。
次に、エッチバック法またはCMP(Chemical Mechanical Polishing)法を用いてデバイス表面を平坦化することにより、コンタクトホール55内に埋め込まれたタングステンだけを残して他の部分のタングステンを除去し、コンタクトホール55内に埋め込まれたタングステンから成るタングステンプラグ59を形成する。
工程6(図6(C)):PVD法を用い、デバイス表面にアルミニウム合金膜を形成し、窒化チタン層58の表面上に形成された不要箇所のアルミニウム合金膜をフォトエッチング法を用いて除去することにより、そのアルミニウム合金膜から成る配線層60を形成し、その配線層60をタングステンプラグ59に接続させる。
その結果、単結晶シリコン基板51、不純物拡散層52、酸化シリコン膜53、BPSG膜54、コンタクトホール55、チタンシリサイド層57、窒化チタン層58、タングステンプラグ59、配線層60を備えた半導体装置50が作製される。
ここで、チタンシリサイド層57は、タングステンプラグ59と不純物拡散層52とのコンタクト抵抗を低減するために設けられている。
また、窒化チタン層58はバリアメタル層として機能し、タングステンプラグ59とチタンシリサイド層57との反応を抑制すると共に、両者のタングステンプラグ59とチタンシリサイド層57との良好なコンタクトを得るために設けられている。
ところで、工程4(図6(A))において、不純物拡散層52の接合深さ(ジャンクション深さ:Xj)が浅い場合には、RTN法を用いた熱処理時に、コンタクトホール55の底面部に形成されたチタンシリサイド層57が成長し過ぎて不純物拡散層52を突き抜け、チタンシリサイド層57と単結晶シリコン基板51とが直接接続されてショートし、コンタクトリークが生じるという問題がある。
(第2の従来技術)
図7および図8は、ポリシリコン層、バリアメタル層、シリサイド層を備えた従来の半導体装置70の製造方法を説明するための概略縦断面図である。
工程1(図7(A)):熱酸化法を用い、単結晶シリコン基板51の表面上に酸化シリコン膜53を形成する。
次に、CVD法またはPVD法を用い、酸化シリコン膜53の表面上にポリシリコン層71を形成する。
工程2(図7(B)):CVD法を用い、ポリシリコン層71の表面上にBPSG膜54を形成する。
次に、フォトエッチング法を用い、BPSG膜54にポリシリコン層71と接続されるコンタクトホール55を形成する。このとき、オーバーエッチングによってポリシリコン層71が削り込まれ、コンタクトホール55の底面部はポリシリコン層71内に掘り込まれた状態になる。
工程3(図7(C)):PVD法を用い、デバイス表面(コンタクトホール55の内周壁面、コンタクトホール55の底面部から露出したポリシリコン層71の表面、BPSG膜54の表面)上にチタン膜56を形成する。
工程4(図8(A)):RTN法を用いた高温(例えば600℃以上)の熱処理を行い、コンタクトホール55の底面部から露出したポリシリコン層71とチタン膜56とを反応させ、ポリシリコン層71中のシリコンとチタン膜56中のチタンとを合金化させることにより、コンタクトホール55の底面部にチタンシリサイド層57を形成する。
このとき、第1の従来技術と同様に、チタンシリサイド層57にならなかったチタン膜56は窒化チタン層58になる。
工程5(図8(B)):第1の従来技術の工程5(図6(B))と同じである。
工程6(図8(C)):第1の従来技術の工程6(図6(C))と同じである。
その結果、単結晶シリコン基板51、ポリシリコン層71、酸化シリコン膜53、BPSG膜54、コンタクトホール55、チタンシリサイド層57、窒化チタン層58、タングステンプラグ59、配線層60を備えた半導体装置70が作製される。
ところで、工程1(図7(A))で形成したポリシリコン層71の膜厚が薄い場合がある。また、工程2(図7(B))において、オーバーエッチングによりコンタクトホール55の底面部がポリシリコン層71内に過剰に掘り込まれて当該底面部の下側のポリシリコン層71の膜厚が薄くなる場合がある。
このような場合には、工程4(図8(A))において、RTN法を用いた熱処理時に、コンタクトホール55の底面部に形成されたチタンシリサイド層57が成長し過ぎてポリシリコン層71の底部にまで到達するおそれがある。
図9(A)は、工程3(図7(C))におけるコンタクトホール55の底面部近傍を示す要部概略縦断面図である。
図9(B)(C)は、工程4(図8(A))におけるコンタクトホール55の底面部近傍を示す要部概略縦断面図である。
図9(B)に示すように、コンタクトホール55の底面部に形成されたチタンシリサイド層57がポリシリコン層71の底部に到達するまでは、チタンシリサイド層57の底部および外周壁部に接するポリシリコン層71から矢印に示すようにシリコン(Si)が供給されてチタンシリサイド層57が成長する。
このとき、チタンシリサイド層57の底部および外周壁部が両方共にポリシリコン層71に接するため、チタンシリサイド層57にシリコンが供給されてもポリシリコン層71にボイド(空隙)は発生しない。
しかし、図9(C)に示すように、チタンシリサイド層57がポリシリコン層71の底部に到達した後には、チタンシリサイド層57の外周壁部に接するポリシリコン層71から矢印に示すようにシリコンが供給されてチタンシリサイド層57が成長する。
このとき、チタンシリサイド層57の外周壁部のみがポリシリコン層71に接するため、チタンシリサイド層57にシリコンが供給されるにつれて、当該外周壁部に接する部分のポリシリコン層71中のシリコンが吸い上げられて無くなり、当該部分にボイド71aが発生する。
その結果、チタンシリサイド層57とポリシリコン層71との間に形成されたボイド71aにより、各層57,71のコンタクト抵抗が大きくなるため、確実なコンタクトが得られないという問題が起こる。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであって、その目的は、良好なコンタクトを得ることが可能なコンタクトホールを備えた半導体装置およびその製造方法を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、
シリコン層と、
そのシリコン層の表面上に形成された絶縁膜と、
その絶縁膜に形成されて前記シリコン層と接続されるコンタクトホールと、
そのコンタクトホールの底面部にて、前記シリコン層中のシリコンと高融点金属とが合金化されて形成されたシリサイド層と
を備え、
前記コンタクトホールの底面部に接するシリコン層には、N型またはP型の不純物が注入拡散され、
前記シリコン層の不純物濃度は1×1020〜3×1021cmー3の範囲内であることを技術的特徴とする半導体装置である。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の半導体装置において、
前記シリコン層は、単結晶シリコン基板の表面上に形成された不純物拡散層であることを技術的特徴とする。
請求項3に記載の発明は、
請求項1に記載の半導体装置において、
前記シリコン層は、絶縁層の表面上に形成されたポリシリコン層であることを技術的特徴とする。
請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置において、
前記コンタクトホール内に埋め込まれて前記シリサイド層と接続される導電膜と、
前記絶縁膜の表面上に形成されて前記導電膜と接続される配線層とを備えたことを技術的特徴とする。
請求項5に記載の発明は、
不純物が注入拡散されたシリコン層を形成する第1工程と、
前記シリコン層の表面上に絶縁膜を形成する第2工程と、
前記シリコン層と接続されるコンタクトホールを前記絶縁膜に形成する第3工程と、
前記コンタクトホールの底面部から露出した前記シリコン層の表面上に高融点金属膜を形成する第4工程と、
熱処理を行うことにより、前記シリコン層中のシリコンと高融点金属膜中の高融点金属とを合金化させ、前記コンタクトホールの底面部にシリサイド層を形成する第5工程とを備え、
前記シリコン層の不純物濃度は1×1020〜3×1021cmー3の範囲内であることを技術的特徴とする半導体装置の製造方法である。
請求項6に記載の発明は、
請求項5に記載の半導体装置の製造方法において、
前記第5工程における熱処理温度は600〜850℃の範囲内であることを技術的特徴とする。
請求項7に記載の発明は、
請求項5または請求項6に記載の半導体装置の製造方法において、
前記シリコン層は、単結晶シリコン基板の表面上に形成された不純物拡散層であることを技術的特徴とする。
請求項8に記載の発明は、
請求項5または請求項6に記載の半導体装置の製造方法において、
前記シリコン層は、絶縁層の表面上に形成されたポリシリコン層であることを技術的特徴とする。
請求項9に記載の発明は、
請求項6〜8のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
前記シリサイド層と接続される導電膜を前記コンタクトホール内に埋め込む第6工程と、
前記導電膜と接続される配線層を前記絶縁膜の表面上に形成する第7工程とを備えたことを技術的特徴とする。
(請求項1)
請求項1の発明において、シリコン層中の不純物濃度を適宜設定すれば、シリサイド層を形成するための熱処理時に、シリサイド層の成長を適度に抑制して最適化することができる。
その結果、シリコン層が単結晶シリコン基板の表面上に形成された不純物拡散層であるとき、シリコン層の接合深さが浅い場合でも、コンタクトホールの底面部に形成されたシリサイド層が成長し過ぎてシリコン層を突き抜けるのを防止可能になり、シリサイド層と単結晶シリコン基板とが直接接続されてショートするコンタクトリークが生じなくなる。
また、シリコン層が絶縁層の表面上に形成されたポリシリコン層であるとき、コンタクトホールの底面部に形成されたシリサイド層が成長し過ぎてシリコン層の底部にまで到達するのを防止可能になり、図9(C)に示すようなボイド71aが発生しないため、シリサイド層とシリコン層のコンタクト抵抗が小さくなり確実なコンタクトが得られる。
そして、シリコン層の不純物濃度を前記範囲内に設定することにより、シリサイド層の成長を適度に抑制して最適化することが可能になる。
従って、請求項1の発明によれば、良好なコンタクトを得ることが可能なコンタクトホールを備えた半導体装置を提供できる。
(請求項2:第1実施形態または第2実施形態に該当)
請求項2の発明によれば、シリコン層の接合深さが浅い場合でも、コンタクトホールの底面部に形成されたシリサイド層が成長し過ぎてシリコン層を突き抜けるのを防止可能になり、シリサイド層と単結晶シリコン基板とが直接接続されてショートするコンタクトリークが生じなくなる。
(請求項3:第3実施形態または第4実施形態に該当)
請求項3の発明によれば、コンタクトホールの底面部に形成されたシリサイド層が成長し過ぎてシリコン層の底部にまで到達するのを防止可能になり、図9(C)に示すようなボイド71aが発生しないため、シリサイド層とシリコン層のコンタクト抵抗が小さくなり確実なコンタクトが得られる。
(請求項4)
請求項4の発明によれば、シリコン層、絶縁膜、コンタクトホール、シリサイド層、導電膜、配線層を備えた半導体装置が得られる。
(請求項5)
請求項5の発明によれば、請求項1に記載の半導体装置を製造できるため、請求項1の発明と同様の効果が得られる。
(請求項6:第2実施形態または第4実施形態に該当)
請求項6の発明によれば、シリサイド層を形成するための熱処理温度を前記範囲内に設定することにより、シリサイド層の成長を適度に抑制して最適化することが可能になるため、請求項6の発明の効果を確実に得られる。
(請求項7:第1実施形態または第2実施形態に該当)
請求項7の発明によれば、請求項2に記載の半導体装置を製造できるため、請求項2の発明と同様の効果が得られる。
(請求項8:第3実施形態または第4実施形態に該当)
請求項8の発明によれば、請求項3に記載の半導体装置を製造できるため、請求項3の発明と同様の効果が得られる。
(請求項9)
請求項9の発明によれば、請求項4に記載の半導体装置を製造できるため、請求項4の発明と同様の効果が得られる。
(用語の説明)
尚、上述した[課題を解決するための手段]に記載した構成要素と、後述する[発明を実施するための最良の形態]に記載した構成部材との対応関係は以下のようになっている。
「シリコン層」は、単結晶シリコン基板51またはポリシリコン層71に該当する。
「絶縁膜」は、BPSG膜54に該当する。
「絶縁層」は、酸化シリコン膜53に該当する。
「導電膜」は、タングステンプラグ59に該当する。
「高融点金属膜」は、チタン膜56に該当する。
以下、本発明を具体化した各実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、各実施形態において、図5〜図9に示した従来技術と同一の構成部材については符号を等しくすると共に、同一内容の箇所については重複説明を省略してある。
[第1実施形態]
図1および図2は、第1実施形態の半導体装置10の製造方法を説明するための概略縦断面図である。
工程1(図1(A))〜工程6(図2(C))はそれぞれ、第1の従来技術の工程1(図5(A))〜工程6(図6(C))と同じである。
但し、第1実施形態では、工程1(図1(A))において、単結晶シリコン基板51の表面上に不純物拡散層52を形成する際に、不純物拡散層52中の不純物濃度を以下のように設定している。
N型不純物としてリンまたはヒ素を不純物拡散層52に注入拡散した場合、不純物拡散層52中のリンまたはヒ素の濃度は1×1020〜5×1021cmー3が適当であり、望ましくは3×1020〜3×1021cmー3、特に望ましくは5×1020〜2×1021cmー3である。
P型不純物としてボロンを不純物拡散層52に注入拡散した場合、不純物拡散層52中のボロン濃度は1×1020〜5×1021cmー3が適当であり、望ましくは3×1020〜3×1021cmー3、特に望ましくは5×1020〜2×1021cmー3である。
P型不純物としてフッ化ボロンを不純物拡散層52に注入拡散した場合、不純物拡散層52中のフッ化ボロン濃度は1×1020〜3×1021cmー3が適当であり、望ましくは3×1020〜2×1021cmー3、特に望ましくは5×1020〜1×1021cmー3である。
このように、不純物拡散層52中の不純物濃度を設定すれば、工程4(図2(A))におけるRTN法を用いた熱処理時に、チタンシリサイド層57の成長を適度に抑制して最適化することができる。
その結果、不純物拡散層52の接合深さ(ジャンクション深さ:Xj)が浅い場合でも、工程4におけるRTN法を用いた熱処理時に、コンタクトホール55の底面部に形成されたチタンシリサイド層57が成長し過ぎて不純物拡散層52を突き抜けるのを防止可能になり、チタンシリサイド層57と単結晶シリコン基板51とが直接接続されてショートするコンタクトリークが生じなくなる。
尚、不純物拡散層52中の不純物濃度が前記範囲より高くなると、シリサイド7の形成反応が抑制され過ぎ、必要なチタンシリサイド層57の膜厚が得られなくなる傾向がある。
また、不純物拡散層52中の不純物濃度が前記範囲より低くなると、チタンシリサイド層57の形成反応が促進され過ぎ、チタンシリサイド層57が不純物拡散層52を突き抜けてコンタクトリークが生じ易くなる傾向がある。
[第2実施形態]
図1および図2は、第2実施形態の半導体装置20の製造方法を説明するための概略縦断面図である。
工程1(図1(A))〜工程6(図2(C))はそれぞれ、第1の従来技術の工程1(図5(A))〜工程6(図6(C))と同じである。
但し、第2実施形態では、工程4(図2(A))において、RTN法を用いた高温の熱処理を行い、コンタクトホール55の底面部から露出した不純物拡散層52とチタン膜56とを反応させ、不純物拡散層52中のシリコンとチタン膜56中のチタンとを合金化させることにより、コンタクトホール55の底面部にチタンシリサイド層57を形成する際に、RTN法の熱処理温度を以下のように設定している。
工程1(図1(A))において不純物拡散層52を形成する際に、N型不純物としてリンまたはヒ素、P型不純物としてボロンまたはフッ化ボロンを用いた場合、工程4におけるRTN法の熱処理温度は600〜850℃が適当であり、望ましくは650〜800℃、特に望ましくは700〜750℃である。
尚、不純物拡散層52中の不純物濃度は、前記範囲内に設定しておく必要がある。
このように、工程4におけるRTN法の熱処理温度を設定すれば、チタンシリサイド層57の成長を適度に抑制して最適化することができる。
その結果、不純物拡散層52の接合深さが浅い場合でも、工程4におけるRTN法を用いた熱処理時に、コンタクトホール55の底面部に形成されたチタンシリサイド層57が成長し過ぎて不純物拡散層52を突き抜けるのを防止可能になり、チタンシリサイド層57と単結晶シリコン基板51とが直接接続されてショートするコンタクトリークが生じなくなる。
尚、RTN法の熱処理温度が前記範囲より低くなると、シリサイド7の形成反応が抑制され過ぎ、必要なチタンシリサイド層57の膜厚が得られなくなる傾向がある。
また、RTN法の熱処理温度が前記範囲より高くなると、チタンシリサイド層57の形成反応が促進され過ぎ、チタンシリサイド層57が不純物拡散層52を突き抜けてコンタクトリークが生じ易くなる傾向がある。
[第3実施形態]
図3および図4は、第3実施形態の半導体装置30の製造方法を説明するための概略縦断面図である。
工程1(図3(A))〜工程6(図4(C))はそれぞれ、第2の従来技術の工程1(図7(A))〜工程6(図8(C))と同じである。
但し、第3実施形態では、工程1(図3(A))において、以下のいずれかの方法を用い、ポリシリコン層71にN型またはP型の不純物を注入拡散している。
(1)CVD法またはPVD法を用いてポリシリコン層71を形成した後に、イオン注入法を用い、ポリシリコン層71の表面上に不純物イオンを注入する。
(2)CVD法を用いてポリシリコン層71を形成する際に、原料ガスに不純物ガスを添加することにより、ポリシリコン層71に不純物を注入拡散する。
(3)CVD法またはPVD法を用いてポリシリコン層71を形成した後に、不純物拡散源として気体ソースまたは固体ソースを使用した熱拡散法を用い、ポリシリコン層71に不純物を注入拡散する。
このとき、第3実施形態では、ポリシリコン層71中の不純物濃度を以下のように設定している。
N型不純物としてリンまたはヒ素をポリシリコン層71に注入拡散した場合、ポリシリコン層71中のリンまたはヒ素の濃度は1×1020〜5×1021cmー3が適当であり、望ましくは3×1020〜3×1021cmー3、特に望ましくは5×1020〜2×1021cmー3である。
P型不純物としてボロンをポリシリコン層71に注入拡散した場合、ポリシリコン層71中のボロン濃度は1×1020〜5×1021cmー3が適当であり、望ましくは3×1020〜3×1021cmー3、特に望ましくは5×1020〜2×1021cmー3である。
P型不純物としてフッ化ボロンをポリシリコン層71に注入拡散した場合、ポリシリコン層71中のフッ化ボロン濃度は1×1020〜3×1021cmー3が適当であり、望ましくは3×1020〜2×1021cmー3、特に望ましくは5×1020〜1×1021cmー3である。
このように、ポリシリコン層71中の不純物濃度を設定すれば、工程4(図4(A))におけるRTN法を用いた熱処理時に、チタンシリサイド層57の成長を適度に抑制して最適化することができる。
その結果、工程4におけるRTN法を用いた熱処理時に、コンタクトホール55の底面部に形成されたチタンシリサイド層57が成長し過ぎてポリシリコン層71の底部にまで到達するのを防止可能になり、図9(C)に示すようなボイド71aが発生しないため、各層57,71のコンタクト抵抗が小さくなり確実なコンタクトが得られる。
尚、ポリシリコン層71中の不純物濃度が前記範囲より高くなると、シリサイド7の形成反応が抑制され過ぎ、必要なチタンシリサイド層57の膜厚が得られなくなる傾向がある。
また、ポリシリコン層71中の不純物濃度が前記範囲より低くなると、チタンシリサイド層57の形成反応が促進され過ぎ、チタンシリサイド層57がポリシリコン層71の底部にまで到達して各層57,71のコンタクト抵抗が増大する傾向がある。
[第4実施形態]
図3および図4は、第4実施形態の半導体装置40の製造方法を説明するための概略縦断面図である。
工程1(図3(A))〜工程6(図4(C))はそれぞれ、第2の従来技術の工程1(図7(A))〜工程6(図8(C))と同じである。
但し、第4実施形態では、第3実施形態と同様に、工程1(図3(A))において、ポリシリコン層71にN型またはP型の不純物を注入拡散している。
ここで、ポリシリコン層71中の不純物濃度は、前記範囲内に設定しておく必要がある。
加えて、第4実施形態では、工程4(図4(A))において、RTN法を用いた高温の熱処理を行い、コンタクトホール55の底面部から露出した不純物拡散層52とチタン膜56とを反応させ、不純物拡散層52中のシリコンとチタン膜56中のチタンとを合金化させることにより、コンタクトホール55の底面部にチタンシリサイド層57を形成する際に、RTN法の熱処理温度を以下のように設定している。
つまり、工程4におけるRTN法の熱処理温度は600〜850℃が適当であり、望ましくは650〜800℃、特に望ましくは700〜750℃である。
このように、工程4におけるRTN法の熱処理温度を設定すれば、チタンシリサイド層57の成長を適度に抑制して最適化することができる。
その結果、工程4におけるRTN法を用いた熱処理時に、コンタクトホール55の底面部に形成されたチタンシリサイド層57が成長し過ぎてポリシリコン層71の底部にまで到達するのを防止可能になり、図9(C)に示すようなボイド71aが発生しないため、各層57,71のコンタクト抵抗が小さくなり確実なコンタクトが得られる。
尚、RTN法の熱処理温度が前記範囲より低くなると、シリサイド7の形成反応が抑制され過ぎ、必要なチタンシリサイド層57の膜厚が得られなくなる傾向がある。
また、RTN法の熱処理温度が前記範囲より高くなると、チタンシリサイド層57の形成反応が促進され過ぎ、チタンシリサイド層57がポリシリコン層71の底部にまで到達して各層57,71のコンタクト抵抗が増大する傾向がある。
[特許文献3について]
特許文献3には、単結晶又は多結晶質の内の少なくとも一種からなるシリコン中に砒素をイオン注入した後、チタン膜を堆積し、第1の温度で熱処理を施し、チタンシリサイドを形成する第1の熱処理工程と、前記チタンシリサイド上層部に存在する余剰チタンとその反応物とをエッチングで除去するエッチング工程と、前記チタンシリサイドを前記第1の温度よりも高い第2の温度で熱処理を施す第2の熱処理工程とを含む半導体装置の製造方法において、チタン膜の堆積前に、チタンシリサイドが形成される予定深さ以上に飛程が深く、飛程における濃度が5×1020cm−3以上となり、かつ前記チタンシリサイドの形成予定深さにおける濃度が5×1020cm−3となり、前記チタンシリサイドの形成予定深さ未満の深さにおける濃度が5×1020cm−3未満となるように、シリコン中に砒素をイオン注入し、前記第1の熱処理工程にて、シリサイド反応が抑制される砒素濃度となる前記チタンシリサイドの形成予定深さまで前記チタンシリサイド層を形成することが記載されている。
しかし、特許文献3の技術では、チタンシリサイドの形成予定深さ以上に飛程を深くして当該飛程における濃度が5×1020cm−3以上となり、前記形成予定深さにおける濃度が5×1020cm−3となり、前記形成予定深さ未満の深さにおける濃度が5×1020cm−3未満となるように、ヒ素の濃度を前記形成予定深さに合わせて3段階に設定する必要がある。
それに対して、本願発明の前記各実施形態では、不純物拡散層52またはポリシリコン層71における不純物濃度をチタンシリサイド層57の形成予定深さに合わせて多段階に設定する必要がなく、各層52,71の不純物濃度を前記範囲内で均一にすればよい。
また、特許文献3の技術では2回の熱処理工程が不可欠であるのに対して、本願発明の前記各実施形態では工程4におけるRTN法を用いた1回の熱処理しか必要としない。
そして、特許文献3の技術は、同一条件でシリサイド反応熱処理を施した場合に、NチャネルとPチャネルの両領域で均一な膜厚を有するチタンシリサイドを形成することを目的とし、本願発明の前記各実施形態とは目的を異にするものである。
さらに、特許文献3には、CMOS型半導体装置のサリサイド技術に適用することしか記載されておらず、本願発明の前記各実施形態のようにコンタクトホールに適用することに関して、一切開示されておらず示唆すらもされていない。
また、特許文献3には、不純物としてヒ素を用いることしか記載されておらず、本願発明の前記各実施形態のようにリン、ボロン、フッ化ボロンを用いることに関して、一切開示されておらず示唆すらもされていない。
従って、特許文献3に基づいて本願発明の前記各実施形態を想到することは、例え当業者といえども困難であり、前記各実施形態の作用・効果を予測し得るものではない。
[別の実施形態]
ところで、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、上記各実施形態と同等もしくはそれ以上の作用・効果を得ることができる。
[1]上記各実施形態では、不純物拡散層52またはポリシリコン層71の全体の不純物濃度を前記範囲内に設定している。
しかし、チタンシリサイド層57の成長を適度に抑制するには、各層52,71においてコンタクトホール55の底面部と接する部分の不純物濃度だけを前記範囲内に設定すればよく、各層52,71の全体の不純物濃度を前記範囲内に設定する必要はない。
[2]上記各実施形態では、工程1において、単結晶シリコン基板51またはポリシリコン層71の表面全体に不純物を注入拡散している。
しかし、前記{1]の理由により、コンタクトホール55を形成した後に、コンタクトホール55の底面部から露出した基板51またはポリシリコン層71に対して、イオン注入法または熱拡散法を用いて不純物を注入拡散してもよい。
[3]チタン膜56は、どのような高融点金属(例えば、タンタル、タングステン、ニッケル、モリブデンなど)から成る膜に置き換えてもよい。
そして、チタンシリサイド層57についても、どのような高融点金属とシリコンとの合金であるシリサイド層に置き換えてもよい。
[4]工程4におけるRTN法は、他の熱処理方法(例えば、熱処理炉を用いる方法など)に置き換えてもよい。
[5]酸化シリコン膜53またはBPSG膜54は、CVD法によって形成された各種絶縁膜(例えば、酸化シリコン,窒化シリコン,PSG(Phosphor-Silicate Glass ),BSG(Boron-Silicate Glass)など)、各種塗布絶縁膜(TEOS(Tetra EthOxy Silage)、SOG(Spin coating On Glass ),ポリイミド,メチルシロキサン系ポリマーなど)など、どのような絶縁材料から成る絶縁膜に置き換えてもよい。
[6]タングステンプラグ59は、各種金属、各種シリサイド、ポリシリコンなど、どのような導電材料から成る導電膜に置き換えてもよい。
[7]配線層60を形成するためのアルミニウム合金膜は、各種金属、各種シリサイド、ポリシリコンなど、どのような導電材料から成る導電膜に置き換えてもよい。
[8]単結晶シリコン基板51は、SOI(Semiconductor On Insulator)基板の上に作成したポリシリコン層またはアモルファスシリコン層などに置き換えてもよい。
本発明を具体化した第1実施形態および第2実施形態の半導体装置10,20の製造方法を説明するための概略縦断面図。 本発明を具体化した第1実施形態および第2実施形態の半導体装置10,20の製造方法を説明するための概略縦断面図。 本発明を具体化した第3実施形態および第4実施形態の半導体装置30,40の製造方法を説明するための概略縦断面図。 本発明を具体化した第3実施形態および第4実施形態の半導体装置30,40の製造方法を説明するための概略縦断面図。 第1の従来技術の半導体装置50の製造方法を説明するための概略縦断面図。 第1の従来技術の半導体装置50の製造方法を説明するための概略縦断面図。 第2の従来技術の半導体装置70の製造方法を説明するための概略縦断面図。 第2の従来技術の半導体装置70の製造方法を説明するための概略縦断面図。 第2の従来技術の半導体装置70の問題点を説明するための要部概略縦断面図。
符号の説明
10,20,30,40…半導体装置
51…単結晶シリコン基板
52…不純物拡散層
53…酸化シリコン膜
54…BPSG膜
55…コンタクトホール
56…チタン層
57…チタンシリサイド層
58…窒化チタン層
59…タングステンプラグ
60…配線層
71…ポリシリコン層

Claims (9)

  1. シリコン層と、
    そのシリコン層の表面上に形成された絶縁膜と、
    その絶縁膜に形成されて前記シリコン層と接続されるコンタクトホールと、
    そのコンタクトホールの底面部にて、前記シリコン層中のシリコンと高融点金属とが合金化されて形成されたシリサイド層と
    を備え、
    前記コンタクトホールの底面部に接するシリコン層には、N型またはP型の不純物が注入拡散され、
    前記シリコン層の不純物濃度は1×1020〜3×1021cmー3の範囲内であることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記シリコン層は、単結晶シリコン基板の表面上に形成された不純物拡散層であることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記シリコン層は、絶縁層の表面上に形成されたポリシリコン層であることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記コンタクトホール内に埋め込まれて前記シリサイド層と接続される導電膜と、
    前記絶縁膜の表面上に形成されて前記導電膜と接続される配線層と
    を備えたことを特徴とする半導体装置。
  5. 不純物が注入拡散されたシリコン層を形成する第1工程と、
    前記シリコン層の表面上に絶縁膜を形成する第2工程と、
    前記シリコン層と接続されるコンタクトホールを前記絶縁膜に形成する第3工程と、
    前記コンタクトホールの底面部から露出した前記シリコン層の表面上に高融点金属膜を形成する第4工程と、
    熱処理を行うことにより、前記シリコン層中のシリコンと高融点金属膜中の高融点金属とを合金化させ、前記コンタクトホールの底面部にシリサイド層を形成する第5工程とを備え、
    前記シリコン層の不純物濃度は1×1020〜3×1021cmー3の範囲内であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項5に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第5工程における熱処理温度は600〜850℃の範囲内であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項5または請求項6に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記シリコン層は、単結晶シリコン基板の表面上に形成された不純物拡散層であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項5または請求項6に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記シリコン層は、絶縁層の表面上に形成されたポリシリコン層であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項6〜8のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記シリサイド層と接続される導電膜を前記コンタクトホール内に埋め込む第6工程と、
    前記導電膜と接続される配線層を前記絶縁膜の表面上に形成する第7工程と
    を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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