JP2006216695A - 半導体レーザモジュール - Google Patents

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Kengo Muranushi
賢悟 村主
Toshio Kimura
俊雄 木村
Takashi Koseki
敬 古関
Tatsuo Kurobe
立郎 黒部
Tomokazu Mukohara
智一 向原
Tatsuya Kimoto
竜也 木本
Naoki Tsukiji
直樹 築地
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Abstract

【課題】 半導体レーザ素子の前端面から出射されるレーザ光を分岐するためのビームスプリッタを必要とせず、小型で低コストな半導体レーザモジュールを提供すること。
【解決手段】 前端面から直線偏光したレーザ光を出射する単一縦モード半導体レーザ素子1と、前記レーザ光が入射する入射偏光子2a1を有し前記レーザ光を一方向にのみ通過させる光アイソレータ2と、前記レーザ光の一部を受光し前記レーザ光の特性に応じた電気信号を出力する光検出部3と、前記光検出部3を主面4aに載置する基台4とを有し、前記光アイソレータ2は前記入射偏光子2a1の入射面が前記レーザ光の入射光軸に対して所定角度傾いた状態で、かつ前記入射偏光子2a1の偏光方向が前記レーザ光の通過を最大限許容する状態で調芯固定され、前記光検出部は前記入射偏光子2a1の前記入射面で反射されるレーザ光を受光するように前記基台4の前記主面4aに固定されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光信号を送信する光送信器に用いられる半導体レーザモジュール等の光モジュールに関し、特に、波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)通信システムにおける光信号送信用に好適な半導体レーザモジュールに関する。
一般に、高密度WDM(DWDM:Dense WDM)通信の分野では、光信号の波長が長期に亘って安定していることが要求される。そのため、半導体レーザからの出射光の波長をモニタする波長モニタの機能をパッケージ内に設けた波長モニタ内蔵型モジュールが開発されている。たとえば、特開2002−335036号公報には、単一縦モード発振する分布帰還型半導体レーザ素子(DFBレーザ素子)の後端面側から出射されたレーザ光を2分岐し、一方を直接に強度モニタ用受光素子により、他方を光フィルタを介して波長モニタ用受光素子により、それぞれ受光し、両受光素子からの信号を比較することによってDFB半導体レーザ素子の発振波長を精密に制御可能とした半導体レーザモジュールが開示されている。
しかし、この従来技術のように、DFB半導体レーザ素子の後端面側から出射されるレーザ光をモニタする方法では、前端面側から出射された光の強度が必ずしも正確にモニタできるわけではない。
また、複数のDFBレーザ素子と合波器、及び半導体光増幅器(SOA:Semiconductor Optical Amplifier)とが一つの半導体基板上に集積されてなる、所謂アレイ集積型のDFBレーザ素子では、各DFBレーザ素子にて発生され前端面から前方に出射される光の強度がSOAに注入される電流によって調整されるため、前方に出射されるレーザ光の強度をモニタすることが望ましい。
この点、たとえば特開2002−185074号公報に開示された半導体レーザモジュールは、DFBレーザ素子の前端面から出射されるレーザ光を2分岐し、その一つを光アイソレータを介して出力用光ファイバに導く一方、他の一つの分岐光の一部を強度モニタ用受光素子及び波長モニタ用受光素子とからなる波長モニタ部に導くことにより、DFBレーザ素子の前端面から出射される光の信号に基づいた制御が可能である。
しかし、かかる方式では、DFBレーザ素子の前端面から出射されるレーザ光を分岐するためのビームスプリッタを要し、コスト高となるばかりでなく、光路長が長くなるので、半導体レーザモジュールの小型化が困難である。
特開2002−335036号公報 特開2002−185074号公報
本発明は、上記課題を解決するために成されたものである。すなわち、本発明は、前端面から直線偏光したレーザ光を出射する単一縦モード半導体レーザ素子と、前記レーザ光が入射する入射偏光子を具備し前記レーザ光を一方向にのみ通過させる光アイソレータと、前記入射偏光子の入射面で反射された前記レーザ光の一部を受光し前記レーザ光の特性に応じた電気信号を出力する光検出部と、前記光検出部を主面上に載置する基台とを有し、前記光アイソレータは前記入射偏光子の前記入射面が前記レーザ光の入射光軸に対して所定角度傾いた状態で、かつ前記入射偏光子の偏光方向が前記レーザ光の通過を最大限許容する状態で調芯固定され、前記光検出部は前記入射偏光子の前記入射面で反射される前記レーザ光を受光するように前記基台の前記主面に固定されていること、を特徴とする半導体レーザモジュールである。
上記構成において、単一縦モード半導体レーザ素子から出射されるレーザ光の偏光方向と、光アイソレータの入射偏光子の偏光方向とは、ともに光検出部が載置された前記基台の主面に略平行としてもよい。
また、上記構成において、光アイソレータは、光検出部が載置された前記基台の前記主面上に固定されていてもよい。
また、光アイソレータは、ベース板と、該ベース板上に配置されたファラデー回転子と、前記ベース板上の前記ファラデー回転子の中心軸を挟む両側に配置された磁石対と、偏光方向が前記ベース板に平行となるように前記ベース板上に固定され、かつ前記ファラデー回転子の中心軸と交差するように配置された前記入射偏光子と、前記ファラデー回転子を挟んで前記入射偏光子と反対側に配置された出射偏光子とを含んでなるものであり、前記ベース板において前記基台の主面上に固定されていてもよい。
さらに、光アイソレータの入射偏光子の前記入射面は、前記基台の主面に垂直としてもよい。
本発明において、前記単一縦モード半導体レーザ素子は、前記基台の主面上に固定されていてもよい。
また、光検出部の一つの態様としては、入射偏光子の前記入射面で反射されたレーザ光の一部を受光し前記レーザ光の強度に応じた電気信号を出力する第1の受光素子と、入射偏光子の前記入射面で反射されたレーザ光の一部が入射され波長に対して周期的な透過率特性を有するフィルタと、該フィルタを通過したレーザ光を受光しその波長に応じた電気信号を出力する第2の受光素子とを含んでなるものであってもよい。
上記光検出部においては、第1の受光素子は光検出部に入射するレーザ光のうち前記基台の主面側の一部又は前記主面側と反対側の一部のいずれかを受光し、第2の受光素子は光検出部に入射するレーザ光のうち他の一部を受光するものとしてもよい。
なお、かかる光検出部におけるフィルタとしては、エタロン型フィルタが好適である。
本発明においては、さらに、前記単一縦モード半導体レーザ素子の前記前端面から出射されたレーザ光をコリメートし、前記入射偏光子に向けて出射する第1レンズを有してもよい。また、前記光アイソレータを通過した光を集光する第2レンズと、該第2レンズによって集光されたレーザ光を受光する光ファイバとを有してもよい。
また、本発明において、単一縦モード半導体レーザ素子としては、分布帰還型半導体レーザ素子、又は、複数の単一縦モード半導体レーザと半導体光増幅器と前記複数の単一縦モード半導体レーザの出力を前記半導体光増幅器に導く合波器とを集積してなるアレイ集積型半導体レーザ素子を用いることができる。
本発明に係る半導体レーザモジュールでは、光アイソレータの入射偏光子は、その入射面が単一縦モード半導体レーザ素子から出射されたレーザ光の光軸に対して所定角度傾けられ、該入射面で反射された光が基台の主面上に配置された光検出部に入射するように、かつ入射偏光子の偏光方向が単一縦モード半導体レーザから出射されたレーザ光の通過を最大限許容するように調芯固定されている。このため、単一縦モード半導体レーザ素子から光アイソレータに入射するレーザ光の大部分がアイソレータを通過するとともに、光アイソレータの入射偏光子によって反射された一部のレーザ光が基台の主面上に固定された光検出部に入射し、検出される。
本発明では、このように、光アイソレータの入射偏光子の偏光方向や入射面の配置角度が、単一縦モード半導体レーザ素子から出射されるレーザ光の偏光方向及び伝搬方向との関係で、レーザ光の通過を最大限許容すると同時に、光検出部における強度や波長等のモニタのための光検出が可能となるように設定されている。したがって、本発明によれば、光アイソレータを通過して得られるレーザ光の強度を最大化しつつ、光アイソレータの入射偏光子からの反射光を強度や波長等のモニタのための検出に利用できるので、半導体レーザの前方に出射されるレーザ光から光検出用のレーザ光を取り出すためにビームスプリッタを設ける必要がなくなり、部品数を削減することが可能となる。よって、単一縦モード半導体レーザ素子として、たとえば複数の単一縦モード半導体レーザと半導体光増幅器(SOA)と前記複数の単一縦モード半導体レーザの出力を前記半導体光増幅器に導く合波器とを集積してなるアレイ集積型半導体レーザ素子を使用した場合でも、部品点数を増大させることなく、半導体光増幅器を介して出力されるレーザ光の強度や波長を直接モニターすることができる。
また、本発明では、入射偏光子が、その通過偏光方向がベース板に平行となるように予めベース板上に固定されてなる光アイソレータを用い、かかる光アイソレータのベース板において光アイソレータを光検出部が固定された基台の主面上に固定することにより、入射偏光子の通過偏光方向のレーザ光の直線偏光方向に対する調整が不要となるとともに、入射偏光子の基台への固定位置を、基台の主面を基準として合わせることができる。したがって、光アイソレータを基台上で位置合わせするに際し、入射偏光子からの反射光が光検出部に正確に入射するよう位置合わせすることが容易となる。
さらに、本発明では、入射偏光子の入射面で反射されたレーザ光の一部を受光しその強度に応じた電気信号を出力する第1の受光素子と、入射偏光子の入射面で反射されたレーザ光の一部が入射され波長に対して周期的な透過率特性を有するフィルタと、該フィルタを通過したレーザ光を受光しその波長に応じた電気信号を出力する第2の受光素子とを含んでなる光検出部を用い、かかる光検出部に光アイソレータの入射側偏光子からの反射光を入射させて、単一縦モード半導体レーザ素子の前端面から出射されるレーザ光の強度及び波長をモニタできる構成とすることができる。
さらに、かかる構成において、上記2つの受光素子を基台主面に垂直方向に配列し、第1の受光素子は光検出部に入射するレーザ光のうち基台の主面側の一部又は前記主面と反対側の一部のいずれかを、第2の受光素子は光検出部に入射するレーザ光のうち他の一部を、それぞれ受光するものとすることによって、光検出部の基台主面上に占めるサイズを小さくできる。よって、光検出部によって、単一縦モード半導体レーザから出射され光アイソレータの入射偏光子に入射するレーザ光が遮られることを防止できる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態である半導体レーザモジュールについて説明する。
(実施の形態1)
図1(A)は、本発明の第1の実施形態例に係る半導体レーザモジュールM1を模式的に現した平面断面図、図1(B)は、側面断面図である。図1(A),(B)に示すように、本発明の第1の実施形態例に係る半導体レーザモジュールM1は、前端面から直線偏光したレーザ光を出射する単一縦モード半導体レーザ素子(本実施形態例では、分布帰還型半導体レーザ素子である。)1と、単一縦モード半導体レーザ素子1から出射されたレーザ光LFが入射する入射偏光子2a1を有し、レーザ光を一方向(図1(A),(B)においては右方向)にのみ通過させる光アイソレータ2と、入射偏光子2a1で反射されたレーザ光LRを受光し、このレーザ光の特性に応じた電気信号を出力する光検出部3と、光検出部3を主面4a上に載置する基台4とを有する。
本実施形態例において、単一縦モード半導体レーザ素子1は、いわゆるTEモードで直線偏光したレーザ光をその前端面(図1における単一縦モード半導体レーザ素子1の右側端面)から出力するものであり、本実施形態例では、単一縦モード半導体レーザ素子1から出射されるレーザ光は、図1(A)の紙面上下方向に直線偏光している。この単一縦モード半導体レーザ素子1は、LDキャリア5を介して基台4とは別個の基台6に固定されており、基台6、基台4は、それぞれ別個の電子冷却装置7a,7b上に固定されている。LDキャリア5上には、単一縦モード半導体レーザ素子1の近傍に、サーミスタ8aが固定されている。サーミスタ8aによって検出される温度に基づいて、電子冷却装置7aに供給する電流の大きさを調整することによって単一縦モード半導体レーザ素子1の温度を変化せしめ、レーザ光LFの波長を制御することが可能である。
また、基台6には、単一縦モード半導体レーザ素子1から出射されたレーザ光をコリメートとする第1レンズ9が固定されている。
これら単一縦モード半導体レーザ素子1、第1レンズ9、基台4、6、光検出部3、電子冷却装置7a,7bは、パッケージ10内に収容され、その内部は気密に保たれている。
光アイソレータ2は、入射偏光子2a1、ファラデー回転子2b、出射偏光子2a2、及びファラデー回転子2bに直流磁界を印加する磁石2cを有する。入射偏光子2a1、出射偏光子2a2は、ファラデー回転子2bの中心軸と交差するように設けられている。光アイソレータ2は、入射偏光子2a1側から出射偏光子2a2側に向う方向にのみ光を通過させるものである。
また、光アイソレータ2は、図1(A)に示すように、入射偏光子2a1が、平面図上で単一縦モード半導体レーザ素子1から出射されたレーザ光LFの光軸に垂直な面に関して所定角度α(約6〜7°)だけ傾斜した状態でパッケージ10の外壁に固定され、同時に、入射偏光子2a1の通過偏光方向が、直線偏光されたレーザ光LFに対し、通過する光量が最大となるように、その中心軸周りでの位置合わせされている。本実施形態例では、単一縦モード半導体レーザ素子1からの出射光の偏光方向は紙面上下方向であり、入射偏光子2a1の通過偏光方向も、紙面に平行となるように位置合わせされている。
光検出部3は、基台4の主面4a上において、単一縦モード半導体レーザ素子1の前端面から出射されコリメートされたレーザ光LFが光アイソレータ2の入射偏光子2a1の表面で反射し、この反射光LRが入射される位置に配置されている。図2は、反射光LRの光軸に沿った光検出部3の断面を表した図である。図2に示すように、光検出部3には、反射光LRの伝搬方向上流から順に、反射光LRの一部を直接受光するフォトダイオード(第1の受光素子)3a、反射光LRの一部が入射されるように配置されたフィルタ(本実施形態例では、エタロン)3b、該フィルタ3bの通過光を受光するフォトダイオード(第2の受光素子)3cが配置されている。
したがって、フォトダイオード3aからは、単一縦モード半導体レーザ素子1の前端面から出射されたレーザ光の強度に応じた電気信号が得られる。また、フィルタ3bは、図3に示すように、波長に対して周期的な透過率特性を有する。したがって、かかるフィルタ3bを通してレーザ光をフォトダイオード3cで受光することにより、単一縦モード半導体レーザ素子1の前端面から出射されたレーザ光の波長に応じた電気信号が得られることになる。
また、光検出部3においては、例えば図2に示すように、フォトダイオード3aは反射光LRのうち基台4側の一部を、フォトダイオード3cは反射光LRのうち基台4側と反対側の一部を、それぞれ受光するよう、各部品の基台4からの高さが設定されている。かかる構成をとることにより、光検出部3は基台4の主面4a上に占める大きさを小さくできるので、光検出部3を基台4上に配置するに際し、第1レンズ9を出射して光アイソレータ2に向って伝搬するレーザ光LFを遮らないようにすることが容易である。また、これにより半導体レーザモジュールM1の小型化も図ることができる。なお、光検出部3は、フォトダイオード3aが反射光LRのうち基台4と反対側の一部を、フォトダイオード3cが反射光LRのうち基台4側の一部を、それぞれ受光するよう、各部品の基台4からの高さが設定されていてもよい。
また、図1(A)に示すように、基台4には、サーミスタ8bが固定されている。サーミスタ8bによって検出される温度に基づいて、電子冷却装置7bに供給する電流の大きさを調整することにより、光検出部3の温度を制御することが可能である。
光アイソレータ2の端部には、光アイソレータ2からの出射光を集光する第2レンズ11、該第2レンズ11によって集光されたレーザ光を受光して伝送する光ファイバ12が固定されている。
本実施形態例に係る半導体レーザモジュールM1では、単一縦モード半導体レーザ素子1から出射されたレーザ光LFは、第1レンズ9によってコリメートされ、光アイソレータ2の入射偏光子2a1に入射する。入射偏光子2a1の通過偏光方向とレーザ光LFの偏光方向とは、ともにほぼ紙面に平行であるから、その大部分が光アイソレータ2を通過して第2レンズ11に入射し、集光されて光ファイバ12に結合する。光ファイバ12に結合したレーザ光は、その内部を伝搬し、所望の用途に供されることとなる。
一方、入射偏光子2a1の表面では、わずかながら反射光LRが生じる。そして、入射偏光子2a1は、レーザ光LFの光軸に対して所定角度α傾斜しているため、反射光LRは、入射光LFの光軸に対してずれた方向に進行する。この反射光LRは、基台4上に、入射光LFを遮らないように配置された光検出部3に入射する。光検出部3では、図2に示すように該光検出部3に入射した反射光LRの一部を第1の受光素子(フォトダイオード)3aで直接受光することにより強度に応じた電気信号が、波長に対して周期的な透過率特性を有するフィルタ3bを通して第2の受光素子(フォトダイオード)3cで受光することにより波長に応じた電気信号が、それぞれ生成される。このようにして光検出部3において生成される電気信号及びサーミスタ8a,8bによって検出される温度に基づいて、半導体レーザモジュールM1の光ファイバ12に結合したレーザ光の強度、波長を所望の値に制御すべく、単一縦モード半導体レーザ素子1の駆動電流、電子冷却装置7a,7bの電流が調整されることとなる。
なお、光検出部3として、本実施形態例では、レーザ光の一部を受光しその強度に応じた電気信号を出力する第1の受光素子3aと、レーザ光の一部が入射され波長に対して周期的な透過率特性を有するフィルタ3bと、該フィルタ3bを通過したレーザ光を受光しレーザ光の波長に応じた電気信号を出力する第2の受光素子3cとを有するものを使用している。しかし、光検出部3としては、半導体レーザモジュールM1の用途に応じて、レーザ強度に応じた電気信号を出力する受光素子のみを具備するものであってもよいし、又は波長に対して周期的な透過率特性を有するフィルタと、該フィルタを通過したレーザ光を受光しレーザ光の波長に応じた電気信号を出力する受光素子のみを具備するものであってもよい。
次に、本実施形態例の半導体レーザモジュールの製造方法について説明する。
まず、パッケージ10の底部10aに、電子冷却装置7a,7bを半田固定する。
次に、基台6上に単一縦モード半導体レーザ素子1およびサーミスタ8aを固定したLDキャリア5を固定し、単一縦モード半導体レーザ素子1の前方に、第1レンズ9を位置合わせ固定する。第1レンズ9の位置合わせは、単一縦モード半導体レーザ素子1を駆動した状態で第1レンズ9を配置し、これを通過したレーザ光の広がり角が最小となるような位置を決定し、固定する。
また、基台4上の予め設計によって決められた位置に光検出部3を固定する。
そして、LDキャリア5を固定した基台6を電子冷却装置7a上に、光検出部3を固定した基台4を電子冷却装置7b上に、それぞれ半田で固定する。なお、基台4を電子冷却装置7b上で固定するに際しては、パッケージ10の窓部10c外部に光アイソレータ2を配置し、該光アイソレータ2を通過するレーザ光の通過光量が最大となるように位置合わせした状態で光検出部3を固定した基台4を配置し、光アイソレータ2の入射偏光子2a1からの反射光が入射する位置に光検出部3が位置するようにした状態で、基台4を電子冷却装置7b上で半田固定する。
なお、ここにおいて、基台6、4は、ともにパッケージ10の底部10a上面に略平行となる主面6a,4aを有している。本実施形態例において、単一縦モード半導体レーザ素子1は、図1(A)の紙面上下方向に直線偏光をしているから、レーザ光の偏光方向は主面6a,4aにともに略平行となっている。
そして、不活性ガス雰囲気において、パッケージ10の上面にカバー10bを被せ、端部をシーム溶接する。これにより、パッケージ10内部は気密封止される。
しかる後、パッケージ10の窓部10c外側に光アイソレータ2を配置し、これをその中心軸の周りで回転させ、光アイソレータ2を通過する光量が最大となる位置を求める。そして、その位置で光アイソレータ2をパッケージ10にレーザ溶接する。光検出部3は、最大通過光量が得られるように光アイソレータ2を位置合わせしたときに入射偏光子2a1からの反射光LRが入射するような位置に予め位置合わせされているので、光アイソレータ2を通過する光量が最大となる位置で光アイソレータ2を固定することにより、入射偏光子2a1からの反射光LRが光検出部3に入射するようにすることができる。
最後に、光アイソレータ2の端部に第2レンズ11を固定し、続いて第2レンズ11からの出射光が集光される位置に光ファイバ12を位置合わせし、固定する。
以上により、本実施形態に係る半導体レーザモジュールM1が完成する。
上記のような半導体レーザモジュールM1では、光アイソレータ2の入射偏光子2a1の偏光方向や入射面の配置角度(α)が、単一縦モード半導体レーザ素子1から出射されるレーザ光LFの偏光方向及び伝搬方向との関係で、レーザ光の通過を最大限許容すると同時に、光検出部3における強度や波長等のモニタのための光検出が可能となるように設定されている。したがって、本発明によれば、光アイソレータ2を通過して得られるレーザ光の強度を最大化しつつ、光アイソレータ2の入射偏光子2a1からの反射光LRを強度や波長等のモニタのための検出に利用できるので、単一縦モード半導体レーザ素子1の前端面から前方に出射されるレーザ光LFから光検出用のレーザ光を取り出すためにビームスプリッタを設ける必要がなくなり、部品数を削減することが可能となる。
(実施の形態2)
次に、本発明の第2の実施形態例に係る半導体レーザモジュールM2について図4〜図6を用いて説明する。本第2の実施形態例において、第1の実施形態例と同じ部品には同じ符号を付し、その重複した説明は省略する。
図4(A)は、本発明の第2の実施形態例に係る半導体レーザモジュールの平面断面図、図4(B)は、側面断面図を示したものである。本第2の実施形態例においては、光アイソレータ22が、光検出部23が載置された、例えば銅タングステン合金などの金属製の基台4上に固定されている。
図5(A)は、光アイソレータ22の平面図、図5(B)は、図5(A)の中心軸Cに沿った側面断面図、図5(C)は、入射偏光子22a1側から見た側面図である。図5(A)、(B)に示されるように、本第2の実施形態例の半導体レーザモジュールM2に使用される光アイソレータ22は、ステンレス製のベース板22d上に、光の進行方向に沿って順に、入射偏光子22a1、ファラデー回転子22b1、入射偏光子22a2、ファラデー回転子22b2、出射偏光子22a3が固定され、これらの両側部にファラデー回転子22b1,22b2に磁界を印加するための磁石対22cが固定されてなっている。各偏光子22a1,22a2,22a3は、ベース板22dの表面に垂直となるように、また、平面図上で、入射偏光子22a1の入射面が(ファラデー回転子22b1,22b2の)中心軸Cに交差し、かつこれに垂直な面に関し、約6〜7°程度の所定角度α(図5(A)参照)で傾斜するように、固定されている。また、入射偏光子22a1の通過偏光方向は、図5(C)において矢印Aで示すように、ベース板22dの表面に略平行とされている。
この光アイソレータ22は、図4(A)に示すように、ベース板22dの下面において、光検出部23が固定された基台4の主面4a上に固定されている。したがって、入射偏光子22a1,22a2,22a3の各入射面は、光アイソレータ22が基台4に固定された状態において基台4の主面4aに垂直となり、かつ、入射偏光子22a1の通過偏光方向(図5(C)の矢印A)は基台4に略平行となる。
図6は、本発明の第2の実施形態例に用いられる光検出部23と光アイソレータ22を基台4に固定した状態を表した図である。図6に示したように、本実施形態例に使用される光検出部23は、レーザ光LRの一部を受光しその強度に応じた電気信号を出力する第1の受光素子23aと、レーザ光LRの一部が入射され波長に対して周期的な透過率特性を有するフィルタ(エタロン)23bと、該フィルタを通過したレーザ光を受光しレーザ光の波長に応じた電気信号を出力する第2の受光素子23cとを有し、第1の受光素子23aからなる強度検出部と第2の受光素子23c及び光フィルタ23bからなる波長検出部が、基台4の主面4aに沿って反射光LRを横切る方向に配列されている。
本第2の実施形態例においても、単一縦モード半導体レーザ素子1から出射され、第1レンズ9によりコリメートされて入射偏光子22a1に入射するレーザ光LFの偏光方向は、基台4の主面4aに平行である。よって、上記構成の光アイソレータ22を用いることにより、光アイソレータ22を固定するに際し、入射偏光子22a1の通過偏光方向をレーザ光LFの偏光方向に合わせる必要がなくなるので、光アイソレータ22の調芯作業が容易となる。すなわち、光アイソレータ22の位置合わせは、単一縦モード半導体レーザ素子1、第1レンズ9及び光検出部23を固定した後、基台4の主面4a上に光アイソレータ22を配置し、単一縦モード半導体レーザ素子1を駆動してその前端面からレーザ光を出射させた状態で、光検出部23が入射偏光子22a1からの反射光を受光してその強度若しくは波長に応じた電気信号を発生するよう、もっぱら主面4aに沿った位置調整のみによって行なうことができる。
また、本第2の実施形態例では、第1の受光素子23aからなる強度検出部と、第2の受光素子23c及び光フィルタ23bからなる波長検出部とが基台4の主面4aに沿って反射光LRを横切る方向に配列されているので、光アイソレータ22の入射レーザ光LFに対する固定角度を適宜調整し、入射偏光子22a1によって反射されて生じる反射光LRの方向を調整すれば、第1の受光素子23aと第2の受光素子23cにそれぞれ入射される光量比を所望の値に調整することができるという点で有利である。
なお、本第2の実施形態例においては、図4(A),(B)に示したように、光アイソレータ22及び光検出部23は、パッケージ10の底部10aに直接固定された金属製の基台4の主面上に配設されているが、第1の実施形態例に示したように、パッケージ10の底部10a上に電子冷却装置を介して固定してもよいことは言うまでもない。この場合、フィルタ23bなどを含んでなる光検出部23ばかりでなく、光アイソレータ22も電子冷却装置により温度制御されることとなるので、半導体レーザモジュールの特性の安定化が期待できる。
また、基台4としては、このほか、上部に載置される光検出部23などを加熱することのできるヒータブロックなどを用いてもよい。かかる構成によれば、電子冷却装置を用いた場合と比較して消費電力を低減することができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の第3の実施形態例に係る半導体レーザモジュールM3について図7及び図8を用いて説明する。
図7は、本発明の第3の実施形態例に係る半導体レーザモジュールM3を模式的に現した平面図である。図7に示すように、本第3の実施形態例に係る半導体レーザモジュールM3は、前端面から直線偏光したレーザ光を出射する単一縦モード半導体レーザ素子31と、該単一縦モード半導体レーザ素子31から出射されたレーザ光LFが入射する入射偏光子22a1を有し、レーザ光を一方向(図7においては右方向)にのみ通過させる光アイソレータ22(図5参照)と、前記入射偏光子22a1で反射されたレーザ光LRを受光し、このレーザ光の特性に応じた電気信号を出力する光検出部33と、光検出部33を主面4a上に載置する基台4とを有する。本実施形態例においては、単一縦モード半導体レーザ素子31も、光検出部33と同じ基台4の主面4a上に固定されている。また、単一縦モード半導体レーザ素子31の前端面から出射されたレーザ光をコリメートする第1レンズ9、光アイソレータ22を通過したレーザ光を集光する第2レンズ11、第2レンズ11によって集光されたレーザ光を受光する光ファイバ12、及び単一縦モード半導体レーザ素子31の温度を制御するためのサーミスタ8aと電子冷却装置7aを有する点は、第1または第2の実施形態例と同様である。
図8は、本第3の実施形態例に係る半導体レーザモジュールM3に使用されている単一縦モード半導体レーザ素子31を模式的に現した平面図である。図8に示すように、単一縦モード半導体レーザ素子31は、各チャンネルに対応した互いに異波長の単一縦モードレーザ光を発生する複数の半導体レーザストライプ(31d1〜31dn)からなるレーザ光発生部31dと、レーザ光発生部31dの各ストライプ前端(図8における右端)から送出されたレーザ光を導波する導波路を合流させる前側合波部31eと、前側合波部31eから出力されるレーザ光を増幅する増幅部31gと、増幅部31gの出力光を導波し、単一縦モード半導体レーザ素子31の前端面31bから外部に射出する前側出力導波路31hと、レーザ光発生部31dの各ストライプ後端(図8における左端)から送出されたレーザ光を導波する導波路を合流させる後側合波部31fと、後側合波部31fから出力されるレーザ光を導波し、単一縦モード半導体レーザ素子31の後端面31cから外部に射出する後側出力導波路31iとが、単一の半導体基板31a上に集積化されている。レーザ光発生部31dの各々の半導体レーザストライプは、例えば分布帰還型半導体レーザであり、増幅部31gは半導体光増幅器(SOA)である。また、前側合波部31eと後側合波部31fは、それぞれ各半導体レーザストライプ31d1〜31dnに接続された導波路と各導波路を合流させる光合流器(MMIカプラ)とからなっている。
なお、図8では、各半導体レーザストライプ31d1〜31dn及び増幅部31gに電流を注入するための電極構造を含む詳細は、図示が省略されている。
単一縦モード半導体レーザ素子31の前側出力導波路31hと後側出力導波路31iは、それぞれ前端面31b及び後端面31c近傍において曲げられているので、前端面31b及び後端面31cから出射されるレーザ光LF,LBは、これら各端面に対して斜めに出射される。このため、端面における反射光によって、レーザ光発生部31dにおける各半導体レーザストライプ(31d1〜31dn)の発振が不安定となることが防止できるようになっている。
図8に示したアレイ集積型の単一モード半導体レーザ素子31では、各半導体レーザストライプ31d1〜31dnのいずれか一つに電流を注入してレーザ発振させることにより発生したレーザ光は、前側においては増幅部31gにて所定の強度となるように増幅されてレーザ光LFとして出射されるとともに、後側にもレーザ光LBとして出射される。
図7に示すように、本第3の実施形態例に係る半導体レーザモジュールM3では、上記単一縦モード半導体レーザ素子31がサーミスタ8aとともにLDキャリア5に固定され、基台4の主面4a上に固定されている。
単一縦モード半導体レーザ素子31の前端面31bから出射されたレーザ光LFは、第1レンズ9によってコリメートされ、光アイソレータ22の入射偏光子22a1で反射して光検出部33に入射する。本実施形態例における光検出部33は、入射偏光子22a1からの反射光LRを直接受光するフォトダイオードである。すなわち、光検出部33は、単一縦モード半導体レーザ素子31の前端面31bから出射されたレーザ光LFの強度に応じた電気信号を出力する。
一方、単一縦モード半導体レーザ素子31の後端面31cから出射されたレーザ光LBは、レンズ32によってコリメートされ、その下流に配置された波長モニタ部34に入射する。波長モニタ部34は、単一縦モード半導体レーザ素子31の後端面31cから出射されるレーザ光LBが入射され波長に対して周期的な透過率特性を有するフィルタと、該フィルタを通過したレーザ光を受光するフォトダイオードとからなるものである。すなわち、波長モニタ部34は、単一縦モード半導体レーザ素子31から出射されるレーザ光の波長に応じた電気信号を発生する。
このようにして光検出部33において生成される強度に応じた電気信号と、波長モニタ部34において生成される波長に応じた電気信号、及びサーミスタ8aによって検出される温度に基づいて、半導体レーザモジュールM3の光ファイバ12に結合したレーザ光の強度、波長を所望の値に制御すべく、単一縦モード半導体レーザ素子31の駆動電流、電子冷却装置7aの電流が調整されることとなる。
本第3の実施形態例に係る半導体レーザモジュールM3では、レーザ光が単一縦モード半導体レーザ素子31の前方にSOAを介して出射される場合であっても、ビームスプリッタなど、前方出射光を分岐する手段を設けることなく、その強度をモニタすることができる。よって、半導体レーザモジュールに使用される部品数を削減することができる。
なお、本第3の実施形態例においては、単一縦モード半導体レーザ素子の前端面から前方に出射されるレーザ光LFの強度のみをモニタし、波長のモニタには単一縦モード半導体レーザ素子31の後端面31cから出射されるレーザ光LBを用いた。しかしながら、第1または第2の実施形態例で示したように、図2又は図6に示したような光検出部3又は23を使用して、前方に出射されるレーザ光LFを強度と波長の双方のモニタに使用してもよいことはいうまでもない。
なお、上記第1乃至第3の実施形態例では、単一縦モード半導体レーザ素子1、31からの出射光の偏光方向は紙面上下方向であり、入射偏光子2a1,22a1の通過偏光方向は、紙面に平行となるように位置合わせされているが、単一縦モード半導体レーザ素子1、31からの出射光の偏光方向はかかる方向に限定される必要はなく、入射偏光子2a1,22a1の通過偏光方向が、直線偏光された単一縦モード半導体レーザ素子1、31からの出射光LFに対し、通過する光量が最大となるように、その中心軸周りでの位置合わせさえされていれば、必ずしも紙面に平行に合わせられていなくてもよい。すなわち、単一縦モード半導体レーザ素子1、31からの直線偏光された出射光の偏光方向が、単一縦モード半導体レーザ素子1、31を固定した基台4又は6の主面4a又は6aとの関係で一定の関係で決定され、光アイソレータ2、22の通過偏光方向が、これら主面4a又は6aに対し、単一縦モード半導体レーザ素子1、31からの出射光の偏光方向と同じ関係に立つように合わせられていればよい。したがって、たとえば、単一縦モード半導体レーザ素子1、31として、いわゆるTMモードで直線偏光したレーザ光を出射するものを使用して偏光方向が紙面に垂直となる場合にも、本発明が適用できることは言うまでもない。
図1(A)は、本発明の第1の実施形態例に係る半導体レーザモジュールM1を模式的に示した平面図、図1(B)は側面断面図である。 図2は、図1(A)において、反射光LRの光軸に沿ってみた光検出部3の断面図である。 図3は、光フィルタ(エタロン)の波長に対する透過率特性を表した図である。 図4は、本発明の第2の実施形態例に係る半導体レーザモジュールM2を模式的に示した平面図である。 図5(A)は、本発明の第2の実施形態例に係る半導体レーザモジュールM2に使用される光アイソレータを示す平面図、図5(B)は側面断面図、図5(C)は左側面図(入射側からみた側面図)である。 図6は、本発明の第2の実施形態例に用いられる光検出部と光アイソレータを基台に固定した状態を表した図である。 図7は、本発明の第3の実施形態例に係る半導体レーザモジュールM3を模式的に示した平面図である。 図8は、本発明の第3の実施形態例に係る半導体レーザモジュールM3に使用される単一縦モード半導体レーザ素子であるアレイ集積型半導体レーザ素子を模式的に示した平面図である。
符号の説明
1 単一縦モード半導体レーザ素子
2 光アイソレータ
2a1 入射偏光子
2a2 出射偏光子
2b ファラデー回転子
2c 磁石
3 光検出部
3a フォトダイオード(第1の受光素子)
3b フイルタ(ファブリ・ペローエタロン)
3c フォトダイオード(第2の受光素子)
4 基台
4a 主面
5 LDキャリア
6 基台
6a 主面
7a,7b 電子冷却装置
8a,8b サーミスタ
9 第1レンズ
10 パッケージ
10a 底板
10b カバー
10c 窓部
11 第2レンズ
12 光ファイバ
22 光アイソレータ
22a1,22a2,22a3 偏光子
22b1,22b2 ファラデー回転子
22c 磁石
22d ベース板
23 光検出部
23a フォトダイオード(第1の受光素子)
23b フイルタ(ファブリ・ペローエタロン)
23c フォトダイオード(第2の受光素子)
31 単一縦モード半導体レーザ素子
31a 半導体基板
31b 前端面
31c 後端面
31d レーザ光発生部
31d1〜31dn 半導体レーザストライプ
31e 前側合波部
31f 後側合波部
31g 増幅部
31h 前側出力導波路
31i 後側出力導波路
32 レンズ
33 光検出部
34 波長モニタ部
M1,M2,M3 半導体レーザモジュール
LF レーザ光(前方出射光)
LR レーザ光(反射光)
LB レーザ光(後方出射光)


Claims (13)

  1. 前端面から直線偏光したレーザ光を出射する単一縦モード半導体レーザ素子と、
    前記レーザ光が入射する入射偏光子を具備し、前記レーザ光を一方向にのみ通過させる光アイソレータと、
    前記入射偏光子の入射面で反射された前記レーザ光の一部を受光し前記レーザ光の特性に応じた電気信号を出力する光検出部と、
    前記光検出部を主面上に載置する基台とを有し、
    前記光アイソレータは、前記入射偏光子の入射面が前記レーザ光の入射光軸に対して所定角度傾いた状態で、かつ、前記入射偏光子の偏光方向が前記レーザ光の通過を最大限許容する状態で調芯固定され、
    前記光検出部は、前記入射偏光子の前記入射面で反射される前記レーザ光を受光するように前記基台の前記主面に固定されていること
    を特徴とする半導体レーザモジュール。
  2. 前記単一縦モード半導体レーザ素子から出射される前記レーザ光の偏光方向と、前記入射偏光子の偏光方向とが、ともに前記主面に略平行であることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザモジュール。
  3. 前記光アイソレータが前記主面上に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体レーザモジュール。
  4. 前記光アイソレータは、ベース板と、該ベース板上に配置されたファラデー回転子と、前記ベース板上の前記ファラデー回転子の中心軸を挟む両側に配置された磁石対と、偏光方向が前記ベース板に平行となるように前記ベース板上に固定され、かつ前記中心軸と交差するように配置された前記入射偏光子と、前記ファラデー回転子を挟んで前記入射偏光子と反対側に配置された出射偏光子とからなり、
    前記ベース板が前記基台の前記主面上に固定されていること
    を特徴とする請求項2に記載の半導体レーザモジュール。
  5. 前記入射偏光子の前記入射面が前記主面に垂直であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の半導体レーザモジュール。
  6. 前記単一縦モード半導体レーザ素子が前記基台の前記主面上に固定されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の半導体レーザモジュール。
  7. 前記光検出部は、前記レーザ光の一部を受光し前記レーザ光の強度に応じた電気信号を出力する第1の受光素子と、前記レーザ光の一部が入射され波長に対して周期的な透過率特性を有するフィルタと、該フィルタを通過したレーザ光を受光し前記レーザ光の波長に応じた電気信号を出力する第2の受光素子とを有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の半導体レーザモジュール。
  8. 前記第1の受光素子は前記光検出部に入射するレーザ光のうち前記主面側の一部又は前記主面側と反対側の一部のいずれかを受光し、前記第2の受光素子は前記光検出部に入射するレーザ光のうち他の一部を受光することを特徴とする請求項7に記載の半導体レーザモジュール。
  9. 前記フィルタはエタロン型フィルタであることを特徴とする請求項7又は8に記載の半導体レーザモジュール。
  10. 前記単一縦モード半導体レーザ素子の前記前端面から出射されたレーザ光をコリメートし、前記入射偏光子に向けて出射する第1レンズを有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つに記載の半導体レーザモジュール。
  11. 前記光アイソレータを通過した光を集光する第2レンズと、該第2レンズによって集光されたレーザ光を受光する光ファイバとを有することを特徴とする請求項10に記載の半導体レーザモジュール。
  12. 前記単一縦モード半導体レーザ素子は、分布帰還型半導体レーザ素子であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1つに記載の半導体レーザモジュール。
  13. 前記単一縦モード半導体レーザ素子は、複数の単一縦モード半導体レーザと半導体光増幅器と前記複数の単一縦モード半導体レーザの出力を前記半導体光増幅器に導く合波器とを集積してなるアレイ型半導体レーザ素子であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1つに記載の半導体レーザモジュール。


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